JPH0324040A - トリメチルアミン・三酸化イオウ錯体の製造方法 - Google Patents

トリメチルアミン・三酸化イオウ錯体の製造方法

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JPH0324040A
JPH0324040A JP15864789A JP15864789A JPH0324040A JP H0324040 A JPH0324040 A JP H0324040A JP 15864789 A JP15864789 A JP 15864789A JP 15864789 A JP15864789 A JP 15864789A JP H0324040 A JPH0324040 A JP H0324040A
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JP
Japan
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trimethylamine
sulfur trioxide
hydrochloride
aqueous solution
trimethylamine hydrochloride
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Application number
JP15864789A
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Inventor
Naoichi Sakota
直一 迫田
Sadayoshi Nomura
野村 貞義
Shinji Ito
伊東 信二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukui Kagaku Kogyo Kk
Original Assignee
Fukui Kagaku Kogyo Kk
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトリメチルアミン・塩酸塩を用いてトリメチル
アミン・三酸化イオウ錯体を製造する方法に関するもの
である.更に詳しくは、本発明はアルコール類、或いは
澱粉やセルロース等の多糖類の硫酸化剤として有用なト
リメチルアミン・三酸化イオウ錯体をトリメチルアミン
・塩酸塩を用いて製造する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来トリメチルアミン・二酸化イオウ錯体を製造する方
法として、気相中で三酸化イオウガスとトリメチルアξ
ンガスを直接反応させる方法(BeIg. 664,4
13(1965) ) 、液体二酸化イオウを疎水性有
4f! 溶媒で希釈してトリメチルア果ンと反応させる
方法(Zh. Neorgan. Khi+*. 7.
 1316−19(1962)〕、クロルスルホン酸と
トリメチルアミン,を等モルで反応させる方法〔特開昭
59−134751〕等が知られている。
しかしこれらの方法はいつれもトリメチルア逅ンを気体
状で用いるため、操作が煩雑で且つ疎水性溶媒への溶解
時に発熱するという理由で製造に長時間を要するという
欠点を有していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、トリメチルアミン・塩酸塩を用いて、
液体二酸化イオウと反応させ、高純度のトリメチルアミ
ン・三酸化イオウ錯体を高収率で製造する方法を提供す
ることにある. 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは簡便で且つ短時間の操作でトリメチルアミ
ン・二酸化イオウ錯体を得る方法について鋭意研究を重
ねた結果、疎水性有機溶媒中トリメチルアくン・塩酸塩
と液体三酸化イオウを反応させ、その反応液をアルカリ
水溶液で処理することにより容易にトリメチルアミン・
三酸化イオウ錯体を生成しうることを見出し、この知見
に基づいて本発明をなすに至った. 即ち、本発明は疎水性有機溶媒中トリメチルアごン・塩
酸塩Iモルに対し、液体三酸化イオウl〜1.5モルを
用い少なくとも5℃以下の温度で反応せしめ、次いでこ
の反応液をアルカリ水溶液で処理することを特徴とする
トリメチルアミン・三酸化イオウ錯体の製造法に係るも
のである.〔発明の作用〕 本発明に依れば、固体のトリメチルアミン・塩酸塩を用
いるため、従来の煩雑な操作は不必要であり、製造時間
を大幅に短縮することができる.又、反応で副生ずる塩
化水素をアルカリ水溶液にて中和し、生戒したトリメチ
ルアミン・二酸化イオウ錯体は不溶性の結晶として取り
出すことができ、容易に生底物の分離精製を行うことが
できる。
本発明に於いて使用するトリメチルアミン・塩酸塩は、
吸湿性を有するため使用前に十分乾燥して用いるのが望
ましい.又、液体三酸化イオウは、トリメチルアミン・
塩酸塩と直接反応させることもできるが、両者の急激な
反応を緩和する目的で疎水性有機溶媒で希釈して用いる
のが望ましい,.この場合、疎水性有機溶媒としてはク
ロロホルム、四塩化炭素、二塩化メチレン、二塩化エチ
レン等のハロゲン化脂肪族炭化水素、ヘキサン、N−オ
クタン等の脂肪族炭化水素、メチルエチルケトンの如き
脂肪族ケトン頻を用いることができるが、溶媒回収の容
易さからは二塩化エチレンが好ましい. トリメチルア藁ン・塩酸塩と液体二酸化イオウの配合比
はトリメチルアミン・塩酸塩1モルに対し、液体二酸化
イオウ1〜1.5モル、好ましくは1.2〜1.4モル
の範囲である.この液体二酸化イオウの配合比がトリメ
チルアミン塩酸塩1モルに対し1モル未満ではトリメチ
ルアミン・三酸化イオウ錯体の収率が低下し、1.5モ
ルを超えると生或したトリメチルアミン・三酸化イオウ
錯体が、未反応の液体二酸化イオウとアルカリ水溶液に
より生じる硫酸アルカリ塩を含有するため、純度が著し
く低下する。
トリメチルアミン・塩酸塩と液体二酸化イオウの反応液
を処理するのに用いるアルカリ水溶液としては、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなどの
アルカリ金属やアルカリ土頻金属の水酸化物が挙げられ
るが、実用的には水酸化ナトリウムが好ましい.アルカ
リの使用量はトリメチルアミン・塩酸塩に対して1.2
〜2.5倍当量、好ましくは1.5〜2.0倍当量であ
る.又この反応液を水で処理した場合には、トリメチル
アミン・二酸化イオウを結晶として取り出すことは極め
て困難であり、好ましくない. 一方反応温度については少なくとも5℃以下で行う必要
があり5℃を超えるとトリメチルアミン・三酸化イオウ
錯体の生戒収率は著しく低下する.又該反応液をアルカ
リ水溶液に滴下して中和する場合、生威したトリメチル
アミン・三酸化イオウ錯体の加水分解を防ぐため冷却下
5゜C以下で行うことが望ましい. 〔発明の効果〕 本発明方法は、トリメチルアミン・塩酸塩と1〜1.5
倍モルの液体二酸化イオウを低温で反応し、次いでアル
カリ水溶液で処理することにより高純度のトリメチルア
ミン・三酸化イオウ錯体を収率よく製造することができ
る。
本発明により得られた高純度のトリメチルアミン・三酸
化イオウ錯体は、アルコール類或いは澱粉やセルロース
等の多Ii類の硫酸化剤として好適に用いられる. 〔実施例〕 次に実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発
明はその要旨を逸脱しない限り、以下の実施例に何等限
定されるものではない.実施例l トリメチルアミン・塩酸塩20.2g(0.21モル)
を1.2−ジクロロエタン200gに加え、これに冷却
下1,2−ジクロロエタン150gに三酸化イオウ20
.3g(0.25モル〉を溶解したものを滴下した。滴
下後、この反応液を2N−水酸化ナトリウム水溶液21
0ml(0.42モル〉に冷却下5゜C以下に保ちなが
ら滴下した。
その後1時間撹拌し析出した結晶を濾過し、乾燥してト
リメチルアミン・三酸化イオウ錯体24.7g(収率8
4.5%)を得た.このものの融点は238〜239℃
であった. 以下実施例lと同様の操作でトリメチルアミン・塩酸塩
と三酸化イオウの仕込モル比を変え、その他は同様に処
理した.結果を第1表に示す.第1表 実施例2 トリメチルアミン・塩酸塩24.5g(0.26モル〉
を1.2−ジク゛ロロエタン200gに加え、これに冷
却下1.2−ジクロロエタン150gに三酸化イオウ2
4.6g(0.31モルを溶解したものを滴下した.滴
下後、この反応液を2N−水酸化ナトリウム水溶液20
hl(0.40モル〉に冷却下5℃以下に保ちながら滴
下した。
その後1時間撹拌し析出した結晶を濾過し乾燥して、ト
リメチルアミン・三酸化イオウ錯体28.2g(収率7
9.2%)を得た.このものの融点は240゜Cであっ
た. 以下実施例2と同様の操作でトリメチルアミン・塩酸塩
と水酸化ナトリウムの仕込モル比だけを変えて行った.
結果を第2表に示す。
第2表 仕込モル比一トリメチルア旦ン・塩酸塩:三酸化イオウ 仕込モル比一トリメチルアミン・塩酸塩:水酸化ナトリ
ウム 比較例1 トリメチルアミン20.0g(0.34モル)を1.2
−ジクロロエタン200mlに溶解し、これに冷却下1
.2−ジクロ口エタン125+slに三酸化イオウ18
.1g(0.23モル〉を溶かしたものを滴下した.滴
下後1時間撹拌し、水40.0gを投入した.投入後析
出した結晶を濾過し、40.0gの水で洗浄し乾燥して
20.4g(収率65.2%〉のトリメチルアミン・三
酸化イオウ錯体を得た.このものの融点は223〜22
8゜Cであった. 比較例2 トリメチルアξン23.6g(0.40モル)を1.2
−ジクロロエタン60mlに溶解し、これに冷却下クロ
ルスルホン酸46.6g(0.40モル)を滴下した。
この反応液を2N−水酸化ナトリウム240ml (0
.48モル)に冷却下撹拌しながら加えた.投入後1時
間撹拌し0℃まで冷却し析出した結晶を濾別し、乾燥し
て42.2g(収率75.9%)のトリメチルアミン・
三酸化イオウ錯体を得た.このものの融点は220〜2
25℃であった. (以 上)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)疎水性有機溶媒中、トリメチルアミン・塩酸塩1
    モルに対し液体三酸化イオウ1〜1.5モルを用い少な
    くとも5℃以下の温度で反応させ、次いでこの反応液を
    アルカリ水溶液で処理することを特徴とするトリメチル
    アミン・三酸化イオウ錯体の製造方法
JP15864789A 1989-06-21 1989-06-21 トリメチルアミン・三酸化イオウ錯体の製造方法 Pending JPH0324040A (ja)

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