JPS5823389B2 - P,p’− オキシビス ( ベンゼンスルホニルクロライド ) ノ セイゾウホウホウ - Google Patents

P,p’− オキシビス ( ベンゼンスルホニルクロライド ) ノ セイゾウホウホウ

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JPS5823389B2
JPS5823389B2 JP1571075A JP1571075A JPS5823389B2 JP S5823389 B2 JPS5823389 B2 JP S5823389B2 JP 1571075 A JP1571075 A JP 1571075A JP 1571075 A JP1571075 A JP 1571075A JP S5823389 B2 JPS5823389 B2 JP S5823389B2
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JP
Japan
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oxybis
liquid
reaction product
0bsc
benzenesulfonyl chloride
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Expired
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JP1571075A
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JPS5191230A (en
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奥瀬和男
元川宏史
三井永造
辻和晴
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Eiwa Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
Eiwa Chemical Industries Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、P、P’−オキシビス(ベンゼンスルホニル
クロライド)の製造方法に関する。
詳しくは、ジフェニルエーテルとクロルスルホン酸との
反応生成物からP、P’−オキシビス(ベンゼンスルホ
ニルクロライド)を分離する方法において。
前回分離後の廃液を苛性ソーダにて中和し析出する結晶
物を除いた液を該反応生成物の注入液として循環的に使
用することを特徴とするP、P’−オキシビス(ベンゼ
ンスルホニルクロライド)の製造方法である。
ここに、P、P’−オキシビス(ベンゼンスルホニルク
ロライド)(以下、0BSCと略する。
)とは、ヒドラジンと反応させて得るP、P’−オキシ
ビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)(以下0BSH
と略する。
)すなわち、天然ゴム、合成ゴム及び合成樹脂用発泡剤
の中間原料として極めて有用な化合物である。
本発明の目的とするところは、ジフェニルエーテルとク
ロルスルホン酸との反応生成物から0BSCを分離した
後の廃液を有効利用すると共に、該0BSCをヒドラジ
ンと反応させて得られる0BSHを均一微細結晶として
高収率で得ることにある。
従沫0BSCの製造方法としては、ジフェニルエーテル
をクロルスルホン酸によってクロルスルホン化する方法
が採られているが、収率向上のためクロルスルホン酸を
過剰に用いており、従って過剰のクロルスルホン酸廃液
の処理をも必要とするところから、実際にはジフェニル
エーテルとクロルスルホン酸の反応生成物から0BSC
を分離するに当っては、まず該反応生成物を水に注入し
て大部分の未反応クロルスルホン酸を塩化水素と硫酸と
に分解させ、発生する塩化水素ガスを系外に分離除去し
、次いで残留する0BSCを硫酸水溶液から戸別分離し
ていた。
しかしながら、このような方法によって生成された分離
液は強酸性液であるのみならず、未反応スルホン酸誘導
体をも含んでおり、これをそのまま廃棄することは公害
防止上できないことであった。
また膣液をジフェニルニーテルトクロルスルホン酸の反
応生成物から0BSCを分離する際の注入液として再利
用を試みるも、その液が強酸性液であるため、0BSC
が加水分解を起しやすく、収率を減少させる傾向がある
さらにまた、処理装置も材質的に高価なものを必要とし
好しくなかつた。
本発明者等は、前述した諸点を考慮して鋭意研究した結
果、公害防止の面からは有害廃棄物を出さず、しかも経
済的に有利な0BSCの製造方法に関する本発明を完成
するに至った。
すなわち、本発明は、ジフェニルエーテルとクロルスル
ホン酸との反応生成物から0BSCを分離する方法にお
いて、前回分離後の廃液を苛性ソーダにて中和し析出す
る結晶物を除いた液を該反応生成物の注入液として循環
的に使用することを特徴とする、0BSCの製造方法で
ある。
本発明によれば、反応生成物より0BSCを沢別分離し
た液からは苛性ソーダでの中和によって、そこに溶存す
る未反応スルホン酸誘導体の多くがナトリウム塩として
回収され、これをクロルスルホン化反応の原料として再
利用することができる3スルホン酸塩を分離した中和処
理液には、未反応スルホン酸誘導体の少量が溶存してい
るが、次いでこれをさらに冷却して芒硝を析出させ、こ
れを分離した液を次回反応生成物の注入液として使用す
る。
このようにして循環使用を重ねることによって0BSC
の収率を向上させることもできたが、これは該注入液に
溶存する未反応のスルホン酸誘導体が増し、やがて飽和
液となり、反応生成物を該注入液に投じた場合に0BS
Cが分解するのを抑制しているためと考えられる。
さらに、本発明の特徴として、このようにして得た0B
SCを原料とし、これをヒドラジド化反応して得た0B
SHが非常に均一微細な針状結晶であり、しかも高純度
で得られ、該0BSHは発泡剤として優れた性状を有す
るものであったことがあげられる。
ここで0BSCP別後に中和剤として使用する苛性ソー
ダは固形物でも、あるいは40〜50%濃度の溶液でも
よく、また、pHの微調整にはその希薄液を最終に併用
することにより容易となる。
中和により析出する結晶物のうち、P、P’−オキシビ
ス(ベンゼンスルホン酸)のナトリウム塩は15〜40
℃の温度範囲で析出分離させるのが好ましく、また、次
いで芒硝を析出分離するのは一5〜+10℃の温度範囲
が好ましい。
析出物分離後の涙液はクロルスルホン化反応生成物の注
入液として回収する。
このようにして得た液量は、前回注入液量とほぼ等量で
あり、はとんど廃水を出さずに循環使用することができ
るが、必要に応じて一部濃縮等の処理を行ってもよい。
次に本発明を実施例により説明する。
実施例 1 ジフェニルエーテル85gをクロルスルホン酸338g
と反応させて得られた生成物を水1500ydに注入し
、沢別後水洗乾燥する。
得られた0BSCの結晶は168.1i’、収率92,
0%であった。
このようにして得られた涙液に48%苛性ソーダ溶液1
24m1を添加して中和後、冷却し、析出する芒硝結晶
をp別、分離する。
得られた結晶芒硝は546gであった。
また、沢別による第1回回収液は1565m1であった
次に、ジフェニルエーテル85gをクロルスルホン酸3
38gと反応させて得られた生成物を、前記第1回回収
液1500mlに注入し、P別する。
得られた0BSCは次のヒドラジド化反応工程に用いる
一方、涙液は48%苛性ソーダ溶液124Tllを添加
して中和後、析出したP、P’−オキシビス(ベンゼン
スルホン酸ナトリウム)の結晶をp別、乾燥し、19.
8.9を得た。
次に涙液を0℃に冷却し、析出した結晶を分離する。
得られた結晶芒硝は642gであり、沢別による第2回
回収液は1560m1であった。
実施例 2 ジフェニルエーテル85.9をクロルスルホン酸140
gと反応させ、ここに、実施例1で得たP。
P′−オキシビス(ベンゼンスルホン酸すトリウム)1
9.8gを添加、攪拌し、さらにクロルスルホン酸19
8gを加え、反応させた生成物を実施例1により得た第
2回回収液1500mlに注入し、沢別後水洗、乾燥を
する。
得られた0BSCの結晶は178.7gであり、使用し
たジフェニルエーテル基準の収率は97.4%であった
このようにして得られたP液に48%苛性ソーダ溶液1
20m1を添加して中和後、析出する結晶を沢別分離す
る。
得られたP、P’−オキシビス(ベンゼンスルホン酸ナ
トリウム)の結晶は9.0gであった。
次に涙液を0℃に冷却し、析出する結晶を分離する。
得られた結晶芒硝は636gであり、沢別による第3回
回収液は1565m1であった。
この回収液組成は各回の循環回収液共はとんど同様の液
組成であった。
参考例 攪拌装置、温度計および滴下沢斗を取付けた4ツロフラ
スコに、実施例2によって得られた0BSC36、iと
水150m1を懸濁し、これを攪拌下に、滴下沢斗より
50%ヒドラジンヒトラード27.0gおよび25%ア
ンモニア水14.1’の混合液を20〜40°Cの温度
範囲で滴下をした後、408Cに保ちつつ2時間攪拌を
つづけて得られた結晶0BSHの沢別をする。
収量は38.’lで収率94.7%、分解点157〜8
℃の均一微細な針状結晶であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ジフェニルエーテルとクロルスルホン酸との反応生
    成物からP、P’−オキシビス(ベンゼンスルホニルク
    ロライド)を分離する方法において、前回分離後の廃液
    を苛性ソーダにて中和し析出する結晶物を除いた液を該
    反応生成物の注入液として循環的に使用することを特徴
    とする、P、P’−オキシビス(ベンゼンスルホニルク
    ロライド)の製造方法。
JP1571075A 1975-02-05 1975-02-05 P,p’− オキシビス ( ベンゼンスルホニルクロライド ) ノ セイゾウホウホウ Expired JPS5823389B2 (ja)

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JPS5191230A JPS5191230A (en) 1976-08-10
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JP4887070B2 (ja) * 2006-03-27 2012-02-29 永和化成工業株式会社 P,p’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)の製造方法
CN106588703B (zh) * 2016-10-26 2018-06-29 山东天一化学股份有限公司 一种高纯度的4,4’-氧代双苯磺酰氯的制备方法

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