JPH03239182A - 圧縮機用誘導電動機の制御方法 - Google Patents

圧縮機用誘導電動機の制御方法

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JPH03239182A
JPH03239182A JP2035213A JP3521390A JPH03239182A JP H03239182 A JPH03239182 A JP H03239182A JP 2035213 A JP2035213 A JP 2035213A JP 3521390 A JP3521390 A JP 3521390A JP H03239182 A JPH03239182 A JP H03239182A
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induction motor
compressor
compression element
signal
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Yoshio Hayashi
林 宣雄
Masaaki Takezawa
竹沢 正昭
Takashi Ogawa
高志 小川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は誘導電動機と、この誘導電動機の回転子で回転
駆動される圧縮要素とを同一のケースに収納して成る圧
縮機に関し、特にこの誘導電動機の供給を制御して圧縮
機の振動、騒音の低減を図った制御方式を提供するもの
である。
(ロ)従来の技術 このような圧縮機の制御方式としては、特開昭60−6
0286号公報に記載されているようなものが有った。
この公報に記載されたものは圧縮機の圧縮要素を駆動す
る電動要素の交流電力に加わる負荷トルクの変化と同期
してモータ出力トルクが出力されるようにしたものであ
った。即ちモータの交流電力に常に負荷トルクを検出し
この負荷トルクに見合うようにモータの出力を変えるも
のであった。
(ハ)発明が解決しようとする課題 このように構成された圧縮機の制御方式では、圧縮機の
回転位置を常に検出する必要があり、多数の位置検出器
が必要になる点、この位置検出に高精度が必要とされる
点、また逐次モータの出力を計算して出力する必要があ
り制御回路が複雑になる点などの問題点があった。また
、この位置検出器からの信号が途絶えたときには、適切
なトルク制御が行えなくなり異常振動などが発生しパイ
プの破損などが起きる場合があった。
この様な問題点に対して、本発明は位置検出器からの信
号に異常が生じたときにも異常運転が生じない制御方式
を提供するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、予め定めた周波数範囲内で周波数が任意に設
定された周波数が供給されて回転数が制御される誘導電
動機と、この誘導電動機の回転子で回転駆動される圧縮
要素とを同一のケースに収納して成ると共に、圧縮要素
の回転角に対応した信号を検出し、誘導電動機の交流電
力の供給をこの信号に基づいて変えるように成した圧縮
機用誘導電動機において、前記圧縮要素の回転角に対応
した信号に異常が生じた際には、誘導電動機の交流電力
の供給を一定にするものである。
ある。
また、予め定めた第1の周波数とこの周波数より高い第
2の周波数との間で周波数が任意に設定された周波数が
供給されて回転数が制御きれる誘導電動機と、この誘導
電動機の回転子で回転駆動される圧縮要素とを同一のケ
ースに収納して成ると共に、圧縮要素の回転角に対応し
た信号を検出し、誘導電動機の交流電力の供給をこの信
号に基づいて変えるように成した圧縮機用誘導電動機に
おいて、前記圧縮要素の回転角に対応しの回転角に対応
した信号に異常が生じたときは、第3の周波数(第1の
周波敷く第3の周波数〈第2の周波数の周波数<第3の
周波数の周波数の供給を有する)以上の周波数の交流電
力の供給を一定にするものである。
(ネ)作用 本発明の制御方式を用いると、圧縮機の圧縮要素の回転
位置を検出する位置検出器の信号に異常が生じた場合に
も圧縮機が異常運転になることなく、圧縮機の運転をつ
づけることができるものである。
(へ)実施例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1図
は圧縮機の断面図である。この図において1は密閉容器
であり、内部に圧縮要素4と三相誘導電動機3とが収納
されている。3相誘導電動機3は3相巻線が巻かれた固
定子5と、この固定子5から生ずる磁界で回る回転子6
とから成っている。この回転子のシャフト13には圧縮
要素4が接続されている。圧縮要素4はシャフト13を
クランク軸2として回転するクランク部14と、このク
ランク部14によってシリンダ7内を回転するローラ8
と、シリンダ7の開口を封じる上軸受部10及び下軸受
部11と、この上軸受部に取りつけたカップマフラー1
2とで構成されている。9はベーンであり、ローラ8に
接してシリンダ7内を高圧室と低圧室とに区画している
。16.17はバランサであり、クランク軸2のクラン
ク部14と動的あるいは静的にバランスするように設け
られている。18は吐出管であり、密閉容器1の土壁に
取りつけられている。
第2図は第1図に示した圧縮機の1[−I[断面図であ
る。この図において、19は吐出ボート、20は吸入ボ
ートであり、シリンダ7内の区間21.22は夫々高圧
室、低圧室である。又ローラ8は第2図の実線矢印の方
向に回転し、ローラ8がシリンダ7と接する接点位置を
回転角として360度で表示している。第2図の状態は
ローラ8すなわちクランク軸2(シャフト13)の回転
位置が180度の位置である。
第3図は第1図に示した圧縮機に圧縮要素4の回転位置
を検出するための位置検出器を取りつけた状態を示す要
部断面図である。圧縮要素4はクランク軸2(回転子6
のシャフト13)を介して回転子6と同時に回転するの
で、実際には回転子6の回転角を検出すれば圧縮要素4
の回転角を検出することができる。位置検出器は円盤状
のディスク22に接着されたマグネ・7ト23と磁気検
出器(ホール素子)24とから成っている。ディスク2
2はボルト25によってシャフト13に回転の中心が一
致するように取りつけられている。このマグネット23
とホール素子24との位置関係は、第2図に示した回転
角度が′0′度の時にホール素子24が磁気を検出して
出力を変えるようになっている。従って、圧縮要素4(
回転子)が′0゛度の回転角毎に出力が得られるもので
ある。ホール素子24は圧縮機の密閉容器1の吐出管1
8の側から有底状のバイブ27を挿入してこのバイブ2
7の底に設けている。又、このバイブ27は密閉容器1
に溶接されており圧縮機内部の高圧ガスが漏れないよう
になっている。尚、26はバランサであり、ホール素子
24を取りつけることによって生じる重量バランスを補
正するものである。
第4図は第1図〜第3図に示した圧縮機の運転を制御す
る制御回路図である。この図において、27〜29は誘
導電動機5の固定子巻線でありスター結線されている。
この固定子巻線27〜29に3相交流を通電することに
よって回転子5のディスク22に取りつけられたマグネ
ット23が回転する。従って回転子5(圧縮要素)の回
転でホール素子24の出力が変化し、この変化を位置検
出回路30が信号に変換して制御部31へ出力する。3
2〜37は0N10FF動作をするスイッチング素子で
あり、3相ブリツジ状に結線され、3相の固定子巻線2
7〜29に対して直流電源39から供給される直流電力
を3相交流の電力に変換して出力する。これらのスイッ
チング素子(トランジスタ素子、FET素子、GTO素
子などの半導体スイッチング素子)32〜37には夫々
蓄積重荷の放電や、固定子巻線27〜29に生じる循環
電流の循環回路を形成するダイオードが接続されている
。尚、直流電源39は周波数を整流平滑したもの又はバ
ッテリーからの直流電力などのいずれであってもよい。
またスイッチング素子32〜37はその0N10FF動
作がベースドライブ回路38を介して制御部31からの
信号によって制御されている。この制御部は主にCPU
、RAM、ROM、I10インターフェースなどから構
成され、速度指令回路40からの速度信号に基づく周波
数を算出し、この周波数の周波数が固定子巻線27〜2
9に供給されるようにスイッチング素子32〜37の0
N10FF動作を制御する。
以下、スイッチング素子32〜37へ与えるスイッチン
グ信号に関して説明する。第5図はPWM理論に基づい
てスイッチング信号を得るための説明図である。この図
において、50,51.52はsin波であり夫々12
0°ずつ位相がずれている。53は三角波であり、これ
らのsin波50〜52と三角波53との大小を比べて
得られた出力がスイッチング素子32,34.36のス
イッチング信号である。尚、スイッチング素子33゜3
5.37のスイッチング信号はスイッチング素子32,
34.36のスイッチング素子のスイッチング信号を反
転したものである。これら6種類のスイッチング信号を
用いることによって誘導電動機の固定子巻線27〜28
にsin波51〜52と同じ周波数の3相周波数を供給
することができるものである。従って、これらsin波
51〜52の周波数を変えると、同時に固定子巻線27
〜29に供給する周波数の周波数を変えることができる
。またsin波50〜52と三角波53との振幅の比を
変えることによって固定子回線27〜29に供給される
周波数の出力(sin波に置き換えた際の電圧)を変え
ることができる。尚、PAM理論に基づいたスイッチン
グ信号でも同様なことが言える。
このようにして求めたスイッチング素子32〜37のス
イッチングパターン(スイッチング素子の0N10FF
)を制御部31のROMに格納している。CPUがこの
パターンのON10 F F信号を順次読み出してスイ
ッチング素子32〜37に出力する。このROMへの格
納形態としてはパターン全部またはパターンの一部を格
納し読み出し時に合成してもよい、聾らにパターンをO
N信号を出力する時間とOFF信号を出力する時間とに
分解して格納してもよく、また1周期分のパターンを所
定の位相角毎に分解し、その所定角内ON時間とOFF
時間とに分解して格納してもよい。
またスイッチング素子のスイッチング信号を指定位相角
時のsin波と三角波との大小から算出して得てもよい
。この時は指定位相角を0°〜360#に変化させるこ
とによって1周期分のスイッチング信号を得る。
第6図はスイッチング素子32〜37の0N10FFに
よって得られる3相交流の電圧波形(等測的にsin波
に置き換えたもの)61〜63の図である。夫々の電圧
波形は位相が120°ずれている。本制御方式ではこの
出力電圧を常に連続して固定子巻線27〜28に供給し
ているのではなく、圧縮要素の回転角が00になるごと
に位置検出器からの信号に同期して第6図に示すOaの
位相角の位置から固定子巻線27〜29への供給が開始
されるものである。従って、圧縮要素の回転角がOoの
時は固定子巻線に供給される電圧は常に第6図に示す位
相角O0の時の電圧である。67は圧縮要素が駆動され
るときに要する供給の関係を示した波形である。このよ
うな圧縮要素の交流電力でトルク変動があり、このトル
ク変動が圧縮機の振動となる。従って、この供給に見合
うように誘導電動機の出力を増加させる。圧縮要素の交
流電力で大きなトルクを必要とする回転角は2001付
近に限られているので、 圧縮要素がこの付近の回転角にあるときに固定子巻線が
印加する電圧を通常より高くすればよい。
位置検出器の出力によって圧縮要素の回転角06と電圧
パターンの位相角O°とを合わせている。
従って、圧縮要素の回転角と固定子巻線に供給する電圧
のパターンの位相角とは一致する(誘導電動機のスリッ
プは無視する)ので、第6図に示す電圧波形61〜63
0位相角の200°付近の電圧を通常より高くすればこ
のトルク変動に対応することができる。
第6図の64〜66に示す電圧波形はこのトルク変動を
考慮したものである。すなわちこの電圧波形64〜66
は位相角が200°付近で電圧及び周波数(このパター
ンの1周期中の中での周波数、すなわち、位相の角速度
)を高くして電動機の出力トルクを大きくし、位相角が
0°付近で電圧及び周波数を小キくシて電動機の出力ト
ルクを小さくしたものである。この電動機の出力が大き
くなる位相角と小さくなる位相角との間では出力が連続
して変化するように電圧パターンの電圧及周波数が設定
されている。
従って、これらの電圧波形64〜66が固定予定する。
このようにして得られたスイッチング信号をスイッチン
グ素子32〜37に供給することによって、圧縮要素が
大きいトルクを必要としているときに誘導電動機の出力
を大きくしてトルクを増加させて圧縮機の振動を抑制す
ることができる。
また、第6図に示す電圧波形61〜63を得るためのス
イッチング信号は周波数f1出力電圧V、スイッチング
信号を得たい位相Phが決まれば算出されるものである
。尚、rは速度指令回路から与えられる周波数信号と等
しく、■の基本値はV/r=一定値になるようにfの値
に基づいて決められるものであり、この一定値は誘導電
動機、すなわち圧縮機の運転効率が夫々の周波数におい
て良くなるように設定される。phの値をθ〜360°
に変化させることによって一周期分の周波数を得るため
のスイッチング信号が出力される。実際にはphの値を
ΔPhづ−っ進めると共に、このΔphの間は同じスイ
ッチング信号を維持している。このPhの進め量ΔPh
を大きくすると一周期における分解能が悪くなり、また
この値を小さくすると分解能はよくなるが、スイッチン
グ素子の応答可能なスイッチング時間と制御部31の処
理能力との関係から各周波数ごとの最適な△Phの値が
予め設定されている。
第7図は圧縮機の実際の振動状態を測定した振動波形図
である。この振動波形71の測定は圧縮機の外周(第1
図の固定子5の上端付近)に加速度センサを取りつけ、
このセンサの出力から得たものであ°る。この図中の角
度は第2図に示したクランク部14の回転位置と一致し
ている。この図から分かるように圧縮要素のクランク部
14が130°の時と270°の時に振動の振幅が大き
くなっている。尚、この区間は圧縮要素における圧縮工
程と一致している。
この振動波形73は、圧縮機の固定子巻線に73に示す
ような電圧波形を用いて得られた交fft?を力を供給
したときのものである。尚、3相のうちの他の相に関し
ては位相が異なるだけなので、省略する。この電圧波形
73は次の式で表すことができる。
■=■。sinθ    ・・用団・・・・・・・・・
・・・・(1)従って、130°と270°との間で供
給が大きくなるように式(1)を補正すればよい。
すなわち、この区間での式(1)の振幅を大きくして供
給が大きくなるようにする。
以下の実施例はこの補正をsin波の近似によって行っ
た場合である。供給の増加が必要な区間は130”〜2
70@であるため、この区間の中心、すなわち2000
の位置にピークがくるSln波72を設定する。このs
in波72はsin波7学と同じ周期(周波数)であり
その関数は V=Asin(θ+110° )   −・・−・・・
・−・−(2)で表すことができる。Aはsin波53
の振幅である。従って、圧縮要素の必要とする供給を得
るためのsin波は式(1)と式(2)とを加えたもの
となり、次の(3)の式で表される。
V = (V、sinθ) + (As1n(θ+11
0” ))= Ve(1”A/vo)(sinθ+5i
n(θ+110” ))・・・・・・・・・・・・・・
・(3)A/Vの値は0.05〜0.2までの間で誘導
電動機に印加する周波数によって任意に選択する。
この式(3)によるsin波と第5図に示した三角波と
からスイッチング信号を得れば圧縮要素の圧縮工程中に
大きな供給を得ることができる。
この時圧縮機の交流電力において誘導電動機に印加され
る電圧(sin波に換算した後の実効電圧)が変化する
。従って、前記した”V/r= 一定値、の条件が満た
されなくなり、圧縮機の運転効率が低下する。この効率
の低下を防止するためにはfの値を変えればよい。すな
わち、圧縮機の交流電力に於て、電圧の変化に合わせて
fの値、すなわち周波数を変える。この周波数の変更も
電圧の補正と同様に角度が200”の時に補正のピーり
がくるように補正をする。この時プラス側の補正がマイ
ナス側の補正より大きくなるようにする。
この実施例は補正をsin波の近似によって行ったがこ
れに限るものではなく、例えば(sin)”波(この場
合は式(1)の代わりに用いる)など圧縮要素のトルク
特性に合わせて設定すればよい。
第8図は前記式(3)を用いて補正を行ったときの動作
を示すフローチャート(出力周波数を固定)である。
まず、ステップS1にて0′信号の有無を判断する。す
なわち、圧縮要素の回転角が0′となり、位置検出器2
4からの信号があったか否かの判断を行う。信号があっ
たときにはステップS2へ進みθ=Oとして圧縮要素の
回転角0°と出力電圧パターンの位相角Omとを合わせ
る。また、ステップS1で信号がなかったときにはステ
ップS3へ進む、このステップS3ではθの値をΔθ進
める。この八〇の値を小さくすれば固定子巻線への出力
電圧の分解能が良くなるが、反面ノJ1さくしすぎると
スイッチング素子のスイッチング速度が追いつかず制御
不能となる問題点を有している。本実施例では八〇−1
としている。尚、スイッチング素子のスイッチング速度
が追いつけばこの限りでない。この後、ステップS4へ
進む。
このステップS4では位相角θのときのsin波(前記
した式(3)に示す補正したsin波)の値を求める。
このとき、θに応じてさらにこのθの値を土補正する。
すなわち、位相角を進めてこの位相角付近での角速度(
周波数)を増減させる。次いでステップS5へ進み、ス
テップS4で求められたsinの値と三角波の値とから
スイッチング素子のON10 F F信号を得る。ステ
ップS6ではこの0N10FF信号を所定時間維持する
。この維持時間X360(八〇=1より)が1周期の時
間、すなわち誘導電動機に供給きれる周波数の周波数と
なる。
尚、このフローチャートでは1サイクル毎に0N10F
F信号を算出したが、この信号を予め算出しておき、こ
の算出信号が得られるようなデータをROMに格納し、
O°倍信号合わせて1周期分を連続して出力するように
してもよい。
第9図は前記フローチャートによるトルク制御を行った
ときの振動波形の変化を示した振動波形図である。(振
動の測定は第7図と同様)この図においてトルク制御な
しの区間では第6図の波形図61を用いて算出した出力
を誘導電動機に供給したときのものであり、トルク制御
ありの区間では第6図の波形図64を用いて算出した出
力を誘導電動機に供給したときのものである。この図か
ら分かるようにトルク制御を行った方が振動が小さくな
っている。尚、圧縮機の運転中に制御のあり、なしを切
り換えたため振動が/hさくなるまでの間に過渡区間が
生じている。
第10図は以上に説明したトルク制御を実際に用いる七
きの使用動作を示すフローチャートである。例えば圧縮
機を空気調和機に搭載し圧縮機の回転数を変えて適切な
圧縮機の能力が得られるようにしたものに於て、被調和
室の室温と設定温度とを比較して得られるデータから圧
縮機の回転数を算出し、この回転数に見合う周波数の周
波数を圧縮機に供給するように構成している。このよう
なものにおいて、まずステップ5101にて圧縮機の運
転開始処理がなされる0次いでステップ5102にて圧
縮機の起動処理がなされる。圧縮機に印加される周波数
の周波数(前記データからの算出結果)が設定されたと
きには、いきなりこの周波数で圧縮機を起動した場合大
きな起動電流がスイッチング素子に流れてこれらスイッ
チング素子を破壊する恐れがあるので低い周波数f’s
(数ヘルツ)で圧縮機の起動を開始する0周波数の上昇
過程中に於て、ステップ5103の条件を満たしていな
いときにはステップ5104へ進む、このステップSl
 04は通常のPWM理論に基づく波形を圧縮機に供給
し圧縮要素交流電力の供給を一定にするものである。す
なわち上記したようなトルクの補正を行わない周波数が
圧縮機に供給きれる0周波数がr以上に上昇するとステ
ップ5105へ進み、位置検出器からの信号が正常に供
給されているか否かを判断する。信号が正常に供給され
ていないときには、ステップ5106.ステップ510
7を行う。すなわち、 周波数fがf≧f″えでないときにはfの値をf′1に
設定した後にステップ5104に進み通常のPWM波形
による運転を行う。ステップ8108で位置検出信号が
検出されたときにはステップ8108へ進み、設定周波
数fがf’ 2: f’ *か否かを判断する。この条
件を満たすときにはステップ5104へ進み前記と同様
に通常のPWM波形による運転を行う。ステップ510
8の条件を満たさないときにはステップ5109へ進み
上記したようなトルク制御運転を行う。
第11図、第12図は第10図に示したフローチャート
による運転時の周波数域を示す説明図である。第11図
は位置検出信号が正常に得られるときのものであり、第
12図は位置検出信号が正常に得られないときのもので
ある。これらの図において0≦fs≦t’t≦f’s≦
f’ maxの関係がある。すなわち、位置検出信号が
正常に得られるときは設定周波数が周波数f7と周波数
F、との間でトルク制御運転を行い、設定周波数が周波
数f1と周波数f maxとの間では通常のPWM波形
による運転を行う。また位置検出信号が正常に得られな
いときには周波数f′、と周波数f’ maxとの間で
通常のPWM波形による運転が行われる。尚、設定周波
数がf゛、以下の時には設定周波数をr′1まで上昇さ
せる。
以上のように制御することによって、位置検出器からの
信号に異常が生じた場合は通常のPWM波形による運転
が行われ、圧縮機の運転が維持されるものである。
第13図は第10図のフローチャートに対する他の実施
例を示すフローチャートである。このフローチャートと
第10図に示したフローチャートとの違いはステップ5
132にて圧縮機を周波数f’sで起動した後、ステッ
プ5133に進み位置検出信号が正常に供給されている
か否かを判断してトルク制御を開始する点にある。すな
わち、圧縮機の起動終了と同時にトルク制御が開始され
るものである。
(ト)発明の効果 以上のように本発明は、圧縮要素の回転角に対応した信
号を検出し、誘導電動機の交流電力の供給をこの信号に
基づいて変えるように成した圧縮機用誘導電動機におい
て、前記圧縮要素の回転角に対応した信号に異常が生じ
た際には、誘導電動機の交流電力の供給を一定にして圧
縮機の運転を継続するものである。
従って、異常信号によるトルク制御運転がなくなり、こ
の異常運転による圧縮機の異常振動や接続バイブの破損
などを防止することができる。
また、圧縮要素の回転角に対応した信号が正常に得られ
るときは、第1の周波数以上の周波数の交流Tカの供給
を可能に設定し、前記圧縮用の回転角に対応した信号に
異常が生じたときは、第3の周波数(第1の周波数く第
3の周波数〈第2の周波数)以上の周波数の周波数の供
給を有する)以上の周波数の交流電力の供給を一定にす
ることによって、異常時にはトルク制御を行わなくても
余り振動が発生しない周波数まで設定周波数を上げて運
転することができ、異常時においても振動の少ない運転
が維持されるものである。
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制御方式を用いる圧縮機の断面図、第
2図は第1図に示した圧縮機のII−If断面図、第3
図は第1図に示した圧縮機に位置検出器を付けた状態を
示す要部断面図、第4図は第1図に示した圧縮機の制御
回路図、第5図はスイッチング素子の0N10FF信号
を示す説明図、第6図はスイッチング素子の0N10F
Fによって得られる3相交流の1圧波形図、第7図は圧
縮機の実際の振動状態を測定した振動波形図、第8図は
0N10FF信号の生成を示すフローチャート、第9図
は本発明の制御方式を用いたときの振動波形図、第10
図はトルク制御を実際に用いるときの使用動作を示すフ
ローチャート、第11図は位置検出信号が正常に得られ
るときの周波数域を示す説明図、第12図は位置検出信
号が正常に得られないときの周波数域を示す説明図、第
13図はトルク制御を用いる他の実施例を示すフローチ
ャートである。 1・・・圧縮機、  3・・・誘導電動機、 4・・・
圧縮要素、  6・・・回転子、  23・・・マグネ
ット、  24・・・ポール素子、  27〜29・・
・固定子巻線、  31・・・制御部、  32〜37
・・・スイッチング素子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)予め定めた周波数範囲内で周波数が任意に設定さ
    れた交流電力が供給されて回転数が制御される誘導電動
    機と、この誘導電動機の回転子で回転駆動される圧縮要
    素とを同一のケースに収納すると共に、圧縮要素の回転
    角に対応した信号を検出し、誘導電動機の1回転中の駆
    動トルクをこの信号に基づいて変えるように成した圧縮
    機用誘導電動機において、前記圧縮要素の回転角に対応
    した信号に異常が生じた際には、誘導電動機の1回転中
    の駆動トルクを一定にすることを特徴とする圧縮機用誘
    導電動機の制御方式。
  2. (2)予め定めた第1の周波数とこの周波数より高い第
    2の周波数との間で周波数が任意に設定された交流電力
    が供給されて回転数が制御される誘導電動機と、この誘
    導電動機の回転子で回転駆動される圧縮要素とを同一の
    ケースに収納して成ると共に、圧縮要素の回転角に対応
    した信号を検出し、誘導電動機の1回転中の駆動トルク
    をこの信号に基づいて変えるように成した圧縮機用誘導
    電動機において、前記圧縮要素の回転角に対応した信号
    が正常のときは、第1の周波数以上の周波数の交流電力
    の供給を可能に設定し、前記圧縮要素の回転角に対応し
    た信号に異常が生じたときは、第3の周波数(第1の周
    波数<第3の周波数<第2の周波数の関係を有する)以
    上の周波数の交流電力の供給を可能にすると共に、誘導
    電動機の1回転中の駆動トルクを一定にすることを特徴
    とする圧縮機用誘導電動機の制御方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000283046A (ja) * 1999-03-26 2000-10-10 Tokico Ltd 空気圧縮機
JP2009008099A (ja) * 2008-10-14 2009-01-15 Hitachi Ltd 空気圧縮機
JP2010059973A (ja) * 2009-12-14 2010-03-18 Hitachi Ltd 空気圧縮機

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JP4448196B2 (ja) * 2009-12-14 2010-04-07 株式会社日立製作所 空気圧縮機

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