JPH0323833Y2 - - Google Patents

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JPH0323833Y2
JPH0323833Y2 JP1982093504U JP9350482U JPH0323833Y2 JP H0323833 Y2 JPH0323833 Y2 JP H0323833Y2 JP 1982093504 U JP1982093504 U JP 1982093504U JP 9350482 U JP9350482 U JP 9350482U JP H0323833 Y2 JPH0323833 Y2 JP H0323833Y2
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  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジン駆動型交流発電機の自動緩速
装置に関する。
従来より屋外作業における電力供給源として、
可搬式エンジン駆動型交流発電機が多用されてお
り、特に近年においては、この種の交流発電機に
燃費や騒音の低減化、更にはエンジンの長寿命化
を図るべく、無負荷に際してエンジンの回転速度
を自動的に低下させる自動緩速装置が装備されて
いる。一方発電機には出力電圧の安定化を図るべ
く自動電圧調整装置が設けられており、仮りに出
力電圧が低下すれば、界磁電流を増大させて回復
させるべくなつている。しかしながら、無負荷時
において、自動緩速装置によりエンジンの回転速
度を自動低下させると、これに応動して交流発電
機の出力電圧が低下するが、これに伴い自動電圧
調整装置が界磁電流を増大させるべく制御動作
し、従つて回転速度の低下で発電機の冷却風量が
減少したにも拘らず界磁電流が増加するので、界
磁巻線の温度が異常に高くなり、この結果界磁巻
線の焼損や絶縁材の劣化を招くばかりか、出力電
圧も比較的高く、負荷の取換え等に伴うケーブル
の接続変更に際して作業者が誤つて感電する場合
もあり得る。このため、自動緩速状態にあつて
は、自動電圧調整装置の機能を解除したり、界磁
回路を開放し、あるいは励磁巻線を短絡したりし
て出力電圧を残留磁束により発生する数V程度に
し、上記界磁巻線の焼損等更には感電事故を防止
することが考えられる。しかしながら、これらの
方法を採つても実際には次のような重大な欠点が
有り、実用に供されなかつた。即ち、負荷電流を
検出して負荷、無負荷を判断するが、負荷とし
て、例えば電磁用開閉器を介して起動、停止する
モータを接続した場合、スイツチを押圧した際に
電磁開閉器のコイルに流れる微少電流によつて、
負荷の接続をしなければならない。このことから
負荷電流検出手段としての変流器等を高感度のも
のとしなければならない。一方、この種の発電機
と負荷とを接続するケーブルは地表に這わせて設
置するので、このケーブルが長い場合や地表面の
水分量により漏洩電流が流れる。
従つて、高感度の変流器を使用した場合、上記
した電磁開閉器のコイルに流れる微少電流を検出
してエンジンを高速回転とすると共に出力電圧を
定格電圧とすることができるが前記漏洩電流が出
力電圧の上昇に伴なつて増加し、低電圧時に電磁
開閉器コイルに流れる電流より、大きくなる場合
も有り、2度と低速・低電圧の状態とはならない
といつた問題があつた。
そこで本考案は上記事情に鑑み負荷電流の検出
手段として可飽和変流器を用い、該可飽和変流器
が備える制御巻線に発電機出力電圧に応じ制御電
流を供給して前記可飽和変流器の検出感度を自動
調整し、これにより発電機出力電圧が低電圧の時
には、前記検出感度を高くし、逆に出力電圧が高
電圧の時には、検出感度を低くすることにより、
負荷接続時の微少な負荷電流を検出し、エンジン
の回転速度及び発電機の出力電圧を定格値まで上
昇させるべく制御し、定格電圧時には、検出感度
を低くし、ケーブルより漏洩する電流によつて誤
動作することなく、自動緩速運転の可能な装置を
提供することを目的とする。
以下本考案に係るエンジン駆動型変流発電機の
自動緩速装置の一実施例を図面に基づき説明す
る。第1図において、1はエンジン駆動型交流発
電機2を有する発電装置、3は負荷装置である。
交流電機2の電機子巻線4にはサーキツトブレー
カ5,5及び可飽和変流器6を介して外部出力端
子7,7が接続され、この外部出力端子7,7と
負荷装置3の入力端子8,8との間はケーブル
9,9にて接続されるようになつている。ケーブ
ル9,9は地表に這わせて敷設するが、その長さ
や地表面の水分量等諸条件によつては漏洩回路1
0,10が形成される場合もある。可飽和変流器
6は一次及び二次巻線11,12と制御巻線13
とを有し、一次巻線11が電機子巻線4と外部出
力端子7との間に介挿され、二次巻線12が負荷
電流検出用として用いるべく、自動緩速制御装置
14に接続され、又制御巻線13が感度調整用の
可変抵抗VR1及び整流器15を介し、更に前記サ
ーキツトブレーカ5,5を経て電機子巻線4の両
端に接続されている。自動緩速制御装置14は二
次巻線12による負荷電流の検出により負荷時に
はエンジンの回転速度を定格値にまで上昇させ、
又無負荷時にはその回転速度を自動的に低下させ
るべく速度切換手段16の動作を制御するように
なつている。更にこの自動緩速制御装置14には
自動電圧調整装置17が接続されて、無負荷時に
のみ界磁電流を切るべく自動電圧調整装置17を
制御するようにもなつている。自動電圧調整装置
17は負荷時において外部出力端子7,7間の出
力電圧を一定に保持すべく励磁電源18から界磁
巻線19に供給される界磁電流を制御するもので
ある。
一方、負荷装置3としてはモータ20が使用さ
れ、かつこのモータ20を起動させ、又停止させ
るための電磁開閉器21を有している。電磁開閉
器21は常開の起動スイツチSW1、常閉の停止ス
イツチSW2及びコイル22が前記入力端子8,8
間に直列に接続されており、かつ前記コイル22
の自己保持用常開接点23が起動スイツチSW1
並列に接続され、又コイル22のメイン常開接点
24,24が各入力端子8,8とモータ20との
間に介挿されている。
しかして、前記モータ20を回転駆動させてい
ない無負荷の状態では、二次巻線12に負荷電流
が検出されないので、自動緩速制御装置14が速
度切換手段16の動作を制御してエンジンの回転
速度を所定の値まで低下させ、又自動電圧調整装
置17を制御して励磁電源18から界磁巻線19
への界磁電流の供給を遮断し、これにより外部出
力端子7,7間の出力を数V程度にまで低下させ
ている。従つて整流器15及び可変抵抗VR1を介
して制御巻線13に供給される制御電流も小さ
く、このため可飽和変流器6は不飽和状態にあつ
て高感度になつている。この状態では交流発電機
2の出力が非常に小さいので、ケーブル9,9か
らの漏洩電流も皆無状態である。次いで、モータ
20を回転駆動させるべく起動スイツチSW1を投
入すると、交流発電機2からケーブル9,9を介
してコイル22に通電される。この電流は第2図
に示す如く入力信号V1Aとして一次巻線11に
流れ、二次巻線12では検出信号V2Aとして検
出される。
即ち、可飽和変流器6が前記の如く制御電流に
よつて高感度に制御され、その動作点Aが第2図
に示す如くなつていて、所定レベル以上の即ち自
動緩速制御装置14が制御動作をするに充分な制
御レベルの検出信号V2Aが二次巻線に誘起され
る。又、電磁開閉器21のコイル22に流れる電
流に応じて予め可変抵抗VR1にて感度調整を行つ
ておく。そして、前記の如く二次巻線12が入力
信号V1Aを検出し、その検出信号V2Aが自動緩
速制御装置14に供与されると、この自動緩速制
御装置14が速度切換手段16を制御してエンジ
ンを高速運転にし、かつ励磁電源18から自動電
圧調整装置17を介して界磁巻線19に供与し
て、交流発電機2の出力電圧を定格値まで上昇
し、かつこの出力電圧の安定化を図るべく自動電
圧調整装置17を制御動作させる。ところで、起
動スイツチSW1の投入時にのみ検出信号V2Aが
検出されるが、自動緩速制御装置14はその検出
信号V2Aを一旦受けると、検出信号V2Aが検出
されなくなつたとしても一定時間だけ自己保持動
作をして、速度切換手段16及び自動電圧調整装
置17の制御をし続ける。この間に再び起動スイ
ツチSW1を投入すれば、交流発電機2の外部出力
端子7,7間の出力電圧が定格値に達しているこ
とから、コイル22には付勢されるに充分な電流
が流れて、自己保持用の常開接点23が閉成し、
これによりそのコイル22の付勢が自己保持され
ると同時に、メイン常開接点24,24が閉成し
てモータ20に通電され、回転駆動をする。一
方、交流発電機2が定格運転されると、整流器1
5及び可変抵抗VR1を介して制御巻線13に供与
される制御電流が前記緩速運転時に比して増大
し、この結果可飽和変流器6は第2図に示す如く
略飽和領域に達し、その検出感度が低下する。従
つて第2図に示す如く動作点Bが飽和領域にまで
移行し、大電流の負荷電流即ち一次巻線11に流
れる入力信号V1Bに対して、二次巻線12に検出
される検出信号V2Bが、自動緩速制御装置14を
動作させるに充分な制御レベルの値として検出さ
れる。この検出信号V2Bが供与されると、自動緩
速制御装置14は前記と同様にして速度切換手段
16及び自動電圧調整装置17を制御して、エン
ジンの定格運転及び交流発電機2の定格出力を保
持し続ける。
この状態から停止スイツチSW2を投入してモー
タ20の回転駆動を停止させれば、負荷電流が流
れないが、地表面の水分等の原因でケーブル9,
9に漏洩電流が生じていたと仮定すると、第2図
に示すようにこの漏洩電流P1が緩速運転時の場
合よりも大きな値であつたとしても、動作点Bが
飽和領域にあることから、この漏洩電流P1によ
り誘起される二次巻線12の検出電流P2は前記
検出信号V2Bの値に比して小さく、自動緩速制御
装置14に供与されても、この自動緩速制御装置
14によりエンジンを定格運転させ、交流発電機
2から定格値を出力させるべく制御動作させるに
は充分でない。従つて、自動緩速制御装置14は
停止スイツチSW2を投入した時点から一定時間経
過すると、速度切換手段16を介してエンジンの
回転速度を自動低下させ、かつ自動電圧調整装置
17を制御して励磁電源18から界磁巻線19に
供給される界磁電流を遮断し、これにより交流発
電機2の出力電圧を残留磁束により発生する数V
程度にまで降圧させる。
以下のような動作は負荷装置3を起動させ、又
停止させる度毎に繰り返される。
又、可飽和変流器6は、一次巻線電流に対して
二次巻線電圧が制御電流によつて第2図に示す如
く制御され、即ち負荷の大きさ如何によつて感度
が自由に調整されるので、軽負荷で一次巻線に流
れる負荷電流が比較的小さい場合であつても、そ
の負荷電流を漏洩電流とを判別して自動緩速制御
装置14により速度切換手段16及び自動電圧調
整装置17を制御することができる。尚、負荷装
置3としてはモータ20に限らず種々のものが使
用できることはもとよりである。
以上の如く本考案に係るエンジン駆動型交流発
電機の自動緩速装置によれば、負荷の状態に応じ
て負荷電流を検出する可飽和変流器の検出感度が
自動調整されるので、無負荷時には検出感度を高
めて、運転開始時の電磁開閉器に流れる微小な負
荷電流を検出することができて、これによりエン
ジン及び交流発電機を定格運転にし、又この定格
運転時には検出感度を低下させ、運転を停止させ
る場合において、定格運転に伴い増大する漏洩電
流を負荷電流として誤検出することなく負荷電流
が無くなつたことに応動させてエンジンを自動緩
速させ、又交流発電機の出力電圧を自動低下させ
ることができて、誤動作をするといつたことがな
く、かつ負荷の状態に応じて検出感度が自動調整
されるので軽負荷であつてもその負荷電流を良好
に検出できて実用上頗る有益である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るエンジン駆動型交流発電機
の自動緩速装置の実施例を示し、第1図はその装
置を組込んだエンジン駆動型交流発電機の回路
図、第2図はその可飽和変流器の一次巻線電流に
対する二次巻線電圧の変化を示す関係図である。 1……発電装置、2……エンジン駆動型交流発
電機、3……負荷装置、4……電機子巻線、5…
…サーキツトブレーカ、6……可飽和変流器、7
……外部出力端子、8……入力端子、9……ケー
ブル、10……漏洩回路、11……一次巻線、1
2……二次巻線、13……制御巻線、14……自
動緩速制御装置、15……整流器、16……速度
切換手段、17……自動電圧調整装置、18……
励磁電源、19……界磁巻線、20……モータ、
21……電磁開閉器、22……コイル、23……
自己保持用の常開接点、24……メイン常開接
点、SW1……起動スイツチ、SW2……停止スイツ
チ、VR1……可変抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無負荷を検出しエンジンの速度切換手段16を
    動作せしめて該エンジンを低速運転に切換えるた
    めの自動緩速制御装置14を備えたエンジン駆動
    型交流発電機の自動緩速装置において、上記エン
    ジン駆動型交流発電機2の電機子巻線4と出力端
    子7との間に可飽和変流器6の一次巻線11を挿
    入し、可飽和変流器6には上記一次巻線11を含
    む相互間で磁気的に結合された二次巻線12及び
    制御巻線13を有し、該二次巻線12には、上記
    電機子巻線4から出力端子7を経て負荷装置3に
    供給される負荷電流に対応して誘起される検出電
    流が設定レベル以上で制御動作する自動緩速制御
    装置14を接続し、該自動緩速制御装置14には
    上記二次巻線12からの設定レベル以上の検出電
    流の入力で、エンジンを高速運転に切換え制御す
    る速度切換手段16と、励磁電源18から界磁巻
    線19に給電を開始しかつ上記エンジン駆動型交
    流発電機2の出力電圧を定電圧化すべく制御する
    自動電圧調整装置17を接続し、上記制御巻線1
    3には、一次巻線11に流れる電流に対して二次
    巻線12に誘起される検出電流の特性を、無負荷
    時に検出感度の高い立上がり勾配が急峻な曲線
    に、又負荷時に検出感度が低く勾配の極めて緩い
    曲線にそれぞれ設定可能に感度調整用可変抵抗
    VR1及び整流器15を介して上記電機子巻線4に
    接続して成ることを特徴とするエンジン駆動型交
    流発電機の自動緩速装置。
JP9350482U 1982-06-21 1982-06-21 エンジン駆動型交流発電機の自動緩速装置 Granted JPS58196598U (ja)

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JPS58196598U JPS58196598U (ja) 1983-12-27
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