JPH03237358A - 初乳又は乳の試料の安定化方法およびこれに使用する安定化キット - Google Patents

初乳又は乳の試料の安定化方法およびこれに使用する安定化キット

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JPH03237358A
JPH03237358A JP2239176A JP23917690A JPH03237358A JP H03237358 A JPH03237358 A JP H03237358A JP 2239176 A JP2239176 A JP 2239176A JP 23917690 A JP23917690 A JP 23917690A JP H03237358 A JPH03237358 A JP H03237358A
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acid ester
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ルドルフ スホルテン
Lucas A T Hilgers
ルカス アルフォンサス テオドルス ヒルヘルス
Marinus W Weststrate
マリヌス ウェイナンド ウエストストラテ
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Duphar International Research BV
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は免疫化学的検査を受ける初乳又は乳の試料を安
定する方法、ならびに初乳又は乳の試料を安定化するの
に使用する安定化キットに関するものである。
(背景技術) 獣医分野における診断では、種々の免疫に対する抗体の
力価を血清について測定するのが普通である。このため
の血清採取は獣医が行う必要がある。多くの場合に上述
の測定を初乳又は乳ついて行うことかできる。乳の試験
は特に牛の検査を大規模に行う場合に利点かある。これ
は次の理由による: (i)獣医は試料採取の必要がないので、試料採取費、
従って免疫化学的検査の全費用か相当低下する: (ii)試料採取によるストレスが動物に全く又はほと
んど生じない; (ii)いくつかの場合に、血清の代りに初乳を使用す
ることによって測定感度が改善され:事実初乳は高濃度
の抗体を含有する。
しかし、検査に使用する初乳又は乳の試料を極めて注意
深く処理した場合にのみ初乳又は乳から信頼できる結果
が得られることが、実際に分っている。高すぎる温度で
貯蔵すると信頼できない結果が得られ;このような影響
が時には24時間後に既に現れことは分っている。信頼
できる結果は試料を一20℃において注意深く貯蔵した
場合にのみ得られる。上述の初乳および乳の感度に関し
て、検査を受ける試料を注意して制御条件下に採取し、
貯蔵し、輸送する必要がある。このような制御条件は、
オージェスキー(Au jeszky)病に対して提案
されている豚における撲滅プログラムのような大規模な
野外試験では実現するのが困難であり、また試料を貯蔵
および輸送するのに余り適当でない基幹施設を有する区
域又は国々では実現するのか困難である。この結果、初
乳又は乳については抗体力価を測定する可能性が妨げら
れている。
本発明の目的は実際に結果の信頼性を損うことなく初乳
又は乳の免疫化学的検査を行うことを可能にすることに
ある。
本発明においては、免疫化学的検査を受ける初乳又は乳
の試料に、次の成分: (a)微生物学的防腐剤、 (b)前記検査を受ける試料を5〜8好ましくは5.5
〜6.5のpHに保つ緩衝液、および(c) 1種又は
2種以上の非イオン界面活性剤を含有する安定化剤組成
物を安定化に有効な量添加することにより、上述の目的
を達成する。成分(a) 、 (b)および(c)は実
施する免疫化学的検査を妨害しないように選定する必要
がある。これは、成分(a)、(b)および(c)は単
独でもまた互に組み合わせても実施する試験の結果に影
響を与えることは許されないことを意味する。使用する
非イオン界面活性剤を選定する際には、商業的に入手で
きる広範囲の洗剤を使用することができる。
本発明においては、上述の安定化剤組成物を添加した場
合には、初乳又は乳の試料における抗体力価すなわち抗
体濃度が変化せず、上昇した温度(37°C)において
長時間貯蔵した場合でも変化しないので、免疫化学的検
査は信頼できる結果を与えることができることを見い出
した。本発明の評価に当っては、さらに乳は極めて特殊
な体液であって、−船釣に使用される添加剤および特殊
に使用される安定化側組成物に対して高い要件を課する
ものであることを考慮する必要がある。
最適安定化のためには、少なくとも2種の非イオン界面
活性剤の混合物であって、そのうちの少なくとも1種の
界面活性剤のHLB値が12〜16であるものを使用す
るのが好ましい。
微生物学的防腐剤としては、重クロム酸塩、例えば、重
クロム酸ナトリウム、重クロム酸カリウム又は重クロム
酸アンモニウム、あるいは有機水銀化合物、例えば、エ
チルマーキュリチオサリチレートが好ましい。安定化側
組成物、従って緩衝液もa厚な状態で添加して試料をで
きるだけ希釈しないようにするのが好ましい。このよう
な希釈は実施する試験の感度を低下する。本発明におい
ては、緩衝剤成分として弱無機酸およびその塩を併用す
ることにより、濃厚な緩衝液を得ることができることを
見い出した。
本発明においては、安定化剤組戊物の最後に示した成分
(c)として最適なのは、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、およびポリオキシエチレンとポリオ
キシプロピレンとから形成されポリオキシプロピレン含
有量の比較的大きいブロック共重合体からなる群、又は
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンとポリオキシプロピレンとから形成されポ
リオキシプロピレン含有量の比較的大きいブロック共重
合体、およびアルキルフェノールポリオキシエチレン化
合物からなる群から選定された少なくとも2種の非イオ
ン界面活性剤の混合物の水溶液であることを見い出した
。ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルは、例
えば、ツイーン■、例えば、ツイーン80およびツイー
ン85という商品名で市販されている。ポリオキシエチ
レン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体はプルロ
ニック■という商品名で入手することができ、実施例で
使用するポリオキシプロピレン含有量の比較的大きい(
約90%)共重合体プルロニックPE31.00である
。ノニデット■(Nonidet ;商品名) P−4
0はアルキル基が8個の炭素原子を有し1個の分子当り
平均9個のエチレンオキシド分子が存在するアルキルフ
ェノールポリオキシエチレン化合物の例である。
使用者例えば牛の飼育者が安定化側組成物を添加したか
どうが、すなわち初乳又は乳の試料が安定化されたかど
うかを確かめることができるのは大きな利点である。こ
れは免疫化学的検査の実施者にとって一層重要なことで
ある。事実、試料が安定化されていることを容易に確か
めることができる場合には、検査結果の信頼性が初乳又
は乳の試料の経歴によって影響されていないことを確信
することができる。
本発明は特別な例において、初乳又は乳を着色させるこ
とができる指示薬を含有する安定化側組成物を使用する
。防腐剤として重クロム酸塩を使用する利点は、これを
添加した初乳又は乳の試料が黄色に着色することである
。本発明の極めて好ましい例においては、初乳又は乳の
試料に添加することができる安定化側組成物は濃厚緩衝
液中に溶解している重クロム酸塩を含有する。所望のp
H範囲および水に対する大きい溶解度に関して、約6.
4のpHを有するH2PO,−/HPO,”−緩衝液が
最適である。安定化側組成物の第3成分、すなわち界面
活性剤は濃厚水溶液の形態で個別に添加するのが好まし
い。この成分を重クロム酸の緩衝剤溶液に溶解させた状
態で使用する場合には、比較的多量の水を溶媒として使
用して上述の諸成分のうちの1個の成分も分離しないよ
うにする必要がある。
この結果、初乳又は乳の試料は比較的大きく希釈され、
実施する免疫化学的検査の感度に有害な影響が現われる
本発明の特別な利点は、成分として防腐剤および緩衝剤
を含有する溶液と共に初乳又は乳の試料を着色する指示
薬を洗剤溶液(成分C)に添加することにより達成され
る。適当な指示薬の例はメチレンブルーであり、メチレ
ンブルーはオレンジ色に着色した重クロム酸塩溶液を使
用した場合に初乳又は乳の試料に緑色を付与する。試料
を安定化する際に洗剤溶液を忘れた場合には、試料は黄
色に着色する。防腐剤および緩衝液の溶液を忘れた場合
には、試料は青色に着色する。検査する初乳又は乳の試
料が緑色である場合のみが、安定化が完全に行われたこ
とを示す。
安定化剤組成物が有効である限界は極めて広い。
後述の実施例から明らかなように、初乳又は乳の試料の
顕著な安定化作用は、l容量%の安定化剤組成物を添加
した場合に既に達成され、2又はIO容量%の安定化剤
組成物を添り口した場合にも同じ結果か得られる。
また、本発明は、初乳又は乳の試料の免疫化学的検査を
行うための試験キットと共に供給することかできる安定
化キットに関するものである。前記試験キットは試験に
必要な物質および所要に応して補助手段を具える。普通
、このような安定化キットは、免疫化学的検査のために
採取した初乳又は乳の試料を安定化するための規定、す
なわち試料の採取後にできるたけすみやかに上述の安定
化剤組成物を添加することにより安定化する必要がある
ことを含む使用指示手段を具える。豚におけるオージェ
スキー病ウィルスに対する抗体を測定するための試験キ
ットは本出願人にる未公開のオランダ国特許出願第89
01891号に記載されている。牛における牛のルーコ
ース(Ieucose)ウィルスに対する抗体の測定に
使用する試験キッキも知られている。このような試験キ
ットは、豚および牛のそれぞれからの初乳又は乳の試料
が上述の安定化剤組成物を含有している場合には、前記
試料の免疫化学的検査に有利に使用することができる。
(実施例) 次に本発明を実施例について説明する。
実施例1 免疫化学的検査のための豚の初乳の安定化次の安定化剤
組成物を使用した: l客演A : K2Cr20t  10重量%;2、5
Mt(2PQ+−/HPO+”−緩衝液、pH=6.4
(所望のpHになるまで2.5MNa82P04溶液を
2.5M水酸化ナトリウム溶液で滴定することにより得
た)。
一溶液B:ツイーン80  1重量%;ノニデットP−
401重量%; プルロニックPE31001重量%; メチレンブルー  0.05重量%。
分娩直後の4匹の雌豚から初乳を採集した。この初乳を
直ちに低温で凍結し、実験開始まで一200Cで貯蔵し
た。実験開始前に各試料を分割した。
安定化剤組戊物を一部の試料には2%濃度で添加し、他
の部分の試料は処理しなかった。安定化した初乳および
未処理の初乳をそれぞれ28℃および37°Cで温度し
た。これらの試料のオージェスキーgl抗体力価を0日
日、7回目および35日目にスバキシン(Suvaxy
n■、商品名)giエライサ法(ELISA)によって
測定した。
実験結果を次の表Aに光学密度(%)で示した。
ネガティブコントロールは試験キットに添付された使用
指示手段に従って100%に設定した。
表Δ 異なる温度で貯蔵した後の豚の安定化初乳又は未安定化
初乳におけるオージェスキー病ウィルスの糖蛋白質■に
対する抗体力価の測定結果(注)*実施せず 上述の結果から、安定化試料は37℃でさえも35日間
、免疫化学的検査に対する有用性に関してその品質の劣
化を起こすことなく、貯蔵することかできることが明ら
かである。また、添加した安定化剤組成物が試験結果に
悪影響を及ぼさないことも明らかである。これに対し、
未処理初乳は28°Cで貯蔵した場合には1週間以内で
既に免疫化学的検査に使用できなかった。これは試料(
試料1,2および3)が不当に陽性(光学密度< 3s
% )と評価されたからである。
実施例1と同様な実験において、実施例1に記載した安
定化剤組成物(Sl)と、これからノニデッ1− P−
40を除いた安定化剤組成物(S2)とを比較した。
初乳試料中の最終洗剤濃度は0゜05%、最終に2Cr
z(h a度ハ0.2%、最終H,PO4−/HPO4
”−緩衝剤濃度は0.05Mであった。
試料を37℃で48時間貯蔵した後に得た実験結果(光
学密度%)を表Bに示した。
表B 豚の初乳におけるオージェスキーglに対する抗体力価
の測定結果 表Bに示すように、これらの安定化剤組成物には互に有
意な差が認められなかった。なお、三成分組成物、すな
わちノニデットP−40を含有する安定化剤組成物が好
ましがった。これは、三成分組成物の場合に最も均一な
結果が得られることが分ったからである。
実施例3 実施例1と同様な実験において、実施例1に記載した安
定化剤組成物を、濃度を変えて10%、2%および1%
の濃度で添加した。
試料を37℃で7日間貯蔵した後に得た実験結果(光学
密度%)を表Cに示す。
艮旦 豚の初乳におけるオージェスキーgl抗体力価に及ぼす
種々の安定化剤組成物の濃度の影響表Cに示すように、
安定化剤組成物は使用したすべての濃度、すなわち10
%、2%および1%の濃度において初乳試料の良好な安
定化を遠戚した。
実施例4 2個所の養豚場において、通常の管理の一部として分娩
後の各雌豚から初乳を採集した。試料を2個の部分に分
割し、一方の部分を一20°Cで貯蔵し、凍結状態で実
験室に輸送した。他方の部分は実施例1に記載した安定
化剤組成物で安定化した。
初乳に安定化剤組成物(約2%)を添加した後に、試料
を約4°Cで貯蔵した。実験室への試料の輸送中に輸送
時間および貯蔵温度には特別な注意を払わなかった。実
験室において、未処理凍結試料および安定化試料の両方
について、スパキシンgIエライサ法によってオージェ
スキーgI抗体力価を測定した。この比較試験の結果を
表りに示す。
(ω車実施せず 表旦 実際的条件下に採集し安定化処理した豚の初乳と、未処
理凛結試料とのオージェスキーgl力価の測定結果の比
較 表りから分るように、試料を安定化することにより、試
料を通常の実際的条件下に貯蔵および輸送することかで
きる。その後安定化試料は一20’Cで注意深く貯蔵し
た未処理試料と同様に免疫化学的検査に有用であった。
これは、安定化試料を使用して行った試験の結果が信頼
できるものであって、個々の動物のオージェスキーgI
の状態に関し誤差か入ってこないことを意味する。
実施例5 この実験に使用した混合牛乳の試料は試験開始まで一2
0℃で貯蔵した。試験前に各試料を分割した。牛乳の一
方の部分に安定化側組成物(2%)添加し、他方の部分
は未処理のままとした。実施例1に記載した安定化側組
成物を使用した。安定化牛乳および未処理牛乳をそれぞ
れ4℃および370Cて製置した。これらの試料につい
て牛の口fコースウィルス(B [、V )−乳エライ
ザ法を使用してBLV抗体力価を下表に示す経過日数で
測定した。
実験結果(光学密度%)を表Eに示す。
衣旦 異なる温度で貯蔵した後の安定化牛乳および未安定化牛
乳におけるBLV p24に対する抗体力価の測定結果 表Eに示す結果から、安定化牛乳は未処理牛乳とは異な
り、可成りの期間貯蔵した後でもなお免疫化学的検査に
有用であることが分る。これは0日すなわち試験開始日
の結果と比較して検査結果に変化が認められなかったか
らである。
実施例6 免疫化学的検査のための初乳の安定化処理:野外試験 試験I:オージェスキー陰性の飼育雌豚の群について、
すべての雌豚から分娩直後に初乳試料を採取した。18
1匹の雌豚からの初乳試料を実施例1に記載した安定化
側組成物(Sl)によって安定化し、スバキシンgI試
験によってgI抗体について試験した。いずれの試料も
陽性でなく、5個の試料ははっきりせず、176個の試
料は陰性であった。はっきりしない試料は初乳を脱脂し
た後に再試験した。得られた脱脂初乳は陰性であった。
試験結果を下記の図式に示した。
試験■:いくつかの養豚場において、分娩後に雌豚から
初乳試料を採取した。実施例1に記載した安定化側組成
物(Sl)によって試料を安定化し、スバキシンgI試
験によって試験した。261個のうち98個の試料は陽
性で、146個の試料は陰性で、17個の試料ははっき
りしなかった。陽性の豚およびはっきりしなかった豚の
脱脂初乳および乳液の両者について抗gI抗体を測定し
た。豚の98個の陽性初乳試料のうち75個が乳液にお
いて陽性反応を示し、23個が乳液において陰性反応を
示した。後者は脱脂初乳において低い力価(> 1/1
6)を示した。はっきりしない反応を示す豚のすべての
試料は乳液おいて陰性であり、17個のうち8個の試料
は脱脂初乳においてはっきりしない結果を示した。これ
らの結果を下記の図式に示した。
結論: 上述の試験から、使用した安定化剤組成物は初
乳における偽陽性反応を無くなすと結論することができ
る。あいまいな試料は初乳を脱脂した後に再び試験する
必要がある。初乳におけるgf抗体の測定は乳液におけ
る測定と少なくとも同程度の感度を示した。
図式 2種の野外試験の結果を示す図式 鵡■

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、免疫化学的検査を受ける初乳又は乳の試料を安定化
    するに当り、 次の成分: (a)微生物学的防腐剤、 (b)前記検査を受ける試料を5〜8のpHに保つ緩衝
    液、および (c)1種又は2種以上の非イオン界面活性剤を含有し
    、成分(a),(b)および(c)は実施する免疫化学
    的検査を妨害しないように選定されている安定化剤組成
    物を安定化に有効な量添加することを特徴とする初乳又
    は乳の試料の安定化方法。 2、成分(c)は少なくとも2種の非イオン界面活性剤
    の混合物からなり、そのうちの少なくとも1種の界面活
    性剤のHLB値は12〜16であることを特徴とする請
    求項1記載の方法。 3、次の成分: (a)重クロム酸塩および有機水銀化合物からなる群か
    ら選定された微生物学的防腐剤、(b)弱無機酸および
    その塩を含有する濃厚緩衝液、および (c)少なくとも2種の非イオン界面活性剤の混合物で
    あって、そのうちの少なくとも1種の界面活性剤のHL
    B値が12〜16である非イオン界面活性剤を含有する
    安定化剤組成物を使用すること を特徴とする請求項2記載の方法。 4、成分(c)はポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
    エステル、およびポリオキシエチレンとポリオキシプロ
    ピレンとから形成されポリオキシプロピレン含有量の比
    較的大きいブロック共重合体からなる群、又はポリオキ
    シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
    レンとポリオキシプロピレンとから形成されポリオキシ
    プロピレン含有量の比較的大きいブロック共重合体、お
    よびアルキルフェノールポリオキシエチレン化合物から
    なる群から選定された少なくとも2種の非イオン界面活
    性剤の混合物の水溶液からなることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一つの項に記載の方法。 5、次の成分: (a)防腐剤である重クロム酸塩、 (b)pH約6.4の濃厚なH_2PO_4^−/HP
    O_4^2^−緩衝液、および (c)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
    およびポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンとか
    ら形成されポリオキシプロピレン含有量の比較的大きい
    ブロック共重合体からなる群、又はポリオキシエチレン
    ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンとポリ
    オキシプロピレンとから形成されポリオキシプロピレン
    含有量の比較的大きいブロック共重合体、およびアルキ
    ルフェーノルポリオキシエチレン化合物からなる群から
    選定された少なくとも2種の非イオン界面活性剤の混合
    物の水溶液 を含有し、成分(a)は成分(b)のなかに加えられて
    いる安定化剤組成物を使用することを特徴とする請求項
    4記載の方法。 6、成分(c)が、さらに、成分(a)と成分(b)と
    からなる溶液と共に試料を着色させる指示薬を含有する
    ことを特徴とする請求項5記載の方法。 7、免疫化学的検査を受ける初乳又は乳の試料を安定化
    するのに使用する安定化キットにおいて、 前記キットが次の成分: (a)微生物学的防腐剤、 (b)前記検査を受ける試料を5〜8のpHに保つこと
    ができる緩衝液、および (c)1種又は2種以上の非イオン界面活性剤を含有す
    る安定化剤組成物を具え、 前記キットは、さらに、免疫化学的検査の ために採取した初乳又は乳の試料を、試料の採取後にで
    きるだけすみやかに前記安定化剤組成物を添加すること
    により安定化する必要があることを規定している使用指
    示手段を具えることができる ことを特徴とする初乳又は乳の試料を安定化するのに使
    用する安定化キット。 8、成分(c)は少なくとも2種の界面活性剤の混合物
    からなり、そのうちの少なくとも1種の界面活性剤のH
    LB値は12〜16であることを特徴とする請求項7記
    載のキット。 9、次の成分: (a)重クロム酸塩および有機水銀化合物からなる群か
    ら選定された微生物学的防腐剤、(b)弱無機酸および
    その塩を含有する濃厚緩衝液、および (c)少なくとも2種の非イオン界面活性剤の混合物で
    あって、そのうちの少なくとも1種の界面活性剤のHL
    B値が12〜16である非イオン界面活性剤 を含有する安定化剤組成物を具える請求項8記載のキッ
    ト。 10、成分(c)はポリオキシエチレンソルビタン脂肪
    酸エステル、およびポリオキシエチレンとポリオキシプ
    ロピレンとから形成されポリオキシプロピレン含有量の
    比較的大きいブロック共重合体からなる群、又はポリオ
    キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
    チレンとポリオキシプロピレンとから形成されポリオキ
    シプロピレン含有量の比較的大きいブロック共重合体、
    およびアルキルフェノールポリオキシエチレン化合物か
    らなる群から選定された少なくとも2種の非イオン界面
    活性剤の混合物の水溶液からなることを特徴とする請求
    項7〜9のいずれか一つの項に記載のキット。 11、次の成分: (a)防腐剤である重クロム酸塩、 (b)pH約6.4の濃厚H_2PO_4^−/HPO
    _4^2−緩衝液、および (c)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
    およびポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンとか
    ら形成されポリオキシプロピレン含有量の比較的大きい
    ブロック共重合体からなる群、又はポリオキシエチレン
    ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンとポリ
    オキシプロピレンとから形成されポリオキシプロピレン
    含有量の比較的大きいブロック共重合体、およびアルキ
    ルフェノールポリオキシエチレン化合物からなる群から
    選定された少なくとも2種の非イオン界面活性剤の混合
    物の水溶液 を含有し、成分(a)は成分(b)のなかに加えられて
    いる安定化剤組成物を含有することを特徴とする請求項
    10記載のキット。 12、成分(c)が、さらに、成分(a)と成分(b)
    とからなる溶液と共に試料を着色させる指示薬を含有す
    る請求項11記載のキット。
JP2239176A 1989-09-13 1990-09-11 初乳又は乳の試料の安定化方法およびこれに使用する安定化キット Pending JPH03237358A (ja)

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