JPH03236612A - ヘリカルアンテナ - Google Patents

ヘリカルアンテナ

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JPH03236612A
JPH03236612A JP2031369A JP3136990A JPH03236612A JP H03236612 A JPH03236612 A JP H03236612A JP 2031369 A JP2031369 A JP 2031369A JP 3136990 A JP3136990 A JP 3136990A JP H03236612 A JPH03236612 A JP H03236612A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はヘリカルアンテナに関するものであり、例え
ば直線偏波の電波を無指向性で送受信する用途に通した
ヘリカルアンテナ、特に複数の作動周波数を有するノー
マルモードヘリカルアンテナの小形化に関するものであ
る。
[従来の技術] ヘリカルアンテナは円偏波または直線偏波の電波の送受
信に用いられる。
ヘリカルアンテナでは、ヘリクスの周長が約1波長のと
きヘリクスの軸方向に電波が放射されるアキシャルモー
ドと、ヘリクスの局長が波長に比べて小さくその軸長が
1波長程度までのときヘリクス軸に対して垂直な面内に
電波が放射されるノーマルモードとの二種の動作モード
がある。
アキシャルモードのヘリカルアンテナでは、へリクスの
導線に沿ってほぼ進行波が乗り、各部分からの放射の位
相が一致して、はぼ円偏波に近い電波が軸方向に主ビー
ムとして放射される。従ってアキシャルモードのヘリカ
ルアンテナは指向性が要求される用途に専ら用いられて
おり、車載無線機器や携帯無線機器等の無指向性の要求
される用途には不向きである。
一方、ノーマルモードのヘリカルアンテナは、全体の寸
法が波長に比べて小さくなるほど微小ダイポールと等価
のものに近付き、螺旋軸に直角な方向に水平または垂直
偏波を放射する無指向性アンテナとして動作する。
ヘリカルアンテナに軸上に無給電のヘリクスを装荷する
ことによりアンテナ特性を制御することはアキシャルモ
ードヘリカルアンテナでは既に報告されている+11 
がノーマルモードヘリカルアンテナについての報告は見
当たらない。
参考文献: IEEE、^P−34.No、9.pp、1143−1
148H198B、9第5図は、従来の無給電ヘリクス
を有するアキシャルモートヘリカルアンテナの一例を示
す外形図であり、52は金属材料よりなる反射板、53
は給電コネクタ、54はヘリクスを構成する導線が巻回
される円筒状の誘電体、56はヘリカルアンテナとして
給電される駆動用ヘリクス、58は無給電の寄生用ヘリ
クスである。
この従来の無給電ヘリクスを有するアキシャルモートヘ
リカルアンテナでは、先端にテーバが形成された円筒状
の誘電体54の周面上に2つの導線56.58が互いに
平行して同一方向に螺旋状に巻回され(バイファイラ巻
キ〉、ヘリクスとして反射板52の前面に配置されてい
る。一方の駆動用ヘリクス56に給電コネクタ53から
給電されると、無118Nの寄生用ヘリクス58との相
互間に電磁結合が行われ、ヘリクスの軸方向に円偏波が
放射される。
即ち、アキシャルモードヘリカルアンテナにおいては、
駆動用ヘリクス56の巻数を増加して全長を長くすると
アンテナ利得ならびに円偏波の軸比の改善が図れるが、
軸方向の寸法を変えなくても、駆動用ヘリクス56に平
行に別の導線を巻回し、その装荷に供する無給電の寄生
用ヘリクス58を設けることにより、小形のヘリカルア
ンテナでも所定のアンテナ利得が得られるようになる。
この種のアンテナの寸法は、一般に軸長に約1波長、直
径に約173長を必要とする。
一方、従来のノーマルモードヘリカルアンテナは、第6
図に示すサイドファイアヘリカルアンテナの場合につい
て説明すると、円筒状誘電体64の長さ方向の略中央位
置から両側にそれぞれ半波長(λ/2)のピッチで駆動
用ヘリクス66を互いに逆向きに等ピッチ角にて巻回し
てなり、中央位置に設けられた給電点63から一両駆動
用ヘリクス66.66に同位相の給電を行うと、同一方
向に位置するへりラス上の番長の電流は同位相となり、
水平偏波無指向性の電波がヘリクス軸に対して垂直な方
向へ放射される。
また両部動用ヘリクス66.86に逆位相の給電を行う
と、同様に垂直偏波無指向性の電波がへリクス軸に対し
て垂直な方向へ放射される。
即ち、ヘリクス軸に対して垂直な方向において直線偏波
の電波の送受イεによるノーマルモートの動作が行われ
る。
この種のサイトファイアヘリカルアンテナの寸法は、軸
長が数波長、周長が約1波長となる。
第7図は従来の別のヘリカルアンテナの例を示しており
、円筒状の誘電体74上に導線を螺旋状に巻回してなる
駆動用ヘリクス76が反射板72の前面に配置され、給
電点73から給電を行なうようになっている。この場合
、ヘリクス周長が波長に比べて小さく、その全長が1波
長程度以下のときは、電波はヘリクス軸に垂直な面内に
全方位に亙って放射され、即ちノーマルモードにて動作
が行われる。
[発明が解決しようとする課題] 前述したような従来のヘリカルアンテナにおいて、例え
ば第5図に示す無給電ヘリクス付きのアキシャルモード
ヘリカルアンテナでは、駆動用へリクス56と寄生用ヘ
リクス58は共にテーパ付き円筒状の誘電体54上に平
行して巻回され、無給電の寄生用ヘリクス58はアキシ
ャルモードにて円偏波を放射する駆動用ヘリクス56に
装荷の作用をするので、小形化されたヘリカルアンテナ
を用いても所定のアンテナ利得が得られるが、使用電波
は単一周波数の円偏波に制限され、放射の主ビーム方向
が軸方向に限定されてしまい、且つそのアンテナ寸7去
、特に軸長は一般のアキシャルモードヘリカルアンテナ
と同様に波長程度を必要とするので、小形化に限界があ
る。
また第6図に示すサイドファイアヘリカルアンテナは、
導体円管柱64の略中央位置から両側に逆向きに巻回さ
れた一対の駆動用ヘリクス66゜66へ中央位置の給電
点より同位相または逆位相の給電を行うことにより、ノ
ーマルモードで全方位に亙り直線偏波の電波を用いた送
受信が行えるが、両部動用へり□ラス66.66は、円
管柱64の略中央位置から両側に巻回され、通常その一
巻の導体長さは2波長、ピッチはλ/2程度であるので
、ヘリカルアンテナとしての寸法は軸長が長大になると
共に、作動周波数は一周波でしかも使用周波数に制限が
ある。従って、トランシーバやコードレス電話などの専
有スペースをできる限り小さくしたい要求のアンテナと
しては不向きである。
更に′fS7図に示すヘリカルアンテナは所謂エンドフ
ァイヤへりカルアンテナとよばれるタイプのもので、全
体の寸法が波長に比べて十分小さい場合は放射電波がヘ
リクス軸に対して垂直な面内に全方位C亙って放射され
るノーマルモードにて作動可能であるが、作動周波数は
一周波に限られるという問題点があった。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、全方位に亙り電波の送受信が行えると共に、周波数
間隔が可調整的設定できる複数の作動周波数を備えた小
形形状のヘリカルアンテナを得ることを目的とするもの
である。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の発明に係るヘリカルアンテナは、使用
すべき波長に比べて小さい周長で螺旋状に巻回された第
1ヘリクスを螺旋軸と直交する電波反射面の前面に配置
し、前記第1ヘリクスに給電手段を接続したヘリカルア
ンテナにおいて、前記第1ヘリクスによる第1のアンテ
ナ共振周波数とは異なる第2のアンテナ共振周波数を生
じる無給電の螺旋状の第2ヘリクスを、前記第1ヘリク
スに対して同心状に装荷したものである。この場合、第
1ヘリクスと第2ヘリクスは、給電線の接続位置さえ所
望の給電高さに選べるなら、何ずれが内側または外側で
あってもよい。
また請求項2に記載の発明に係るヘリカルアテナでは、
前記第2ヘリクスを、前記嵩1ヘリクスより大きい周長
および小さい螺旋軸方向寸法を有するものとしたもので
ある。
更に請求項3に記載の発明に係るヘリカルアンテナでは
、第2ヘリクスの螺旋ピッチを含む構造パラメータを、
前記第2のアンテナ共振周波数の目標値に応じて予め定
めてなるものである。
[作 用] この発明のヘリカルアンテナは、波長に比べて周長の小
さい螺旋状に巻回された341ヘリクスを駆動ヘリクス
とし、この駆動ヘリクスに対してそれと同心状に螺旋状
に巻回された無給電の第2ヘリクスを装荷したものであ
るので、第2ヘリクスの装荷の効果により、小形寸法に
てノーマルモードにおける電波の送受信が可能である。
またこのヘリカルアンテナでは、第1ヘリクスの共振周
波数近傍の第1周波数と第゛2ヘリクスの構成パラメー
タで定まる第2周波数との少なくとも2周波で動作可能
であり、これは′s2ヘリクスの螺旋ピッチを含む構成
パラメータの変更によりその共振周波数を調整して、そ
の近傍の第2周波数での作動を可能とするものである。
更に、本発明のヘリカルアンテナはノーマルモード・で
作動し、水平面内においては全方位に亙り電波の送受信
が行えるので、複数周波で動作する移動用通信機器に好
適である。
前記第2ヘリクスが、前記第1ヘリクスより大きい局長
および小さい螺旋軸方向寸法を有するものである場合、
第2ヘリクスによって定まる第2の作動周波数は第1ヘ
リクスによって定まる第1の作動周波数より低い周波数
となる。
[実施例] この発明の一実施例を添付図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例を示す側面図、第2図は′
s1図の上面図であり、図において、反射板3と給電端
子(同軸コネクタ)4は、前記従来のエンドファイヤへ
りカルアンテナと同様であるので詳しい説明は省略する
。反射板3の前面には駆動ヘリクスを構成する螺旋状に
導線を巻回した第1ヘリクス1が取り付けられ、その螺
旋軸は反射板3に直交している。この第1ヘリクス1に
は給電端子4からの給電線5が所定の給電点位置で接続
されている。また第1ヘリクス1の先端部において、そ
の外側には寄生ヘリクスを構成する螺旋状に導体を巻回
した無給電の第2ヘリクス2が例えば発泡スチロール等
の電波に影響を与えない材料で作られた図示しない支持
手段によって同軸状に配置されている。これら第1と第
2のヘリクス1.2はいずれも空芯コイルであるので小
型に構成できる。
尚、図中において、Hは第1ヘリクス1のアンテナ高、
H′は第2ヘリクス2のアンテナ高、Dは第1ヘリクス
1の直径、D゛は第2ヘリクス2の直径、Pは第1ヘリ
クス1のピッチ角、P′は第2ヘリクス2のピッチ角を
示している。
上記のように構成されたヘリカルアンテナにおいては、
第1ヘリクス1が電波を反射する反射板3の前面に配置
され、第1ヘリクス1の給電点には給電コネクタ4から
の給電線5が接続されて給電か行われる。また、この場
合、第1ヘリクス1の外側の第2ヘリクス2は、そのア
ンテナ高H′が第1ヘリクス1のアンテナ高Hより小さ
く、ピッチ角P°も第1ヘリクスのピッチ角Pより小さ
い#第1ヘリクス1と第2へり、クス2は相互に電磁結
合し、第1ヘリクス1に第2ヘリクス2が装荷された状
態となっている。螺旋状に巻回された周長が使用波長に
比べて小さく且つ螺旋導体の全長りが1/2波長程度を
なす第1ヘリクス1は、電波をヘリクス軸に対して垂直
な面内に放射する動作モード、即ちノーマルモードで作
動する。
また第1ヘリクス1への給電位置によりアンテナ効率が
変わるので、通常リターンロス特性などを考慮して反射
板からアンテナ高Hの70〜80%位置を給電長とする
。このように無給電の第2ヘリクスを装荷した状態で反
射板3の前面に配置されたitヘリクス1を駆動ヘリク
スとするヘリカルアンテナでは、寸法が小形化されても
所定の性能が得られる。
3i31ffiは、ヘリクス全長りと共振周波数Fとの
関係を実測した結果を示しており、ヘリクスの導線の線
径φw 1 t+sの場合の例である。ヘリクス直径り
を一定としたとき、第1ヘリクスlの導線の全長しが増
加するか、またはピッチ角Pが大きくなると共振周波数
か低下する。第1ヘリクス1の共振周波数は、アンテナ
高H1ヘリクス直径Dピッチ角Pに依存し、これらの構
造パラメータが変わると共振周波数が変化する。第1ヘ
リクス】と、これに装荷される無給電の第2ヘリクス2
との間では電磁結合が行われるが、第2ヘリクス2は、
そのアンテナ高H°、ヘリクスの直径り。
ピッチ角P°によって決められる固有の共振周波数を備
えている。
第4図はこのヘリカルアンテナのリターンロス特性の実
測結果を示し、第2ヘリクス2が装荷されたヘリカルア
ンテナは、導線の線径φ=1mm一定とし、第2ヘリク
ス2の装荷位置やヘリクス直径D°を変えても、第1ヘ
リクス1のみによる本来のヘリカルアンテナの共振周波
数f、と近接した第1周波数f、にて共振現象を呈し、
このときのリターンロスは一20dBと小さい。従って
第1周波数f、は第2ヘリクス2の影響を実質的に殆ど
受けない。
また第2ヘリクス2の構造パラメータによって決められ
る第2周波数f2は、第1周波数f、より周波数が低く
、へりロス直径D°の影響を受けるので、その寸法が小
さくなると周波数は高くなる。
またリターンロスは、特に第2周波数f2で第2へりロ
ス2の装荷位置により整合のとれる位置が大きく変わる
ので、予め最適位置に配置する。
従ってノーマルモードにおいては、第1と第2の複数の
周波数において共振するヘリカルアンテナが得られる。
またピッチ角P°を大きくするか又は全長り。
を短くすると第2周波数f2が変わり、2つの周波数間
隔を例えば (L−f2)/f+与10〜50%の範囲
で調節できるようにすることが可能である。
また周波数間隔を小さくすると周波数特性が広帯域化で
きる。
この実施例のヘリカルアンテナは、500 MHz近傍
にて使用するとき、アンテナ高は波長の1710に小形
化できる。
更に全方位に亙る指向性を有するので、専有スペースに
制限を受けるコードレス電話、自動車電話ならびにトラ
ンシーバなどの移動用通信機器への利用に適する。
[発明の効果] 以上に説明した通り、本発明によれば、ヘリカルアンテ
ナを構成する第1へりロスと同心状に無給電の第2へり
ロスを配設する簡単な構造によって無給電の第2へりロ
スにて装荷されたヘリカルアンテナの寸法が小形化され
、第2へりロスの構造パラメータを変えると相互の周波
数間隔が調節でき、従って可調整的に設定できる複数の
作動周波数を有する小形ヘリカルアンテナが得られる。
更に周波数間隔を小さくすると周波数特性が広帯域化で
き、ノーマルモートでの全方位に亙る2周波の送受信が
行えるので移動用通信機器への利用が図れる。
またその給電は1点のみで行えるため、複数周波数に対
して特別の励振回路を必要としないという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す側面図、第2図は第
1図の上面図、第3図はへりロスの全長と共振周波数と
の関係を示す線図、第4図はヘリカルアンテナのリター
ンロス特性を示す線図、第5図は従来の無給電へりロス
を有するアキシャルモードヘリカルアンテナの一例を示
す外形図、第6図は従来のノーマルモードサイドファイ
アヘリカルアンテナの一例を示す外形図、第7図は従来
のエンドファイアヘリカルアンテナの一例を示す外形図
である。 (主要部分の符号の説明) 1・・・第1へりロス、2・・・第2へりロス、3・・
・反射板、4・・・給電端子、5・・・給電線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、使用すべき波長に比べて小さい周長で螺旋状に巻回
    された第1ヘリクスを螺旋軸と直交する電波反射面の前
    面に配置し、前記第1ヘリクスに給電手段を接続したヘ
    リカルアンテナにおいて、前記第1ヘリクスによる第1
    のアンテナ共振周波数とは異なる第2のアンテナ共振周
    波数を生じる無給電の螺旋状の第2ヘリクスが前記第1
    ヘリクスに対して同心状に装荷されていることを特徴と
    するヘリカルアテナ。 2、前記第2ヘリクスが前記第1ヘリクスより大きい周
    長および小さい螺旋軸方向寸法を有することを特徴とす
    る請求項1に記載のヘリカルアンテナ。 3、第2ヘリクスの螺旋ピッチを含む構造パラメータが
    前記第2のアンテナ共振周波数の目標値に応じて予め定
    められていることを特徴とする請求項1に記載のヘリカ
    ルアンテナ。
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