JPH03235649A - ポリゴンミラーモータ - Google Patents

ポリゴンミラーモータ

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JPH03235649A
JPH03235649A JP2829290A JP2829290A JPH03235649A JP H03235649 A JPH03235649 A JP H03235649A JP 2829290 A JP2829290 A JP 2829290A JP 2829290 A JP2829290 A JP 2829290A JP H03235649 A JPH03235649 A JP H03235649A
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Takeshi Uno
宇野 斌
Jun Matsubayashi
純 松林
Katsutoshi Arai
新居 勝敏
Kazuhiko Kawaike
川池 和彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は竪形モータ、この竪形モータの製造方法および
これらに供されるのに好適な軸受装置、あるいはこの種
モータに駆動されるポリゴンミラーモータに関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来ポリゴンミラーモータとして、実公昭63−128
7号公報が知られている。そして、この第4図には、ボ
ールベアリングの軸受装置が示され、シャフトの一方の
自由端に回転検出装置を配置し、他の自由端にマグネッ
トの支持部材を配置して、その外側にポリゴンミラーを
配置している。そして、駆動コイルは軸受装置の外側に
配置し、さらにその外側にマグネットを有する、アウタ
ーロータータイプのポリゴンミラーモータを形成する。
そして、この従来技術の目的は、軸受部からのオイルミ
ストが、直接ポリゴンミラーに飛散するのを防止するた
めに、ポリゴンミラーの直下に軸受が露出しないよう、
マグネット支持部材で遮断していることを特徴としてい
る。
第2のポリゴンミラーモータとしては、第S図に示すよ
うに、高鮮明な両像処理に適した密閉構造の例について
知られている。レーザブリンクでは半導体レーザやガス
レーザなどからなるレーザユニットからのレーザ光を回
転するポリゴンロータaのミラーbによって反射させて
、感光体裏面に照射するものであり、ポリゴンロータa
は駆動モータCによって固定軸d上にスリーブeを介し
て回転されるように構成されている。尚、この構成に類
するものとして、特開平1−105015号記載のもの
も知られている。
そして、前記固定軸dの外周面には多数の動圧発生用溝
部が形成され、回転スリーブeの回転によってスラスト
荷重及びラジアル荷重を支えるための動圧が発生する様
になっている6即ち、この動圧発生用の溝部は、機能的
にはへリングボーン状の下部溝部f1及びヘリングボー
ン形状を形成する中部溝部f2と上部溝部faとによっ
て動圧を発生させてうシアル荷重を支え、且つ、中部溝
部f2によって固定軸dト面に空気を送り込み。
以て固定軸dの上端にあるスライド軸受gとの間の空気
圧を高めてスラスト荷重を支えるようになっている。
回転スリーブeの上部にはポリゴンロータaがねじ止め
され、また下部にはロータマグネットC1が固定され、
かつロータマグネットCI を駆動するためのステータ
コイルC2がロータマグネットC1の周囲を囲むように
固定されて駆動モータCとなっていると共に、外部から
ポリゴンロータaのミラーbへ照射されるレーザ光、及
び所望の残光面へ反射されるレーザ光を透過させるレー
ザ入射窓部りが外筒iの上部周面の一部に形成されたも
のから成っていて、駆動モータCで高速回転するポリゴ
ンロータは回転精度が高く維持される必要があるばかり
でなく、反射面の面振れを小さくしなければならないた
めに固定軸と回転スリーブとの間隙を極めて狭いものと
している。
更に、本発明が志向する竪形超高速の電動機に用いる軸
受として、ホワールを抑制する軸受装置として、特開平
1−105015号公報が知られている。
この公報にはマガリバ溝を有する空気軸受について記載
されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、レーザー記録装置の高速高精細化につ
いて志向されておらず、以下の問題も併せ内在している
1.7ウター〇−タモータであるため、回転部のイナー
シャが大きく、始動から定格回転数に達するまでの立上
り時間が長く、ファースト記録までの時間が長く、高速
機に不向きである。
2、また、軸受にボールベアリングを使用すると、高速
になるほど騒音レベルが高く、ボールの回転時のフレッ
ティングトルクの変化やグリースの劣化によって、軸受
ロスが変化し、又グリースの偏位により回転むらが生じ
て、高速になるほど制御回路の追従が悪くなるため、モ
ータの回転むらを抑制ができず、縦線記録ずれを生じる
という問題があった。
本問題を解決するには、前記従来例に示す運転中軸受ロ
スが変化しない空気軸受を使用すればよいが、高価であ
るため量産機に不向きである。
さらに、空気軸受は、始動回数寿命が短いため、ポリゴ
ンミラーモータを連続運転して待機状態にせざるを得す
、ポリゴンミラーの風損。
コアの鉄損が回転数の二乗に比例して増加し。
銅損も電流の二乗に比例して増加するため、高速になる
と待機時の運転コストが急激に増加するという問題があ
る。
又、空気軸受装置は前記問題点に加え、構造が相当複雑
になるという問題点を併せ有している。
本発明の第1の目的は、空気軸受を持つモータのように
低振動、低騒音、低回転むらであり、またボールベアリ
ング軸受を持つモータのように0N−OFF寿命が長く
、かつ、空気軸受を持つモータよりも単純な構成のポリ
ゴンミラーモータを提供することにある。
又、第2の目的は、このポリゴンミラーモータ等に供さ
れるに好適な竪形モータを提供するととであり、第3の
目的はこれらのモータに供されるに好適な軸受装置を提
供することにあり、更に第4の目的は簡単なモータの製
造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の第1の目的は、支持筒を形設した軸受支持部材
と、この支持筒の上下にそれぞれ挿入配されたラジアル
軸受と、これらのラジアル軸受のうち上部のラジアル軸
受の上方に配した動圧シールおよび磁気シールと、前記
両ラジアル軸受に滑動自在に支承され、前記動圧シール
および磁気シールを貫通して上方に突出したシャフトと
、このシャフトの突出部に固定され、前記支持筒を所定
の間隙を有して被うロータ支持部材と、このロータ支持
部材の外周に設けられたモータマグネットと、前記軸受
支持部材に固定したハウジングの内側に固定した駆動コ
イルを具備する鉄心とを備えたモータにおいて、前記ラ
ジアル軸受のスラスト方向寸法の半分程度の長さの複数
の油溝を形成すると共に、シャフトと支持筒およびラジ
アル軸受で形成される空間内に磁性流体を充填し、前記
ロータ支持部材の上面にポリゴンミラーを取付け、更に
このポリゴンミラーを被うカバーを前記ハウジングに固
定したポリゴンミラーモータとすることによって達成さ
れる。
本発明の第2の目的は、支持筒を形設した軸受支持部材
と、この支持筒の上下にそれぞれ挿入配されたラジアル
軸受と、これらのラジアル軸受のうち一←部のラジアル
軸受の上方に配した動圧シールおよび磁気シールと、前
記両ラジアル軸受に滑動自在に支承され、前記動圧シー
ルおよび磁気シールを貫通して上方に突出したシャフト
と、このシャフトの突出部に固定され、前記支持筒を所
定の間隙を有して被うロータ支持部材と、このロータ支
持部材の外周に設けられたモータマグネットと、前記軸
受支持部材に固定したハウジングの内側に固定した駆動
コイルを具備する鉄心とを備えた竪形モータにおいて、
前記ラジアル軸受のスラスト方向寸法の半分程度の長さ
の複数の油溝を形成すると共に、シャフトと支持筒およ
びラジアル軸受で形成される空間内に磁性流体を充填し
た竪形モータとすることによって達成される。
本発明の第3の目的は、支持筒を形設した軸受支持部材
と、この支持筒の上下にそれぞれ挿入配されたラジアル
軸受と、これらのラジアル軸受のうち上部のラジアル軸
受の上方に配した動圧シールおよび磁気シールとを有す
る軸受装置において、前記ラジアル軸受のスラスト方向
寸法の半分程度の長さの複数の油溝を形成すると共に、
シャフトと支持筒およびラジアル軸受で形成される空間
内に磁性流体を充填した軸受装置とすることによって達
成される。
本発明の第4の目的は、軸受支持部材の支持筒の下方の
ラジアル軸受を嵌合し、これをもう一方の軸受支持部材
で閉塞し、支持筒内に磁性流体を注入すると共に、この
支持筒の上方に上方のラジアル軸受と動圧シールを嵌合
すると共にこの動圧シールの磁気シールを取付けて軸受
ユニットを構成し、軸受支持部材に駆動コイルおよび鉄
心を有するハウジングを結合し、前記支持筒に前記で構
成されている軸受ユニットにロータのシャフトを挿入し
て竪形モータを製造する方法によって達成され机 〔作用〕 上記第1の目的である振動、騒音2回転むらの低減手段
として用いる流体軸受は、流体に潤滑油に類するものを
主成分として用いると、軸受とシャフト間に空気よりも
はるかに丈夫な膜が形成されるため、空気軸受のように
本体の振動によって軸受とシャフトが金属接触すること
もなく、また、ボールベアリングのように転勤面の変化
や潤滑グリースの倒れ込みなどによって、ロストルクが
急変することもなく、温度によって流体の粘性が徐徐に
変化するにつれ、軸受けのロストルクも徐々に変化する
ように動作する。
例えば、15000rpmのポリゴンミラーモードルは
、一回転の周期が4m5ECであり、回転数の変化は、
m5ECオーダーの時間で論じられるが、自己加熱によ
る流体の粘性変化は、秒〜分単位であり、コントローラ
が十分に回転数制御を行なえる範囲にあるので、回転む
らが悪化することがない。
しかし、高速になると、軸受の形状やシャフトの動きか
ら、オイルフオアールやウィッテが生じることがある。
オイルの粘度が低い場合、高速でロータのアンバランス
が大である場合など、シャフトが自由に動きやすい条件
になると、発生し易いことが実験的に確認されている。
このフォアールやウィッテが生じるとモータの振動、騒
音が大になり、本体のレーザーボックスを加振し、さら
に騒音が大となり、また画像不良となることが知られて
いる。
この対策として、高速であっても、シャフトと軸受間に
潤滑油を供給してやることが大切で、空気軸受と同じよ
うにシャフトに動圧軸受とすることにより、強性的にシ
ャフト軸受間に流体を供給するよう作用させても解決で
きるが、動圧グループは高精度であるため、エツチング
などの手段により形成されるので、高価であり、量産品
には適さない。
本発明は、摺動部に流体を集中させるのではなく、摺動
部に流体が不足しないように作用させるため、軸受内面
の一部に動圧発生用の斜溝を設け、摺動部分に流体を供
給させるよう作用させることによって達成される。
また、ロータが回転中にシャフトがふらつかぬようにす
るため、平面のスラスト軸受に円錐状の端面をもつシャ
フトを接するように配置し、ロータが回転することによ
って、個々の軸受ユニットとシャフトにおいて最も自然
な個所に、スラスト軸受のセンターを刻むようにして、
シャフトの振れを防止するようにする。
これによって、流体が高速時でも摺動面に供給されるの
で、オイルフオワールが解消し、流体不足によるウイン
グが解消するように動作する。
ON−〇FF寿命の改善手段に用いる流体軸受は、空気
軸受に比し、膜強度が格段に強いので、始動時・運転時
とも軸受とシャフトの金属接触が生じないように動作す
る。
それによって、軸受やシャフトが摩耗しないので、軸受
とシャフトのクリアランスが大きくなることがないので
、竪形モータ軸の傾斜やポリゴンミラー面倒れや振動を
抑制できる。
〔実施例〕
以下、図面を参考にポリゴンミラーモータの発明構成の
一実施例について説明する。ポリゴンミラーには、レー
ザー装置からの被記号信号により変調された、レーザー
ビームが入射される。ポリゴンミラーが回転することに
よって、このレーザービームをスキャンニングする。こ
のスキャンニングされたレーザービームは電子写真感光
体の受光ドラムに入射し、所望の画像を形成する。
第1図は、そのポリゴンミラーモータの一実施例で、鉄
心1に駆動コイル2を巻き、ハウジング3に接着し、駆
動コイルユニットとなす。そして、位置検品センサー2
3と回転数検出用コイルパターン24を配置し、さらに
、ラジアル軸受4.5およびスラスト軸受6を軸受支持
部材7,8に固定し、エアポケット9の外側に動圧シー
ル1oを配置して、さらに、その外側に磁気シール18
を配置して、軸受部に規定量の磁性流体11を注入した
シール一体形磁性流体軸受を形成し、前述駆動コイル2
の一関口端にセットすることによって、モードルの固定
部を形成する。7Aは軸受支持部材7に一体に形成した
支持筒である。
次に、回転検占用マグネット12.モータマグネット1
3.ポリゴンミラー14を、シャフト15で保持された
ロータ支持部材16で結合し、モータの回転子となし、
前記シール一体形磁性流体軸受に挿入して、ポリゴンミ
ラーモータを形成する。
そして、ミラーの汚損防止と騒音低減のため、全閉のカ
バー17を付けて実用に供す。尚、このカバー17には
透明の窓17Aが設けられている。
以下本発明の特徴とすることがらについて説明する。第
1図から推察できるように、本ポリゴンミラーモータは
、駆動コイルユニット、シール−体形磁性流体軸受ユニ
ットおよびポリゴンミラー付のロータに大別される。し
たがって、駆動コイルユニットにシール一体形磁性流体
軸受ユニットを組付後、ロータのシャフト15を、軸受
ユニットの開口端に”挿入し、さらに、防塵、遮音用の
カバー17をねじ止めするだけで、ポリゴンミラーモー
タの組立を行なうことができ、組立性が非常に良好であ
る。
前記シール一体形磁性流体軸受の流体11は、粘性によ
るロスを減らすため、粘性の低いメタル潤滑油の中に、
0.1μm以下の微細な強磁性体粉末で液中に沈殿しな
い寸法、形状のものを混入攪拌したものを用いる。
したがって、ボールベアリングのグリースのように、粘
度の高い潤滑材でなく、液体潤滑材であるため、シャフ
トの回転に対して、軸受の負荷トルクが急変することも
なく、また、空気軸受のように、静止時軸受構造材とシ
ャフトが、直接接していることもなく、油膜を介してシ
ャフトが軸受に支持されているので、ON−〇FF時に
軸受やシャフトを摩耗させ、クリアランスを大きくし、
回転振動や回転むらを大きくすることもなく、円潤に回
転を続けさせることができる。
しかし、高速回転になるとオイルフオアールを生じるこ
とがあるので、この防止方法として、第2図(A)に示
すように、ラジアル軸受4,5のスラスト方向寸法の約
1/2程度まで動圧を発生させる複数の油溝26を設け
、軸受・シャフト間の摺動速度が速くなっても、摺動面
に流体が不足することのないようにし、摺動面に気泡の
発生するのを抑制して、シャフトがラジアル方向に揺れ
るのを抑えるようにする。又、油溝26(よ、第2図(
B)に示すように螺旋溝にしてもよい。このとき、シャ
フト15の回転に伴って磁性流体11を下方に流れる方
向とすれば更に磁性流体の流れが円滑になる。
前記ラジアル軸受4,5およびスラスト軸受6は、銅系
のメタル軸受とし、軸受支持部材7,8は、たとえばア
ルミとし、1μm〜6μm程度のクリアランスの軸受部
で発生する熱を外気に放熱しやすくし、磁性流体11の
化学変化による劣化を抑制するようにし、長寿命化を図
る。
前記エアポケット9は、本ポリゴンミラーモードルの構
造上9組立後に磁性流体11を注入するのが不可能であ
るため、軸受4,5.6の体積誤差および軸受支持部材
7,8の加工誤差およびシャフトの外径公差からくる磁
性流体軸受の容積誤差および熱膨張による流体の体積増
加および流体の注入誤差を見込んで、事前に磁性流体1
1を注入し、その後、シャフト15を挿入しても、磁性
流体11がオーバーフローし、結果的にポリゴンミラー
を汚損することがないように配慮したものである。
前記磁気シール18は、動圧シール10と一体になって
おり、エアポケット9の外側の軸受支持部材にセットさ
れる。
第3図に示すごとく、軸受支持部材7と動圧シール10
の間を接着剤などでシールして、磁性流体の浸透による
洩れを防止し、ポリゴンミラーの汚損防止を図るように
する。
前記ポリゴンミラー14とロータ支持部材16の締結は
、ロータ支持部材16にポリゴンミラー16Aとしての
機能をもった突起状のボスを形成し、そして、機械的な
固定はポリゴンミラーとロータ支持部材との温液によっ
て行なう。又、このロータ支持部材16の外周には、ポ
リゴンミラー14の外周を押える環状リング16Bを形
成している。
この方法によれば、従来技術のばねにより圧接結合を行
なう場合より、ポリゴンミラーの受部の径を大きくでき
、同じ寸法のほこりが、ポリゴンミラーの受部に乗った
場合の悪化が少なくてすむ。
また、ねじ止めによる場合はミラー受部の径は大きくで
きるが、ねじ止め固定によるポリゴンミラーの歪が鏡面
の面倒れにならないよう、特殊な形状としなければなら
ず、本方法が安価に製作できる点で有利である。
また、温液によれば、はこりの影響でポリゴンミラーが
斜になった場合でも、締結時にポリゴンミラーの穴とロ
ータ支持部材の外径にならって固定されるので、一部面
倒れが緩和される。
さらに、熱の不均一な伝導によるポリゴンミラーの変形
による面倒れを緩和するために、シャフト15の材質は
、軸受および軸受支持部材より熱伝導率の低いステンレ
ス等の材料を用い、ポリゴンミラーへの熱伝達を抑制す
るよう構成する。
前記モータマグネット142回転検出用マグネット12
とロータ支持部材16との締結は、接着によって行なう
のが一般的であるが、流体軸受の粘性負荷を小さくする
ため、シャフト15の径をできるだけ小さく設計する必
要がある。
しかるに、モードルの回転数は110000rp〜30
000rpmであり、共振周波数とモードルの回転周波
数をずらすためや、立上り時間の短縮、バランス取りの
ため、必ずしも熱膨張率の近い材料を選ぶことができな
い。そこで、機械的にもろいフェライト系のリングマグ
ネットを端面接着し、接着リング25を介して回転検出
用マグネット12を接着し、熱膨張差に起因するマグネ
ットの劃れを防止するよう構成する。
以下図を用いて、オイルフオワールおよびウイングの防
止軸受形状について説明する。
第2図(A)、(B)は、ラジアル軸受4.5の形状と
油溝の位置の関係を示すもので、外周3面カットの軸受
の例について図示したものである。
図から明らかなように、外周が円形でないため、摺動面
27が真円とならず歪んだ円筒となってしまう。これは
、流体の巡環路を軸受の外側に設け、肉厚が不均一とな
っているためである。
従って、内に凸または凹になっている部分は、1200
間隔になっているので、この影響を除いてやるため、軸
受の一部に流体供給の役割をもたせ、他の部分に摺動の
役目をもたせるようにし、摺動面にはモードル回転時に
流体が充満するようにし、回転中のシャフトが安定化す
るようにしてフオワールを抑制するとともに、高速にな
った場合の流体不足によるウイングを防ぐことができる
そして、もちろん第2図(A)に示すようなスラス1一
方向の溝は型で製作することが可能で、シャフトにエツ
チング溝を設け、高精度の軸受を用いる空気動圧軸受に
比し、はるかに安価に製作できる。
次に、シャフトの動揺を防ぐスラスト軸受部の構成につ
いて説明する。
第4図において、第1図および第3図と相違するのは、
シャフト15の下端を尖頭にし、点にてロータ支持部材
を支持するようにしたことにある。
このようにシャフト15の下端を面から点にすることに
より、シャツ1−15の揺動を更に小さくできるので、
ポリゴンミラーの面倒れ誤差が更に小さくなり、高精細
なレーザビームプリンタを提案することが可能になる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、第1に、ラジアル軸
受のスラスト方向寸法の半分程度の長さの複数の油溝を
形成すると共に、シャフトと支持筒およびラジアル軸受
で形成される空気内に磁性流体を充填し、前記ロータ支
持部材の土面にポリゴンミラーを取付け、更にこのポリ
ゴンミラーを被うカバーを前記ハウジングに固定してポ
リゴンミラーモータを構成したので低振動、低騒音、低
回転むらで、又0N−OFF寿命が長く、かつ構成の簡
単なポリゴンミラーモータを提供できる。
又、第2に、ラジアル軸受のスラスト方向寸法の半分程
度の長さの複数の油溝を形成すると共に、シャツ1−と
支持筒およびラジアル軸受で形成される空間的に磁性流
体を充填して竪形モータを構成したので前記ポリゴンミ
ラーモータと同様の効果を奏する竪形モータを提供する
ことができる。
又、第3に、支持筒を形設した軸受支持部材と、この支
持筒の上下にそれぞれ挿入配されたラジアル軸受と、こ
れらのラジアル軸受のうち上部のラジアル軸受の上方に
配した動圧シールおよび磁気シールとを有する軸受装置
において、 前記ラジアル軸受のスラスト方向寸法の半分程度の長さ
の複数の油溝を形成すると共に、シャフトと支持筒およ
びラジアル軸受で形成される空間内に磁性流体を充填し
て軸受装置を構成したので前記と同様の効果を達成し得
る軸受装置を得ることができる。
第4に、軸受支持部材の支持筒の下方のラジアル軸受を
嵌合し、これをもう一方の軸受支持部材で閉塞し、支持
筒内の磁性流体を注入すると共に、この支持筒の上方に
上方のラジアル軸受と動圧シールを嵌合すると共にこの
動圧シールに磁気シールを取付けて軸受ユニットを構成
し、軸受支持部材に駆動コイルおよび鉄心を有するハウ
ジングを結合し、前記支持筒に前記で構成されている軸
受ユニットにロータのシャフトを挿入して竪形モータを
製造するようにしたので製造が非常に簡単になるという
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例構成であるポリゴンミラーモ
ータを示す縦断面図、第2図(A)、(B)は本発明に
用いるラジアル軸受の構造図、第3図は本発明の軸受お
よびシールの支持構造図、第4図はスラスト軸受部の詳
細構造図、第5図は従来技術を示す縦断面図である。 1・・・鉄心、2・・・駆動コイル、3,3′・・・ハ
ウジング、4・・・ラジアル軸受、5・・・ラジアル軸
受、6・・・スラスト軸受、6A・・・ボス、6B・・
・環状リング、7・・・軸受支持部材、7A・・・支持
筒、8・・・軸受支持部材、9・・・エアポケット、1
0・・・動圧シール、11・・・磁性流体、12・・・
回転検出用マグネット、13・・・モードルマグネット
、14・・・ポリゴンミラ15・・・シャフト、16・
・・ロータ支持部材、17・・・カバー、17A・・・
透明窓518・・・磁気シール、19・・ネジ、20・
・・位置検品センサー 21・・・回転検&、用コイル
パターン、23・・・油溝、23・・摺動面、a・・・
ポリゴンロータ、b・・・ミラー、C・・・駆動モータ
、CI ・・・ロータマグネット、czステータコイル
、d・・・固定軸、e・・・スリーブ、fl・・・下部
溝部、f2・・・中部溝部、f8・・・上部溝部、g・
・・スラスト軸受、h・・・レーザ入呂窓部、i外筒。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、支持筒を形設した軸受支持部材と、この支持筒の上
    下にそれぞれ挿入配されたラジアル軸受と、これらのラ
    ジアル軸受のうち上部のラジアル軸受の上方に配した動
    圧シールおよび磁気シールと、前記両ラジアル軸受に滑
    動自在に支承され、前記動圧シールおよび磁気シールを
    貫通して上方に突出したシャフトと、このシャフトの突
    出部に固定され、前記支持筒を所定の間隙を有して被う
    ロータ支持部材と、このロータ支持部材の外周に設けら
    れたモータマグネットと、前記軸受支持部材に固定した
    ハウジングの内側に一定した駆動コイルを具備する鉄心
    とを備えた竪形モータにおいて、 前記ラジアル軸受のスラスト方向寸法の半分程度の長さ
    の複数の油溝を形成すると共に、シャフトと支持筒およ
    びラジアル軸受で形成される空間内に磁性流体を充填し
    た竪形モータ。 2、請求項1において、 軸受支持部材をシャフトよりも熱伝導率の良い材料で形
    成したものである竪形モータ。 3、請求項2において、 軸受支持部材をアルミニウムとし、シャフトをステンレ
    スで形成した竪形モータ。 4、軸受支持部材の支持筒の下方のラジアル軸受を嵌合
    し、これをもう一方の軸受支持部材で閉塞し、支持筒内
    に磁性流体を注入すると共に、この支持筒の上方に上方
    のラジアル軸受と動圧シールを嵌合すると共にこの動圧
    シールに磁気シールを取付けて軸受ユニットを構成し、
    軸受支持部材に駆動コイルおよび鉄心を有するハウジン
    グを結合し、前記支持筒に前記で構成されている軸受ユ
    ニットにロータのシャフトを挿入して製造する竪形モー
    タの製造方法。 5、支持筒を形設した軸受支持部材と、この支持筒の上
    下にそれぞれ挿入配されたラジアル軸受と、これらのラ
    ジアル軸受のうち上部のラジアル軸受の上方に配した動
    圧シールおよび磁気シールと、前記両ラジアル軸受に滑
    動自在に支承され、前記動圧シールおよび磁気シールを
    貫通して上方に突出したシャフトと、このシャフトの突
    出部に固定され、前記支持筒を所定の間隙を有して被う
    ロータ支持部材と、このロータ支持部材の外周に設けら
    れたモータマグネットと、前記軸受支持部材に固定した
    ハウジングの内側に固定した駆動コイルを具備する鉄心
    とを備えたモータにおいて、 前記ラジアル軸受のスラスト方向寸法の半分程度の長さ
    の複数の油溝を形成すると共に、シャフトと支持筒およ
    びラジアル軸受で形成される空間内に磁性流体を充填し
    、前記ロータ支持部材の上面にポリゴンミラーを取付け
    、更にこのポリゴンミラーを被うカバーを前記ハウジン
    グに固定したポリゴンミラーモータ。 6、請求項5において、 磁性流体は組立完了状態において、磁性流体の上面が前
    記上方のラジアル軸受と動圧シールの間にあるものであ
    るポリゴンミラーモータ。 7、支持筒を形設した軸受支持部材と、この支持筒の上
    下にそれぞれ挿入配されたラジアル軸受と、これらのラ
    ジアル軸受のうち上部のラジアル軸受の上方に配した動
    圧シールおよび磁気シールとを有する軸受装置において
    、 前記ラジアル軸受のスラスト方向寸法の半分程度の長さ
    の複数の油溝を形成すると共に、シャフトと支持筒およ
    びラジアル軸受で形成される空間内に磁性流体を充填し
    た軸受装置。 8、請求項7において、 油溝を螺旋とした軸受装置。 9、請求項7において磁性流体は潤滑油の中に0.1μ
    m以下の微細な強磁性体粉末を混入したものである軸受
    装置。 10、請求項7において、 ラジアル軸受とシャフトの間隙を1〜5μm程度とし、
    熱放散性を向上した軸受装置。
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