JPH0323467A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、画像形成装置に関するものであり、さらに詳
しくは、画像形成装置における像担持体を動かすための
駆動手段に関するものである。

［従来技術］ 従来、像担持体の駆動手段としては、電磁モータを用い
ていた。電磁モータは一般的には高速低トルクであるた
め、像担持体を駆動するために歯車減速機を用いて回転
を下げ、トルクを大きくしていた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、歯車減速機を用いると歯車のパックラッ
シュや歯ガタ等により、駆動ムラが生じ、それによって
露光ムラが生じるという問題があった。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、像担持体の駆動手段を歯車減速機を必要とし
ない構成にすることにより、像担持体の駆動ムラの発生
を防止し、それにより形成される画像にムラが発生する
ことを防止することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために本発明の画像形成装置は、像
担持体の駆動手段として超音波振動子を備え、前記超音
波振動子が前記像担持体の移動方向の露光光照射部の直
前と直後に当接されていることを特徴とする。また、前
記像担持体が、該像担持体の移動方向に無端状に形成さ
れていることを特徴とする。また、前記像担持体の少な
くとも前記超音波振動子と当接する部分が弾性体である
ことを特徴とする。また、前記超音波振動子が、平板形
状を有する弾性体と、前記弾性体の振動面に一方向の振
動を励起する第１の励振体と、前記一方向とは異なる他
方向の振動を励起する第２の励振体とから成り両振動の
合成により、前記振動面に略楕円振動が励起されること
を特徴とする。

また、弾性体に励起される前記一方向の振動が前記弾性
体の伸縮振動であり、前記他方向の振動が前記弾性体の
屈曲振動であることを特徴とする。

［作用］ 上記の構成を有する本発明の画像形成装置では、前記像
担持体に当接された前記超音波振動子に、所定の電気信
号を印加すれば、前記超音波振動子の振動面に楕円振動
が発生し、この楕円振動により前記像担持体が直接駆動
され、歯車減速機は必要としない、それゆえ歯車のパッ
クラッシュや歯ガタ等の問題を容易に解消できる。

［実施例］ 以下、本発明を具体化したー実施例を図面を参照して説
明する。

最初に第１図、第２図を参照して本実施例の構成を説明
する。第１図は湿式電子写真複写装置の概略図であり、
第２図は、像担持体１の駆動手段である超音波振動子２
の斜視図である。図において、像担持体１は、進行方向
に無端状に形成されたベルト３とそのベルト３を支持し
、且つ互いに間隔をおいて配置された２個のドラム状支
持部材４よりなり第１図中に矢印Ａで示した方向に回動
自由に支持されている。ベルト３のまわりには、感光紙
を帯電させる帯電器５、原稿の画像を感光紙表面に結像
させるレーザービームスキャナ６、感光紙上に形成され
た静電潜像を現像する現像器７、現像後感光紙の除電を
行う除電器８、及び感光紙の乾燥、トナー画像の定着を
行う乾燥器９等が配置されている。又、超音波振動子２
は平板形状を有する弾性体１０，該弾性体１０に伸縮振
動を励起する第１圧電素子１２ａ１該弾性体１０に屈曲
振動を励起する第２圧電素子１２ｂより成り上述の２方
向の振動の合成により振動面１１に略楕円振動が励起さ
れる。振動面１１がベルト３の露光光照射の直前と直後
に当接されている。

次に本実施例の湿式電子写真複写装置の作用を説明する
。

前記ベルト３に装着された感光紙は、前記帯電器５によ
って一様に帯電され、前記レーザビームスキャナ６によ
って露光される。これにより感光紙上には静電潜像が形
成され、次に現像器７に送られ静電潜像はトナー画像と
なる。さらに除電器８で除電され、乾燥器９で乾燥され
た後排紙トレイ１３へと排出される。この際、超音波振
動子２に着設された圧電素子１２ａ，ｂに図示しない電
源から所定の周波数の電気信号を印加すると、上述のよ
うに弾性体１０の一方向、即ち、ベルト３の移動方向に
伸縮振動が、また他方向、即ち、ベルト３の表面と直交
する方向には屈曲運動が生じて振動面１１には楕円振動
が励起され、この楕円振動により振動面１１に当接され
たベルト３は所定方向に回動する。この時、超音波振動
子２は、ベルト３の露光光照射部の直前と直後に当接し
ているので、露光時のベルト３の駆動ムラの発生を容易
に防止できる。

本発明は以上詳述した実施例に限定されるものではなく
、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加え
ることができる。例えば、本実施例ではベルトに感光紙
を装着する非転写型湿式電子写真複写装置について述べ
たが、転写型混式電子写真複写装置にも適用できる。ま
た乾式電子写真複写装置にも容易に適用できる。

［発明の効果］ 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、像担持体の駆動手段に歯車を含まない構成であるので
、歯車のパックラッシュや歯ガタによる駆動ムラを回避
でき、それゆえ、露光ムラの発生を容易に防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第１図は湿式電子写真装置の概略図、第２図
は像担持体の駆動手段である超音波振動子の斜視図であ
る。 図中、２は超音波振動子、３はベルト、１０は弾性体、
１１は振動面、１２ａは第１圧電素子、１２ｂは第２圧
電素子である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、像担持体と、 該像担持体を駆動する手段と を含む画像形成装置において、 前記駆動手段として超音波振動子を備え、 前記超音波振動子の振動面が、前記像担持体の移動方向
   の露光光照射部の直前と直後に当接されていることを特
   徴とする画像形成装置。 ２、請求項１記載の画像形成装置において、前記像担持
   体が、該像担持体の移動方向に無端状に形成されている
   ことを特徴とする画像形成装置。 ３、請求項１あるいは２記載の画像形成装置において、 前記像担持体の少なくとも前記超音波振動子と当接する
   部分が弾性体であることを特徴とする画像形成装置。 ４、請求項１ないし３記載の画像形成装置において、 前記超音波振動子が、 平板形状を有する弾性体と、 前記弾性体の振動面に一方向の振動を励起する第１の励
   振体と、 前記一方向とは異なる他方向の振動を励起する第２の励
   振体とから成り、 両振動の合成により、前記振動面に略楕円振動が励起さ
   れることを特徴とする画像形成装置。 ５、請求項４記載の画像形成装置において、弾性体に励
   起される前記一方向の振動が前記弾性体の伸縮振動であ
   り、前記他方向の振動が前記弾性体の屈曲振動であるこ
   とを特徴とする画像形成装置。