JPH0331881A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、画像形成装置に関するものであり、更に詳し
くは、画像形成装置における現像器を作動位置と待機位
置との間に駆動する駆動手段に関するものである。

［従来技術］ 従来、現像器を現像準備位置から、現像作動位置に、或
いは、逆方向に駆動する駆動手段としては、電磁モータ
と、該電磁モータの出力を低速高゛トルクに変換する減
速機と、回転運動を直線運動に変換する連動方向変換機
とを必要としていた。

［発明が解決しようとする課８］ しかしながら、減速機や運動方向変換機を用いると、現
像装置全体の機構が複雑になり、小型化が困難であると
いう問題があった。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、現像器を作動位置に駆動する手段として、超
音波振動子を用い、減速機や運動方向変換機を含まない
構成とすることにより、現像装置全体の機構を簡素化し
、それにより、画像形成装置全体の小型化を容易にする
ことを目的としている。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために本発明の画像形成装置は、現
像器と、該現像器を作動位置と待機位置との間に駆動す
る駆動手段とから成る現像装置を含み、前記現像器とし
て、少なくともトナー貯溜タンクを具備し、前記駆動手
段として少なくとも超音波振動子を具備することを特徴
とする。

また、前記現像器に少なくとも現像電極を付加したこと
を特徴とする。

更に、前記駆動手段に前記現像器の駆動方向に設けられ
た案内部材を付加したことを特徴とする。

次に、前記超音波振動子が、平板形状を有する弾性体と
、前記弾性体の振動面に一方向の振動を励起する第１の
励振体と、前記一方向とは異なる他方向の振動を励起す
る第２の励振体とから成り、両振動の合成により、前記
振動面に略楕円振動が励起されることを特徴とする。

最後に、弾性体に励起される前記一方向の振動が前記弾
性体の伸縮振動であり、前記他方向の振動が前記弾性体
の屈曲振動であることを特徴とする。

〔作用］ 上記の構成を有する本発明の画像形成装置では、前記超
音波振動子に所定の電気信号を印加すれば、前記超音波
振動子の所定の振動面に楕円振動が発生し、この楕円振
動により前記現像器が現像作動位置まで直接駆動され、
減速機や運動方向変換機は必要としない。それゆえ現像
装置の機構が簡素化され、容易に小型化が可能となる。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

最初に第１図から第３図を参照して本実施例の構成を説
明する。第１図（ａ）、（ｂ）は各々現像装置の正面図
と側面図とを示す。第２図は、現像器２１〜２４を作動
位置（第１図中点線で示した位置）まで駆動する駆動手
段である超音波振動子３の斜視図、第３図は第１図（ａ
）、（ｂ）に示した現像装置を適用した湿式電子写真複
写装置の概略図である。

図において、現像装置１はイエロ、マゼンタ、シアン及
びブラックの各トナーを貯蔵する４個の現像器２１〜２
４と、該現像器２１〜２４の内、少なくとも１つを作動
位置と待機位置との間に駆動する駆動手段である超音波
振動子３と、該現像器２１〜２４の内、少なくとも１つ
を作動位置まで案内する案内部材５より成る。ここで、
現像器２１〜２４は、各々第１から第４の現像液を入れ
た現像液タンク２１１，２２１．２３１　２４１と現像
電極２１２，２３２，２４２より成る。案内部材５は前
記現像器と一体化しても良い。また超音波振動子３は、
平板形状を有する弾性体６と、該弾性体６に伸縮振動を
励振する第１の圧電体８ａと、該弾性体６に屈曲振動を
励振する第２圧電体８ｂとより成り、弾性体６が振動可
能なように湿式電子写真複写装置の本体の一部に固定さ
れ、且つ振動面７が前記案内部材５の所定の位置に当接
されている。該振動面７には、上述の２方向の振動によ
り略楕円振動が励起される。

また、湿式電子写真複写装置４の内部には、ドラム９と
、該ドラムリに巻装された感光紙を帯電させる帯電器】
０、原稿の画像を感光紙表面に結像させるＬ／−ザビー
ムスキャナ１１、感光紙上に形成された静電潜像を現像
する現像装置１、現像後感光紙の除電を行なう除電器１
２、感光紙の乾燥、トナー画像の定着を行なう乾燥器１
３等が配置されている。

次に本実施例の湿式電子写真複写装置４の作用を説明す
る。前記ドラム９に巻装された感光紙は前記帯電器１〔
）によって−様に帯電され、前記レーザビームスキャナ
１１によって現像される像を露光する。これにより、感
光紙上には前記露光像に従った静？ｔＪ像が形成され、
現像装置１に送られる。

次に現像待機位置にある第１の現像器２１を超音波振動
子３及び案内部材５により現像作動位置に駆動する。こ
の時、超音波振動子３に着設された圧電素子８ａ、８ｂ
に図示しない電源から所定の周波数の電気信号を印加す
ると、弾性体６の一方向、即ち、案内部材５の延びる方
向に伸縮振動か、また他方向、即ち、案内部材５の表面
と直交する方向には屈曲振動が生じ、振動面７には楕円
振動が励起される。前記振動面７は、案内部材５に当接
されているので、前記楕円振動により案内部材５が上方
向に駆動され、その結果節１の現像器２１は現像作動位
置に駆動される。その後、前記静電潜像は第１の現像器
２１により現像され、トナー画像となり、除電器１２に
より除電される。

上述の過程を第２．第３．第４の現像器２２，２３．２
４を案内部材５上に移動させて繰り返した後、乾燥器１
３で乾燥、定着させて排紙トレイ１４へと排出される。

以上のように構成された現像装置では、減速機、運動方
向変換機が不要であるので、現像装置を容易に簡素化で
きる。

本発明は、以上詳述した実施例に限定されるものではな
く、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加
えることができる。

例えば本実施例では、現像器内に４つの現像器を含む例
を示したが、現像器の数は１つ以上であれば良い。

また、例えば本実施例ではドラムに郁光紙を巻装するＪ
ｉｇ転写型湿式電子写真複写装置について述べたが、転
写型湿式電子写真複写装置にも適用できる。また乾式電
子写真複写装置にも容易に適用できる。

また例えば本実施例では、現像液タンクと現像電極の両
方を現像作動位置に駆動しているが、現像電極のみを現
像作動位置に駆動することも容易に実現できることは言
うまでもない。

また、例えば本実施例では、現像器に現像電極を含む構
成を示したが、現像電極を含まない構成も可能である。

［発明の効果〕 以上詳述１、たことから明らかなように、本発明によれ
ば、現像器を現像作動位置と待機位置との間に駆動する
駆動手段に、電磁モータの出力を低速高トルクに変換す
る減速機や、回転運動を直線運動に変換する運動方向変
換機とを含まないので、現像装置を簡素化でき、それに
より画像形成装置全体の小型化が容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第′３図までは本発明を具体化した実施例を
示すもので、第１図（ａ）、（ｂ）は、各々現像装置の
正面図と側面図、第２図は現像装置を現像作動位置と、
待機位置との間に駆動する駆動手段である超音波振動子
の斜視図、第３図は現像装置を適用して湿式電子写真複
写装置の概略図である。 図中、１は現像装置、３は超音波振動子、５は案内部材
、６は弾性体、７は振動面、８ａは第１圧電素子、８ｂ
は第２圧電素子、２１〜２４は現像器である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、現像器と、 該現像器を作動位置と待機位置の間で駆動する駆動手段
   とから成る現像装置を含む画像形成装置において、 前記現像器として、少なくともトナー貯溜タンクを具備
   し、前記駆動手段として少なくとも超音波振動子を具備
   することを特徴とする画像形成装置。 ２、請求項１記載の画像形成装置において、前記現像器
   に少なくとも現像電極を付加したことを特徴とする画像
   形成装置。 ３、請求項２記載の画像形成装置において、前記現像電
   極のみを作動位置に駆動することを特徴とする画像形成
   装置。 ４、請求項１或いは請求項２、或いは請求項３記載の画
   像形成装置において、前記駆動手段に前記現像器の駆動
   方向に設けられた案内部材を付加したことを特徴とする
   画像形成装置。 ５、請求項１乃至請求項４記載の画像形成装置において
   、 前記超音波振動子が平板形状を有する弾性体と、前記弾
   性体の振動面に一方向の振動を励起する第１の励振体と
   、 前記一方向とは異なる他方向の振動を励起する第２の励
   振体とから成り、 両振動の合成により、前記振動面に略楕円振動が励起さ
   れることを特徴とする画像形成装置。 ６、請求項５記載の画像形成装置において、弾性体に励
   起される前記一方向の振動が前記弾性体の伸縮振動であ
   り、 前記他方向の振動が前記弾性体の屈曲振動であることを
   特徴とする画像形成装置。