JPH03234258A - 車椅子におけるキャスターの取付角度調整装置 - Google Patents
車椅子におけるキャスターの取付角度調整装置Info
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- JPH03234258A JPH03234258A JP2029861A JP2986190A JPH03234258A JP H03234258 A JPH03234258 A JP H03234258A JP 2029861 A JP2029861 A JP 2029861A JP 2986190 A JP2986190 A JP 2986190A JP H03234258 A JPH03234258 A JP H03234258A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
自在に調整することが可能な車椅子における午ヤスター
の取付角度調整装置に関する。
は曲線走行を滑らかに行えるようにするためにキャスタ
ーが設けられている。このキャスター(()は、第8閃
に示すように、車椅子(W)のフレーム(Wl)である
フロントパイプ(W2)に溶接によって延設されたキャ
スターブラケット(w3)に装着されJおり、キ妙スタ
ー(C)の取付軸(C1)が地面に対して垂直になるよ
うに取り付けられている。。
C)の車輪(C2)が車軸に対して直角な軸まわり、つ
まり取付軸(C1)の軸まわりを自由に旋回できるよう
にするためである。
おり、また昨今では身障者のスポーツ用にと種々の車椅
子(W)が使用されている。このため、車椅子(W)は
、その使用者の病状や用途に合わせて製造される場合が
多く、例えば、第9閏に示すように座部(W5)を水平
に対してθ゛だけ傾斜した状態のものを製造する必要が
ある場合もある。このような場合には、駆動輪(W6)
の枢軸(W7)を長さLだけ上方にずらすことによって
、前記θ゛の傾斜角を得る方法が採られている。ところ
が、この方法によると、座部(W5)がθ°だけ傾斜す
ると同時にフロントバイブ(Wl)もθ°傾斜すること
になって、これに延設されたキャスターブラケット(W
3)もθ°傾斜し、キャスター(C)の取付軸(C1)
が地面に対して垂直でなくなってしまうのである。
軸(C1)の軸まわりを旋回しにくくなるという問題が
生じるのである。
地面に対して垂直になるように、キャスターブラケット
(W3)を座部(W5)の傾斜角に合わせて適宜フロン
トパイプ(Wl)に溶接していたのである。
より種々のものがあり、従来のようにキャスターブラケ
ットを座部の傾斜角に合わせて溶接することにより、キ
ャスターの取付軸が地面に対して垂直となるように形成
していては、作業が煩雑であるばかりか、結果として製
造コストの増加となっていた。特に、軽量化のために車
椅子のフレームがチタン合金で形成されている場合には
、酸化防止処理が施されているため溶接し難く、またこ
の溶接には作業者の熟練を要するため、これもまた製造
コストの増加原因となっていた。
部の角度を変更したい場合もあり、このような場合には
、従来のように溶接によってキャスターブラケットを取
り付けた車椅子にあっては、キャスターの取付軸の角度
を調整することができず不便であるといった問題もあっ
た。
、その目的とするところは、キャスターの取付は角度を
任意に変更できるようにして、製造時のコストの低減を
図ると共に、使用上便利な車椅子におけるキャスターの
取付角度調整装置を簡単な構成により提供することにあ
る。
は、実施例に対する符号を付して説明すると、 「車椅子(W)のフレーム(Wl)に取着される固定部
(10)と、キャスター(C)の取付軸(C1)が固定
される回動自在の回動部(20)と、前記固定部(lO
)に前記回動部(20)を圧着させる締付部(30)と
を備えた車椅子(W)におけるキャスターの取付角度調
整装置(100)であって、 前記固定部(10)及び回動部(20)に、互いに噛合
するラックギヤ(11)(21)を回動方向に沿って設
けたことを特徴とする車椅子におけるキャスターの取付
角度調整装置(100) Jを要旨とするものである。
におけるキャスターの取付角度調整装置(100)は、
以下のように作用する。
)のフレーム(Wl)に取着された固定部(1o)に、
キャスター(C)の取付軸(C1)が固定される回動自
在の回動部(20)を、締付部(30)によって圧着す
るように構成したため、締付部(30)を締めて回動部
(20)を圧着したり、あるいはこの締め付けを緩めて
回動部(20)を回動させることによって、キャスター
(C)の取付軸(CI)の角度を任意に変更することが
可能となるのである。そしてまた、固定部(10)及び
回動部(20)には、互いに噛合するラックギヤ(11
)(21)が回動方向に沿って設けられているため、固
定部(10)に回動部(20)を圧着した際に、このラ
ックギヤ(11)(21)が滑り止めとなりて、キャス
ター(C)の取付軸(cl)の角度を確実に調整するこ
とが可能となると共に、車椅子(W)の左右に設けられ
たキャスター(C)の取付軸(cl)の角度を左右均等
に容易に調整することが可能となるのである。
度調整装置(100)の一実施例について説明する。
調整装置(100)は、主に固定部(1o)、回動部(
20)及び締付部(30)とからなっている。
フレーム(Wl)に挿通して当該固定部(10)を取着
する筒体(14)と、弧状に設けられた長孔(13)を
有する略扇状の固定板(12)とをガラス繊維入り合成
樹脂により一体的に成型したものである。そしてまた、
固定板(12)の表面最下方には、1度きざみに設けら
れたラックギヤ(11)が弧状に曲設されている。
回動板(22)と、キャスター(C)の取付軸(cl)
が挿入されるキャスターブラケット(23)とを固定部
(10)と同材質により一体的に成型したものである。
)の上方で軸支されて、当該回動部(20)を回動自在
にする枢支孔(24)が設けられている。また、回動板
(22)の下方には、前記固定部(lO)の固定板(1
2)に設けられた長孔(13)に対応する位置に締付孔
(25)が2ケ所設けられている。さらに、回動板(2
2)の裏面最下方には、1度きざみに設けられたラック
ギヤ(21)が弧状に凹設されており、前記固定板(1
2)のラックギヤ(11)と噛合するようになっている
。つまり、前記固定部(lO)と回動部(20)には、
互いに噛合するラックギヤ(11)(21)が回動部(
20)の回動方向に沿って設けられているのである。
、回動部(20)の枢支孔(24)に連通ずるボルト(
31)・ナツト(33)と、回動部(20)の締付孔(
25)と固定部(10)の長孔(13〉とに連通ずるス
クリュー(32)・ナツト(33)とからなり、ボルト
(31)及びスクリュー(32)を締めることにより回
動部(20)を固定部(10)に圧着して係止したり、
緩めることによって回動部(20)を自由に回動可能に
したりできるようになっている。
整装置(100)の使用方法及び作用について、以下に
説明する。まず、第1図及び第7図に示すようにこの取
付角度調整装置(100)を車椅子(W)のフロントバ
イブ(W2)及びボトムバイブ(W4)を利用してフレ
ーム(Wl)に取着し、回動部(20)のキャスターブ
ラケット(23)にキャスター(C)の取付軸(CI)
を挿入固定する。なお、この場合のキャスター(C)は
、第6図に示すように、その取付軸(CI)が締付ボル
ト(C3)を締めることにより、キャスターブラケット
(23)内の筒状ゴム(C4)が側方に膨らんでキャス
ターブラケット(23)の内壁に圧着固定される形式の
ものを使用している。
)、即ち、上方にあるボルト(31)及び下方のスクリ
ュー(32)を緩めて座部(W5)の傾斜角ω に対応
する分だけ回動部(20)を回動し、その後、上記締付
部(30)を締めて回動部(20)を固定部(10)に
圧着する。この際、回動部(20)に設けられたラック
ギヤ(21)は固定部(10)のラックギヤ(11)と
噛合し、回動部(20)の滑り止めとなって、キャスタ
ー(C)の取付軸(C1)の角度ω°が確実に保持され
るのである。従って、従来のようにキャスター(C)の
取付軸(C1)の角度を溶接によって固着して確保する
のに比較して、非常に容易に調整することができ、また
、ラックギヤ(11)(21)の−山毎に微調整するこ
とが可能であるため、車椅子(W)の左右に設けられた
それぞれのキャスター(C)の取付軸(C1)の角度を
左右均等に容易に調節することができるのである。さら
に、使用者の病状の快復度等に合れせて、座@ (w5
)の傾斜角を変更したい場合に(・この取付角度調整装
置(100)の締付部(30)を緩1.′)たり締めた
り[7て回動部(20)を自由に回動させることによっ
て、牛ヤスター(C)の取付軸(CI)の角度を任意に
変更することができるのである。
例えば、固定部(10)及び回動部(20)については
、こわらに互いに噛合するラックギヤ(11)(21)
か回動方向に沿って設けられていれば、いかなる形状又
は材質であっても良い。また、締N部(30)の構成に
ついても特に限定されず、固定部(10)に回動部(2
0)を圧着できるようになっていれば良いのである。
スターの取付角度調整装置は、「車椅子のフレームに取
着される固定部と、キャスターの取付軸が固定される回
動自在の同動部と、前記τi”ill郡部前記回手;j
部を圧着させろ締付部とを備前−ノ車椅子におけ、5キ
ヤスターの取付角度調整装)7:♂−(゛あって、#j
aii固定部及び回動部に、互いに噛合するラックギ
ヤを回動方向に沿って設けたことコをその構成上の特徴
としている。
ームに取着された周定部に、キャスターの取付軸が固定
される回動自在の回動部を、締t1部によってL〔着す
るように構成したため、給付部を締めて回動部を圧着し
たり、あるいは、この締め付けをゆるめて回動部を回動
させることにより、キャスターの取付軸の角度を任意に
変更することができ、従って、従来のように溶接によっ
てキャスターの取り付は軸の角度を変更する必要がなく
、製造時のコスト低減を図ることができると共に、使用
時においても非常に便利である。
が回動方向に沿って設けられているため、固定部に同動
部を圧着した際に、このラッl′)ギヤが滑り止めとな
ってキャスター・の取付軸の角度を確実に調整づること
ができ、さらに、車椅子の左右に設置ノられたキャスタ
ーの取付は角度を左右均等に容易に調整することができ
る。
角度調整装置の一実施例を示す正面図、第2図は同右側
面図、第3図は同底面図、第4図は第1図における回動
部の正面図、第5図は第1図における固定部の正面図、
第6図は一般的なキャスターの構造を示す正面図、第7
図は第1図の取付角度調整装置を車椅子に装着した状態
を示す正面図、第8図及び第9図は従来の車椅子におけ
るキャスターの取付軸の角度を示す正面図である。 符号の説明 100・・・取付角度調整装置、lO・・・固定部、H
・ラックギ1.12・・・固定板、13・・・長孔、1
4・・・筒体、20・・・回動部、21・・・ラックギ
ヤ、22・・・回動板、z3・・キャスターブラケット
、24・・・枢支孔、25・・・締荀114.30・・
・締付部、3ト・・ボルト、32・・・スクリュー、3
3・・・ナツト、W・・・車椅子、Wl・・・フレーム
、Wl・・・フCIl・ドパイブ、W3キャスターブラ
ケット、W4・・・ボトノ1、パイプ、W5・・・唄部
、W6・・・駆動輪、W7・・・枢軸、C・・・キャス
ター、C1・・・取付軸、C2・・・車輪、C3・・・
締付ボルト、C4・・・筒状ゴム。 以 十
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 車椅子のフレームに取着される固定部と、キャスターの
取付軸が固定される回動自在の回動部と、前記固定部に
前記回動部を圧着させる締付部とを備えた車椅子におけ
るキャスターの取付角度調整装置であって、 前記固定部及び回動部に、互いに噛合するラックギヤを
回動方向に沿って設けたことを特徴とする車椅子におけ
るキャスターの取付角度調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2029861A JPH03234258A (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 車椅子におけるキャスターの取付角度調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2029861A JPH03234258A (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 車椅子におけるキャスターの取付角度調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03234258A true JPH03234258A (ja) | 1991-10-18 |
JPH0419865B2 JPH0419865B2 (ja) | 1992-03-31 |
Family
ID=12287749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2029861A Granted JPH03234258A (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 車椅子におけるキャスターの取付角度調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03234258A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010233776A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Aisin Seiki Co Ltd | 車椅子 |
JP2012500079A (ja) * | 2008-11-13 | 2012-01-05 | サンセガル・チャイナ・ホンコン・リミテッド | 三輪式スケートボードシステムおよび方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5173606B2 (ja) * | 2008-06-03 | 2013-04-03 | 株式会社松永製作所 | 車椅子のキャスター角度調整機構 |
-
1990
- 1990-02-08 JP JP2029861A patent/JPH03234258A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012500079A (ja) * | 2008-11-13 | 2012-01-05 | サンセガル・チャイナ・ホンコン・リミテッド | 三輪式スケートボードシステムおよび方法 |
JP2010233776A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Aisin Seiki Co Ltd | 車椅子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0419865B2 (ja) | 1992-03-31 |
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Legal Events
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