JPH0323338Y2 - - Google Patents

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JPH0323338Y2
JPH0323338Y2 JP1987091815U JP9181587U JPH0323338Y2 JP H0323338 Y2 JPH0323338 Y2 JP H0323338Y2 JP 1987091815 U JP1987091815 U JP 1987091815U JP 9181587 U JP9181587 U JP 9181587U JP H0323338 Y2 JPH0323338 Y2 JP H0323338Y2
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drum
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pellets
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は回転式の小型ペレツト選別機に関す
る。
<従来の技術> 本出願人はロータリー型の合成樹脂ペレツト選
別機について、既に実公昭55−4067号や同55−
41327号、同55−41328号などを提案し、その実施
により相当の成果を収めることができた。
しかし、その後も鋭意研究を重ねてきた結果、
上記公知考案の場合主に使用方法からの要望や、
合成樹脂材料の高級化などとの関係において、未
だ改善されるべき次の問題があることを見い出し
た。
<考案が解決しようとする問題点> つまり、上記実公昭55−4067号を一例に挙げて
言えば、これではその構成上ペレツト搬送筒2、
粉塵除去筒3並びに選別筒10の全体的な回転駆
動源として、ありふれたモーター23を使用して
いるばかりでなく、その回転出力軸上のスプロケ
ツトホイール24と、ペレツト搬送筒2上の対応
するスプロケツトホイール18との相互間に、伝
動チエン22を掛架しているため、その少なくと
もチエン22などの伝動手段が不可欠であり、回
転駆動装置としての全体機構が著しく複雑化し、
その組立や保守点検などの作業上も面倒となる。
又、ペレツト搬送筒2も不可欠であつて、これ
には上記スプロケツトホイール18を取付ける以
外に、螺旋溝19や螺旋羽根19aを特殊加工し
なければならないので、相当コスト高になると共
に、ペレツト搬送ラインの全体的に長大化する。
更に、モーター23の据付け上支脚15を架構
する必要があり、その支脚15の張り出し支脚1
5aや付属アングル16によつて、ホツパー1と
ペレツト搬送筒2並びに粉塵除去筒3を支持して
いる一方、別な支脚34により選別筒10も支承
している構成のため、その選別機の全体的に背高
く大型・重量化し、例えば合成樹脂成形品の粉砕
機と直結する如く、その下方の狭隘な個所へ据置
き使用して、粉砕されたペレツトを選別機のホツ
パー1へそのまま導入させるようなことが不可能
である。その据付け使用場所に制約を受けると共
に、手軽に可搬して卓上での使用を行なえない不
便もある。
<問題点を解決するための手段> 本考案はこのような諸問題の改良を企画してお
り、そのための構成上ペレツト選別ドラムを、相
互の同芯状態に連通する径大な1次選別ドラムと
径小な2次選別ドラムとの組立体とし、 その1次選別ドラムの外周面には開口径の小さ
な多数の通孔を、2次選別ドラムの同じく外周面
には開口径の大きな多数の通孔を各々開口形成す
ると共に、 上記選別ドラムの外周面へ下方から接触する複
数の支持ローラーを、据付け用本体フレームに軸
支させ、且つその支持ローラーの少なくとも1個
を、一体内蔵型の又は別個なモーターにより直接
回転駆動される駆動ローラーとして、 その駆動ローラーにより上記選別ドラムの全体
を、水平な筒芯線の廻りに回転させて、その回転
周速差に基きペレツトを1次選別ドラムから2次
選別ドラムに向かう前方へ搬送しつつ、そのペレ
ツトの過小品や粉塵を1次選別ドラムの通孔か
ら、引続きペレツトの規格品を2次選別ドラムの
通孔から、更にペレツトの過大品を同じく2次選
別ドラムの開放前端部から各々選び出し落下させ
るように定めた回転式のペレツト選別機におい
て、 上記1次選別ドラムを、前後一対のフランジと
その相互間を締結する複数の連結杆並びにその連
結杆を外方から被覆する如く、両フランジの周囲
に捲き付けられた金網材の胴筒とから形作り、そ
の前部フランジから2次選別ドラムを前方へ一体
的に派出させ、 上記連結杆からハンマーを振り子式の枢支状態
に吊り下げて、上記選別ドラムの回転作用中に、
そのハンマーにより1次選別ドラムの胴筒を自づ
と内方から叩打し得るように定め、 上記本体フレームを卓上へ据え置ける大きさの
平盤型に枠組み一体化して、その枠組み内部に軸
支させた上記支持ローラーの複数を、1次選別ド
ラムの両フランジへ下方から接触させる一方、 その1次選別ドラムと2次選別ドラムとの全体
を、上記本体フレームへ上方からかぶせ付けられ
る共通のカバーケースによつて被覆すると共に、 そのカバーケースの上面には携帯用ハンドル
を、同じく後面には1次選別ドラム内へのペレツ
ト投入用ホツパーを、更にケース内には1次選別
ドラムの周囲と2次選別ドラムの周囲とを遮断す
る中間仕切板を各々付属一体化させたことを特徴
とするものである。
<実施例> 以下、図示の実施例に基いて本考案の具体的構
成を詳述すると、そのペレツト選別機を表わした
第1〜8図において、10は選別機の据付け用本
体フレームであり、軽金属やステンレス鋼などの
チヤンネル型材から、平面視の全体的な長方形輪
郭をなす平盤状に枠組み一体化されている。11
はその本体フレーム10を幅方向に沿つて横断す
る如く、垂立状態に固定設置された中間仕切壁で
あり、これにより区分された本体フレーム10の
後半部が、ペレツトの過小品や粉塵の落下口S1
として設定されている。
S2は同じく本体フレーム10の前半部に開設
されたペレツトの規格品落下口であつて、これは
本体フレーム10を固定状態に横断する漏斗型の
シユート壁12により画定されている。その漏斗
型に代る向かい合う一対として垂立するシユート
壁12に定めることも、勿論可能である。
又、本体フレーム10の前端部にはペレツトの
過大品落下口S3も設けられており、その過大品
が本体フレーム10をやはり横断する前下がり傾
斜壁13に沿つて落下するようになつている。本
体フレーム10がその構成上、選別機を卓上など
へ据置きする台盤としての機能と、ペレツトや粉
塵の落下案内機能とを兼備しているわけであり、
その中間仕切壁11やシユート壁12並びに傾斜
壁13は、何れも本体フレーム10自身の補強リ
ブも兼ねている。
14はペレツトの過小品や粉塵の落下口S1へ
臨む後半部に位置しつつ、その本体フレーム10
の左右何れか片側へ偏倚して配設されたペレツト
選別ドラム用回転駆動ローラーであり、図例では
モーター内蔵型の特殊構造を示している。その構
造は第6図に抽出する通り、モーター出力軸15
の端部と取付軸16の端部が各々廻り止め金具1
7によつて、本体フレーム10における上記中間
仕切壁11と、その仕切壁11に平行する後壁1
8との前後相互間へ固定設置されており、その固
定出力軸15の廻りに外筒19が回転運動するよ
うになつている。
即ち、モーターを形作るローター20の回転力
が、シヨツク吸収装置21から第1太陽ギヤ22
第1遊星ギヤ23第2太陽ギヤ24,24
第2遊星ギヤ25,25内歯ギヤ26へ順次に
伝達され、その内歯ギヤ26に連結一体化されて
いる外筒19が、回転するように構成されている
わけであり、その回転速度は約70rpmである。上
記外筒19は中空円筒型を呈しており、その前後
両端部にはペレツト選別ドラムDとの接触摩擦力
を上げるためのゴムライニング27が焼付け一体
化されている。28はローター20との対をなす
ステーター、29は固定出力軸15から導出され
た通電用リード線、30は取付軸16を進退可能
とする圧縮コイルバネ、31は多数のベアリング
を示している。
32は上記駆動ローラー14と左右の対をなす
如く、本体フレーム10の残る片側位置へ偏倚し
て、やはりその中間仕切壁11と後壁18に各々
軸支された前後一対の従動ローラーであり、何れ
もその固定支軸33の廻りにベアリング34を介
して遊転作用する。35はその支軸33に螺合締
結された固定ナツト、36はその従動ローラー3
2の外周面に焼付けられたゴムライニングであ
り、やはり選別ドラムDとの接触摩擦力を昂め
る。
そして、上記駆動ローラー14と両従動ローラ
ー32により、後述するペレツト選別ドラムDの
外周面が下方から安定良く支持され、その状態の
もとで駆動ローラー14により回転されるように
なつている。つまり、選別ドラムDの外周面と接
触する複数(図例では合計3個)の支持ローラー
14,32のうち、その少なくとも1個がモータ
ーにより、チエンやベルトなどの伝動手段を一切
介さずに、直接回転される駆動ローラー14とし
て定められ、その駆動ローラー14の就中ゴムラ
イニング27と、選別ドラムDの外周面との接触
摩擦力によつて、その選別ドラムDが約18rpmの
速度で回転駆動されるようになつているわけであ
る。
37は上記本体フレーム10へ上方からかぶせ
付けられるカバーケースであつて、選別ドラムD
の全体を被覆できる断面ほぼ倒立U字型に作成さ
れており、その下端開口縁部がアングル型材を介
して本体フレーム10の上面に位置決めされ、且
つ図外の掛け金具によつて本体フレーム10と固
定されることになる。38はそのカバーケース3
7の上面中央部から一体的に張り出された携帯用
ハンドル、39は同じくカバーケース37の後壁
中央部に開設されたホツパー用逃し口、40はカ
バーケース37の内部を前後に2分する如く付属
一体化された中間仕切板であり、そのカバーケー
ス37が上記本体フレーム10へかぶせ付けられ
た時には、後述する1次選別ドラムの周囲と2次
選別ドラムの周囲とを遮断して、その1次選別ド
ラムから発散する粉塵が後方から前方へ飛翔しつ
つ、2次選別ドラム内のペレツト規格品に混入・
付着してしまうことを防止する。
又、4は本体フレーム10の後端部から起立す
る如く、そのカバーケース37の後壁中央部に固
定設置されたホツパー取付け用台枠であつて、ア
ングル型材から正面視のほぼ正方形輪郭に枠組み
一体化されている。42はペレツト投入用のホツ
パー、43はそのホツパー42の前下がり傾斜筒
部に予じめ溶接された取付座板であり、これを上
記台枠41へ後方からの施蓋状態に接合し、且つ
複数のボルト44で台枠41のアングル型材へ固
定することにより、ホツパー42が予じめカバー
ケース37に付属一体化されている。
先に一言したペレツト選別ドラムDは、相互の
同芯状態に連通する径大な1次選別ドラムD1と
径小な2次選別ドラムD2との組立体から成り、
その全体として水平な筒芯線X−Xの廻りに一体
回転するようになつている。先づ、その1次選別
ドラムD1は断面ほぼラツパ型として、その円胴
面がペレツト搬送方向の終端側(前方)へ行くに
伴ない徐々に拡開する傾斜勾配面に仕上げられて
いる。45はその1次選別ドラムD1の後部フラ
ンジであつて、その円形外周面には第9〜11図
から明白な通り、胴筒用受け段面aとローラー用
接触段面bとの前後一対が切り欠かれている。4
6はその後部フランジ45の中心に開設されたホ
ツパー用導入口、47は同じく周辺位置に放射対
称配置型として貫通形成された複数の連結杆受け
入れ用バカ孔である。
他方、48は後部フランジ45と向かい合うほ
ぼ対称形態の前部フランジであつて、その円形外
周面にはやはりローラー用接触段面cと、胴筒用
受け段面dとの前後一対を具備している。49は
その前部フランジ48の中心に開設された連通口
であり、2次選別ドラムD2と連通している。5
0はその連通口49の周辺位置に貫通開口された
複数の連結杆受け入れ用ネジ孔であり、上記した
バカ孔47と正しく対応する。
そして、複数の連結杆51における前端部が前
部フランジ48のネジ孔50へ螺入され、同じく
後端部が後部フランジ45のバカ孔47に貫通さ
れた上、その後端部にナツト52が螺合締結され
ることによつて、その両フランジ45,48が着
脱自在に組立てられるのであり、その前後相互間
隔(1次選別ドラムの長さ)が連結杆51によつ
て規制されることとなる。53は1次選別ドラム
D1の上記円胴面を画定する胴筒であつて、粉塵
やペレツトの過小品を排出すべき、多数の通孔5
4が開口された金網材から成り、1次選別ドラム
D1を形作るために、両フランジ45,48の上
記受け段面a,dへ、外方から連結杆51を被覆
する如くに捲付けられ、且つ固定バンド55によ
り分解掃除もできるように締め上げ一体化されて
いる。
56は上記連結杆51から所謂振り子式の枢支
状態に吊り下げられた複数のハンマーであり、1
次選別ドラムD1の円胴面を叩打作用することに
奉仕し、以つてその通孔54の目詰り現象を予防
する。つまり、ハンマー56は第10,11図か
ら示唆されるように、1次選別ドラムD1の回転
運動に伴なつて一緒に公転すると共に、その各個
に独立して自転も行ない、これによつて1次選別
ドラムD1の胴筒53を内側から瞬間的に、且つ
繰り返し強く叩打作用するようになつているので
ある。
上記2次選別ドラムD2はパンチングメタル製
の筒体から成り、その円胴面にもペレツト搬送方
向の終端側(前方)へ行くに連れて、やはり徐々
に拡開する傾斜勾配が与えられている。しかも、
その円胴面には1次選別ドラムD1の上記通孔5
4よりも大きな開口径を有する通孔57が多数開
口されている。58はその2次選別ドラムD2の
後端部から一体的に張り出された接合フランジで
あり、上記1次選別ドラムD1の前部フランジ4
8へ接合された上、その前部フランジ48のネジ
孔50へ螺入されるボルト59の複数により、そ
の1次選別ドラムD1との一体的に回転運動する
よう固定連結されている。そのボルト59の抜き
出しによつて、分解することも可能である。
又、60は1次選別ドラムD1と2次選別ドラ
ムD2との境界位置に臨む一対の回転バケツト翼
であつて、実質上雨樋又はスコツプの形態を呈し
ており、その張り出し基端部が第7図のように1
次選別ドラムD1の前部フランジ48へ、ボルト
61や支持ステー62などを介して、一体回転し
得るように固定設置されている。1次選別ドラム
D1内のペレツトを回転バケツト翼60により掬
い出して、2次選別ドラムD2内へ自動的に移入
できるようになつているのである。
図例から明白なように、1次選別ドラムD1に
おける前部フランジ48と後部フランジ45の外
周面は、前後一対の従動ローラー32と駆動ロー
ラー14によつて下方から支持されており、その
ため駆動ローラー14の回転により、そのゴムラ
イニング27と両フランジ45,48の外周面と
の接触摩擦力を介して、1次選別ドラムD1並び
に2次選別ドラムD2が回転駆動されることにな
る。その場合、両従動ローラー32は第5図から
明白なように、両フランジ45,48の上記接触
段面b,cと係止作用する如く、正しい接触状態
に保たれているため、選別ドラムDが前後方向へ
滑つて位置ズレするようなおそれもない。
何れにしても、1次選別ドラムD1と2次選別
ドラムD2の両円胴面には、上記したような前方
へ行くに連れて徐々に拡開する傾斜勾配が与えら
れていると共に、その両円胴面には開口径の大小
相違する通孔54,57も形成されているため、
その全体的にペレツト選別ドラムDが回転駆動さ
れた時には、第12,13図に示すようにホツパ
ー42から投入のペレツトが、選別ドラムDの周
速差に基いて、順次前方へ自動的に搬送されるこ
ととなり、その過程においてペレツトの表面に付
着している粉塵や、そのペレツトの過小品が先づ
1次選別ドラムD1の通孔54から、その直下位
置に臨む本体フレーム10の落下口S1を経て排
出され、残るペレツトの規格品とその過大品が引
き続き2次選別ドラムD2内において、自づと選
別されることになる。その規格品は2次選別ドラ
ムD2の円胴面に開口する通孔57から、本体フ
レーム10の規格品落下口S2を経て排出され、
残る過大品が2次選別ドラムD2の開放前端部か
ら、上記前下がり傾斜壁13を通じて落下するの
である。
従つて、その落下する粉塵やペレツトの過小品
を受け入れる選別品収容箱B1と、同じくペレツ
トの規格品並びに過大品を各別に受け入れる収容
箱B2,B3とに亘つて、選別機の本体フレーム
10を上方から載置させることにより、その選別
機を所謂卓上式に使用することができるのであ
る。又、選別機を合成樹脂成形品の粉砕機と直結
使用する如く、その下方近辺位置に据付け、その
選別機のホツパー42を粉砕機の落下口と連通さ
せることも容易に行なえる。
尚、先には駆動ローラー14としてモーター内
蔵型の特殊な一体品を説示したけれども、これに
代る第14図のように、本体フレーム10の枠組
み内部へ別個なギヤードモーターやDDモータ
ー、ステツピングモーターなどの各種小型モータ
ー63を据付け固定すると共に、その回転出力軸
64上に駆動ローラー14を一体回転し得るよう
固設し、その駆動ローラー14により選別ドラム
Dの外周面との接触摩擦力を介して、その選別ド
ラムDを回転させるように構成することもでき
る。これによつても、チエンやベルトなどの伝動
手段を要することなく、その駆動ローラー14に
より選別ドラムDを言わば直接回転させ得るから
である。駆動ローラー14や従動ローラー32の
個数も、その全体的に選別ドラムDを安定良く支
持し得る複数であるならば、自由に増減できるこ
と言うまでもない。
<考案の効果> 以上のように、本考案の構成ではペレツト選別
ドラムDを、相互の同芯状態に連通する径大な1
次選別ドラムD1と径小な2次選別ドラムD2と
の組立体とし、 その1次選別ドラムD1の外周面には開口径の
小さな多数の通孔54を、2次選別ドラムD2の
同じく外周面には開口径の大きな多数の通孔57
を各々開口形成すると共に、 上記選別ドラムDの外周面へ下方から接触する
複数の支持ローラー14,32を据付け用本体フ
レーム10に軸支させ、且つその支持ローラー1
4,32の少なくとも1個を、一体内蔵型の又は
別個なモーター63により直接回転駆動される駆
動ローラー14として、 その駆動ローラー14により上記選別ドラムD
の全体を、水平な筒芯線X−Xの廻りに回転させ
て、その回転周速差に基きペレツトを1次選別ド
ラムD1から2次選別ドラムD2に向かう前方へ
搬送しつつ、そのペレツトの過小品や粉塵を1次
選別ドラムD1の通孔54から、引続きペレツト
の規格品を2次選別ドラムD2の通孔57から、
更にペレツトの過大品を同じく2次選別ドラムD
2の開放前端部から各々選び出し落下させるよう
に定めた回転式のペレツト選別機において、 上記1次選別ドラムD1を、前後一対のフラン
ジ45,48とその相互間を締結する複数の連結
杆51並びにその連結杆51を外方から被覆する
如く、両フランジ44,48の周囲に捲き付けら
れた金網材の胴筒53とから形作り、その前部フ
ランジ48から2次選別ドラムD2を前方へ一体
的に派出させ、 上記連結杆51からハンマー56を振り子式の
枢支状態に吊り下げて、上記選別ドラムDの回転
作用中に、そのハンマー56により1次選別ドラ
ムD1の胴筒53を自づと内方から叩打し得るよ
うに定め、 上記本体フレーム10を卓上へ据え置ける大き
さの平盤型に枠組み一体化して、その枠組み内部
に軸支させた上記支持ローラー14,32の複数
を、1次選別ドラムD1の両フランジ45,48
へ下方から接触させる一方、 その1次選別ドラムD1と2次選別ドラムD2
との全体を、上記本体フレーム10へ上方からか
ぶせ付けられる共通のカバーケース37によつて
被覆すると共に、 そのカバーケース37の上面には携帯用ハンド
ル38を、同じく後面には1次選別ドラムD1内
へのペレツト投入用ホツパー42を、更にケース
内には1次選別ドラムD1の周囲と2次選別ドラ
ムD2の周囲とを遮断する中間仕切板40を各々
付属一体化させてあるため、冒頭に述べた従来技
術の諸問題を悉く改良できる効果がある。
即ち、本考案のペレツト選別ドラムDは径大な
1次選別ドラムD1と径小な2次選別ドラムD2
との組立体から成り、その1次選別ドラムD1を
形作る前部フランジ48から前方へ、2次選別ド
ラムD2が一体的に派出されている処、その1次
選別ドラムD1の前部フランジ48と後部フラン
ジ45との2個所に、下方から複数の支持ローラ
ー14,32を接触させ、且つそのうちの少なく
とも1個を、一体に内蔵されたモーター又は別個
のモーター63により直線回転駆動される駆動ロ
ーラー14として、その駆動ローラー14により
選別ドラムDの全体を回転させるようになつてい
るので、そのローラー14,32による支持位置
や回転駆動機構などを一切改変する必要なく、2
次選別ドラムD2におけるペレツト規格品と過大
品との選別に必要な作用長さを、自由自在に長く
定めることが可能となり、殊更ホツパー42から
投入されるペレツトが大量である場合にも、その
選別精度を昂めることができるのである。
又、例えば2次選別ドラムD2の前端部と1次
選別ドラムD1の後端部との2個所において、そ
の外周面を下方から複数のローラー14,32に
より支持させるとすれば、2次選別ドラムD2の
外周面に開口する通孔57からペレツトの規格品
を選び出し落下させる作用と、同じく2次選別ド
ラムD2の開放前端部からペレツトの過大品を選
び出し落下させる作用とが、その支持ローラー1
4,32の配置による物理的な制約を受けること
になるが、本考案の上記構成によれば、このよう
な問題も解決できることになる。
しかも、本考案に係るペレツト選別機の据付け
用本体フレーム10は、卓上へ据え置ける大きさ
の平盤型に枠組み一体化されており、その枠組み
内部に上記複数の支持ローラー14,32が格納
的に軸支されているため、ペレツト選別機の全体
を著しく背低く小型・軽量化でき、例えば合成樹
脂成形品の粉砕機と直結する如く、その下方の狭
隘な空間に据え置き使用して、粉砕後のペレツト
を選別機のホツパー42へ、そのまま導入させる
ようなことも可能になると共に、その本体フレー
ム10へ上方からかぶせ付けられるカバーケース
37のハンドル38を把持しつつ、その選別機自
身を携帯することもできる効果がある。
更に、本考案の1次選別ドラムD1は上記した
前後一対のフランジ45,48と、その相互間を
締結する複数の連結杆51と、その連結杆51を
外方から被覆する如く、両フランジ45,48の
周囲に捲き付けられた金網材の胴筒53とから形
作られているが、その連結杆51からはハンマー
56が振り子式の枢支状態に吊り下げられている
ため、ペレツト選別ドラムDの全体が回転される
と、これと一緒にハンマー56も公転すると同時
に、その各個に独立して自転も行ない、1次選別
ドラムD1の胴筒53を内方から瞬間的に、且つ
繰り返し叩打作用することになり、その結果ペレ
ツトの過小品やそのペレツトに付着の粉塵によつ
て、上記胴筒53の通孔54が目詰りしてしまう
現象も確実に防止できるのである。
本考案の場合、1次選別ドラムD1の前方位置
には2次選別ドラムD2が相互の同芯連通状態に
組立一体化されているため、その1次選別ドラム
D1の胴筒53を内方から上記ハンマー56によ
つて叩打作用する時には、ここから胴筒53の外
部へ発散する粉塵が、2次選別ドラムD2の周囲
にも飛翔して、その開口径の大きな通孔57から
内部のペレツト規格品へ混入・付着するおそれが
ある。
この点、本考案では上記本体ケース10へ上方
からかぶせ付けられるカバーケース37によつ
て、1次選別ドラムD1と2次選別ドラムD2と
の全体を被包しており、且つそのカバーケース3
7の内部には、その両選別ドラムD1,D2の周
囲を、前後に遮断する中間仕切板40が付属一体
化されているため、上記粉塵がペレツトの規格品
へ付着・混入することも、効果的に防止できるこ
ととなる。
又、そのカバーケース37は両選別ドラムD
1,D2に共通する1個であり、そのためこれを
本体フレーム10から取りはずし開放することに
よつて、両選別ドラムD1,D2内に残溜するペ
レツトの完全な排除や、その内部の清掃作業など
も極めて容易に行なえるのである。
更に、そのカバーケース37の後面にはホツパ
ー42も付属一体化されているため、これを本体
フレーム10へ上方からかぶせ付けさえすれば、
そのホツパー42は自づと正しく1次選別ドラム
D1内へペレツトを投入できる関係状態になり、
その意味からも合理的であると言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るペレツト選別機の全体側
面図、第2,3図は同じく正面図と底面図、第
4、5図は第2図の4−4線と5−5線に沿う各
断面図、第6図は駆動ローラーと従動ローラーの
取付状態を拡大抽出して示す一部破断平面図、第
7、8図は第5図の7−7線と8−8線に沿う各
断面図、第9図は選別ドラムの分解状態を示す一
部切り欠きの側断面図、第10図はその1次選別
ドラムの組立状態を示す側断面図、第11図は第
10図の11−11線断面図、第12図はペレツ
ト選別機の使用状態を示す側断面図、第13図は
第12図の13−13線断面図、第14図は第5
図に対応する変形例を示す断面模式図である。 10……本体フレーム、14……駆動ローラ
ー、15……固定出力軸、27,36……ゴムラ
イニング、32……従動ローラー、33……固定
支軸、37……カバーケース、42……ホツパ
ー、54,57……通孔、63……モーター、6
4……回転出力軸、S1,S2,S3……落下
口、D……選別ドラム、D1……1次選別ドラ
ム、D2……2次選別ドラム、b,c……ローラ
ー接触段面、B1,B2,B3……選別品収容
箱。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ペレツト選別ドラムDを、相互の同芯状態に連
    通する径大な1次選別ドラムD1と径小な2次選
    別ドラムD2との組立体とし、 その1次選別ドラムD1の外周面には開口径の
    小さな多数の通孔54を、2次選別ドラムD2の
    同じく外周面には開口径の大きな多数の通孔57
    を各々開口形成すると共に、 上記選別ドラムDの外周面へ下方から接触する
    複数の支持ローラー14,32を据付け用本体フ
    レーム10に軸支させ、且つその支持ローラー1
    4,32の少なくとも1個を、一体内蔵型の又は
    別個なモーター63により直接回転駆動される駆
    動ローラー14として、 その駆動ローラー14により上記選別ドラムD
    の全体を、水平な筒芯線X−Xの廻りに回転させ
    て、その回転周速差に基きペレツトを1次選別ド
    ラムD1から2次選別ドラムD2に向かう前方へ
    搬送しつつ、そのペレツトの過小品や粉塵を1次
    選別ドラムD1の通孔54から、引続きペレツト
    の規格品を2次選別ドラムD2の通孔57から、
    更にペレツトの過大品を同じく2次選別ドラムD
    2の開放前端部から各々選び出し落下させるよう
    に定めた回転式のペレツト選別機において、 上記1次選別ドラムD1を、前後一対のフラン
    ジ45,48とその相互間を締結する複数の連結
    杆51並びにその連結杆51を外方から被覆する
    如く、両フランジ44,48の周囲に捲き付けら
    れた金網材の胴筒53とから形作り、その前部フ
    ランジ48から2次選別ドラムD2を前方へ一体
    的に派生させ、 上記連結杆51からハンマー56を振り子式の
    枢支状態に吊り下げて、上記選別ドラムDの回転
    作用中に、そのハンマー56により1次選別ドラ
    ムD1の胴筒53を自づと内方から叩打し得るよ
    うに定め、 上記本体フレーム10を卓上へ据え置ける大き
    さの平盤型に枠組み一体化して、その枠組み内部
    に軸支させた上記支持ローラー14,32の複数
    を、1次選別ドラムD1の両フランジ45,48
    へ下方から接触させる一方、 その1次選別ドラムD1と2次選別ドラムD2
    との全体を、上記本体フレーム10へ上方からか
    ぶせ付けられる共通のカバーケース37によつて
    被覆すると共に、 そのカバーケース37の上面には携帯用ハンド
    ル38を、同じく後面には1次選別ドラムD1内
    へのペレツト投入用ホツパー42を、更にケース
    内には1次選別ドラムD1の周囲と2次選別ドラ
    ムD2の周囲とを遮断する中間仕切板40を各々
    付属一体化させたことを特徴とする回転式の小型
    ペレツト選別機。
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