JPH03232328A - 双方向光通信方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 光ファイバを用いた双方向光通信方式に係り、特に光フ
アイバケーブルの破断時に光フアイバケーブルからの漏
洩光による人体損傷を防止する方式に関し、 漏洩光防止機能の有する双方向光通信方式において光伝
送路断か回復したときにデータ伝送を自動的に復旧させ
ることを目的とし、 二つの光伝送装置と、この二つの光伝送装置の間に施設
された一対の光伝送路とを備え、上記−対の光伝送路は
互いに反対方向の光信号を伝送するように構成された双
方向光通信方式において、上記二つの光伝送装置はそれ
ぞれ制御部を有し、第一の光伝送装置は、光入力信号か
断になると、低光出力の第一警報信号を第二の光伝送装
置へ送出するように制御部により制御され、第一警報信
号を受信した第二の光伝送装置側低光出力で第二警報信
号を第一の光伝送装置側へ送出するよう制御部により制
御され、光信号断の回復によって第二警報信号を受信し
た第一の光伝送装置は正常な光出力に復旧するように制
御部により制御され、該正常光出力を受信した第二の光
伝送装置は第一の光伝送装置への送信が正常な光出力に
復旧するように制御部により制御される構成である。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、光ファイバを用いた双方向光通信方式に係り
、特に光フアイバケーブルの破断時に光フアイバケーブ
ルからの漏洩光による人体損傷を防止する方式に関する
。

近年、光伝送系の中継間隔の増大や伝送ビットレートの
高速度化に伴って、送信光の出力Ｉノベルが増大してい
る。このような装置では光ファイバの破断、不用意な光
コネクタの取り外しが起きた時の光ファイバからの漏洩
光が人体に与える影響が問題となってきており、この問
題に対する対策が必要になってきた。

〔従来の技術〕

第３図は、従来の双方向光通信方式のシステム構成図で
ある。

２つの光伝送装置３ａ、　３　ｂ間を２本の光伝送路（
光ファイバ）２ａ、２ｂで接続し、それぞれの光伝送路
で互いに逆方向に光信号を伝送するようになついる。光
伝送装置３ａ、　３ｂはそれぞれ、入力された高周波の
データパルス列でレーザ光を変調して光伝送路に送出す
る光送信部３１と、光伝送路からの光信号を復調してデ
ータパルス列を出力する光受信部３２とを有する。この
ようなシステムにおいて、コネクタの離脱やケーブル断
などにより例えば光伝送路２ａがＸ点で破断すると光伝
送装置」ｂへの光入力が無（なるので、これを検出して
光送信部からの光出力を遮断する。すると相手側の光伝
送装置ｉｂにも光入力が無くなるので同様に送信部の動
作か停止される。これによって破断した光伝送路へのレ
ーザ光の送信が停止されて、漏洩光による人体障害が防
止される。そしてコネクタの接続等で光伝送路が再接続
された場合には、手動によって送信部の動作停止を解除
して復旧させていた。

〔発明か解決しようとする課題〕

従来は光伝送路断により両装置の送信部からの光出力を
全く停止させ、光伝送路が復旧した場合の送信出力再開
を手動操作でおこなっていた。このため回線復旧操作が
面倒で時間がかかるという問題があった。

本発明は上記問題点に鑑み創出されたもので、漏洩光防
止機能の有する双方向光通信方式において光伝送路断が
回復したときにデータ伝送を自動的に復旧させることを
目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は、本発明の双方向光通信方式の原理図である。

上記目的は、第１図に示すように、 二つの光伝送装置１ａ、　１ｂと、この二つの光伝送装
置の間に施設された一対の光伝送路２ａ、　２ｂとを備
え、上記一対の光伝送路２ａ、　２ｂは互いに反対方向
の光信号を伝送するように構成された双方向光通信方式
において、 上記二つの光伝送装置１ａ、１ｂはそれぞれ制御部１３
ａ、　１３ｂを有し、 第一の光伝送装置１ｂは、光入力信号が断になると、低
光出力の第一警報信号を第二の光伝送装置１ａへ送出す
るように制御部１３ｂにより制御され、第一警報信号を
受信した第二の光伝送装置１ａは低光出力で第二警報信
号を第一の光伝送装置１ｂ側へ送出するよう制御部１３
ａによって制御され、光信号断の回復によって第二警報
信号を受信した第一の光伝送装置ｔｂは正常な光出力に
復旧するように制御部１３ｂによって制御され、該正常
光出力を受信した第二の光伝送装置１ａは第一の光伝送
装置１ｂへの送信か正常な光出力に復旧するように制御
部１３ａによって制御されることを特徴とする本発明の
双方向光通信方式により解決される。

〔作用〕

光伝送路断になっても、光出力を完全に遮断せずに低レ
ベルの光出力で警報信号を送出させておくように制御部
で制御され、この時の光出力は低レベルなので人間に障
害を与えることはない。そして伝送路が再度つながると
受信側の装置でこの警報ｆ８号が受信されるので、伝送
路の回復を自動的に検出することができ、この検出結果
に基づき光出力を通常状態に即復帰させることかできる
。

従って、伝送路断回復時に手動で出力断をリセットする
必要がなく回線の復旧が即時に行われるので運用し易い
光通信システムが実現できる。

〔実施例〕

以下添付図により本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の双方向光通信方式の原理図、第２図は
本発明方式の動作説明図である。

第１図において、二つの光伝送装置１ａ、　１ｂはそれ
ぞれ光送信部１１と光受信部１２と制御部１３ａ、　１
３　ｂとを有し、一対の光伝送路２ａ、　２ｂにより接
続されている。光送信部１１は入力される高速のデータ
パルス列でレーザ光を変調して電気／光変換を行い光出
力を光伝送路２ａ、　２ｂへ送出し、光受信部１２は光
伝送路２ａ、　２ｂからの光信号を受信し光／電気変換
を行いデータパルス列に復調する。通常のデータ伝送時
には光送信部から送出される出力レベルは数ｍＷと高光
出力であり、光伝送路の破断部から漏洩すると網膜に損
傷を与えるエネルギを有するものである。

制御部１３ａ、　１３ｂは光受信部１２を常時監視して
おり、光送信部１１に対して以下の４つの制御動作を行
う機能を有する。

■光受信部への光入力断を検出したときは逆方向回線に
対して第一警報信号を低光出力で送出させる。

■光受信部が第一警報信号を受信したときは逆方向回線
に対して第二警報信号を低光出力で送出させる。

■光受信部か第二警報信号を受信したときは、逆方向回
線に対して正常のデータ信号を高光出力で送出させて回
線を復旧させる。

■第一警報信号の検出がなくかつ光入力断でもないとき
は、逆方向回線に対して正常データ信号を高光出力で送
出させ回線を復旧させる。

次に東２図により、上記光伝送装置を用いた光通信シス
テムにおいて、光ケーブルが光コネクタの離脱などで破
断してその後再接続されて伝送路が回復した場合の動作
を説明する。

図において光伝送装置１ａをＡ点、光伝送装置１ｂをＢ
点とする。

■は通常の運用状態で、ＡＢ力方向ＢＡ力方向も異なっ
た光伝送路２ａ、　２ｂでそれぞれ高光出力によりデー
タ通信を行っている。

■の如く例えばＡＢ力方向光伝送路２ａが光コネクタの
離脱等によりＸ点で断になったとすると、伝送装置１ｂ
への光入力が無くなるので、その制御部１３ｂはこれを
検出して光送信部１１の高光出力のデータ送信を停止さ
せその代わりに例えば低周波パルスの第一警報信号を低
光出力でＢＡ力方向光伝送路２ｂへ送出する。

すると■の如（伝送装置１ａの光受信部１２はこの第一
警報信号を受信するので、制御部１３ａはこれを検出し
て第一警報信号とは異なる低周波数の第二警報信号を光
送信部１１から低レベルの光出力でＡＢ方向伝送路２ａ
へ送出させる。この状態では両転送路とも低レベルの光
出力か伝送されるので、伝送路途中の破断箇所から光信
号が漏洩しても人体に損害を与えることはない。なお警
報信号は低速のパルス列であるため低光出力で送信して
も相手装置で所定に検出することができる。

■所定時間後に光コネクタの再締結等で上記■の状態か
らＡＢ力方向光伝送路が回復した時は、伝送装ｆｉｂの
光受信部１２は伝送装置１ａからの第二警報信号を受信
するので、制御部１３ｂはこれを検出して、ＢＡ力方向
光出力を通常の高出力に復旧させて光伝送路２ｂへのデ
ータ送信を復旧させる。

すると■の如く伝送装置１ａでは、第一警報信号が受信
されな（なり、また光入力断でもない状態となるので制
御部１３ａはこれを検出して、自装置の光出力を低光出
力の第二警報信号から通常の高光出力のデータ送信に復
旧させる。

以上はＡＢ力方向光伝送路２ａが回線断となった場合に
ついて述べたが、ＢＡ力方向光伝送路２ｂが断になった
場合にも同様に動作する。また両回線が断となった場合
でもまず第一警報信号が両装置から送出され、先に回復
した光伝送路から受信する装置か第二警報信号に切り換
わり以下上述の■■の動作で自動復旧する。

以上の一連の動作は、短時間の間に自動的に行われるの
で回線復旧時に一々人手で操作して光出力遮断を解除す
る必要がなく、システム回復の操作が簡単になりシステ
ムの運用を効率化することができる。

〔発明の効果〕

以上説明した如く、本発明によれば光伝送路断の時には
伝送路に送出される光信号のレベルを自動的に低下させ
破断点からの光信号の漏洩による人体への障害を防止で
きるとともに、伝送路断が回復したときには自動的に正
常運用状態に復帰させることができ、手動操作復旧の煩
わしさを解消できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の双方向光通信方式の原理図、第２図
は、本発明方式の動作説明図、 第３図は、従来の双方向光通信方式のシステム構成図、 である。 図において、 １ａ、　１ｂ　　−光伝送装置、　　１１　−光送信部
、１２−光受信部、　　　　　１３ａ、　１３ｂ　　−
制御部、２ａ、２ｂ−一光伝送路（光ファイバ）、であ
る。 （へ 争＼ も ／＜１ｂ さ 探１ 媚）ト

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 二つの光伝送装置（１ａ、１ｂ）と、この二つの光伝送
   装置の間に施設された一対の光伝送路（２ａ、２ｂ）と
   を備え、上記一対の光伝送路（２ａ、２ｂ）は互いに反
   対方向の光信号を伝送するように構成された双方向光通
   信方式において、 上記二つの光伝送装置（１ａ、１ｂ）はそれぞれ制御部
   （１３ａ、１３ｂ）を有し、 第一の光伝送装置（１ｂ）は、光入力信号が断になると
   、低光出力の第一警報信号を第二の光伝送装置（１ａ）
   へ送出するように制御部（１３ｂ）により制御され、 第一警報信号を受信した第二の光伝送装置（１ａ）は低
   光出力で第二警報信号を第一の光伝送装置（１ｂ）側へ
   送出するよう制御部（１３ａ）により制御され、 光信号断の回復によって第二警報信号を受信した第一の
   光伝送装置（１ｂ）は正常な光出力に復旧するように制
   御部（１３ｂ）により制御され、該正常光出力を受信し
   た第二の光伝送装置（１ａ）は第一の光伝送装置（１ｂ
   ）への送信が正常な光出力に復旧するように制御部（１
   ３ａ）により制御されることを特徴とする双方向光通信
   方式。