JPH03231874A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH03231874A
JPH03231874A JP2883190A JP2883190A JPH03231874A JP H03231874 A JPH03231874 A JP H03231874A JP 2883190 A JP2883190 A JP 2883190A JP 2883190 A JP2883190 A JP 2883190A JP H03231874 A JPH03231874 A JP H03231874A
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backlight
brightness
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばバックライトを有する表示部と記録部
を有する電子機器に関する。
〔従来の技術〕
一般に、文書処理装置等の電子機器は、キーボード等か
ら入力した情報を表示する表示部や、入力した情報を記
録する記録部を有している。電子機器の小型、軽量化を
図るため、表示部に液晶表示パネルが用いられることが
多い。近年、液晶表示パネルのコントラストを改善する
ために、バックライトを備えるものも開発されている。
上記バックライトを有する構成の電子機器においては、
記録中に表示部、特にバックライトで消費される電流に
加えて、記録部でも電流が消費されることになる。バッ
クライトの点灯や記録部の駆動には大電流が必要である
ため、電流を多く消費する記録時を考慮して大容量電源
等の回路設計を行う必要があった。
また、電子機器に内蔵された電池を駆動電源とした場合
には、記録時に大電流を消費することとなるので、著し
く電池寿命が短くなっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したとおり、表示部と記録部を有する従来の電子機
器においては、記録時に大電流が消費されるので大電流
を考慮した回路設計を行う必要があった。また、電池を
駆動電源とした場合には、電池寿命が著しく短(なって
しまうという問題を有していた。
そこで、本発明は上記問題点を解決するためになされた
もので、記録時における消費電流を低減した電子機器を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明は、情報入力手段に
入力した入力情報を表示する表示手段と、この表示手段
の輝度を制御する輝度制御手段と、入力情報を記録する
記録手段とを具備し、上記記録手段の記録動作に応答し
て、輝度制御手段によって上記表示手段の輝度を低下さ
せることを特徴とする。
〔作用〕
上記構成によれば、記録動作中においては輝度制御手段
によって表示手段の輝度を低下させているので、表示手
段による消費電流が減少し、ひいては記録時における電
子機器全体の消費電流を低減することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の電子機器に係る実施例を
詳細に説明する。
第1図(A)および(B)は本発明を文書処理装置に適
用した場合の一実施例の外観構成例を示す。
ここで1はキーボード部であり、文字、数字等のキャラ
クタ入力用キーや印刷等のコントロールキー等のキー群
2が配列され、非使用時にはヒンジ3を中心に回動させ
ることにより第1図(B)に示すように折りたためるよ
うになっている。4は装置内部のプリンタ部にシート状
記録媒体を送給するための給紙トレーであり、同じく非
使用時には同図(B)に示すようにプリンタ部8を覆っ
て収納される。5は手動にて記録媒体のセットや排出を
行うための送りノブ、6は入力した文章等を表示するた
めの表示部である。この表示部6は、その背面に図示し
ないバックライト12を有しており、表示部6のコント
ラスト不足を補つている。7は本実施例に係る装置を運
搬する際に用いられる把手である。
第2図は本実施例に係るプリンタ部8の構成例を示す。
ここで、9は第3図および第4図を用いて詳述するイン
クジェット記録ヘッドを有したヘッドカートリッジ、1
1はこれを搭載して図中S方向に走査するためのキャリ
ッジである。13はヘッドカートリッジ9をキャリッジ
11に取付けるためのフック、15はフツクエ3を操作
するためのレバーである。このレバー15には、後述す
るカバーに設けられた目盛を指示してヘッドカートリッ
ジの記録ヘッドによる印字位置や設定位置等を読取り可
能とするためのマーカ17が設けられている。19はヘ
ッドカートリッジ9に対する電気接続部を支持する支持
板である。21はその電気接続部と本体制御部とを接続
するためのフレキシブルケーブルである。
23は、キャリッジ11をS方向に案内するためのガイ
ド軸であり、キャリッジ11の軸受25に挿通されてい
る。27はキャリッジ11が固着され、これをS方向に
移動させるための動力を伝達するタイミングベルトであ
り、装置両側部に配置されたプーリ29A、29Bに張
架されている。一方のプーリ29Bには、ギヤ等の伝導
機構を介してキャリッジモータ31より駆動力が伝達さ
れる。
33は紙等の記録媒体(以下記録紙ともいう)の被記録
面を規制するとともに記録等に際してこれを搬送するた
めのプラテンローラであり、搬送モータ35によって駆
動される。37は記録媒体を給紙トレー4側より記録位
置に導くためのペーパーパン、39は記録媒体の送給経
路途中に配設されて記録媒体をプラテンローラ33に向
けて押圧し、これを搬送するためのフィードローラであ
る。41は記録媒体搬送方向上、記録位置より下流側に
配置され、記録媒体を不図示の排紙口へ向けて排紙する
ための排紙ローラである。42は排紙ローラ41に対応
して設けられる拍車であり、記録媒体を介してローラ4
1を押圧し、排紙ローラ41による記録媒体の搬送力を
生じさせる。
43は記録媒体のセット等に際してフィードローラ39
、押え板45、拍車42それぞれの付勢を解除するため
の解除レバーでアル。
45は記録位置近傍において記録媒体の浮上り等を抑制
し、プラテンローラ33に対する密着状態を確保するた
めの押え板である。
本実施例においては、記録ヘッドとしてインク吐出を行
うことにより記録を行うインクジェット記録ヘッドを採
用している。従って記録ヘッドのインク吐出口形成面と
記録媒体の被記録面との距離は比較的微少であり、かつ
記録媒体と吐出口形成面との接触を避けるべくその間隔
が厳しく管理されなければならないので、押え板45の
配役が有効である。47は押え板45に設けた目盛、4
9はこの目盛に対応してキャリッジ11に設けられたマ
ーカであり、これらによっても記録ヘッドの印字位置や
設定位置が読取り可能である。
51はホームポジションにおいて記録ヘッドのインク吐
出口形成面と対向するゴム等の弾性材料で形成したキャ
ップであり、記録ヘッドに対し当接/離脱が可能に支持
されている。このキャップ51は、非記録時等の記録ヘ
ッドの保護や、記録ヘッドの吐出回復処理に際して用い
られる。吐出回復処理とは、インク吐出口内方に設けら
れてインク吐出のために利用されるエネルギー発生素子
を駆動し、これにより全吐出口からインクを吐出させ、
これによって気泡や塵埃、増粘して記録に適さな(なっ
たインク等の吐出不良要因を除去する処理(予備吐出)
や、これとは別に吐出口よりインクを強制的に排出させ
ることにより吐出不良要因を除去する処理である。
53はインクの強制排出のために吸引力を作用するとと
もに、かかる強制排出による吐出回復処理や予備吐出に
よる吐出回復処理に際してキャップ51に受容されたイ
ンクを吸引するために用いられるポンプである。55は
このポンプ53によって吸引された廃インクを貯留する
ための廃インクタンク、57はポンプ53と廃インクタ
ンク55とを連通ずるチューブである。
59は記録ヘッドの吐出口形成面のワイピングを行うた
めのブレードであり、記録ヘッド側に突出してヘッド移
動の過程でワイピングを行うための位置と、吐出口形成
面に係合しない後退位置とに移動可能に支持されている
。61は回復系モータ、63は回復系モータ61から動
力の伝達を受けてポンプ53の駆動およびキャップ51
やブレード59の移動をそれぞれ行わせるためのカム装
置である。
次に上述したヘッドカートリッジ9の詳細について説明
する。
第3図は、インクジェット記録ヘッド本体をなす吐出ユ
ニット9aとインクタンク9bとを一体としたヘッドカ
ートリッジ9の外観斜視図を示す。同図において、90
6eは、ヘッドカートリッジ9を装着する際にキャリッ
ジ11に設けられたフック13によって掛止されるつめ
である。
図から明らかなようにつめ906eは記録ヘッド全延長
の内側に配設される。また、ヘッドカートリッジ9の前
方吐出ユニット9aの近傍には、この図には示されない
が位置決め用突き当て部が設けられている。906 f
は、キャリッジ11に立設されフレキシブル基板(電気
接続部)およびゴムパッドを支持するための支持板が挿
入されるヘッド開口部である。
第4図(A)および(B)は、第3図に示したヘッドカ
ートリッジの分解斜視図を示し、上述のようにインク供
給源たるインク収容部を一体としたディスポーザブルタ
イプのものとしである。
同図(A)において、911はSi基板上に電気熱変換
素子(吐出ヒータ)と、これに電力を供給するA7等の
配線とが成膜技術により形成されて成るヒータボードで
ある。921はヒータボード911に対する配線基板で
あり、対応する配線は例えばワイヤボンディングにより
接続される。
940はインク流路を規定するための隔壁や共通液室等
を設けた天板であり、本実施例においてはオリフィスプ
レート部を一体に有した樹脂材料で成る。
930は例えば金属製の支持体、950は押えばねであ
り、両者間にヒータボード911および天板940を挟
み込んだ状態で両者を係合させることにより、押えばね
950の付勢力によってヒータボード910と天板94
0とを圧着固定する。なお、支持体930は、配線基板
921も貼着等により設けられるとともに、ヘッドの走
査を行うキャリッジ11への位置決め基準を有するもの
とすることができる。また、支持体930は駆動に伴っ
て生じるヒータボード911の熱を放熱冷却する部材と
しても機能する。
960は供給タンクであり、インク供給源をなすインク
貯留部9bからインク供給を受け、ヒータボード911
と天板940との接合により形成される共通液室にイン
クを導くサブタンクとして機能する。970は共通液室
へのインク供給口付近の供給タンク960内の部位に配
置されるフィルタ、980は供給タンク960の蓋部材
である。
900はインクを含浸させるための吸収体であり、イン
クタンク本体9b内に配置される。
1200は上記各部911〜980からなる記録エレメ
ント9aに対してインクを供給するための供給口であり
、当該ユニットをインクタンク本体9bの部分1010
に配置する前の工程で供給口1200よりインクを注入
することにより吸収体900のインク含浸を行わせるこ
とができる。
1100はカートリッジ本体の蓋部材、1400はカー
トリッジ内部を大気に連通ずるために蓋部材に設けた大
気連通口である。1300は大気連通口1400の内方
に配置される撥液材であり、これにより大気連通口14
00からのインク漏洩が防止される。
供給口1200を介してのインクタンク9bへのインク
充填が終了すると、各部911〜980よりなる吐出ユ
ニット9aを部分1010に位置付けて配設する。この
ときの位置決めないし固定は、例えばインクタンク本体
9bに設けた突起1012と、これに対応して支持体9
30に設けた穴931とを嵌合させることにより行うこ
とができ。これによって第4図(B)に示すヘッドカー
トリッジ9が完成する。
そして、インクはカートリッジ内部より供給口1200
、支持体930に設けた穴932および供給タンク96
0の第4図(A)中裏面側に設けた導入口を介して供給
タンク960内に供給され、その内部を通った後、導出
口より適宜の供給管および天板940のインク導入口9
42を介して共通液室内へと流入する。以上におけるイ
ンク連通用の接続部には、例えばシリコンゴムやブチル
ゴム等のパツキンが配設され、これによって封止が行わ
れてインク供給路が確保される。
第5図(A)および(B)は、それぞれキャリッジ11
にヘッドカートリッジ9が装着されたときの状態を示す
上面図および左側面図である。
これらの図において、906aは記録ヘッド装着時にキ
ャリッジ11の突き当て部に当接可能なようにヘッドカ
ートリッジ9に設けられる当接部であり、906bおよ
び906Cは、それぞれ同様に突き当て部601bおよ
び601cに対応した当接部である。
ここで、第5図(A)を参照して記録ヘッドが装着され
た際の各部の係合関係を概説する。
ヘッドカートリッジ90当接部906aは、キャリア6
の突き当て部601aと当接しており、同時にヘッドカ
ートリッジ9のつめ906とは、これに掛止されたフッ
ク13を介したコイルばね610の付勢力によって、図
中左方へ力を受ける。これにより、ヘッドカートリッジ
9は上記当接部を中心とするモーメント力を受ける。こ
のとき、ヘッドに設けられた基板906dは突き当て部
601fに当接し、その結果、ヘッドカートリッジ9の
左右方向の位置決めがなされ、その位置が保持される。
このとき、ゴムパッド605の突起部605Aは、基板
906dとの当接によって、圧縮変形される。この変形
により、フレキシブル基板604の端子パッドと基板9
06dの端子とを圧接する力が生じる。この場合、突き
当て部601fに基板906dが当接しているため、突
起部605Aの変形量は一定となり安定した上記圧接力
を得られる。
なお、同図においては、突起部605Aの圧縮変形した
状態は示されていない。
また、ヘッドカートリッジ9の前後および上下方向の位
置決めは、装着の過程においてなされるものである。
第6図および第7図は、第2図等に示したヘッドカート
リッジ周辺の機構を示すそれぞれ側面図および上面図で
ある。
これら図において、91は、キャリッジ11の前端部に
おいて、回動自在に軸支されるコロである。コロ91は
、その一部がヘッドカートリッジの吐出口面より前方に
突出するように設けられるものであり、紙押え板45と
当接しこの上を回動する。また、613はキャリッジ1
1の後端部に設けられたコロばねである。コロばね61
3は、コロ613A、コロ613Aを軸支する連結部材
613B、および連結部材613Bを所定の回転方向に
付勢するばね613Cからなる。コロ613Aは、装置
の底板100の前端部において前述のガイド軸と平行に
延在するよう立設された前端板105と当接し、この上
を回動する。連結部材613Bはキャリッジ11の所定
の軸113により回動自在に軸支され、また、ばね61
3Cは、キャリッジ11の所定の軸に支持され連結部材
613Bを軸113の廻りに反時計方向に回転させるよ
うな付勢を行う。以上のようなコロばね613の構成に
より、キャリッジ11は、常に紙押え板45の方向へ付
勢される。
25は、ガイド軸23と係合する軸受けであり、キャリ
ッジ11の両側端部に装着される。
軸受25は後に詳述されるように、その装着にかかるケ
ースに対して軸受部が偏心したものであり、2つの軸受
25は、その偏心方向が反対になるよう装着される。ま
た第6図に示される側の軸受25は、キャリッジ11に
設けられたボス112を軸として揺動可能に設けられて
いる。
すなわち、キャリッジ11においてこの軸受25が装着
される部分は長穴となっており、また、軸受25の2つ
の突起25Aがボス112により前後方向(第6図中、
左右方向)の動きを規制される。この結果後述されるよ
うなキャリッジ11の動きに応じて、この軸受25はキ
ャリッジ11に相対的に揺動する。なお、このとき、こ
の軸受25のガイド軸23方向の動きは、軸受25に設
けられた突起25Bがキャリッジ11の一部に規制され
る。
第8図は第2図におけるキャップ51、ポンプ53、ブ
レード59、モータ61およびカム装置63等から成る
回復装置の主要部の分解斜視図である。
ここで、501はキャップ51内部に配置されるインク
吸収体、503はキャップ51を保持する保持部材、5
05はピン507を中心に回動可能に取付けられ、ピン
507に加えられる力によってキャップ51を吐出ユニ
ット9aの吐出口形成面に当接/II脱させるためのキ
ャップレバーである。511はキャップレバー505の
端部509に係合してキャップレバー505の回動範囲
を規制するためのピンである。
513はキャップレバー505のピン507が嵌入され
る穴部を有する治具であり、キャップレバー505をポ
ンプ53に設けた支持部515に取付けるのに用いられ
る。516はその取付は状態を確保するための留め部材
である。517は吐出口形成面に当接させるための力を
キャップ51に作用する作用部であり、キャップ5工の
後側部のほぼ中央に係合する。この作用部は吸引された
インクの導入口517Aを有し、キャップレバ−505
内部、ビン507内部、治具513内部および支持部5
15内部にはそれぞれインク流路が形成されている。そ
してポンプ53が吸引力を作用すると、インクはこれら
流路を経て図中矢印で示すようにポンプ53内に導入さ
れる。
519はポンプ53の端面中央に突設した軸であり、こ
の軸519を中心としてポンプ53内体は回動可能とな
る。この回動力は支持部515を介してキャップレバー
505に加えられ、これに伴ってキャップ51が進退す
る。ジヨイント521はチューブ57が取付けられる部
材523と結合される。これら軸519、ジヨイント5
21および部材523の内部にはインク流路が形成され
、ポンプ53に吸引されたインクが、図中矢印で示すよ
うにこれら流路を経てチューブ57を介し廃インクタン
ク55に導入される。
525はポンプ53のピストン、527はその軸、52
9はパツキン、531はポンプ53のキャップである。
533はピストン軸527に取付けられ、ピストン52
5を作動させるための力の伝達を受けるピンである。
535はブレード59が取付けられるブレードレバーで
あり、ポンプ53の端面に突設した軸のまわりに回動可
能に支持され、当該回動に伴ってブレード59を記録ヘ
ッド側に突出または後退させる。537はブレードレバ
ー535に対しブレード59を突出させる方向への回動
力を付与するばねである。また、539はポンプ53内
体に対しキャップ53が記録ヘッド側に向かう方向への
回動習性を与えるばねである。
541はモータ61の回転をカム装置63に伝達するギ
ア列である。カム装置63は、ポンプ53に設けた係合
部545に係合してこれを回動させるためのカム547
と、ポンプ53のピストン軸527に設けたビン533
に係合してポンプを作動させるためのカム549と、ブ
レードレバー535に設けた係合部551に係合してこ
れを回動させるためのカム553と、カム装置63のホ
ームポジションを検出するためのスイッチ555に係合
するカム557とを有している。これらカムの動作につ
いては後述する。
第9図はキャップ51等の構成を示す断面図である。
ここで、本実施例では、キャップ内のインク吸引口56
1を鉛直方向下部に開口させ、キャップレバー505の
作用部517に設けたインク導入口517Aに向かって
インク流路563を形成している。また、吸引0561
を吸収体501によって完全には覆わない構成としてい
る。
この構成によると、重力によってインクが下方に流れて
きた場合、インクは下方に設けた吸引口561より吸引
されるために、インク吸収体501に残留するインク量
が著しく小となる。
従って、固化による劣化等を大幅に遅らせてインク吸収
体ないしこれが取付けられたキャップ51の寿命を伸ば
すことができる。
第10図および第11図は、それぞれ、カム装置63の
各カムの輪郭曲線および各カム位置に対応した各部動作
位置を示す説明図である。なお、第10図中の数値はカ
ムの回転角度である。
これら図において、(A)は記録動作を行うときのカム
位置および各部の状態を示し、キャップ51およびブレ
ード59は記録ヘッドの吐出口形成面から離隔し、ポン
プ53は上死点にある。
(B)はホームポジションスイッチ55がオフとなった
位置であり、この位置をカム装置63のホームポジショ
ンとする。
これは記録の待機時等に設定される位置であり、このと
きキャップ51は吐出口形成面を覆い、かつブレード5
9が後退しているとともにポンプ53も上死点である。
位置(B)からカムを回転させて行くと、キャップ51
は吐出口形成面に接合(キャップオン)したままピスト
ン525が下死点に向けて移動し、キャップに至る吸引
系の負圧が大となって行(。やがてピストン525がポ
ンプのインク導入口に至りこれを閉塞している期間(弁
が閉となる期間)を経て、弁が開き始め(109,5°
の点)、完全に開き(130,5°の点)、その後ピス
トン525は下死点付近の位置(C)に至る。インク吸
引系の流体抵抗を考慮してこの位置で所定時間カムの回
転を停止することにより十分な吸引を行ってから、再び
カムを回転させて行くと、ピストン525は下死点に至
り、キャップ51は吐出口形成面から離脱し始める。こ
の位置(D)を所定時間保持する。
その後カムを更に回転させると、ピストン525は再び
上死点に向かい始める。この過程で弁は閉じ始め(20
9,5°の点)、その後完全に閉塞される点(230,
5°の点)に至り、方キャップ51は位置(E)では完
全に吐出口形成面から離隔した状態となっている。この
近傍でピストン525を数回駆動することにより、イン
ク吸引系に残留したインクがポンプ側に吸引(空吸引)
されることになる。なお、ポンプ内のピストン525の
左右の空間は、不図示の流路で連通され、当該流路はピ
ストンが上死点から下死点に向かう場合に閉塞され、下
死点から上死点に向かう場合に開とされる。また、ピス
トン右側の空間はポンプ軸519に設けた流路に連通し
ている。
従って、空吸引の過程でピストン525が下死点から上
死点に向かう場合にピストン左側の空間に導入されたイ
ンクが右側の空間に移送され、上死点から下死点に向か
う場合にインク吸引系から左側空間へのインク導入およ
び右側空間から廃インクタンクへのインク排出がなされ
る。
その後、カムをさらに正方向に回転させると、ブレード
59が突出してワイピング可能な状態となる(位置(F
))。この状態でキャリッジ11を記録領域側に移動さ
せると、ヘッドの吐出口形成面にブレード59が係合し
てその表面がワイピングされ、吐出口形成面に付着した
インク等が拭われる。そして、カムをさらに回転させて
ブレード55を後退させ位置(A)にカムを設定する。
この状態でキャリッジ11をキャップ側に移動させ、ヘ
ッドの吐出口形成面をキャップ51に対向させた後、カ
ムを位置(B)に移動させてキャップオンとし、停止さ
せる。
なお、待機状態から記録に移行する場合に、位置(B)
から正方向もしくは負方向にカムを回転させてブレード
59を突出させ、ワイピングを行ってから記録を行うよ
うにしてもよい。
次に、上述のように構成された文書処理装置の各部を制
御する制御構成を、第12図を参照して説明する。
同図において、10はキーボード1から入力された文字
等を処理して液晶パネルからなる表示部6に表示したり
、キーボード1からの記録指示に基づいてプリンタ部8
を動作させる制御部である。この制御部10は、各種の
制御手順を実行するMPU100O1上記制御手順やデ
ータ等を格納するROM100I、キャラクタデータに
応じたキャラクタパターンを発生するCG1002、上
記制御実行におけるワークエリア等に用いられるRAM
1003、およびキーボード1等の外部機器との接続を
行うインターフェース部1004で構成される。制御部
10とプリンタ部8とは、信号ライン1005で電気的
に接続されている。
プリンタ部8のうち制御部10によって制御されるのは
、ヘッドのキャリッジモータ31、搬送モータ35およ
び回復系モータ61であり、それぞれヘッドドライバ9
A、モータドライバ31A、35A、61Aによって駆
動される。これらのモータ31,35.61はDCモー
タ構成をとっており、駆動パルスの極性によって回転方
向が制御される。また、回復系ホームセンサ65やキャ
リッジホームセンサ67の検出に基づいて、制御部10
はキャリッジ11のキャップ位置や移動位置を認識する
ことができる。なお、キャリッジ11にはヘッドカート
リッジ9の重さによってインク切れを検出するインクセ
ンサ69が設けられている。
上記表示部6のコントラスト不足を補うため表示部6は
その背面にバックライト12を有している。ここでは、
バックライト12に交流信号で灯点駆動される冷陰極管
が用いられている。14はバックライト12の輝度を制
御部1oからの制御信号CNTに基づいて制御するバッ
クライト制御部である。
第13図は、第12図に示したバックライト制御部14
の詳細を示す回路図である。
同図において、140は供給される直流電流Vinを交
流信号に変換・昇圧してバックライト12を点灯駆動さ
せるDC−AC変換器である。
このDC−AC変換器140はトランジスタT。
のオン・オフ動作によって電圧Vjnの供給が制御され
、電圧Vinが印加されないときはバックライト12の
交流信号を供給しない。トランジスタT、は比較器14
1の出力に応じてオン・オフ動作を行う。この比較器1
41は、電圧Vinを抵抗R5とコンデンサC1とで分
圧した電圧Vと、電圧Vinを抵抗R8と抵抗R,,R
,とで分圧した電圧V、とを比較する。
上記コンデンサC1は、発振器142の発振出力によっ
てオン・オフ動作を行うトランジスタT、により、充放
電が制御される。つまり、トランジスタT、がオフのと
きコンデンサCIは抵抗R,を介して時定数C4・R8
で充電され、トランジスタT、がオンのときトランジス
タT、を介して接地電位に急速に放電する。上記抵抗R
1は、操作者がバックライト12の輝度を調整するため
の可変抵抗器となっている。ここで、抵抗R3が最大値
のときの分圧電圧V、をVa、最小値のときをVb (
Va>Vb)とする。
トランジスタT、は上記制御部10からの制御信号CN
Tに応じてオン・オフ動作し、オンのとき、電圧Vin
を抵抗R3と抵抗R6とで分圧した電圧Vcに電圧V、
を設定する。ただし、抵抗R6は抵抗R4に比べて充分
低い値(R6(R,)とする。従って、トランジスタT
、がオンの時の電圧■3、即ち電圧Vcは電圧Va、V
bよりも小となる。
上記比較器141の出力は、電圧V、が電圧V、よりも
高いときはハイインピーダンスとなる。従ってトランジ
スタT1のベース電圧は抵抗R,により電圧Vinとな
るため、トランジスタT1はオンしない。このとき、D
C−AC変換器140には電圧Vinが供給されないの
で、バックライト12は点灯しない。一方、電圧V、が
電圧V、よりも低いときは、比較器141の出力は接地
レベルとなるので、トランジスタT、はオンして電圧V
inをDC−AC変換器140に供給する。従って、バ
ックライト12には交流信号が供給され、点灯すること
になる。
なお、抵抗R6は、比較器141の出力がハイインピー
ダンス状態のときトランジスタT のベースを電圧Vi
nとして、トランジスタT1をオンさせないための抵抗
である。
第14図は、バックライト制御部14の動作を説明する
タイミングチャートである。
同図(a)は制御信号CNTを示し、時刻t。
にトランジスタT、をオンするに充分な“H”レベルの
電圧となる。(b)は発振器142の出力波形を示し“
H″レベル例えば、時刻t0〜1+)の期間トランジス
タT、をオンする。トランジスタT、がオンする期間、
コンデンサCに蓄えられた電荷が放電する。一方、発振
器142の出力が“L”レベル(例えば、時刻t〜1.
)の期間はトランジスタT2がオフするので、コンデン
サC2は時定数C1・R,で充電され、その結果電圧V
1は鋸歯状波となる(同図(C))。
時刻t、までは制御信号CNTがL”レベルなので、上
述のように電圧■、は抵抗R2+R,,R,で分圧され
た値で決まる。ここでは、時刻t、までは操作者が可変
抵抗器R3を最大値に設定し、電圧■2はVaとする。
このとき、時刻t、〜t、では電圧■、が電圧V、より
も高いので比較器141の出力(同図(d))は接地レ
ベルとなり、トランジスタT1はオンして電圧Vinを
出力する(同図(e))。この期間DC−AC変換器1
40からバックライト12に交流信号が出力される(同
図(f))ので、バックライト12が点灯する。
時刻t、〜t、では、電圧V、が電圧vIよりも低いの
で比較器141の出力はハイインピーダンスとなり、ト
ランジスタT1はオフしてその出力は接地レベルとなる
(同図(c)、(d)。
(e))、その結果、DC−AC変換器140からは交
流波形がバックライト12に供給されず(同図(f))
 、バックライト12は消灯する。
時刻t4で、操作者が可変抵抗器R1を最小値に設定す
ると、電圧V2はvbとなる。このとき、時刻t、〜t
、は電圧v2が電圧Vlよりも高くなるので、時刻t0
〜t2と同様バックライト12が点灯する。一方、時刻
t、〜t、ではバックライト12は消灯する。
同図(f)において、電圧V、がVaのときバックライ
ト12が点灯している期間をTa。
vbのときのそれをTbとすると、 Ta>Tb となっている。発振器142の発振周期TTのうち、点
灯している期間の長いほどバックライト12は明る(な
る。従って、電圧V、がVaのときのほうがvbのとき
よりも明るい、つまり、時刻t4までは明るく、時刻t
4からt、までは時刻t4までよりも暗(なる。
時刻t、で、制御信号CNTが“H”レベルになるとト
ランジスタT、がオンし、上述のとおり、電圧V、は抵
抗R,,R,で決まる電圧Vcとなる。この場合も、電
圧V、が電圧Vlよりも高くなる時刻t、〜t、ではバ
ックライト12が点灯し、一方時刻t、〜t、では消灯
する。このときバックライト12が点灯している期間T
cは、上記期間Ta、Tbよりも短いので、バックライ
ト12は暗くなる。
次に上記構成の実施例の動作について、第15図及び第
16図にそれぞれ示すタイミングチャートおよびフロー
チャートを参照して説明する。
第1図(A)に示すキーボード部1のキー群2には、印
刷を開示するトリガとなる印刷キー(図示せず)が配置
されており、この印刷キーが入力されると、作成された
文書をプリンタ部8で印刷する。このため、制御部10
は第16図に示すように、ステップS1でキー人力を待
ち、ステップS2でそのキーが印刷キーか否かを判断す
る。
印刷キーでなければ、ステップS3にてそのキー人力に
応じた処理を行う。
印刷キーの場合は、印刷の前にステップS4で制御信号
CNTを“H”レベルとして(第17図(a)2時刻t
1.)、バックライト12の明るさを落とす。そして、
ステップS5でプリンタ部8の初期化処理、例えば印字
を始めるため上述のキャップ51をオーブンにする。こ
の動作は、第10図および第11図においてカム装置6
3の位置がホームポジション位置(B)から記録動作位
置(A)になるよう、MPU100Oがモータドライバ
61Aを介して回復系モータ61を駆動することによっ
て行われる(第14図(b))。
なお、キャリッジ11のホームポジションの取直しを行
ってもよい。
ステップS6では、入力された文字をMPU1000が
CG1002を用いて印字データに変換する。ステップ
S7では、この印字データに従いヘッドドライバ9Aを
介してヘッド9を駆動し印字を実行するとともに、モー
タドライバ31Aを介してキャリッジモータ31を駆動
し、キャリッジを移動させる。1行分の印字が終了する
と、MPU100Oはキャリッジモータ31を印刷時と
は逆方向に駆動して、キャリッジ11をホームポジショ
ンに復帰させる(第14図(C))。また、モータドラ
イバ35Aを介して搬送モータ35を駆動し、1行分記
録紙を搬送する。
上記動作を繰り返して印字処理が終了すると、ステップ
S8でプリンタ部8の終了処理、例えばキャップ51を
クローズする。この動作は、第10図および第11図に
おいて、カム装置63の位置が記録動作位置(A)から
ホームポジション位置(B)になるよう、MPU100
Oが回復系モータ61を駆動することによって行われる
その後、ステップS9にて制御信号CNTをL”レベル
にして、バックライト12を明る(する。そして、再び
ステップS1に戻りキー人力を待つ。
以上のとおり、この実施例によれば、電流を多く消費す
る印字中はバックライト12の輝度を低下させ暗(して
いるので、電流の消費を低減することが可能となる。従
って、大電流を流す回路にする必要がないので、安価な
回路設計が可能となる。
また、印字中のバックライト12の輝度を、操作者が設
定できる輝度よりも低いレベルにしたので、特に消費電
流の低減を図ることができる。
さらに、電池を電源として用いる場合には、電池の寿命
が伸びるので容量を小さくすることが可能となり、ひい
ては機器の小型化を図ることができる。
なお、この実施例では上記モータ31,35゜61とし
てDCモータを採用したが、ステッピングモータを用い
てもよい。その場合、励磁相により駆動すればよい。
第17図は、第12図で示した制御構成の他の実施例を
示すブロック図である。同図に示す制御構成は、プリン
タ部8にヘッド9等の制御を行うプリンタ制御部80を
設けて、制御部1oの負荷を軽減したものである。なお
、同図において、第12図と同一部分については同一符
号を付して、説明を省略する。
プリンタ制御部80は制御部1oとほぼ同様の構成をし
ており、MPU800、ROM801、RAM802お
よびインターフェース部803から成っている。このプ
リンタ制御部8oと制御部10は信号ライン1005で
電気的に接続されている。
上記制御構成における制御部10の動作について、第1
8図のフローチャートを参照して説明する。
ステップSllでキー人力を待ち、ステップS12でそ
のキーが印刷キーか否かを判断する。印刷キーでなけれ
ば、ステップS13にてそのキー人力に応じた処理を行
う。
印刷キーの場合は、ステップS14で第16図のステッ
プS6と同様に入力文字を印字データに変換し、この印
字データを所定のコマンドとともに制御部10のインタ
ーフェース部1004及び信号ライン1005を介して
プリンタ制御部80のMPU800に転送する。そして
、ステップSllで再び、キー人力待ちを行う。
第19図は制御部10からプリンタ制御部80へ転送さ
れるコマンドの内容を示すコマンドテーブルであり、プ
リンタ制御部80のROM801内に格納されている。
同図において、Aは印字開始を示すコマンド、Bは印字
終了を示すコマンドである。Cは印字データの転送を示
すイメージ転送コマンドで、この後に転送データ数及び
この数分の印字データが続く。また、Dは印字がインク
切れ等の異常状態によって中断されてその状態から回復
した時、印字の再開を知らせる印字再開コマンドである
。プリンタ制御部80は、制御部10から転送されるデ
ータがコマンドテーブルの内容に合致するか否かを判断
し、合致したコマンドを実行する。
第20図は、プリンタ制御部80に転送されたデータの
様子を示している。Dlの印字開始コマンドで始まり、
イメージ転送コマンドD2、転送データ数(N)を示す
D3、N個の印字データD4が続き、そして、印字終了
コマンドD5で終了する。
次に、上記転送データを受けたプリンタ制御部80の動
作を、第21図のフローチャートを参照して説明する。
ステップS21で転送データをコマンドテーブルを参照
して解釈する。転送データが印字開始コマンドであれば
、ステップS22で制御信号CNTを“H”レベルとし
て、バックライト12を暗くする。そして、ステップS
23で上述と同様のプリンタ部8の初期化処理を実行し
、イメージ転送コマンドを待つべ(ステップS21に戻
る。
転送データがイメージ転送コマンドであれば、ステップ
S24で後続するデータ数を読み取る。
そして、ステップS25で後続する印字データを読み取
った後、ステップS26で印字処理を行う。この印字処
理は、ステップ327で全印字データが読み取られたと
判断されるまで繰り返され、印字終了コマンドを待つべ
(ステップS21へ戻る。
転送コマンドが印字終了コマンドのとき、ステップS2
8でプリンタ部8の終了処理を行った後、ステップS2
9で制御信号CNTを“L”レベルにしてバックライト
12を元の明るさに戻す。そして、ステップS21に戻
って転送データを待つ。なお、上記のいずれのコマンド
でもない場合には、ステップS30でその他のコマンド
の処理を行う。
このように、プリンタ制御部80では、印字開始コマン
ドを受は取るとバックライトを暗(し、印字終了コマン
ドを受は取るとバックライトを元に戻すという処理を行
う。
以上のとおり、この実施例では、先の実施例と同様、電
流を多く消費する印字中はバックライト12の輝度を低
下させ暗くしているので、電流の消費を低減することが
可能となる。
さらに、この実施例ではプリンタ部8側のプリンタ制御
部80によって、バックライト12の輝度制御を行って
いるので、印字データを作成する制御部10の負荷を軽
減することができ、ひいては印字速度の向上を図ること
が可能となる。また、プリンタ部8が本体に内蔵されて
いない等、別電源にて駆動される形態において、印字中
にバックライト12を暗(しない場合、この実施例では
上述の形態に応じてプリンタ制御部80の制御内容を変
更すればよいので、制御部10の制御内容を変更する必
要がない。
なお、バックライト12の輝度を制御するコマンドとし
て印字開始コマンドと印字終了コマンドを用いたが、イ
メージ転送コマンド等を用いてもよい。また、バックラ
イトオン、オフといったコマンドを新たに追加し、これ
らのコマンドによってバックライト12の輝度制御を行
ってもよい。
第22図(A)および(B)は、第16図および第21
図で示した制御部10およびプリンタ制御部80の他の
動作を示すフローチャートである。これらは、いずれも
印字中にインク切れ等の異常事態が発生した時、印字開
始時に一旦暗くしたバックライトエ2を元の明るさに戻
すものである。
同図(A)は、第16図のステップS6と87の間に、
インク切れ発生時の処理ステップ331〜S36を追加
したものである。制御部10は、ステップS6で印字デ
ータの変換処理を行い、ステップS7で印字処理を行う
前に、ステップS31でヘッドカートリッジ9のインク
が切れているか否かを判断する。この判断は、第12図
において、上述したインクセンサ69の検出出力を制御
部10のMPU100Oがインターフェース部1005
を介して読み取ることによって行われる。インク切れで
なければステップS7に進んで印字処理を行い、インク
切れの場合はステップS32に進む。
ステップS32では、制御信号CNTを“L”レベルに
してバックライト12を元の明るさに戻すとともに、イ
ンク切れという異常事態なのでその中断処理を行う。そ
して、ステップS33でインク切れである旨のメツセー
ジを表示部6に表示する。その後、操作者がヘッドカー
トリッジ9を交換して、キー群2の印刷再開キー(図示
せず)を押下したことをステップS34で検出すると、
再度ステップS35でインク切れか否かのチエツクを行
う。インク切れが回復していなければ、ステップS33
に戻ってメツセージ表示を行うが、インク切れが回復し
ていればステップS36で制御信号CNTを°H”レベ
ルにして、バックライト12を再び暗くする。そして印
刷再開処理を行った後、ステップS7に進んで印字処理
を実行する。
同図(B)は、第21図のステップS25と326の間
にインク切れ発生時の処理ステップ841〜S46を追
加したものである。プリンタ制御部80はステップS2
5で制御部10から転送された印字データを読み取った
後、ステップS26で印字処理を行う前に、ステップS
41でインク切れか否かを判断する。この判断は、第1
7図において、インクセンサ69の検出出力をプリンタ
制御部80のMPU800がインターフェース部803
を介して読み取ることによって行われる。インク切れで
なければステップS26に進み、インク切れの場合はス
テップS42に進む。
ステップS42では制御信号CNTを“L”レベルにし
てバックライト12を元の明るさに戻すとともに、印刷
の中断処理を行う。そして、ステップS43で制御部1
0にインク切れを通知する。制御部10ではインク切れ
のメツセージ表示を行い、操作者が印刷再開キーを押し
たことを検出するとプリンタ制御部80に上述した印字
再開コマンドを送出する。ステップS44で印字再開コ
マンドを受けたことを検出すると、再度ステップS45
でインク切れか否かのチエツクを行う。
インク切れが回復していなければステップS43に戻っ
て制御部10に通知するが、回復していればステップ3
46で制御信号CNTを“H”レベルにして、バックラ
イト12を再び暗くする。そして、印刷再開処理を行っ
た後、ステップS26に進んで印字処理を実行する。
以上のとおり、これらの実施例では、インク切れ等の異
常状態において、印字開始時に暗くしたバックライト1
2を元の明るさに戻しているので、エラーメツセージの
表示が見やすくなる。また、異常状態には暗かったバッ
クライト12が明るくなるので、操作者への注意を喚起
し得るという利点も有する。
なお、この実施例はインク切れの異常状態のみならず、
紙無しや一定時間以上制御部10から印字データが転送
されないといった異常状態にも適用できる。
また、以上の実施例においては印字中にバックライト1
2を暗(していたが、バックライト12を消灯してもよ
い。また、電圧を低下させることでバックライト12を
暗くしてもよい。さらに、バックライト12は冷陰極管
の他、エレクトロルミネセンス管でもよい。また、表示
部6は液晶表示パネルとバックライトの他、CRT等で
もよい。
さらにまた、以上の実施例では印字中のバックライト1
2の輝度レベルを、操作者の設定できる輝度レベル以下
としたが、これに限定されるものではない。
なお、本発明は、特にインクジェット記録装置の中でも
バブルジェット方式の記録装置を用いた場合に優れた効
果をもたらすものである。かかる方式によれば記録の高
密度化、高精細化が可能であるため、記録時における消
費電流が太き(なる場合が生ずるが、本発明によれば消
費電流を低減できるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行なうものが
好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニ
ュアス型のいずれにも適用可能である。特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせる。結果的に、この
駆動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を
形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮によ
り吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少
なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形
状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行なわれるの
で、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成で
き、より好ましい。
このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第446
3359号明細書、同第4345282号明細書に記載
されているようなものが適している。なお、上記熱作用
面の温度上昇率に関する発明の米国特許第431312
4号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに
優れた記録を行なうことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合わせ構
成(直線状液路または直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して共通するスリットを
電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59
−123670号公報や、熱エネルギの圧力波を吸収す
る開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59
−138461号公報に基いた記録ヘッド構成としても
本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形
態がどのようなものであっても、記録を確実に効率よく
行ないうるからである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対し
ても、本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘッ
ドとしては、複数記録ヘッドの組合わせによってその長
さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッ
ドとしての構成のいずれでもよい。加えて、上記実施例
のようなシリアルタイプのものでも、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的に設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数について
も、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられ
たものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対
応して複数個数設けられるものであってもよい。
さらに加えて、本発明の電子機器の形態としては、表示
部と記録部を有していれば、コンピュータ等の情報処理
機器の形態を採るものであってもよい。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば記録動作中におい
て表示手段の輝度を低下させることができるので、記録
時における消費電流の低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)および(B)は、本発明を文書処理装置に
適用した実施例の使用時および収納時の外観斜視図、 第2図は、本発明に適用可能なプリンタの一構成例を示
す斜視図、 第3図は、第2図に示したヘッドカートリッジの外観斜
視図、 第4図(A)および(B)は、第3図に示したヘッドカ
ートリッジの分解斜視図および外観斜視図、 第5図(A)および(B)は、上記ヘッドカートリッジ
を上記キャリッジに搭載した状態を示す上面図および側
面図、 第6図および第7図は、第2図等に示したキャリッジの
他の要素との係合関係を説明するための側面図および上
面図、 第8図は、第2図に示した吐出回復機構の分解斜視図、 第9図は、上記機構におけるキャップ部の側断面図、 第10図は、上記機構における一連の回復動作を示すタ
イミングチャート、 第11図は、上記機構の吐出回復動作における各部の動
作を時間を追って示す図、 第12図は、第2図等で示した記録装置における制御構
成を示すブロック図、 第13図は、上記構成におけるバックライト部の詳細を
示す回路図、 第14図および第15図は、上記構成における各部の動
作を示すタイミングチャート、第16図は、上記構成に
おける制御手順を示すフローチャート、 第17図は、第2図等で示した記録装置における制御構
成の他の実施例を示すブロック図、第18図および第2
1図は、上記構成における制御手順を示すフローチャー
ト、 第19図は、上記構成におけるコマンドの内容を示すコ
マンドテーブル、 第20図は、上記構成における転送データを示す図、 第22図(A)および(B)は、それぞれ第16図およ
び第21図に示す制御構成の他の制御手順を示すフロー
チャートである。 ■・・・キーボード部 2・・・キー群 4・・・給紙トレイ 6・・・表示部 8・・・プリンタ部 9・・・ヘッドカートリッジ 10・・・制御部 11・・・キャリッジ 12・・・バックライト 14・・・バックライト制御部 31・・・キャリッジモータ 33・・・プラテンローラ 35・・・搬送モータ 37・・・ペーパーパン 39・・・フィードローラ 51・・・キャップ 61・・・回復系モータ 63・・・カム装置 65・・・回復系ホームセンサ 67・・・キャリッジホームセンサ 69・・・インクセンサ 80・・・プリンタ制御部 140・・・DC−AC変換器 141・・・比較器 142・・・発振器 501・・・吸収体 561・・・吸弓口 く5

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)情報入力手段に入力した入力情報を表示する表示
    手段と、 この表示手段の輝度を制御する輝度制御手段と、 入力情報を記録する記録手段とを具備し、 前記記録手段の記録動作に応答して、前記輝度制御手段
    によって前記表示手段の輝度を低下させることを特徴と
    する電子機器。
  2. (2)前記表示手段に入力情報を供給するとともに、入
    力情報を前期記録手段で記録される記録情報に変換する
    第1の制御手段と、 この第1の制御手段から出力される記録情報を受けるこ
    とに応答して、前記記録手段を記録動作状態とするとと
    もに、前記輝度制御手段によって前記表示手段の輝度を
    低下させる第2の制御手段を具備したことを特徴とする
    請求項(1)に記載の電子機器。
  3. (3)前記記録手段の記録動作中に異常が発生したこと
    を検出する異常検出手段を具備し、この異常検出手段の
    異常検出に応答して、前記輝度制御手段による前記表示
    手段の輝度低下を解除させることを特徴とする請求項(
    1)または(2)に記載の電子機器。
  4. (4)前記記録手段は、インクを吐出する複数の吐出口
    と、対応する吐出口毎に設けられ、インクに熱による状
    態変化を生起させて該状態変化に基づいてインクを前記
    吐出口から吐出させて飛翔的液滴を形成するための熱エ
    ネルギー発生手段とを有することを特徴とする請求項(
    1)ないし(3)に記載の電子機器。
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