JPH03231070A - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置

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JPH03231070A
JPH03231070A JP2024907A JP2490790A JPH03231070A JP H03231070 A JPH03231070 A JP H03231070A JP 2024907 A JP2024907 A JP 2024907A JP 2490790 A JP2490790 A JP 2490790A JP H03231070 A JPH03231070 A JP H03231070A
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JP
Japan
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steering
torque
steering device
power steering
vehicle speed
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Application number
JP2024907A
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English (en)
Inventor
Maki Watanabe
真樹 渡辺
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH03231070A publication Critical patent/JPH03231070A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパワーステアリング装置に関し、特にセルファ
ライニングトルクの高い車両に適したパワーステアリン
グ装置(油圧式、電動式)に関する。
〔従来技術〕
従来より、車両のステアリングホイールの繰作力を軽減
する種々の機構のパワーステアリング装置が実用化され
ている。
従来より油圧式パワーステアリング装置が広く実用化さ
れて来たが、最近では、トルクセンサで検出された操舵
トルクに応じたアシスト力を電動モータで発生させるよ
うにした電動式パワーステアリング装置が特に軽自動車
を対象として実用に供されつつある。
一般に車両の前輪のセルファライニングトルクは比較的
小さいため操舵トルクに余り大きな影響を及ぼすことは
なく、車速の増加に応じて操舵トルクが小さくなること
から、従来の油圧式パワーステアリング装置においても
電動式パワーステアリング装置においても、車速の増加
に応じてアシストトルクが減少するように制御していた
例えば、特開昭61−132465号公報には、車速の
増加に応じてアシストトルクが減少するように制御する
とともに、舵角をパラメータとするセンタリング力(ス
テアリングホイールを中立位置へ復帰させる戻し力)と
舵角速度をパラメータとするセンタリング力とを付加す
るように制御する電動式パワーステアリング装置のモー
タ制御装置が記載されている。
〔発明が解決しようとする課題] 車両の前輪のキャスタ角(又は、キャスタトレール)が
通常の大きさの場合には、前述のように車速の増加に応
じて操舵トルクが小さくなるので、従来のパワーステア
リング装置のように、車速の増加に応じてアシストトル
クを減少させることが望ましい。
ところで、車両の直進安定性を著しく向上させるために
、キャスタ角を通常のキャスタ角よりもかなり大きく設
定した場合には、セルファライニングトルクが非常に大
きくなり、その分だけ操舵トルクが大きくなる。しかも
、特に車速の増加に応じてセルファライニングトルクが
大きくなり操舵トルクが大きくなる。従って、従来装置
のように車速の増加に応じてアシストトルクを減少させ
る場合には、高速走行時の操舵トルクが非常に大きくな
りパワーステアリング装置の機能が著しく損なわれるこ
とになる。
本発明の目的は、キャスタ角を大きく設定した車両にお
ける前輪の大きなセルファライニングトルクに応じた適
正なアシスト力を出力し得るパワーステアリング装置(
油圧式、電動式)及び大きなセルファライニングトルク
に応じた適正なセンタリング力を出力し得る電動式パワ
ーステアリング装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
第1請求項に係るパワーステアリング装置は、少なくと
も操舵トルクと車速とに応じて操舵力をアシストするパ
ワーステアリング装置において、車速の増加に応じてア
シスト力が増加するように制御する制御手段を備えたも
のである。
第2請求項に係る電動式パワーステアリング装置は、舵
角を検出する舵角センサを備え、この舵角センサで検出
された舵角に相関する物理量に応じてステアリング系を
中立位置に復帰させるセンタリング力を出力する電動式
パワーステアリング装置において、上記センタリング力
が車速の増加に応じて減少するように制御する制御手段
を備えたものである。
第3請求項に係る電動式パワーステアリング装置は、第
2請求項の電動式パワーステアリング装置において、上
記舵角に相関する物理量がステアリングホイール舵角で
ある、ものである。
第4請求項に係る電動式パワーステアリング装置は、第
2請求項の電動式パワーステアリング装置において、上
記舵角に相関する物理量がステアリングホイール舵角速
度である、ものである。
〔作用〕
第1請求項に係るパワーステアリング装置においては、
少なくとも操舵トルクと車速とに応じて操舵力をアシス
トするように構成され、制御手段は、車速の増加に応じ
てアシスト力が増加するように制御する。即ち、前輪の
セルファライニングトルクは車速の増加に応じて増加す
るので、上記のように車速の増加に応じてアシスト力が
増加するように制御することにより、セルファライニン
グトルクに応じた適正なアシスト力を出力することが出
来る。
第2請求項に係る電動式パワーステアリング装置ニおい
ては、舵角センサで検出された舵角に相関する物理量に
応じてステアリング系を中立位置に復帰させるセンタリ
ング力を出力するように構成され、制御手段はセンタリ
ング力が車速の増加に応じて減少するように制御する。
即ち、前輪のセルファライニングトルクは車速の増加に
応じて増加するので、上記のように車速の増加に応じて
センタリング力が減少するように制御することにより、
セルファライニングトルクに応じた適正なセンタリング
力を出力することが出来る。
第3請求項に係る電動式パワーステアリング装置におい
ては、第2請求項と同様の作用が得られる。加えて、ス
テアリングホイール舵角に応したセンタリング力を出力
するので、操舵性に優れる。
第4請求項に係る電動式パワーステアリング装置におい
ては、第2請求項と同様の作用が得られる。加えて、ス
テアリングホイール舵角速度に応したセンタリング力を
出力するので、操舵の安定性に優れる。
(発明の効果〕 第1請求項に係るパワーステアリング装置によれば、上
記〔作用〕の項で説明したように、制御手段を設けたこ
とにより前輪のセルファライニングトルクに応じた適正
なアシスト力を出力することが出来る。特に、キャスタ
角を通常よりも大きく設定して直進安定性を高めた車両
に適したちのとなる。
第2請求項に係る電動式パワーステアリング装置によれ
ば、上記〔作用〕の項で説明したように、制御手段を設
けたことにより前輪のセルファライニングトルクに応じ
た適正なセンタリング力を出力することが出来る。特に
、キャスタ角を通常よりも太き(設定して直進安定性を
高めた車両に適したものとなる。
第3請求項に係る電動式パワーステアリング装置によれ
ば、第2請求項と同様の効果が得られる。
加えて、操舵性に優れたステアリング装置となる。
第4請求項に係る電動式パワーステアリング装置によれ
ば、第2請求項と同様の効果が得られる。
加えて、操舵の安定性に優れたステアリング装置となる
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面に基いて説明する。
本実施例は、軽自動車の電動式パワーステアリング装置
に本発明を通用した場合の一例である。
第1図・第2図に示すように、この自動車Mでは、直進
安定性を非常に高く設定する為に前輪のキャスタ角が通
常のキャスタ角の約1.5〜2.0倍程度に大きく設定
されている。この自動車Mの電動式パワーステアリング
装置1には、操舵の為のステアリングホイール2と、こ
のステアリングホイール2から下方へ延びるステアリン
グシャフト3と、ステアリングシャフト3の下端部であ
る出力軸部3Aと、出力軸部3Aに自在継手・5を介し
て連結された下部ステアリングシャフト3Bと、下部ス
テアリングシャフト3Bの下端に自在継手6を介して連
結されギヤボックス7内に収容されているビニオン(図
示略)と、このピニオンに噛合するラック軸9であって
ギヤボックス7と一体的に固定されたラック軸ケース8
内に収容されているランク軸9と、ラック軸9の両端部
に夫々ボールジョイトを介して連結された左右1対のタ
イロッド10であって夫々の外端部が前輪支持部材のナ
ックルアームに連結されたタイロッド10とが設けられ
、更に次のようなセンサ類及びアシスト力発生の為の直
流モータ11などが設けられている。
即ち、ステアリングシャフト3の下部には、ステアリン
グシャフト3の舵角を摺動抵抗型トランジューサにより
電気的に検出する2組の公知の舵角センサ20(これを
、第1舵角センサ21と第2舵角センサ22とする)が
ステアリングコラム4に固定して設けられ、ステアリン
グシャフト3の下端部をなす分断された出力軸部3Aと
その上方のステアリングシャフト3の下端近傍部とに亙
って、ステアリングホイール2から加える操舵トルクを
トーションバーと摺動抵抗型トランジューサにより電気
的に検出する2組の公知のトルクセンサ23(これを、
メイントルクセンサ24とサブトルクセンサ25とする
)が設けられている。
このトルクセンサ23においては、ステアリングシャフ
ト3の下端近傍部と出力軸部3Aとがトーションバーを
介して連結され、操舵トルクによるトーションバーの弾
性捩り変形を介して上記下端近傍部と出力軸部3A間に
相対的回転変位が発生するので、その角変位を摺動抵抗
型のトランジューサにより電気的に検出するように構成
してあイ更に、後述のコントロールユニットCにより串
間されてステアリングシャフト3の出力軸部3Aにアシ
ストトルクATを付加する直流モータ11及び電磁クラ
ッチ12がステアリングコラム4の下端側のケーシング
4Aに取付けて設けられ、電流モータ11により電磁ク
ラッチ12を介して回転駆動されるウオームギヤ13が
出力軸部3Aに外嵌固定されたウオームホイール14に
噛合連結されている。従って、電磁クラッチ12をON
した状態でモータ11を正転又は逆転駆動することによ
りウオームギヤ13とウオームホイール14を介して出
力軸部3Aを右旋回方向又は左旋回方向へ回動させるア
シストトルクATを付加することが出来る。
次に、上記電動パワーステアリング装置1の制御系につ
いて説明する。
第3図に示すように、マイクロコンピュータを内蔵した
コントロールユニットCへ各種信号を入力する為のセン
サ類・スイッチ類として、前記第1及び第2舵角センサ
21・22、メイン及びサブトルクセンサ24・25以
外に、少なくとも車速センサ26と、クランク角センサ
27と、リバーススイッチ28が設けられている。
上記車速センサ26は、例えば自動変速機出力軸の回転
速度(つまり、プロペラシャフトの回転速度)を電気的
に検出するセンサであるが1、@輪又は後輪の回転速度
を検出するものでもよい。
上記リバーススイッチ28は、自動変速機に設けられそ
の変速段が「リバースJに切換えられたときにONとな
るスイッチである。上記クランク角センサ27は、エン
ジンのディストリビュータ又はクランク軸に連係させて
設けられクランク軸の回転速度を電気的に検出するもの
である。
上記リバーススイッチ28の出力信号はディジタルバッ
ファ30を介して波形整形回路31へ入力され、この波
形整形回路31でパルス信号に変換されてCPU33へ
人力され、またオルタネ〜りの出力側り端子29の出ノ
j信号はディジタルバッファ30を介して波形整形回路
32へ人力されこの波形整形回路32でパルス信号に変
換されてCPU33へ入力され、車速センサ26及びク
ランク角センサ27の出力信号ディジタルバッファ30
を経てCPU33へ人力される。
第1及び第2舵角センサ21・22の出力信号と、メイ
ン及びサブトルクセンサ24・25の出力信号とはアナ
ログバッファ36を介してA/Dコンバータ37へ入力
され、このA/Dコンバータ37でディジタル信号に変
換されてCPU33へ入力される。
上記CPU33はバスを介してROM34とRAM35
に接続され、ROM34には直流モータ11と電磁クラ
ッチ12を制御する後述の制御プログラムが予め入力格
納され、RAM35にはその制御の演算処理上必要な種
々のメモリ(レジスタ、フラグメモリ、ソフトカウンタ
メモリなど)が設けられている。
を源としてのバッテリ3Bはイグニシコンスイッチ39
を介して定電圧回路4oに接続され、この定電圧回路4
0からCPU33へ所定の定電圧(例えば、5V)が供
給され、またバッテリ38の電圧を検出する為バッテリ
38の+出力端子の出力電圧がA/Dコンバータ37で
ディジタル信号に変換されてCPU33へ入力されてい
る。
直流モータ11へ供給する直流電流の方向と大きさを制
御する為、CPU33からディジタルのモータ駆動電流
制御信号を受けてそれをD/A変換するD/A変換器4
1と、このD/A変換器41から供給されるアナログの
制御信号と電流検出器45から供給されるアナログの電
流検出信号を受けて制御信号指示された方向と大きさの
電流となるようにモータ駆動電流をPWM方弐でフィー
ドバック制御する電流制御回路42と、電流制御回路4
2から供給されるアナログの指令信号を受けてそれを増
幅するドライバー43と、パンテリ38の出力端子に給
電ライン46にて接続されるとともにモータ11に接続
され且つドライバー43から供給される増幅指令信号に
応じたモータ駆動電流をモータ11に供給するパワー回
路44とが設けられている。尚、電流検出器45はパワ
ー回路44からグランドへの接地ラインに介装され、モ
ータ駆動電流の方向と大きさを検出し、そのアナログの
検出信号を電流制御回路42とA/Dコンバータ37へ
供給する。
上記モータ11に組込まれた電磁フランチ12へ供給す
る励磁電流のON10 F Fと大きさを制御する為、
CPU33から制御信号を受けるとともに給電ライン4
7を介して定電圧回路40の人力ライン51に接続され
且つ電磁クラッチ12のソレノイド12aの入力端子に
接続された電流制御回路48、CPU33から制御信号
を受けるとともにソレノイド12aの出力端子に接続さ
れ制御信号に応じて励磁電流をONまたはOFFする駆
動回路49と、ソレノイド12aの励磁電流をモニタし
てモニター信号をCPU33へ供給するモニタ回路50
とが設けられている。尚、ハソテリ電圧の低下などよっ
て定電圧回路40で所定の定電圧が出力不能になたっと
きCPU33の作動が保証されなくなるので、この場合
定電圧回路40から電流制御回路48へリセット信号R
5Tが出力されて励磁電流がOFFに切換えられ、電磁
クラッチ12がOFF (分断状態)に切換えられるよ
うになっている。
次に、上記コントロールユニットCのROM34に格納
されている制御プログラムにより実行される制御のルー
チンについて第4図のフローチャートに基いて説明する
。尚、図中5i(i=正の整数)は各ステップを示すも
のである。
先ず、イグニションスイッチ39の投入とともに制御が
開始されると、必要な初期設定が実行され(S 1 )
 、次に車速信号■と舵角信号θ8とトルク信号Tmと
が読込まれ(S2)、次に基本アシストトルクに+  
XTmが演算される(S3)。
上記基本アシストトルクKIXTmは、車速■と検出操
舵トルクTmとをパラメータとして第5図のような特性
に予め設定され、K、は車速■とトルクTmの関数に+
  (V、Tm)であり、その間数に、(V、Tm)が
例えばマツプの形でROM34に格納されているので、
そのマツプから続出した値を用いて基本アシストトルク
に、XTmが演算される。ここで、第5図に示すように
、基本アシストトルクに+  XTmは車速■の増大に
応じて大きくなるようにまたトルクTmの増大に応じて
大きくなるように設定されている。
次に、今回の舵角θ、と前回の舵角θ、を用いて舵角速
度θ□が演算され、その舵角速度θ8を用いて舵角速度
補正項に2×θ□が演算される(S4)。この補正項に
2Xθ9は、車速■と舵角速度θ□とをパラメータとし
て第6図のような特性に予め設定され、K2は車速■と
舵角速度θイの関数Kz(V、  6M)であり、その
間数に2(■、θM)が例えばマツプの形でROM34
に格納されているので、そのマツプから読出した値を用
いて舵角速度補正項に、xθ8が演算される。
尚、この補正項KzxθHは特に舵角速度θ□が大きい
ときにアシストトルクATを減少側へ補正して操舵の安
定性を確保しようとするものであり、この補正項に2x
θ□はステアリングホイール2をセンターポジションへ
復帰させる一種のセンタリングトルクに相当するもので
ある。
次に、今回の舵角速度θイと前回の舵角速度θ8を用い
て舵角加速度θ■が演算され、その舵角加速度補正項に
、Xθ□が演算される(S5)。この補正項に、xθ、
は舵角加速度θ□をパラメータとして第7図のような特
性に設定され、上記に、は所定の定数である。尚、この
補正項Ks xθイは操舵開始時にモータ11のロータ
のイナーシャによる応答遅れを補正しようとするもので
ある。
次に、舵角信号θ□で与えられる舵角θ9を用いて舵角
補正項Ka xθ□が演算される(S6)。
この補正項に4Xθ8は舵角θ□をパラメータとして第
8図のような特性に設定され、車速■をパラメータとす
る所定の演算式で演算される。尚、この補正項に4 x
θ8はステアリングホイール2をセンターポジションへ
復帰させるセンタリングトルクを付加する為のものであ
り、不感帯(第8図参照)を設けることによりハンチン
グ防止が図られている。
次に、基本アシストトルクに+ XTmと4つの補正項
Kz xθH1K3Xθ□、K4×θイを用いてモータ
11でステアリングシャフト3をアシストするアシスト
トルクATが、AT=に、XTm−KzXθ、 十に、
Xθ、 −に、Xθ8の演算式で演算され(S7)、次
にアシストトルクATに対応するモータ駆動電流制御信
号(これは、電流の方向と大きさを指令する信号である
)がD/A変換器41へ出力されるとともに、クラッチ
12をONに切換える為のクラッチON制御信号が駆動
回路49へ出力され(S8)、その後82〜S8が微小
時間毎に繰返えし実行される。
尚、第2舵角センサ22は補助的なもので、第1舵角セ
ンサ21の出力と第2舵角センサ22の出力を比較する
ことによりそれらの故障判別が実行される。同様に、サ
ブトルクセンサ25は補助的なもので、メイントルクセ
ンサ24の出力とサブトルクセンサ25の出力を比較す
ることによりそれらの故障判別が実行される。。
尚、クランク角センサ27は車速センサ26の故障対策
として設けられたもので、車速■とエンジン回転数Ne
との間には概略的に一定の相関関係があるので、車速セ
ンサ26の故障時にはクランク角信号に基いて車速を推
定するようになっている。また、リバーススイッチ28
からのリバース信号がONになったときには、アシスト
トルクATを所定割合だけ小さくするような制御がなさ
れる。また、オルタネータの発電電圧が所定値以下のと
きにはモータ11とクラッチ12とをOFFとするよう
な制御が実行される。
ここで、上記電動パワーステアリング装置1の作用につ
いて説明する。
本実施例に係る自動車Mにおいては、直進安定性を著し
く高めるために前輪のキャスタ角を通常のキャスタ角の
約1.5〜2.0倍程度に設定されているので、前輪の
セルファライニングトルクが大きく、特に車速Vの増加
に応じてセルファライニングトルクが増加し、所要操舵
力が増加していく。
第5図に示すように、車速■の増加に応じて基本アシス
トトルクK + X T mが増加するように設定しで
あるので、大きなセルファライニングトルクで操舵力が
大きくなることがなく、セルファライニングトルクに応
じた基本アシストトルクにlXTmを付加できるように
なっている。
更に、上記のように車速Vの増加に応じてセルファライ
ニングトルクが増加していくことに鑑み、舵角速度補正
項Kz xθ、及び舵角補正項に4×θ、が車速Vの増
大に応じて夫々減少するように夫々の特性が設定されて
いる。従って、セルファライニングトルクの大きさに応
じて舵角速度補正項に、Xθイを適正に設定して操舵の
安定性を確保することが出来る。そして、セルファライ
ニングトルクの大きさに応じて舵角補正項に、xθ8を
適正に設定して優れた操舵性を確保することが出来る。
尚、直流モータ11によりステアリングシャフト3にア
シストトルクATを付加する機構としては、第9図に示
すような構造を採用してもよい。
即ち、ロワーステアリングシャフト3Bに自在継手を介
して連結された最下段ステアリングシャフト3Cに舵角
センサ20とトルクセンサ23とが組付けられ、シャフ
ト3Cにトーシジンバーを介して連結された出力軸3D
には円板部材15とラック9に噛合するピニオン16と
が固着され、円板部材15の上面のギヤに噛合するピニ
オン17が直流モータ11により電磁クラッチ12を介
して回動駆動される。尚、これ以外の構造については前
記実施例と同様なので説明を省略する。
尚、上記実施例は電動式パワーステアリング装置につい
て説明したが、油圧式パワーステアリング装置に対して
も本発明を同様に適用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は電動式パ
ワーステアリング装置を組込んだ自動車の斜視図、第2
図は電動式パワーステアリング装置の要部斜視図、第3
図は同装置の制御系のブロック図、第4図は同装置を制
御するルーチンのフローチャート、第5図は基本アシス
トトルクの特性図、第6図は舵角速度補正項の特性図、
第7図は舵角加速度補正項の特性図、第8図は舵角補正
項の特性図、第9図は変形例の要部斜視図である。 l・・電動式パワーステアリング装置、11・・直流モ
ータ、  12・・電磁クラッチ、20・・舵角センサ
、  23・・トルクセンサ、26・・車速センサ、 
 C・・コントロールユニッ ト。 讐 !AJ 図 第 4 図 第7図 第8図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも操舵トルクと車速とに応じて操舵力を
    アシストするパワーステアリング装置において、 車速の増加に応じてアシスト力が増加するように制御す
    る制御手段を備えたことを特徴とするパワーステアリン
    グ装置。
  2. (2)舵角を検出する舵角センサを備え、この舵角セン
    サで検出された舵角に相関する物理量に応じてステアリ
    ング系を中立位置に復帰させるセンタリング力を出力す
    る電動式パワーステアリング装置において、 上記センタリング力が車速の増加に応じて減少するよう
    に制御する制御手段を備えたことを特徴とする電動式パ
    ワーステアリング装置。
  3. (3)上記舵角に相関する物理量がステアリングホィー
    ル舵角であることを特徴とする第2請求項に記載の電動
    式パワーステアリング装置。
  4. (4)上記舵角に相関する物理量がステアリングホィー
    ル舵角速度であることを特徴とする第2請求項に記載の
    電動式パワーステアリング装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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