JPH0323084A - 電縫管製造用の溶接温度変動防止方法 - Google Patents

電縫管製造用の溶接温度変動防止方法

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JPH0323084A
JPH0323084A JP15806089A JP15806089A JPH0323084A JP H0323084 A JPH0323084 A JP H0323084A JP 15806089 A JP15806089 A JP 15806089A JP 15806089 A JP15806089 A JP 15806089A JP H0323084 A JPH0323084 A JP H0323084A
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JP
Japan
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impeder
resin body
cooling water
pipe
welding
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Pending
Application number
JP15806089A
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English (en)
Inventor
Takuo Hosoda
細田 卓夫
Hakobu Shiyukuhisa
宿久 運
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電縫管を製造するに際し、溶接装置のインピ
ーダを冷却する冷却水等が電縫管の残留溶接熱によって
加熱され沸騰状態になり、これが管状素管開口部から吹
き出す現象を防止して、溶接温度を安定させる電縫管製
造用の溶接温度変動防止方法に関するものである. (従来の技術) 電縫管は、通常金属帯を直列に配置された多数のフォミ
ングロール群で連続的に管状に或形された後、管状の両
端部を高周波によって加熱され、スクイズロールで加圧
圧接されて製造される。以下に、従来法の概要について
説明する.第2図に従来法の概略図を示す。
同図中1は管状素管を、2は溶接管を示す。管状素管1
は、管状素管lの端部9、9′を高周波コイル5によっ
て加熱され、その後スクイズロール7によって加圧、圧
接され溶接管2になる.高周波コイル5の位置に相当す
る部分の管状素管1の内部には、管状素管1の内面の無
効電流を減らし溶接効率を高めるために、マンドレル3
の先端に取りつけたインピーダ4が設置してある.イン
ピーダ4は磁性酸化物から出来ているため、その温度が
キュリー点を越えないように冷却水で冷却している。な
お、マンドレル3とインピーダ4は冷却水を通すために
中心部が中空になっている。インピーダ4を冷却するた
めの冷却水はマンドレル3を経由してインピーダ4を冷
却し、その後、インピーダ4の先端から溶接管2の内部
に排出され6は温度検出センサーを、8は溶接点をそれ
ぞれ示す.温度検出センサー6は溶接点8の温度を検出
し、溶接点8の温度制1Bのために高周波発振8!(図
示せず)に温度情報を与えている.溶接点8は管状素管
の端部9、9゜がスクイズロール7によって加圧圧接さ
れ始める点である.つぎに、冷却水の流れについて説明
する.第3図は冷却水の流れを示す図で、1゜は管状素
管部分を、2゛は溶接管部分を、3はマンドレルを、4
はインピーダを、5は高周波コイルを、6はl凰度検出
センサーを、7はスクイズロールを、8は溶接点を、9
は冷却水を、→は冷却水の流れをそれぞれ示す. 同図でマンドレル3から流れてくる冷却水はインピーダ
4を冷却して、インピーダ4の先端から管状素管部分1
“へ排出される。しかし、排出された冷却水はインピー
ダ4によって遮られるため溶接管部分2′の方向に、す
なわち、熔接管の進行方向に向かって多く流れる。
溶接管部分2′に流れ込んだ冷却水は、あとの切断工程
で管の切断端部から流出する.しかしながら,,この冷
却水は、管が進行するため冷却水の流れと管との相対速
度が小さくなることと、溶接から切断工程までの距離が
長いことのために管内に充満することになる。
このため、管内の冷却水は残留溶接熱によって加熱され
沸騰し、高圧となりスクイズロール7の直後の溶接点8
近傍から管状素管部分1′の開口部へ逆流または噴出す
る。
この現象は通常作業において常時認められるものである
(発明が解決しようとするLl題) 上述した高温の冷却水の逆流または水芸気の噴出現象は
、インピーダの効果を低下させ、溶接効率を著しく低下
させることになり、また、溶接点の温度を測定する温度
検出センサーを冷却水あるいは水蒸気で覆うことになり
、正しい溶接点温度の測定を困難にする. 特に、溶接温度を一定にした自動温度制御による溶接の
場合には、溶接点近傍の温度を測定し、その値に基づい
て高周波発振機の電圧を制御し、溶接点の温度を適性温
度範囲に保持しているため、上記の現象は多くの問題点
を含んでいる。
すなわち、溶接温度の変動が大きくなるとへん平試験お
よび押し広げ試験等で割れが発生し、良好な?8接部品
質を有する電縫管を得ることはできず、これらの電縫管
は重要部材には使用することができないという問題点が
ある. (課題を解決するための手段) 本発明は、上記で説明した熔接温度の変動の問題点に鑑
み、発明者らが鋭意研究を行い、検討を重ねた結果完威
されたもので、その要旨は、金属帯を連続的に管状に成
形し、その両端部を溶接して、電縫管を製造する溶接装
置において、インピーダの後方に、弾性体を介して円筒
状の耐熱樹脂体を設け、その断面積が熔接管内断面積に
対し0.5〜0.8である電縫管製造用の溶接温度変動
防止方法である. (作用) 以下に、本発明に係わる電縫管製造用の溶接温度変動防
止方法の作用について詳細に説明する.まずは、円筒状
の耐熱樹脂体について説明する円筒状の耐熱樹脂体は、
溶接管内からの冷却水の逆流および水葎気の噴出を防止
する堰の働きをするためのものであり、インピーダの後
方に設けられている。このため、インピーダから排出さ
れた冷却水は熔接管側からの冷却水の逆流の影響を受け
ることなく管状素管側に流れ、また、溶接管側からの水
蒸気の噴出が防止される。このため、溶接温度は安定す
る。
また、樹脂体の特性は残留溶接熱および水蒸気にさらさ
れるため耐熱性とし、かつ、管の移動に伴う管内面との
接触により管内面に疵が生じないように潤滑性のある比
重の小さいものとする.つぎに、樹脂体の断面積の限定
理由について説明する。
第4図は発明者らが行った試験結果で、樹脂体断面積と
管内断面積との比と溶接温度変動値との関係を示したも
のである。
同図から明らかなように、樹脂体の断面積が管内断面積
の0.5未満では上述の堰効果は十分得られず、溶接温
度変動を防止することはできない。
一方、これらの比が0.8を超えると溶接管側への冷却
水の流れが減少し、逆に管状素管側への冷却水の流れが
増加し管状素管開口部から流出し、溶接温度変動の原因
になる.また、樹脂体の断面積を大きくすると、溶接に
おいて形成された管内面と一ドに接触するため、この点
からも樹脂体断面積の上限は限定される.したがって、
樹脂体断面積と管内断面積との比は0.5から0.8と
する.また、インピーダと円筒状の樹脂体を連結する弾
性体は円筒状の樹脂体に加わる冷却水の逆流と水蒸気に
よる衝撃を吸収し、インピーダへの振動伝達を防止する
ものである. なお、円筒状の樹脂体の設置位置は、冷却水が残留溶接
熱によって沸騰しはじめる位置よりも管状素管側である
. (実施例〉 本発明の構戒は上記の通りであるが、以下に実施例につ
いて説明する. 第1図は本発明に係わる電縫管製造用の溶接温度変動防
止方法の実施例のl例を示すもので、因中1は管状素管
を、2は溶接管を、3はマンドレルを、4はインピーダ
を、5は高周波コイルを、11は弾性体を、l2は円筒
状の樹脂体をそれぞれ示す。なお、この図ではスクイズ
ロール、温度検出センサー、溶接点は省略してある。
インピーダ4はマンドレル3の先端に取りつけられ、円
筒状の樹脂体12は弾性体1lを介してインピーダ4の
後方に設置してある。これらマンドレル3、インピーダ
4、弾性体11,円筒状の樹脂体l2は一体物として管
状素管から挿入され溶接管内まで達している。
マンドレル3からの冷却水はインピーダ4を冷却しイン
ピーダ4の先端から排出される。排出された冷却水は円
筒状の樹脂体l2の堰の働きにより管状素管側に流れる
.また、溶接管内の冷却水の逆流あるいは水蒸気の噴出
は円筒状の樹脂体12の働きによって防止される. 弾性体l1は円筒状の樹脂体12に加わる冷却水の逆流
と水渾気による衝撃を吸収し、インピーダ4への振動伝
達を防止している. この溶接温度変動防止方法を用いて、管寸法:外径25
.4mm、厚さ3.0m−の電縫管を製造した.製造に
際しては管内断面積に対する円筒状の樹脂体断面積の比
を第1表に示す値に変化させた。
第1表 第1表から明らかなように本発明法No.4、5、6は
管内断面積に対する樹脂体の断面積の比が0.52〜0
.77の範囲にあり、樹脂体の溶接温度変動防止効果に
よって温度変動範囲は±2,5゜C以内である. 従来法No.1は樹脂体が無いため溶接温度の変動は大
きく±l5゜Cである。
比較法No.2、3は管内断面積に対する樹脂体の断面
積の比が0.27〜0.38と本発明の規定値よりも小
さいため、溶接温度の変動は大きく±6〜±11゛Cの
範囲である. 比較法No.7は管内断面積に対する樹脂体の断面積の
比が0.86と本発明の規定値よりも大きいため、溶接
温度の変動は大きく±10゜Cである.これらの電縫管
から試験片を採取し第6同に示すへん平試験および第7
図に示す押し広げ試験を行った.へん平試験は試験片の
長さを50間とし、平板間距AIH=2t (t :管
の厚さ)で行った.押し広げ試験はD/D. =1.5
(Da:元の管外径、D:押し広げ後の管外径)で行っ
た.なお、円錐台の角度は60″である.これらの結果
を第2表に示す. さらに、従来法No.1と本発明法No.5について電
縫管の溶接部についてマクロ組織を観察した,この結果
を第2表および第5図に示す. 第2表 表中○:割れなし、×:割れあり 第5図は溶接部のマクロmisを示す図で、(a)は従
来法で溶接温度が高めに変動した場合を、(b)は従来
法で溶接温度が低めに変動した場合を、(c)は本発明
法No.5の場合をそれぞれ示す。
第2表に示すように本発明法では健全な溶接部が得られ
るためへん平試験、押し広げ試験とも割れのない良好な
結果を示している.一方、従来法および比較法は溶接温
度の変動が大きいため健全な溶接部が得られずへん平試
験、押し広げ試験において割れの発生が認められる。
また、溶接部のマクロ組織は第5因に示すように、従来
法No. Iは溶接温度の変動が大きいため溶接部の脱
炭層(第5図の白色層)の幅も大きく変化している。
以上の実施例の結果からも明らかなように本発明に係わ
る電縫管製造用の熔接温度変動防止方法は溶接温度の変
動を防止し、健全な溶接部を有する電縫管の製造に相応
しいものである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係わる電縫管製造用の熔
接温度変動防止方法は、上記の横威であるから溶接温度
の変動が無くなハ、、その結果、溶接部の品質が安定し
た加工性の艮い電縫管を容易に製造できるという優れた
効果を有するものである.
【図面の簡単な説明】
第I図は本発明による電縫管製造用の溶接温度変動防止
方法の実8lj例の概略図を示す.第2同は従来法の概
略図を、第3図は従来法の冷却水の流れを示す概略図を
それぞれ示す。 第4図は樹脂体断面積と管内断thi積との比と溶接温
度変動値との関係を示すグラフである。 第5図は溶接部のマクロ組織を示す図である.第6図は
へん平試験方法を、第7図は押し広げ試験方法を示す図
である。 1一管状素管     ビ−管状素管部2一溶接管  
    2゛一溶接管部3−マンドレル    4・・
・インピー・タ5一高周波コイル   6一温度検出セ
ンサー7−スクイズロール  8−i8接点 9、9゜ 一管状素管の端部 11−弾性体      12一円筒状の樹脂体21− 23 平板 電縫管 22−・−溶接部 24  円錐台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 金属帯を連続的に管状に成形し、その両端部を溶接して
    、電縫管を製造する溶接装置において、インピーダの後
    方に、弾性体を介して円筒状の耐熱樹脂体を設け、その
    断面積が溶接管内断面積に対し0.5〜0.8であるこ
    とを特徴とする電縫管製造用の溶接温度変動防止方法。
JP15806089A 1989-06-20 1989-06-20 電縫管製造用の溶接温度変動防止方法 Pending JPH0323084A (ja)

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JPH0323084A true JPH0323084A (ja) 1991-01-31

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100336991B1 (ko) * 2000-03-27 2002-05-30 최영철 강관의 제조공정중 인라인 도장방법 및 그 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100336991B1 (ko) * 2000-03-27 2002-05-30 최영철 강관의 제조공정중 인라인 도장방법 및 그 장치

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