JPH032298B2 - - Google Patents
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- JPH032298B2 JPH032298B2 JP11519184A JP11519184A JPH032298B2 JP H032298 B2 JPH032298 B2 JP H032298B2 JP 11519184 A JP11519184 A JP 11519184A JP 11519184 A JP11519184 A JP 11519184A JP H032298 B2 JPH032298 B2 JP H032298B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/08—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
Description
本発明は電子写真用感光体に用いる改良された
酸化亜鉛粒子の製造法に関する。 従来より電子写真に用いられる酸化亜鉛感光体
は、電導処理した紙、プラスチツクフイルム等の
支持体上に、酸化亜鉛粉末および絶縁性樹脂を主
成分とする厚さ約10μの光導電層を塗布すること
によつて作られている。 上記光導電層を形成するため従来から使用され
ている酸化亜鉛粉末は1μ以下通常0.2〜0.5μの粒
径の粉末であり、絶縁性樹脂としてはシリコーン
樹脂、アクリル樹脂、アルキツド樹脂等が使用さ
れている。 光導電層を形成するに当つては絶縁性樹脂の有
機溶剤溶液に、重量比で酸化亜鉛粉末対絶縁性樹
脂の割合が約4〜7:1となるように酸化亜鉛粉
末を分散させ、この分散液を支持体に塗布するこ
とによつて製造している。 酸化亜鉛感光体をオフセツト印刷用または転写
用原板に使用して印刷する場合、印刷枚数として
少なくとも3000枚、好ましくは5000枚以上の印刷
ができる耐性を有することが要求されているが、
上述した如き従来の光導電層を塗布した酸化亜鉛
感光体は、光導電層の表面硬度が充分でないため
摩耗し易く、印刷時の地の汚れや、画像不鮮明を
生ずる原因となつている。その原因は種々考えら
れるが、その一つは酸化亜鉛光体上に潜像または
顕像を形成した光導電層は印刷または転写を繰返
す中に結合剤たる絶縁性樹脂が摩耗され、離脱ま
たは剥離されて、酸化亜鉛粉末自体も脱落し画像
を不鮮明にしたり、あるいは酸化亜鉛が露出し、
ここに現像液もしくはトナーが付着し、印刷され
た画面を汚したりするのである。 このため光導電層の表面硬度を向上させる一つ
の手段として絶縁性樹脂として硬質樹脂例えばポ
リエステル樹脂を使用すると光導電層の光感度の
低下を生じたり、あるいは光導電層の可撓性が劣
るようになり、光導電層に亀裂を生じ易く、斑を
生ずるので好ましくない。 従来の光導電層を作るための酸化亜鉛粉末−絶
縁性樹脂分散液を作るに当つて、酸化亜鉛粉末を
絶縁性樹脂溶液に分散させると、酸化亜鉛粉末は
単一粉末粒子として挙動せず、凝集して凝集体を
形成し、この凝集体は分散液を支持体に塗布し、
乾燥した場合にもそのままの形で存在する。この
凝集体はその中に微細な空洞を有する比較的弱い
凝集力しか有せず、このため感光体を印刷に使用
したとき、光導電層は絶縁樹脂の摩耗と共に酸化
亜鉛凝集体も摩擦力により破壊され脱落しまたは
陥没し、上述した欠点を生ずる。 本発明は上述した従来の酸化亜鉛粉末および絶
縁性樹脂を用いた光導電層を有する感光体の欠点
を克服した表面硬度のすぐれた感光体を作りうる
酸化亜鉛粒子の製造法を提供することにある。 本発明は酸化亜鉛粉末を20〜150Kg/cm2の圧力
で圧縮し、圧縮体を破砕することにより嵩密度が
少なくとも0.6g/cm3で粒径2.0mm以下の粒子とす
ることからなる電子写真感光体用酸化亜鉛粒子の
製造法にある。 本発明で使用する酸化亜鉛粉末は従来より電子
写真用感光体の光導電層の形成に使用されている
酸化亜鉛粉末を使用する。 酸化亜鉛粉末を圧縮して圧縮体を作るには任意
の圧縮機例えばモザイクタイル素地成型用油圧プ
レスを使用できる。酸化亜鉛粉末を圧縮するに当
つては20Kg/cm2〜150Kg/cm2、好ましくは40Kg/
cm2〜100Kg/cm2の圧力を使用する。20Kg/cm2より
小さい圧力では、続いて圧縮体を破砕して得られ
る粒子の結合力が充分でなく、絶縁性樹脂溶液に
分散させるとき粒子が更に破砕されることがあ
り、またこれを用いて形成される光導電層の表面
硬度が充分でなくなり好ましくない。また圧力が
150Kg/cm2より大となると、光導電層の光感度を
低下させることがあり好ましくない。またあまり
大きすぎると圧縮体の破砕に手間がかかり、また
圧縮機の性能からも不必要に大にするのは実用的
でない。 本発明によれば上述した如く圧縮して得られた
酸化亜鉛圧縮体を破砕する。破砕に当つては圧縮
体を篩工程を通すことで達成でき回転ふるい、平
面ふるいが用いられるが振動ふるいが好ましい。
また別法として、酸化亜鉛粉末を上記圧力を付与
しうるよう調整した二本ロールのニツプに導入
し、圧縮をすることにより、酸化亜鉛粒子の圧縮
と破砕を同時に行なうこともできる。 破砕して得られた酸化亜鉛粒子を要すれば篩分
けして粒径2.0mm以下好ましくは0.3mm〜1.0mmの粒
子とする。これらの粒子は一般に0.6〜1.5g/cm3
好ましくは0.7〜1.2g/cm3の嵩密度を有する。 上記粒径が2.0mmより大となると酸化亜鉛粒子
の分散液を製造するとき、その分散に長時間を要
し好ましくない。粒径の下限には厳密な規制はな
い。また製造された酸化亜鉛粒子は、一つの測度
として、次の方法で測定して2.0〜10.0g特に3.0
〜6.0gの硬さを有するのが好ましい。この範囲
であると、本発明による酸化亜鉛粒子を用いて作
つた感光体の表面硬度が良好で、耐性を改良する
ことができることが判つた。硬さの測定は次の如
くして行なつた。即ち直径0.84mm(20メツシユ)
〜1.7mm(10メツシユ)の粒子をとり、感量(読
みとり限度)0.5gのバネ式秤量機を乗せ、粒子
を圧縮し、粒子がくずれたときの表示重量を硬さ
の表示とした。 本発明で製造した上記粒度の酸化亜鉛粒子を用
いると、前述した従来の酸化亜鉛粉末を用いた場
合と異なり、表面硬度のすぐれた光導電層を形成
することができる。 本発明方法で製造した酸化亜鉛粒子は従来より
知られている通常の方法で絶縁性樹脂の有機溶剤
溶液に分散させて公知の支持体に塗布し、乾燥す
ることにより電子写真用感光体とすることができ
る。 以下に実施例および参考例をあげて本発明を説
明する。 実施例 1 通常の電子写真用の粒径0.2〜0.5μの酸化亜鉛
粉末をモザイクタイル素地用油圧プレスを用い、
40Kg/cm2に圧縮し、形成された圧縮体を次いで振
動ふるいで破砕しつつ篩分けし、粒径1mm以下の
酸化亜鉛粒子50gを得た。 実施例2および3 実施例1と同様にして、それぞれ圧力80Kg/cm2
および100Kg/cm2を使用して粒径1mm以下の酸化
亜鉛粒子をそれぞれ55g得た。 参考例 上記実施例1,2および3で作つた各酸化亜鉛
粒子を用い、下記の処方の酸化亜鉛分散液を作つ
た。 酸化亜鉛粒子 35.0g アクリル樹脂LR−637(三菱レーヨン社製、商品
名) 17.5g ブロムフエノールブル1%メタノール溶液 0.5c.c. トルエン 80c.c. 上記各成分をボールミルで4時間分散させて分
散液を製造した。裏面を高分子導電剤(ダウケミ
カル社製ECR−77)で導電処理した紙の表面に、
上記分散液を塗布し、100℃で5分間乾燥し、酸
化亜鉛感光紙を作つた。塗布量は22g/m2(固形
分)とした。 比較例として、上記分散液に用いた酸化亜鉛粒
子の代りに、通常の光導電性酸化亜鉛粉末35.0g
を用いて、同様に酸化亜鉛感光紙を作つた。塗布
量は同じく22g/m2(固形分)とした。 これらの感光紙の特性は次のとおりであつた。
酸化亜鉛粒子の製造法に関する。 従来より電子写真に用いられる酸化亜鉛感光体
は、電導処理した紙、プラスチツクフイルム等の
支持体上に、酸化亜鉛粉末および絶縁性樹脂を主
成分とする厚さ約10μの光導電層を塗布すること
によつて作られている。 上記光導電層を形成するため従来から使用され
ている酸化亜鉛粉末は1μ以下通常0.2〜0.5μの粒
径の粉末であり、絶縁性樹脂としてはシリコーン
樹脂、アクリル樹脂、アルキツド樹脂等が使用さ
れている。 光導電層を形成するに当つては絶縁性樹脂の有
機溶剤溶液に、重量比で酸化亜鉛粉末対絶縁性樹
脂の割合が約4〜7:1となるように酸化亜鉛粉
末を分散させ、この分散液を支持体に塗布するこ
とによつて製造している。 酸化亜鉛感光体をオフセツト印刷用または転写
用原板に使用して印刷する場合、印刷枚数として
少なくとも3000枚、好ましくは5000枚以上の印刷
ができる耐性を有することが要求されているが、
上述した如き従来の光導電層を塗布した酸化亜鉛
感光体は、光導電層の表面硬度が充分でないため
摩耗し易く、印刷時の地の汚れや、画像不鮮明を
生ずる原因となつている。その原因は種々考えら
れるが、その一つは酸化亜鉛光体上に潜像または
顕像を形成した光導電層は印刷または転写を繰返
す中に結合剤たる絶縁性樹脂が摩耗され、離脱ま
たは剥離されて、酸化亜鉛粉末自体も脱落し画像
を不鮮明にしたり、あるいは酸化亜鉛が露出し、
ここに現像液もしくはトナーが付着し、印刷され
た画面を汚したりするのである。 このため光導電層の表面硬度を向上させる一つ
の手段として絶縁性樹脂として硬質樹脂例えばポ
リエステル樹脂を使用すると光導電層の光感度の
低下を生じたり、あるいは光導電層の可撓性が劣
るようになり、光導電層に亀裂を生じ易く、斑を
生ずるので好ましくない。 従来の光導電層を作るための酸化亜鉛粉末−絶
縁性樹脂分散液を作るに当つて、酸化亜鉛粉末を
絶縁性樹脂溶液に分散させると、酸化亜鉛粉末は
単一粉末粒子として挙動せず、凝集して凝集体を
形成し、この凝集体は分散液を支持体に塗布し、
乾燥した場合にもそのままの形で存在する。この
凝集体はその中に微細な空洞を有する比較的弱い
凝集力しか有せず、このため感光体を印刷に使用
したとき、光導電層は絶縁樹脂の摩耗と共に酸化
亜鉛凝集体も摩擦力により破壊され脱落しまたは
陥没し、上述した欠点を生ずる。 本発明は上述した従来の酸化亜鉛粉末および絶
縁性樹脂を用いた光導電層を有する感光体の欠点
を克服した表面硬度のすぐれた感光体を作りうる
酸化亜鉛粒子の製造法を提供することにある。 本発明は酸化亜鉛粉末を20〜150Kg/cm2の圧力
で圧縮し、圧縮体を破砕することにより嵩密度が
少なくとも0.6g/cm3で粒径2.0mm以下の粒子とす
ることからなる電子写真感光体用酸化亜鉛粒子の
製造法にある。 本発明で使用する酸化亜鉛粉末は従来より電子
写真用感光体の光導電層の形成に使用されている
酸化亜鉛粉末を使用する。 酸化亜鉛粉末を圧縮して圧縮体を作るには任意
の圧縮機例えばモザイクタイル素地成型用油圧プ
レスを使用できる。酸化亜鉛粉末を圧縮するに当
つては20Kg/cm2〜150Kg/cm2、好ましくは40Kg/
cm2〜100Kg/cm2の圧力を使用する。20Kg/cm2より
小さい圧力では、続いて圧縮体を破砕して得られ
る粒子の結合力が充分でなく、絶縁性樹脂溶液に
分散させるとき粒子が更に破砕されることがあ
り、またこれを用いて形成される光導電層の表面
硬度が充分でなくなり好ましくない。また圧力が
150Kg/cm2より大となると、光導電層の光感度を
低下させることがあり好ましくない。またあまり
大きすぎると圧縮体の破砕に手間がかかり、また
圧縮機の性能からも不必要に大にするのは実用的
でない。 本発明によれば上述した如く圧縮して得られた
酸化亜鉛圧縮体を破砕する。破砕に当つては圧縮
体を篩工程を通すことで達成でき回転ふるい、平
面ふるいが用いられるが振動ふるいが好ましい。
また別法として、酸化亜鉛粉末を上記圧力を付与
しうるよう調整した二本ロールのニツプに導入
し、圧縮をすることにより、酸化亜鉛粒子の圧縮
と破砕を同時に行なうこともできる。 破砕して得られた酸化亜鉛粒子を要すれば篩分
けして粒径2.0mm以下好ましくは0.3mm〜1.0mmの粒
子とする。これらの粒子は一般に0.6〜1.5g/cm3
好ましくは0.7〜1.2g/cm3の嵩密度を有する。 上記粒径が2.0mmより大となると酸化亜鉛粒子
の分散液を製造するとき、その分散に長時間を要
し好ましくない。粒径の下限には厳密な規制はな
い。また製造された酸化亜鉛粒子は、一つの測度
として、次の方法で測定して2.0〜10.0g特に3.0
〜6.0gの硬さを有するのが好ましい。この範囲
であると、本発明による酸化亜鉛粒子を用いて作
つた感光体の表面硬度が良好で、耐性を改良する
ことができることが判つた。硬さの測定は次の如
くして行なつた。即ち直径0.84mm(20メツシユ)
〜1.7mm(10メツシユ)の粒子をとり、感量(読
みとり限度)0.5gのバネ式秤量機を乗せ、粒子
を圧縮し、粒子がくずれたときの表示重量を硬さ
の表示とした。 本発明で製造した上記粒度の酸化亜鉛粒子を用
いると、前述した従来の酸化亜鉛粉末を用いた場
合と異なり、表面硬度のすぐれた光導電層を形成
することができる。 本発明方法で製造した酸化亜鉛粒子は従来より
知られている通常の方法で絶縁性樹脂の有機溶剤
溶液に分散させて公知の支持体に塗布し、乾燥す
ることにより電子写真用感光体とすることができ
る。 以下に実施例および参考例をあげて本発明を説
明する。 実施例 1 通常の電子写真用の粒径0.2〜0.5μの酸化亜鉛
粉末をモザイクタイル素地用油圧プレスを用い、
40Kg/cm2に圧縮し、形成された圧縮体を次いで振
動ふるいで破砕しつつ篩分けし、粒径1mm以下の
酸化亜鉛粒子50gを得た。 実施例2および3 実施例1と同様にして、それぞれ圧力80Kg/cm2
および100Kg/cm2を使用して粒径1mm以下の酸化
亜鉛粒子をそれぞれ55g得た。 参考例 上記実施例1,2および3で作つた各酸化亜鉛
粒子を用い、下記の処方の酸化亜鉛分散液を作つ
た。 酸化亜鉛粒子 35.0g アクリル樹脂LR−637(三菱レーヨン社製、商品
名) 17.5g ブロムフエノールブル1%メタノール溶液 0.5c.c. トルエン 80c.c. 上記各成分をボールミルで4時間分散させて分
散液を製造した。裏面を高分子導電剤(ダウケミ
カル社製ECR−77)で導電処理した紙の表面に、
上記分散液を塗布し、100℃で5分間乾燥し、酸
化亜鉛感光紙を作つた。塗布量は22g/m2(固形
分)とした。 比較例として、上記分散液に用いた酸化亜鉛粒
子の代りに、通常の光導電性酸化亜鉛粉末35.0g
を用いて、同様に酸化亜鉛感光紙を作つた。塗布
量は同じく22g/m2(固形分)とした。 これらの感光紙の特性は次のとおりであつた。
【表】
上記表1のデータから明らかな如く、本発明の
方法で作つた酸化亜鉛粒子を用いて作つた感光紙
は、従来例である比較例に比し、帯電特性、光感
度とも大差なく、しかも感光層の硬度が向上して
いる。このためこれらはオフセツト印刷用原版お
よび転写用原版等の電子写真用感光体としてすぐ
れている。
方法で作つた酸化亜鉛粒子を用いて作つた感光紙
は、従来例である比較例に比し、帯電特性、光感
度とも大差なく、しかも感光層の硬度が向上して
いる。このためこれらはオフセツト印刷用原版お
よび転写用原版等の電子写真用感光体としてすぐ
れている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 酸化亜鉛粉末を20〜150Kg/cm2の圧力で圧縮
し、圧縮体を破砕することにより粒径2.0mm以下
の粒子とすることを特徴とする電子写真感光体用
酸化亜鉛粒子の製造法。 2 酸化亜鉛粒子が少なくとも0.6g/cm3の嵩密
度を有する特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3 酸化亜鉛粒子が2.0〜10.0gの荷重で破砕さ
れる硬さを有する特許請求の範囲第1項または第
2項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11519184A JPS60257452A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 電子写真感光体用酸化亜鉛粒子の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11519184A JPS60257452A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 電子写真感光体用酸化亜鉛粒子の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60257452A JPS60257452A (ja) | 1985-12-19 |
JPH032298B2 true JPH032298B2 (ja) | 1991-01-14 |
Family
ID=14656602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11519184A Granted JPS60257452A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 電子写真感光体用酸化亜鉛粒子の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60257452A (ja) |
-
1984
- 1984-06-04 JP JP11519184A patent/JPS60257452A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60257452A (ja) | 1985-12-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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