JPS6348050B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6348050B2
JPS6348050B2 JP7404479A JP7404479A JPS6348050B2 JP S6348050 B2 JPS6348050 B2 JP S6348050B2 JP 7404479 A JP7404479 A JP 7404479A JP 7404479 A JP7404479 A JP 7404479A JP S6348050 B2 JPS6348050 B2 JP S6348050B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
recording
resin
electrostatic
recording medium
Prior art date
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Expired
Application number
JP7404479A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55166646A (en
Inventor
Jiro Suzuki
Shinji Ametani
Hiroshi Murakami
Ichiro Tomioka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOMOEGAWA PAPER Manufacturing Ltd
Original Assignee
TOMOEGAWA PAPER Manufacturing Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by TOMOEGAWA PAPER Manufacturing Ltd filed Critical TOMOEGAWA PAPER Manufacturing Ltd
Priority to JP7404479A priority Critical patent/JPS55166646A/ja
Publication of JPS55166646A publication Critical patent/JPS55166646A/ja
Publication of JPS6348050B2 publication Critical patent/JPS6348050B2/ja
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  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高電荷の印加による直接静電像の形成
および像の転写などに用いる静電記録体に関し、
特に広い湿度範囲にわたつて良好な記録特性を示
し、しかも反復使用に対する表面の耐摩耗性が良
好で、クリーニング特性が優れ、耐刷力を有する
静電記録体に関するものである。
従来、静電荷を利用した記録方式として光導電
材料を用い、帯電、露光により静電潜像を形成す
る電子写真方式と誘電体層の上に直接荷電して静
電潜像を形成する静電記録方式が公知であり、形
成された静電潜像を現像剤を用いて現像して顕像
を得、これを直接定着するかまたはこの顕像を一
般紙などに転写した後定着して記録紙が得られ
る。ところが直接定着した記録紙は一般紙の場合
と比べてその外観や感触が悪く、またその取扱い
も不便であるなどの欠点を有している。
一方、転写方式の場合には記録用紙として一般
紙を用いるので、上記の如き欠点は解消される
が、この場合には記録体をくり返して使用するの
で反復使用中の湿度変化や装置内の温度上昇など
により記録体の記録特性が低下して鮮明度が悪く
なつたり、濃度が落ちたり、また階調も出なくな
るなどの欠点のあるものが多かつた。
本発明は、かかる欠点を改善した静電方式に使
用する転写型の記録体に関するもので従来のもの
より耐久性の向上した、広い湿度範囲にわたり優
れた記録特性を示す記録体を提供するものであ
る。
すなわち、本発明は金属層を有する導電性支持
体上に金属をドープした体積固有抵抗が104〜109
Ω・cmの酸化亜鉛と熱硬化性樹脂を主体とする半
導電性の中間層を設け、その上にポリエステル樹
脂とニトロセルロースを含み5μm以下の網目状
の突起物を有する誘電体層を設けたことを特徴と
する静電記録体である。
従来、静電記録体の導電剤としては、界面活性
剤、有機または無機の塩類、高分子電解質、金属
微粉末、などが知られているが、この中で界面活
性剤、塩類、高分子電解質は含有水分量により、
その値抗値が大きく変化するため湿度により記録
特性が左右されることになる。また金属粉を用い
た場合には湿度による抵抗値の変化は少ないが、
配合量のわずかの差や、塗工法により抵抗値が大
きく変化し、従つて記録特性が一定のものを作る
ことは困難であつた。
また、誘電体層を形成する高絶縁性の樹脂とし
て、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、シリコー
ン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、あるいは
酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、スチレン−ブ
タジエン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体など
が公知であるが、これらを反復して使用する静電
記録体に使用した場合には、使用中にクリーニン
グ特性が低下して記録紙が次第にカブリを生じ、
黒く汚れてくる欠点があつた。
一方、本発明は導電性支持体として金属板、金
属ドラム、金属箔あるいは非導電性基体上に金属
被膜を設けたものまたは同基体上に金属箔を貼り
合せたものを用い、この上にAl、Ga、またはIn
などの金属をドープした金属酸化物で体積固有抵
抗が104〜109Ω・cmのものと熱硬化性樹脂を主体
とする中間層を設け、さらにその上に網目状の突
起物を有する誘電体層を設けることにより、耐久
性の改善された、広い湿度範囲にわたり優れた記
録特性を示す転写型の静電記録体を得たものであ
る。
次に本発明を詳述すると、例えばアルミニウム
板あるいはアルミニウム蒸着したポリエステルフ
ルムの金属層上に、例えばInをドープした体積固
有抵抗104〜109Ω・cmの酸化亜鉛50〜95重量部と
エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、フエノール樹
脂などの熱硬化性樹脂50〜5重量部と少量の硬化
剤よりなる中間層を設け、さらにその上にポリエ
ステル樹脂とニトロセルロースおよび必要に応じ
て顔料その他の添加剤よりなる5μm以下の網目
状の突起物を有する誘電体層を積層して、本発明
の静電記録体が得られる。
網目状の突起物は誘電体層塗工後乾燥直前又は
乾燥後に凹版の熱ロールに圧着させるか、グラビ
ヤ印刷、あるいは塗料の配合法などにより形成さ
れ、その高さは1〜5μmが好適であり、5μm以
上になると記録針の摩滅や転写効率の低下、残留
トナーのクリーニング特性の低下などのために好
ましくない。
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例 1 厚さ50μmのポリエステルフイルムにアルミニ
ウムを蒸着し、この上に下記組成の塗料を乾燥重
量で30g/m2塗布し表面固有抵抗5×107Ωの中
間層を設けた。
Alをドープした酸化亜鉛 80重量部 ポリウレタン樹脂 18〃 塩化第二鉄(硬化剤) 2〃 酢酸エチル 100〃 上記塗布面の上に更に下記組成の塗料を乾燥重
量で5g/m2塗布し、乾燥直前に凹版の熱ロール
に圧着し、網目状の突起物を有する誘電体層を設
けて静電記録体を作製した。
ポリエステル樹脂 90重量部 ニトロセルロース 10 〃 メチルエチルケトン 500 〃 この記録体に、線密度8本/mm、印加電圧−
700Vの静電記録装置によりトナー画像を形成し
た後、これを上質紙に転写して鮮明な記録画像が
得られた。また、この静電記録体をクリーニング
して残留トナーを除去した後AC100VとDC+
7KVの高周波コロナを印加して残留電荷を除去
した。この操作をくり返して5000枚の鮮明な記録
画像が得られた。
実施例 2 厚さ70μmのアルミニウム板を導電性支持体と
し、この上に下記組成の塗料を乾燥重量で35g/
m2塗布し表面固有抵抗1×108Ωの中間層を設け
た。
Gaをドープした酸化亜鉛 80重量部 エポキシ樹脂 18 〃 ジエチレンテトラミン(硬化剤) 2 〃 酢酸エチル 100 〃 上記塗布面の上に、更に下記組成の塗料を乾燥
重量で5g/m2塗布し乾燥直後に凹板の熱ロール
に圧着し網目状の突起物を有する誘電体層を設け
て静電記録体を作成した。
ポリエステル樹脂 80重量部 ニトロセルロース 20 〃 メチルエチルケトン 500 〃 この記録体を使用し、実施例1と同様の操作を
くり返して5000枚の鮮明な記録画像が得られた。
実施例 3 厚さ50μmのポリエステルフイルムにアルミニ
ウムを蒸着し、この上に下記組成の塗料を乾燥重
量で35g/m2塗布し表面固有抵抗8×107Ωの中
間層を設けた。
Inをドープした酸化亜鉛 80重量部 ポリウレタン樹脂 18 〃 塩化第二鉄 2 〃 酢酸エチル 100 〃 上記塗布面の上に、更に下記組成の塗料を乾燥
重量で5g/m2塗布した。この場合には、乾燥す
ると自然に網目状の突起物を有する誘電体層が得
られた。
ポリエステル樹脂 90重量部 ニトロセルロース 10 〃 酸化チタン 10 〃 メチルエチルケトン 500 〃 得られた記録体を使用し、実施例1と同様にし
て5000枚の鮮明な記録画像が得られた。
比較例 厚さ50μmのポリエステルフイルムにアルミニ
ウムを蒸着し、この上にポリビニルベンジル・ト
リメチル・アンモニウム・クロライドを塗布し表
面固有抵抗3×107Ωの中間層を設けた。この上
に実施例1と同様にして誘電体層を設けて静電記
録体を作製した。この記録体を用い、実施例1と
同様の操作をくり返して記録したところ100枚目
位いから地汚れを生じ、記録画像も次第に不鮮明
になつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属板、金属ドラム、金属箔あるいは非導電
    性基体上に金属被膜を設けたもの、または同基体
    上に金属箔を貼り合わせた導電性支持体上にAl、
    GaまたはInの1種以上をドープした体積固有抵
    抗104〜109Ω・cmの酸化亜鉛と熱硬化性樹脂を主
    体とする中間層を設け、さらにその上にポリエス
    テル樹脂とニトロセルロースを含み5μm以下の
    網目状突起物を有する誘電体層を設けたことを特
    徴とする静電記録体。
JP7404479A 1979-06-14 1979-06-14 Electrostatic recording medium Granted JPS55166646A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7404479A JPS55166646A (en) 1979-06-14 1979-06-14 Electrostatic recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7404479A JPS55166646A (en) 1979-06-14 1979-06-14 Electrostatic recording medium

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55166646A JPS55166646A (en) 1980-12-25
JPS6348050B2 true JPS6348050B2 (ja) 1988-09-27

Family

ID=13535770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7404479A Granted JPS55166646A (en) 1979-06-14 1979-06-14 Electrostatic recording medium

Country Status (1)

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JP (1) JPS55166646A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002131961A (ja) 2000-10-26 2002-05-09 Kyocera Mita Corp 電子写真感光体およびその製造方法
JP2002287394A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Kyocera Mita Corp 電子写真感光体およびその製造方法
JP2015108730A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 株式会社リコー 電子写真感光体、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55166646A (en) 1980-12-25

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