JPH03228323A - GaAs層成長法 - Google Patents
GaAs層成長法Info
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- JPH03228323A JPH03228323A JP2372790A JP2372790A JPH03228323A JP H03228323 A JPH03228323 A JP H03228323A JP 2372790 A JP2372790 A JP 2372790A JP 2372790 A JP2372790 A JP 2372790A JP H03228323 A JPH03228323 A JP H03228323A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野1
本発明は、Si基板上に、GaAs層を1.化学気相堆
積成長法によって形成させるGaAs層成長法に関する
。 (従来の技術] 従来、GaAs層を有する半導体装置が、GaAs層を
構成しているGaAsでなる化合物半導体の優れた特徴
を生かしている高性能な高機能半導体装置として、種々
提案されている。 また、従来、GaAs層を有する半導体装置を、GaA
sでなる基板上に、化学気相堆積成長法によって、Ga
As層を形成する工程を含んで製造する、種々の方法が
提案されている。 このような半導体装置の製法におけるGaAs層を形成
する方法の場合、GaAs層を、それと同じ材料のGa
Asでなる基板上に、化学気相堆積成長法によって形成
するので、そのGaAs層を、比較的低い転位密度を有
し且つ比較的小さな、X線2結晶によるロッキング特性
図上でみた角度の半値幅を有するものとして、比較的容
易に、形成することができる。 しかしながら、上述したGaAsでなる基板上にGaA
s層を化学気相堆積成長法によって形成する方法の場合
、GaAs層を形成させるための基板としてGaAsで
なる基板を用い、そして、そのGaAsでなる基板は、
それを、高品質を有し且つ大面積を有するものとして用
意するのに困難を伴う。 このため、GaAs層を形成させるための基板を、高品
質を有し且つ大面積を有するものとして、用意するのに
困難を伴う、という欠点を有していた。 このため、従来、第2図を伴って次に述べるGaAs層
成長法が提案されている。 すなわち、3iでなる基板1を予め用意する(第2図△
)。 そして、そのSlでなる基板1上に、そのSでなる基板
1に450℃以下の比較的低い4麿を与え且つトリメチ
ルガリウム、トリエチルガリウムなどでなるGa原料ガ
スとアルシン(Asl−13)などでなるAs原料ガス
とを有するGaAs原料ガスを用いた低温化学気相堆積
成長法によって、第1のGaAs層2aを形成させる(
第2図B)。 ただし、この場合、この場合の低温化学気相堆積成長法
において、GaAs原料ガスを構成しているAS原料ガ
スとGa原料ガスとの流量比を、As原子数とGa原子
数との比でみて、50:1〜100:1に選定している
。 次に、第1のGaAs層2a上に、3iでなる基板1に
600℃以上の比較的高い温度を与え且つトリメチルガ
リウム、トリエチルガリウムなどでなるGa原料ガスと
アルシン(AsH3)などでなるAs原料ガスとを有す
るGaAs原料ガスを用いた高温化学気相堆積成長法に
よって、第2のGaAs層2bを形成させ、よって、3
iでなる基板1上に、第1のGaAs層2aと第2のG
aAs層2bとによるGaAs層2を形成する(第2図
C)。 ただし、この場合、この場合の低温化学気相堆積成長法
において、GaAs原料ガスを構成しているAS原料ガ
スとGa原料ガスとの流ω比を、As原子数とGa原子
数との比でみて、上述した低温化学気相堆積成長法にお
ける場合と同じ50:1〜100:1に選定している。 以上が、Slでなる基板1上にGaAs層2を形成する
従来のGaAs層成長法である。 このような3iでなる基板1上にGaAs層2を形成す
る従来のGaAs層成長法の場合、GaAs層を形成さ
せるための基板として、Siでなる基板1を用い、そし
て、その3iでなる基板1は、それを、高品質を有し且
つ大面積を有するものとして、GaAsでなる基板を用
意する場合に比し、容易に用意することができる。 このため、GaAsでなる基板上にGaAs層を形成す
る前述した従来の方法の場合の欠点、すなわち、GaA
s層を形成させるための基板を高品質を有し且つ大面積
を有するものとして用意するのに困難を伴うという欠点
を、有効に回避し得る。
積成長法によって形成させるGaAs層成長法に関する
。 (従来の技術] 従来、GaAs層を有する半導体装置が、GaAs層を
構成しているGaAsでなる化合物半導体の優れた特徴
を生かしている高性能な高機能半導体装置として、種々
提案されている。 また、従来、GaAs層を有する半導体装置を、GaA
sでなる基板上に、化学気相堆積成長法によって、Ga
As層を形成する工程を含んで製造する、種々の方法が
提案されている。 このような半導体装置の製法におけるGaAs層を形成
する方法の場合、GaAs層を、それと同じ材料のGa
Asでなる基板上に、化学気相堆積成長法によって形成
するので、そのGaAs層を、比較的低い転位密度を有
し且つ比較的小さな、X線2結晶によるロッキング特性
図上でみた角度の半値幅を有するものとして、比較的容
易に、形成することができる。 しかしながら、上述したGaAsでなる基板上にGaA
s層を化学気相堆積成長法によって形成する方法の場合
、GaAs層を形成させるための基板としてGaAsで
なる基板を用い、そして、そのGaAsでなる基板は、
それを、高品質を有し且つ大面積を有するものとして用
意するのに困難を伴う。 このため、GaAs層を形成させるための基板を、高品
質を有し且つ大面積を有するものとして、用意するのに
困難を伴う、という欠点を有していた。 このため、従来、第2図を伴って次に述べるGaAs層
成長法が提案されている。 すなわち、3iでなる基板1を予め用意する(第2図△
)。 そして、そのSlでなる基板1上に、そのSでなる基板
1に450℃以下の比較的低い4麿を与え且つトリメチ
ルガリウム、トリエチルガリウムなどでなるGa原料ガ
スとアルシン(Asl−13)などでなるAs原料ガス
とを有するGaAs原料ガスを用いた低温化学気相堆積
成長法によって、第1のGaAs層2aを形成させる(
第2図B)。 ただし、この場合、この場合の低温化学気相堆積成長法
において、GaAs原料ガスを構成しているAS原料ガ
スとGa原料ガスとの流量比を、As原子数とGa原子
数との比でみて、50:1〜100:1に選定している
。 次に、第1のGaAs層2a上に、3iでなる基板1に
600℃以上の比較的高い温度を与え且つトリメチルガ
リウム、トリエチルガリウムなどでなるGa原料ガスと
アルシン(AsH3)などでなるAs原料ガスとを有す
るGaAs原料ガスを用いた高温化学気相堆積成長法に
よって、第2のGaAs層2bを形成させ、よって、3
iでなる基板1上に、第1のGaAs層2aと第2のG
aAs層2bとによるGaAs層2を形成する(第2図
C)。 ただし、この場合、この場合の低温化学気相堆積成長法
において、GaAs原料ガスを構成しているAS原料ガ
スとGa原料ガスとの流ω比を、As原子数とGa原子
数との比でみて、上述した低温化学気相堆積成長法にお
ける場合と同じ50:1〜100:1に選定している。 以上が、Slでなる基板1上にGaAs層2を形成する
従来のGaAs層成長法である。 このような3iでなる基板1上にGaAs層2を形成す
る従来のGaAs層成長法の場合、GaAs層を形成さ
せるための基板として、Siでなる基板1を用い、そし
て、その3iでなる基板1は、それを、高品質を有し且
つ大面積を有するものとして、GaAsでなる基板を用
意する場合に比し、容易に用意することができる。 このため、GaAsでなる基板上にGaAs層を形成す
る前述した従来の方法の場合の欠点、すなわち、GaA
s層を形成させるための基板を高品質を有し且つ大面積
を有するものとして用意するのに困難を伴うという欠点
を、有効に回避し得る。
【発明が解決しようとする課題1
しかしながら、第2図で上述した従来のGaAs層成長
法の場合、Siでなる基板1上に第1のGaAs層2a
を形成させる工程における低温化学気相堆積成長法にお
いて、GaAs原料ガスを構成しているAs原料ガスと
Ga原料ガスとの流量比を、As原子数とGa原子数と
の比でみて、50:1〜100 : 1という大きな土
に選定しているため、第1のGaAs層2aが3次元的
に成長しながら形成されると考えられる理由で、第1の
GaAs層2aが、比較的高い転位密度を有し且つ比較
的大きなX線2結晶によるロッキング曲線上でみた角度
の半値幅を有するとともに、粗な表面を有するものとし
て形成され、また、このため、第2のGaAs層2bが
、比較的厚い厚さに形成されていても、表面側でも比較
的高い転位密度を有し且つ比較的大きなX線2結晶によ
るロッキング特性図上でみた半値幅を有するとともに、
粗な表面を有するものとして形成される。 ちなみに、第1のGaAs層2aをSiでなる基板1に
400℃の温度を与えて500Aの厚さに形成し、また
第2のGaAs層2b全2blでなる基板1に700℃
の温度を与えて、第1のGaAs層2aと第2のGaA
s層2b全2bるGaAs層2の厚さでみて、3μmの
厚さに形成した場合、GaAs層2が、その表面側でみ
て、1070m2またはそれ以上の高い転位密度を有し
且つ角度300秒またはそれ以上の大きなX線2結晶に
よるロッキング特性図上の角度の半値幅を有していると
ともに、粗な表面を有しているものとしてしか形成され
ない。 従って、第2図で上述した従来のGaAs層成長法の場
合、GaAs層2を、それを構成している第2のGaA
s層2bでみても、十分低い転位密度を有し且つ十分量
さなX線2結晶によるロッキング特性図上でみた角度の
半値幅を有するとともに、鏡面またはそれに近い表面を
有するものとして形成することができない、という欠点
を有していた。 よって、本発明は、上述した欠点のない新規なGaAs
層成長法を提案せんとするものである。 【課題を解決するための手段】 本発明によるGaAs層成長法は、第2図で上述した従
来のGaAs層成長法の場合と同様に、■3i基板上に
、その3i基板に450℃以下の比較的低い温度を与え
且つGa原料ガスとAs原料ガスとを有するGaAs原
料ガスを用いた低温化学気相堆積法によって、第1のG
aAs層を形成させる工程と、■その第1のGaAs層
上に、3i基板に600℃以上の比較的高い温度を与え
且つGa原料ガスとAs原料ガスとを有するGaAs原
料ガスを用いた高温化学気相堆積法によって、第2のG
aAs層を形成させる工程とを有する。 しかしながら、本発明によるGaAs層成長法は、その
ようなGaAs層成長法において、その第1のGaAs
層を形成させる工程で、GaAs原料ガスを構成してい
るAs原料ガスとGa原料ガスとの流量比が、As原子
数とGa原子数との比でみて、1:1〜30:1に選定
されている。
法の場合、Siでなる基板1上に第1のGaAs層2a
を形成させる工程における低温化学気相堆積成長法にお
いて、GaAs原料ガスを構成しているAs原料ガスと
Ga原料ガスとの流量比を、As原子数とGa原子数と
の比でみて、50:1〜100 : 1という大きな土
に選定しているため、第1のGaAs層2aが3次元的
に成長しながら形成されると考えられる理由で、第1の
GaAs層2aが、比較的高い転位密度を有し且つ比較
的大きなX線2結晶によるロッキング曲線上でみた角度
の半値幅を有するとともに、粗な表面を有するものとし
て形成され、また、このため、第2のGaAs層2bが
、比較的厚い厚さに形成されていても、表面側でも比較
的高い転位密度を有し且つ比較的大きなX線2結晶によ
るロッキング特性図上でみた半値幅を有するとともに、
粗な表面を有するものとして形成される。 ちなみに、第1のGaAs層2aをSiでなる基板1に
400℃の温度を与えて500Aの厚さに形成し、また
第2のGaAs層2b全2blでなる基板1に700℃
の温度を与えて、第1のGaAs層2aと第2のGaA
s層2b全2bるGaAs層2の厚さでみて、3μmの
厚さに形成した場合、GaAs層2が、その表面側でみ
て、1070m2またはそれ以上の高い転位密度を有し
且つ角度300秒またはそれ以上の大きなX線2結晶に
よるロッキング特性図上の角度の半値幅を有していると
ともに、粗な表面を有しているものとしてしか形成され
ない。 従って、第2図で上述した従来のGaAs層成長法の場
合、GaAs層2を、それを構成している第2のGaA
s層2bでみても、十分低い転位密度を有し且つ十分量
さなX線2結晶によるロッキング特性図上でみた角度の
半値幅を有するとともに、鏡面またはそれに近い表面を
有するものとして形成することができない、という欠点
を有していた。 よって、本発明は、上述した欠点のない新規なGaAs
層成長法を提案せんとするものである。 【課題を解決するための手段】 本発明によるGaAs層成長法は、第2図で上述した従
来のGaAs層成長法の場合と同様に、■3i基板上に
、その3i基板に450℃以下の比較的低い温度を与え
且つGa原料ガスとAs原料ガスとを有するGaAs原
料ガスを用いた低温化学気相堆積法によって、第1のG
aAs層を形成させる工程と、■その第1のGaAs層
上に、3i基板に600℃以上の比較的高い温度を与え
且つGa原料ガスとAs原料ガスとを有するGaAs原
料ガスを用いた高温化学気相堆積法によって、第2のG
aAs層を形成させる工程とを有する。 しかしながら、本発明によるGaAs層成長法は、その
ようなGaAs層成長法において、その第1のGaAs
層を形成させる工程で、GaAs原料ガスを構成してい
るAs原料ガスとGa原料ガスとの流量比が、As原子
数とGa原子数との比でみて、1:1〜30:1に選定
されている。
本発明によるGaAs層成長法によれば、GaAs層を
形成させるための基板として、第2図で前述した従来の
GaAs層成長法と同様に、Siでなる基板を用いてい
る。 このため、第2図で前述した従来のGaAs層成長法の
場合と同様に、GaAsでなる基板上にGaAs層を形
成する前述した従来の方法の場合の、G a A S
FJを形成させるため基板を高品質を有し且つ大面積を
有するものとして用意するのに困難を伴うという欠点を
、有効に回避し得る。 また、本発明によるGaAs層成長法にょれば、第1の
GaAs層を形成させる工程において、G a A S
原料ガスを構成しているAs原料ガスとGa原料ガスと
の流量比が、As原子数とGa原子数との比でみて、1
:1〜30:1に選定されていることを除いて、第2図
で前述した従来のGaAs層成長法と同様であるので、
第2図で前述した従来のGaAs層成長法の場合と同様
に、Siでなる基板上に第1のGaAs層と第2のGa
As層とによるGaAs層を形成させることができる。 しかしながら、本発明によるGaAs層成長法の場合、
Siでなる基板上に第1のGaAs層を形成させる工程
における低温化学気相堆積成長法において、GaAs原
料ガスを構成しているAs原料ガスとGa原料ガスとの
流量比を、As原子数とGa原子数との比でみて、1:
1〜30:1という第2図で前述した従来のGaAs層
成長法の場合に比し格段的に小さな比に選定しているた
め、第1のGaAs層が3次元的ではなく2次元的に成
長しながら形成されると考えられる理由で、第1のGa
As層が、第2図で前述した従来のGaAs層成長法の
場合に比し格段的に低い転位密度を有し且つ第2図で前
述した従来のGaAs層成長法の場合に比し格段的に小
さなX線2結晶によるロッキング特性図上でみた角度の
半値幅を有するとともに、鏡面またはそれに近い表面を
有するものとして形成され、また、このため、第2のG
aAs層が、比較的薄い厚さに形成されていても、第2
図で前述した従来のGaAs層成長法の場合に比し格段
的に低い転位密度を有し且つ第2図で前述した従来のG
aAs層成長法の場合に比し格段的に小さなX線2結晶
によるロッキング特性図上でみた角度の半値幅を有する
とともに、鏡面またはそれに近い表面を有するものとし
て形成される、という欠点を有していた。 なお、本発明によるGaAs層成長法において、Siで
なる基板上に第1のGaAs層を形成させる工程におけ
る低温化学気相堆積成長法で、GaAs原料ガスを構成
しているAs原料ガスとGaAs原料ガスとの流量比の
、As原子数とGa原子数との比でみた範囲を1:1〜
30:1としているのは、その範囲の場合は、上述した
ように、第1のGaAs層が、2次元的に成長しながら
形成されると考えられる理由で、上述したように十分低
い転位密度を有し且つ十分小さな上述した半値角を有づ
るとともに、鏡面またはそれに近い表面を有するものと
して形成されるが、1:1以下の場合は、第1のGaA
s層が成長する過程で、Asが不足し、Gaのドロフレ
ットが生ずるため、第1のGaAs層がGaAsの組成
を有するものとして形成されず、また、30:1以上の
場合は、第1のGaAs層が、3次元的にも成長しなが
ら形成されると考えられる理由で、1:1〜30:1の
範囲の場合に比し高い転位密度を有し且つ大きな上述し
た半値幅を有するともとに、粗な表面を有するものとし
てしか形成されないことを確認したことに基ずく。
形成させるための基板として、第2図で前述した従来の
GaAs層成長法と同様に、Siでなる基板を用いてい
る。 このため、第2図で前述した従来のGaAs層成長法の
場合と同様に、GaAsでなる基板上にGaAs層を形
成する前述した従来の方法の場合の、G a A S
FJを形成させるため基板を高品質を有し且つ大面積を
有するものとして用意するのに困難を伴うという欠点を
、有効に回避し得る。 また、本発明によるGaAs層成長法にょれば、第1の
GaAs層を形成させる工程において、G a A S
原料ガスを構成しているAs原料ガスとGa原料ガスと
の流量比が、As原子数とGa原子数との比でみて、1
:1〜30:1に選定されていることを除いて、第2図
で前述した従来のGaAs層成長法と同様であるので、
第2図で前述した従来のGaAs層成長法の場合と同様
に、Siでなる基板上に第1のGaAs層と第2のGa
As層とによるGaAs層を形成させることができる。 しかしながら、本発明によるGaAs層成長法の場合、
Siでなる基板上に第1のGaAs層を形成させる工程
における低温化学気相堆積成長法において、GaAs原
料ガスを構成しているAs原料ガスとGa原料ガスとの
流量比を、As原子数とGa原子数との比でみて、1:
1〜30:1という第2図で前述した従来のGaAs層
成長法の場合に比し格段的に小さな比に選定しているた
め、第1のGaAs層が3次元的ではなく2次元的に成
長しながら形成されると考えられる理由で、第1のGa
As層が、第2図で前述した従来のGaAs層成長法の
場合に比し格段的に低い転位密度を有し且つ第2図で前
述した従来のGaAs層成長法の場合に比し格段的に小
さなX線2結晶によるロッキング特性図上でみた角度の
半値幅を有するとともに、鏡面またはそれに近い表面を
有するものとして形成され、また、このため、第2のG
aAs層が、比較的薄い厚さに形成されていても、第2
図で前述した従来のGaAs層成長法の場合に比し格段
的に低い転位密度を有し且つ第2図で前述した従来のG
aAs層成長法の場合に比し格段的に小さなX線2結晶
によるロッキング特性図上でみた角度の半値幅を有する
とともに、鏡面またはそれに近い表面を有するものとし
て形成される、という欠点を有していた。 なお、本発明によるGaAs層成長法において、Siで
なる基板上に第1のGaAs層を形成させる工程におけ
る低温化学気相堆積成長法で、GaAs原料ガスを構成
しているAs原料ガスとGaAs原料ガスとの流量比の
、As原子数とGa原子数との比でみた範囲を1:1〜
30:1としているのは、その範囲の場合は、上述した
ように、第1のGaAs層が、2次元的に成長しながら
形成されると考えられる理由で、上述したように十分低
い転位密度を有し且つ十分小さな上述した半値角を有づ
るとともに、鏡面またはそれに近い表面を有するものと
して形成されるが、1:1以下の場合は、第1のGaA
s層が成長する過程で、Asが不足し、Gaのドロフレ
ットが生ずるため、第1のGaAs層がGaAsの組成
を有するものとして形成されず、また、30:1以上の
場合は、第1のGaAs層が、3次元的にも成長しなが
ら形成されると考えられる理由で、1:1〜30:1の
範囲の場合に比し高い転位密度を有し且つ大きな上述し
た半値幅を有するともとに、粗な表面を有するものとし
てしか形成されないことを確認したことに基ずく。
次に、第1図を伴って本発明によるGaAs層成長法の
実施例を述べよう。 第1図に示1本発明によるGaAs層成長法は、次に述
べる順次の工程をとって、3iでなる基板上にGaAs
tlを形成させる。 すなわち、第2図で前述した従来のGaAs層成長法の
場合と同様に、同様のSiでなる基板11を予め用意す
る(第1図A)。 そして、その3iでなる基板11上に、第2図で前述し
た従来のGaAs層成長法の場合と同様に、3iでなる
基板11に比較的低い温度を与え且つトリメチルガリウ
ム、トリエチルガリウムなどでなるGa原料ガスとアル
シン(AsH2)などでなるAs原料ガスとを有するG
aAs原料ガスを用いた低温化学気相堆積成長法によっ
て、第1のGaAs層12aを形成させる(第1図B)
。 ただし、この場合、この場合の低温化学気相堆積成長法
において、GaAs原料ガスを構成しているAs原料ガ
スとGa原料ガスとの流量比を、As原子数とGa原子
数との比でみて、第2図で前述した従来のGaAs層成
長法の場合とは異なり、1:1〜30:1に選定してい
る。 次に、第1のGaAs層12層上2a上2図で前述した
従来のGaAs層成長法の場合と同様に、Siでなる基
板1に比較的高い温度を与え且つトリメチルガリウム、
トリエチルガリウムなどでなるGa原料ガスとアルシン
(Asl−13)などでなるAs原料ガスとを有するG
aAs原料ガスを用いた高温化学気相堆積成長法によっ
て、第2のGaAs層12bを形成させ、よって、3i
でなる基板1上に、第1のGaAs層12aと第2のG
aAs層12bとによるGaAs層12を形成する(第
1図C)。 ただし、この場合、この場合の低温化学気相堆積成長法
において、GaAs原料ガスを構成しているAs原料ガ
スとGa原料ガスとの流量比を、As原子数とGa原子
数との比でみて、第2図で前述した従来のGaAs層成
長法の場合と同様に、50:1〜100:1に選定して
いる。 以上が、本発明によるGaAs層成長法の実施例である
。 このような本発明によるGaAs層成長法の場合、Ga
As層を形成させるための基板として、第2図で前述し
た従来のGaAs層成長法の場合と同様に、3iでなる
基板11を用い、そして、その3iでなる基板11は、
それを、第2図で前述した従来のGaAs層成長法で述
べたように、高品質を有し且つ大面積を有するものとし
て、GaAsでなる基板を用意する場合に比し、容易に
用意することができる。 このため、第1図に示す本発明によるGaAs層成長法
の場合も、第2図で前述した従来のGaAs層成長法の
場合と同様に、GaAsでなる基板上にGaAs層を形
成する前述した従来の方法の場合の欠点、すなわち、G
aAs層を形成させるための基板を高品質を有し且つ大
面積を有するものとして用意するのに困難を伴うという
欠点を、有効に回避し得る。 しかしながら、第1図に示す本発明によるGaAs層成
長法の場合、Siでなる基板11上に第1のGaAs層
12aを形成させる工程における低温化学気相堆積成長
法で、GaAs原料ガスを構成しているAs原料ガスと
Ga原料ガスとの流量化を、AS原子数とGa原子数と
の仕でみて、1:1〜30:1という、第2図で前述し
た従来のGaAs層成長法の場合に比し格段的に小さな
比に選定したため、第1のGaAs層12aが3次元的
にではなく2次元的に成長しながら形成されると考えら
れる理由で、第1のGaAs層12aが、第2図で前述
した従来のGaAs層成長法の場合に比し格段的に低い
転位密度を有し且つ第2図で前述した従来のGaAs層
成長法の場合に比し格段的に小さなX線2結晶によるロ
ッキング特性図上でみた角度の半値幅を有するとともに
、鏡面またはそれに近い表面を有するものとして形成さ
れ、また、このため、第2のGaAs層12bが、比較
的薄い厚さに形成されていても、第2図で前述した従来
のGaAs層成長法の場合に比し格段的に低い転位密度
を有し且つ第2図で前述した従来のGaAs層成長法の
場合に比し格段的に小さなX線2結晶によるロッキング
特性図上でみた角度の半値幅を有するとともに、鏡面ま
たはそれに近い表面を有するものとして形成される。 ちなみに、第1のGaAs層12aを3iでなる基板1
1に400℃の温度を与えて500Aの厚さに形成し、
また第2のGaAs層12bを、Slでなる基板11に
700℃の温度を与えて、第1のGaAs層2aと第2
のGaAs層2bとによるGaAs層2の厚さでみて、
3μmの厚さに形成した場合、GaAs層12が、その
表面側でみて、1070m2以下の低い転位密度を有し
且つ角度200秒以下の小さなX線2結晶によるロッキ
ング特性図上の角度の半値幅を有しているとともに、鏡
面またはそれに近い表面を有するものとして形成するこ
とができた。
実施例を述べよう。 第1図に示1本発明によるGaAs層成長法は、次に述
べる順次の工程をとって、3iでなる基板上にGaAs
tlを形成させる。 すなわち、第2図で前述した従来のGaAs層成長法の
場合と同様に、同様のSiでなる基板11を予め用意す
る(第1図A)。 そして、その3iでなる基板11上に、第2図で前述し
た従来のGaAs層成長法の場合と同様に、3iでなる
基板11に比較的低い温度を与え且つトリメチルガリウ
ム、トリエチルガリウムなどでなるGa原料ガスとアル
シン(AsH2)などでなるAs原料ガスとを有するG
aAs原料ガスを用いた低温化学気相堆積成長法によっ
て、第1のGaAs層12aを形成させる(第1図B)
。 ただし、この場合、この場合の低温化学気相堆積成長法
において、GaAs原料ガスを構成しているAs原料ガ
スとGa原料ガスとの流量比を、As原子数とGa原子
数との比でみて、第2図で前述した従来のGaAs層成
長法の場合とは異なり、1:1〜30:1に選定してい
る。 次に、第1のGaAs層12層上2a上2図で前述した
従来のGaAs層成長法の場合と同様に、Siでなる基
板1に比較的高い温度を与え且つトリメチルガリウム、
トリエチルガリウムなどでなるGa原料ガスとアルシン
(Asl−13)などでなるAs原料ガスとを有するG
aAs原料ガスを用いた高温化学気相堆積成長法によっ
て、第2のGaAs層12bを形成させ、よって、3i
でなる基板1上に、第1のGaAs層12aと第2のG
aAs層12bとによるGaAs層12を形成する(第
1図C)。 ただし、この場合、この場合の低温化学気相堆積成長法
において、GaAs原料ガスを構成しているAs原料ガ
スとGa原料ガスとの流量比を、As原子数とGa原子
数との比でみて、第2図で前述した従来のGaAs層成
長法の場合と同様に、50:1〜100:1に選定して
いる。 以上が、本発明によるGaAs層成長法の実施例である
。 このような本発明によるGaAs層成長法の場合、Ga
As層を形成させるための基板として、第2図で前述し
た従来のGaAs層成長法の場合と同様に、3iでなる
基板11を用い、そして、その3iでなる基板11は、
それを、第2図で前述した従来のGaAs層成長法で述
べたように、高品質を有し且つ大面積を有するものとし
て、GaAsでなる基板を用意する場合に比し、容易に
用意することができる。 このため、第1図に示す本発明によるGaAs層成長法
の場合も、第2図で前述した従来のGaAs層成長法の
場合と同様に、GaAsでなる基板上にGaAs層を形
成する前述した従来の方法の場合の欠点、すなわち、G
aAs層を形成させるための基板を高品質を有し且つ大
面積を有するものとして用意するのに困難を伴うという
欠点を、有効に回避し得る。 しかしながら、第1図に示す本発明によるGaAs層成
長法の場合、Siでなる基板11上に第1のGaAs層
12aを形成させる工程における低温化学気相堆積成長
法で、GaAs原料ガスを構成しているAs原料ガスと
Ga原料ガスとの流量化を、AS原子数とGa原子数と
の仕でみて、1:1〜30:1という、第2図で前述し
た従来のGaAs層成長法の場合に比し格段的に小さな
比に選定したため、第1のGaAs層12aが3次元的
にではなく2次元的に成長しながら形成されると考えら
れる理由で、第1のGaAs層12aが、第2図で前述
した従来のGaAs層成長法の場合に比し格段的に低い
転位密度を有し且つ第2図で前述した従来のGaAs層
成長法の場合に比し格段的に小さなX線2結晶によるロ
ッキング特性図上でみた角度の半値幅を有するとともに
、鏡面またはそれに近い表面を有するものとして形成さ
れ、また、このため、第2のGaAs層12bが、比較
的薄い厚さに形成されていても、第2図で前述した従来
のGaAs層成長法の場合に比し格段的に低い転位密度
を有し且つ第2図で前述した従来のGaAs層成長法の
場合に比し格段的に小さなX線2結晶によるロッキング
特性図上でみた角度の半値幅を有するとともに、鏡面ま
たはそれに近い表面を有するものとして形成される。 ちなみに、第1のGaAs層12aを3iでなる基板1
1に400℃の温度を与えて500Aの厚さに形成し、
また第2のGaAs層12bを、Slでなる基板11に
700℃の温度を与えて、第1のGaAs層2aと第2
のGaAs層2bとによるGaAs層2の厚さでみて、
3μmの厚さに形成した場合、GaAs層12が、その
表面側でみて、1070m2以下の低い転位密度を有し
且つ角度200秒以下の小さなX線2結晶によるロッキ
ング特性図上の角度の半値幅を有しているとともに、鏡
面またはそれに近い表面を有するものとして形成するこ
とができた。
第1図は、本発明によるGaAs層成長法の第1の実施
例の説明に供する、順次の工程における路線的断面図で
ある。 第2図は、従来のGaAs層成長法の説明に供する順次
の工程における路線的断面図である。
例の説明に供する、順次の工程における路線的断面図で
ある。 第2図は、従来のGaAs層成長法の説明に供する順次
の工程における路線的断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 Si基板上に、そのSi基板に450℃以下の比較的低
い温度を与え且つGa原料ガスとAs原料ガスとを有す
るGaAs原料ガスを用いた低温化学気相堆積成長法に
よつて、第1のGaAs層を形成させる工程と、 上記第1のGaAs層上に、上記Si基板に600℃以
上の比較的高い温度を与え且つGa原料ガスとAs原料
ガスとを有するGaAs原料ガスを用いた高温化学気相
堆積成長法によって第2のGaAs層を形成させる工程
とを有するGaAs層成長法において、 上記第1のGaAs層を形成させる工程において、上記
GaAs原料ガスを構成している上記As原料ガスと上
記Ga原料ガスとの流量比が、AS原子数とGa原子数
との比でみて、1:1〜30:1に選定されていること
を特徴とするGaAs層成長法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2372790A JPH03228323A (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | GaAs層成長法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2372790A JPH03228323A (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | GaAs層成長法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03228323A true JPH03228323A (ja) | 1991-10-09 |
Family
ID=12118349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2372790A Pending JPH03228323A (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | GaAs層成長法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03228323A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03278426A (ja) * | 1990-03-27 | 1991-12-10 | Daido Steel Co Ltd | 化合物半導体の結晶成長法 |
-
1990
- 1990-02-02 JP JP2372790A patent/JPH03228323A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03278426A (ja) * | 1990-03-27 | 1991-12-10 | Daido Steel Co Ltd | 化合物半導体の結晶成長法 |
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