JPH0322831Y2 - - Google Patents

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JPH0322831Y2
JPH0322831Y2 JP3262781U JP3262781U JPH0322831Y2 JP H0322831 Y2 JPH0322831 Y2 JP H0322831Y2 JP 3262781 U JP3262781 U JP 3262781U JP 3262781 U JP3262781 U JP 3262781U JP H0322831 Y2 JPH0322831 Y2 JP H0322831Y2
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relay
voltage
transistor
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はメカニカルリレーの保護回路に関し、
特にリレーに容量性負荷が接続され大きな突入電
流が流れる場合に用いて好適である。
例えば、デジタルクロツク付の民生機器は、常
時デジタルクロツクに電圧を供給し、本体が動作
する時にこの電圧をリレーを介して本体回路に供
給する。この場合本体回路は大容量コンデンサを
必ず有しているため、リレーには大きな突入電流
が流れる。
第1図にはこのような容量性負荷RLを、等価
的に抵抗RとコンデンサCの並列回路で表してあ
り、リレーSを介して直流電流Eから電力を供給
する場合の従来のリレー部分の回路図が示してあ
る。制御トランジスタT1がリレーSの動作コイ
ルLと直列に接続され、端子1から制御パルスが
入り制御トランジスタT1がオンした時に接点P
は閉じ直流電源Eから電力が負荷RLに供給され
る。なお制御トランジスタT1に並列に接続され
ているダイオードDは動作コイルLの逆起電圧か
ら制御トランジスタT1を保護する役割をする。
第2図は制御トランジスタT1がオンした時に
接点Pを流れる接点電流と、動作コイルLに生ず
る電圧波形を示す図である。横軸は共通に時間t
の軸を表してある。制御トランジスタT1のベー
スに制御パルスが加えられ、制御トランジスタT
1がオンすると、動作コイルLに電圧が生ずる。
リレーSの接点Pは動作コイルLの電圧が生じて
から5〜10ms遅れて閉じるが、大きな突入電流
が流れる。又機械的振動のため時刻t1から時刻
t2までのチヤタリング期間が存在する。チヤタ
リング期間は1〜2msである。このために接点P
の消耗がはなはだしく、リレーSが短時間で破損
したり接点不良を生ずる事故がしばしば生じた。
このような事故を単に防止する目的だけであれ
ば、許容される電流が大きなリレーを用いたり、
無接点の半導体リレーを用いることもできる。し
かし、電流に余裕を持たせればリレーは大型にな
り価格も高くなるし、又半導体リレーの場合は電
力の損失が大きくなる。
本考案はメカニカルリレーに容量性負荷が接続
される場合に、従来生じていた前記したごとき技
術問題を解決し、リレーの接点の消耗を防ぐこと
を目的としている。
本考案は、リレーの接点と並列に半導体スイツ
チ素子が接続してあり、該接点を閉じるためにリ
レーの動作コイルの両側に生ずる電圧を抵抗によ
り分圧した電圧を用いて該半導体スイツチ素子を
オンさせることを特徴とするリレーの保護回路に
ある。以下本考案の実施例を示すリレー部分の回
路図である第3図を参照しながら説明する。なお
第1図と同一部分は同じ符号を付与してある。
第3図において、リレーSの接点Pは直流電源
E、容量性の負荷RLと直列接続されており、接
点Pが閉じることにより直流電源Eから電力が負
荷RLに供給される。リレーSの動作コイルLの
一端は直流電源Eの陽極に接続され、他方は制御
トランジスタT1のコレクタ、エミツタを介して
直流電源Eの陰極に接続されている。半導体スイ
ツチの役割をするトランジスタT2がエミツタ、
コレクタにより接点Pと並列接続されている。動
作コイルLの両端間には抵抗R2、抵抗R3が接
続され、この抵抗R2、抵抗R3により動作コイ
ルLに生ずる電圧が分圧され、トランジスタT2
のベースに加えられる。又トランジスタT2のコ
レクタに接続されている抵抗R1は、そのコレク
タ電流を制限するためのものである。
このような第3図の回路においてトランジスタ
T2、抵抗R1、抵抗R2、抵抗R3が本考案の
保護回路を構成する。
次に、第3図における各部分の電流、電圧波形
を示す図である第4図を参照しながら本考案の保
護回路の動作を説明する。
第4図には、トランジスタT2のコレクタ電
流、リレーSの接点電流、動作コイルLの電圧波
形が示してあり、横軸は共通に時間tを表してあ
る。
まず制御パルスが制御トランジスタT1のベー
スに加えられて制御トランジスタT1がオンし、
時刻t3で動作コイルLに電圧が生ずる。この電
圧は分圧されてトランジスタT2のベースに加え
られ、トランジスタT2も直ちにオンする。接点
Pは未だメカニカルな遅れにより閉じていないか
ら、直流電源Eからの電流はトランジスタT2の
コレクタ電流として流れて負荷RLに供給される。
そして負荷RLの両端の電圧がコンデンサCが充
電されるために上昇し、トランジスタT2のコレ
クタ電流が少くなくなつた時刻t4に接点Pは閉
じる。リレーSの接点電流が時刻t4で流れ始め
るが、負荷RLの両端の電圧はすでに上昇してい
るから接点電流は第1図の場合に比較してはるか
に少なくなる。トランジスタT2の内部インピー
ダンスや抵抗R1の値を調整することにより、ト
ランジスタT2のエミツタとコレクタを単独に短
絡した時に流れる電流程度に少くすることが可能
である。そして、時刻t5までの短時間のチヤタ
リング期間を経て安定した接点電流が流れるよう
になる。なおトランジスタT2は接点電流が安定
に流れている間もオンしているが接点Pよりも直
流抵抗が大きいためにコレクタ電流はほとんど流
れない。
第5図は本考案の他の実施例を示す回路図であ
る。動作コイルLの両端間には抵抗R2、抵抗R
3の他にコンデンサC1が接続されている点が第
3図の場合と異る。つまり抵抗R2と抵抗R3の
分圧回路にコンデンサC1を介して動作コイルL
の電圧が加わるようにしてある。このように構成
することによりトランジスタT2のベースには動
作コイルLの電圧が分圧されて容量結合される。
従つてコンデンサC1の値を選ぶことによりチヤ
タリング期間が終る時刻t5までトランジスタT
2をオンさせ、接点電流が安定に流れる時間には
オフさせることができる。すなわちトランジスタ
T2を突入電流を少くするために必要な時間だけ
動作させ、接点電流が安定に流れる時間には動作
を停止させてトランジスタT2による無駄な電力
損失を防ぐことができる。
以上述べたように本考案のリレーの保護回路は
リレーの接点と並列に半導体スイツチ素子を接続
し、リレーの動作コイルに生ずる電圧に比例する
電圧によりオンするように構成されている。そし
て実施例で述べたように接点Pがオンする以前に
半導体スイツチ素子の役割をするトランジスタT
2をオンさせ、負荷RLに電流を流すことにより
大きな突入電流を防止できる。そして負荷RLの
両端の電圧が上昇してトランジスタT2に流れる
電流が少なくなるまで時刻を遅らせて接点Pを閉
じることにより、リレーの接点Pの消耗を防ぐこ
とができるので、電流に余裕を持たせた大型のリ
レーを用いる必要はなくなる。しかも保護回路の
構成は簡単であるのでリレーを含めた価格が安価
になりきわめて実用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリレー部分の回路図であり、第
2図は第1図の電流、電圧波形を示す図であり、
第3図は本考案の実施例を示すリレー部分の回路
図であり、第4図は第3図における電流、電圧波
形を示す図であり、第5図は本考案の他の実施例
を示すリレー部分の回路図である。 E:直流電源、S:リレー、P:接点、L:動
作コイル、T1:制御トランジスタ、T2:トラ
ンジスタ、RL:負荷。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 直流電源の一端と負荷の間に接続されたリレ
    ーの接点と並列に半導体スイツチ素子が接続し
    てあり、該半導体スイツチ素子は接点を閉じる
    ためにリレーの動作コイルの両側に生ずる電圧
    を抵抗により分圧した電圧を用いてオンさせる
    ことを特徴とするリレーの保護回路。 (2) 動作コイルの両側に生ずる電圧は、抵抗によ
    る分圧回路にコンデンサを介して供給される実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のリレーの保
    護回路。
JP3262781U 1981-03-09 1981-03-09 Expired JPH0322831Y2 (ja)

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JP3262781U JPH0322831Y2 (ja) 1981-03-09 1981-03-09

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JP3262781U JPH0322831Y2 (ja) 1981-03-09 1981-03-09

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JPS57145251U JPS57145251U (ja) 1982-09-11
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US4598330A (en) * 1984-10-31 1986-07-01 International Business Machines Corporation High power direct current switching circuit
JP2007242314A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Sumitomo Wiring Syst Ltd リレー保護回路及びリレー駆動方法

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JPS57145251U (ja) 1982-09-11

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