JPH03228077A

JPH03228077A - 定着装置

Info

Publication number: JPH03228077A
Application number: JP2253790A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Ishii; 正昭石井
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1990-02-01
Filing date: 1990-02-01
Publication date: 1991-10-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、電子写真方式の複写機の定着装置に関するも
ので、詳しくは、定着ローラへの転写材のくい込みをよ
くするために、転写材先端部に離型オイルを塗布しない
ようにした定着装置に関するものである。

［従来の技術］従来、電子写真方式の複写機において、ＯＨＰ用紙やコ
ート紙等の摩擦係数の小さい転写材が定着ローラにくい
込みやすくするために、転写材の先端部または左右両端
部に摩擦係数の大きいシートをはりつけるか、表面を粗
く処理して摩擦係数を大きくしていた。とくに、カラー
複写機においては、定着ローラにオフセットしやすいト
ナーであるため、定着ローラに塗布する離型オイルを多
量に塗っていた。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、前述の従来の技術では、通常の転写材で
ない滑りやすい０）ＩＰ用紙やコート紙等の転写材の場
合には、その滑りやすい転写材に処理を施こしていたた
め、コスト高になるという問題点があるほか、転写材に
先後の方向性が出てくるため、複写機の使用者にとって
は、非常にわずられしいという問題点があった。

本発明は、上記のような問題点を解決しようとするもの
である。すなわち、本発明は、滑りやすい転写材につい
ても、コスト高となることがなく、また複写機の使用者
にとっても、わずられしさかなく、確実に転写材が定着
ローラに（い込まれるようにした定着装置を提供するこ
とを目的とするものである。

［課題を解決するための手段］上記目的を達成するために、本発明は、電子写真方式の
複写機の定着装置において、通常の転写材と、通常の転
写材より透明度または摩擦係数が異なる転写材とを、判
別する手段を有し、かつ、定着ローラの任意所望の部分
に、離型オイルを塗布すると塗布手段を有するものとし
た。

［作　　　用コ本発明によれば、判別手段により、通常の転写材と、半
透明または透明の転写材あるいは摩擦係数の小さい転写
材等の滑りやすい転写材とを、判別し、その滑りやすい
転写材については、塗布手段が、転写材先端部に当接す
る定着ローラの部分に離型オイルを塗布しないようにす
る。これより、滑りやすい転写材でも、定着ローラにく
い込まれやすくなる。

［実　施　例］第１図は本発明の第１実施例を示している。

′ｆ％１図において、１は定着ローラで、芯金２の外周
にＲＴＶゴム３が焼付けられている。また芯金２は中空
になっており、中心に棒状のヒータ４か設けられている
。５は加圧ローラで、同様に、芯金６の外鉢にＬＴＶゴ
ム７が焼付けられている。また芯金６は中空になってお
り、同様なヒータ４が設けられている。

前記定着ローラ１および加圧ローラ５は、図示されない
加圧手段によって加圧されている。

つぎに、該定着ローラ１に、シリコンオイルなどの離型
オイルを塗布する塗布手段について説明する。

８は塗布ローラで、前記定着ローラ１に接して離型オイ
ルを塗布する。９と１０はくみ上げローラで、オイルタ
ンク１２内に溜めた離型オイル１３を塗布ローラ８にく
み上げる。１１は該くみ上げローラ１０の外周に接する
ならし部材で、離型オイルを均一にする。前記塗布ロー
ラ８はレバー１４上に軸支されている。レバー１４はく
み上げローラ９の回転軸と同軸に回転自在に保持されて
おり、常時、ばね１５によって塗布ローラ８を定着ロー
ラ１に押圧している。１６は電磁プランジャで、前記ば
ね１５に抗して塗布ローラ８を定着ローラ１から離し、
離型オイルの塗布を停止させる。

また１７は感光ドラム、１８は転写帯電器、１９は分離
帯電器、２０は１対とローラとベルトから構成される搬
送ユニット、２１は定着人口ガイドである。そして、２
２は発光素子、２３は受光素子で、該素子２２．２３で
搬送部の紙検知手段を構成しており、２４は搬送途中の
転写材であり、２５は紙カセットで、転写材２６をプー
ルしている。

さらに、２７は給紙ローラで、前記転写材２６を１枚ず
つ送り出しローラ３０，３１の１対のローラで構成する
レジストローラに導く。また発光素子２８と受光素子２
９によって給紙検知手段を構成するとともに、給紙され
た転写材が通常紙か半透明紙（ＯＨＰ用紙）かを判別す
る。

以上の装置において、紙カッセト２５から給紙された転
写材２６は給紙検知手段の発光素子２８、受光素子２９
によってＯＨＰ用紙か否かが判別され、その後の転写−
１！Ｆ電器１８、分離帯電器１９のｔ流値を、それに通
したものに切換えるものである。

このようなシーケンスによって、感光ドラム１７から現
像剤を転写された転写材２４は、搬送検知手段の発光素
子２２．受光素子２３によって検知される。

前述した塗布ユニットは、搬送検知手段の発光素子２２
．受光素子２３に検知されるまでは、ｉｔｍプランジャ
１６かＯＮＬでおり、塗布ローラ８は定着ローラ１から
閣れており、離型オイルは塗布されない。前記搬送検知
手段の発光素子２２．受光素子２３に転写材２４が検知
されると、電磁プランジャ１６はＯＦＦ　Ｌ、塗布ロー
ラ８は定着ローラ１に離型オイルを塗布する。このとき
、転写材２４が０）ＩＰ用紙である場合には、塗布する
タイミングを遅らせ、転写材２４の先端から約５＋ａｍ
位（定着ローラ１のニップの％〜２倍の範囲のばらつき
は可とする）の部分が当接する定着ローラ１の表面には
離型オイルを塗布しない。ここで、摩擦係数の小さい転
写材でも、トナーの転写されていない先端部が定着ロー
ラ１と加圧ローラ５に、くい込まれるときは、定着ロー
ラ１に離型オイルが塗布されていないため、滑ることな
く、くい込まれる。

第２図は本発明の第２実施徊を示している。

なお第１図と同じ機能部品には、同一符号をつけている
。

第２図において、３３は定着ローラスクレーバで、軸３
４に取付けられている。軸３４はレバー３６も付いてお
り、ばね３２によって該スクレーバ３３は定着ローラ１
に当接する。またＫｍプランジャ３５によってレバー３
６はばね３２に抗して矢印Ａの方向に移動し、該スクレ
ーバ３３を定着ローラ１から離す。

第２図では、図示を省略しているが、′ｓ１図で説明し
た搬送検知手段の出力に同期して、電磁プランジャ３５
が起動し、該スクレーバ３３を定着ローラ１から離す。

このとき、第１図と同様に、０）ＩＰ用紙等、半透明紙
の場合には、該スクレーバ３３を離すタイミングを遅ら
せ、ＯＨＰ用紙の先端から５ｍｍ程は離型オイルが塗布
されない部分に接し、滑ることなく、確実に定着ローラ
１と加圧ローラ５に、くい込むものである。

第３図は本発明の第３実施例を示している。

やはり、第１図と同じ機能部品には、同一符号をつけて
いる。

この第３実施例が前述の第２実施例と異なるのは、オイ
ルスクレーパ４３を塗布ローラ８に当接させたことであ
る。

すなわち、軸４４に取付けたオイルスクレーパ４３は軸
４４と一体のレバー４１に掛けられたはね４２の張力に
よって塗布ローラ８に押し当てられる。これによって塗
布ローラ８の離型オイルはかき落とされ、定着ローラ１
には塗布されない。第２図と同様に、図示されていない
搬送検知手段によってＯＨＰ用紙が検知されると、昔通
紙の場合と異なり、電磁プランジャ４０の起動を遅らせ
、ＯＨＰ用紙の先端から５＋ａｍに当接する定着ローラ
１の表面には離型オイルは塗布されず、ＯＨＰ用紙は滑
ることなく、定着ローラ１と加圧ローラ５に、くい込ま
れる。

第４図および第５図は本発明の第４実施例を示している
。やはり、′ｓ１図と同じ機能部品には、同一符号をつ
けている。

第４図および第５図において、５０は塗布ベルトで、切
欠部５０′を有している。この塗布ベルト５０はローラ
５１によって定着ローラ１に押圧されるとともに、オイ
ルタンク（オイルパン）１２の離型オイル１３にローラ
５２によってひたされている。５３はオイルならし部材
で、塗布ベルト５０上のオイルを均一にする。５４と５
５は該ベルト５０の切欠部５０’の検知部材で、１対の
光源と受光素子からなっている。

第４図に示した定着装置においては、塗布ベルト５０に
均一に塗布されたオイルタンク（オイルパン）１２内の
離型オイルが定着ローラ１に塗布される。しかし、切欠
部５０’が当る定着ローラ１の部分は、オイルが塗布さ
れない。

この切欠部５０°は、検知部材である光源５４と受光素
子５５によって検知され、常時、定位置に停止する。定
着ローラ１および加圧ローラ５も、これに同期して停止
する。そして、図示されていない搬送検知手段からの信
号によって転写材が半透明の０）ＩＰ用紙の場合、定着
ローラ１と塗布ベルト５０は遅れてスタートし、転写材
の先端から５ｍｍ間が当接する定着ローラ１の表面に、
離型オイルが塗布されず、滑りやすいＯＨＰ用紙でも、
滑ることなく、定着ローラ１と加圧ローラ５に、くい込
まれるものである。

以上の各実施例では、転写材が半透明の０）ＩＰ用紙で
ある場合について、説明したが、透明の滑りやすい転写
材についても、同様にして実施することができる。

また転写材の摩擦係数を検知する摩擦検知手段を、複写
機の紙搬送路の途中に設けることも有効である。

′ｓ７図は本発明の＄５実施例として、転写材６２の摩
擦検知手段のみを示したもので、駆動ローラ６０は図示
されていない駆動モータに連結されている。ローラ６１
はトルクメータに連結されており、ローラ６１が転写材
６２とスリップする限度トルクを測定する。つまり、転
写材６２によってローラ６１−が受ける駆動力を測るも
のである。なお３０．３１は′ｆＳ１図で説明した送り
出しローラである。

［発明の効果コ以上説明したように、本発明によれば、判別手段により
、通宮の転写材と、半透明または透明の転写材あるいは
摩擦係数の小さい転写材等の滑りやすい転写材とを、判
別し、その滑りやすい転写材については、塗布手段が、
転写材先端部に当接する定着ローラの部分に離型オイル
を塗布しないようにすることができるので、これにより
、滑りやすい転写材でも、確実に定着ローラに、くい込
ませることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示した側面図、′ｓ２図
は同じく′ｓ２実施例を示した側面図、第３図は同じく
第３実施例を示した側面図、第４図は同じく３４４実施
例を示した側面図、第５図は′ｓ４図の・塗布ベルトの
拡大斜視図、第６図は従来のＯＨＰ用紙の斜視図、第７
図は本発明の第５実施例の一部のみを示した側面図であ
る。１・・・定着ローラ　　　　５・・・加圧ローラ８・・
・塗布ローラ９．１０・・・くみ上げローラ１２・・・オイルタンク　　１３・・・離型オイル１．
４・・・レバー　　　　　１５・・・は゛ね１６・・・
電磁プランジャ　２１・・・定着人ロガイド２４・・・
転写材　　　　　２８・・・発光素子２９・・・受光素
子　　　　３２・・・ばね３３・・・定着ローラスクレ
ーバ３５・・・電磁プランジャ３６・・・レバー　　　　　４０・・・電磁プランジャ
４１・・・レバー　　　　　４２・・・ばね４３・・・
オイルスクレーパ

Claims

【特許請求の範囲】１　電子写真方式の複写機の定着装置において、通常の
転写材と、通常の転写材より透明度が異なる転写材とを
、判別する判別手段を有し、かつ、定着ローラの任意所
望の部分に、離型オイルを塗布する塗布手段を有することを特徴
とする定着装置。２　電子写真方式の複写機の定着装置において、通常の
転写材と、通常の転写材より摩擦係数が異なる転写材と
を、判別する判別手段を有し、かつ、定着ローラの任意
所望の部分に、離型オイルを塗布する塗布手段を有する
ことを特徴とする定着装置。３　塗布手段が、半透明以上の透明度であると判別され
た転写材の先端部に当接する定着ローラの部分に、離型
オイルを塗布しないようにした請求項１記載の定着装置
。４　定着ローラの表面に接離可能なオイルスクレーパが
設けられている請求項１、２または３記載の定着装置。５　塗布手段には塗布ローラを有し、かつ、該塗布ロー
ラに接離可能なオイルスクレーパが設けられている請求
項１、２、３または４記載の定着装置。６　定着ローラと接する塗布手段の塗布ベルトの一部に
切欠部が設けられている請求項１または３記載の定着装
置。