JPH03227806A - 不織布成形用ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業の利用分野］ 本発明は不織布を成形するのに使用するベルトに関する
。

［従来技術の問題点コ 従来は不織布を製造するなめに繊維集合体を平織のメツ
シュベルトで搬送しながら高圧水流や熱風によって繊維
間を絡ませまたは溶着させて不織布を形成し、さらに風
合を高めたり模様付けするために表面が凹凸なロールで
加圧成形する２工程を必要としていた。

しかも従来法によると第２工程の加圧成形を行ってむす
でに不織布が形成されているので不織布の風合が良好に
ならない欠点があった。

［発明が解決する課題］ 本発明は上記の２工程の不織布成形工程を同時に行い工
程を短縮するとともに風合の高いソフトな不織布を成形
する特殊なベルトを提供するものである。

［課題を解決する手段］ 本発明は、 「　１．　繊維集合体を搬送しつつ成形して不織布を形
成する成形装置の、少なくとも搬送面に経糸と２種類以
上の糸径の異なる緯糸を配して織成した織物で構成した
ベルトにおいて、 搬送面が、経糸が糸径の大なる緯糸と織り合されて形成
される経糸のナックルの搬送面側の頭頂部と、経糸が糸
径の小なる緯糸と織り合されて形成される経糸のナック
ルの搬送面側の頭頂部とからなる、高低の差のある経糸
のナックルが配置されて形成されていることを特徴とす
る不織布成形用ベルト。

２、　繊維集合体を搬送しつつ成形して不織布を形成す
る成形装置の少なくとも搬送面に緯糸と２種類以上の糸
径の異なる経糸を配して織成した繊物で構成したベルト
において、 ＭＯ送送画、緯糸が糸径の大なる経糸と織り合されて形
成される経糸のナックルの搬送面側の頭頂部と、緯糸が
糸径の小なる経糸と識り合されて形成される経糸のナッ
クルの搬送面側の頭頂部とからなる、高低の差のある経
糸のナックルが配置されて形成されていることを特徴と
する不織布成形用ベルト。

３、　繊維集合体を搬送しつつ成形して不織布を形成す
る成形装置の少なくとも搬送面に２種類以上の糸径の異
なる経糸と緯糸を配して織成した織物で構成したベルト
において、 搬送面が、糸径の大なる経糸と糸径の大なる緯糸がヘリ
合されて形成される経糸のナックルの搬送面側の頭頂部
と、糸径の小なる経糸と糸径の小なる緯糸が織り合され
て形成される経糸のナックルの搬送面側の頭頂部とから
なる、高低の差のある経糸のナックルが配置されて形成
されていることを特徴とする不織布成形用ベルト。

４、　ベルトを形成する織物が上経糸と２種類以上の糸
径の異なる上緯糸または上緯糸と２種類以上の糸径の異
なる上経糸あるいは２種類以上の糸径の異なる上緯糸と
２種類以上の糸径の異なる上経糸により織成された、経
糸が糸径の大なる緯糸と織り合されて形成される経糸の
ナックルの搬送面側の頭頂部と、経糸が糸径の小なる緯
糸と織り合されて形成される経糸のナックルの搬送面側
の頭頂部とからなる、高低の差のある経糸のナックルが
配置されて搬送面が形成されている搬送面織物と、上緯
糸と下経糸により織成された走行面織物とこの両者を接
結する接結糸で形成した複数層織物からなる、不織布成
形用ベルト。

５、　搬送面が、０．２ｏ＋ｍ以上の高低の差のある経
糸のナックルか配置されて形成されている、請求項１な
いし４のいずれか１項に記載された不織布成形用ベルト
。

６、　糸径の大なる緯糸の糸径が、糸径の小なる緯糸の
糸径の１．２〜２０倍である、請求項１または３ないし
５のいずれか１項に記載された不織布成形用ベルト。

７、　糸径の大なる緯糸と糸径の小なる緯糸をｊ！ｎ送
面送画互に配置した、請求項１．ｔたは３ないし６のい
ずれか１項に記載された不織布成形用ベルト。

８、　糸径の大なる経糸の糸径が、糸径の小なる経糸の
糸径の１．２〜２０倍である、請求項２ないし５のいず
れか１項に記載された不織布成形用ベルト。

９、　糸径の大なる経糸と糸径の小なる経糸を搬送面に
交互に配置した、請求項２ないし５まなは８のいずれか
１項に記載された不織布成形用ベルト。

１０、　ベルトを形成する織物が緯糸を１層に配置して
織成された緯糸単層織物である、請求項１ないし３また
は５ないし９のいずれか１項に記載された不織布成形用
ベルト。

１１、　ベルトを形成する織物が緯糸を上下複数層に配
置して織成された緯糸多層織物である、請求項１ないし
３または５ないし９のいずれか１項に記載された不織布
成形用ベルト。

１２、　　ｔ搬送ベルトに載置された熱融着性繊維を混
綿した繊維集合体に熱風を作用させ、熱融着性繊維を加
熱融着して不織布を成形する熱融着型不織布成形装置に
用いる請求項１ないし１１のいずれか１項に記載された
不織布成形用ベルト。

１３、　　Ｗｉ送ベルトに載置された繊維集合体に高速
水流を作用させ、繊維を交絡させて不織布を成形する交
絡型不織布成形装置に用いる請求項１ないし１１のいず
れか１項に記載された不織布成形用ベルト、」に関する
。

本発明で使用する経糸はポリエチレンテレフタレート　
モノフィラメントが最も好適であるがこのほかポリアミ
ド、ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデン、ステンレ
ス等のモノフィラメントが使用される０、ｔた緯糸はポ
リエチレンテレフタレート　モノフィラメントやステン
レスモノフィラメント等の金属線が好適である。

［作　用］ 本発明者らは従来法の２工程からなる不織布成形方法で
は何故不織布の風合等の性能が良くならないのかその原
因について研究した結果、−旦不織布を形成してしまう
とエンボスロール等を用いて凹凸付与の加工を行っても
加工効果か少ないことを解明した。それゆえ加工性を上
げるために、不織布にかかる力を大きくする必要があり
、風合は悪くなりソフトな不織布を成形することが出来
ない。

本発明は特殊なベルトを使用することにより従来の２工
程の不織布成形工程とは異なり、不織布成形と風合等の
性能の向上の処理工程を同時に行うことができ、工程を
短縮することができるだけでなく凹凸付与等の加工効果
が顕著に優れており、不織布を製造する繊維集合体にか
かる力を小さくすることができるので同一目付量のもの
でも従来品より風合の高いソフトな不織布を成形するこ
とか出来る。

本発明の特徴の１つは、搬送面が、経糸が糸径の大なる
緯糸と織り合されて形成される経糸のナックルの搬送面
側の頭頂部と、経糸が糸径の小なる緯糸と織り合されて
形成される経糸のナックルの搬送面側の頭頂部とからな
る、高低の差のある経糸のナックルが配置されて形成さ
れていることである。

このように、搬送面側が高低の差のある経糸のナックル
で形成されていると、そのベルト上に繊維集合体を載置
してその上から高速水流又は熱風をかけることによりｍ
＋維椎間絡み又は溶着されると同時に流体の移動によっ
て繊維が配向され、繊維を維持するナックルの高低に応
じた鮮明な凹凸が風合を損なうことなく付与される、効
果が奏されるのである。このとき、搬送面側の凹凸が高
低の差のある経糸のナックルで形成されていると、緯糸
のナックルで形成されている場合に比べて繊維集合体の
剥離が良好となる作用効果が奏される。

形成された不織布をベルトから剥離するとき剥離性が良
いので不織布に配設された凹凸を崩すことがないのであ
る４ ［実施例と効果］ 次ぎに本発明を実施例について具体的に説明し併せてそ
の効果を比較試験により明らかにする。

第１図は本発明のベルトを使用して不織布を製造すると
ころ示す説明図である。１は本発明のベルトである。２
はインナーロールであり、このロールにベルトが張架さ
れる。４は不織布を形成する１ａｎ集合体であり、ベル
トに載せられて不織布成形ゾーンに搬送される。３は不
織布成形ゾーンであってここで繊維集合体に高圧水流又
は熱風がかけられｍ椎間の絡み又は溶着が行われると同
時に流体の移動によって繊維が配向されて不織布が形成
される。

第２図は本発明のベルトの１部をしめず正面図である。

５と６は経糸であり、７と８は緯糸である。経糸は同じ
太さであるか緯糸は太さの異なる糸が配置されているこ
とが理解される。Ａは経糸と太い緯糸７か織り合わされ
て形成する経糸のナックルの頭頂部であり、Ｂは経糸と
細い緯糸８が織り合わされて形成する経糸のナックルの
頭頂部である。

第３図は第２図のベルトをＩ−Ｉ′線で切断した断面図
である。繊維集合体を載置し不織布成形ゾーンに搬送す
るベルトの面は経糸の形成するナックルの頭頂部ＡとＢ
で形成されＡとＢの両ナックルの頭頂部の高さが異なる
ことか理解される。

つまり、繊維集合体を不織布成ゾーンに搬送するベルト
の面は経糸の形成する高低差Ｈのナックルの頭頂部Ａと
Ｂで形成されているのである。この高低差のあるナック
ルの頭頂部により不織布の成形工程において凹凸が同時
に形成され、不織布の風合が高められ、ソフトな不織布
を成形することが出来るのである。従って従来の第２工
程は不要となる。

第４図は他の実施例であり、緯糸を上下二重に配置した
ベルトの１部をしめす正面図である。７．７′は太い緯
糸、８．８′は細い緯糸をしめす。

なお、′は下側に配置された緯糸をしめす、この実施例
においてもＡは経糸と太い緯糸７が織り合わされて形成
する経糸のナックルの頭頂部であり、Ｂは経糸と細い緯
糸８が織り合わされて形成する経糸のナックルの頭頂部
である。

第５図は第４図のベルトをｍ−ｎ′線で切断した断面図
である。この実施例においても繊維集合体を載置し不織
布成形ゾーンに搬送するベルトの面は経糸の形成するナ
ックルの頭頂部ＡとＢで形成されＡとＢの両ナックルの
頭頂部の高さが異なることが理解される。つまり、繊維
集合体を不織布成形ゾーンに搬送するベルトの面は経糸
の形成する高低差Ｈのナックルの頭頂部Ａと８で形成さ
れているのである。この高低差のあるナックルの頭頂部
により不織布の成形工程において凹凸が同時に形成され
、風合が高められ、ソフトな不織布を成形することか出
来るのである。

第６図は他の実施例であり、太い緯糸を上下二重に配置
し１本置きに細い上緯糸を配置したベルトの１部をしめ
ず断面図である。このベルトは経糸５は太い緯糸７．７
′を織り込み、経糸６は細い緯糸８、を織り込んでいる
ことがわかる。この実施例においても繊維集合体を載置
し不織布成形ゾーンに搬送するベルトの面は経糸の形成
するナックルの頭頂部ＡとＢで形成されＡとＢの両ナッ
クルの頭頂部の高さが異なることが理解される。

つまり、繊維集合体を不織布成形ゾーンに搬送するベル
トの面は経糸の形成する高低差Ｈのナックルの頭頂部Ａ
とＢで形成されているのである。この高低差のあるナッ
クルの頭頂部により不織布の成形工程において凹凸が同
時に形成され、風合が高められ、ソフトな不織布を成形
することが出来るのである。

第７図は他の実施例であり、太い緯糸と細い緯糸を１本
置きに配置した緯糸単層織物で形成したベルトの１部を
しめず断面図である。経糸５は太い緯糸７と細い緯糸８
を織り込み、経糸６も、太い緯糸７と細い緯糸８をを織
り込んでいることがわかる。この実施例においても繊維
集合体を載置し不織布成形ゾーンに搬送するベルトの面
は経糸の形成するナックルの頭頂部ＡとＢで形成されＡ
とＢの両ナックルの頭頂部の高さが異なることが理解さ
れる。つまり、繊維集合体を不織布成形ゾーンに搬送す
るベルトの面は経糸の形成する高低差Ｈのナックルの頭
頂部Ａと８で形成されているのである。この高低差のあ
るナックルの頭頂部により不織布の成形工程において凹
凸が同時に形成され、風合が高められ、ソフトな不織布
を成形することが出来るのである。

第８図は池の実施例であり、太い緯糸１本と細い緯糸２
本を交互に配置した緯糸単層織物で形成したベルトの１
部をしめず断面図である。経糸５は太い緯糸７と細い緯
糸８を織り込み、経糸６も、太い緯糸７と細い緯糸８を
を織り込んでいることがわかる。そして、経糸と太い緯
糸７が織り合わされて形成する経糸のナックルの頭頂部
Ａの間に経糸と細い緯糸８が織り合わされて形成する経
糸のナックルの頭頂部Ｂが実際には横にならんでいるの
ではなく前後の位置関係にあるが２個づつ配置されてい
る。この実施例ではＢ　、Ｉり’　Ａより多く存在して
いる。

この実施例においても繊維集合体を載置し不織布成形ゾ
ーンに搬送するベルトの面は経糸の形成するナックルの
頭頂部ＡとＢで形成されＡとＢの両ナックルの頭頂部の
高さが異なることが理解される。つまり、繊維集合体を
不織布成形ゾーンに搬送するベルトの面は経糸の形成す
る高低差Ｈのナックルの頭頂部ＡとＢで形成されている
のである。この高低差のあるナックルの頭頂部により不
織布の成形工程において凹凸が同時に形成され、風合が
高められ、ソフトな不織布を成形することが出来るので
ある。

第９図は他の実施例であり、太い経糸と細い経糸を交互
に配置した緯糸単層織物で形成したベルトの１部をしめ
ず断面図である。太い経糸がす・ンクルの頭頂部Ａを形
成し、細い経糸がナックルの頭頂部Ｂを形成している。

この実施例においても繊維集合体を載置し不織布成形ゾ
ーンに搬送するベルトの面は経糸の形成するナックルの
頭頂部ＡとＢで形成されＡとＢの両ナックルの頭頂部の
高さが異なることが理解される。つまり、ｍ離業合体を
不織布成形ゾーンに搬送するベルトの面は経糸の形成す
る高低差Ｈのナックルの頭頂部ＡとＢで形成されている
のである。この高低差のあるナックルの頭頂部により不
織布の成形工程において凹凸が同時に形成され、風合が
高められ、ソフトな不織布を成形することが出来るので
ある。

第１０図は他の実施例であり、太い経糸と細い経糸を交
互に配置するとともに、太い緯糸と細い緯糸を交互に配
置した緯糸単層織物で形成したベルトの１部をしめず断
面図である。太い緯糸７を織り込む太い経糸６がナック
ルの頭頂部Ａを形成し、細い緯糸８を織り込む細い経糸
５がナックルの頭頂部Ｂを形成している。

第１１図は第１０図織り物を緯糸に沿って切断した断面
図である。この図面から太い経糸６は太い緯糸７を織り
込み、細い経糸５は細い緯糸８を織り込んでいることが
理解される。

この実施例においても繊維集合体を載置し不織布成形ゾ
ーンに！搬送するベルトの面は経糸の形成するナックル
の頭頂部ＡとＢで形成されＡとＢの両ナックルの頭頂部
の高さが異なることが理解される。つまり、繊維集合体
を不織布成形ゾーンに搬送するベルトの面は経糸の形成
する高低差Ｈのナックルの頭頂部ＡとＢで形成されてい
るのである。この高低差のあるナックルの頭頂部により
不織布の成形工程において凹凸が同時に形成され、風合
か高められ、ソフトな不織布を成形することが出来るの
である。

第１２図は従来の不織布成形用ベルトの１部をしめず断
面図である。同じ太さの経糸５が同じ太さの緯糸７を織
り込んで同じ高さのナックルの頭頂部Ａが形成されてい
る。従来の不織布成形用ベルトの繊維集合体を載置し不
織布成形ゾーンに搬送するベルトの面は同じ高さのナッ
クルの頭頂部Ａで形成されており、不織布成形工程では
有効な凹凸を同時に形成することが出来なかったことが
理解される。したがって表面が凹凸なロールで加圧成形
する第２工程を必須としていた。

次に、本発明の効果を具体的に説明するために比較試験
を示す。

比較試験 使用しなｍ雑業合体 １．５デニールのＰＥＴ繊維と１．５デニールのＰＥＴ
／ＰＥ複合繊維を５０：５０で混綿した１９ｔ／ｒｒ？
の繊維集合体である。

なお、ＰＥＴ／ＰＥ複合繊維とはＰＥＴの芯線とＰＥの
鞘とからなる繊維である。

本発明のベルトを使用した例 直径１．０止のＰＥＴモノフィラメントを経糸とし、緯
糸として直径１．２５＋＋＋＋ｎのＰＥＴモノフィラメ
ントと直径０．６ｆｆＩｎのステンレスモノフィラメン
トを交互に配置して平織り＜１／１）組織で織成した隣
り合うナックルの高低差力（１，０５ｍａｎである第２
図の本発明のベルトに前記の繊維集合体を載置し、繊維
集合体の上方から１３０℃〜１４０℃の熱風を５秒間あ
てて溶着成形し不織布Ａを得た。

比較例 直径０．４０−のＰＥＴモノフィラメントを経糸とし、
同じ線径のＰＥＴモノフィラメントを緯糸として平織り
（１／１）組織で繊成した第１２図のベルトに前記の繊
維集合体を載置し、繊維集合体の上方から１３０℃〜１
４０　’Ｃの熱風を５秒間あてて溶着成形し、次いで該
ベルトから剥離した後、高低差　１柵、ピッチ　５市の
エンボスロールで加圧成形して不織布Ｂを得た。

次に、得られた不織布ＡとＢの性能の比較を表１に示す 表　　１ ［注］ ＊：ＩＮＤＡ　　スタンダード・テストＮｏ１２０．０
−７０による。

＊＊：ＪＩＳ　　Ｌ１０９６．６．１９゜ルオメータ法
による。

５ハンド 以上説明したように本発明は工程が短縮できるたけでな
く、得られた不織布の機械強度が優れていると共に厚さ
とソフトネスが非常に漬れていることが理解される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のベルトを使用して不織布を製造すると
ころ示す説明図である。 第２図は本発明の実施例であるベルトの１部をしめず正
面図である。 第３図は第２図のベルトの経糸に沿った断面図である。 第４図は本発明の他の実施例であるベルトの１部をしめ
ず正面図である。 第５図は第４図のベルトの経糸に沿った断面図である。 第６図乃至第１０図は本発明の他の実施例であるベルト
の１部をしめす経糸に沿った断面図である。 第１１図は第１０図のベルトの緯糸に沿った断面図であ
る。 第１２図は従来のベルトの経糸に治った断面図である。 １・・・本発明のベルト ２・・・インナーロール ３・・・不織布形成ゾーン ４・・・繊維集合体 ５・・・経糸 ６・・・経糸 ７・・・太い緯糸 ７′・・・太い下層緯糸 ８・・・細い緯糸 ８′・・・細い下層緯糸 Ａ・・・経糸の高いナックル頭頂部 Ｂ・・・経糸の低いナックル頭頂部 Ｈ・・・ＡとＢの高さの差

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、繊維集合体を搬送しつつ成形して不織布を形成する
   成形装置の、少なくとも搬送面に経糸と２種類以上の糸
   径の異なる緯糸を配して織成した織物で構成したベルト
   において、 搬送面が、経糸が糸径の大なる緯糸と織り合されて形成
   される経糸のナックルの搬送面側の頭頂部と、経糸が糸
   径の小なる緯糸と織り合されて形成される経糸のナック
   ルの搬送面側の頭頂部とからなる、高低の差のある経糸
   のナックルが配置されて形成されていることを特徴とす
   る不織布成形用ベルト。 ２、繊維集合体を搬送しつつ成形して不織布を形成する
   成形装置の少なくとも搬送面に緯糸と２種類以上の糸径
   の異なる経糸を配して織成した織物で構成したベルトに
   おいて、 搬送面が、緯糸が糸径の大なる経糸と織り合されて形成
   される経糸のナックルの搬送面側の頭頂部と、緯糸が糸
   径の小なる経糸と織り合されて形成される経糸のナック
   ルの搬送面側の頭頂部とからなる、高低の差のある経糸
   のナックルが配置されて形成されていることを特徴とす
   る不織布成形用ベルト。 ３、繊維集合体を搬送しつつ成形して不織布を形成する
   成形装置の少なくとも搬送面に２種類以上の糸径の異な
   る経糸と緯糸を配して織成した織物で構成したベルトに
   おいて、 搬送面が、糸径の大なる経糸と糸径の大なる緯糸が織り
   合されて形成される経糸のナックルの搬送面側の頭頂部
   と、糸径の小なる経糸と糸径の小なる緯糸が織り合され
   て形成される経糸のナックルの搬送面側の頭頂部とから
   なる、高低の差のある経糸のナックルが配置されて形成
   されていることを特徴とする不織布成形用ベルト。 ４、ベルトを形成する織物が上経糸と２種類以上の糸径
   の異なる上緯糸または上緯糸と２種類以上の糸径の異な
   る上経糸あるいは２種類以上の糸径の異なる上緯糸と２
   種類以上の糸径の異なる上経糸により織成された、経糸
   が糸径の大なる緯糸と織り合されて形成される経糸のナ
   ックルの搬送面側の頭頂部と、経糸が糸径の小なる緯糸
   と織り合されて形成される経糸のナックルの搬送面側の
   頭頂部とからなる、高低の差のある経糸のナックルが配
   置されて搬送面が形成されている搬送面織物と、下緯糸
   と下経糸により織成された走行面織物とこの両者を接結
   する接結糸で形成した複数層織物からなる、不織布成形
   用ベルト。 ５、搬送面が、０．２ｍｍ以上の高低の差のある経糸の
   ナックルが配置されて形成されている、請求項１ないし
   ４のいずれか１項に記載された不織布成形用ベルト。 ６、糸径の大なる緯糸の糸径が、糸径の小なる緯糸の糸
   径の１．２〜２０倍である、請求項１または３ないし５
   のいずれか１項に記載された不織布成形用ベルト。 ７、糸径の大なる緯糸と糸径の小なる緯糸を搬送面に交
   互に配置した、請求項１または３ないし６のいずれか１
   項に記載された不織布成形用ベルト。 ８、糸径の大なる経糸の糸径が、糸径の小なる経糸の糸
   径の１．２〜２０倍である、請求項２ないし５のいずれ
   か１項に記載された不織布成形用ベルト。 ９、糸径の大なる経糸と糸径の小なる経糸を搬送面に交
   互に配置した、請求項２ないし５または８のいずれか１
   項に記載された不織布成形用ベルト。 １０、ベルトを形成する織物が緯糸を１層に配置して織
   成された緯糸単層織物である、請求項１ないし３または
   ５ないし９のいずれか１項に記載された不織布成形用ベ
   ルト。 １１、ベルトを形成する織物が緯糸を上下複数層に配置
   して織成された緯糸多層織物である、請求項１ないし３
   または５ないし９のいずれか１項に記載された不織布成
   形用ベルト。 １２、搬送ベルトに載置された熱融着性繊維を混綿した
   繊維集合体に熱風を作用させ、熱融着性繊維を加熱融着
   して不織布を成形する熱融着型不織布成形装置に用いる
   請求項１ないし１１のいずれか１項に記載された不織布
   成形用ベルト。 １３、搬送ベルトに載置された繊維集合体に高速水流を
   作用させ、繊維を交絡させて不織布を成形する交絡型不
   織布成形装置に用いる請求項１ないし１１のいずれか１
   項に記載された不織布成形用ベルト。