JPH03227808A - 不織布成形用ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業の利用分野］ 本発明は不織布を成形するのに使用するベルトに関する
。

［従来技術の問題点〕 従来は不織布を製造するなめに繊維集合体を平織のメツ
シュベルトで搬送しながら高圧水流や熱風によって繊維
間を絡ませまたは溶着させて不織布を形成し、さらに風
合を高めな模様付けするために表面が凹凸なロールで加
圧成形する２工程を必要としていた。

しかも従来法によると第２工程の加圧成形を行ってもす
でに不織布が形成されているので不織布の風合が良好に
ならない欠点があった。

［発明か解決する課題］ 本発明は上記の２工程の不織布成形工程を同時に行い工
程を短縮するとともに風合の高いソフトな不織布を成形
する特殊なベルトを提供するものである。

「課題を解決する手段］ 本発明は、 「　１．　繊維集合体を搬送しつつ成形して不織布を形
成する成形装置の、少なくとも１つの突出部を有する螺
旋状体を各螺旋状体の螺旋間隙に池の螺旋状体の螺旋頂
部を挿入し、螺旋頂部に連接棒を挿入して連綴し構成し
た搬送ベルトにおいて。

搬送面が、螺旋状体の突出部の頭頂部と該頭頂部間の底
部により形成される、高低の差のある凹凸面で形成され
ていることを特徴とする不織布成形用ベルト。

２、　ベルトを構成する少なくとも１つの突出部を有す
る螺旋状体が、断面３角形状の螺旋で形成された螺旋状
体である請求項１に記載された不織布成形用ベルト。

３、　ベルトが断面３角形状の螺旋で形成された螺旋状
体と、断面楕円形状の突出部を有さない螺旋で形成され
た螺旋状体とを交互に配置し各螺旋状体の螺旋間隙に他
の螺旋状体の螺旋頂部を挿入し、螺旋頂部に連接棒を挿
入して連綴し構成した請求項１または２に記載された不
織布成形用ベルト。

４、　ベルトが断面３角形状の螺旋で形成された螺旋状
体と、断面矩形状の突出部を有さない螺旋で形成された
螺旋状体とを交互に配置し各螺旋状体の螺旋間隙に他の
螺旋状体の螺旋頂部を挿入し、螺旋頂部に連接棒を挿入
して連綴し構成した請求項１または２に記載された不織
布成形用ベルト。

５、　繊維集合体を搬送しつつ成形して不織布を形成す
る成形装置の、少なくとも１つの突出部を有する螺旋状
体を互いに他の螺旋状体の螺旋に旋回させつつ挿入し連
綴して構成した搬送ベルトにおいて、 搬送面が、螺旋状体の突出部の頭頂部と該頭頂部間の底
部により形成される、高低の差のある凹凸面で形成され
ていることを特徴とする不織布成形用ベルト。

６、　ベルトを構成する少なくとも１つの突出部を有す
る螺旋状体が、断面３角形状の螺旋で形成された螺旋状
体である請求項５に記載された不織布成形用ベルト。

７、　ベルトが断面３角形状の螺旋で形成された螺旋状
体と、断面楕円形状の突出部を有さない螺旋で形成され
た螺旋状体とを交互に配置し互いに他の螺旋状体の螺旋
に旋回させつつ挿入して連綴し構成した請求項５または
６に記載された不縁布成形用ベルト。

８、　ベルトか断面３角形状の螺旋で形成された螺旋状
体と、断面矩形状の突出部を有さない螺旋で形成された
螺旋状体とを交互に配置し互いに他の螺旋状体の螺旋に
旋回させつつ挿入して連綴し構成した請求項５または６
に記載された不織布成形用ベルト。

９、　搬送ベルトに載置された熱融着性繊維を混綿した
繊維集合体を搬送しつつ繊維集合体に熱風を作用させ、
熱融着性繊維を加熱融着して不織布の成形する熱融着型
不織布成形装置に用いる請求項１ないし８のいずれか１
項に記載された不織布成形用ベルト。

１０、　搬送ベルトに載置された繊維集合体を搬送しつ
つ繊維集合体に高速の水流を作用させ、繊維を交絡させ
て不織布を成形する交絡型不縁布成形装置に用いる請求
項１ないし８のいずれか１項に記載された不織布成形用
ベルト、」に間する。

本発明で使用する螺旋状体はポリエチレンテレフタレー
ト　モノフィラメントで形成したものが最も好適である
がこのほかポリアミド、ポリプロピレン、ポリフッ化ビ
ニリデンステンレス等のモノフィラメントで形成したも
のやステンレスモノフィラメントやブロンズモノフィラ
メント、燐青銅等の金属線も使用される。また連接棒と
してはステンレスやブロンズ、燐青銅等の金属棒やポリ
エチレンテレフタレート等の合成樹脂棒が好適である。

螺旋状体としては、少なくとも１つの突出部を有する螺
旋状体の螺旋間隙に他の螺旋状体の螺旋頂部を挿入し、
螺旋頂部に連接棒を挿入して連綴しベルトを構成するこ
とかできるが、このほか連接棒を使用せずに螺旋状体を
互いに他の螺旋状体の螺旋に旋回させつつ挿入し連綴し
てベルトを構成することも出来る。いずれの場合も、螺
旋状体としては、少なくとも１つの突出部を有する事が
必要である。

［作　用］ 本発明者らは従来法の２工程からなる不織布成形方法で
は何故不織布の風合等の性能が良くならないのかその原
因について研究した結果、−ユニ織布を形成してしまう
とエンボスロール等を用いて凹凸付与の加工を行っても
加工効果が少ないことを解明しな、それゆえ加工性を向
上するために、不織布にかかる力を大きくする必要があ
り、風合は悪くなりソフトな不織布を成形することが出
来ない。

本発明は特殊なベルトを使用することにより従来の２工
程の不織布成形工程とは異なり、不織布成形と風合等の
性能の向上の処理工程を同時に行うことができ、工程を
短縮することができるだけでなく凹凸付与等の加工効果
が顕著に優れており、不織布を製造する繊維集合体にか
かる力を小さくすることができるので同一目付量のもの
でも従来品より風合の高いソフトな不織布を成形するこ
とが出来る。

本発明の特徴の１つは、搬送面が、各螺旋状体の突出部
により形成される頭頂部と、各螺旋状体の頭頂部間の底
部とからなる、高低の差のある凸部と凹部が形成されて
いることである。

このように、搬送面側が高低の差のある凸部と凹部で形
成されていると、そのベルト上に繊維集合体を載置して
その上から高圧水流又は熱風をかけることによｒ）繊維
間の絡み又は溶着されると同時に流体の移動によって繊
維か配向され、繊維を維持する凸部と凹部の高低に応じ
た鮮明な凹凸が風合を損なうことなく付与される、効果
が奏されるのである。

［実施例と効果］ 次ぎに本発明を実施例について具体的に説明し併せてそ
の効果を比較試験により明らかにする。

第１図は本発明のベルトを使用して不織布を本造すると
ころ示す説明図である。１は本発明のベルトである。２
はインナーロールであり、この［−ルにベルトが張架さ
れる。４は不織布を形成する繊維集合体であり、ベルト
に載せられて不織袷成形ゾーンに搬送される。３は不織
布成形ゾーンであってここで繊維集合体に高圧水流又は
熱風力゛かけられ繊維間の絡み又は溶着か行われると同
量に流体の移動によって繊維が配向されて不織布力゛形
成される。

第２図は本発明のベルトの１部をしめす正面図である。

５は突出部を有さない断面楕円形状の螺旋状体であり、
６は断面三角形状の突出部を有する螺旋状体である。各
螺旋状体の螺旋間隙に他Ｃ螺旋状体の螺旋頂部を挿入し
、螺旋頂部に連接棒７を挿入して連綴してベルトが構成
されている。

第３図は、第２図のベルトをＩ−Ｉ′線で切断した断面
図で、断面三角形状の突出部を有する螺旋状体６と突出
部を有さない断面楕円形状または断面矩形状の螺旋状体
５とが互いに螺旋間隙に螺旋頂部を挿入しているところ
が示されている。そして螺旋頂部に連接棒７が挿入され
て連綴していることが理解される。勿論５を使用せず６
のみで構成してもよい。

第２図と第３図に示される実施例の５は突出部を有さな
い断面楕円形状の螺旋状体であるが、断面矩形状の突出
部を有さない螺旋状体も同様に使用される。また、この
実施例では６は断面三角形状の突出部を有する螺旋状体
であるが断面楕円形状の突出部を有する螺旋状体も同様
に使用される。

そのほか両者を併用してもよい４ また、突出部を有する螺旋状体と突出部を有さない螺旋
状体とは交互でなく、適宜の本数で配置することができ
る。

第３図から理解される様に本発明のベルトの搬送面は螺
旋状体の突出した頭頂部と突出部を有さない螺旋状体の
面により形成される、高低差Ｈの凹凸面で形成されてい
る。

第４図は他の実施例であり、突出部を有さないｖ！Ａ旋
状体を使用せず、断面三角形状の突出部を有する螺旋状
体６のみを使用したベルトである。

この実施例においては本発明のベルトの搬送面は螺旋状
体の突出した頭頂部と該頭頂部間の底部により形成され
る、高低差Ｈの凹凸面で形成されている。

第５図は連接棒を使用しないベルトであり、螺旋状体は
隣りの螺旋状体の螺旋に旋回させつつ挿入し連綴して梢
成しされている。

この実施例では６は断面三角形状の突出部を有する螺旋
状体であるが断面楕円形状の突出部を有する螺旋状体も
同様に使用される。そのほか両者を併用してもよい。

また、突出部を有する螺旋状体と突出部を有さない螺旋
状体とは交互でなく、適宜の本数で配置することができ
る。

この実施例のベルトは螺旋状体自体により連結構成され
ているので連接棒は不要である。この実施例においては
本発明のベルトの搬送面は螺旋状体の突出した頭頂部と
該頭頂部間の底部である突出部を有さない断面楕円形状
の螺旋状＃％５との高低差Ｈの凹凸面で形成されている
。

第６図は他の実施例であって第５図と同様に連接棒を使
用しないベルトであり螺旋状体は隣りの螺旋状体の螺旋
に旋回させつつ挿入し連綴して構成しされている。この
実施例では断面三角形状の突出部を有する螺旋状体６の
みが配置されているか、断面楕円形状の突出部を有する
螺旋状体も同様に使用される。そのほか両者を併用して
もよい。

これらの本発明の実施例においては繊維集合体を不織布
成形ゾーンに搬送するベルトの面は螺旋状体の突出した
頭頂部と該頭頂部間の底部により高低差Ｈの凹凸面でで
形成されているので、不織布の成形工程において凹凸が
同時に形成され、風合が高められ、ソフトな不織布を成
形することが出来るのである。

第７図は従来の不織布成形用ベルトの１部をしめす断面
図である。同じ太さの経糸７が同じ太さの緯糸８を織り
込んで同じ高さのナックルの頭頂部Ａが形成されている
。従来の不織布成形用ベルトの繊維集合体を載置し不織
布成形ゾーンに搬送するベルｌ〜の面は同じ高さのナッ
クルの頭頂部Ａで形成されており、不織布成形工程では
有効な凹凸を同時に形成することが出来なかったことが
理解される。したかって表面が凹凸なロールで加圧成形
する第２工程を必須としていた。

次に、本発明の効果を具体的に説明するために比較試験
を示す。

比較試験 使用した繊維集合体 １．５デニールのＰＥＴ繊維と１．５デニールのＰＥＴ
／ＰＥ複合繊維を５０　＋　５０で混綿した１　９　ｚ
　／　ｒｒｆ’の繊維集合体である。

なお、ＰＥＴ／ＰＥＩ台繊維とはＰＥＴの芯線とＰＥの
鞘とからなる繊維である。

本発明のベルトを使用した例 １１　ｉｌｏ、８Ｏｒａｍのステンレスモノフィラメン
トを断面楕円形に形成した螺旋状体と、直径０１８０　
＋ｎ＋のステンレスモノフィラメントを断面三角形に形
成した螺旋状体とを交互に各螺旋状体の螺旋間隙に池の
螺旋状体の螺旋頂部を挿入して配置し直径１．２＋＋ｕ
ｎのステンレスモノフィラメントで連綴した第２図の本
発明のベルトに前記の繊維集合体を載置し、繊維集合体
の上方から１３０’Ｃ〜１４０℃の熱風を５秒間あてて
溶着成形し不織布Ａを得た。

比較例 直径０，４０ｎｍのＰＥＴモノフィラメントを経糸とし
、同じ線径のＰＥＴモノフィラメントを緯糸として平織
り（１／１）組織で織成した第７図のベルトに前記の繊
維集合体を載置し、繊維集合体の上方から１３０℃〜１
４０℃の熱風を５秒間あてて溶着成形し、次いで該ベル
トから剥離した後、高低差　１關、ピッチ　５關のエン
ボスロールで加圧成形して不織布Ｂを得た。

次に、得られた不織布ＡとＢの性能の比較を表１に示す
。

表 ［注１ ＊：ＩＮＤＡスタンダード・テスト Ｎｏ１２０．０−７０による。

＊＊：ＪＩＳ　　Ｌ１０９６．６．１９．５ハンドルオ
メータ法による。

以上説明したように本発明は工程が短縮できるだけでな
く、得られた不織布の機械強度が優れていると共に厚さ
とソフトネスが非常に優れていることが理解される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のベルトを使用して不織布を製造すると
ころ示す説明図である。 第２図は本発明の実施例であるベルトの１部をしめず正
面図である。 第３図は第２図のベルトをＩ−Ｉ′線に沿って切断した
断面図である。 第４図は本発明の他の実施例であるベルトの１部をしめ
ず断面図である。 第５図は連接棒を使用しない実施例であるベルトの１部
を示す断面図である。 第６図は連接棒を使用しない他の実ＤＩＥ例であるベル
トの１部を示す断面図である。 第７図は従来のベルトの経糸に沿った断面図である。 ｌ・・・本発明のベルト ２・・・インナーロール ３・・・不織布形成ゾーン ４・・・繊維集合体 ５・・・断面楕円形状の突出部を有さない螺旋状体６・
・・断面三形状の突出部を有する螺旋状体７・・・連接
棒 ８・・・経糸 ９・・・緯糸 Ｈ・・・螺旋状体頂部の高さの差 第１図 第２図 →１′ 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、繊維集合体を搬送しつつ成形して不織布を形成する
   成形装置の、少なくとも１つの突出部を有する螺旋状体
   を各螺旋状体の螺旋間隙に他の螺旋状体の螺旋頂部を挿
   入し、螺旋頂部に連接棒を挿入して連綴し構成した搬送
   ベルトにおいて、搬送面が、螺旋状体の突出部の頭頂部
   と該頭頂部間の底部により形成される、高低の差のある
   凹凸面で形成されていることを特徴とする不織布成形用
   ベルト。 ２、ベルトを構成する少なくとも１つの突出部を有する
   螺旋状体が、断面３角形状の螺旋で形成された螺旋状体
   である請求項１に記載された不織布成形用ベルト。 ３、ベルトが断面３角形状の螺旋で形成された螺旋状体
   と、断面楕円形状の突出部を有さない螺旋で形成された
   螺旋状体とを交互に配置し各螺旋状体の螺旋間隙に他の
   螺旋状体の螺旋頂部を挿入し、螺旋頂部に連接棒を挿入
   して連綴し構成した請求項１または２に記載された不織
   布成形用ベルト。 ４、ベルトが断面３角形状の螺旋で形成された螺旋状体
   と、断面矩形状の突出部を有さない螺旋で形成された螺
   旋状体とを交互に配置し各螺旋状体の螺旋間隙に他の螺
   旋状体の螺旋頂部を挿入し、螺旋頂部に連接棒を挿入し
   て連綴し構成した請求項１または２に記載された不織布
   成形用ベルト。 ５、繊維集合体を搬送しつつ成形して不織布を形成する
   成形装置の、少なくとも１つの突出部を有する螺旋状体
   を互いに他の螺旋状体の螺旋に旋回させつつ挿入し連綴
   して構成した搬送ベルトにおいて、 搬送面が、螺旋状体の突出部の頭頂部と該頭頂部間の底
   部により形成される、高低の差のある凹凸面で形成され
   ていることを特徴とする不織布成形用ベルト。 ６、ベルトを構成する少なくとも１つの突出部を有する
   螺旋状体が、断面３角形状の螺旋で形成された螺旋状体
   である請求項５に記載された不織布成形用ベルト。 ７、ベルトが断面３角形状の螺旋で形成された螺旋状体
   と、断面楕円形状の突出部を有さない螺旋で形成された
   螺旋状体とを交互に配置し互いに他の螺旋状体の螺旋に
   旋回させつつ挿入して連綴し構成した請求項５または６
   に記載された不織布成形用ベルト。 ８、ベルトが断面３角形状の螺旋で形成された螺旋状体
   と、断面矩形状の突出部を有さない螺旋で形成された螺
   旋状体とを交互に配置し互いに他の螺旋状体の螺旋に旋
   回させつつ挿入して連綴し構成した請求項５または６に
   記載された不織布成形用ベルト。 ９、搬送ベルトに載置された熱融着性繊維を混綿した繊
   維集合体を搬送しつつ繊維集合体に熱風を作用させ、熱
   融着性繊維を加熱融着して不織布の成形する熱融着型不
   織布成形装置に用いる請求項１ないし８のいずれか１項
   に記載された不織布成形用ベルト。 １０、搬送ベルトに載置された繊維集合体を搬送しつつ
   繊維集合体に高速の水流を作用させ、繊維を交絡させて
   不織布を成形する交絡型不織布成形装置に用いる請求項
   １ないし８のいずれか１項に記載された不織布成形用ベ
   ルト。