JPH0322754Y2 - - Google Patents

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JPH0322754Y2
JPH0322754Y2 JP1984122073U JP12207384U JPH0322754Y2 JP H0322754 Y2 JPH0322754 Y2 JP H0322754Y2 JP 1984122073 U JP1984122073 U JP 1984122073U JP 12207384 U JP12207384 U JP 12207384U JP H0322754 Y2 JPH0322754 Y2 JP H0322754Y2
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JP
Japan
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piston
push rod
valve
opening
cam
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JP1984122073U
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JPS6136848U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 この考案は、複写用紙搬送路の一部を含む面で
上下に分割され一端を支点として開閉可能な構造
にした複写装置の開閉機構に関する。
〈従来技術とその欠点〉 従来小型形状の複写機では、本体を上下方向に
開閉可能にしたものが多数商品化されている。こ
れは、複写用紙搬送路の一部を含む面で本体を上
下に分割するとともに一端にヒンジを備え、この
ヒンジを支点として上方部材を開閉するようにし
たものである。これにより複写機本体内部装置の
メインテナンス或いは複写用紙搬送路における用
紙のジヤム処理等に際して、これらの作業を簡便
にすることを目的としている。また両端部をそれ
ぞれ上方部材と下方部材とに固定した伸縮自在な
バランサを備え、このバランサの弾性力により開
放方向の力を作用させて開放時の操作に要する力
を軽減している。さらに開放状態で前記作業中の
危険防止を目的として開放位置を固定するロツク
機構が配設されている。これらによりオペレータ
は、メインテナンスやジヤム処理等の作業におい
て、上方部材を前記バランサで規定された最大開
放位置まで開放し、前記ロツク機構を操作してこ
れらを有効にし、オペレータが作業を安全に遂行
できるようにしている。
ところが、このロツク機構の配設には大きなス
ペースを必要とし、複写機内においてこのロツク
機構をバランサと別体に設けることとすると、そ
の配設位置を確保するための複写機本体が大型化
してしまう。そこで、伸縮動作を規制するロツク
機構を有するバランサを用いることが考えられ
る。このバランサとしては、例えば特開昭46−
7403号公報に開示されているように、シリンダ内
を摺動するピストンにおいて上室と下室との間を
開閉するバルブを、他端においてシリンダの外部
に露出するプツシユロツドの一端に固定し、この
プツシユロツドの変位によつてバルブを開閉する
ようにしたガススプリングを用いることができ
る。このようなガススプリングにおいては、プツ
シユロツドを変位させてバルブを閉成すると、ピ
ストンの上室と下室との間においてガスの流動が
規制され、シリンダ内におけるピストンの摺動が
規制される。このようにしてピストンの摺動を規
制することにより複写機本体を構成する上方部材
と下方部材との開放状態を固定することができ
る。
しかしながら、従来のガススプリングではバル
ブを開閉する際のプツシユロツドの変移に係る操
作性を考慮したものがなく、通常の状態ではプツ
シユロツドはバルブを閉成する位置に停止するよ
うにされていた。このため上述のガススプリング
を複写機の開閉機構にそのまま用いた場合には、
複写機本体を開閉する際には、その開放時および
閉鎖時の何れにおいてもバルブを開成する位置に
プツシユロツドを変移させておかなければなら
ず、複写機の開閉動作を一人で行う場合には、プ
ツシユロツドの変位操作に片方の手が塞がれてし
まい、本体の開閉動作を一方の手のみによつて行
わなければならず、その作業性が劣悪になる問題
があつた。
〈考案の目的〉 この考案の目的は、回転によりプツシユロツド
を変位させるカムと、複写機本体の最大開放時以
外の状態においてプツシユロツドをバルブ開放位
置に固定する固定カムとを備えることにより、複
写機の閉成動作の開始時以外においてプツシユロ
ツドの変位操作を不要にし、開閉作業を容易化す
ることができる複写機の開閉機構を提供すること
にある。
〈考案の構成および効果〉 この考案は、複写機用搬送路の一部を含む面で
本体を分割するとともに一端で開閉自在に支持
し、上方部材と下方部材とに開閉方向の力を作用
させ且つ最大の開放角度を規定する伸縮自在なバ
ランサを備え、このバランサとしてピストンロツ
ドの一端に固定されたピストンをチユーブシリン
ダ内部に摺動自在にし、このシリンダ内部のピス
トンの上下にガスを封入し、さらに前記ピストン
の上室と下室との間を開閉するバルブを他方がシ
リンダ外部に露出するとともに前記ピストンロツ
ド内を摺動するプツシユロツドの一端に備え、こ
のプツシユロツドの変位によりバルブを開閉して
ピストンの摺動を許可または規制するガススプリ
ングを用いた複写機において、 前記プツシユロツドの他端に当接し、回転によ
りプツシユロツドを変位させるカムと、前記最大
の開放角度で開放している状態以外においてバル
ブ開放位置にプツシユロツドを固定する固定カム
と、を設けたことを特徴とする。
上述の構成によりこの考案においては、複写機
本体を構成する上方部材と下方部材とが最大の開
放角度で開放している状態ではピストンに設けら
れたバルブは上室と下室とを閉成しており、ピス
トンはシリンダ内を摺動することができず、複写
機本体の閉鎖動作が規制されている。この状態か
ら複写機本体を閉鎖する場合には、カムを回転さ
せてバルブ開放位置までプツシユロツドを変位さ
せる。これによつて上室と下室との間が開放さ
れ、ピストンはシリンダ内を自由に摺動できるよ
うになり、複写機の閉成動作が可能になる。この
閉成動作において開放角度が少しでも小さくなる
と、固定カムによつてプツシユロツドがバルブ開
放位置に固定されるため、カムの回転操作を止め
ても引き続き複写機の閉成処理を実行できる。一
方、上方部材と下方部材とが閉鎖されている状態
では、プツシユロツドはバルブ開放位置に固定さ
れており、回転カムを操作することなく開放動作
を実行できる。このように、上方部材と下方部材
とが最大の開放角度で開放している状態以外では
プツシユロツドの変位に係る回転カムの操作が不
要で、複写機の開閉作業を極めて容易に行うこと
ができる。
〈実施例〉 第1図は、この考案の実施例である複写機の開
閉機構の概略構造を示す図である。
ピストン2は、N2ガスを封入した円筒形チユ
ーブシリンダ1の内部を摺動自在にされており、
下端部をピストンロツド4の上端部に固定されて
いる。前記チユーブシリンダ1の上端部は取付金
具9aを介して複写機本体の上方部材10の図示
しないボスに取付られており、またピストンロツ
ド4の下端部は取付金具9bを介して同じく図示
しない複写機本体の下方部材に回動自在に取り付
けられている。ピストン2の中心部分には孔部2
aが開設されており、この孔部2aにバルブ3お
よび3′が摺動自在にされている。このバルブ3
の下端部は、ピストンロツド4の内部に挿入され
たプツシユロツド6の上端部に固定され、バルブ
3′はバルブ3と間隙を設けてプシユロツド6に
貫通されている。さらにピストン2にはこの下方
に形成された下室1bと前記孔部2aとを貫通す
るオリフイス孔5が開設されている。プツシユロ
ツド下端部6aは、ピン8により回動自在に支持
されたカムレバー7と当接している。このカムレ
バー7を回動させることによりプツシユロツド下
端6aを上方へ押圧でき、バルブ3を移動させる
ことが可能である。この状態で上室1aおよび下
室1bのガス圧力は一定になり、N2ガスに接す
るピストン両面の面積比により僅かに矢印方向の
力が作用している。またN2ガスの流動はオリフ
イスの孔5を通して行われるため流動速度が比較
的遅く、複写機の上方部材の開閉速度を低速に規
制している。
第2図AおよびBは、この考案の実施例である
複写機の開閉機構の動作を示す図である。
第2図Aは、複写機の上方部材が最大開放位置
にあり、この位置を固定させた状態を示すもので
ある。図示するようにピストン2のオリフイス孔
5はバルブ3により閉鎖されており、シリンダ内
に封入されたN2ガスは上室1aと下室1bとの
間を移動できない。このため上方部材の自重或い
は外力によつて矢印A方向の力が作用しても開閉
機構は不動で、作業中に上方部材が閉まることを
防止できる。
作業終了後複写機を閉じる際は第2図Bに示す
ように、下方のカムレバー7を矢印B方向に回動
させてプツシユロツド下端部6aを上方へ押圧す
る。これによりバルブ3が上方へ移動しオリフイ
ス孔5が開口されてN2ガスが上室1aと下室1
bとの間を流動可能になる。このとき上方部材を
閉じる方向に力を作用させると上室1a内のN2
ガスが下室1b内へ流入し、ピストン2がシリン
ダ内を矢印C方向へ移動する。これにより前述の
ピストン上面と下面の面積差により生じる開放方
向の力に抗して上方部材を押圧することにより閉
鎖状態にすることができる。
第3図は、この考案の開閉機構の要部の構成を
詳細に示す図である。
カムレバー7の同心位置に固定カム11を複写
機に対して不動状態にするとともにカムレバー7
と固定カム11の両方がプツシユロツド下端部6
aと当接可能な状態にして配設されている。この
固定カム11は、上方部材が最大開放位置にある
際の図中二点鎖線4′で示すピストンロツドの位
置ではプツシユロツド下端部6a′を押圧せず、そ
れ以外の状態で押圧するような形状にされてい
る。これによりピストンロツドが4′の状態すな
わち上方部材が最大開放位置にある場合にはガス
スプリングはロツク状態であり、カムレバー7を
矢印B方向へ回動させることによりロツクを解除
する。この後上方部材を閉じてゆくとピストンロ
ツドは矢印I方向へ移動し固定カム11の上段の
部分に位置する。ピストンロツド中に挿入されて
いるプツシユロツドも同様に移動しその下端部6
aは固定カム11により押上される。この状態で
カムレバー7から手を離すと図示しないバネの弾
性力により矢印B′方向に回動し、図示する位置
に復帰する。しかしながら前記の如くプツシユロ
ツド下端部6aは固定カム11により押圧され続
けており、ガススプリングはロツク解除の状態に
されたままである。このため上方部材を押圧する
ことにより閉鎖位置まで移動させることができ
る。上方部材が閉鎖位置にある場合ピストンロツ
ドは図中実線で示す4の位置にあり、プツシユロ
ツド下端部6aは固定カム11に押圧され続けて
いる。再び上方部材を解放する際には、その開放
角度に応じてピストンロツドは矢印H方向に移動
していき、最大開放位置でプツシユロツド下端部
の押圧状態が解除される。これによりガススプリ
ングはロツクされ、再びカムレバー7が操作さる
まで上方部材の位置を最大開放位置に固定してい
る。
上述の如くプツシユロツド下端部を最大開放時
以外の場合に押圧するカムを併設することによ
り、最大開放状態から上方部材を閉鎖する際以外
においてカムレバーを操作する必要がなくなる。
なおシリンダ内に封入するN2ガスにオイルを
含有させることによりガススプリングのバネ常数
を大きくして下室1bからの作用力を大きくし、
上方部材解放時の操作力を軽減することも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の構造を示す図、第
2図は同実施例の動作を示す図、第3図はこの考
案に用いるカムの詳細な構成を示す図である。 1……シリンダ、2……ピストン、3……バル
ブ、4……ピストンロツド、5……オリフイス
孔、6……プツシユロツド、7……カムレバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複写用紙搬送路の一部を含む面で本体を分割す
    るとともに一端で開閉自在に支持し、上方部材と
    下方部材とに開閉方向の力を作用させ且つ最大の
    開放角度を規定する伸縮自在なバランサを備え、
    このバランサとしてピストンロツドの一端に固定
    されたピストンをチユーブシリンダ内部に摺動自
    在にし、このピストンの上室および下室にガスを
    封入し、さらに前記ピストンの上室と下室との間
    を開閉するバルブを他端がシリンダ外部に露出す
    るとともに前記ピストンロツドの内部を摺動する
    プツシユロツドの一端に備え、このプツシユロツ
    ドの変位によりバルブを開閉してピストンの摺動
    を許可または規制するガススプリングを用いた複
    写機において、 前記プツシユロツドの他端に当接し、回転によ
    りプツシユロツドを変位させるカムと、前記上方
    部材および下方部材が前記最大の開放角度で開放
    している状態以外においてバルブ開放位置にプツ
    シユロツドを固定する固定カムと、を設けたこと
    を特徴とする開閉機構を有する複写機。
JP12207384U 1984-08-06 1984-08-06 開閉機構を有する複写機 Granted JPS6136848U (ja)

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JP12207384U JPS6136848U (ja) 1984-08-06 1984-08-06 開閉機構を有する複写機

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JP12207384U JPS6136848U (ja) 1984-08-06 1984-08-06 開閉機構を有する複写機

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Publication Number Publication Date
JPS6136848U JPS6136848U (ja) 1986-03-07
JPH0322754Y2 true JPH0322754Y2 (ja) 1991-05-17

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ID=30680834

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JP12207384U Granted JPS6136848U (ja) 1984-08-06 1984-08-06 開閉機構を有する複写機

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0614230Y2 (ja) * 1986-11-26 1994-04-13 富士ゼロックス株式会社 光学系キヤリツジの落下防止装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5934386A (ja) * 1982-08-20 1984-02-24 株式会社東芝 開閉装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5934386A (ja) * 1982-08-20 1984-02-24 株式会社東芝 開閉装置

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JPS6136848U (ja) 1986-03-07

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