JPH032272A - 吹付け防水工法用ゴムアスファルトエマルション組成物 - Google Patents

吹付け防水工法用ゴムアスファルトエマルション組成物

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JPH032272A
JPH032272A JP13571689A JP13571689A JPH032272A JP H032272 A JPH032272 A JP H032272A JP 13571689 A JP13571689 A JP 13571689A JP 13571689 A JP13571689 A JP 13571689A JP H032272 A JPH032272 A JP H032272A
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rubber asphalt
asphalt emulsion
rubber
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calcium metasilicate
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JP13571689A
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Katsuaki Sekihara
克章 関原
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野1 本発明は、建造物や土木用構築物などに施される吹付防
水工法、更に詳しくはゴムアスファルトエマルションと
多価金属塩水溶液とを、それぞれ別個の吹付機により同
時に噴射させ、該エマルションと多価金属塩水溶液を連
続的に接触混合させることにより被付着下地面にゴムア
スファルト層を形成せしめる防水工法において使用され
るゴムアスファルトエマルション組成物に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題]従来、
固形分50〜80重量%のゴムアスファルトエマルショ
ンと多価金属塩水溶液とを別個の吹付機により同時に吹
付ける工法が行なわれている。しかし、この場合、ゴム
アスファルトエマルションと多価金属塩水溶液を連続的
に接触混合させて被付着下地面にゴムアスファルト層を
形成する時点で該ゴムアスファルト層自体の収縮により
亀裂やピンホールが発生しやすい、これらの亀裂やピン
ホールの発生を極力防止するため、できるだけ下地面を
平滑にしなければならず、また吹付は角度を下地面に対
して垂直にする必要がある。
かかる配慮をしても、亀裂やピンホールの発生を完全に
防ぐことは不可能であり、吹付は後これらの欠陥箇所の
補修に労力を要し、かえって煩雑である。また固形分の
高いアスファルトエマルションを用いて分離する水を少
なくし、ゴムアスファルト層自体の収縮を少な(しよう
とすると、形成されたゴムアスファルト層がスポンジ状
となりやすく、完全な防水性が得られない欠点を有して
いる。
本発明の目的は上記のような吹付防水工法における間屈
点を解決したゴムアスファルトエマルション組成物を提
供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者は上記課題を解決するため、鋭意研究の結果、
該工法に使用するゴムアスファルトエマルションに針状
カルシウムメタシリケート(粉末)を含有せしめておく
と、該ゴムアスファルトエマルション組成物と多価金属
塩水溶液を別個の吹付機により噴射させて両者を接触混
合しゴムアスファルト被膜層を形成せしめる際、ゴムア
スファルト層に亀裂やピンホールの発生、被膜層のポー
ラス状化などの現象が生じない事実を見出し本発明に到
達した。
すなわち本発明は、アスファルトをアニオン系乳化剤に
より乳化し、これにゴムラテックスを混合してなる吹付
防′水工法用ゴムアスファルトエマルションにおいて、
60メツシュふるいを通過する針状カルシウムメタシリ
ケート(粉末)を含有せしめたことを特徴とする吹付防
水工法用ゴムアスファルトエマルション組成物である。
本発明に用いるゴムアスファルトエマルションは、アニ
オン系アスファルトエマルションにゴムラテックスを通
常5〜30重量%混合してつくられる7アニオン系アス
フアルトエマルシヨンは針入度40〜200のストレー
トアスファルトをオレイン酸カリ、アルキルベンゼンス
ルフォンーダ等のアニオン系乳化剤を使用して乳化した
ものである.ゴムラテックスに用いられるゴムの種類は
、天然ゴムをはじめ、スチレンブタジェンゴム、クロロ
ブレンゴム、ブタジェンゴムなどの合成ゴムがあげられ
る。
このようなゴムアスファルトエマルションに配合される
針状カルシウムメタシリケートは、化学式(aS i 
Osで表わされ、一般にウオラストナイトとして知られ
ているものである.天然には変成作用を受けた石灰岩の
接触変成帯に産する.即ち、CaCOm +s i O
x −+CaS i Ox +CO8の反応またはCa
.(S i s 0+?)  (OH], (ジノトラ
石)の加熱による分解によって得られる.外観は短かい
繊維状を有して居り、結晶構造は針状ないしは長柱状で
ある。
本発明に用いる針状カルシウムメタシリケートを含有さ
せる量はゴムアスファルトエマルションの固形分−10
0重量部に対して8〜85重量部好ましくは15〜35
重量部の割合で混合される.混合はきわめて容易で通常
の撹拌方法で行なうことができる.この場合さらにヒド
ロキシエチルセルロースの2重量%水溶液をゴムアスフ
ァルトエマルションの固形分100重量部に対して8重
量部以上混合しておくと針状カルシウムメタシリケート
が沈澱を起したすせず、ゴムアスファルトエマルション
組成物は、非常に良好な貯蔵安定性を示す。
針状カルシウムメタシリケートの使用量が8重量部以下
では,吹付後形成されるゴムアスファルト層の亀裂防止
などの効果が殆ど得られず、また85重量部以上ではゴ
ムアスファルトエマルション組成物の粘度が上昇して吹
付けの際に霧状とならず、多価金属塩水溶液との接触混
合が不良となり、良好なゴムアスファルト層が得られな
い。
針状カルシウムメタシリケートは60メ・ンシュふるい
を通過しないものから500メツシュふるいを通過する
程度までの広い範囲のグレードのものがあるが,本発明
に用いる針状カルシウムメタシリケートは、60メツシ
ュふるいを通過するものでなければならず、好ましくは
60メツシュふるいを通過し、100メツシュふるいを
通過しない範囲のグレードのものがよい.60メツシュ
ふるいを通過しないものは吹付機のノズルチップに詰ま
りやすく、100メツシエふるいを通過するものが多く
なると効果が少なくなる。
なお一応、繊維状物としてアスベスト、セビオライト、
およびビニロン、ポリエステル、ナイロン、ガラスなど
の各繊維の混合が考えられるが、アスベストやセビオラ
イトは少量の混入によってもゴムアスファルトエマルシ
ョンの粘度を著しく上昇させるので実際に使用すること
が不可能である。特にアスベストはカチオン性であるの
でアニオン系分エマルションに混入するとエマルション
を破壊し凝固させる作用がある。またビニロン、ポリエ
ステル、ナイロンなどの合成繊維もゴムアスファルトエ
マルションの粘度をかなり上昇させるので使用すること
は好ましくない、ガラス繊維もアニオン系アスファルト
エマルションに溶解するので貯蔵安定性を損なうことに
なり使用することができない、また、チタン酸カリウム
、炭化ケイ素、酸化亜鉛などのウィスカーはある程度有
効であるが、効果が出る程度まで混合すると非常に高価
なものとなり経済的ではない。これに反し、針状カルシ
ウムメタシリケートは単なる繊維状物と異なり、極めて
有効に作用するものである。多価金属塩水溜液としては
、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、明W等の1〜10
重1%水溶液が用いられる。ゴムアスファルトエマルシ
ョン組成物と多価金属塩水溶液との吹付けに際しての比
率は、重量比で3〜8:1の割合で行なうのが一般的で
ある。
吹付機は一般に用いられているエア吹付機、エアレス吹
付機いずれでも使用でき特に限定されるものではない。
〔作 用〕
本発明のゴムアスファルトエマルション組成物は、ゴム
アスファルトエマルションに針状カルシウムメタシリケ
ートがランダムに混合されており、吹付けする際に別個
の吹付機から噴射される多価金属塩水溶液と連続的に接
触混合して、多価金属塩の作用によってゴムアスファル
トエマルション組成物が破壊されて脱水しながらゴムア
スファルト層を形成する。この場合、ゴムアスファルト
層に含まれる針状カルシウムメタシリケートが繊維状で
あり、かつ前記のように他の繊維状物による欠点が全(
な(、ゴムアスファルト層の補強材として収縮をおさえ
る働きが発揮され亀裂やピンホールの発生などが確実に
防止される。
[実 施 例] 以下、実施例および比較例について述べる。この場合、
ゴムアスファルトエマルションに対し各種の添加物およ
び添加物の量をいろいろ変えた場合の例を挙げ、さらに
それらの性能評価を表に示す。
実施例1 容量202の容器に、アニオン系アスファルトエマルジ
ョン(固形分60重量%)8.5Kgを入れ、スチレン
ブタジェンゴムラテックス(固形分60重量%)1.5
Kgを加えて、T、に、ホモデイスパー(特殊機化工業
社製撹拌機)によって300r、p、m、の低速回転で
10分間撹拌混合してゴムアスファルトエマルションを
作製した。このゴムアスファルトエマルション10Kg
に針状カルシウムメタシリケート(60メツシュふるい
を通過し100メツシュふるいを不通過のもの)0.5
Kgを投入し、T、に、ホモデイスパーにより700r
、p、m、の回転数で15分間撹拌し、均質な状態にな
るまで混合した。このあとヒドロキシエチルセルロース
の2重量%水溶液を0.5Kg添加し、さらに5分間撹
拌してゴムアスファルトエマルション組成物を得ること
ができた。
実施例2〜5 表に記載の組成のもので実施例1と同様にしてゴムアス
ファルトエマルション組成物を得た。
比較例1〜8 表に記載の組成のごとく本発明の範囲外の構成で実施例
と同様にしてゴムアスファルトエマルション組成物を作
製した。
性能評価方法: (1)貯蔵安定性 作製した試料を20℃で120時間放置し、エマルショ
ン組成物の凝固の有無を目視により観察する。凝固しな
いものを良好、凝固するものを不良とした。
(2)吹付は性 貯蔵安定性試験後の試料のうちで、凝固しない良好なも
ののみを油圧駆動式プランジャーポンプを用いたエアレ
ス吹付機パイカウントI+ 4500(圧力比3:1.
最大吐出量12ε/min日本クレイ社製)により霧状
に噴射させ、個別の吹付機によって塩化カルシウムの5
重量%水溶液を同時に霧状に噴射する。この場合、スレ
ート板を被付着面とし、吹付機のノズルの先端がスレ−
1〜板表面から約60cmの間隔をおき、且つ、ゴムア
スファルトエマルション組成物の試料と塩化カルシウム
水溶液がスレート板表面に到達するまでの空間およびス
レート板表面において連続的に接触混合しつるようにノ
ズルの向きを調整しておく。
なお、試料と塩化カルシウム水溶液の比率は、重量比で
5:lで試験した。
吹付は性能の評価は、上記の吹付は工程において、試料
が霧状に噴射され、塩化カルシウム水滴液と連続的に接
触混合する状況を目視により観察する。試料が正常に霧
化し塩化カルシウム水溶液を連続的に接触混合するもの
を良好、試料が正常に霧化しなかったり、ノズル詰りを
おこしたりするものを不良とした。
(3)被膜層の外観 吹付は性試験でスレート板表面にゴムアスファルト層が
形成されるが、ただちに該ゴムアスファルト層に亀裂、
ピンホールなどの発生の有無を観察する。これらの発生
のないものを良好、発生するものを不良とした。
〔発明の効果] 本発明によれば、ゴムアスファルトエマルションに針状
カルシウムメタシリケートの特定のグレードのものを好
ましくは特定ffi混合することにより、吹付機による
噴霧が何ら支障な〈実施することができ、かつ形成され
るゴムアスファルト層は、亀裂、ピンホールの発生およ
びスポンジ状になることがなく、優れた防水層を容易に
形成することができ、補修に要する労力も皆無となるの
で、その効果は極めて大きいものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アスファルトをアニオン系乳化剤により乳化し、こ
    れにゴムラテックスを混合してなる吹付け防水工法用ゴ
    ムアスファルトエマルションにおいて、60メッシュふ
    るいを通過する針状カルシウムメタシリケート粉末を含
    有せしめたことを特徴とする吹付け防水工法用ゴムアス
    ファルトエマルション組成物。 2、針状カルシウムメタシリケートの粒度が60メッシ
    ュふるいを通過し、100メッシュふるいを通過しない
    範囲のもので、ゴムアスファルトエマルションの固形分
    100重量部に対し8〜85重量部含有する特許請求の
    範囲第1項に記載のゴムアスファルトエマルション組成
    物。
JP13571689A 1989-05-31 1989-05-31 吹付け防水工法用ゴムアスファルトエマルション組成物 Expired - Fee Related JPH0623314B2 (ja)

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