JPH03227223A - フィンの製造方法 - Google Patents

フィンの製造方法

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JPH03227223A
JPH03227223A JP2022547A JP2254790A JPH03227223A JP H03227223 A JPH03227223 A JP H03227223A JP 2022547 A JP2022547 A JP 2022547A JP 2254790 A JP2254790 A JP 2254790A JP H03227223 A JPH03227223 A JP H03227223A
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
mold
fin
fiber sheet
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP2022547A
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English (en)
Inventor
Shiro Yamamoto
山本 至郎
Tsutomu Nakamura
勤 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH03227223A publication Critical patent/JPH03227223A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、近年盛んに用いられているスポーツ用のサー
フボード又はセーリングボードの底部から突出し、サー
フボード又はセーリングボードを安定化させるためのフ
ィンを製造する方法に関する。
[従来の技術] サーフボードやセーリングボードに取付けるフィン(ス
ケグ)は、通常、プラスチックを成形し、流体力学に基
づき、切削加工したものである。最近は硬質発泡樹脂で
成形された内核(発泡コア)を繊維シートで補強された
樹脂で覆ったものも検討されている。すなわち、サーフ
ボード又はセーリングボードのフィンの軽量化を図ると
ともに剛性の維持をはかるために、繊維補強樹脂複合材
料の外殻とハニカムコアの内核を組み合せることは公知
であり、近年、このハニカムコアを発泡樹脂成形物で置
き換えることも知られている。これを利用して、最近、
硬質発泡樹脂で予め成形された内核(発泡コア)を繊維
シートで補強された樹脂で覆ったものを金型に入れた後
、硬化性樹脂を注入する成形法(例えば特開昭63−4
6146号、同162207号参照)も検討されている
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、これら従来公知の方法では、樹脂の注入
に際して、この注入圧で補強繊維が動き易い等の問題が
あり、成形したフィンの内部において繊維が偏在しやす
いという問題がある。
本発明の目的は、これ等の問題を解決し、良好なフィン
を製造する方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、上下に分割した金型のそれぞれに液状
の樹脂と補強繊維シートを入れ、下型内に予めフィンよ
りも幾分小さめに作った発泡コアを入れるか、又は上型
内に上記各材料を入れた侵、さらに、その(発泡コア)
上に補強繊維シートと樹脂を載せたのち、補強繊維と液
状樹脂との複合物の弾性を利用して、金型を閉じる際に
余剰の樹脂とガスを型外へ排出しながら、金型内の所定
の場所に発泡コア、補強繊維を位置させ、液状樹脂を硬
化させることによりフィンを成形する。
すなわち、本発明は、サーフボード又はセーリングボー
ドのフィンを製造するに当り、(イ) 上型と下型との
二つに分割した金型を用い、(C1)  下型の内面に
沿わせて補強繊維シートと液状の樹脂又はその原料を入
れ、 Hその内側にフィンよりも僅かに小型に成形した発泡コ
アを入れ、 (に) 実質的に上型の内面に沿わせて補強繊維と液状
の樹脂又はその原料が入るように補強繊維シートと液状
の樹脂又はその原料とを配置し、困 上型を乗せて型を
閉じ、閉じる際に型内から余分の樹脂を排出した後、 (へ)型内の樹脂を硬化させて成形することを特徴とす
るサーフボード又はセーリングボードのフィンの製造方
法である。
本発明方法において、液状樹脂として熱硬化性樹脂等の
反応性樹脂を用いる場合には、予め成形する発泡コアに
熱膨張性を残して置き、加熱及び発熱によりコアを再膨
張させて更に良好な成形物を得ることも出来る。
補強繊維シートを予め金型内に入れ、その上(内側)に
硬化性si脂と発泡性樹脂粒子と無機材料の中空粒子を
入れる場合は、予め繊維シートに液状樹脂を含浸させて
おくと該シートを金型内面に接着させることが出来、好
ましい場合が多い。
繊維シートに予め液状樹脂を含浸させたものを金型内面
にセットするには、二つ割りした金型に樹脂を塗布し、
これに繊維シートを重ねる方法、予め繊維シートに樹脂
を塗布含浸させてこれを金型に納める方法、予め金型に
繊維シートをセットし樹脂を塗布する方法等があり、こ
れ等を組み合せることも出来る。成形物表面の改善のた
めに、しばしばゲルコートが用いられるが、これを兼用
、又は併用することも好ましい。
発泡コアは、フィンの金型より僅かに小さい金型で発泡
成形してもよいし、発泡成形コア板から削り出してもよ
い。素材は特に限定は無く、ポリウレタン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリオレフィン、フェノール等、何れも良好に用
いられる。これに発泡性樹脂粒子(発泡バルーン)を併
用してもよく、発泡性樹脂粒子を用いて成形したコアで
もよい。
発泡性樹脂粒子は加熱発泡して膨らむ粉末又は粒子状の
樹脂であればその種類を問わないが、通常は塩化ビニリ
デン樹脂の小球に炭化水素の収まったものを用いるのが
好ましい。通常、数10℃から200℃程度で発泡する
ものを樹脂に合せて選択する。発泡温度が70〜120
℃程度のものが特に好ましい。上記樹脂粒子のほかに、
無機材料中空粒子と硬化性樹脂を併用した発泡コアも好
ましく、無機材料中空粒子としては、ガラス中空バルー
ン。
シラスバルーン等と称せられるものが用いられる。
無機材料中空粒子と発泡性樹脂粒子との混合も出来、両
者の配合割合でコアの密度2強度を調節出来る。通常、
発泡樹脂粒子及び無機材料中空粒子はそれぞれ硬化性樹
脂に対して10〜50重量%が好ましく、20〜40重
量%が特に好ましい。
液状の樹脂又は樹脂原料としては、液状の硬化性樹脂が
よく、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニル
エステル樹脂及びそれ等の原料が好ましい。ポリウレタ
ン、ポリアミド樹脂及びその原料等でもよい。メタアク
リル酸樹脂の溶融物等、低融点、低粘度の樹脂も用いら
れる。フィンの強度、剛性等を考えた場合、エポキシ樹
脂が好ましく、汎用には不飽和ポリエステル樹脂及びビ
ニルエステル樹脂が好ましい。
補強繊維シートに含浸する樹脂と、無機材料中空粒子(
及び発泡性樹脂粒子)と混合する樹脂とは、成形物の強
度と耐久性の観点から同じものであることが好ましく、
少なくとも同系統、最少限互いに良好な接着性を有する
ものを用いるべきである。
補強繊維シートは、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊
維、ポリエステル繊維、ポリオレフィンlI雑等が用い
られ、特にガラス繊維が好ましい。
高級品には炭素繊維等を用いる。織物若しくは編み物で
用い、通常は織物である。この補強lll1シートは目
開きの小さい発泡性樹脂粒子、無機材料中空粒子等が漏
れないものが好ましく、目が粗いとこれらの粒子が発泡
成形に際して洩れるため、商品価値が低下する。
金型は、金属製の型に限らず、樹脂その他の材料で作成
したものでもよい。
[発明の効果] 本発明方法によれば、従来公知の方法の如く金型外から
液状樹脂を注入することがないので、注入圧で補強繊維
が動くという問題がなく、軽量で丈夫で、比較的安価な
、サーフボード及びセーリングボードのフィン及びその
製造方法が得られる。
[実施例] 次に、本発明の実施例を詳述するが、本発明はこれによ
り限定されるものではない。なお、特に断りのないかぎ
り各例中の「部」は重量部である。
実施例1 シェル製のエポキシ樹脂及び硬化剤、「エピコート 8
07」を100部、「エボメート」を31部混合した。
これを硬化性樹脂組成物Aとする。
予め、フィンの金型を樹脂で作成した。両端部に液抜き
を設けた二つ割りの金型にした。この金型より全面に汎
って0.7履小さな金型を準備し、この小さい方の金型
でポリウレタンの発泡コアを作った。
日東紡製のガラス繊維クロスW F −181−100
8Vを大きい方の金型の内面に合せて切ったシート3枚
に上記樹脂組成物Aを含浸させ、二つ割りの金型の一方
の内面に合せて納めた。この上にポリウレタンの発泡コ
アを載せた。他方の金型の内面に同様に同じシート3枚
に上記樹脂組成物Aを含浸させて実質的に貼り付けて納
め、発泡コアを載せた方の金型に裏返して載せて両金型
を一体化した。
金型内の過剰の樹脂と空気を排出しながら金型を締め付
けた後、一方の液抜きを閉じ、開いている方の液抜きを
上にして金型を80℃の温水浴に入れ、加熱した。1時
間後に温水浴から取りだし、冷却して金型から成形物を
取りだした。表面がエポキシ樹脂、外積(スキン)がガ
ラス繊維補強エポキシ樹脂、内核(コア)がポリウレタ
ンの発泡体である軽量で良好なフィンが得られた。
実施例2 実施例1と同様にして硬化性樹脂組成物Aと金型を準備
した。
実施例1同様に、フィンより小さいポリウレタンフォー
ムのコアを作った。このコアの製造に際し、やや過剰な
原料を用いて成形し、成形後も加熱による膨張力が残る
ように条件を選んだ。
得られた試作品は100℃で5%程度膨張することを確
めた。
この熱膨張性発泡コアを全面に汎って更に1am+削っ
た。
一方、日東紡製のガラス繊維クロスW F −1ai−
100BV2枚及び、東し製の炭素繊維クロスT−40
0Cを金型の内面に合せて切ったシート1枚に上記樹脂
組成物Aを塗布し、二つ割りにした金型の内側に合せて
納め、この上に上記発泡コアを載せた。その上に同じシ
ート3枚を重ね、上記樹脂組成物Aを含浸させた。そし
て内面に樹脂組成物Aを塗布した他方の金型を載せて一
体化した。
型内の過剰の樹脂と空気を排出しながら金型を締め付け
た後、一方の液扱きを閉じ、開いている方の液抜きを上
にして金型を80℃の温水浴に入れ、加熱した。1時間
後に温水浴から取りだし、冷却して金型から成形物を取
りだした。表面がエポキシ樹脂、外植(スキン)がガラ
ス繊維・炭素繊維補強エポキシ樹脂、内核(コア)がポ
リウレタンの発泡体である軽量で良好なフィンが得られ
た。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)サーフボード又はセーリングボードのフィンを製
    造するに当り、 (イ)上型と下型との二つに分割した金型を用い、 (ロ)下型の内面に沿わせて補強繊維シートと液状の硬
    化性樹脂又はその原料を入れ、 (ハ)その内側にフィンよりも僅かに小型に成形した発
    泡コアを入れ、 (ニ)実質的に上型の内面に沿わせて補強繊維と液状の
    硬化性樹脂又はその原料が入るように補強繊維シートと
    液状の樹脂又はその原料とを配置し、 (ホ)上型を乗せて型を閉じ、閉じる際に型内から余分
    の樹脂を排出した後、 (ヘ)型内の樹脂を硬化させて成形する ことを特徴とするサーフボード又はセーリングボードの
    フィンの製造方法。
  2. (2)金型の内面に液状の硬化性樹脂又はその原料を塗
    布し、これに補強繊維を加えることを特徴とする請求項
    (1)に記載のサーフボード又はセーリングボードのフ
    ィンの製造方法。
  3. (3)発泡成形コアとして、潜在的に膨張力を残してお
    り、樹脂の加熱硬化による成形に際して膨張する発泡成
    形コアを用いることを特徴とする請求項(1)又は(2
    )に記載のサーフボード及びセーリングボードのフィン
    の製造方法。
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