JPH0322706Y2 - - Google Patents

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JPH0322706Y2
JPH0322706Y2 JP16369886U JP16369886U JPH0322706Y2 JP H0322706 Y2 JPH0322706 Y2 JP H0322706Y2 JP 16369886 U JP16369886 U JP 16369886U JP 16369886 U JP16369886 U JP 16369886U JP H0322706 Y2 JPH0322706 Y2 JP H0322706Y2
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ceramic
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、セラミツクシートを焼成炉に導入
するための搬送チエーンに関する。
〔従来の技術〕
印刷配線基板や積層コンデンサ用グリーンシー
トとして使用されるセラミツクシートは、未焼成
のセラミツクで形成したシートの片面または両面
に導体ペーストを塗布した後、これを焼成炉の中
に導入し、導体ペーストの焼き付けと同時に焼成
する、という方法で多くが製造される。
この場合、上記セラミツクシートを焼成炉に導
入するための搬送手段として、金属製の網状部分
を有するいわゆるメツシユベルトを使用し、上記
網状部分にセラミツクシートの片面を載せて搬送
する手段がとられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このような従来の搬送手段では、次の
ような問題点があつた。
第一に、セラミツクシートの片面が金属製のメ
ツシユベルトに接触するため、セラミツクシート
やこれに印刷した導体ペーストがメツシユベルト
を形成する金属の酸化物に汚されたり、これらと
反応し、導体の電気的特性が変化しやすい。
第二に、セラミツクシートがメツシユベルトの
上に平面的に載せられるため、メツシユベルトの
単位平面々積当たりに積載できるセラミツクシー
トの数に限度がある。このため、必然的に焼成炉
の中で単位時間に焼成できるセラミツクシートの
数も少なく、高い生産性を得ることができない。
第三に、セラミツクシートのメツシユベルトと
接した面側では、メツシユベルトに熱を奪われた
り、熱の回りが悪い等、とかくメツシユベルトの
影響を受けやすい。このため、焼成状態にむらが
生じたり、或いは、何にも接していない他面との
焼成状態に違いが生じやすく、両面にわたつて均
等な焼成が行われにくい。
この考案は、従来の搬送手段における上記の問
題点を解決するためなされたものである。
〔問題を解決するための手段〕
図面を参照しながら、この考案の構成について
説明すると、この考案による焼成用搬送チエーン
は、何れも焼成済のセラミツクで形成された単位
連鎖部材1,1…と、これらを屈曲自在に連結す
る連結部材2,2…とからなる。そして、これら
単位連鎖部材1,1…と連結部材2,2…の上面
に、これらが連続する方向に沿つて並ぶ突起3,
3…,4,4…を形成する。
〔作用〕
上記搬送用チエーンの作用を、その使用方法と
共に説明すると、このチエーンは、単位連鎖部材
1,1…を連結部材2,2…によつて連結し、ル
ープ状のチエーンとして構成する。そして第3図
で示すように、これをスプロケツトホイルやプー
リ等の一対のホイル5,5(第3図において一方
のホイルを省略する)の間に巻き掛けする。巻き
掛けした同じチエーンを2条以上ほゞ平行に配置
し、これを図示しない焼成炉の入口から出口にわ
たつて配置する。
そして、これら突起3,3…,4,4…の間隙
にセラミツクシートa,a…の下端縁を差込み、
該シートa,a…を立てた状態でチエーンを走行
させる。これによつて、セラミツクシートa,a
…を焼成炉の入口から導入し、出口から取り出
す。この間、セラミツクシートaが焼成炉で焼結
に必要な熱を受け、焼成される。
この搬送用チエーンを使用したセラミツクシー
トa,a…の搬送手段では、セラミツクシート
a,a…を立てた状態で搬送できる。また、セラ
ミツクシートa,a…は、その下端部が一部単位
連鎖部材1,1…または連結部材2,2…に接触
するものゝ、その両面の殆どは、何にも接しな
い。従つて、焼成炉の中では、何れも空間を介し
て加熱雰囲気中に置かれる。しかも、単位連鎖部
材1,1…と連結部材2,2…は、何れもセラミ
ツクで形成されているため、金属に比べて高温下
で安定であり、金属のようにセラミツクシートa
の接触した部分を汚したり、これらと反応しな
い。
〔実施例〕
次に、図面を参照しながら、この考案の実施例
について説明する。
第1図と第2図で示すように、単位連鎖部材1
は、セラミツクによつて一体的に形成されたもの
で、四隅が丸みを帯びた矩形の側板6,6を平行
に配置し、その両端部に連結軸7,7を架設し、
この間に縦に細長い2本の中間ビーム10,10
を架設したものである。一方の側板の上面には、
突起3,3…が直立状態で形成されており、その
間に狭い間隙8,8…が形成されている。
一方、この単位連鎖部材1を連結する連結部材
は、やはりセラミツクで形成されたもので、両端
に上記連結軸7,7の径に対応する内形を有する
継手部9,9が形成され、全体として下方に開口
したC字形を呈している。その幅は、上記単位連
鎖部材1の側板6,6の間隙より僅かに狭く形成
されている。この連結部材2の上面にも、上記突
起3,3…の間隙8,8…と同じ幅の間隙8をお
いて、2つの突起4,4…が直立状態で形成され
ている。
第2図〜第3図で示すように、2つの単位連鎖
部材1,1…を跨ぐようにして、これらの連結軸
7,7に連結部材2の両端の継手部9,9を嵌め
込むことにより、単位連鎖部材1,1…と連結部
材2,2…とが交互に連結される。この連結状態
では、連結軸7,7を支点として連結部材2が単
位連鎖部材1,1…に対して或る範囲の角度で回
転できるため、当該チエーンは、該連結軸7,7
において屈曲できる。また、この連結状態では、
単位連鎖部材1,1…の突起3,3…と、連結部
材2,2…の突起4,4…の間隙8,8が、直線
状態で何れも一定のピツチで並ぶ。
なお、単位連鎖部材1,1…と連結部材2,2
…を形成するセラミツクは、できるだけ高温下で
安定なものを選択するが、特に焼成するセラミツ
クと同質のものが望ましい。また、突起3,3…
4,4…の間隙8,8…の間隙は、必ずしも一定
である必要はない。さらに、突起3,3…を一列
に並べる必要はなく、例えばこれらを千鳥状に並
べることもできる。
既に述べたように、この搬送用チエーンは、第
3図で示すように、スプロケツトホイル5,5の
間に巻き掛けしたものを、2条以上平行に配置
し、これを図示しない焼成炉の入口から出口にわ
たつて配置する。そして、これら突起3,3…,
4,4…の間隙にセラミツクシートa,a…の下
端縁を差込み、該シートa,a…を立てた状態で
チエーンを走行させ、セラミツクシートa,a…
を焼成炉の入口から導入し、出口から取り出す。
この間、セラミツクシートaが焼成される。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、この考案によれば、セラミ
ツクシートa,a…を立てた状態で搬送できるた
め、単位平面々積当たりより多くのセラミツクシ
ートa,a…を搬送することができ、焼成炉の収
容密度を高くすることができる。また、セラミツ
クシートa,a…は、その下端縁のみが搬送用チ
エーンに接触し、その両面の殆どが何にも接しな
いため、焼成炉の中で両面を均等に焼成できると
共に、両面のセラミツク素地や導体の汚れ、変質
等を完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す分解斜視
図、第2図は、同実施例の使用状態を示す要部縦
断側面図、第3図は、同使用状態を示す要部側面
図、第4図は、同使用状態を示す要部平面図であ
る。 1……単位連鎖部材、2……連結部材、3,4
……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セラミツクシートを焼成炉の中に導入する搬送
    チエーンにおいて、何れもセラミツクで形成され
    た単位連鎖部材1,1…と、これらを屈曲自在に
    連結する連結部材2,2…とからなり、これら単
    位連鎖部材1,1…と連結部材2,2…の上面
    に、これらが連続する方向に並ぶ突起3,3…,
    4,4…を形成してなることを特徴とするセラミ
    ツクシート焼成用搬送チエーン。
JP16369886U 1986-10-26 1986-10-26 Expired JPH0322706Y2 (ja)

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JP16369886U JPH0322706Y2 (ja) 1986-10-26 1986-10-26

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JP16369886U JPH0322706Y2 (ja) 1986-10-26 1986-10-26

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Publication Number Publication Date
JPS6369996U JPS6369996U (ja) 1988-05-11
JPH0322706Y2 true JPH0322706Y2 (ja) 1991-05-17

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