JPH0322679Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0322679Y2
JPH0322679Y2 JP9931185U JP9931185U JPH0322679Y2 JP H0322679 Y2 JPH0322679 Y2 JP H0322679Y2 JP 9931185 U JP9931185 U JP 9931185U JP 9931185 U JP9931185 U JP 9931185U JP H0322679 Y2 JPH0322679 Y2 JP H0322679Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outdoor heat
main body
compressor
compressors
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9931185U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS629031U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9931185U priority Critical patent/JPH0322679Y2/ja
Publication of JPS629031U publication Critical patent/JPS629031U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0322679Y2 publication Critical patent/JPH0322679Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は空気調和機の室外ユニツトに関す
る。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
マルチタイプの空気調和機に用いられる室外ユ
ニツトにあつては、本体内に複数の室外側熱交換
器を設ける他、圧縮機を設けることが行なわれて
いる。こうした室外ユニツトには従来から第5図
および第6図に示すように、本体a内の一方側に
それぞれ送風機構bを有する複数の室外側熱交換
器cを上下方向に沿つて段積み配置する他、本体
a内の他方側に1つの圧縮機dを設置する構造が
用いられ、1つの圧縮機dをそれぞれ室外側熱交
換器c,cに接続して2つの冷凍サイクルを駆動
するようにしていた。特に、この構造は4馬力、
5馬力を中心とした機種に多く採用されている。
ところが、こうした複数の室外側熱交換器cを
積重ねて本体a内に設置する室外ユニツトの構造
は全体は薄形となるために据付けスペースが少な
くてすむ利点があるものの、圧縮機dの上部側に
無駄なスペースができてしまう。しかも、この空
間に電気部品箱eなどを配置するようにしても、
それでも第5図の二点鎖線で示すような大きなス
ペースが存在し、スペースを有効に活用できない
問題をもつている。このため、従来の室外ユニツ
トでは無駄なスペースがかなり存在していた。し
かも、圧縮機dが本体aの底部に配置されるに対
し複数の室外側熱交換器c,cが上下方向沿いに
積重ねられているので、圧縮機dと上部側の室外
側熱交換器cとの間には多大の落差が発生し、冷
媒の循環が損われて循環不良を発生する不具合が
あつた。
〔考案の目的〕
この考案はこのような問題点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、無駄なく本
体内のスペースを活用できるとともに、冷媒を良
好に循環させることができる空気調和機の室外ユ
ニツトを提供することにある。
〔考案の概要〕
すなわち、この考案は複数の圧縮機を室外側熱
交換器と同様に上下方向沿いに配置するととも
に、対応する上下位置の圧縮機と室外側熱交換器
とを接続してそれぞれ独立した冷凍サイクルを構
成するようにして、本体内のスペースを有効活用
すると同時に、圧縮機と室外側熱交換器との間の
落差を小さくし、かつすくなくとも最下段の圧縮
機に、圧縮機を本体の外部へ引出し可能とする引
出し機構を設けることで、メンテナンス性を高め
ることにある。
〔考案の実施例〕
以下、この考案を第1図ないし第4図に示す一
実施例にもとづいて説明する。第1図は空気調和
機の室外ユニツトの正断面を、第2図は同じく平
断面を、第3図は同じく側断面をそれぞれ示し、
1は本体、2は室外側熱交換器、3は圧縮機であ
る。室外側熱交換器2はL形状に形成されてい
て、その内側に送風用電動機4aおよびプロペラ
フアン4bからなる送風機構4が設けられてい
る。そして、この室外側熱交換器2が送風機構4
と共に、本体1内の左側(一方側)に上下方向に
沿つて複数、たとえば2段、積重ねて設けられ、
各プロペラフアン4b,4bの駆動に伴い各室外
側熱交換器2,2を熱交換させることができるよ
うにしている。なお、2つの室外側熱交換器2,
2には同容量のものが使用され、また各送風用電
動機4a,4bは図示はしないモータベースを使
つて固定されている。もちろん、本体1の各プロ
ペラフアン4b,4bと対向する前面壁には吹出
口1aがそれぞれ形成されていて、熱交換した後
の空気を外部へ排出させることができるようにな
つている。そして、こうして設置された室外側熱
交換器2,2の右側端に本体1内を仕切るように
仕切板5が設けられ、本体1内の右側(他方側)
に機械室を形成している。そして、この機械室に
上記圧縮機3が上記室外側熱交換器2の数に合せ
て2つ、同様に上下方向沿いに配置される。
ここで、圧縮機3,3の配置構造について説明
すれば、これは機械室に架台6を設置し、この架
台6の下部となる機械室の底面にモータベース7
を介して1個目の圧縮機3を設ける他、架台6の
上面にモータベース8を介して2個目の圧縮機3
を設置してなる。そして、こうした圧縮機3,3
の配置は、あらかじめ機械室の上部に電気部品箱
用スペースを確保するように定められていて、こ
の電気部品箱用スペースに電気部品箱9を配して
いる。これにより、本体1内のスペースを無駄な
く使つた部品配置としている。
またこうして配置された圧縮機3,3のうち最
下段にある圧縮機3の設置部には、引出し機構1
0が設けられている。この引出し機構10は、機
械室の底壁となる本体1の底板1b上にスライダ
ーベース11を設け、このスライダベース11の
上面にスライド板12をスライド可能に載せ、こ
のスライド板12の上面にモータベース7を固定
して、スライド板12のスライドから圧縮機3を
本体1の前方側の外部へ引出すことができるよう
にしたもので、詳しくは第4図に示すような構造
を採用している。すなわち、ここで引出し機構1
0について詳しく説明すれば、底板1bに設けた
スライダベース11には、本体1の幅方向と対応
する両側にガイド壁13を突設する他、本体1の
後部側と対応する側部に逆L字状の引掛用壁部1
4を突設した板部材から構成される。一方、スラ
イダベース11上に載置されるスライド板12に
は、ガイド壁14,14間の距離と対応した幅を
もつ他、引掛用壁部14側と対応する一端部に引
掛用壁部14の開口高さと対応した寸法をもつ規
制用の壁部15を上方向に対し突設するととも
に、それとは反対の本体1の前面側の端部に操作
部としての壁部16を下方向に対し突設して構成
される。そして、このスライド板12は、引掛用
壁部14に壁部15の全体が係止、また壁部16
側の板面が底壁1bに固定ネジ17,17に固定
されて、スライダベース11上、ガイド壁13,
13で囲まれる面部にスライド可能に取付けら
れ、固定ねじ17,17を外して壁部16あるい
は圧縮機3を操作して前方側へ引張ることによ
り、本体1の外部へ圧縮機3を引出すことができ
るようにしている。もちろん、この作業は本体1
の前面板1cを外した後、行なうものである。な
お、壁部16は底壁1aの周壁と係止してスライ
ド板12の前方側を安定性良く保持する機能も果
たす。
一方、こうして配置された圧縮機3,3のうち
上部側の圧縮機3は、同じく上部側に配置された
室外側熱交換器2に接続され、下部側の圧縮機3
は同じく下部側に配置された室外側熱交換器2に
接続されていて、対応する上下位置の接続から、
上部側の圧縮機3、上部側の室外側熱交換器2を
構成部品とした冷凍サイクルを構成するととも
に、下部側の圧縮機3、下部側の室外側熱交換器
2を構成部品とした冷凍サイクルを構成してい
る。つまり、それぞれ独立した2つの冷凍サイク
ルを構成している。もちろん、送風機構4,4も
独立していることはいうまでもない。
しかして、こうして構成された室外ユニツト
は、1室を冷房あるいは暖房するときには、上下
のうちの一方の圧縮機3を作動させればよく、ま
た2室を冷房あるいは暖房するときには、両者の
圧縮機3を作動させればよい。
ここで、従来、先に述べたように本体1内のス
ペースに無駄が多いことが指摘されるが、この考
案によると、圧縮機2を複数用い、これを本体1
の上下の方向に沿つて配置している。このこと
は、無駄が存在するとされる室外側熱交換器2,
2と隣接する本体1内の空間からは無駄なスペー
スがなくなることがわかる。したがつて、本体1
のスペースを有効に活用することができ、無駄な
スペースを活用する分、コンパクトな室外ユニツ
トとすることが可能となる。しかも、室外側熱交
換器2,2と圧縮機3,3の各上下位置に対応し
て両者を接続して、それぞれ独立した冷凍サイク
ルを構成する構造は、隣り合う位置で冷媒管が取
り合うことになるから、室外側熱交換器2と圧縮
機3との間の落差を従来に比べ小さくすることが
でき、常に良好な冷媒の循環を得ることができ
る。そのうえ、圧縮機3,3がそれぞれ有する冷
凍サイクルは圧縮機3,3が個々の冷凍サイクル
専用部品となるために、従来の1つ圧縮機を使う
ものに比べ信頼性が高い利点をもつ。
また、圧縮機3,3を段積み配置する構造は、
作業スペースがなくなるような設置、すなわち上
方側に圧縮機3が所在する最下段の圧縮機3にお
けるサービス性、つまりメンテナンス性の点が悪
くなることが懸念されるが、作業がしにくいとさ
れる最下段の圧縮機3を引出し機構10で本体1
の外部へ引出し可能としたことにより、モータベ
ース7ごと圧縮機3を作業がしやすい外部に配置
することができ、圧縮機3のメンテンナンスを良
好に行なうことができる。
なお、上述した一実施例は2つの独立した冷凍
サイクルを構成するようにしたものであるが、こ
れに限らず、たとえば圧縮機および室外側熱交換
器をそれぞれ3つ用いたもの、さらにはそれ以上
のものについてもこの考案を適用するようにして
もよい。また上述した実施例では最下段の圧縮機
に引出し機構を設けたが、圧縮機が3つ、それ以
上では、最下段の他、作業性の良くない位置の圧
縮機に引出し機構を設けるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、本体内
のスペースを有効活用すると同時に、圧縮機と室
外側熱交換器との間の落差を小さくすることがで
きるようになる。
この結果、無駄なスペースを活用する分、コン
パクトな室外ユニツトとすることが可能となると
ともに、循環不良のない良好なる冷媒の循環を得
ることができる。しかも、スペースの無駄なく配
置されたことによりメンテナンス性が悪くなるお
それのある圧縮機は引出し機構によつて作業がし
やすい本体の外部へ引出すことができるから、従
来と変わらない高いメンテナンス性を約束するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示
し、第1図はマルチタイプの空気調和機に用いら
れる室外ユニツトを示す正断面図、第2図はその
平断面図、第3図はその側断面図、第4図は引出
し機構を示す斜視図、第5図は従来のマルチタイ
プの空気調和機に用いられる室外ユニツトを示す
正断面図、第6図はその平断面図である。 1……本体、2……室外側熱交換器、3……圧
縮機、4……送風機構、10……引出し機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体と、この本体内の一方側に上下方向に沿つ
    て配置されたそれぞれ送風機構を有する複数の室
    外側熱交換器と、室外側熱交換器に隣接して本体
    内の他方側に上下方向に沿つて配置され、対応す
    る上下位置の室外側熱交換器と接続してそれぞれ
    独立した冷凍サイクルを構成する複数の圧縮機
    と、これら圧縮機のうちすくなくとも最下段の圧
    縮機に設けられ圧縮機を本体の外部へ引出し可能
    とする引出し機構とを具備したことを特徴とする
    空気調和機の室外ユニツト。
JP9931185U 1985-06-29 1985-06-29 Expired JPH0322679Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9931185U JPH0322679Y2 (ja) 1985-06-29 1985-06-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9931185U JPH0322679Y2 (ja) 1985-06-29 1985-06-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS629031U JPS629031U (ja) 1987-01-20
JPH0322679Y2 true JPH0322679Y2 (ja) 1991-05-17

Family

ID=30968070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9931185U Expired JPH0322679Y2 (ja) 1985-06-29 1985-06-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0322679Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2461111B1 (en) * 2009-07-28 2021-03-24 Toshiba Carrier Corporation Heat source unit
JP6365615B2 (ja) * 2016-09-30 2018-08-01 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
WO2020059142A1 (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 輸送用冷凍ユニット及び輸送用冷凍ユニット組立方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS629031U (ja) 1987-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5103251B2 (ja) 天井埋め込み型熱源機及び空気調和機
WO2015182461A1 (ja) エアコン室内機
JPH0215778B2 (ja)
JP2017150704A (ja) 換気空調ユニット
JP2003240254A (ja) 空気調和機の室内機
WO2001016532A1 (fr) Climatiseur
JPH0322679Y2 (ja)
JP3315317B2 (ja) 空気調和機
JP3308256B2 (ja) 床置型空気調和機
JPS5838328Y2 (ja) 空気調和装置
CN211822748U (zh) 风管式空调
JP2001173991A (ja) 温度成層冷房システム
JPH0541305Y2 (ja)
JP2616308B2 (ja) 空気調和ユニット
JPS5838330Y2 (ja) 空気調和装置
JPS6124823Y2 (ja)
JP2002130733A (ja) 空気調和装置
JPS63135728A (ja) 空調用室内機
JPS593286Y2 (ja) クウキチヨウワキ
JPH0416093Y2 (ja)
JP2551634B2 (ja) 空調構造
JP4418070B2 (ja) 空気調和機
JPH0510552A (ja) ユニツト住宅
JPH024343Y2 (ja)
JPH0341219Y2 (ja)