JPH0322532A - ドライエッチング方法 - Google Patents
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- JPH0322532A JPH0322532A JP15707589A JP15707589A JPH0322532A JP H0322532 A JPH0322532 A JP H0322532A JP 15707589 A JP15707589 A JP 15707589A JP 15707589 A JP15707589 A JP 15707589A JP H0322532 A JPH0322532 A JP H0322532A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、ドライエッ、チング方法に係り、特にドライ
エッチングにおける下地膜との選択比の向上に関する。
エッチングにおける下地膜との選択比の向上に関する。
(従来の技術)
近年、半導体装置の高速化および高集積化は進む一方で
あり、構成素子の微細化および高密度化への研究が急速
に進められている。
あり、構成素子の微細化および高密度化への研究が急速
に進められている。
このような半導体装置の製造において、窒化シリコン膜
は酸化工程におけるマスクとして、イオン注入工程にお
けるマスクとして、広く使用されている。
は酸化工程におけるマスクとして、イオン注入工程にお
けるマスクとして、広く使用されている。
例えば、第9図(a)に示すように、シリコン基板1の
表面に形成された酸化シリコン膜2をパタニングするに
際し、窒化シリコン膜3を介してレジストパターン4を
形成し、まずレジストパターンをマスクとして第9図(
b)に示すように、窒化シリコン膜をパターニングした
のち、この窒化シリコン膜3のパターンをマスクとして
該酸化シリコン膜をパターニングするという方法がとら
れる。
表面に形成された酸化シリコン膜2をパタニングするに
際し、窒化シリコン膜3を介してレジストパターン4を
形成し、まずレジストパターンをマスクとして第9図(
b)に示すように、窒化シリコン膜をパターニングした
のち、この窒化シリコン膜3のパターンをマスクとして
該酸化シリコン膜をパターニングするという方法がとら
れる。
このとき、酸化シリコン膜は薄いため、窒化シリコン膜
と酸化シリコン膜とのエッチング速度比すなわちエッチ
ング選択比は大きくなければならない。
と酸化シリコン膜とのエッチング速度比すなわちエッチ
ング選択比は大きくなければならない。
しかし、実際にはエッチング選択比は、たかたか3程度
であり、場合によっては下地の酸化シリコン膜がエッチ
ングされ、さらにその下のシリコン基板1がエッチング
されることがある。このため、窒化シリコン膜と酸化シ
リコン膜とのエッチング選択比の向上が望まれている。
であり、場合によっては下地の酸化シリコン膜がエッチ
ングされ、さらにその下のシリコン基板1がエッチング
されることがある。このため、窒化シリコン膜と酸化シ
リコン膜とのエッチング選択比の向上が望まれている。
また、第10図に示すように、LDD型1・ランジスタ
の製造工程におけるイオン注入のマスクの形成に際して
も、同様の問題がある。
の製造工程におけるイオン注入のマスクの形成に際して
も、同様の問題がある。
すなわち、この方法では、ゲー1・電極11を形成した
後、この上層に第10図(a)に示すように窒化シリコ
ン膜を堆積し、異方性エッチングにより第10図(b)
に示すようにゲー1・亀極11の側壁にのみ窒化シリコ
ン膜12を残留せしめ、高濃度層の形成の為のマスクと
するようにしている。
後、この上層に第10図(a)に示すように窒化シリコ
ン膜を堆積し、異方性エッチングにより第10図(b)
に示すようにゲー1・亀極11の側壁にのみ窒化シリコ
ン膜12を残留せしめ、高濃度層の形成の為のマスクと
するようにしている。
(14はフィールド酸化膜である。)この窒化シリコン
膜のエッチングではゲート絶縁膜としての酸化シリコン
膜13でとめる必要がある。しかしながら、近年高集積
化にともない、ゲート絶縁膜13は薄くなる一方であり
、1. 0 O A以下になりつつある。このため、現
在のエッチング方法における選択比の程度では、酸化シ
リコン膜でエッチングが停止せずに、下地のソース・ド
レイン領域までもエッチングが及び、素子特性を著しく
損なうという問題がある。
膜のエッチングではゲート絶縁膜としての酸化シリコン
膜13でとめる必要がある。しかしながら、近年高集積
化にともない、ゲート絶縁膜13は薄くなる一方であり
、1. 0 O A以下になりつつある。このため、現
在のエッチング方法における選択比の程度では、酸化シ
リコン膜でエッチングが停止せずに、下地のソース・ド
レイン領域までもエッチングが及び、素子特性を著しく
損なうという問題がある。
このように、イオン注入工程におけるマスクの形成に際
しても、窒化シリコン膜と酸化シリコン膜とのエッチン
グ選択比の向上が望まれている。
しても、窒化シリコン膜と酸化シリコン膜とのエッチン
グ選択比の向上が望まれている。
(発明が解決しようとする課題)
このように、従来の窒化シリコンのエッチング方法では
、酸化シリコン膜に対するエッチング選択比が十分では
なく、そのためにエッチングが酸化シリコン膜で停止せ
ずに下地の窒化シリコン膜にまでおよび、素子特性を著
しく損なうという問題があった。
、酸化シリコン膜に対するエッチング選択比が十分では
なく、そのためにエッチングが酸化シリコン膜で停止せ
ずに下地の窒化シリコン膜にまでおよび、素子特性を著
しく損なうという問題があった。
ソシて、この問題は、半導体デバイスの製造に際し、窒
化シリコン膜と酸化シリコン膜とのエツチング選択比の
みならず、酸化シリコンの多結晶シリコンあるいはシリ
コンに対するエッチング選択性、窒化シリコンのシリコ
ンに対するエッチング選択性等においても深刻な問題と
なっている。
化シリコン膜と酸化シリコン膜とのエツチング選択比の
みならず、酸化シリコンの多結晶シリコンあるいはシリ
コンに対するエッチング選択性、窒化シリコンのシリコ
ンに対するエッチング選択性等においても深刻な問題と
なっている。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたもので、窒化シリ
コンの酸化シリコンに対するエッチング選択比をはじめ
、第1の材料に対する第2の祠料のエッチング選択比の
高いドライエッチング方法を提供することを目的とする
。
コンの酸化シリコンに対するエッチング選択比をはじめ
、第1の材料に対する第2の祠料のエッチング選択比の
高いドライエッチング方法を提供することを目的とする
。
(課題を解決するための手段)
そこで本発明では、第1の材料と第2の利料を担持して
なる基板を、エッチング雰囲気にさらし、第1の材料に
対して第2の祠料を選択的にエッチングする選択的エッ
チング方法において、エッチングガスとして、臭素原子
を含有してなる第1のガスと、酸素を原子含有してなる
第2のガスとの5 混合ガスであって、炭素原子を含有しないガスを用いる
ようにしている。
なる基板を、エッチング雰囲気にさらし、第1の材料に
対して第2の祠料を選択的にエッチングする選択的エッ
チング方法において、エッチングガスとして、臭素原子
を含有してなる第1のガスと、酸素を原子含有してなる
第2のガスとの5 混合ガスであって、炭素原子を含有しないガスを用いる
ようにしている。
(作用)
本発明者らは、種々の実験の結果、臭素を含有してなる
第1のガスと、酸素を含有してなる第2のガスとの混合
ガスであって、炭素原子を含有しないガスをを用いるこ
とにより、高い選択比を得ることかできることを発見し
た。本発明はこの発見に着目してなされたものである。
第1のガスと、酸素を含有してなる第2のガスとの混合
ガスであって、炭素原子を含有しないガスをを用いるこ
とにより、高い選択比を得ることかできることを発見し
た。本発明はこの発見に着目してなされたものである。
この結果について考察する。
反応性イオンエッチングでは、イオンが基板表面に衝突
し、衝撃エネルギーを与える。そして基板表面は衝撃さ
れた瞬間、表面の化学結合は分解されバラバラになる。
し、衝撃エネルギーを与える。そして基板表面は衝撃さ
れた瞬間、表面の化学結合は分解されバラバラになる。
ここで例えば、基板表面が酸化シリコン(St02)で
あったとし、ハロゲンイオンが衝突した場合を考える。
あったとし、ハロゲンイオンが衝突した場合を考える。
イオンが衝突した結果、酸化シリコンはバラバラになり
、酸化シリコン表面近傍には、St,O,X (Xはハ
ロゲン原子)が存在することになる。そして、Si原子
のうち、いくば6 くかはハロゲン原子と結合し、SiXY(Y=]〜4)
を形成して気相中に逃げていく。これがエッチング反応
である。そして、これらSi原了のうち残ったものはO
原子と結合してSi02に戻る。このようにイオン衝撃
によって分角l1されノ1したS−i原子のうちのどれ
だけがハロゲン原子と結合するかが実質のエッチング速
度を決定する要因となる。そして表面のSt原子のうち
どれたけの量がハロゲン原子と結合して、どれだけの量
がO原子と結合してSi02に戻る かは、結合エネルギーの大きさに依存する。
、酸化シリコン表面近傍には、St,O,X (Xはハ
ロゲン原子)が存在することになる。そして、Si原子
のうち、いくば6 くかはハロゲン原子と結合し、SiXY(Y=]〜4)
を形成して気相中に逃げていく。これがエッチング反応
である。そして、これらSi原了のうち残ったものはO
原子と結合してSi02に戻る。このようにイオン衝撃
によって分角l1されノ1したS−i原子のうちのどれ
だけがハロゲン原子と結合するかが実質のエッチング速
度を決定する要因となる。そして表面のSt原子のうち
どれたけの量がハロゲン原子と結合して、どれだけの量
がO原子と結合してSi02に戻る かは、結合エネルギーの大きさに依存する。
次表に、Siとハロゲン、窒素、酸素との粘合エネルギ
ーを示した。例えば、F,CI,,Brの順にエッチン
グ速度が低下するのは、この表中にも示されているよう
にで結合エネルギーがこの順に減少しているからに他な
らない。
ーを示した。例えば、F,CI,,Brの順にエッチン
グ速度が低下するのは、この表中にも示されているよう
にで結合エネルギーがこの順に減少しているからに他な
らない。
ここで、ハロゲンとしてBrを用いた場合のSiNとS
i02とのエッチングを考える。
i02とのエッチングを考える。
両者とも、イオン衝撃により分解されSiN表面には、
Si,N,Brが存在し、S i 02表面には、St
,O,Brが存在する。そして、Si原子のうち、いく
ばくかはBr原子と反応し、残ったものはN原子(Si
N表面上)あるいはO原子(Si02表面上)と結合し
てSiNまたはSio2に戻る。ここでイオン衝撃によ
り分角1(されたS〕原子とBrとが反応する割合をP
(Br)、Nと反応する割合をP (N) 、Oと反応
する割合をP(0)とすると、St−N結合よりもSi
O結合の方が結合エネルギーが大きいので、SIN表面
上でのP (B r) /P (N)よりも、St02
表面上でのP (B r) /P (0)の方が小さい
。このため、実質のエッチング速度は、SiN>Si0
2となる。
Si,N,Brが存在し、S i 02表面には、St
,O,Brが存在する。そして、Si原子のうち、いく
ばくかはBr原子と反応し、残ったものはN原子(Si
N表面上)あるいはO原子(Si02表面上)と結合し
てSiNまたはSio2に戻る。ここでイオン衝撃によ
り分角1(されたS〕原子とBrとが反応する割合をP
(Br)、Nと反応する割合をP (N) 、Oと反応
する割合をP(0)とすると、St−N結合よりもSi
O結合の方が結合エネルギーが大きいので、SIN表面
上でのP (B r) /P (N)よりも、St02
表面上でのP (B r) /P (0)の方が小さい
。このため、実質のエッチング速度は、SiN>Si0
2となる。
そして、このBrによるエッチングを主体とするこのよ
うなエッチング雰囲気下でさらに少量の酸素を添加する
と、Si02表面では何等変化かないのに対し、SiN
表面ではN原子とO原子とが反応しN原子を捕獲するた
め、Si原子はBrと反応する割合が増大し、SiNの
エッチング速度が増大する。これにより、さらに高選択
比での9 エッチングが可能となる。
うなエッチング雰囲気下でさらに少量の酸素を添加する
と、Si02表面では何等変化かないのに対し、SiN
表面ではN原子とO原子とが反応しN原子を捕獲するた
め、Si原子はBrと反応する割合が増大し、SiNの
エッチング速度が増大する。これにより、さらに高選択
比での9 エッチングが可能となる。
しかしながら、大量の酸素を添加すると、酸素分子の解
離によって生じたO原子がStと結合するようになり、
SiN,Si02ともにエッチング速度が低下する。
離によって生じたO原子がStと結合するようになり、
SiN,Si02ともにエッチング速度が低下する。
また、このエッチング系で少量の窒素を添加した場合、
やはり窒素の解離から生じたN原子がSiNの分解から
生じたN原子と反応するため、Brと反応するSi原子
の割合が増大し、SiNのエッチング速度が増大する。
やはり窒素の解離から生じたN原子がSiNの分解から
生じたN原子と反応するため、Brと反応するSi原子
の割合が増大し、SiNのエッチング速度が増大する。
一方、S i 02表面では、Si−N結合エネルギー
よりもSi−0結合エネルギーの法が大きいため、添加
した窒素が大きな効果を与えることはない。従って、S
iO2に対するSiNのエッチング選択比が向上する。
よりもSi−0結合エネルギーの法が大きいため、添加
した窒素が大きな効果を与えることはない。従って、S
iO2に対するSiNのエッチング選択比が向上する。
また、このエッチング系の中で、炭素原子を除去するの
は、炭素原子が存在すると、酸素原子と結合して酸素添
加の効果を得ることができないためであると考えられる
。
は、炭素原子が存在すると、酸素原子と結合して酸素添
加の効果を得ることができないためであると考えられる
。
(実施例)
1 0
以下、本発明の実施例について、図面を参照しつつ詳細
に説明する。
に説明する。
実施例1
第1図は、本発明実施例のドライエッチング方法に用い
るエッチング装置の概略構或を示す図である・。
るエッチング装置の概略構或を示す図である・。
このエッチング装置は、真空容器31と、この真空容器
内に配設された陰極32と陽極33とからなり、この陰
極32には13.56MHzの高周波電源34が、反射
波を低減するためのマッチングボックス35を介して接
続されており、陽極33は真空容器の土壁を兼ねており
接地されている。そして、この陰極32には、この陰極
32上に載置される試料36を冷却するための水冷パイ
プが配設されており、さらに、エッチングガスは、ガス
供給口37より驚異給され、ガス排出口38より排出さ
れるようになっている。
内に配設された陰極32と陽極33とからなり、この陰
極32には13.56MHzの高周波電源34が、反射
波を低減するためのマッチングボックス35を介して接
続されており、陽極33は真空容器の土壁を兼ねており
接地されている。そして、この陰極32には、この陰極
32上に載置される試料36を冷却するための水冷パイ
プが配設されており、さらに、エッチングガスは、ガス
供給口37より驚異給され、ガス排出口38より排出さ
れるようになっている。
次に、この装置を用いたエッチング方法について説明す
る。
る。
まず、第2図(a)に示すように、シリコン基板11
20の表面に膜厚1000Aの熱酸化膜21を形成し、
さらにその上層に膜厚4000人の窒化シリコン膜22
を形成したものを用意し、この表面にポジ型レジス1・
パターンRを形成した。
さらにその上層に膜厚4000人の窒化シリコン膜22
を形成したものを用意し、この表面にポジ型レジス1・
パターンRを形成した。
そして、このようにして形成された試料36を前記装置
の陰極32上に載置し、ガス排出口37を介して真空排
気した後、エッチングガスとして臭化水素HBrを2
0 SCCM導入すると共に酸素を5 3CCM導入し
(炭素を含まないようにする)、圧力をQ , l
Torrに保持した状態で、陰極単位面積当たり0.4
W/CIll2の高周波電力を印加してプラズマを発生
せしめ、エッチングを行う。
の陰極32上に載置し、ガス排出口37を介して真空排
気した後、エッチングガスとして臭化水素HBrを2
0 SCCM導入すると共に酸素を5 3CCM導入し
(炭素を含まないようにする)、圧力をQ , l
Torrに保持した状態で、陰極単位面積当たり0.4
W/CIll2の高周波電力を印加してプラズマを発生
せしめ、エッチングを行う。
この結果第2図(b)に示すように、極めて選択性よく
、窒化シリコン膜22のエッチングがなされ、酸化シリ
コン膜21はエッチングされることなく良好な状態で残
存している。
、窒化シリコン膜22のエッチングがなされ、酸化シリ
コン膜21はエッチングされることなく良好な状態で残
存している。
このように、本発明の方法によれば、極めて選択性良く
窒化シリコン膜のエッチングを行うことができる。従っ
て、第9図および第10図に示したような拡散やイオン
注入のための窒化シリコン1 2 マスクを形成する場合にも極めて高精度のパターンの形
戊が可能となる。
窒化シリコン膜のエッチングを行うことができる。従っ
て、第9図および第10図に示したような拡散やイオン
注入のための窒化シリコン1 2 マスクを形成する場合にも極めて高精度のパターンの形
戊が可能となる。
次に、第3図(a)乃至第3図(e)に示すように、3
種類の試料を用意した。
種類の試料を用意した。
第1は、第3図(a)に示すように、シリコン基板4.
0の表面に膜厚1μmの熱酸化膜41を形威したもので
ある。
0の表面に膜厚1μmの熱酸化膜41を形威したもので
ある。
第2は、第3図(b)に示すように、シリコン基板40
の表面に膜厚1000人の熱酸化膜41を形成し、さら
にその上層に膜厚4000Aの窒化シリコン膜42を形
威したものである。
の表面に膜厚1000人の熱酸化膜41を形成し、さら
にその上層に膜厚4000Aの窒化シリコン膜42を形
威したものである。
第3は、第3図(C)に示すように、シリコン基板40
の表面に膜厚100〇八の熱酸化膜41を形成し、さら
にその上層に膜厚4000Aの多結晶シリコン膜43を
形成したものである。
の表面に膜厚100〇八の熱酸化膜41を形成し、さら
にその上層に膜厚4000Aの多結晶シリコン膜43を
形成したものである。
この3つの試料に対し、全て同一のボジ型レジストパタ
ーンを形威した。
ーンを形威した。
そして、第1図に示したエッチング装置を用いて、これ
ら試料36を前記装置の陰極32上に載置し、前記実施
例と同様にしてエッチング番行う。
ら試料36を前記装置の陰極32上に載置し、前記実施
例と同様にしてエッチング番行う。
13
すなわち、ガス排出口37を介して真空排気した後、エ
ッチングガスとして臭化水素HBrを20SCCM導入
し、圧力を0 . I Torrに保持した状態で、
陰極単位面積当たり0.4W/Cm2の高周波電力を印
加してプラズマを発生せしめ、エッチングを行う。
ッチングガスとして臭化水素HBrを20SCCM導入
し、圧力を0 . I Torrに保持した状態で、
陰極単位面積当たり0.4W/Cm2の高周波電力を印
加してプラズマを発生せしめ、エッチングを行う。
次に、同様の操作を行い、エッチングガスとしてHBr
をベースとし酸素の添加量を変化してエッチングを行う
。
をベースとし酸素の添加量を変化してエッチングを行う
。
このようにしてエッチングを行ったのち、表面粗さ計を
用いてエッチング深さを測定し、エッチング深さをエッ
チング時間で割ってエッチング速度を求めた。第4図に
酸素添加量とエッチング速度との関係を測定した結果を
示す。図中、aはSiO2の関係曲線、bはSiNの関
係曲線、Cはp型シリコン基板の関係曲線、dは多結晶
シリコンの関′係曲線を示す。
用いてエッチング深さを測定し、エッチング深さをエッ
チング時間で割ってエッチング速度を求めた。第4図に
酸素添加量とエッチング速度との関係を測定した結果を
示す。図中、aはSiO2の関係曲線、bはSiNの関
係曲線、Cはp型シリコン基板の関係曲線、dは多結晶
シリコンの関′係曲線を示す。
そして、酸素を添加していくと、窒化シリコン膜、酸化
シリコン膜共にエッチング速度が低下するが、酸化シリ
コン膜のエッチング速度の方が急14 激に低下するために、選択比は急激に増大する。
シリコン膜共にエッチング速度が低下するが、酸化シリ
コン膜のエッチング速度の方が急14 激に低下するために、選択比は急激に増大する。
このため、酸素添加量が少量のHBr雰囲気中では、酸
化シリコンに対して窒化シリコンを高い選択比でエッチ
ングすることが可能である。
化シリコンに対して窒化シリコンを高い選択比でエッチ
ングすることが可能である。
一方、酸素添加量をさらに増大していくと、窒化シリコ
ンのエッチング速度も低下するのに対し、多結晶シリコ
ンおよびシリコン基板のエッチング速度はあまり低下し
ないため、窒化シリコンをマスクとして多結晶シリコン
およびシリコン基板をエッチングすることができる。
ンのエッチング速度も低下するのに対し、多結晶シリコ
ンおよびシリコン基板のエッチング速度はあまり低下し
ないため、窒化シリコンをマスクとして多結晶シリコン
およびシリコン基板をエッチングすることができる。
なお、ここで、HBrに代えてBr2等他の臭素原子を
含むガスを用い、02に代えてN2 0、SO2 ,S
Oa ,Co,CO2 ,H2 0,03等を使用して
も同様の結果を得ることができた。
含むガスを用い、02に代えてN2 0、SO2 ,S
Oa ,Co,CO2 ,H2 0,03等を使用して
も同様の結果を得ることができた。
た。
また、第5図に、このエッチング系において窒素を添加
した場合の、酸化シリコンと窒化シリコンに対する窒素
添加量とエッチング深さとの関係を測定した結果を示す
。図中、aはSi02の関係曲線、bはSiNの関係曲
線を示す。この図か15 らも、窒素の添加によって、窒化シリコン膜と酸化シリ
コン膜とのエッチング選択比が増大していることがわか
る。
した場合の、酸化シリコンと窒化シリコンに対する窒素
添加量とエッチング深さとの関係を測定した結果を示す
。図中、aはSi02の関係曲線、bはSiNの関係曲
線を示す。この図か15 らも、窒素の添加によって、窒化シリコン膜と酸化シリ
コン膜とのエッチング選択比が増大していることがわか
る。
実施例2
次に本発明の第2の実施例として、マグネトロンRIE
装置を用いたエッチングについて説明する。
装置を用いたエッチングについて説明する。
このマグネトロンRIE装置は、第6図に示すように、
反応容器50の外側に永久磁石51が回転可能なように
配設されており、反応容器50内には、この永久磁石と
同心円型を有する陽極52および陰極53が一対の平行
平板電極を構威してなるものである。なお、陽極は反応
容器の土壁を兼ねている。また、陰極の上には試料54
を載置するようになっており、冷却機構55によって冷
却可能なようになっている。56はガス供給口、57は
ガス排出口、58はマッチング回路、5つはRF電源で
ある。
反応容器50の外側に永久磁石51が回転可能なように
配設されており、反応容器50内には、この永久磁石と
同心円型を有する陽極52および陰極53が一対の平行
平板電極を構威してなるものである。なお、陽極は反応
容器の土壁を兼ねている。また、陰極の上には試料54
を載置するようになっており、冷却機構55によって冷
却可能なようになっている。56はガス供給口、57は
ガス排出口、58はマッチング回路、5つはRF電源で
ある。
この装置を用いて同様のエッチングを行った結果、第5
図に示したのと全く同様の結果を得るこ1 6 とができた。
図に示したのと全く同様の結果を得るこ1 6 とができた。
実施例3
次に本発明の第3の実施例として、ECRプラズマエッ
チング装置を用いたエッチングについて説明する。
チング装置を用いたエッチングについて説明する。
このECRプラズマエッチング装置は、第7図に示すよ
うに、放電室60とエッチング室62とに別れており、
放電室には導波管63を介して2.45GHzの磁場が
供給される一方、周りに配設された磁石64によってこ
の2.45GHzの磁場と共鳴する875ガウスの磁場
が発生するようになっている。そして、第1の供給口6
5を介してガスを導入し、放電管内でプラズマ61を発
生させてエッチング室に導き、さらに第2の供給口66
を介してガスを導入し、試料台67上に載置された試料
68をエッチングするように構威されている。ここで、
69は試料を冷却するための冷却機構である。また、試
料台は電気的に浮いた状態になっており、接地すること
もできるし、高周波や直流電力を印加することもできる
ようになっ17 ている。
うに、放電室60とエッチング室62とに別れており、
放電室には導波管63を介して2.45GHzの磁場が
供給される一方、周りに配設された磁石64によってこ
の2.45GHzの磁場と共鳴する875ガウスの磁場
が発生するようになっている。そして、第1の供給口6
5を介してガスを導入し、放電管内でプラズマ61を発
生させてエッチング室に導き、さらに第2の供給口66
を介してガスを導入し、試料台67上に載置された試料
68をエッチングするように構威されている。ここで、
69は試料を冷却するための冷却機構である。また、試
料台は電気的に浮いた状態になっており、接地すること
もできるし、高周波や直流電力を印加することもできる
ようになっ17 ている。
このエッチング装置の試料台に試料を載置し、ガス排出
口を介して真空排気した後、エッチングガスとして第1
の供給口65を介して臭素Br2を2 0 SCCM導
入すると共に第2の供給口66を介して酸素を導入し(
炭素を含まないようにする)、圧力を0.001Tor
rに保持した状態で、200Wのマイクロ波を導入する
と共に、磁石に電流を流して磁場を発生させ、ECR放
電を生ぜしめる。
口を介して真空排気した後、エッチングガスとして第1
の供給口65を介して臭素Br2を2 0 SCCM導
入すると共に第2の供給口66を介して酸素を導入し(
炭素を含まないようにする)、圧力を0.001Tor
rに保持した状態で、200Wのマイクロ波を導入する
と共に、磁石に電流を流して磁場を発生させ、ECR放
電を生ぜしめる。
また、試料台には20Wの高周波電力を印加し、イオン
を引き込むバイアスを発生させる。
を引き込むバイアスを発生させる。
このようにしてエッチングを行い、酸素添加量とエッチ
ング速度との関係を測定した結果を第8図に示す。図中
、aはSi02の関係曲線、bはSiNの関係曲線、C
はp型シリコン基板の関係曲線、dは多結晶シリコンの
関係曲線を示す。この図からも、前記第1の実施例で示
した結果と同様の結果になっていることが分かる。
ング速度との関係を測定した結果を第8図に示す。図中
、aはSi02の関係曲線、bはSiNの関係曲線、C
はp型シリコン基板の関係曲線、dは多結晶シリコンの
関係曲線を示す。この図からも、前記第1の実施例で示
した結果と同様の結果になっていることが分かる。
なお、エッチングガスとしてはこれらの実施例に限定さ
れることなく、適宜変更可能であり、ま18 た2種類のガスの混合ガスに限定されることなく、HB
r,Br2,02の3種類の混合ガスを用いたり、また
、希ガスや窒素等の不活性なガスを添加したりしてもよ
い。
れることなく、適宜変更可能であり、ま18 た2種類のガスの混合ガスに限定されることなく、HB
r,Br2,02の3種類の混合ガスを用いたり、また
、希ガスや窒素等の不活性なガスを添加したりしてもよ
い。
以上説明してきたように、本発明のドライエッチング方
法によれば、反応性ガスとして臭素原子を含有してなる
第1のガスと、酸素原子を含有してなる第2のガスとの
混合ガスであって、炭素原子を含有しないガスを用いる
ようにしているため、極めて選択比の良好なエッチング
が可能となる。
法によれば、反応性ガスとして臭素原子を含有してなる
第1のガスと、酸素原子を含有してなる第2のガスとの
混合ガスであって、炭素原子を含有しないガスを用いる
ようにしているため、極めて選択比の良好なエッチング
が可能となる。
第1図は本発明実施例の方法に用いるマグネ1・ロン型
反応性イオンエッチング装置を示す図、第2図(a)お
よび第2図(b)は本発明の第1の実施例のドライエッ
チング工程を示す図、第3図(a)乃至第3図(C)は
、酸素添加量とエッチング速度との関係を測定するため
の各試料を示す図、第4図は酸素添加量とエッチング速
度との関係を示す図、第5図は窒素添加量とエッチング
速度との関19 係を示す図、第6図は本発明の第2の実施例に用いられ
るマグネトロンRIE装置を示す図、第7図は本発明の
第3の実施例に用いられるECRプラズマエッチング装
置を示す図、第8図は酸素添加量とエッチング速度との
関係を示す図、第9図は酸化のマスクとしての窒化シリ
コンパターンの形成工程を示す図、第10図はイオン注
入のマスクとしての窒化シリコンパターンの形成工程を
示す図である。 1・・・シリコン基板、2・・酸化シリコン膜、3・・
・窒化シリコン膜、4・・・レジストパターン、11・
・・ゲート電極、12・・・窒化シリコン膜、13・・
・酸化シリコン膜、14・・フィールド酸化膜、20・
・・シリコン基板、21・・・熱酸化膜、22・・・窒
化シリコン膜、31・・・真空容器、32・・・陰極、
33・・・陽極、34・・・高周波電源、35・・・マ
ッチングボックス、36・・・試料、37・・・ガス供
給口、38・・・ガス排出口、40・・・シリコン基板
、41・・・熱酸化膜、42・・・窒化シリコン膜、4
3・・・多結晶シリコン膜、50・・・反応容器、51
・・・永久磁石、52・・・陽極、20 53・・・陰極、54・・・試料、55・・・冷却機構
、56・・・ガス供給口、57・・・ガス排出口、58
・・・マッチング回路、59・・・RF電源、60・・
・放電室、61・・・プラズマ、62・・・エッチング
室、63・・・導波管、64・・・磁石、65・・・第
1の供給口、66・・・第2の供給口、67・・・試料
台、68・・・試料、69・・・冷却機構。 21 (0) (b) 第2図 (0) (b) (C) 第3図 (G) (b) 第9図 (0) 第10図
反応性イオンエッチング装置を示す図、第2図(a)お
よび第2図(b)は本発明の第1の実施例のドライエッ
チング工程を示す図、第3図(a)乃至第3図(C)は
、酸素添加量とエッチング速度との関係を測定するため
の各試料を示す図、第4図は酸素添加量とエッチング速
度との関係を示す図、第5図は窒素添加量とエッチング
速度との関19 係を示す図、第6図は本発明の第2の実施例に用いられ
るマグネトロンRIE装置を示す図、第7図は本発明の
第3の実施例に用いられるECRプラズマエッチング装
置を示す図、第8図は酸素添加量とエッチング速度との
関係を示す図、第9図は酸化のマスクとしての窒化シリ
コンパターンの形成工程を示す図、第10図はイオン注
入のマスクとしての窒化シリコンパターンの形成工程を
示す図である。 1・・・シリコン基板、2・・酸化シリコン膜、3・・
・窒化シリコン膜、4・・・レジストパターン、11・
・・ゲート電極、12・・・窒化シリコン膜、13・・
・酸化シリコン膜、14・・フィールド酸化膜、20・
・・シリコン基板、21・・・熱酸化膜、22・・・窒
化シリコン膜、31・・・真空容器、32・・・陰極、
33・・・陽極、34・・・高周波電源、35・・・マ
ッチングボックス、36・・・試料、37・・・ガス供
給口、38・・・ガス排出口、40・・・シリコン基板
、41・・・熱酸化膜、42・・・窒化シリコン膜、4
3・・・多結晶シリコン膜、50・・・反応容器、51
・・・永久磁石、52・・・陽極、20 53・・・陰極、54・・・試料、55・・・冷却機構
、56・・・ガス供給口、57・・・ガス排出口、58
・・・マッチング回路、59・・・RF電源、60・・
・放電室、61・・・プラズマ、62・・・エッチング
室、63・・・導波管、64・・・磁石、65・・・第
1の供給口、66・・・第2の供給口、67・・・試料
台、68・・・試料、69・・・冷却機構。 21 (0) (b) 第2図 (0) (b) (C) 第3図 (G) (b) 第9図 (0) 第10図
Claims (2)
- (1)第1の材料と第2の材料を担持してなる基板を、
エッチング雰囲気にさらし、第1の材料に対して第2の
材料を選択的にエッチングする選択的エッチング方法に
おいて、 臭素原子を含有する第1のガスと、酸素原 子を含有する第2のガスとの混合ガスであって、炭素原
子を含有しないガスをエッチングガスとして用いるよう
にしたことを特徴とするドライエッチング方法。 - (2)前記第1のガスがHBrであり、かつ前記第2の
ガスがO_2、O_3、H_2O、SO_2、SO_3
、NO_2、NO、NO_2、CO、CO_2のいずれ
かであることを特徴とする請求項(1)記載のドライエ
ッチング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15707589A JPH0322532A (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | ドライエッチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15707589A JPH0322532A (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | ドライエッチング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0322532A true JPH0322532A (ja) | 1991-01-30 |
Family
ID=15641694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15707589A Pending JPH0322532A (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | ドライエッチング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0322532A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5318668A (en) * | 1991-10-24 | 1994-06-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dry etching method |
KR100762968B1 (ko) * | 2006-08-21 | 2007-10-04 | 헬스쿠킹하이텍 주식회사 | 청국장 제조장치 |
-
1989
- 1989-06-20 JP JP15707589A patent/JPH0322532A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5318668A (en) * | 1991-10-24 | 1994-06-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dry etching method |
KR100762968B1 (ko) * | 2006-08-21 | 2007-10-04 | 헬스쿠킹하이텍 주식회사 | 청국장 제조장치 |
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