JPH11186229A - ドライエッチング方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

ドライエッチング方法及び半導体装置の製造方法

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JPH11186229A
JPH11186229A JP34936697A JP34936697A JPH11186229A JP H11186229 A JPH11186229 A JP H11186229A JP 34936697 A JP34936697 A JP 34936697A JP 34936697 A JP34936697 A JP 34936697A JP H11186229 A JPH11186229 A JP H11186229A
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gas
reactive gas
silicon nitride
etching
flow rate
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Shiyouji Seta
渉二 瀬田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコン酸化膜のシリコン窒化膜に対するエ
ッチングレートの比を向上させる。 【解決手段】 少なくとも炭素及びフッ素を含む第1の
反応性ガスと少なくとも窒素を含む第2の反応性ガスと
を少なくとも有する混合ガスを用い、この混合ガスをプ
ラズマによって活性化してシリコン酸化膜26をシリコ
ン窒化膜25a及び25bに対して選択的にドライエッ
チングし、第1の反応性ガスを構成するガス分子に含ま
れる炭素の原子数を“X”、フッ素の原子数を“Y”、
第2の反応性ガスを構成するガス分子に含まれる窒素の
原子数を“Z”とし、エッチング雰囲気に供給する第1
の反応性ガスの流量を“a”、第2の反応性ガスの流量
を“b”としたときに、“aX/bZ≧1.9”かつ
“aY/bZ≧3.0”とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドライエッチング方
法、特にシリコン窒化膜に対してシリコン酸化膜を選択
的にエッチングする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOS型半導体装置等において、自己整
合型コンタクト(SAC)を形成するためのエッチング
プロセスでは、ゲート間の層間絶縁膜に対してコンタク
トホールの開口を行う。コンタクトホールの形成に際し
ては、ゲートの微細加工に伴い、開口領域がゲート構造
の肩の部分にかかるため、層間絶縁膜であるシリコン酸
化膜のゲート周囲に形成されたシリコン窒化膜に対する
高選択エッチングが要求される。
【0003】しかしながら、従来のドライエッチング技
術では、シリコン酸化膜の対シリコン窒化膜の選択比
は、ベタ膜では約42程度得られるものの、自己整合型
コンタクト形成の際にはゲートの肩の部分の選択比が約
12程度となり選択比が減少する。そのため、自己整合
型コンタクトを形成する場合には、ゲート間のショート
を引き起こす問題となる。また、シリコン酸化膜の対シ
リコン窒化膜の選択比を上げることにより、コントクト
ホールの底部でエッチングレートが極端に遅くなるエッ
チングストップという現象が生じたり、形状が悪くなる
といった問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、例えば自
己整合型コンタクトを形成する場合、シリコン酸化膜の
シリコン窒化膜に対するエッチングレート(特にゲート
の肩の部分のエッチングレート)の高選択比を得る技術
が必須であるが、従来は十分な選択比を得ることが困難
であった。
【0005】本発明は、上記従来の問題に対してなされ
たものであり、シリコン酸化膜のシリコン窒化膜に対す
るエッチングレートの選択比を向上させることが可能な
ドライエッチング方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るドライエッ
チング方法は、少なくとも炭素及びフッ素を含む第1の
反応性ガスと少なくとも窒素を含む第2の反応性ガスと
を少なくとも有する混合ガスを用い、この混合ガスをプ
ラズマによって活性化してシリコン酸化膜をシリコン窒
化膜に対して選択的にドライエッチングする方法であ
り、前記第1の反応性ガスを構成するガス分子に含まれ
る炭素の原子数を“X”、フッ素の原子数を“Y”、前
記第2の反応性ガスを構成するガス分子に含まれる窒素
の原子数を“Z”とし、エッチング雰囲気に供給する前
記第1の反応性ガスの流量を“a”、前記第2の反応性
ガスの流量を“b”としたときに、“aX/bZ≧1.
9”かつ“aY/bZ≧3.0”とすることを特徴とす
る。
【0007】前記第1の反応性ガスとしては、少なくと
もC48 を含むガス、少なくともC58 を含むガス
又は少なくともCH22 を含むガスをあげることがで
きる。
【0008】前記ドライエッチング方法は、半導体製造
工程における自己整合型コンタクト(SAC)形成プロ
セス、すなわち、ゲート電極の周囲にシリコン窒化膜が
形成され、このシリコン窒化膜上にシリコン酸化膜が形
成された構造に対し、シリコン酸化膜をシリコン窒化膜
に対して選択的にエッチングすることにより、ゲート電
極に対して自己整合的にコンタクトホールを形成する工
程に対して効果的に適用することができる。
【0009】本発明によれば、少なくとも炭素及びフッ
素を含む反応性ガスに窒素を微量添加し、エッチング雰
囲気に供給される炭素(C)と窒素(N)との割合(a
X/bZに対応)及びフッ素(F)と窒素(N)との割
合(aY/bZに対応)を前記の範囲に設定することに
より(この範囲に設定する理由は、後述の実施形態にお
いて詳述される。)、窒素を添加しない場合或いは窒素
の添加量を多くした場合に比較して、シリコン酸化膜の
シリコン窒化膜に対するエッチングレートの選択比を増
加させることができる。したがって、自己整合型コンタ
クトの形成プロセスに適用した場合、シリコン酸化膜を
シリコン窒化膜に対して高選択比でエッチングすること
が可能となる。特に、ゲート構造の肩の部分でのシリコ
ン窒化膜に対するシリコン酸化膜の選択比を向上させる
ことができ、ゲート間のショートを抑制することが可能
となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。まず、ドライエッチング装置の概略
構成について図1を参照して説明する。ここでは、エッ
チング装置としてマグネトロンRIE装置を例に説明す
ることとする。
【0011】真空チャンバー1内には、シリコン基板等
の被処理物2を載置する載置台3が設けられており、こ
の載置台3に対向して対向電極4が設けられている。載
置台3は温度調節機構を有しており、被処理物2の温度
を制御できるようになっている。また、真空チャンバー
1の天壁4には、ガス導入管5が接続されており、ガス
導入管5から真空チャンバー内にガスが導入され、排気
口6に設けられた弁によって真空チャンバー内の圧力が
調整されるようになっている。載置台3には高周波電源
7が接続されており、真空チャンバー内の圧力が安定し
た後、載置台3に高周波を印加することにより、真空チ
ャンバー内にプラズマが発生する。また、真空チャンバ
ーの外周部には磁石8を設けており、真空中に高密度の
磁界を作り、プラズマ中のイオンに異方性を持たせて被
処理物2をエッチングできるようになっている。
【0012】なお、マグネトロンRIE装置以外にも、
ECR、ヘリコン、誘導結合型プラズマ等のドライエッ
チング装置を使用することも可能である。次に、シリコ
ン酸化膜のシリコン窒化膜に対する選択性を調べるため
のサンプル構造を図2に示す。図2(A)はシリコン基
板11上に減圧CVD装置によってシリコン酸化膜であ
るBPSG膜12を成膜しその上にレジスト14(コン
タクトホールに対応するパターン)を形成したサンプル
であり、図2(B)はシリコン基板11上に減圧CVD
装置によってシリコン窒化膜13を成膜しその上にレジ
スト14を形成したサンプルである。図2(A)及び
(B)に示したサンプルに対し、レジスト14をマスク
としてBPSG膜12及びシリコン窒化膜13のエッチ
ングを行った。
【0013】図3〜図5に、図1に示したマグネトロン
RIE装置を用いて、BPSG膜12及びシリコン窒化
膜13をエッチングした結果を示す。エッチングに用い
たガスとしては、C48 /CO/Ar=16/300
/380(sccm)にN2を微量添加(0〜6(sc
cm))した混合ガスを用い、圧力40(mTor
r)、高周波電力1700(W)、基板温度20(℃)
の条件でエッチングを行っている。
【0014】図3及び図4からわかるように、N2 を0
<N2 ≦6(sccm)の範囲で添加することにより、
2 を添加しない場合に比べて、BPSG膜12のエッ
チングレートは増加傾向を示し、シリコン窒化膜13の
エッチングレートは減少傾向を示している。その結果、
図5に示すように、N2 を0<N2 ≦6(sccm)の
範囲で添加することにより、N2 を添加しない場合と比
較してシリコン酸化膜のシリコン窒化膜に対する選択比
が向上する。この原因として、N2 ガスを0<N2 ≦6
(sccm)の範囲で添加することにより、反応生成物
の堆積が変化したことが考えられる。また、図5に示す
ように、N2 ガスを例えば3(sccm)添加した場
合、BPSG膜のシリコン窒化膜に対するエッチングレ
ートの選択比は、現状42に対して57に向上してい
る。なお、エッチング条件が、圧力Prが20≦Pr≦
60(mTorr)、高周波電力Pwが400≦Pw≦
1700(W)、基板温度Tが20≦T≦60(℃)の
範囲においても、同様の傾向が得られた。
【0015】また、C48 /CO/Ar/N2 =16
/300/380/6(sccm)のガス条件を基準と
して、C48 の流量を減少させていき、そのときの選
択比の変化を調べた。その結果を図6に示す。同図にお
いて、(A)はN2 を流量6(sccm)で添加したと
きの結果であり、(B)はN2 を添加していないときの
結果である。
【0016】図6からわかるように、C48 の流量が
およそ4.5(sccm)のときを境にして、それ以上
の領域ではN2 を添加したとき(A)の方がN2 を添加
しないとき(B)よりも選択比が大きくなり、それ以下
の領域ではN2 を添加したとき(A)の方がN2 を添加
しないとき(B)よりも選択比が小さくなっている。し
たがって、C48 の流量が4.5(sccm)以上の
ときにN2 添加の効果が表れることになる。
【0017】このときのCとNとの割合及びFとNとの
割合を調べた。これはC及びFがエッチングに対して大
きく関与するためである。C48 分子に含まれる炭素
の原子数をX(=4)、フッ素の原子数をY(=8)と
し、N2 分子に含まれるNの原子数をZ(=2)とし、
エッチング雰囲気に供給されるC48 ガスの流量をa
(sccm)、N2 の流量をb(sccm)とすると、
48 の流量が4.5(sccm)、N2 の流量が6
(sccm)では、aX/bZ=1.5、aY/bZ=
3.0となる。したがって、aX/bZ≧1.5かつa
Y/bZ≧3.0の範囲において選択比の向上がはかれ
ることがわかる。すなわち、エッチング雰囲気中のCと
Nとの割合及びFとNとの割合が上記の範囲であれば選
択比の向上をはかることができる。なお、COに含まれ
るCはプラズマ中で分解しずらく、ほとんど化学的反応
に関与しないため、上記CとNとの割合(aX/bZ)
の中には含めていない。
【0018】次に、ガス系を変えて上記と同様の測定を
行ったときの結果について述べる。ガス条件としては、
58 /CO/Ar/N2 =a/300/380/6
(sccm)とし、C58 の流量aを2≦a≦6(s
ccm)の範囲で変化させて、そのときの選択比の変化
を調べた。圧力は40(mTorr)、高周波電力は1
400(W)、基板温度は40(℃)としている。その
結果を図7に示す。(A)はN2 を流量6(sccm)
で添加したときの結果であり、(B)はN2 を添加して
いないときの結果である。
【0019】図7からわかるように、C58 の流量が
およそ3(sccm)のときを境にして、それ以上の領
域ではN2 を添加したとき(A)の方がN2 を添加しな
いとき(B)よりも選択比が大きくなり、それ以下の領
域ではN2 を添加したとき(A)の方がN2 を添加しな
いとき(B)よりも選択比が小さくなっている。したが
って、C58 の流量が3(sccm)以上のときにN
2 添加の効果が表れることになる。
【0020】このときのCとNとの割合及びFとNとの
割合を、先に示した図6の場合と同様にして調べた。そ
の結果、C58 の流量が3(sccm)、N2 の流量
が6(sccm)では、aX/bZ=1.9、aY/b
Z=3.0となる。したがって、aX/bZ≧1.9か
つaY/bZ≧3.0の範囲において選択比の向上がは
かれることがわかる。なお、図6の場合と同様、COに
含まれるCはプラズマ中で分解しずらく、ほとんど化学
的反応に関与しないため、上記CとNとの割合(aX/
bZ)の中には含めていない。なお、エッチング条件
が、圧力Prが20≦Pr≦60(mTorr)、高周
波電力Pwが400≦Pw≦1700(W)、基板温度
Tが20≦T≦60(℃)の範囲においても、同様の傾
向が得られた。
【0021】上記C58 を用いたときのCとNとの割
合及びFとNとの割合、aX/bZ≧1.9、aY/b
Z≧3.0は、先に説明したC48 を用いたときのC
とNとの割合及びFとNとの割合、aX/bZ≧1.
5、aY/bZ≧3.0とほぼ同様の値を示しているこ
とがわかる。
【0022】次に、本発明を自己整合型コンタクト(S
AC)の形成工程に適用したときの製造工程例につい
て、図8〜図10を参照して説明する。図8に示すよう
に、シリコン基板21表面にはゲート絶縁膜22を介し
てゲート電極23(ポリシリコン膜23a及びWシリサ
イド膜23bの積層構造)が形成されており、このゲー
ト電極23の両端部に対応してソース・ドレイン24が
形成されている。ゲート電極23上にはシリコン窒化膜
25aが形成され、さらに全面にシリコン窒化膜25b
が形成されている。シリコン窒化膜25bを形成した
後、層間絶縁膜としてシリコン酸化膜であるBPSG膜
26を全面に形成し、これをCMPにより平坦化し、さ
らにその上に反射防止膜27を塗布する。この反射防止
膜27上に自己整合型コンタクトのコンタクトホールを
形成するためのレジスト28を形成する。
【0023】次に、図9に示すように、レジスト28を
マスクとして反射防止膜27、BPSG膜26をエッチ
ングする。BPSG膜26のエッチングは、本発明の方
法に基づき、シリコン窒化膜25a及び25bに対して
選択的に行った。エッチングの条件は、C48 /CO
/Ar/N2 =16/300/380/3(sccm)
とし、BPSG膜26に対して30%のオーバー時間を
かけてエッチングを行った。このとき、図に示すdの部
分をシリコン窒化膜25a及び25bの削れ量とした。
上記の条件でドライエッチングを行った結果、ゲート構
造の肩の部分でのシリコン窒化膜に対するBPSG膜の
選択比は、従来の12程度から17程度へと向上した。
なお、C58 /CO/Ar/N2 =6/150/38
0/3(sccm)という条件でエッチングを行った場
合にも、同様の傾向を得ることができた。
【0024】次に、図10に示すように、レジスト28
及び反射防止膜27を剥離した後、RIEによってソー
ス・ドレイン24上に残存しているシリコン窒化膜25
b及びゲート絶縁膜22を除去する。その後、このよう
にして形成されたコンタクトホール内にコンタクト(図
示せず)を形成することにより、自己整合型コンタクト
を作製することができる。
【0025】次に、添加ガスを変えた自己整合型コンタ
クトの形成プロセス条件にN2 を添加し、図2の場合と
同様にエッチングレートの選択比を調べた結果について
述べる。この場合にも、以下に示すように同様の結果を
得ることができた。
【0026】圧力40(mTorr)、高周波電力17
00(W)、基板温度20(℃)の条件で、C58
2 /Ar/N2 =6/4/380/b(sccm)と
し、N2 の流量bを0≦b≦4(sccm)の範囲で変
化させた場合の結果を図11〜図13に示す。これらの
結果からわかるように、N2 を0<N2 ≦4(scc
m)の範囲で添加することにより、N2 を添加しない場
合に比べて、BPSG膜のエッチングレートは増加傾向
を示し、シリコン窒化膜のエッチングレートは減少傾向
を示しているため、BPSG膜のシリコン窒化膜に対す
るエッチングレートの選択比は増加している。
【0027】また、C58 /O2 /Ar/N2 =6/
4/380/4(sccm)のガス条件を基準として、
58 の流量を減少させていき、そのときの選択比の
変化を調べた。その結果を図14に示す。(A)はN2
を流量4(sccm)で添加したときの結果であり、
(B)はN2 を添加していないときの結果である。
【0028】図14からわかるように、C58 の流量
がおよそ3(sccm)のときを境にして、それ以上の
領域ではN2 を添加したとき(A)の方がN2 を添加し
ないとき(B)よりも選択比が大きくなり、それ以下の
領域ではN2 を添加したとき(A)の方がN2 を添加し
ないとき(B)よりも選択比が小さくなっている。した
がって、C58 の流量が3(sccm)以上のときに
2 添加の効果が表れることになる。
【0029】このときのCとNとの割合及びFとNとの
割合を、先に示した図6等の場合と同様にして調べた。
その結果、C58 の流量が3(sccm)、N2 の流
量が4(sccm)では、aX/bZ=1.9、aY/
bZ=3.0となる。したがって、aX/bZ≧1.9
かつaY/bZ≧3.0の範囲において選択比の向上が
はかれることがわかる。
【0030】なお、エッチング条件として、圧力Prが
20≦Pr≦60(mTorr)、高周波電力Pwが4
00≦Pw≦1700(W)、基板温度Tが20≦T≦
60(℃)とした場合においても、同様の傾向が得られ
た。また、図8の自己整合型コンタクト(SAC)の形
成においては、C58 /O2 /Ar/N2 =6/4/
380/3(sccm)の条件でエッチングを行った結
果、前述のC48 /CO/Ar/N2 =16/300
/380/3(sccm)及びC58 /CO/Ar/
2 =6/150/380/3(sccm)の場合と同
様の傾向を得ることができた。
【0031】なお、以上説明した実施形態では、C及び
Fを含む反応性ガスとしてC48或いはC58 を用
いているが、CH22 及びC48 からなるガスを用
いても、同様の効果を得ることができる。
【0032】また、以上説明した実施形態では、シリコ
ン酸化膜としてBPSG膜を使用しているが、プラズ
マ、減圧、常圧CVD装置によって成膜したシリコン酸
化膜、或いは塗布装置によって形成した無機及び有機シ
リコン酸化膜を用いても、同様の効果を得ることが可能
である。その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内
において種々変形して実施可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも炭素及びフ
ッ素を含む反応性ガスに窒素を微量添加し、エッチング
雰囲気に供給される炭素と窒素との割合及びフッ素と窒
素との割合を所定の範囲に設定することにより、シリコ
ン酸化膜のシリコン窒化膜に対するエッチングレートの
選択比を増加させることができる。したがって、半導体
装置の製造工程における自己整合型コンタクトの形成プ
ロセス等に適用した場合、シリコン酸化膜をシリコン窒
化膜に対して高選択比でエッチングすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において用いるドライエッチング装置の
概略構成について示した図。
【図2】シリコン酸化膜のシリコン窒化膜に対する選択
性を調べるためのサンプル構造について示した図。
【図3】窒素ガスの流量を変化させたときのBPSG膜
のエッチングレートを示した図。
【図4】窒素ガスの流量を変化させたときのシリコン窒
化膜のエッチングレートを示した図。
【図5】窒素ガスの流量を変化させたときのシリコン窒
化膜に対するシリコン酸化膜のエッチングレートの選択
比を示した図。
【図6】C48 ガスの流量を変化させたときのシリコ
ン窒化膜に対するシリコン酸化膜のエッチングレートの
選択比を示した図。
【図7】C58 ガスの流量を変化させたときのシリコ
ン窒化膜に対するシリコン酸化膜のエッチングレートの
選択比を示した図。
【図8】本発明を自己整合型コンタクト形成に適用した
ときの製造工程の一部を示した図。
【図9】本発明を自己整合型コンタクト形成に適用した
ときの製造工程の一部を示した図。
【図10】本発明を自己整合型コンタクト形成に適用し
たときの製造工程の一部を示した図。
【図11】窒素ガスの流量を変化させたときのBPSG
膜のエッチングレートを示した図。
【図12】窒素ガスの流量を変化させたときのシリコン
窒化膜のエッチングレートを示した図。
【図13】窒素ガスの流量を変化させたときのシリコン
窒化膜に対するシリコン酸化膜のエッチングレートの選
択比を示した図。
【図14】C58 ガスの流量を変化させたときのシリ
コン窒化膜に対するシリコン酸化膜のエッチングレート
の選択比を示した図。
【符号の説明】
1…真空チャンバー 2…被処理物 3…載置台 4…対向電極 5…ガス導入管 6…排気口 7…高周波電源 8…磁石 11…シリコン基板 12…BPSG膜 13…シリコン窒化膜 14…レジスト 21…シリコン基板 22…ゲート絶縁膜 23…ゲート電極 24…ソース・ドレイン 25a、25b…シリコン窒化膜 26…BPSG膜 27…反射防止膜 28…レジスト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも炭素及びフッ素を含む第1の反
    応性ガスと少なくとも窒素を含む第2の反応性ガスとを
    少なくとも有する混合ガスを用い、この混合ガスをプラ
    ズマによって活性化してシリコン酸化膜をシリコン窒化
    膜に対して選択的にドライエッチングする方法であり、
    前記第1の反応性ガスを構成するガス分子に含まれる炭
    素の原子数を“X”、フッ素の原子数を“Y”、前記第
    2の反応性ガスを構成するガス分子に含まれる窒素の原
    子数を“Z”とし、エッチング雰囲気に供給する前記第
    1の反応性ガスの流量を“a”、前記第2の反応性ガス
    の流量を“b”としたときに、“aX/bZ≧1.9”
    かつ“aY/bZ≧3.0”とすることを特徴とするド
    ライエッチング方法。
  2. 【請求項2】前記第1の反応性ガスは、少なくともC4
    8 を含むガス、少なくともC58 を含むガス又は少
    なくともCH22 を含むガスであることを特徴とする
    請求項1に記載のドライエッチング方法。
  3. 【請求項3】ゲート電極の周囲にシリコン窒化膜が形成
    され、このシリコン窒化膜上にシリコン酸化膜が形成さ
    れた構造に対し、前記シリコン酸化膜を前記シリコン窒
    化膜に対して選択的にエッチングすることにより、前記
    ゲート電極に対して自己整合的にコンタクトホールを形
    成する半導体装置の製造方法において、少なくとも炭素
    及びフッ素を含む第1の反応性ガスと少なくとも窒素を
    含む第2の反応性ガスとを少なくとも有する混合ガスを
    用い、この混合ガスをプラズマによって活性化して前記
    シリコン酸化膜を前記シリコン窒化膜に対して選択的に
    ドライエッチングすることにより前記コンタクトホール
    を形成し、前記第1の反応性ガスを構成するガス分子に
    含まれる炭素の原子数を“X”、フッ素の原子数を
    “Y”、前記第2の反応性ガスを構成するガス分子に含
    まれる窒素の原子数を“Z”とし、エッチング雰囲気に
    供給する前記第1の反応性ガスの流量を“a”、前記第
    2の反応性ガスの流量を“b”としたときに、“aX/
    bZ≧1.9”かつ“aY/bZ≧3.0”とすること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
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