JPH0322527Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0322527Y2 JPH0322527Y2 JP18298085U JP18298085U JPH0322527Y2 JP H0322527 Y2 JPH0322527 Y2 JP H0322527Y2 JP 18298085 U JP18298085 U JP 18298085U JP 18298085 U JP18298085 U JP 18298085U JP H0322527 Y2 JPH0322527 Y2 JP H0322527Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- intake air
- air
- demister
- louver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 31
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案はガスタービンの吸気加熱装置に係り、
特に適切に吸気を加熱できるガスタービンの吸気
加熱装置に関する。
特に適切に吸気を加熱できるガスタービンの吸気
加熱装置に関する。
[従来の技術]
艦船等の船舶の主機や、各種工場設備等の駆動
源として使用されるガスタービンの中には第4図
又は第5図に示すように、吸気中の水分、塩分等
を除去するために、ガスタービンの吸気口aの上
流側の吸気ダクトb内にデミスタcが設備された
ものがある。
源として使用されるガスタービンの中には第4図
又は第5図に示すように、吸気中の水分、塩分等
を除去するために、ガスタービンの吸気口aの上
流側の吸気ダクトb内にデミスタcが設備された
ものがある。
ところでこのようなガスタービンを寒冷地、又
は寒冷時に運転するとデミスタcが永結し、ガス
タービンに悪影響を及ぼすことになる。
は寒冷時に運転するとデミスタcが永結し、ガス
タービンに悪影響を及ぼすことになる。
そこで従来にあつてはデミスタ上流側の吸気ダ
クトb内に吸気を加熱するための加熱手段dを設
けて、デミスタcの永結を防止するようにしてい
る。第4図に示すものは、デミスタcの近傍に加
熱手段dを設置した例であり、他方第5図に示す
ものは、吸気を外界から取り入れるためのルーバ
eの近傍に加熱手段dを設置した例である。
クトb内に吸気を加熱するための加熱手段dを設
けて、デミスタcの永結を防止するようにしてい
る。第4図に示すものは、デミスタcの近傍に加
熱手段dを設置した例であり、他方第5図に示す
ものは、吸気を外界から取り入れるためのルーバ
eの近傍に加熱手段dを設置した例である。
[考案が解決しようとする問題点]
しかしながら前者にあつては、加熱手段dの設
置箇所がデミスタCの近傍であるため、デミスタ
cを焼損させる虞れがあつた。また後者にあつて
は、加熱手段dの設置箇所が、外界に臨むルーバ
eの近傍であるため効率良く吸気を加熱すること
ができなかつた。殊に艦船にあつては、ルーバe
からの赤外線の放出量が多くなり、好ましくなか
つた。
置箇所がデミスタCの近傍であるため、デミスタ
cを焼損させる虞れがあつた。また後者にあつて
は、加熱手段dの設置箇所が、外界に臨むルーバ
eの近傍であるため効率良く吸気を加熱すること
ができなかつた。殊に艦船にあつては、ルーバe
からの赤外線の放出量が多くなり、好ましくなか
つた。
他方、吸気を効率良く加熱するためにはある程
度吸気の流れに乱れがある方が好ましい。そこで
吸気ダクトb内に邪魔板を設備することが行われ
ているが、反面圧力損失を増大させるため、この
ような手段を採用することなくある程度吸気流れ
を乱すことができる手段の案出が望まれる。
度吸気の流れに乱れがある方が好ましい。そこで
吸気ダクトb内に邪魔板を設備することが行われ
ているが、反面圧力損失を増大させるため、この
ような手段を採用することなくある程度吸気流れ
を乱すことができる手段の案出が望まれる。
[考案の目的]
本考案は上述しつような問題点に鑑みて創案さ
れたものであり、その目的は設置環境、吸気の流
れ状態に適合させて適切に吸気を加熱できるガス
タービンの吸気加熱装置を提供するにある。
れたものであり、その目的は設置環境、吸気の流
れ状態に適合させて適切に吸気を加熱できるガス
タービンの吸気加熱装置を提供するにある。
[考案の概要]
本考案は、断面方形状に形成され、その隣接す
る二つの壁部夫々に吸気取入口及び吸気送出口が
形成されると共に、これら取入口及び送出口夫々
にルーバ及びデミスタを有し、ルーバから吸気を
取り入れ、デミスタを介して吸気口へ吸気を送出
させるための吸気ダクトを有するガスタービンに
おいて、吸気ダクト内に、その対角線に沿つて、
高温空気が導入されて吸気を加熱するための吸気
加熱管を設けると共に、吸気加熱管に、吸気流れ
に対して高温空気を噴出する空気噴出管を設け
て、ルーバ及びデミスタに対してこれらと離隔さ
せた吸気加熱管の配置を可能とすると共に、吸気
加熱管を吸気流れと交わる配置とし、且つ空気噴
出管から高温空気を噴出させて吸気流れの乱れを
助長させるようにしたものである。
る二つの壁部夫々に吸気取入口及び吸気送出口が
形成されると共に、これら取入口及び送出口夫々
にルーバ及びデミスタを有し、ルーバから吸気を
取り入れ、デミスタを介して吸気口へ吸気を送出
させるための吸気ダクトを有するガスタービンに
おいて、吸気ダクト内に、その対角線に沿つて、
高温空気が導入されて吸気を加熱するための吸気
加熱管を設けると共に、吸気加熱管に、吸気流れ
に対して高温空気を噴出する空気噴出管を設け
て、ルーバ及びデミスタに対してこれらと離隔さ
せた吸気加熱管の配置を可能とすると共に、吸気
加熱管を吸気流れと交わる配置とし、且つ空気噴
出管から高温空気を噴出させて吸気流れの乱れを
助長させるようにしたものである。
[実施例]
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に従つ
て詳述する。
て詳述する。
第1図に示すように断面方形状に形成された吸
気ダクト1には、その相隣接する二つの壁部1
a,1b夫々が吸気取入口2及び吸気送出口3が
形成される。これら取入口2及び送出口3には
夫々、吸気導入を案内するためのルーバ4と、水
分、塩分等を除去するためのデミスタ5が設けら
れる。そして吸気は、ルーバ4からダクト1内に
取り入れられ、デミスタ5を介してガスタービン
の吸気口6へ送出されるようになつている。吸気
ダクト1内では吸気はルーバ側からデミスタ側に
亘つて大凡湾曲された流れとなつているが、殊に
デミスタ、ルーバが設けられない壁部1c側の空
間Aに向かう吸気流れの外縁部(図中、Bで示す
側)は流れが不安定であり、相当の乱れを生じて
いる。
気ダクト1には、その相隣接する二つの壁部1
a,1b夫々が吸気取入口2及び吸気送出口3が
形成される。これら取入口2及び送出口3には
夫々、吸気導入を案内するためのルーバ4と、水
分、塩分等を除去するためのデミスタ5が設けら
れる。そして吸気は、ルーバ4からダクト1内に
取り入れられ、デミスタ5を介してガスタービン
の吸気口6へ送出されるようになつている。吸気
ダクト1内では吸気はルーバ側からデミスタ側に
亘つて大凡湾曲された流れとなつているが、殊に
デミスタ、ルーバが設けられない壁部1c側の空
間Aに向かう吸気流れの外縁部(図中、Bで示す
側)は流れが不安定であり、相当の乱れを生じて
いる。
ここに本考案にあつては、デミスタ及びルーバ
が設けられた二つの壁部1a,1bに挟まれる空
間内の吸気ダクトの対角線Tに沿つて吸気加熱管
7が設けられる。この配置は第1に、デミスタ5
及びルーバ4双方から相当の間隔を隔てた箇所に
加熱管7を設備するものであり、デミスタ5の焼
損や赤外線の放出を抑制することができる。また
第2に、ルーバ4とデミスタ5との間に流通する
吸気流れと交わり、且つ流れの不安定な吸気流れ
の外縁部Bに加熱管7を延設するものであり、吸
気を効率良く加熱することができる。
が設けられた二つの壁部1a,1bに挟まれる空
間内の吸気ダクトの対角線Tに沿つて吸気加熱管
7が設けられる。この配置は第1に、デミスタ5
及びルーバ4双方から相当の間隔を隔てた箇所に
加熱管7を設備するものであり、デミスタ5の焼
損や赤外線の放出を抑制することができる。また
第2に、ルーバ4とデミスタ5との間に流通する
吸気流れと交わり、且つ流れの不安定な吸気流れ
の外縁部Bに加熱管7を延設するものであり、吸
気を効率良く加熱することができる。
ここに吸気加熱管7には、ガスタービンの圧縮
機で加圧昇温された空気が抽気されて導入される
ようになつており、この高温空気により吸気を加
熱するようになつている。
機で加圧昇温された空気が抽気されて導入される
ようになつており、この高温空気により吸気を加
熱するようになつている。
更にこの吸気加熱管7には第2図に示すよう
に、これより分岐させて空気噴出管8が設けられ
る。この空気噴出管8は複数の噴射孔9を有し、
加熱管の長手方向に沿つて適宜間隔を隔てて配設
される。本実施例にあつては、噴射孔9は吸気流
れに対して略直角方向から臨むように開口されて
いる。そしてこの空気噴出管8は、加熱管7に導
入された高温空気の一部を、吸気流れに対して噴
出して、吸気流れの乱れを助長するようになつて
おり、これにより更に吸気加熱の効率向上が図ら
れている。また噴出される空気が高温であること
から吸気との混合により、この面からも吸気加熱
の改善が図られている。これに際し、邪魔板等を
採用するのに比して、圧力損失の増加を小さく抑
えることができる。
に、これより分岐させて空気噴出管8が設けられ
る。この空気噴出管8は複数の噴射孔9を有し、
加熱管の長手方向に沿つて適宜間隔を隔てて配設
される。本実施例にあつては、噴射孔9は吸気流
れに対して略直角方向から臨むように開口されて
いる。そしてこの空気噴出管8は、加熱管7に導
入された高温空気の一部を、吸気流れに対して噴
出して、吸気流れの乱れを助長するようになつて
おり、これにより更に吸気加熱の効率向上が図ら
れている。また噴出される空気が高温であること
から吸気との混合により、この面からも吸気加熱
の改善が図られている。これに際し、邪魔板等を
採用するのに比して、圧力損失の増加を小さく抑
えることができる。
尚、第3図にはルーバ4が示されており、通常
の斜板10が複数枚重ねられて構成されている。
の斜板10が複数枚重ねられて構成されている。
[考案の効果]
以上要するに本考案によれば次のような優れた
効果を発揮する。
効果を発揮する。
(1) 吸気ダクト内に、その対角線に沿つて吸気加
熱管を設けてこれをルーバ及びデミスタから相
当離隔させることができ、デミスタの焼損や赤
外線の放出を抑止できる。
熱管を設けてこれをルーバ及びデミスタから相
当離隔させることができ、デミスタの焼損や赤
外線の放出を抑止できる。
(2) また吸気加熱管を吸気ダクト内の吸気流れに
交わらせ、且つ乱れが顕著な吸気流れの外縁部
側を加熱でき、吸気を効率良く昇温できる。
交わらせ、且つ乱れが顕著な吸気流れの外縁部
側を加熱でき、吸気を効率良く昇温できる。
(3) 空気噴出管からの噴出空気により吸気流れの
乱れを助長して吸気を効率良く加熱できる。
乱れを助長して吸気を効率良く加熱できる。
(4) 空気噴出管から高温空気を噴出させるので、
吸気との混合によりこの面からも効率良く吸気
を加熱できる。
吸気との混合によりこの面からも効率良く吸気
を加熱できる。
(5) 吸気流れを乱す際に、噴出空気で行うように
したので、邪魔板を採用する場合に比べ圧力損
失の増加を抑制できる。
したので、邪魔板を採用する場合に比べ圧力損
失の増加を抑制できる。
第1図は本考案の好適一実施例を示す概略図、
第2図は本考案に採用される吸気加熱管及び空気
噴出管を示す斜視図、第3図はルーバを示す一部
斜視図、第4図及び第5図は従来例を示す概略図
である。 図中、1は吸気ダクト、1a,1bはその壁
部、2は吸気取入口、3は吸気送出口、4はルー
バ、5はデミスタ、6は吸気口、7は吸気加熱
管、8は空気噴出管、Tは吸気ダクトの対角線で
ある。
第2図は本考案に採用される吸気加熱管及び空気
噴出管を示す斜視図、第3図はルーバを示す一部
斜視図、第4図及び第5図は従来例を示す概略図
である。 図中、1は吸気ダクト、1a,1bはその壁
部、2は吸気取入口、3は吸気送出口、4はルー
バ、5はデミスタ、6は吸気口、7は吸気加熱
管、8は空気噴出管、Tは吸気ダクトの対角線で
ある。
Claims (1)
- 断面方形状に形成され、その隣接する二つの壁
部夫々に吸気取入口及び吸気送出口が形成される
と共に、これら取入口及び送出口夫々にルーバ及
びデミスタを有し、該ルーバから吸気を取り入
れ、該デミスタを介して吸気口へ吸気を送出させ
るための吸気ダクトを有するガスタービンにおい
て、上記吸気ダクト内に上記ルーバ及び上記デミ
スタから間隔を隔てて、これら間に流通する吸気
流れと交わる該吸気ダクトの対角線に沿つて、高
温空気が導入されて吸気を加熱するための吸気加
熱管を設けると共に、該吸気加熱管に、吸気流れ
に対して高温空気を噴出させてその流れを乱すた
めの空気噴出管を設けたことを特徴とするガスタ
ービンの吸気加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18298085U JPH0322527Y2 (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18298085U JPH0322527Y2 (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6290949U JPS6290949U (ja) | 1987-06-10 |
JPH0322527Y2 true JPH0322527Y2 (ja) | 1991-05-16 |
Family
ID=31129285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18298085U Expired JPH0322527Y2 (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0322527Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8001760B2 (en) | 2008-10-09 | 2011-08-23 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Intake air heating system of combined cycle plant |
US8083466B2 (en) * | 2009-03-13 | 2011-12-27 | General Electric Company | Turbomachine inlet heating system |
US8932004B2 (en) * | 2011-11-08 | 2015-01-13 | General Electric Company | Inlet bleed heat system |
-
1985
- 1985-11-29 JP JP18298085U patent/JPH0322527Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6290949U (ja) | 1987-06-10 |
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