JP2011505291A - 最適化した霜処理システムを含む航空機のナセル - Google Patents

最適化した霜処理システムを含む航空機のナセル Download PDF

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Abstract


【課題】 本発明の対象は、航空機のナセルであり、
【解決手段】前記ナセルは、導管(32)、周縁壁面(34)、前方で前記導管(32)と前記周縁壁面(34)を連結し、空気取入口を画定する唇部(36)、ならびに除霜のための熱気が中を流通する導管(51)を前記唇部(36)と画定している前枠(38)を備えている霜処理システムを含んでおり、周縁壁面(34)のレベルに設けられる点Aから、前枠(38)が備えてある、導管(32)のレベルに設けられる点Bまでの長手方向区分に伸びている区域を処理する霜処理システムで、除霜のための熱気が中を流通する導管(32)を前記唇部(36)と共に画定している前枠(38)が備えてあり、前記導管(32)が消音処理のための被覆材(44)を含んでおり、該被覆材が内側から外側に、反射層、少なくとも1つの蜂窩状構造体および少なくとも1つの耐久性消音構造体を含んでおり、前枠(38)が唇部(36)および/または点Bに対してナセルの前方にずれている導管(32)を含み、諸導管50が、熱気を、熱気のための前記導管(51)から点Bに対応する円形のレベルに配置してある出口まで送るための導管(32)と唇部(36)の内面のレベルに設けられてあり、前記諸導管(50)が接続区域を超えて、一方では、前枠(38)および他方では、唇部(36)および/または導管(32)との間の接続区域に伸びており、消音処理のために熱気を被覆材(44)から隔離する少なくとも1つの仕切りで画定されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、最適化した霜処理システムを含む航空機のナセルに関する。
氷および/または霜の形成および/または蓄積を阻止することのできるシステムは大きく2つの系統に分かれており、第1の系統は、氷および/または霜の形成を制限できる防霜システムと呼ばれており、第2の系統は、氷および/または霜の蓄積を阻止し、一旦形成された氷および/または霜に作用する除霜システムと呼ばれている。これから続く記述では、霜処理システムまたは方法とは、防霜システムまたは方法、あるいは除霜システムまたは方法を指すことにする。
本発明は、とりわけ、エンジンのレベルで採取し、翼前縁の内壁のレベルに送り出す熱気を利用することからなる霜処理システムに関する。
図1に示した一実施態様によれば、ナセル10は、少なくとも1つの導管12、周縁壁面14および前方では、導管12と周縁壁面14とを連結している唇部16で画定されている空気取入口を含んでいる。
既知の方法で、導管12は、消音処理のために、内側から外側に、反射層、少なくとも1つの蜂窩状構造体および少なくとも1つの耐久性消音構造体を含んでいる。
航空機の機能を確実にするために、霜の処理は、周縁壁面14のレベルに配置してある点Aから、導管12のレベルに設けられている点Bまでこれを行われなければならない。前枠20が、唇部と共に、空気取入口のレベルで熱気用円形導管を画定するために設けられており、前記前枠は、点Aのレベルで周縁壁面22との接続区域および点Bのレベルで導管との接続区域を含んでいる。
一実施態様では、唇部16を形成するパネルと周縁壁面14を形成するパネルとの連結を確実にするために、前記両パネルの縁部は、前枠20の縁部22にぴったり重ね合わされて、次いで適切ななんらかの方法で固定されている。
唇部を形成するパネルと、導管12を画定するパネルの内の1のパネルとの間の連結を確実にするために、前記両パネルの縁部は重ね合わされ、適切ななんらかの方法で相互にぴったり保持、固定されている。図1に示したように、前枠20は、折り返し縁部24を含んでおり、唇部のパネルの内面が適切ななんらかの方法で前記折り返し縁部にぴったり重ね合わされ、固定されている。
前枠20と唇部16は、導管と共に倒立D字型の形状の断面を画定しており、前記導管は、ナセルの全円周に伸びていて、霜処理のために使用される熱気は、その中を流動する。前枠20の位置は、点Aと点Bとの間に伸びている霜の処理区域に左右される。
この配置構成は、次の理由によって満足できない。すなわち、前枠20のこの位置は、除霜時に大量の熱気の吐出量を必要とする導管用の大量の熱気を生成する。ところが霜処理は、動力機構が、霜処理を最適化するための熱気の充分な吐出量を生成し得ない弱い作動状態で機能するとき、飛翔の特定段階時に操作することがあり得る。
別の支障として、この状態では、前枠20は、鳥の衝撃の方向にほぼ垂直である。したがって、このような衝撃に耐えられるように、例えば前枠の厚さか、または補強材数を増やさなければならず、ゆえに搭乗物体を大きくすることになり、したがって、航空機のエネルギーの消費量を増やすことになる。
別の支障として、霜処理システムは、消音処理のためのシステムと互換性がなければならない。
既知の方法で、消音処理システムは、被覆材が効果的であるように、壁面のレベルで、外方から内方に、耐久性消音用多孔質層、蜂窩状構造体および音波不透過性反射層を含んでいる。
この消音処理は、できる限り、広くなければならない。

唇部16と前枠20とで画定してある熱気用に設けられている導管内で、唇部の下面は、消音処理用被覆材26を含むことができる。FR−070055586号特許出願に示してある一実施態様によれば、消音処理のために、導管が、蜂窩状構造体と被覆材26の耐久性消音用構造体との間に配置してある。
図1に示したように、熱気の排出手段が、熱気を導管12で、ナセルの構造体の外部に排出するために設けられている。
一実施態様では、排出手段は、唇部の壁面のレベルに配設してある穿孔または微小穿孔26の形状を呈している。
この実施態様の第1の支障として、消音面に関して無処理の排出手段に占められている区域の面積に、前枠20と導管12との間の同じく無処理の接続区域の面積が加わるので、消音処理を最適にすることが可能ではない。
別の支障として、唇部の金属製薄板内の微小穿孔は、熱気の貫通に耐えにくく、微小ひび割れ現象を生成する傾向があり、空気取入口の寿命が著しく短縮される。
なお、別の支障として、消音処理用被覆材の外皮が熱に弱い合成材料製であるので、合成材料の焼け焦げの危険を制限するために、消音面で処理される区域に対して最適な方法で位置づける必要がある。
US−5088.277号文書に、排出手段の別の実施態様が記述してある。この文書によれば、前枠は、その中央部に支承面を含んでおり、唇部を形成する壁面が前記支承面にぴったり重ね合わされる。排出手段を形成するために、唇部を形成する壁面は、前枠との接続区域のレベルにふくらみ部を含んでいる。したがって、排出手段のレベルで、唇部を形成する壁面は、熱気を通らせるために前枠から引き離されて、前記熱気は、導管の表面に平行して排出される。この実施態様では、導管を形成する壁面の外面は、前枠の支承面の延長部内に来るので、ふくらみ部の外の区域でも、導管の表面と唇部の表面との間にずれが存在する。
FR−070055586号特許出願 US−5088.277号文書
この実施態様は、次の理由により、満足すべきではない。すなわち、この排出手段は、ナセルの導管内を流動する空気の流束に対して重大な航空力学的擾乱を生成する。事実、ふくらみ部は、導管の表面および唇部の表面に対して突出した形状になって、下流に配設してある動力機構または送風機にとって許容できない航空力学的擾乱を生成する可能性があるからである。
この擾乱は、除霜システムが規則正しい機能を有しているので、ふくらみ部が、ナセルの導管内で流動する空気の流束を常時擾乱するだけに、迷惑である。
別の支障として、導管の表面と唇部の表面との間のずれは、同じく航空力学的擾乱を生成する表面の欠陥をもたらす。
なお、熱気の流束が導管の表面に平行に排出されるので、導管の表面の消音処理に使用される合成材料を焦がす恐れがある。したがって、US−5.088.277号文書に示してあるように、消音処理用被覆材は、排出手段から隔離されるので、消音面で処理される表面を減少させることになる。
したがって、消音処理と相容れる、最適な霜処理方式を内蔵しているナセルを提案することによって、従来の技術の欠点の排除を狙いとしている。
したがって、本発明は、導管、周縁壁面、前記導管と前記周縁壁面を連結し、空気取入口を画定する、前方にある唇部、ならびに周縁壁面のレベルに設けられる点Aから導管のレベルに設けられる点Bまでの長手方向区間に伸びている区域を処理する霜処理システムを含んでおり、除霜のための熱気が中を流動する導管と前記唇部を画定する前枠を備えており、前記導管が消音処理用被覆材を含んでおり、内側から外側に反射層、少なくとも1つの蜂窩状構造体および少なくとも1つの耐久性消音用構造体を備えており、前枠が、唇部と接続区域および/または点Bに対してナセルの前方にずれている導管を含んでおり、熱気用導管から、点Bに対応する円形のレベルに配置してある出口まで熱気を送るために、導管と唇部の内面のレベルに導管が設けられてあり、前記導管が、一方では、前枠と、他方では、唇部および/または導管との間の接続区域を超えて伸びており、消音処理のために、熱気を被覆材から隔離する少なくとも1つの仕切りで画定してあることを特徴としている航空機のナセルを目的としている。
その他の特性と利点は、添付図に照らして、単に例として示した記述である、本発明のこれから後の記述から明らかになるだろう。すなわち、
従来の技術によるナセルの前部の断面図である。 従来の技術および本発明による前枠の位置、ならびに除霜の範囲および消音面で処理される区域を示すナセルの前部の断面図である。 本発明による熱気排出システムを詳細に示す断面図である。 本発明による排出システムのかいものを示す斜視図である。 唇部を形成するパネルに取り付けた、図5のかいものの斜視図である。 排出システムの排出口を示す図5のかいものの斜視図である。 別の変形態様によるかいものの斜視図である。 唇部を形成するパネルに取り付けた、図7のかいものを示す斜視図である。 本発明の別の変形態様によるかいものの斜視図である。 また別の変形態様によるかいものの斜視図である。 図10のかいものの側面図である。 かいもの無しの本発明による異なる変形態様を示す断面図である。 かいもの無しの本発明による異なる変形態様を示す断面図である。 かいもの無しの本発明による異なる変形態様を示す断面図である。 一方では、唇部を形成するパネルとかいものとの間および他方では、前記かいものと、導管を形成するパネルとの間の2つの相次ぐ接続部を有する、本発明の変形態様を示す断面図である。 接続区域のレベルにおける両パネル間に介在する座金を有する本発明による排出システムの変形態様を示す断面図である。 接続区域のレベルにおける両パネル間に介在する座金を有する本発明による排出システムの変形態様を示す断面図である。
図2と図3に、導管32、周縁壁面34および前方で前記導管32と前記周縁壁面34とを連結し、空気取入口を画定する唇部36を含むナセルを30で示した。ナセルの他の要素は、当業者に知られているので、記述しない。
通常、導管(または唇部)の壁面は、多数のパネル、多数のプレート、多数の薄皮または類似品の集合からなっている。これから先の記述では、壁面のあらゆる形態は、パネルという用語で示すことにする。
ナセル30の構造体は、周縁壁面34と導管32とを連結し、唇部36を担持している前枠38を含んでいる。
前枠38は、周縁壁面34と唇部36の接続のレベルに配置してある第1縁部および導管32と唇部36の接続のレベルに配置してある第2縁部を含んでいる。
第1縁部のレベルで、前枠38は、支承面40を含んでおり、前記支承面のレベルで周縁壁面34および/または唇部36が固定してある。
一実施態様によれば、抗力に対する影響を減少させるために、周縁壁面と唇部のパネルは、端と端をつき合わせて、重ね合わせないで、両方とも支承面40に固定させてある。
第2縁部のレベルで、前枠38は、支承面42を含んでおり、前記支承面のレベルで、導管32および/または唇部36が固定されている。
一実施態様では、唇部36の壁面は、支承面42の表面に固定してあり、向かい合わせの導管の壁面の端部と唇部の壁面の端部は、重ねあわされて適切ななんらかの方法で固定してある。抗力に対する影響を減少させるために、導管のパネル(または唇部のパネル)は、屈曲部を含んでおり、前記屈曲部の高さは、重ね合わせ区域の両側の2つのパネルの航空力学的表面が同一面に配置してあるように、唇部のパネル(または相対する導管のパネル)の厚さに合わせてある。
一般に、2つの要素、とりわけ2つのパネルまたはパネルの部分が重ねあわせてある区域を接続区域と呼んでいる。本発明は、それぞれ接続区域の両側に、ナセルの外面を形成する表面を含んでいる2つの要素間の接続区域を取り扱っている。
これから先の記述では、ナセルの内部とは、周縁壁面、唇部、そして航空機の外部で流動する航空力学的流束と接触していない導管に画定されているナセルの区域を指すのであり、ナセルの外部は、航空力学的流束が流動するレベルでの補足的区域、すなわち周縁壁面の外面、またはターボエンジンに送られる空気の風路が内部を流通している導管の外面と接触する航空力学的流束が流通するレベルでの補足的区域に対応する。
騒音による公害を減少させるべく、導管32は、内側から外側にかけて、反射層、少なくとも1つの蜂窩状構造体および少なくとも1つの耐久性消音構造体44を含んでいる。消音処理用被覆材は、当業者に同じく知られているので、詳述しないことにする。通常、航空力学的表面を形成する耐久性消音構造体は、合成材料製である。
消音処理を改善するべく、唇部は、消音被覆材46も、同じく含むことができる。
一方では、前枠と唇部との間、他方では、唇部と導管との間の接続区域は、前記諸要素の重なり合いのために、消音面で処理されていない区域である。
ナセルは、周縁壁面34のレベルに設けられている点Aから、導管32つのレベルに設けられている点Bまでの長手方向の区間に伸びている区域を被覆すべき霜処理システムも、唇部36のレベルに含んでいる。
本発明は、とりわけ、熱気による霜処理システムが組み込まれているナセルに関している。この場合、唇部の内面と接触している熱気が、唇部のレベルで霜の形成または蓄積を阻止するために、熱気を唇部の内側に吹き込む手段が設けられている。
一実施態様によれば、熱気は、動力機構のレベルで採取され、管路が、前枠と唇部で画定されている空間に送られるために設けられている。この諸要素は、当業者に知られているので、これ以上詳述しないことにする。
有利なことに、霜処理の効果を強化するために、唇部の内面に近接して、熱気を導管で誘導するための手段が設けられている。FR−070055586号特許出願に記述されている一実施態様では、導管48が蜂窩状構造体と消音処理のための被覆材の耐久性消音構造体との間に介在している。
ナセルは、前記ナセルの外側での霜処理のために使用されている熱気を排出するための手段を含んでいる。
本発明では、ナセルの空気取入口のレベルで、唇部36および/または導管32の接続区域は、点Bに対してナセルの前方の方にずれており、諸導管50が、唇部36の内面および導管32のレベルで、唇部36と前枠38で画定されている熱気用導管51から、図2の断面図における点Bに対応する環状部に配置してある出口まで熱気を送るために設けられている。
US−5.088.277号文書で提案されている解決策とは逆に、この諸導管50は、霜処理区域が接続区域を超えて行くように、一方では、前枠38、他方では、唇部36および/または導管32間の接続区域を越えて伸びている。なお、内面のレベルに配置してある限り、US−5.088.277号文書で提案されている解決策のように航空力学的気流の擾乱を生じ得る、導管32内に逆流をまったく生成しない。
この諸導管50は、消音処理のために、被覆材44を熱から隔離する少なくとも1つの仕切り、後に説明するように、例えばかいもので画定されている。この解決策は、熱気を蜂窩状構造体の小胞を隔離することを可能にする。したがって、消音処理は、熱気に擾乱されない。好ましいことに、少なくとも1つの前記仕切りは、耐熱性材料製であり、搭載重量を少なくするために合成材料製であり得る消音処理用被覆材を隔離することを可能にする。
本発明の別の利点として、接続区域を、一方では、前枠38、そして他方では、唇部36および/またはナセルの前方の導管32間にずらせる事実は、導管51の体積を減らすことを可能にし、したがって、熱気の必要吐出量を減らすことを可能にする。ゆえに、この配置構成は、動力機構が弱い作動状態で機能して、熱気の吐出量がわずかである時の特定飛翔段階に介入する霜処理の最適化を可能にする。
別の利点として、この配置構成では、前枠は、従来の技術に対して、もっと傾斜しているので、鳥の衝突に対する抵抗力が増大し、ゆえにその重量を最適化できる。
本発明では、熱気排出用諸導管50は、接続区域のレベルに設けられており、接続区域を形成する2つの要素間に介在している。
本発明の重要な特性として、諸導管50は、熱気を、導管内で流動する航空力学的流束と混ぜ合わせて冷却させ、ナセルの外面に平行でない方向に熱気を排出することのできる形状を有する。
有利なことに、排出された熱気の流束の方向は、外面と5度ないし60度の変化を有する角度をなす。好ましいことに、熱気の冷却と、導管内を流動する航空力学的流束の擾乱間の良好な折り合いが得られるように、角度は、5度ないし30度内に含まれる。
本発明の重要な点として、接続区域のレベルで内部に配置してある要素は、前記要素の外面のレベルで、もう一方の要素の内面にぴったり重ね合わせてある区域と、前記要素のレベルにおける区域との間に傾斜面を含んでおり、前記傾斜面が、熱気の流束をナセルの外面に平行でない方向に方向付けることを可能にしている。
一実施態様では、諸導管50は、ナセルの導管の全周縁壁面または円周の1または複数の部分に設けられている。
改善された一実施態様では、熱気の噴射角度は、周縁に沿って一定ではないようにすることができる。したがって、導管の周縁上の排出手段の位置に応じて、噴射角度を最適化できる。
一実施態様では、諸導管50は、接続区域の2つの要素間に配置してある少なくとも1つの突出および/または凹状要素を有する少なくとも1つのかいもの52で画定されている。
好ましい実施態様では、かいもの52は、唇部36のパネル54と導管32のパネル56との間に介在している部分を含んでおり、前枠38の支承面42は、図3に詳細に示してあるように、両パネル54と56の重なり合い区域に水平に配置してある。
この配置構成は、前枠38、唇部36、導管32と諸導管50間の接続区域か積み重なっているので、非処理面が更に少なくなって、消音処理を更に改善できる。
別の利点として、排出装置は、穿孔または微細穿孔を含まなくなるので、空気圧下の引き裂きを生じ得る危険がもはやなくなり、前記排出装置の寿命を明らかに延ばすことに役立つ。
この配置構成はまた、空気がこの排出装置が排出されるように仕向けるので、唇部の除霜が大きく向上する利点もある。
有利なことに、かいもの52は、重ね合わせてあるパネル間に介在している第1部分58および一方だけのパネル、および導管32のパネルに対応する、接続区域のレベルで内部に配置してあるパネルに水平の第2部分60を含んでいる。この配置構成は、通常、少なくとも部分的に複合材料製である導管32を形成するパネルを保護することを可能にする。
図10と図11に示した第1の変形態様では、かいもの52は、内側から外側の方へ熱気の通行を許す突出要素を形成する、かいものの少なくとも1つの面のレベルに設けられるこま62を含んでいる。有利なことに、この実施態様では、かいもの52は、第1部分58を含んでおり、前記部分のレベルに、両パネル54と56間に介在しているこま62が取り付けてある第1部分58、導管32のパネル56だけと接触している第2部分60を含んでいる。こま62は、霜処理を長く続けさせ、通常、熱に弱い合成材料製で少なくとも部分的に製作されている内側導管のパネル56を保護するために、熱気がパネル54だけと接触するように、唇部のパネル54と向かい合わせにかいもの52の面上に配置してある。
有利なことに、第2部分60は、前記第2部分60の自由端部64が唇部を形成するパネルと導管を形成するパネルの航空力学的表面のレベルに配置してあるように、第1部分58に対して傾斜している。好ましいことに、自由端部64は、表面が唇部と導管32を形成する両パネルの航空力学的表面のレベルに配置してある側面66を形成するように斜角の形状を含んでいる。
傾斜している第2部分60は、熱気が、入射角でもって、導管内を流動する航空力学的気流と混ぜ合わさって冷却し、ナセルの外部に排出されることを可能にする。
熱気の流通を確実にするために、第1部分58は、両パネル54と56の積み重なり区域の全長Lに延びている。
図4ないし図9に示してある別の変形態様では、かいもの52は、ナセルの内側から外側への熱気の流通を許す少なくとも1つの面に、少なくとも1つの溝部68を含んでいる。
図7ないし図9に示した一実施態様では、かいもの52は、両パネル54と56の重なり合い区域の少なくとも全長に伸びている、前記両パネル54と56間に介在している第1部分70および第2部分72の自由端部74が、唇部と導管32を形成する両パネル54と56の航空力学的表面のレベルに配置されるように、第1部分70に対して傾斜している第2部分72を含んでいる。
好ましいことに、自由端部74は、表面が、唇部と導管32を形成する両パネルの航空力学的表面のレベルに配置されている側面76ができるように斜角の形状を含んでいる。
好ましいことに、唇部36のパネル54は、表面がプレート52の第2部分72の表面に平行である側面ができるように斜角の形状を有する端部78を含んでいる。
かいもの52は、唇部36のパネル54と向かい合わせの面のレベルだけに溝部68を含んでいる。したがって、熱気は、かいもの52と、唇部36のパネル54との間に誘導されるので、通常、少なくとも部分的に熱に弱い合成材料製で製作されている導管32のパネル56を保護できる。
溝部68は、図7と図9に示したように、巾が広くも狭くもあり得る。
溝部68は、プレート52の厚さよりも浅い深さを有し、第1側面80から第2側面76まで伸びている。
したがって、溝部68は、一方では、ナセルの内側に通じている孔部82を経て側面80のレベルに、そして他方では、ナセルの外側に通じている孔部84を経て側面76のレベルに口が開いている。
第2部分72が傾斜しているので、溝部68の底部もまた、前記第2部分のレベルで傾斜しており、熱気が、導管内を流動する航空力学的気流と混ぜ合わさって冷却するように入射角でもって、ナセルの外部に排出されることが可能を形成する。
図4ないし図6に示した別の実施態様では、プレートすなわちかいもの52は、両パネル54と56の重ね合わせ区域の少なくとも同じ長さに伸びている、前記2つのパネル間に介在している薄い厚さのプレート状の第1部分88、ならびに表面が唇部と内側導管を形成する両パネルの航空力学的表面のレベルに配置してある斜面92を有し、導管32のパネル56がぴったり重ね合わせてある傾斜面94を有する斜角の形状の第2部分を画定する、唇部のパネル54の厚さとほぼ同じ高さの肩部86を含んでいる。
かいもの52は、唇部36のパネル54と向かい合わせの面のレベルだけに溝部96を含んでいる。したがって、熱気は、かいもの52と、唇部36のパネル54との間に誘導されて、それによって、通常、熱に弱い合成材料製で少なくとも部分的に形成されている導管32のパネル56を保護することができる。
溝部96は、巾が広くも狭くもあり得る。
溝部96は、パネル52の厚さよりも低い深さを有し、第1側面98から第2側面92まで伸びている。
したがって、溝部96は、一方では、ナセルの内側に通じている孔部100を経て側面98のレベルに、そして他方では、ナセルの外側に通じている孔部102を経て側面92のレベルに口が開いている。
先述したように、第2部分が傾斜しているので、溝部68の底部も、前記第2部分のレベルで同じく傾斜しており、熱気が、入射角でもって、導管内を流動する航空力学的気流と混ぜ合わさって冷却され、ナセルの外部に排出されることが可能になる。
各種変形態様では、プレートすなわちかいもの52は、適切ななんらかの方法で定位置に保持される。一実施態様では、孔部104が、ねじまたはリベットが通せるための孔部104を設けられる。
図12と図13では、諸導管50は、唇部36を形成するパネル54に直接製作される突出および/または凹状形態106で画定されている。
一実施態様では、パネル54の内面は、全接続区域に伸びていて、ナセルの内側と第1端部で、およびナセルの外側と第2端部で通じている溝部106を含んでいる。
図13に示した一実施態様では、パネル56は、接続区域のレベルで唇部54を形成するパネル54と前枠38との間に伸びている。
図12に別の示した別の実施態様では、中間部材108が、唇部を形成するパネル54と導管32を形成するパネル56と前枠38とを連結するために設けられている。この中間部材108は、2つの枝部、すなわち唇部を形成するパネル54の内面にぴったり重ね合わせてある第1枝部110および導管32を形成するパネル56の外面にぴったり重ね合わせてある第2枝部112を含んでいる。この変形態様では、諸導管50は、パネル56と中間部材108との間に配置してある。場合に応じて、突出および/または凹状形態は、パネル54の内面と接触している中間部材108の枝部110の表面のレベルで製作でき、および/または同形態は、中間部材108の枝部110と接触しているパネル54の内面のレベルに製作できる。
図14に示した別の変形態様では、前枠38は、唇部36を形成するパネル54と導管32を形成するパネル56との間に伸びている。一実施態様では、諸導管50は、パネル54と接触している前枠38の表面のレベルに直接製作してある突出および/または凹状形態で画定されており、前記突出および/または凹状形態は、ナセルの内側、とりわけ前枠と唇部で画定されている区域とナセルの外側とを連絡させるのに十分な長さに伸びている。
図15に、薄板またはプレート116が唇部36を形成するパネル54と導管32を形成するパネル56との接続を確実にしている。したがって、この実施態様は、パネル54とプレート116との間の第1接続区域およびプレート116とパネル56との間の第2接続区域を含んでいる。一実施態様では、諸導管50は、パネル54とプレート116との間に介在している突出および/または凹状形態118で画定されている。場合に応じて、突出および/または凹状形態118は、パネル54と接触しているプレート116の表面のレベル、またはプレート116と接触しているパネル54の内面のレベルに配設してある。
図16と図17に示した別の実施態様では、諸導管50は、とりわけ座金の形状で、接続区域の要素間に配置してある複数の要素120からなっている。
したがって、図16に示したように、座金120は、中間部材108の枝部110と、唇部36のパネル54との間に介在している。
図17に示したように、座金120は、前枠38と唇部36を形成するパネル54との間および導管32を形成するパネル56と唇部36を形成するパネル54との間に介在している。
もちろん、本発明は、図に示した諸実施態様に限定されているのではなく、排出手段の突出および/または凹状形態は、接続区域を形成する少なくとも1つの部材上および/または接続区域を形成する2つの部材間に配置してある、かいものと呼ばれている、介在部材上に直接設けられている。
10.ナセル
12.導管
14.周縁壁面
16.唇部
20.前枠
26.消音処理用被覆材
30.ナセル
32.導管
34.周縁壁面
36.唇部
38.前枠
40.支承面
42.支承面
44.被覆材
48.導管
50.諸導管
51.熱気用導管
52.かいもの
54.パネル
56.パネル
58.第1部分
60.第2部分
68.溝部
70.第1部分
72.第2部分
74.自由端部
76.第2側面
78.端部
80.第1側面
82.孔部
86.肩部
92.第2側面
96.溝部
98.第1側面
100.孔部
102.孔部
104.孔部
106.溝部
108.中間部材
110.枝部
116.プレート
120.座金

Claims (6)

  1. 導管(32)、周縁壁面(34)、前記導管(32)と周縁壁面(34)を連結し、空気取入口を画定する、前方における唇部(36)、ならびに周縁壁面(34)のレベルに設けられている点Aから導管(32)のレベルに設けられている点Bまでの長手方向区間に伸びている区域を処理する霜処理システムを含んでおり、前記唇部(36)と共に、除霜のための熱気が中を流動する導管(51)を画定する前枠(38)を含んでおり、前記導管(32)が消音処理のための被覆材(44)をふくんでおり、該被覆材は、内側から外側に、反射層、少なくとも1つの蜂窩状構造体および少なくとも1つの耐久性消音構造体からなっており、
    前枠(38)が唇部(36)および/または点Bに対してナセルの前方にずれている導管(32)との接続区域を含んでおり、諸導管(50)が、唇部(36)と導管(32)の下面のレベルに、熱気のための前記導管(51)から点Bに対応する円形のレベルに配設してある出口まで熱気を送るための導管(32)が設けられてあり、前記諸導管50が一方では、前枠(38)および、他方では唇部(36)および/または導管(32)間の接続区域を越えて伸びており、消音処理のための被覆材(44)を熱気から隔離する少なくとも1つの仕切りで画定してあることを特徴としている航空機のナセル。
  2. 少なくとも1つの仕切りが耐熱性材料製であり、合成材料製で製作してある消音処理用被覆材を熱気から隔離できることを特徴とする、請求項1による航空機のナセル。
  3. 内部導管(32)を形成するパネル(56)および唇部(36)を形成するパネル(54)を含んでおり、前記両パネル(54、56)が接続区域のレベルで重なり合っており、少なくとも1つの前記仕切りが、2つの部分、すなわちナセルの内側と外側を連結させるための前記両パネル間に諸導管(50)を配設することを可能にする少なくとも1つの突出および/または凹状要素を備えている、重ね合わせてあるパネル間に第1部分(58、70、88)およびパネルを過度の温度から保護するために、接続区域のレベルで内側に配置してある単一パネルと水平な第2部分(60、72、90)からなるかいもの(52)の形状を呈することを特徴とする、請求項1または請求項2による航空機のナセル。
  4. かいもの(52)が、導管(50)を画定できる少なくとも1つの面に、少なくとも1つの溝部(68、96)を含むことを特徴とする、請求項3による航空機のナセル。
  5. 溝部(68、96)が、一方では、導管(51)に通じている孔部(82、100)を経て、第1側面(80、98)のレベルに口が開いており、他方では、ナセルの外側に通じている孔部(84、102)を経て第2側面(76、92)のレベルに口が開いていることを特徴とする、請求項4による航空機のナセル。
  6. かいもの(52)が、2つのパネル(54、56)の重なり合い区域の少なくとも全長に伸びており、前記2つのパネル(54、56)間に介在している薄い厚さのプレート状の第1部分(88)および表面が前記両パネル(54、56)の航空力学的表面のレベルに配置してあり、かいもの(52)が第1パネル(54)と向かい合わせの面のレベルだけに溝部(96)を含んでいる、側面(92)が斜角の形状を呈する第2部分(90)を画定する第1パネル(54)の厚さとほぼ同一の高さの肩部(86)を含んでいることを特徴とする、請求項4または請求項5による航空機のナセル。
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