JP2001108380A - 空冷式蒸気復水装置 - Google Patents

空冷式蒸気復水装置

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JP2001108380A
JP2001108380A JP28855599A JP28855599A JP2001108380A JP 2001108380 A JP2001108380 A JP 2001108380A JP 28855599 A JP28855599 A JP 28855599A JP 28855599 A JP28855599 A JP 28855599A JP 2001108380 A JP2001108380 A JP 2001108380A
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JP
Japan
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air
steam
condenser
blower
sound absorbing
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JP28855599A
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English (en)
Inventor
Teruhisa Ueno
輝久 植野
Hideaki Takagaki
英明 高垣
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は蒸気分配管から山型状に分岐させた
二系列の復水管束を有する空冷式蒸気復水装置を用い
て、工場等に規制されている隣地境界線の騒音規制を充
分に満足させることのできる空冷式蒸気復水装置を提供
する。 【解決手段】 蒸気復水器室1の床1bには蒸気分配管
5の管軸方向に、送風機2の送風口2aを挟んで、その
両側の近接した位置に吸音材10bを付けた仕切壁9が
設けられ、復水管束6a、6bと吸音材付仕切壁9とに
よって、送風機2毎の送風領域が形成される。吸音材付
仕切壁9は、送風機2等による騒音の音源に近い位置に
設けているので、発生する騒音を吸音してして低減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タービン等からの
排気蒸気を凝縮させる空冷式蒸気復水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空冷式蒸気復水装置は、古くから
知られている。
【0003】一例として、空冷式蒸気復水装置は建屋の
屋外部に設けられ、復水管を外側から強制空冷させる蒸
気復水器と、空気を供給する空気通路から構成されてい
る。ここでは送風機により取り込まれた外気をそのまま
蒸気復水器に送り、その外気との間で熱交換を行い、蒸
気の復水を行う。一般に、送風機等による騒音を防止す
るために、外壁の内面にグラスウール等の吸音材を貼着
している。
【0004】近年、ゴミ焼却工場等では、蒸気復水器室
に設置された、蒸気分配管と、蒸気分配管から山型状に
分岐させた二系列の復水管束と、両系列の復水管束の下
部に設けた復水集合管からなる蒸気復水器と、蒸気復水
器室の床側に設置された、復水管束を空冷する送風機
と、送風機に空気を供給する空気通路から構成された空
冷式蒸気復水装置が多く採用されている。
【0005】一方、、ゴミ焼却工場等の大型化に伴い、
空冷式蒸気復水装置で処理する空冷用の空気量も大きく
なり、それを送風する送風機の容量も大きくなってい
る。また、工場等に規制される隣地境界線の騒音規制も
厳しくなってきている。
【0006】そのために、外壁の内面にグラスウール等
の吸音材を貼着した程度では、隣地境界線の騒音規制を
満足させることが困難な場合が生じる。
【0007】特開平11−142067号公報には、空
気通路に供給空気の湿度と温度を調節する水噴霧ノズル
を設けて、蒸気復水器の復水管束を外側から水蒸気飽和
又は水蒸気飽和に近い冷却空気で常に冷却して、必要最
小限の風量の空気を用い、それに伴う施設設備全体の小
型化、設備で消費する電力の減少、更には風量の減少に
伴う風速の低下により騒音を低下させる旨が記載されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、上述し
た、蒸気分配管から山型状に分岐させた二系列の復水管
束を有する空冷式蒸気復水装置を用いて、特開平11−
142067号公報に開示されているような空気通路に
供給空気の湿度と温度を調節する水噴霧ノズルを設けな
い場合でも、工場等に規制されている隣地境界線の騒音
規制を充分に満足させることのできる空冷式蒸気復水装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本願請求項1の発明は、蒸気復水器室に設置さ
れた、蒸気分配管と、蒸気分配管から山型状に分岐した
二系列の復水管束と、両系列の復水管束の下部に設けた
復水集合管からなる蒸気復水器と、蒸気復水器室の床側
に設置された、復水管束を空冷する送風機と、送風機に
空気を供給する空気通路から構成された空冷式蒸気復水
装置であって、前記復水器室内に、蒸気分配管の管軸方
向に、送風機の送風口を挟んだ両側に、仕切壁を設置
し、該仕切壁の壁面に吸音材を付けたことを特徴とする
空冷式蒸気復水装置である。上記発明において、仕切壁
が山型状に分岐された復水管束に対応した山型状の仕切
壁であることが好ましい。
【0010】この発明によれば、送風機による騒音の音
源に近い位置に、壁面に吸音材を付けた仕切壁を設けた
ので、その仕切壁で騒音を低減することができる。ま
た、復水管束に対応した山型状の仕切壁によって、送風
機による空冷効率を一層向上できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳述する。
【0012】図1は本発明の一実施の形態を示す平面図
であり、図2は図1のA−A線矢視断面図であり、図3
は本発明に用いる仕切壁面に吸音材を付けた仕切壁の一
例を示す斜視図であり、図4は図3の記号Bで示す要部
拡大図である。
【0013】本発明の空冷式蒸気復水装置は大別して蒸
気復水器室1に設置された、蒸気分配管5と、蒸気分配
管5から山型状に分岐した二系列の復水管束6a、6b
と、両系列の復水管束6a、6bの下部に設けた復水集
合管7a、7bからなる蒸気復水器4と、蒸気復水器室
1の床側に設置された、復水管束6a、6bを空冷する
送風機2と、送風機2に空気を供給する空気通路3から
構成されている。
【0014】蒸気復水器室1は内面に吸音材10aを貼
着した壁1aで囲まれ、上方は開放されて、内部を通過
する空気が大気に放散される。
【0015】蒸気復水器室1内には蒸気復水器4が設置
されている。蒸気復水器4は図2に示すように、上部に
蒸気分配管5が設けられ、蒸気分配管5から分岐された
分岐管が山型状に二系列の復水管束6a、6bを形成
し、復水管束6a、6bの下部に設けた復水集合管7
a、7bに接続されている。
【0016】蒸気復水器室1の床1b側には、復水管束
6a、6bを空冷するために、送風口(フアンリング)
2aとフアンガード2bを備えた空冷用の送風機2が下
面側に設けられている。
【0017】蒸気復水器室1の床1bには蒸気分配管5
の管軸方向に、送風機2の送風口2aを挟んで、その両
側の近接した位置に吸音材10bを付けた仕切壁(以下
吸音材付仕切壁と云う)9が設けられ、復水管束6a、
6bと吸音材付仕切壁9とによって、送風機2毎の送風
領域が形成される。送風機2は一般には複数個設置され
るが、一個の場合でも、同様に吸音材付仕切壁9を設け
ることができる。
【0018】吸音材付仕切壁9は、図3、図4に示すよ
うに、強度を確保するために波形板を用いた仕切壁の壁
面9aに平面形状の吸音材10bを接着材11で貼り付
けている。
【0019】吸音材10bは主に空気音のエネルギーを
吸収する性能を有する材料で、グラスウール板等の多孔
質材料、孔あき板構造体等が用いられる。
【0020】また、仕切壁は波形板に限定されるもので
はなく、平板等を用いることができる。
【0021】吸音材付仕切壁9は、山型状の骨格材8に
ボルト等によって一体的に固定されて支持されている。
【0022】吸音材付仕切壁9は、蒸気分配管5の管軸
方向で、送風機2の送風口2aを挟んで、その両側の近
接した位置に設けることによって、山型状に分岐した二
系列の復水管束6a、6bの内側に生じる空間をその位
置で閉塞できる。従って送風口2aからの送風機2によ
る冷却用の空気は殆ど復水管束6a、6bの冷却に作用
し、送風機2の空冷効率を向上できる。
【0023】一方、吸音材付仕切壁9は、送風機2等に
よる騒音の音源に近い位置に設けているので、発生する
騒音を吸音してして低減できる。
【0024】空気通路3は略長方形の通路で蒸気復水器
室1の両側に設けられ、送風機2に空気を供給すること
ができるように、蒸気復水器室1の床1b下に連通して
いる。また、空気通路3の周囲の壁3cには、内面にグ
ラスウール等の吸音材10aが貼着されている。
【0025】上記空冷式蒸気復水装置によれば、送風機
2を駆動させて、空気供給口3a、3bから矢印で示す
ように外気を空気通路3内に吸引する。吸引された空気
は空気通路3と連通する蒸気復水器室1の床1bに設け
たフアンガード2b内に吸い込まれ、送風口2aから吸
音材付仕切壁9で仕切られた床上の送風領域に送られ
る。そして復水管束6a、6bを冷却しながら上昇し、
空気排出口12から系外に排出される。
【0026】この間、送風機2の駆動等により発生した
騒音は、音源の近い位置に設けた吸音材付仕切壁9の壁
面9aで吸音材10bにより吸音され、騒音が低減す
る。
【0027】従って、従来の外壁の内面に設けた吸音材
aに加えて、音源の近い位置で吸音材付仕切壁9により
吸音できるので、工場等に規制される隣地境界線の騒音
規制を満足させることができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、音源の
近い位置に吸音材付仕切壁を設けると云う簡単な構造に
よって、復水管束の空冷効率を確保し、送風機による騒
音を低減できる。従って、外壁の内面等に設けた吸音材
による吸音に、吸音材付仕切壁9の吸音を加えた相乗効
果によって、工場等に規制される隣地境界線の騒音規制
を満足させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】本発明に用いる仕切壁面に吸音材を付けた仕切
壁の一例を示す斜視図である。
【図4】図3の記号Bで示す要部拡大図である。
【符号の説明】
1 蒸気復水器室 1b 床 1a、3c 壁 2 送風機 2a 送風口 2b フアンガード 3 空気通路 3a、3b 空気供給口 4 蒸気復水器 5 蒸気分配管 6a、6b 復水管束 7a、7b 復水集合管 8 山型状の骨格材 9 吸音材付仕切壁 9a 仕切壁の壁面 10a、10b 吸音材 11 接着材 12 空気排出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気復水器室に設置された、蒸気分配管
    と、蒸気分配管から山型状に分岐した二系列の復水管束
    と、両系列の復水管束の下部に設けた復水集合管からな
    る蒸気復水器と、蒸気復水器室の床側に設置された、復
    水管束を空冷する送風機と、送風機に空気を供給する空
    気通路から構成された空冷式蒸気復水装置であって、前
    記復水器室内に、蒸気分配管の管軸方向に、送風機の送
    風口を挟んだ両側に、仕切壁を設置し、該仕切壁の壁面
    に吸音材を付けたことを特徴とする空冷式蒸気復水装
    置。
  2. 【請求項2】 仕切壁が山型状の仕切壁であることを特
    徴とする請求項1記載の空冷式蒸気復水装置。
JP28855599A 1999-10-08 1999-10-08 空冷式蒸気復水装置 Pending JP2001108380A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101968322A (zh) * 2010-10-28 2011-02-09 北京市京海换热设备制造有限责任公司 板片式空冷系统
KR101302862B1 (ko) 2012-07-11 2013-09-02 코오롱글로벌 주식회사 증기복수기용 방음구조
KR101925804B1 (ko) * 2017-07-06 2018-12-06 주식회사 제이디앤티 공냉식 복수기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101968322A (zh) * 2010-10-28 2011-02-09 北京市京海换热设备制造有限责任公司 板片式空冷系统
KR101302862B1 (ko) 2012-07-11 2013-09-02 코오롱글로벌 주식회사 증기복수기용 방음구조
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