JPH03224672A - 写真廃液の濃縮方法および装置 - Google Patents

写真廃液の濃縮方法および装置

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JPH03224672A
JPH03224672A JP2136490A JP2136490A JPH03224672A JP H03224672 A JPH03224672 A JP H03224672A JP 2136490 A JP2136490 A JP 2136490A JP 2136490 A JP2136490 A JP 2136490A JP H03224672 A JPH03224672 A JP H03224672A
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JP
Japan
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waste liquid
evaporator
photographic
waste
heating
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JP2136490A
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English (en)
Inventor
Nobuo Endo
遠藤 信男
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Seiwa Kogyo KK
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Seiwa Kogyo KK
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Publication date
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  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は現像液や定着液などの写真廃液または写真廃液
を含む廃液を濃縮する方法および該濃縮方法の実施に用
いられる装置に関する。
(従来の技術) 従来、写真廃液の処理方法としては主として活性汚泥法
が考えられているが、現像液中には主として無水亜硫酸
ソーダ、ハイドロキノンおよび無水炭酸ソーダが含まれ
、また定着液中には主としてチオ硫酸アンモニウム、無
水亜硫酸ソーダ、ホウ酸およびミョウバンが含まれてお
り、従って写真廃液または写真廃液を含む廃液中には多
量の塩類が含まれている。そのため写真廃液においては
通常、そのCOO値(化学的酸素要求量)がioo、o
Oρpmまたはそれ以上になり、活性汚泥法ではCOD
値1 、 OOOppm程度が限度であるため、例えば
C0Df1100.OOOppmの写真廃液を活性汚泥
法で処理するには該廃液を約100倍に希釈しなければ
ならず、そのような希釈は事実上不可能であり、従って
写真廃液の大部分はそのまま海洋投棄処理されている。
(発明が解決しようとする課題) このように多量の塩類を含む写真廃液を海洋に投棄する
ことは海洋を汚染するため好ましくないことは云うまで
もない。また、焼却法によって写真廃液を処理すること
も考えられるが、可成りの燃料を消費するほか、悪臭を
放つため、あまり行なわれていない。
本発明の目的は上記問題点を解決することであって、そ
れ故、写真廃液を濃縮して最終残漬物のみを投棄し得る
ようにして自然環境の汚染を最小限にするため、コスト
のかかる燃料を消費することなく写真廃液を濃縮するこ
とができる写真廃液の濃縮方法を提供することである。
本発明の他の目的は上記写真廃液の濃縮方法を好適に実
施し得る装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明の特長は可燃性廃棄物などを利用して写真廃液を
濃縮することであり、それを実現する本発明方法の特徴
は廃棄物などの焼却によって水を加熱し、その加熱され
た水によって写真廃液を蒸発することであり、その際沸
点が100℃より可成り低い温度、例えば55〜65℃
になるように、写真廃液を蒸発する蒸発缶内を真空に(
減圧)することである。
また、上記方法を実施する本発明による装置を特徴づけ
る構成は、廃棄物などの焼却炉と、その焼却炉で作られ
た熱湯を利用して写真廃液を加熱する加熱缶と、加熱さ
れた写真廃液を蒸発する蒸発缶と、蒸発缶内に写真廃液
を導入する廃液ポンプと、蒸発缶で蒸発した蒸気を凝縮
する冷却缶と、該冷却缶を介して蒸発缶内を真空にする
真空装置を含むことである。
(作用) 本発明方法では廃棄物などの焼却によって生じる熱湯を
利用するため、廃棄物などの処理の役割を果すと共に燃
料費を要せず、且つ真空にされた蒸発缶内で写真廃液の
蒸発が行なわれるため100℃より可成り低い温度で好
適に蒸発でき、焼却炉で得られる熱湯をその蒸発の熱源
として利用することができる。
本発明による装置では廃液ポンプにより写真廃液を適宜
蒸発缶内に導入し、同時に真空装置によって冷却缶を介
して蒸発缶内を真空にし、且つ焼却炉で加熱されてそこ
から取り出される熱湯は加熱缶に送られ且つ該加熱缶で
写真廃液を加熱し、加熱された写真廃液は蒸発缶に送ら
れて蒸発される。従って焼却炉で得られる熱湯によって
写真廃液を蒸発して濃縮する。その蒸気は冷却缶で凝縮
され、そのドレン水(凝縮水)は放流または焼却炉に送
られる。
(実施例) 次に図面を参照のもとに本発明の実施例に関し説明する
。図は本発明による写真廃液の濃縮を実施する装置の好
適な一例を示すものであって1図において(1)は廃棄
物などの焼却炉であり、(2)は加熱缶、(3)は写真
廃液を蒸発する蒸発缶、(4)は写真廃液の蒸気を凝縮
する冷却缶、(5)は真空装置としてのエゼクタ−であ
る。このエゼクタ−は冷却缶(4)を介して蒸発缶(3
)に連通し、蒸気缶(3内を真空にする役割を果す。な
お、ここでいう写真廃液には写真廃液を含む廃液も含ま
れる。
本発明による写真廃液の濃縮方法は可燃性廃棄物などの
焼却によって生じる熱エネルギーにより水を加熱して熱
湯にする段階(イ)と、その熱湯により写真廃液を加熱
する段階(ロ)と、沸点が100℃より可成り低い温度
になるように減圧された蒸発缶内で写真廃液を蒸発する
段階(ハ)で構成され、図示の実施例では、段階(イ)
は焼却炉(1)で行なわれ、段階(ロ)は加熱缶(2)
で、および段階(ハ)は蒸発缶(3)で行なわれる。
焼却炉(1)で燃焼される廃棄物などには廃油。
プラスチック廃棄物などの各種の可燃性廃棄物および写
真フィルムなど必ずしも廃棄物とは云えないものも含ま
れる。焼却炉(1)には水タンク(6)から水が導入さ
れ、そこで加熱された温水または熱湯はポンプ(7)に
よって取り出される。この装置では焼却炉(1)からの
熱湯により写真廃液を加熱する加熱缶(2)が設置され
、従ってポンプ(7)により熱湯は加熱缶(2)に送ら
れる。焼却炉(1)には蒸発塔(8)が付設され、廃棄
物などの燃焼による燃焼ガスおよび蒸気は蒸発塔(8)
を通して大気中に放出される。
(9)は廃液タンクであり、(10)は廃液ポンプであ
って、写真廃液は廃液タンク(9)に溜められ、廃液ポ
ンプ(io)によって蒸発缶(3)内に導入される。加
熱缶(2)および蒸発缶(3)に関連して一対のポンプ
(11)、(12)が設置され、加熱缶(2)は焼却炉
(1)によって得られた熱湯により写真廃液を加熱する
熱交換器としての役割を果し、ポンプ(11)によって
写真廃液を加熱缶(2)および蒸発缶(3)に循環し、
焼却炉(1)からの熱湯により加熱缶(2)で加熱され
た写真廃液を蒸発缶(3)で蒸発し、蒸発缶内の比較的
温度の低い写真廃液を該ポンプ(工1)によって再び加
熱缶に導入して加熱する。ポンプ(12)は蒸発缶(3
)内における濃縮した写真廃液を外部に排出するもので
ある。
さらにエゼクタ−(5)に関連して水槽(13)および
ポンプ(14)が設置され、該ポンプ(14)は水槽(
13)からエゼクタ−に駆動流としての水を導入し且つ
エゼクタ−を通過した水は水槽(13)に流入し。
水の循環が行なわれる。エゼクタ−(5)は配管(15
)によって冷却缶(4)に連通し且つ配管(16)によ
って冷却缶(4)が蒸発缶(3)に連通ずるため、蒸発
缶(3)は冷却缶(4)を介してエゼクタ−(5)によ
って真空にされる。なお、エゼクタ−(5)を用いれば
能率よく真空にすることができると共にコスト的に安価
な点で有利であるが、所望により他の型の真空装置を用
いてもよい。
この実施例では冷却缶(4)を冷却するためグーリング
タワー(17)が備えられ、クーリングタワー(17)
で冷却された水はポンプ(18)によって冷却缶(4)
に導入され且つ冷却缶を循環した後、再びクーリンクタ
ワー(17)に戻され、循環する。また、冷却缶(4)
内の凝縮水を受は入れるためドレンタンク(19)が設
置され、ドレンタンク(19)内の水はポンプ(20)
によって配管(21)を介し水タンク(6)に導入され
るように構成されている。なお、冷却缶(4)で生じた
凝縮水は所望により、そのまま放流してもよく、その場
合、ドレンタンク(19)およびポンプ(20)、配管
(21)は不要になる。
作動時、廃液用のポンプ(10)により廃液タンク(9
)内の写真廃液は配管(22)を介し蒸発缶(3)内に
適当量づつ導入される。焼却炉(1)では廃棄物などが
燃焼され、水タンク(6)内の水が焼却炉に導入され、
そこで加熱されて熱湯として取り出され、その熱湯がポ
ンプ(7)および配管(23)により加熱缶(2)に導
入され、写真廃液を加熱し、配管(24)を介して水タ
ンク(6)に戻る。加熱缶(2)ではその熱湯との熱交
換によって写真廃液が加熱され、加熱された写真廃液は
配管(25)により蒸発缶(3)に導入され、蒸発缶内
で蒸発する。写真廃液は蒸発缶内から配管(26)およ
びポンプ(11)により加熱缶(2)を通り循環する。
一方、エゼクタ−(5)は配管(15)、 (16)に
より冷却缶(4)を介して蒸発缶(3)に連通し、蒸発
缶内を真空にする。その真空度は蒸発缶内の写真廃液の
沸点が100℃より可成り低い温度、例えば50〜70
℃、好ましくは55〜60℃になるような値に設定され
る。
蒸発缶(3)で蒸発した写真廃液は冷却缶(4)で冷却
され、その凝縮水は配管(28)によりドレンタンク(
19)内に受は入れられる。蒸発缶内では写真廃液の蒸
発により濃縮され、最終残渣物は固形化されるなど適当
な処理を施こされた上、投棄される。
写真廃棄液の処理能力は一例では、蒸発缶(3)の容量
2rn’、蒸発缶内の加熱温度55℃の場合、写真廃液
の処理能力は60012/hrとなり、C0D100.
000 ppa+の写真廃液はCOD300 ppm以
下の凝縮水として冷却缶(4)から取り出される。
なお、図示の実施例では、加熱缶(2)と蒸発缶(3)
は別個のユニットとして構成されているが、所望により
、それらを一体構成としてもよく、その場合配管(25
)は不要になり、写真廃液の加熱と蒸発は該一体構成の
ユニットで行なわれる。
(発明の効果) 上記のように、本発明によれば、蒸発缶内を真空にする
ため、沸点を100℃より可成り低温にした状態で写真
廃液の蒸発を行なうことができる。
そのため焼却炉で得られる熱湯を熱源として好適に用い
ることができ、可燃性廃棄物などの処理と共に、燃料費
を要しないで、写真廃液の濃縮を行なうことができ、写
真廃液による環境汚染を防止し、もしくは最小限にとど
めることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明による写真廃液の濃縮装置の一例の全体を示
すフローシートである。 図中、l:焼却炉、2:加熱缶、3:蒸発缶、4:冷却
缶、5:真空装置、9:廃液タンク、10:廃液ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、可燃性廃棄物などの焼却によって生じる熱エネ
    ルギーを利用して熱湯を作り、写真廃液をその熱湯を利
    用して加熱し、沸点が100℃より可成り低い温度にな
    るように減圧された蒸発缶内で蒸発する写真廃液の濃縮
    方法。
  2. (2)、廃棄物などを焼却する焼却炉と、前記焼却炉で
    作られた熱湯を利用して写真廃液を加熱する加熱缶と、
    前記加熱缶で加熱された写真廃液を蒸発する蒸発缶と、
    廃液タンクに溜められた写真廃液を前記蒸発缶に導入す
    る廃液ポンプと、前記蒸発缶に連通しそこで蒸発した蒸
    気を凝縮する冷却缶と、前記冷却缶に連通し前記冷却缶
    を介して前記蒸発缶内を減圧する真空装置を含む写真廃
    液の濃縮装置。
JP2136490A 1990-01-31 1990-01-31 写真廃液の濃縮方法および装置 Pending JPH03224672A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58112084A (ja) * 1981-12-24 1983-07-04 Tsukishima Kikai Co Ltd 排ガスの熱利用方法
JPS63151301A (ja) * 1986-12-17 1988-06-23 Konica Corp 写真処理廃液の蒸発濃縮処理装置

Patent Citations (2)

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