JPH03224330A - スペクトラム拡散信号復調回路 - Google Patents

スペクトラム拡散信号復調回路

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JPH03224330A
JPH03224330A JP2127376A JP12737690A JPH03224330A JP H03224330 A JPH03224330 A JP H03224330A JP 2127376 A JP2127376 A JP 2127376A JP 12737690 A JP12737690 A JP 12737690A JP H03224330 A JPH03224330 A JP H03224330A
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Tatsuo Hiramatsu
達夫 平松
Hiroaki Takagi
裕朗 高木
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7073Synchronisation aspects
    • H04B1/7075Synchronisation aspects with code phase acquisition

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はスペクトラム拡散信号復調回路に関する。
(ロ)従来の技術 従来より、スペクトラム拡散通信システムが知られてい
て、そこでは、情報信号よりも十分広いスペクトラム幅
を有する、たとえば、2進の疑似雑音符号(Pseud
e No1se Code;以下、単に”PN符号”と
称す。)でスペクトラムが拡散されたキャリアを送信し
、受信側では、送信側で用いたのと同じPN符号で受信
信号を乗算することによって元の情報信号を復調する。
このスペクトラム拡散通信システムでは、広いスペクト
ラム幅を有するPN符号で情報信号のスペクトラムを拡
散しているため、情報信号を正確に復調するためには、
受信側で生成する復調PN符号を送信側の変調PN符号
と同期させる必要がある。
2つのPN符号の同期をとる方法としては、第22図に
示すタウ・デイザ(tau dither)法が知られ
ている。第22図において、受信されたスペクトラム拡
散信号は入力端子1を経て乗算器9に入力される。また
V CO(Voltage Controlled 0
sci11ator) 2の出力がマルチバイブレータ
のような低周波発振器4からの出力信号によって、位相
変調器3において位相変調される。この位相変調器3か
らの出力は選択器6に与えられ、そこにはさらに発振器
5からの発振信号が与えられる。選択!6からは、RS
フリップフロップ7の出力Qのハイレベルまたはローレ
ベルに応答して、上述の2つの入力の何れかが選択的に
出力され、PN符号発生器8に与えられ、クロック信号
として用いられる。PN符号発生器8からの復調PN符
号は乗算器9においてスペクトラム拡散信号と乗算され
る。乗算器9からの出力はバンドパスフィルタ10を通
して出力端子17に出力される。
ここで、第24図を参照して、PN符号発生器8につい
て説明する。PN符号発生器8は2ビツトのシフトレジ
スタを構成するDフリップフロップ81および82を含
み、このDフリップ70ツブ81および82によって構
成されるシフトレジスタのシフトクロックとして選択器
6からの信号(発振器5の発振5信号またはVCO2の
発振信号)が与えられる。、Dフリップフロップ81お
よび82の出力はイクスクルーシブオアゲート83に与
えられ、このイクスクルーシブオアゲート83の出力は
シフトレジスタの最上位ビットすなわちDフリップフロ
ップ81のデータ入力に与えられる。そして、シフトレ
ジスタの最下位ビットすなわちDフリップフロップ82
の出力Qから復調PN符号が出力される。
シフトレジスタすなわちDフリップフロップ81および
82の内容が初期的に“11″であるとすると、イクス
クルーシブオア83の出力は“0″となり、したがって
選択器6から次のクロックに応じて、Dフリップ70ツ
ブ81および82の内容は“01″となる。そのとき、
イクスクルーシブオア83は“0″および“1″を受け
ることになり、“1″を出力する。したがって、次のシ
フトクロックが与えられたとき、Dフリップフロップ8
1および82の内容は“10″となる。従って、イクス
クルーシブオアゲート83の出力は再び“1”となり、
次のシフトクロックが与えられたとき、Dフリップフロ
ップ81および82の内容は“11″となる。このよう
にして、第25図に示すように、選択器6から与えられ
るクロック毎に、“1”1”0”のような復調PN符号
x、yおよび2が循環的に出力される。したがって、シ
フトクロックの周波数を変化することによって、PN符
号の位相を変化し得ることがわかる。
第22図に戻って、バンドパスフィルタ1oがらの信号
はまた検波B11によってエンベロープ検波される。エ
ンベロープ検波器11の出力はバンドパスフィルタ12
を通して乗算513に与えられる。ぞして、この乗算器
13では、低周波発振器4からの出力信号とバンドパス
フィルタ12からの出力信号とが乗算され、乗算器13
の出力信号はローパスフィルタ14を経て、制御信号と
して、VCO2に与えられる。
なお、前述のバンドパスフィルタ10の出力はさらにレ
ベル検波器15にも供給され、このレベル検波器15で
は、バンドパスフィルタ10の出力レベルが所定以上の
ときRSフリップフロップ7にセット人力Sを与える。
RSフリップフロップ7のリセット入力にはスイッチ1
6からの信号が与えられる。
スペクトラム拡散通信システムにおいては、入力信号と
復調PN符号との、位相関係に応じて乗算器9からの出
力信号のレベルが第23図に示すように変化することが
知られている。
第22図を参照して、スペクトラム逆拡散を行うために
、スイッチ16が操作されると、RSフッツブフロップ
7がリセットされ、その出力Qがローレベルとなる。し
たがって、選択器6は発振器5からの発振信号を選択し
てPN符号発生器8に与える。応じて、このPN符号発
生器8から発振信号をクロックとして復調PN符号が発
生され、乗算器9に与えられる。乗算器9においては、
入力スペクトラム拡散信号と復調PN符号とが乗算され
る。このとき、PN符号発生器8から与えられる復調P
N符号とスペクトラム拡散信号に含まれる変調PN符号
(送信側で発生された)との位相が一致していなければ
、乗算器9すなわちバンドパスフィルタIOからどんな
出力も得られない。
そして、PN符号発生器8からの復調PN符号の位相が
変化されて、乗算器9すなわちバンドパスフィルタ10
の出力が所定値以上になると、レベル検波器15からハ
イレベルの信号が出力される。したがって、RSフリッ
プフロップ7がセットされ、その出力Qがハイレベルと
なる。そのため、選択器6は位相変調器3の出力を選択
的にPN符号発生器8に与える。
この状態において、復調PN符号の初期位置が第23図
の点aaの位置にあり、その位置が進んで点abに移る
とすると、低周波発振器4からの矩形波信号によって、
復調PN符号の相対位相は両点aa及びab間を往復し
、これに伴って、乗算器9の出力信号はその矩形波信号
と同一周波数の振幅変調を受ける。
この振幅変調成分はバンドパスフィルタ10で抽出され
た後、乗算器13において矩形波信号と乗算されること
によって、正しい極性でかつ正しいレベルの直流信号に
変換され、VCO2に与えられる。この直流信号成分に
よってVCO2の出力が変化し、PN符号発生器8から
の復調PN符号の位相を変化する。
なお、復調PN符号の相対位相が第23図の点ba及び
bb間で往復する場合には、乗算器9の出力の極性は逆
になり、またPN符号発生器8からの復調PN符号の位
相変化も逆になる。
また、復調PN符号の相対位相が第23図に示す相関の
ピークを挟んで点caおよびcb間を往復する場合には
、乗算器9の出力信号の振幅には変化が生じない。した
がって、乗算器13に供給される振幅変調成分は存在せ
ず、VCO2の発振周波数すなわちPN符号発生器8か
らの復調PN符号の位相は変化しない。
このようなタウ・デイザ法においては、受信側において
復調PN符号の位相を送信側のそれと同期させるために
第22図に示すように位相変調器3を用いる必要がある
。したがって、その復調回路の回路構成が複雑であった
(ハ)発明が解決しようとする課題 それゆえに、この発明の主たる目的は、新規なスペクト
ラム拡散信号復調回路を提供することである。
この発明の他の目的は、回路構成を簡単にし得る、スペ
クトラム拡散信号復調回路を提供することである。
この発明の他の目的は、位相変調器を用いない、スペク
トラム拡散信号復調回路を提供することである。
(ニ) 課題を解決するための手段 上記の点に鑑み、本発明は印加される制御信号に応じて
その周波数が変化する周波数可変発振器と、この周波数
可変発振器の発振信号をクロックとして拡散符号を発生
するための符号発生手段と、入力されたスペクトラム拡
散信号と前記拡散符号とを乗算する乗算手段と、この乗
算手段の出力を受けるフィルタ手段と、第1の時間にお
けるフィルタ手段の出力に関連する第1の値を保持する
だめの第1保持手段と、前記第1の時間とは異なる第2
の時間におけるフィルタ手段の出力に関連する第2の値
を保持するための第2保持手段と、前記第1保持手段及
び第2保持手段に夫々保持された前記第1の値及び第2
の値を比較するための比較手段と、この比較手段の出力
に応じて入力されたスペクトラム拡散信号に含まれる符
号と前記符号発生手段からの拡散符号とを同期させるよ
うに前記周波数可変発振器を制御する前記制御信号を出
力するための制御手段とを具備したことを特徴とする。
(ホ)作 用 本発明に依れば、フィルタ手段の出力に関連する異なる
時間における値を保持し、各保持された値を比較するこ
とによって周波数可変発振器の発振周波数を制御し、以
って入力されたスペクトラム拡散信号に含まれる符号と
符号発生手段からの拡散信号とを同期させる。
(へ)実施例 この発明の一実施例を示す第1図を参照して、受信され
たスペクトラム拡散信号は入力端子101を経て乗算器
109に入力される。また■CO(Voltage C
ontrolled 0scillator)102の
出力が選択器106に与えられ、そこにはさらに発振器
105からの発振信号が与えられる。選択器lO6から
は、RSフリップフロップ107の出力Qのハイレベル
またはローレベルに応答して、上述の2つの入力の何れ
かが、選択的に出力され、PN符号発生器108に与え
られ、クロック信号として用いられる。PN符号発生器
108からの復調PN符号は乗算器109においてスペ
クトラム拡散信号と乗算される。乗算器109からの出
力はバンドパスフィルタ110を通して出力端子117
に出力される。
ここで、第2図を参照して、PN符号発生器108につ
いて説明する。PN符号発生器108は2ビツトのシフ
トレジスタを構成するDフリップフロップ127および
128を含みこのDフリップ70ツブ127および12
8によって構成されるシフトレジスタのシフトクロック
として選択器106からの信号(発振器105の発振信
号またはVCO102の発振信号)がオアゲート126
の一方入力を通して与えられる。オアゲート126の他
方入力には、4進カウンタ125の出力が与えられ、こ
の4進カウンタ125は選択Bt。
6からのクロックをカウント入力として受ける。
Dフリップ70ツブ127および128の出力はイクス
クルーシブオアゲート129に与えられ、このイクスク
ルーシブオアゲート129の出力はシフトレジスタの最
上位ビットすなわちDフリップフロップ128のデータ
入力に与えられる。そして、シフトレジスタの最下位ビ
ットすなわちDフリップフロップ127の出力Qから復
調PN符号が出力される。
選択器106からは第3図(A)に示すようなりロック
が与えられ、このタロツクが4進カウンタ125によっ
てカウントされる。したがって、4進カウンタ125か
らは、第3図(B)に示すように、4つのタロツク毎に
ハイレベルとなる出力が得られる。この4進カウンタ1
25の出力と選択器106からのタロツクとがオアゲー
ト126に与えられるため、このオアゲート126の出
力は第3図(C)に示すようになる。シフトレジスタを
構成するDフリップフロップ127.128の内容が初
期的に“11”であるとすると、イクスクルーシブオア
129の出力は“0”となり、それがシフトレジスタの
最上位ビットすなわちDフッツブ70ツブ128のデー
タ入力に与えられる。したがって、オアゲート126を
通して次のシフトクロックが与えられたとき、Dフリッ
プフロップ127および128の内容は“01″となる
。次のシフトクロックのタイミングでは、Dフッツブフ
ロップ127および128の内容は“10”となる。し
たがって、第24図に示すPN符号発生器8と同じよう
に、“1″  “1”“O”のような復調PN符号x、
y及び2がシフトレジスタすなわちDフリップフロップ
127から出力される。しかしながら、第3図(C)お
よび第3図(D)からよくわかるように、4進カウンタ
125出力のためにPNN符号の幅が他のPNN符号お
よび2の2倍伸長されている。したがって、PNN符号
の前半はブランク*(ダミービット)となる。したがっ
て、第2図のPN符号発生器108からは、第3図(D
)に示すように、*、x、y及びZが循環的に出力され
ることになる。
このようにして、PN符号発生axosからの復調PN
符号の位相は変化される。
なお、図示しないが、入力されたスペクトラム拡散信号
に含まれる変調PN符号としては、先に第24図及び第
25図を参照して説明したPN符号が用いられる。この
ように、復調PN符号のビット数と変調PN符号のビッ
ト数とを異ならせることによって、復調PN符号の位相
は、変調PN符号のそれに対して漸次変化することにな
る。
すなわち、PN符号発生8108からの復調PN符号は
、x、y及びZの3ビツトと不定の1ビツトのデータに
よって形成されるため、変調PN符号x、yおよび2(
第25図)が漸次1ビツトずつ位相シフトされたものと
等価である。したがって、受信したスペクトラム拡散信
号に含まれる変調PN符号とこのPN符号発生器108
から出力される復調PN符号とは12ビツト毎に相関が
とれる。たとえば、復調PN符号および変調PN符号の
信号幅(チップ)がそれぞれ1μsecであるとすると
、復調PN符号と変調PN符号とは、12μsec毎に
相関がとれる。
第1図に戻って、バンドパスフィルタ110からの信号
はまた検波器111によってエンベロープ検波される。
エンベロープ検波器111の出力は積分回路118に入
力される。積分回路118の出力は第1保持回路119
によってホールドされる。第1保持回路119の出力は
第2保持回路121に与えられると共に、比較回路12
2の一方入力として与えられる。この比較回路122の
他方入力には、第2保持回路121の出力が与えられる
。尚、これら積分回路118および第1および第2保持
回路119および121には、後述のタイミング信号発
生器120から所定のタイミング信号が与えられる。
比較回路122では第1保持回路119の出力レベルお
よび第2保持回路121の出力レベルとが比較され、第
1保持回路119の出力が第2保持回路121の出力よ
り大きいとき、比較回路122からはハイレベルの信号
が出力される。比較回路122からのハイレベルまたは
ローレベルの出力は判定回路123に与えられ、判定回
路123では、比較回路122の出力のハイレベルまた
はローレベルに応じて、PN符号発生器108からの復
調PN符号の位相が入力スペクトラム拡散信号に含まれ
る変調PN符号の位相に対して同期する方向にあるかま
たは非同期の方向にあるかを判断する。
そして、判定回路123からの信号は制御回路124に
入力される。制御回路124は、判定回路123からの
信号およびRSフリップフロップ107の出力Qを受け
、それら信号の状態によって、VCO102の周波数を
高くまたは低くするような制御信号を出力する。
なお、前述のバンドパスフィルタ110の出力はさらに
レベル検波器115にも供給され、このレベル検波51
15では、バンドパスフィルタ110の出力レベルが所
定以上のときRSフリップフロップ107にセット入力
を与える。RSフリップフロップ107のリセット入力
にはスイッチ116からの信号が与えられる。レベル検
波器115もエンベロープ検波器を含むので、第1図に
おいて点線で示すようにエンベロープ検波器111の出
力をレベル検波器115にも与えるようにすれば、レベ
ル検波器115の必要なエンベロープ検波器を省略し得
る。
A/D変換器には非線形特性があり、入力信号レベルが
ある値よりも低くなると“0”になり実質的に半波検波
となる。また、A/D変換後にディジタル的に検波する
ことも出来るので、エンベロープ検波器111をも省略
することができる。
第4図を参照して、積分回路118はタイミング信号発
生器120からのクロック信号を受けるA/D変換器1
30を含み、その入力にはエンベロープ検波9#111
の出力が与えられる。A/D変換器130はエンベロー
プ検波器111の出力レベルをディジタルデータに変換
し、そのディジタルデータは加算器131の一方入力に
与えられ、この加算器131の他方入力には、加算器1
31の出力をタイミング信号発生器120からのタイミ
ング信号に応答してラッチするラッチ回路132が出力
が与えられる。したがって、加算器131およびラッチ
回路132によって、ディジタル積分回路118が構成
される。
そして、ディジタル積分回路118すなわちう゛ツチ回
路132の出力はタイミング信号発生器120からの別
のタイミング信号に応答して読み出され、第1保持回路
119に入力される。第1保持回路119の出力は第2
保持回路121に与えられる。このようにして、ディジ
タル積分回路118の出力が第1保持回路119および
第2保持回路121に順次ホールドされることによって
、第1保持回路119および第2保持回路121は、そ
れぞれ、異なる時間期間のエンベロープ検波器111の
出力の積分されたレベルをディジタルデータとしてホー
ルドする。当然、第2保持回路121にホールドされた
積分値データは第1保持回路119にホールドされた積
分値データより古い。
第1保持回路119にホールドされた積分値データおよ
び第2保持回路121にホールドされた積分値データが
ともに比較回路122に入力される。比較回路122で
は、前述のように、第1保持回路119にホールドされ
た積分値データが第2保持回路121にホールドされた
積分値データより大きいときハイレベルの信号を出力し
、逆に、第2保持回路121にホールドされた積分値デ
ータが第1保持回路119にホールドされた積分値デー
タより大きいときローレベルの信号を出力する。
比較回路122の出力は、判定回路を構成するDフリッ
プフロップ123のクロック入力に与えられる。このD
フリップフロップ123のデータ入力には、その反転出
力Qが与えられ、非反転出力Qは制御回路124に与え
られる。
制御回路124はアンドゲート133を含み、このアン
ドゲート133の一方入力が判定回路すなわちDフリッ
プフロップ123の出力を受ける。Dフリップフロップ
123の出力はまたオアゲート134の一方入力に与え
られる。アンドゲート133の他方入力にはタイミング
信号発生器120からのゲート信号が与えられる。ゲー
ト信号はまた反転されてオアゲート134の他方入力に
与えられる。アンドゲート133の出力およびオアゲー
ト134の出力は、それぞれ、NチャンネルFET13
5のゲートおよびPチャンネルFET136のゲートに
与えられる。これらNチャンネルFET135およびP
チャンネルFET136はチャージポンプを構成する。
すなわち、NチャンネルFET135およびPチャンネ
ルFET136の接続点と基準電位(実施例では接地電
位)との間に、スイッチ137を介して、コンデンサ1
38が接続される。スイッチ137にはRSフリップ7
0ツブ107からスイッチング信号が印加され、スイッ
チ137はそのスイッチング信号がローレベルのとき、
コンデンサ138へのチャージポンプからの充電を停止
する。
タイミング信号発生器120は、第5図に示すように、
基準発振器139を含み、この基準発振器139の発振
出力はそのまま積分回路118へのクロック信号として
与えられるとともに、分周器140に与えられる。分周
器140は基準発振器140の発振信号を所定の分周比
で分周して、分周出力は単安定マルチバイブレーク14
1に与えられる。単安定マルチバイブレーク141は分
周器140の分周出力の立上がりに応答して所定幅のパ
ルス信号を出力する。分周器140の出力が第4図に示
す、制御回路124のアンドゲート133およびオアゲ
ート134にゲート信号として与えられる。また、マル
チパイブレーク141の出力が積分回路118にはリセ
ット信号として、また第1保持回路119および第2保
持回路121にホールド信号として与えられる。
第1図に示すスペクトラム拡散信号復調回路において、
スイッチ116を操作すると、RSフッツブフロップ1
07がリセットされ、その出力Qがローレベルになる。
したがって、選択器106は発振器105からの信号を
選択的にPN符号発生器108に与える。この発振器1
05からの発振信号がPN符号発生器108のタロツク
信号として与えられる。この状態では、PN符号発生器
108の4進カウンタ125は能動化され、したがって
、このPN符号発生器108からは第3図(D)に示す
x、yおよびZプラス不定ビットの計4ビットのデータ
の繰り返しである復調PN符号が出力される。
したがって、PN符号発生器108からの復調PN符号
が乗算器109において入力端子101からのスペクト
ラム拡散信号と乗算される。復調PN符号の位相とスペ
クトラム拡散信号に含まれる変調PN符号の位相とが一
致していなければ、スペクトラム逆拡散を行うことはで
きず、したがって、フィルタ110からはどんな出力も
得られない。
前述のように、PN符号発生器108からの復調PN符
号の位相が例えば12ビツト毎に変調PN符号の位相と
一致するように、復調PN符号の位相が漸次変化される
。したがって、乗算器109すなわちバンドパスフィル
タ110から所定レベルの出力が得られる。応じて、レ
ベル検波器l15からの出力がハイレベルとなり、RS
フリップ70ツブ107がセットされて、RSフリップ
フロップ107の出力Qがハイレベルとなる。そのため
、選択器106は発振器105からの出力に代えてVC
O102からの発振信号を選択してPN符号発生510
8に与える。同時に、PN符号発生器10−8に含まれ
る4進カウンタ125(第2図)に禁止信号がRSフリ
ップフロップ107から与えられるので、PN符号発生
器108は、第24図および第25図に示すPN符号発
生器8と同様に、3ビツトのデータの繰り返しであるP
N符号(第25図(B))を出力するようになる。
そして、入力されたスペクトラム拡散信号は乗算器10
9においてPN符号発生器108から出力された3ビツ
トの復調PN符号と乗算され、その結果、スペクトラム
拡散信号のキャリア成分(ただし、キャリア成分が変調
を受けている場合には変調されたキャリア成分)が乗算
器109から出力される。
このキャリア成分がエンベロープ検波器111において
検波された後、積分回路118に与えられる。この積分
回路118において、第6図(A)に示すようなタイミ
ング信号発生器120からのクロック信号に応答して、
A/D変換器130(第4図)によって、第6図(B)
に示すようなディジタルデータに変換される。A/D変
換器130の出力ディジタルデータを第6図(B、)に
示すようにaa++  ”’g  anl  an+l
+  an+2 ”’とすると、加算器131の出力は
、第6図(D)に示すように、bl、b、(=a1+b
1)、・・・ a、、(=afi−1+b*−1)+ 
・・・どなる。すなわち、加算5131の出力は、A/
D変換器130からの出力とラッチ回路132からの出
力とを累積した値のディジタルデータとなる。このよう
にして、積分回路118において、近似的に、検波器1
11の出力が所定時間期間積分される。
また、ラッチ回路132の出力は、第6図(C)に示す
タイミング信号発生器120からの信号の立上りに応じ
て、第1保持回路119にホールドされる。そして、次
のリセット/ホールド信号がタイミング信号発生器12
0から与えられると、その立上りで第1保持回路119
にホールドされていたディジクルデータが第2保持回路
121にホールドされるとともに、第1保持回路119
には新たなディジタル積分回路118の出力ディジタル
がホールドされる。したがって、第1保持回路119の
出力および第2保持回路121の出力は、それぞれ、第
6図(E)および第6図(F)に示すようになる。尚、
ラッチ回路132は、リセット/ホールド信号の立下り
でリセットされる。
したがって、比較器122は、現在の積分値と直前の積
分値とを比較することになる。現在の積分値が直前の積
分値より大きいとき、この比較回路122からはハイレ
ベルの信号が出力される。
比較5122の出力がハイレベルのとき、入力されたス
ペクトラム拡散信号に含まれる変調PN符号とPN符号
発生器108からの復調PN符号とが同期する方向にV
CO102の発振周波数が変化されていることを示す。
また、比較5122の出力がローレベルのとき、変調P
N符号と復調PN符号との同期が外れる方向にVCO1
02の発振周波数が変化されていることを示す。
第9図を参照して、復調PN符号および変調PN符号と
の相対位相が点1aにありかつ比較器122からハイレ
ベルの信号が出力されているものとする。このとき、積
分回路118においては、先の積分期間においては点1
aおよび1b間の検波器111出力が積分され、後の積
分期間においては点1bおよび10間の検波器111出
力が積分される。したがって、第2保持回路121が点
1aおよび1b間の積分値をホールドし、第1保持回路
119が点1bおよびIC間の積分値をホールドする。
この場合、第1保持回路119にホールドされた積分値
が第2保持回路121にホールドされた積分値よりも大
きいため、比較器122の出力はハイレベルである。し
たがって、判定回路を構成するDフリップフロップ12
3の出力は反転しない。このDフリップフロップ123
の出力は、比較器122の出力がローレベルになったと
き、反転される。
Dフリップフロップ123の出力Qがハイレベルである
とすると、タイミング信号発生器120に含まれる分周
8140(第5図)からのゲート信号がハイレベルのと
き、アンドゲート133(第4図)の出力がハイレベル
となる。したがってNチャンネルFET135がオンし
て、RSフッツブフロップ107の出力Qによってオン
されているスイッチ137を介して、コンデンサ138
に充電電流が供給される。他方、Dフリップ70ツブ1
23の出力Qがローレベルにある場合、ゲート信号がハ
イレベルのときオアゲート134の出力がローレベルと
なり、PチャンネルFET136がオンされる。したが
って、コンデンサ138の充電電荷がスイッチ137お
よびPチャンネルFET136を通して放電される。そ
のため、コンデンサ138の端子電圧が変化し、応じて
VCO102の発振周波数が変化される。したがって、
VCO102からの発振信号をクロックとして用いるP
N符号発生器108からの復調PN符号の位相がスペク
トラム拡散信号に含まれる変調PN符号の位相に同期す
るように、VCO102が制御される。
この実施例によれば、現在の積分値と直前の積分値とを
比較器122によって比較し、その比較結果に基づいて
VCO102の発振周波数すなわちPN符号発生器10
8からの復調PN符号の位相を制御するようにしたので
、第2,2図図示の従来技術では必要であった位相変調
器を省略し得る。したがって、スペクトラム拡散信号復
調回路の回路構成を簡略化し得る。
ところで、第5図に示すタイミング信号発生器120を
用いた場合、積分期間T1が第9図に示す点2aおよび
2b問および点2bおよび20間であると、第1および
第2保持回路119および121にホールドされた積分
値が互いに等しくなり、VCO102の発振周波数の変
化される方向が不定になる虞がある。
このような問題を解決するために、第7図に示すタイミ
ング信号発生器120が用いられ得る。
第7図のタイミング信号発生器120においては単安定
マルチバイブレーク141の出力すなわちノセント/ホ
ールド信号(第8図(A))を所定時間遅延させるため
遅延回路142が設けられる。
第8図(B)に示すこの遅延回路142の出力はRSフ
リップフロップ143のセット入力に与えられ、このR
Sフリップフロップ143のリセット入力には単安定マ
ルチバイブレータ141の出力(リセット信号)が与え
られる。そして、第8図・(C)に示すRSフリップフ
ロップ143の出力Qは、基準発振器139からのクロ
ック信号を受ける一方入力を有するアンドゲート144
の他方入力に与えられる。このアンドゲート144の出
力が積分回路118のクロック信号として与えられる。
第7図図示のタイミング信号発生器120からは、RS
フリップフロップ1430出力Qがハイレベルの間にの
み積分回路118にクロックが与えられるので、第9図
における点2dおよび2b問および点2eおよび2C間
がそれぞれ積分期間T2となる。したがって、第7図図
示のタイミング信号発生器120を用いれば、点2aお
よび2b問および点2bおよび2c間をそれぞれ積分期
間とする場合でも、比較器】22の出力はローレベルと
なり、Dフリップフロップ123の出力Qが反転され、
したがって、VCO102の周波数の変化方向を反転す
ることができる。そのため、第5図図示のタイミング信
号発生器120を用いた場合の前述の問題は解消され得
る。
なお、第4図に示す実施例では、VCO102の制御期
間を規定するためにタイミング信号発生器120からゲ
ート信号を出力し、そのゲート信号によってアンドゲー
ト133およびオアゲート134が能動化または不能動
化されるようにした。しかしながら、Dフリップフロッ
プ123の出力Qを直接チャージポンプを構成するFE
Tに供給するようにしてもよい。
第1図実施例では、連続する積分期間においてそれぞれ
積分された積分値を比較して、その結果に応じてVCO
102の発振周波数を2値的に変化させるようにした。
この場合、入力されるスペクトラム拡散信号に含まれる
変調PN符号の周波数をfoとし、PN符号発生器10
8からの復調PN符号の周波数すなわちVCO102の
高い発振周波数および低い発振周波数をそれぞれf8及
びFLとすると、それぞれの周波数差fHfoおよびf
o−fLを可及的に小さく、望ましくは互いに等しくす
る必要がある。その理由は以下の通りである。
たとえば、周波数差fll foに対して周波数差fo
−fLが大きい場合を想定すると、この場合、VCO1
02から発振周波数ft、の発振信号が出力されたとき
のPN符号の位相変化の度合いがVCO102から発振
周波数f、の発振信号が出力されたときのPN符号の位
相変化の度合いに比べて大きくなる。その結果、周波数
f、の発生回数が周波数fLの発生回数より多くなり、
したがって、PN符号発生器108からの復調PN符号
の位相が変調PN符号の位相に比べて遅れた状態に頻繁
に発生する。そのため、平均的な復調PN符号の位相が
遅相側に存在することになる。このような場合、バンド
パスフィルタ110を通過した信号のレベルが小さくな
るため、雑音の影響を受は易く、データの復調に支障を
来す虞がある。
このような問題を解決するには、VCO102の自走発
振周波数を変調PN符号の周波数と合致させるとともに
、周波数f1およびfl、を前述の関係を満足するよう
に設定すればよい。しかしながら、実際にはVCO10
2を構成する可変容量ダイオード等のばらつきや通信系
の状態たとえば無線通信であれば反射波の影響等によっ
て上述の問題を解決するには困難であった。そこで、第
10図実施例が提案される。
第10図実施例は、以下の点を除いて、第1図実施例と
同様である。すなわち、判定回路(Dフリップフロップ
)123の出力を受ける制御回路124が第11図のよ
うに構成され、この制御回路124の出力がD/A変換
器145を通して、VCO102の制御信号として与え
られる。
第11図を参照して、先の第5図または第7図図示のタ
イミング信号発生器120がらのリセット信号が第1カ
ウンタ146に与えられる。この第1カウンタは所定数
(この実施例ではたとえば“100”)をカウントする
毎に信号を出力し、この信号は第2カウンタ147のリ
セット入力に与えられる。第2カウンタ147のイネー
ブル入力には、判定回路すなわちDフリンジフロップ1
23の出力Qが与えられ、カウント入力にはタイミング
信号発生器120からのリセット/ホールド信号が与え
られる。第2カウンタ147の出力はラッチ回路148
に与えられ、そこには第1カウンタ146からの信号が
ラッチ信号として与えられる。ラッチ回路148の出力
は比較器149に与えられ、そこで基準値(この実施例
ではたとえば50”)と比較される。比較器149から
は、その比較結果に応じて、3つの状態すなわち、“ラ
ッチ回路148の値〉基準値”、“ラッチ回路148の
値〈基準値”および“ラッチ回路148の値=基準値”
を個別に示す信号が出力される。最後の状態すなわち“
ラッチ回路148の値=基準値”のとき比較器149か
ら出力される信号はRSフリップフロップ150のセッ
ト入力に与えられる。RSフリップフロップ150のリ
セット入力には、第10図図示のRSフリップフロップ
107からの非反転出力Qが与えられる。
比較器149からの残余の信号は、第3カウンタ151
および第4カウンタ152のアップ/ダウン切換信号U
/Dとして与えられる。第3カウンタ151および、第
4カウンタ152のそれぞれのカウント入力には第1カ
ウンタ146からの信号が与えられる。第3カウンタ1
51の出力は、VCO102の高い発振周波数fHを指
定するディジタルデータであり、第4カウンタ152の
出力は、VCO102の低い発振周波数fLを指定する
ディジタルデータであり、それぞれ、選択器153の入
力AおよびBに与えられる。この選択器153は、Dフ
リップ70ツブ123の非反転出力Qに応じて動作し、
その出力Qがハイレベルのとき第3カウンタ151から
のディジタルデータをD/A変換器145 (第10図
)に与え、出力Qがローレベルのとき第4カウンタ15
2からのディジタルデータをD/A変換器145に与え
る。
前述のRSフリップフロップ150の非反転出力Qは、
2つのRSフリップフロップ154および155のそれ
ぞれのリセット入力およびセット入力に与えられ、それ
ぞれのRSフリップフロップ154および155のセッ
ト入力およびリセット入力には、RSフリップ70ツブ
107(第10図)からの非反転出力Qが与えられる。
RSフッツブフロップ154の出力Qは上述の第3カウ
ンタ151および第4カウンタ152のそれぞれのイネ
ーブル入力に与えられる。RSフリップ70ツブ155
の出力Qは2つの選択器156および157の切換入力
に与えられる。
RSフリップフロップ107からの出力QおよびRSフ
リップ70ツブ150の出力Qは、それぞれ、遅延回路
158および159に与えられ、遅延回路158はRS
フリップフロップ155の遅延時間と、選択器156お
よび157の内長い方の遅延時間とを合計した遅延時間
を有する。遅延回路159は遅延回路158と同じ遅延
時間を有する。これら遅延回路158および159の出
力は、ともに、それぞれのオアゲート160および16
1の2人力に与えられる。オアゲート160の出力は、
ラッチ回路162のラッチ信号として与えられるととも
に、第3カウンタ151のプリセット信号として与えら
れる。オアゲート161の出力は、ラッチ回路163の
ラッチ信号として与えられるとともに、第4カウンタ1
52のプリセット信号として与えられる。したがって、
第3カウンタ151および第4カウンタ152には、そ
れぞれ、ラッチ回路162および163の出力すなわち
選択器156および157の出力がプリセット信号に応
答してプリセットされる。
そして、第3カウンタ151の出力はさらに減算器16
4に与えられ、第4カウンタ152の出力はさらに加算
器165に与えられる。減算器164には所定数(この
実施例では“30”)を示すデータが減数として与えら
れる。加算器165には所定数(この実施例では“30
”)を示すデータが与えられる。そして、選択器156
の両人力AおよびBとしては、それぞれ、所定数(この
実施例ではたとえば“200”)を示すデータおよび上
述の減算器164の出力が与えられ、選択器157の両
人力AおよびBとしては、それぞれ、所定数(この実施
例ではたとえば“100”)を示すデータおよび上述の
加算器165の出力が与えられる。
第10図に示すスペクトラム拡散信号復調回路において
、スイッチ116を操作すると、RSフクップフロップ
107がリセットされ、その出力Qがローレベルになる
。したがって、選択器106は発振器105からの信号
を選択的にPN符号発生器108に与える。発振器10
5からの発振信号がPN符号発生器108のクロック信
号として与えられる。この状態では、PN符号発生器1
08の4進カウンタ125は能動化され、したがって、
このPN符号発生器108からは第3図(D)に示すx
、yおよびZプラス不定ビットの計4ビットのデータの
繰り返しである復調PN符号が出力される。
したがって、PN符号発生器108からの復調PN符号
が乗算器109において入力端子101からのスペクト
ラム拡散信号と乗算される。復調PN符号の位相とスペ
クトラム拡散信号に含まれる変調PN符号の位相とが一
致していなければ、スペクトラム逆拡散を行うことはで
きず、したがって、フィルタ110からはどんな出力も
得られない。
前述のように、PN符号発生器108からの復調PN符
号の位相がたとえば12ビツト毎に変調PN符号の位相
と一致するように、復調PN符号の位相が漸次変化され
る。したがって、乗算器109すなわちバンドパスフィ
ルタ110からの所定レベルの出力が得られる。応じて
、レベル検波器115からの出力がハイレベルとなり、
RSフリップフロップ107がセットされて、RSフッ
ツブフロップ107の出力Qがハイレベルとなる。その
ため、選択器106は発振5105からの出力に代えて
VCO102からの発振信号を選択してPN符号発生器
108に与える。同時に、PN符号発生器108に含ま
れる4進カウンタ125(第2図)に禁止信号がRSフ
リップフロップ107から与えられるので、PN符号発
生器108は、第22図および第25図に示すPN符号
発生器8と同様に、3ビツトのデータの繰り返しである
復調PN符号(第25図(B))を出力するようになる
また、前述のようにRSフリップ70ツブ107がセッ
トされると、その非反転出力QにてRSフリップフロッ
プ154(第11図)がセットされるので、第3カウン
タ151および第4カウンタ152がともにイネーブル
されるとともに、RSフリップ70ツブ155がリセッ
トされるので、選択器156および157がともに入力
Aを選択する状態にされる。
そして、遅延回路158で遅延されたRSフッツブフロ
ップ107の出力Qの立ち上がりに応答してラッチ回路
162および163が、それぞれ、選択器156および
157の出力をラッチする。同時に、第3カウンタ15
1および第4カウンタ152にプリセット信号が供給さ
れ、第3カウンタ151には“200″がプリセットさ
れ、第4カウンタ152には“100″がプリセットさ
れる。
判定回路すなわちDフリップフロップ123の出力Qが
ハイレベルであれば、第3カウンタ151のプリセット
値“200”が選択器153を介してDハ変換器145
に与えられる。したがって、データ“200″がD/A
変換され、それに応じた直流電圧がVCO102に供給
される。そのため、VCO102はその直流電圧によっ
て決まる発振周波数f4の発振信号を出力する。
そして、入力されたスペクトラム拡散信号は乗算器10
9においてPN符号発生器108から出力された3ビツ
トの復調PN符号と乗算され、その結果、スペクトラム
拡散信号のキャリア成分(ただし、キャリア成分が変調
を受けている場合には変調されたキャリア成分)が乗算
器109がら出力される。
このキャリア成分がエンベロープ検波器111において
検波された後、積分回路118に与えられる。この積分
回路118において、第6図(A)に示すようなタイミ
ング信号発生器120からのクロック信号に応答して、
A/D変換器130(第4図〕によって、第6図(B)
に示すようなディジタルデータに変換される。A/D変
換器130の出力ディジタルデータを第6図(B)に示
すようにal、a2°’   1  av+  an+
11  affi+2+ ”’とすると、加算器131
の出力は、第6図(D)に示すように、bl+  b+
 (=al+b1)+ ”’+  am (=am、+
b、−+)、・・・どなる。すなわち、加算器131の
出力は、A/D変換器130からの出力とラッチ回路1
32からの出力とを累積した値のディジタルデータとな
る。このようにして、積分回路118において、近似的
に、検波器111の出力が所定時間期間積分される。
また、ラッチ回路132(第4図)の出力は、第6図(
C)に示すタイミング信号発生器120からのリセット
信号の立上りに応じて、第1保持回路119にホールド
される。そして、次のリセット/ホールド信号がタイミ
ング信号発生器120から与えられると、第1保持回路
119にホールドされていたディジタルデータが第2保
持回路121にホールドされるとともに、第1保持回路
119には新たなディジタル積分回路118の出力ディ
ジタルデータがホールドされる。したがって、第1保持
回路119の出力および第2保持回路121の出力は、
それぞれ、第6図(E)および第6図(F)に示すよう
になる。
したがって、比較器122は、現在の積分値と直前の積
分値とを比較することになる。現在の積分値が直前の積
分値より大きいとき、この比較回路122からはハイレ
ベルの信号が出力される。
比較器122の出力がハイレベルのとき、入力されたス
ペクトラム拡散信号に含まれる変調PN符号とPN符号
発生器108からの復調PN符号とが同期する方向にV
CO102の発振周波数が変化されていることを示す。
また、比較器122の出力がローレベルのとき、変調P
N符号と復調PN符号との同期が外れる方向にVCO1
02の発振周波数が変化されていることを示す。
第9図を参照して、復調PN符号および変調PN符号と
の相対位相が点1aにありかつ比較器122からハイレ
ベルの信号が出力されているものとする。このとき、積
分回路118においては、先の積分期間においては点1
aおよびlb間の検波器111出力が積分され、後の積
分期間においては点1b及びIC間の検波器111出力
が積分される。したがって、第2保持回路121が点1
aおよびlb間の積分値をホールドし、第1保持回路1
19が点1bおよびIC間の積分値をホールドする。こ
の場合、第1保持回路119にホールドされた積分値が
第2保持回路121にホールドされた積分値よりも大き
いため、比較器122の出力はハイレベルである。した
がって、判定回路を構成するDフリップフロップ123
の出力は反転しない。このDフリップフロップ123の
出力は、比較器122の出力がローレベルになったとき
、反転される。
Dフリップフロップ123の出力がハイレベルのとき、
制御回路124の第2カウンタ147はタイミング信号
発生器120からのリセット信号をカウントし、また第
1カウンタ146からの信号によってリセットされる。
そして、第2カウンタ1470カウント値は第1カウン
タ146の信号に応答してラッチ回路148でラッチさ
れる。
ラッチ回路148のラッチ出力は比較器149に与えら
れ、そこにおいて前述の基準値(“50”)との比較が
行われる。
第2カウンタ147のカウント値が基準値よりも大きい
とき、すなわち、高い周波数fRの発生回数が低い周波
数ft、の発生回数より多いとき、復調PN符号の平均
的位相が遅相側であるので、比較器149は信号線りに
ハイレベルの信号を出力し、そのために第3カウンタ1
51および第4カウンタ152はともにアップカウント
状態に設定される。そして、第3カウンタ151および
第4カウンタ152は、それぞれ、第1カウンタ146
からの信号に応じてそのカウント値をインクリメントす
る。したがって、選択器153がら出力されるディジタ
ルデータがインクリメントされることになり、VCO1
02の発振周波数は漸次高くされる。
すなわち、高い周波数f1の発生回数が低い周波数fL
の発生回数より多いときは、受信したスペクトラム拡散
信号に含まれる変調PN符号の周波数f。と高い周波数
f□との差“f、−f、”より変調PN符号の周波数f
Oと低い周波数fLとの差“fo−fL″が大きくなる
ため、周波数f、およびfLがともに高くなるようにV
CO102の発振周波数をシフトすることによって、上
述の周波数差を小さくするようにする。
また、第2カウンタ147のカウント値が基準値よりも
小さいとき、すなわち、高い周波数fl(の発生回数が
低い周波数fLの発生回数より少ないとき、復調PN符
号の平均的位相が進相側にあるので、比較器149は信
号線りにローレベルの信号を出力し、そのために第3カ
ウンタ151及び第4カウンタ152はともにダウンカ
ウント状態に設定される。そして、第3カウンタ151
および第4カウンタ152は、それぞれ、第1カウンタ
146からの信号に応じてそのカウント値をディクリメ
ントする。したがって、選択器153から出力されるデ
ィジタルデータがディクリメントされることになりVC
O102の発振周波数は漸次低くされる。
すなわち、高い周波数f、の発生回数が低い周波数f、
の発生回数より少ないときは、受信したスペクトラム拡
散信号に含まれる変調PN符号の周波数f。と高い周波
数fRとの差“fRfo”より変調PN符号の周波数f
。と低い周波数fLとの差″f o−f L”が小さく
なるため、周波数fHおよびfLがともに低くなるよう
にVCO102の発振周波数をシフトすることによって
、上述の周波数差を小さくするようにする。
このようなVCO102の発振周波数の制御によって第
2カウンタ149のカウント値と基準値とが等しくなる
と、比較器149はハイレベルの信号S1を出力する。
したがって、RSフリップ70ツブ150がセットされ
、RSフリップ70ツブ154がリセットされるととも
に、RSフッツブフロップ155がセットされる。その
結果、第3カウンタ151および第4カウンタ152へ
のイネーブル信号がローレベルになり、第3カウンタ1
51および第4カウンタ152はディスエーブルされる
。また、選択器156および157にはともにハイレベ
ルのRSフリップ70ツブ155の出力Qが与えられる
ため、選択器156および157はともに入力Bを選択
する状態に設定される。
一方、RSフリップフロップ150からの出力Qが遅延
回路159によって遅延されてオアゲート160.16
1に入力されると、これらオアゲート160.161の
出力がともにハイレベルとなる。オアゲート160.1
61のそれぞれの出力の立ち上がりに応答して、ラッチ
回路162および163が選択器156および157の
出力すなわちB入力をラッチする。選択器156のB入
力は減算器164の出力であり、選択器157のB入力
は加算器165の出力である。したがって、第3カウン
タ151および第4カウンタ152には、それぞれ、“
直前のカウント値−30″および“直前のカウント値+
30”がプリセットされる。そのため、VCO102は
、判定回路123の出力のハイレベルまたはローレベル
に応じて、′直前のカウント値−30″または“直前の
カウント値+30”で、決まる発振周波数で発振する。
この第10図実施例によれば、PN符号発生器108か
らの復調PN符号の周波数と受信したスペクトラム拡散
信号に含まれる変調PN符号の周波数との差を可及的小
さくなるように、VCO102の発振周波数が制御され
るので、スペクトラム逆拡散時の相関信号のレベルを十
分大きくすることができ、したがって、データの復調が
ノイズの影響を受けず確実にされる。
なお、第11図実施例においては、第1O図実施例の制
御回路124を各個別の回路コンポーネントで構成した
。しかしながら、この制御回路124はマイクロコンピ
ュータによって構成されてもよい。この場合、そのマイ
クロコンピュータ(図示せず)は第12図に示すフロー
図にしたがって動作される。
すなわち、スイッチ116が操作されると、第12図の
ルーチンが開始され、最初のステップS1において、フ
ラグレジスタおよびカウンタNおよびM(いずれも図示
せず)を“O”にセットするとともに、高い周波数f□
に対応するデータFHを“200”に設定し、低い周波
数fLに対応するデータFLを“100”に設定する。
この後、ステップS2において、マイクロコンピュータ
(図示せず)は、割込を許容する。
そして、ステップS3において割込が発生すると、マイ
クロコンピュータは、次のステップS4において、フラ
グが“1”であるか否かを判定する。ステップS1にお
いてフラグは“0″にセットされているので、このステ
ップS4では“NO”が判定される。したがって、マイ
クロコンピュータは、続くステップS5においてカウン
タNのカウント値をインクリメントするとともに、ステ
ップS6において、判定回路すなわちDフラップフロッ
プ123の出力がノ1イレベルか否かを判定する。Dフ
リップ70ツブ123の出力がローレベルであれば、ス
テップS7においてデータFLをD/A変換器145に
出力する。また、ハイレベルであれば、ステップS8に
おいてデータFHをD/A変換器145に出力するとと
も、に、ステップS9において、カウンタMをインクリ
メントする。
次いでステップS10においてカウンタNのカウント値
が“100”に等しいか否かが判定される。もし、 “
No”なら、ステップS3に戻り、YES”なら、ステ
ップSllにおいて、カウンタMのカウント値と基準値
“50”との関係が判定される。
カウンタMのカウント値が基準値より大きい(M>50
)のとき、ステップ512においてデータF Hおよび
FLをともにインクリメントした後、ステップS14に
おいてカウンタNおよびMをリセットしてプロセスは前
述のステップS3にリターンする。
カウンタMのカウント値が基準値より小さい(M< 5
0 )とき、ステップS13においてデータFHおよび
FLをともにディクリメントした後、ステップS14に
おいてカウンタNおよびMをリセットしてプロセスは前
述のステップS3にJターンする。
カウンタMのカウント値と等しい(M=50)とき、ス
テップS15において、データFHから所定数“30”
を減算するとともに、データFLに所定数“30”を加
算する。その後、ステップS16においてフラグをセッ
トし、プロセスはステップS3に戻る。
ステップS16においてフラグが“1”にセットされた
後は、ステップS4において、“YES″が判断され、
プロセスはステップS17に移る。ステップS17では
、Dフリップ70ツブ123の出力が“1″であるか否
か判断される。Dフリップフロップ123の出力が“O
”であれば、ステップS18において、データFLがD
/A変換器145に出力される。Dフリップフロップ1
23の出力が“1”であれば、ステップS19において
、データFHがD/A変換器145に出力される。
なお前述の実施例における具体的な数値“200”  
 ”100″および30”は単なる例示であり、そのよ
うな数値は任意に変更可能である。
また、第12図実施例では、制御回路124(第10図
)のみをマイクロコンピュータで構成した。しかしなが
ら、第10図に示す比較器122、判定回路123およ
び制御回路124を1つのマイクロコンピュータで構成
することができる。この場合、マイクロコンピュータ(
図示せず)は、第13図に示すフロー図に示すルーチン
を実行する。
すなわち、スイッチ116が操作された後の最初のステ
ップ5101ではマイクロコンピュータは割込を許容す
る。そして、ステップSl 02で割込が検出されると
、マイクロコンピュータは、次ノステップSl 03に
おいて積分回路118の積分値が所定の閾値SHより大
きいか否かを判断する。そして、積分値が閾1iISH
より大きいとき、ステップ5104において、プロセス
は復調PN符号の位相制御モードに入る。
ステップ5105において割込が検出されると、ステッ
プ8106において第1保持回路119のデータを第2
保持回路121に送るとともに、ステップ5107にお
いて第1保持回路119に積分回路118の出力をホー
ルドする。そして、2つの保持回路119および121
にそれぞれホールドされたデータをステップ8108で
比較する。ステップ5109において、第1保持回路1
19のホールドされたデータが第2保持回路121にホ
ールドされたデータより大きいか否かが判定される。も
し、“YES”であれば、ステップ5iloにおいて、
前回の出力データが高い周波数に相当するデータFHで
あったか否かが判断される。そして、前回データがFH
であれば、ステップ5111において判定出力を“1”
にセットする。ステップ5109においてもし“No”
が判断されれば、ステップ5112において、前回の出
力データが高い周波数に相当するデータF)Iであった
か否かが判断され、前回データがFHであれば、ステッ
プ5113において判定出力を“1”にセットする。そ
して、ステップ5111またはステップ5113を経た
後、先の第10図実施の制御ルーチンに入る。ここでは
、重複する説明は省略する。
第12図のフロー図に示す制御ルーチンでは、変調PN
符号の周波数が2値的に制御されるVC0102の周波
数範囲内にあるときには支障なく動作する。しかしなが
ら、変調PN符号の周波数がVCO102の周波数範囲
外であれば、制御不能の状態となってしまう。VCOで
は、一般に、周囲温度に応じて発振周波数が変化する。
したがって、電源投入時等においては、発振周波数が定
常動作時の発振周波数と大きく異なり、結果的に、変調
PN符号の周波数がVCO102の発振周波数の変化範
囲内に含まれなくなることがある。このような場合、制
御不能が生じる。
第14図はこのような問題を解決するに好適する実施例
を示すブロック図である。この実施例では、発振器10
5の発振周波数は、変調PN符号の周波数と同じに設定
される。この発振器105の周波数とVCO102の周
波数とを比較器166で比較し、その結果に応じて、判
定回路167が、ViCo 102の周波数を高くすべ
きか低くすべきかを判定する。判定回路167は、VC
O102の周波数を高くすべきときには“1″を出力し
、VCO102の周波数を低くすべきときには“0”を
出力する。そして、判定回路167の出力に応じて、V
CO102の発振周波数を制御し、VCO102の周波
数を変調PN符号の周波数に等しくなるようにする。な
お、第10図実施例では、VCO102の出力または発
振器105の出力が選択器106によって選択的にPN
符号発生器108に与えられたが、この実施例では、V
CO102の出力が常にPN符号発生器108にクロッ
ク信号として与えられる。
第14図実施例においても、制御回路124はマイクロ
コンピュータによって構成され得る。この場合、マイク
ロコンピュータ(図示せず)は第15図に示すフロー図
に従って動作する。スイッチ116が操作されると、第
15図のルーチンが開始され、最初のステップ521に
おいて、カウンタFC,PCIおよびFe2.フラグレ
ジスタおよびカウンタL、MおよびN(いずれも図示せ
ず)を“0”にセットするとともに、高い周波数f、l
に対応するデータFHを“200″に設定し、低い周波
数fLに対応するデータFLを“100”に設定する。
この後、ステップS22において、マイクロコンピュー
タ(図示せず)は、割込を許容する。
そして、ステップ323においてタイミング信号発生5
120からの割込パルスによる割込が発生すると、マイ
クロコンピュータは、判定回路167の出力を読み取る
。次のステップS24において、マイクロコンピュータ
の現在出力されている判定回路167の出力と先の割込
時の判定回路166の出力とが一致するか否かを判断す
る。
致してなければ、ステップS25において、マイクロコ
ンピュータはカウンタLの値が数値“1″より大きいか
否かを判断する。カウンタLの値が数値“1”より大き
いとき(L≧1)には、ステップS26において、カウ
ンタLの値が数値“2”と等しいか否かが判断される。
カウンタLの値が数値“2”と等しいとき、ステップS
27において、カウンタFCのイ直およびカウンタFC
1の値が等しいか否か判断する。このステップS27に
おいて、“YES″が判断されたとき、ステップS28
において、マイクロコンピュータはカウンタFCIの値
とカウンタFC2の値との平均値(FC1+FC2)/
2を演算し、その演算結果がD/A変換器145に与え
られる。したがって、VCO102は2つのカウンタF
C1およびFe2のカウント値の平均値で決まる周波数
で発振される。
なお、ステップ328の次のステップS29においては
、レベル検波器115からの割込があるか否かを判断し
、その割込が生じたときは、それ以後第12図図示のル
ーチンが実行される。
先のステップS25において“NO″が判断されたとき
、すなわち、L=0のとき、ステップS30においてカ
ウンタLがインクリメントされた後、ステップS31に
おいてカウンタFCのカウント値をカウンタFCIにセ
ットする。また、先のステップS26において“No”
が判断されたとき、すなわち、L=1のとき、ステップ
S32においてカウンタLがインクリメントされた後、
ステップS33においてカウンタFCのカウント値をカ
ウンタFC2にセットする。さらに、先のステップS2
7において“No”が判断されたとき、ステップS37
において、カウンタFC2のf直をカウンタFCIにセ
ットしかつカウンタFCの値をカウンタFC2にセット
する。
ステップ531.S33またはS37を実行した後、マ
イクロコンピュータは、ステップS34において、判定
回路167の出力が1”であるか否かを判断する。この
ステップS34において、“YES″が判断されたとき
、すなわち、VCO102の周波数が高くされるべきと
き、マイクロコンピュータは、次のステップS35にお
いてカウンタFCをインクリメントする。したがって、
そのインクリメントされたカウンタFCの値がD/A変
換器145に与えられ、VCO102はその値で決まる
周波数で発振される。その後、プロセスは先のステップ
S23に戻り、タイミング信号発生器120からの割込
に備える。また、ステップS34においてNo”が判断
されたとき、すなわち、VCO102の周波数が低くさ
れるべきとき、マイクロコンピュータは、次のステップ
S36においてカウンタFCをディクリメントする。し
たがって、そのディクリメントされたカウンタFCの値
がD/A変換器145に与えられ、VCO102はその
値で決まる周波数で発振される。その後、プロセスは先
のステップS23に戻り、タイミング信号発生器120
からの割込に備える。
このようにして、第14図および第15図で示す実施例
によれば1、VCO102の周波数を高くすべきかまた
は低くすべきかが判定回路167によって判定されるの
で、VCO102の周波数は必ず変調PN符号の周波数
をカバーすることができ、したがって、制御不能の状態
は生じない。
なお、耐雑音性を向上するために第16図に示す実施例
も適用され得る。この第16図に示す実施例では、スペ
クトラム拡散信号は入力端子101を経て、互いに同じ
である2つの乗算器109および109′に与えられる
。乗算器109には選択器168によって選択されたP
N符号発生回路108゛からの第1.第2および第3同
期化PN符号のいずれかが与えられるが、他方の乗算器
109′にはPN符号発生回路108′からの1つの復
調PN符号が与えられる。乗算器109の出力は前述の
実施例と同様にバンドパスフィルタ110に与えられ、
乗算器109′の出力はバンドパスフィルタ110゛に
与えられる。2つのバンドパスフィルタ110および1
10′は同じ構成を有する。そして、バンドパスフィル
タ110の出力はエンベロープ検波器111に与えられ
る。
この実施例では、乗算器109 ’、バンドパスフィル
タ110′の経路がスペクトラム拡散信号に含まれるデ
ータの復調のために利用される。したがって、出力端子
117にはバンドパスフィルタ110’の出力が導出さ
れる。そして、検波器111の出力は前述の実施例と同
様に復調PN符号の位相制御すなわちVCO102の発
振出、力の制御のために利用される。
ただし、この実施例では、PN符号発生回路108’は
、第17図に示すように、PN符号発生器108および
そこからのPN符号を受けるカスケード接続された2つ
のDフリップフロップ171および172を含む。PN
符号発生器108から出力されたPN、符号はDフリッ
プフロップ171を経て第1同期化PN符号(基準位相
符号)として選択器168に与えられ、Dフリップフロ
ップ171および172を経たPN符号は第1同期化P
N符号に対して位相が遅れた第3同期化PN符号として
選択器168に与えられ、PN符号発生器108からの
PN符号は第1同期化PN符号に対して位相が進んだ第
2同期化PN符号として選択器168に与えられる。そ
して、第1同期化PN符号が復調PN符号として、前述
の乗算器109゛に与えられる。
また、第16図実施例では、タイミング信号発生器12
0からのリセット信号を172分周する分周器169が
設けられ、この分周器169の出力は判定回路(Dフリ
ップフロップ)123に与えられるとともに、選択器1
68に与えられる。この実施例の復調回路はさらに周波
数逓倍器170を備えていて、この周波数逓倍器170
は選択器106を経た発振器105の発振信号または■
C0102の発振信号の周波数の2倍の周波数を有する
信号を発生する。そして、周波数逓倍器170の出力が
PN符号発生器108′に含まれるDフリップフロップ
171および172のクロック信号として与えられる。
したがって、第18図に示すように、PN符号発生器1
08(第17図)からの第2同期化PN符号がこのクロ
ック信号に応答してDフリップフロップ171にラッチ
されることにより、1/2チツプ遅れた第1同期化PN
符号となり、さらに、Dフリップフロップ172にラッ
チされることにより、さらに1/2チツプ遅れた第3同
期化PN符号となる。
なお、選択器168は、分周器169からの信号がハイ
レベルのとき上述の第3同期化PN符号を選択し、ロー
レベルのとき第2同期化PN符号を選択する。
第16図に示すスペクトラム拡散信号復調回路において
、スイッチ116を操作すると、RSフッツブフロップ
107がリセットされ、その出力Qがローレベルになる
。したがって、選択器106は発振器105からの信号
を選択的にPN符号発生回路108′に与える。この発
振器105からの発振信号がPN符号発生回路108゛
に含まれるPN符号発生器108のクロック信号として
与えられる。この状態では、PN符号発生器108の4
進カウンタ125(第2図)は能動化され、したがって
、このPN符号発生器108からは第3図(D)に示す
x、yおよびZプラス不定ビットの計4ビットのデータ
の繰り返しであるPN符号が出力される。このPN符号
が第16図実施のDフリップ70ツブ171および17
2を経て、第1、第2および第3同期化PN符号として
出力される。また、RSフリップフロップ107の出力
Qがローレベルであるので、選択器168は、Dフリ、
ツブフロップ171を経た第1同期化PN符号を選択す
る。したがって、この状態では、発振器105からの発
振信号をクロックとして用いた第1同期化PN符号が選
択器168から出力される。
この第1同期化PN符号が乗算器109において入力端
子からのスペクトラム拡散信号と乗算され、この第1同
期化PN符号と同じ復調PN符号が乗算器109′にお
いて入力スペクトラム拡散信号と乗算される。第1同期
化PN符号すなわち復調PN符号の位相とスペクトラム
拡散信号に含まれる変調PN符号の位相とが一致してい
なければ、スペクトラム逆拡散を行うことはできず、し
たがって、フィルタ110および110′からはどん゛
な出力も得られない。
前述のように、PN符号発生回路108°からの同期化
PN符号の位相がたとえば12ビツト毎に変調PN符号
の位相と一致するように、同期化PN符号の位相が漸次
変化される。したがって、乗算器109及び109′す
なわち、バンドパスフィルタ1.10および110′か
らの所定レベルの出力が得られる。応じて、レベル検波
器115からの出力がハイレベルとなり、RSフリップ
フロップ107がセットされて、RSフリップフロップ
107の出力Qがハイレベルとなる。そのため、選択器
106は発振器105からの出力に代えてVCO102
からの発振信号を選択してPN符号発生回路108°に
与える。同時に、PN符号発生回路108゛のPN符号
発生器108に含まれる4進カウンタ125(第2図)
に禁止信号がRSフリップフロップ107がら与えられ
るので、PN符号発生器108は、第24図および第2
5図に示すPN符号発生器8と同様に、3ビツトのデー
タの繰り返しであるPN符号(第25図(B))を出力
するようになる。
そして、入力されたスペクトラム拡散信号は乗算器10
9および109′においてPN符号発生回路108′か
ら出力された第1同期化PN符号および復調PN符号と
乗算され、その結果、スペクトラム拡散信号のキャリア
成分(ただし、キャリア成分が変調を受けている場合に
は変調されたキャリア成分)が乗算器109および10
9’から出力される。
このキャリア成分がエンベロープ検波器111において
検波された後、積分回路118および出力端子117に
与えられる。
第19図に示すように、積分回路118は前述の第1図
実施例と同様に構成されるが、比較器122の出力は、
インバータ173によって反転されて判定回路123′
を構成するイクスクルーシオアゲート174の一方入力
に与えられる。このイクスクルーシブオアゲート174
の他方入力には分周器169の出力が与えられ、その出
力が制御回路124に入力される。
積分回路118において、第6図(A)に示すようなタ
イミング信号発生器120からのタロツク信号に応答し
て、A/D変換器130(第19図)によって、第6図
(B)に示すようなディジタルデータに変換される。A
/D変換器130の出力ディジタルデータを第6図(B
)に示すようにal、a2.  ・・・a n、  a
 +++Ij  an+1・・・とすると、加算器13
2の出力は、第6図(D)に示すように、bIt  b
2 (=a++b+) l ”’+  a−(=as−
++ba)、・・・どなる。すなわち、加算器132の
出力は、A/D変換器130からの出力とラッチ回路1
31からの出力とを累積した値のディジタルデータとな
る。このようにして、積分回路118において、近似的
に、検波−5111の出力が所定時間期間積分される。
また、ラッチ回路131の出力は、第6図(C)に示す
タイミング信号発生器120からのリセット/ホールド
信号に応じて、第1保持回路119にホールドされる。
そして、次のリセット/ホールド信号がタイミング信号
発生器120から与えられると、第1保持回路119に
ホールドされていたディジタルデータが第2保持回路1
21にホールドされるとともに、第1保持回路119に
新たなディジタル積分回路118の出力ディジタルデー
タがホールドされる。この実施例では、分周器169に
おいて第20図(A)に示すタイミング信号発生器12
0からのリセット信号を1/2分周し、第20図(B)
に示すその分周器169の出力によって選択器168か
ら乗算器109には、第20図(C)に示すように、第
3同期化PN符号及び第2同期化PN符号が交互に与え
られる。したがって、積分回路118には、第3同期化
PN符号と入力信号との乗算結果に基づく第1信号およ
び第2同期化PN符号と入力信号との乗算結果に基づく
第2信号が交互に入力される。したがって、積分回路1
18の出力は第20図(D)に示すようになる。この積
分回路118の出力はタイミング信号発生器120がら
のリセット信号に応答して第1保持回路119にホール
ドされ、第1保持回路119の出力が同じリセット/ホ
ールド信号に応答して第2保持回路121にホールドさ
れるので、第20図(E)および第20図(F)それぞ
れに示すように、第1保持回路119に上述の第1信号
の積分値IV31.IV32.・・・がホールドされる
ときには、第2保持回路121には上述の第2信号の積
分値IV21..IV22.・・・がホールドされる。
なお、第2保持回路12.1の最初にホールドされる積
分値IVOは、ゼロである。
そして、比較器122は、第1保持回路1190ホール
ドした積分値と第2保持回路121のホールドした積分
値とを比較することになる。前者が後者よりも大きいと
き、この比較回路122からはハイレベルの信号が出力
されるが、分周器169の出力がローレベルであるため
、判定回路123゛を構成するイクスクルーシブオアゲ
ート174の出力がローレベルとなり、制御回路124
を構成するチャージポンプ(第4図)のPチャネルFE
T136がオンされる。したがって、■C0102は、
その発振周波数が低くなるようにすなわち、PN符号発
生器108’がらの復調PN符号の位相が遅れるように
、制御される。
なお、このようなイクスクルーシブオアゲート174の
出力と分周器169の出力および比較器122の出力と
の関係が次表に示される。
表 分周器出力  比較器出力 ハイレベル  ハイレベル ハイレベル  ローレベル ローレベル  ハイレベル ローレベル  ローレベル EX−OR出力 ハイレベル(進相) ローレベル(遅相) ローレベル(遅相) ハイレベル(進相) なお、この第16図実施例においても、先の実 施例と同様に、Dフリップフロップを用いて判定回路1
23′を構成してもよく、また、先の実施例に用いられ
た任意の制御回路124が採用されてもよい。
第16図実施例によれば、乗算器109°、バンドパス
フィルタ110′による信号復調用経路と復調PN符号
を変調PN符号に同期させるための経路とを独立に形成
したので、同期用PN符号の位相変化量を大きくするこ
とができ、したがって、外米ノイズによる影響が軽減さ
れる。
上述の実施例ではいずれも、第1時間および第1時間と
は異なる第2時間のそれぞれにおけるパンドパ、スフィ
ルタ手段の出力に関連する第1値及び第2値として、積
分値を用いた。しかしながら、この積分値に代えて、第
21図に示すように、異なる時間にサンプリングされた
バンドパスフィルタ110の出力を比較するようにして
もよい 第21図実施例においては、バンドパスフィルタ110
(第1図等)の出力がサンプルホールド回路175に与
えられる。このサンプルホールド回路175は、タイミ
ング信号発生器120がらのクロック信号に応答して、
バンドパスフィルタ110の出力をサンプリングする。
サンプルホールド回路175の出力が所定の遅延時間を
有する遅延回路176に与えられるとともに、比較器1
22°の一方入力に与えられる。遅延回路176の出力
が保持回路177に与えられる。クロック信号に応答し
て遅延回路176から第1保持回路177に信号が出力
される。したがって、保持回路177の出力はサンプル
ホールド回路175とは異なる時間でサンプリングされ
た信号となる。
そして、この保持回路177の出力が比較器112′の
他方入力に与えられる。比較器122′の出力が判定回
路すなわちDフリップフロップ123に与えられる。
第21図実施例においても、異なる時間に得られたバン
ドパスフィルタ110の出力に関連する値を比較するよ
うにしているので、前述の実施例と同様に、従来のタウ
・デイザ法において要求された位相変調器を用いる必要
がない。
(ト)発明の効果 本発明に依れば、異なる時間におけるフィルタ手段の出
力に関連する値を保持し、次いで各保持された値を比較
し、この比較結果に応じて周波数可変発振器の発振周波
数を制御するようにしたので、従来のタウ・デイザ法で
必要であった位相変調器を省略することが出来、回路構
成の簡素化を計れる。
また、スペクトラム拡散信号に含まれる符号の周波数と
周波数可変発振器の高い方の周波数との差及び前記符号
の周波数と低い方の周波数との差が小さくなるようにす
れば、位相制御時の信号レベルの変動を抑制することが
出来、S/Nの向上を計れる。
更に、復調系と同期制御系とを独立して設ければ、同期
制御系における符号位相の変化を大きくすることが出来
、同期制御における雑音の影響を軽減することが出来る
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図は符号発生
器の一例を示す図、第3図(A )(B )(C)(D
)は第2図の動作を示すタイミング図、第4図は第1図
の要部詳細図、第5図はタイミング信号発生器を示すブ
ロック図、第6図(A )(B )(C)(D )(E
 )(F )は第1図実施例の動作を示すタイミング図
、第7図はタイミング信号発生器の他の例を示す図、第
8図(A )(B )(C’Iは第7図の動作を示す波
形図、第9図は第1図実施例におけるPN符号の相対位
相変化に対する信号振幅の変化を示す図、第10図は他
の実施例を示す図、第11図は第10図実施例における
制御回路を示す図、第12図は第11図の動作を、示す
フローチャート、第13図は第10図の動作を示すフロ
ーチャート、第14図は他の実施例を示す図、第15図
は第14図の動作を示すフローチャート、第16図はさ
らに他の実施例を示す図、第17図は第16図の符号発
生器の一例を示す図、第18図(A)(B )(C)(
D )(E )は符号発生器の動作を示すタイミング図
、第19図は第16図の要部を示す図、第20図(A 
)(B )(C)(D )(E )(F )は第19図
の動作を示すタイミング図、第21図は比較回路および
その関連部分の変形例を示す要部ブロック図、第22図
は従来例を示す図、第23図は第22図における符号位
相と信号振幅の関係を示す図、第24図は符号発生器の
一例を示す図、第25図(A )(B )は第24図の
動作を示すタイミング図である。 (101)・・・入力端子、(102)・・VCOl(
108)・・・符号発生器、(109)・・・乗算器、
(110)・・・BPF、(118)・・・積分回路、
(119)・・・第1保持回路、(121)・・第2保
持回路、(122)・・・比較回路、(124)・・・
制御回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)印加される制御信号に応じてその周波数が変化す
    る周波数可変発振器と、この周波数可変発振器の発振信
    号をクロックとして拡散符号を発生するための符号発生
    手段と、入力されたスペクトラム拡散信号と前記拡散符
    号とを乗算する乗算手段と、この乗算手段の出力を受け
    るフィルタ手段と、第1の時間におけるフィルタ手段の
    出力に関連する第1の値を保持するための第1保持手段
    と、前記第1の時間とは異なる第2の時間におけるフィ
    ルタ手段の出力に関連する第2の値を保持するための第
    2保持手段と、前記第1保持手段及び第2保持手段に夫
    々保持された前記第1の値及び第2の値を比較するため
    の比較手段と、この比較手段の出力に応じて入力された
    スペクトラム拡散信号に含まれる符号と前記符号発生手
    段からの拡散符号とを同期させるように前記周波数可変
    発振器を制御する前記制御信号を出力するための制御手
    段とを具備したことを特徴とするスペクトラム拡散信号
    復調回路。
  2. (2)前記第1保持手段及び第2保持手段が、夫々前記
    フィルタ手段の出力をサンプリングした前記第1の値及
    び第2の値を保持することを特徴とする請求項1記載の
    スペクトラム拡散信号復調回路。
  3. (3)前記フィルタ手段の出力を積分する積分手段を有
    し、前記第1保持手段及び第2保持手段が、夫々前記積
    分手段の異なる積分期間における積分出力を保持するこ
    とを特徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散信号復
    調回路。
  4. (4)前記制御手段が、前記周波数可変発振器の発振周
    波数を高い周波数または低い周波数に2値的に変化させ
    る周波数変化手段を含むことを特徴とする請求項1記載
    のスペクトラム拡散信号復調回路。
  5. (5)前記周波数変化手段が、スペクトラム拡散信号に
    含まれる符号の周波数と前記高い周波数との差及び前記
    符号の周波数と前記低い周波数との差が小さくなるよう
    に前記発振周波数を変化する手段を含むことを特徴とす
    る請求項4記載のスペクトラム拡散信号復調回路。
  6. (6)前記符号発生手段が、基準位相符号と、この基準
    位相符号に対して夫々異なる時間差を有する2つの同期
    化符号を発生することを特徴とする請求項1記載のスペ
    クトラム拡散信号復調回路。
  7. (7)乗算手段が、入力されたスペクトラム拡散信号と
    前記基準位相符号とを乗算する第1乗算手段と、入力さ
    れたスペクトラム拡散信号といずれか一方の、同期化符
    号とを乗算する第2乗算手段とよりなり、この第2乗算
    手段の出力を前記フィルタ手段に供給するようにしたこ
    とを特徴とする請求項6記載のスペクトラム拡散信号復
    調回路。
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