JPH03223839A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH03223839A
JPH03223839A JP2016190A JP2016190A JPH03223839A JP H03223839 A JPH03223839 A JP H03223839A JP 2016190 A JP2016190 A JP 2016190A JP 2016190 A JP2016190 A JP 2016190A JP H03223839 A JPH03223839 A JP H03223839A
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silver halide
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JP2016190A
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Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は赤色域に分光増感されたハロゲン化銀写真感光
材料に関し、更に詳しくは、残色が少なく、かつ経時保
存性に優れたハロゲン化銀写真感光材料に関する。
〔発明の背景〕
写真感光材料の露光法の一つに原図を走査し、その画像
信号に基づいてハロゲン化銀写真感光材料上に露光を行
い、原図の画像に対応するネガ画像もしくはポジ画像を
形成する、いわゆるスキャナ一方式による画像形成方法
が知られているが、この方法における記録用光源として
、半導体レーザー、He−Neレーザー アルゴンレー
ザー、LEDが用いられる。
ハロゲン化銀写真感光材料において、特定の波長域の光
を吸収させる目的で、写真乳剤層またはその他の層を着
色することがしばしば行われる。
写真に入射すべき光の分光組成を制御することが必要な
時、写真感光材料上の写真乳剤層よりも支持体から遠い
側に着色層が設けられる。
この様な着色層はフィルター層と呼ばれる。重層カラー
感光材料のごとく写真乳剤層が複数ある場合にはフィル
ター層がそれらの中間に位置することもある。
写真乳剤層を通過する際、あるいは透過後に散乱された
光が、乳剤層と支持体の界面、あるいは乳剤層と反対側
の感光材料の表面で反射されて再び写真乳剤層に入射す
ることに基づく画像のボケすなわちハレーションを防止
することを目的として、写真乳剤層と支持体の間、ある
いは支持体の写真乳剤層とは反対の面に着色層を設ける
ことが行われる。このような着色層はハレーション防止
層と呼ばれる。重層カラー感光材料の場合には各層の中
間にハレーヨン防止層がおかれることもある。
写真乳剤層中での光の散乱に基づく画像鮮鋭度の低下(
この現象は一般にイラジェーションと呼ばれている)を
防止するために、写真乳剤層を着色することも行われる
これらの着色すべき層は親水性コロイドからなる場合が
多く、従ってその着色のためには通常、水溶性染料を層
中に含有させる。この染料は下記のような条件を満足す
ることが必要である。
■使用目的に応じた適正な分光吸収を有すること。
■写真化学的に不活性であること。
つまり、ノ・ロゲン化銀写真乳剤層の性能に化学的な意
味での悪影響、例えば感度の低下ある17iiまツノブ
リを与えないこと。
■写真処理過程において脱色されるか、溶解除去されて
処理後の写真感光材料上に有害な着色を残さないこと。
今日までに、前記の条件を満足する染料をみし1だずこ
とを目的として、多くの努力がなされ、多数の染料が提
案されてきた。例えば米国特許3,247.127号、
特公昭39−22069号、特開昭50−91627号
、特開昭52−34716号等に記載されたオキソノー
ル染料、米国特許1,845,404号に代表されるス
テ1ノル染料、米国特許2,493,747号に代表さ
れるメロンアニン染料、米国特許2,843.486号
1こ代表されるンアニン染料等がある。しかし、前記の
諸条件をすべて満足し、/・ロゲン化銀写真感光材料に
使用し得る良好な染料が非常に少ないのが実情である。
〔発明の目的〕
上記のごとき問題に対し、本発明の目的は、現像処理後
の残色が少なく、赤色光に対して高感度のハロゲン化銀
写真感光材料を提供することにある。さらに本発明の他
の目的は、良好な画像を形成し、経時安定性に優れた/
10ゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、支持体上に少なくとも1層の感光
性ノーロゲン化銀乳剤層を有するノ・ロゲン化銀写真感
光材料において、該乳剤層カー下記一般式CI)から選
ばれる少なくとも1種の増感色素により分光増感され、
かつ下記一般式CI!]で表される染料を少なくとも1
種含有した親水性コロイド層を少なくとも1層含有する
ことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料により達成
される。
以下嘗沖、べ 一般式〔I〕 0゜ 式中Y、およびY2は各々5員環および/又は6員環の
含窒素複素環を形成するに必要な非金属原子群を表す。
R,及びR8は各々飽和または不飽和脂肪酸基を表す。
QlとQ、は4−チアゾリジノン、4−オキサゾリジノ
ン、4−イミダゾリジノン、5−チアゾリジノン、5−
オキサゾリジノン、あるいは5−イミダゾリジノン環を
形成するに必要な非金属原子群を表す。
Xlはアニオンを表す。
一般式(II) 式中、Qは脂肪族基、または芳香族基を表し、Rは水素
原子、脂肪族基、または芳香族基を表し、Mは陽イオン
、Lはメチン基を表し、nは0. 1または2であり、
pは1または2である。
次に本発明の詳細について具体的に説明する。
まず一般式(r)について説明する。
一般式CI)中、Yl及びY、は、各々5員環及び/又
は6員環の含窒素複素環を形成するに必要な原子群を表
す。この複素環の炭素原子には増感性に悪影響を与えな
い置換基がついていてもよい。
この複素環としては例えば、チアゾール環、ベンゾチア
ゾール環、ナフトチアゾール環、セレナゾール環、ベン
ゾセレナゾール環、ナフトセレナゾール環、オキサゾー
ル環、ベンゾオキサゾール環、ナフトオキサゾール環、
ベンズイミダゾール環またはキノリン環があり、Yl、
Y2はこのような複素環を形成するに必要な非金属原子
団を表す。
Yl、Y2により形成される複素環は置換基を有しても
良い。置換基として例示できるのは、ノ10ゲン原子(
例えば塩素原子、臭素原子など)、アルキル基、例えば
炭素原子数1〜4のアルキル基(例えば、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、ローブチル基、t−ブチル基
など、)アルコキシ基、例えば炭素原子数1〜4のアル
コキシ基(例えば、メトキシ基、ニドキシ基、n−プロ
ピルオキシ基など)、アリール基(例えばフェニル基な
ど)等である。
R1及びR2は、各々飽和又は不飽和脂肪族基を表し、
このような基としては、例えばメチル基、2−ヒドロキ
シエチル基、2−メトキシエチル基、2アセトキンエチ
ル基、カルボキシメチル基、2−カルホキ/エチル基、
3−カルボキシプロピル基、4カルポキ/ブチル基、2
−スルホエチル基、3−スルホプロピル基、3−スルホ
エチル基、4−スルホブチ′し基、ビニルメチル基、ベ
ンジル基、フェネチル基、p−スルホフェネチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、フェニ
ルエチル基、p−スルホフェニルエチル基などを挙げる
ことができる。
Q、とQ!は、4−チアゾリジノン環、5−チアゾリジ
ノン環または4−イミダゾリジノン環を形成するに必要
な原子群を表す。
QlとQ2とが組み合わされることにより、このような
環が形成される。かかる環は置換基を有してもよい。す
なわち上記チアゾリジノン環、イミダゾリジノン環ある
いはオキサゾリジノン環の置換基として例示できるのは
、例えば炭素数1〜4のアルキル基(例えばメチル基、
エチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−メトキシエチ
ル基、2−アセトキシエチル基、カルボキシメチル基、
2−カルボキシエチル基、プロピル基、イソプロピル基
、ベンジル基、フェニルエチル基、p−スルホエチル基
)、アリール基(例えば、フェニル基、2−カルホキフ
ェニル基など)である。
以下ii八 L、、t、、及びり、は、メチン基又は置換メチンニル
基、p−クロロフェニル基、p−メチルフェニル基など
)を表し、置換されてもよい。
X、はアニオン(例えばクロライド、ブロマイド、ヨー
ダイト、p−トルエンスルボネート、メチルサルフェー
ト、エチルサルフェートなと)ヲ表す。
次に本発明に使用される一般式(1)で示される増感色
素を例記する。しかし本発明の増感色素はこれに限定さ
れるものではない。
例示化合物 ■ −2 −3 λII+aX 572 n+m −4 eOH eO11 λmax 00 nn ■ CQO。
eOH eOH λll1ax  593 n+l ■ 10 ■ 11 ■ 2 λmax 88 nm λll1ax 95 nm eOH λ1lax  588 nm λWaX 94 nm λl1aX 04 nm ■ 6 ■ 7 ■ 8 λmax 60 nm λ1Ilax 63 nm 次に一般式(II)について説明する。
以下に、上記一般式(II)における各置換基Q1RS
MおよびLの具体例を示す。
Qで表わされる脂肪族基としては、具体的には、炭素数
1〜4のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、n−ブチル基など)、芳香族基としては
、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)
が挙げられ、これらの脂肪族基および芳香族基は、さら
に、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子など
)、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基など)、
ヒドロキシ基、アルコキシ基(例えばメトキシ基など)
などのスルホ基以外の置換基を有していてもよい。
Rで表される脂肪族基としては、炭素数1〜4のアルキ
ル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基など)
、芳香族基としてはアリール基(例えば、フェニル基、
ナフチル基など)が挙げられ、これらの脂肪族基および
芳香族基は、さらに、ハロゲン原子(例えば、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子など)、アルキル基(例えば、
メチル基、エチJL= 7& すど)、アリール基(例
えばフェニル基など)、カルボキシル基、スルホ基、ヒ
ドロキン基、アルコキシ基(例えばメトキン基など)ア
リールオキシ基(例えばフェノキシ基など)の置換基を
有していてもよい。
Mで表される陽イオンとしては、具体的には、水X原子
、アルカリ金属(例えばナトリウム、カリウム等)、ア
ルカリ土類金属(例えばカル/ニウム等)、アンモニア
又は有機塩基(例えばトリエチルアミン、ピリジン、ピ
ペリジン、モルホリン等)などの陽イオンを挙げること
かで直る。
して表されるメチン基はアルキル基、アリール基又はハ
ロゲン原子で置換されていてもよく、アルキル基として
は、例えはメチル基、エチル基等をあげることができ、
アリール基としてはフェニル基等を挙げることができ、
ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子等を挙げる
ことができる。
次に前記一般式CI+)で示されるオキソノール染料を
代表的な具体例を示すが、本発明に係るオキソノール染
料が、これらによって限定されるものではない。
例示染料 ■ KO、S −C1l 、012 NHCO−C−C=C
H−CIl =C)I−C−C−CONHC112CH
2−5o 3 KII  I         II 
 IICH。
CH。
10゜ 11゜ CH。
C11゜ C10゜ 14゜ 17゜ ■ CIl□C1l□So、K CH、CIl□So、に 23゜ 24゜ 26゜ 本発明のハロゲン化銀写真感光材料において、前記一般
式[n)で示される染料は、ハロゲン化銀写真感光乳剤
中に含有させてイラジエーンヨン防止染料として用いる
こともできるし、また非感光性の親水性コロイド層中に
含有させてフィルター染料あるいはハレーション防止染
料として用いることもできる。また、使用目的により2
種以上の染料を組合せて用いてもよいし、他の染料と組
合せ用いてもよい。本発明に係る染料を7・ロゲン化銀
写真感光乳剤中あるいは、その他の親水性コロイド層中
に含有させるためには、通常の方法により容易に行うと
かできる。一般には、染料または染料の有機・無機アル
カリ塩の水溶液を塗布液ニ添加して塗布を行ないハロゲ
ン化銀写真感光材料中に染料を含有させることができる
。これら染料の含有量としては、使用目的によって異な
るが、一般には感光材料上の面積1m2あたり1.0〜
1000Bにするように塗布して用いる。
一般式CI)で表される増感色素は、好ましくはハロゲ
ン化銀1モル当りlO〜11000n、更に好まシ<ハ
30〜500+agの範囲でハロゲン化銀乳剤中に含有
される。
上記増感色素は、直接乳剤中へ分散することができる。
また、これらはまず適当な溶媒、例えばメチルアルコー
ル、エチルアルコール、メチルセロソルブ、アセトン、
水、ピリジンあるいはこれらの混合溶媒などの中に溶解
され、溶液の形で乳剤へ添加することもでざる。
上記増感色素は、単独で用いてもよく、2種類以上併用
してもよい。また、一般式〔1〕で表される増感色素以
外の増感色素を組合せて用いることもでざる。増感色素
を併用する場合、総量で上記含有量になることが好まし
い。
なり、本発明に用いられる増感色素は、米国特許2.5
03.776号、英国特許742,112号、仏国特許
2.065,662号、特公昭40 346号を瓢照し
て容易に合成することができる。
一般式(n)で表される染料は特公昭43−3504号
、特開昭49−99620号、特開昭49−5125号
、米国特許第2.274,782号、特開昭62−27
3527号に、また中間体の2−ピラゾリン−5−オン
は特開昭62−273527号あるいはアール・エッチ
・ウィリ(R,H,Wi Iey)、ピー・ウィリー(
PJi Iey)著、ヘテロサイクリック・コンパウン
ド;ピラゾロン、ビブゾリドン・アン′ドデリバテイブ
(Heterocyclic Co5ponds :P
yrazorones、 Pyrazoridenes
 and Derivatives)(インターサイエ
ンス バブリシャー ジョン・ウィリーアンド サンズ
 ニューヨーク 1964年)等に記載された方法で合
成することができる。
本発明の感光材料に用いる/%ロゲン化銀乳剤には、ハ
ロゲン化銀として、臭化銀、塩化銀、沃臭化銀、塩臭化
銀、塩沃臭化銀等の通常のハロゲン化渓乳剤に使用され
る任意のものを用いる事ができるが、塩化銀を50モル
%以上含むことが好ましく、粒径は0.2μm以上、0
.5μm以下が好ましい。また乳剤層側のゼラチン量は
2.8g/+++”以下、好ましくは2.5g/lW”
以下である。
ハロゲン化銀粒子は、酸性法、中性法及びアンモニア法
のいずれで1与られたものでもよい。
ハロゲン化銀粒子は、粒子内において均一なハロゲン化
銀組成分布ををするものでも、粒子の内部と表面層とで
ハロゲン化銀組成が異なるコア/フェル粒子であっても
よく、潜像が主として表面に形成されるような粒子であ
っても、また主として粒子内部に形成されるような粒子
でもよい。
本発明に係るハロゲン化銀粒子の形状は任意のものを用
いることができる。好ましい1つの例は、f1001面
を結晶表面として有する立方体である。
又、米国特許4,183.756号、同4,225,6
66号、特開昭55−26589号、特公昭55−42
737号等の明細書や、ザ・ジャーナル・オン・フォト
グラフィック・サイエンス(J、Photgr、5ci
) 、 21.39 (1973)等の文献に記載され
た方法により、8面体、14面体、12面体等の形状を
有する粒子をつくり、これを用いることもできる。更に
、双晶面を有する粒子を用いてもよい。
本発明に係るハロゲン化銀粒子は、単一の形状からなる
粒子を用いてもよいし、種々の形状の粒子が混合された
ものでもよい。
又、いかなる粒子サイズ分布を持つものを用いてもよく
、粒子サイズ分布の広い乳剤(多分散乳剤と称する)を
用いてもよいし、粒子サイズ分布の狭い乳剤(単分散乳
剤と称する。)を単独又は数種類混合してもよい。又、
多分散乳剤と単分散乳剤を混合して用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、別々に形成した2種以上のハロゲ
ン化銀乳剤を混合して用いてもよい。
本発明において、単分散乳剤が好ましい。単分散乳剤中
の単分散のハロゲン化銀粒子としては、平均粒径rを中
心に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀重量
が、全ノ・ロゲン化銀粒子重量の60%以上であるもの
が好ましく、特に好ましくは70%以上、更に好ましく
は80%以上である。
ここに平均粒径7は、粒径riを存する粒子の頻度ni
とr13との積niX ri3が最大となるときの粒径
「iを定義する。
(有効数字3桁、最小桁数字は四捨五入する。)ここで
言う粒径とは、球状のハロゲン化銀粒子の場合は、その
直径、又球状以外の形状の粒子の場合は、その投影像を
周面積の円像に換算した時の直径である。
粒径は例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍から5万倍に
拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直径又は投影時
の面積を実測することによって得られることができる。
(測定粒子個数は無差別に1ooo個以上ある事とする
。) 本発明の特に好ましい高度の単分散乳剤はによって定義
した単分散度が20以下のものであり、更に好ましくは
I5以下のものである。
ここに平均粒径及び粒径標準偏差は前記定義の口から求
めるものとする。単分散乳剤は特開昭5448521号
、同58−49938号及び同60−122935号公
報等を参考にして得ることができる。
感光性ハロゲン化銀乳剤は、化学増感を行わないで、い
わゆる未後熟(Pr1m1tive)乳剤のまま用いる
こともできるが、通常は化学増感される。
化学増感のためには、前記Glafkides又は、Z
elikmanらの著書、或いはH,Frleser編
デ・グルンドラーケン・デル・7オトクラフイシエン・
プロツエセ・ミド・ジルペルハロゲニーデン(Die 
Grundlagen der Photograph
ischen Prozesse wit Silbe
rhalogeniden、 Akademicche
 Verlagsgesellschaf【、1968
)に記載の方法を用いることができる。
即ち、銀イオンと反応し得る硫黄を含む化合物や活性ゼ
ラチンを用いる硫黄増感法、還元性物質を用いる還元増
感法、金その他の貴金属化合物を用(・ることができる
又、化学増感時のpHSpAg、温度等の条件は特番こ
制限はないが、pH値としては4〜9、特lこ5〜8が
好ましく、pAg値としては5〜11、特に7〜9に保
つのが好ましい。又温度としては、40〜90°C1特
に45〜75°Cが好ましい。
本発明で用いる写真乳剤は、前述した硫黄増感、金・硫
黄増感の他、還元性物質を用いる還元増感法:貴金属化
合物を用いる貴金属増感法などを併用することもできる
感光性乳剤としては、前記乳剤を単独で用いてもよく、
二種以上の乳剤を混合してもよい。
本発明の実施に際しては、上記のような化学増感の終了
後に、例えば、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,
3a、7−チトラザインデン、5−メルカプト−1−フ
ェニルテトラゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール
等を始め、種々の安定剤も使用できる。
更に必要であればチオエーテル等のハロゲン化銀溶剤、
又はメルカプト基含有化合物や増感色素のような晶癖コ
ントロール剤を用いてもよい。
本発明の乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は、粒子を
形成する過程及び/又は成長させる過程で、カドミウム
塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム塩又は錯塩
、ロジウム塩又は錯塩、鉄塩又は錯塩を用いて金属イオ
ンを添加し、粒子内部に及び/又は粒子表面に包含させ
る事ができる。
本発明の乳剤は、ハロゲン化銀粒子の成長の終了後に不
要な可溶性塩類を除去しても良いし、あるいは含有させ
たままでもよい。該塩類を除去する場合には、リサーチ
・ディスクロジャー17643号記載の方法に基づいて
行うことができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において、親水
性コロイド層に染料や紫外線吸収剤等が包含される場合
に、それらはカチオン性ポリマー等によって媒染されて
もよい。
上記の写真乳剤には、ハロゲン化銀写真感光材料の製造
工程、保存中或いは処理中の感度低下やカブリの発生を
防ぐために種々の化合物を添加することかできる。
又、本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、写真構成層
中に米国特許3 、41.1 、911号、同3,41
1.912号、特公昭45−5331号等に記載のアル
キルアクリレート系うテンクスを含むことかできる。
本発明の感光材料には、更に目的に応じて種々の添加剤
を用いることができる。これらの添加剤は、より詳しく
は、リサーチディスクロージャー第176巻I tem
17643 (1978年12月)及び同187巻It
em18716 (1979年11月)に記載されてお
り、その添加剤種類 RD 17643 RD 18716 1、化学増感剤 23頁 648頁右欄 2、感度」二4剤 同上 増白剤1 24頁 7、スティン防止剤     25頁右欄8 色素画像
安定剤      25頁9 硬 膜 剤      
  26頁10、バインダー        26頁+
1.可塑剤・潤滑剤      27頁+2.塗布助剤
・表面活性剤  26〜27頁13 −スティン防止剤
     27頁本発明のハロゲン化銀写真感 いて、例えは乳剤層その他の層 通常用(・られている可撓性支持 1こ塗布して構成することができ 650頁左〜右欄 651頁左欄 同上 650右欄 同上 同上 光材料の実施にお ま写真感光材料に 体の片面又は両面 る。可撓性支持体 として有用なものは、硝酸セルロース、酢酸セルロース
、 酢m酪aセルロース、ホリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート等
の半合成又は合成高分子からなるフィルム、バライタ層
又はα−オレフィンポリマー(例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン/ブテン共重合体)等を塗布又
はラミネートした紙などである。支持体は、染料や顔料
を用いて着色されてもよい。遮光の目的で黒色jこして
もよい。これらの支持体の表面は一般に、乳剤層等との
接着をよくするために下塗処理される。下塗処理は、特
開昭52−104913号、同59−13949号、同
59−19940号、同5919941号各公報に記載
されている処理が好ましい。
支持体表面は、下塗処理の前又は後にコロナ放電、紫外
線照射、火焔処理等を施してもよい。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において、写真
乳剤層その他の親水性コロイド層は種々の塗布法により
支持体上又は他の層の上に塗布できる。塗布には、ディ
ンブ塗布法、ローラー塗布法、カーテン塗布法、押出し
塗布法等を用いることができる。
本発明における現像時間が20秒以内好ましくは、15
秒以内で処理される現像・定着・水洗・乾燥工程につい
て記す。
本発明に使用する黒白現像液に用いる現像主薬には良好
な性能を得やすい点で、ジヒドロキシベンゼン鎖と1−
フェニル−3−ピラゾリドン類の組合せか最も好ましい
。勿論この他にp−アミノフェノール系現像主薬を含ん
でもよい。
本発明に用いるジヒドロキンベンゼン現像主薬としては
ハイドロキノン、クロロハイドロキノン、ブロムハイド
ロキノン、インプロピルハイドロキノン、メチルハイド
ロキノン、 2.3−;クロロ/−イドロキノン、2.
5−ジクロロハイドロキノン、2.3ジブロムハイドロ
キノン、2.5−ジメチルハイドロキノンなどがあるが
特にハイドロキノンが好ましい。
本発明に用いる1−フェニル−3−ピラゾリドン又はそ
の誘導体の現像主薬としては1−フェニル−4,4ジメ
チル−3−ピラゾリドン、1−7エニルー4−メチル−
4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、l−7エニ
ルー4,4−ジヒドロキンメチル−3−ピラゾリドンな
どかある。
本発明に用いるp−アミノフェノール系現像主薬としで
は闘−メチル−p−アミンフェノール、p−アミノフェ
ノール、N−(β−ヒドロキンエチル)−p−アミノフ
ェノール、 N−(4−ヒドロキシフェニル)グリジン
、2−メチル−p−アミノフェノール、p−ベンジルア
ミノフェノール等があるが、なかでもN−メチル−p−
アミノフェノールが好ましい。
現像主薬は通常o、oiモル/Q−1,2モル/aの量
で用いられるのが好ましい。
本発明に用いる亜硫酸塩の保恒剤としては亜硫酸ナトリ
ウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、亜硫酸アンモ
ニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、
ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウムなどがある。亜硫
酸塩は0.2モル/Q以上特に0.4モル/12以上が
好ましい。また、上限は2.5モル/Qまでとするのが
好ましい。
本発明に用いる現像液のpHは9から13までの範囲の
ものが好ましい。更に好ましくはpH10から12まで
の範囲である。
p Hの設定のために用いるアルカリ剤には水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カリウムの如き
pH調節剤を含む。
特開昭61−28708号(ホウ酸塩)、特開昭60−
93439号(例えば、サッカロース、アセトオキシム
、5−スルホサルチル酸)、リン酸塩、炭酸塩などの緩
衡剤を用いてもよい。
上記成分以外Iコ用いられる添加剤としては、臭化ナト
リウム、臭化カリウム、沃化カリウムの如き現像抑制剤
:エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ジメチルホルムアミド、メチルセロ
ンルブ、ヘキシレングリコール、ニチノール、メタノー
ルの如き有機溶if+ 、 1−フェニル−5−メルカ
プトテトラゾール、2メルカプトベンツイミダゾール−
5−スルホン酸ナトリリム塩等のメルカプト系化合物、
5−ニトロインダゾール等のインダゾール系化合物、5
−メチルベンツトリアゾール等のペンツトリアゾール系
化合物などのカブリ防止剤を含んでもよく、更に必要に
応じて色調剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、特開
昭56〜106244号記載のアミン化合物などを含ん
でもよい。
本発明においては現像液に銀汚れ防止剤、例えば特開昭
56−24347号に記載の化合物を用いることができ
る。
本発明の現像液には、特開昭56106244号に記載
のアルカノールアミンなどのアミン化合物を用いること
ができる。
この他り、F、A、メソン著「フォトグラフィック・ブ
ロモシン1ケミストリー」、フォーカル・プレス刊り、
F、A、MASON、Photograpfic Pr
ocessingChe!fiistry、Focal
 Press、London (1966年)の226
〜229頁、米国特許第2,193,015号、同2,
592,364号、特開昭48−64933号などに記
載のものを用いてもよい。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれ
により限定されるものではない。
実施例1 ゼラチン60gを水で溶解し、その中に表1で示す染料
を2.0gそれぞれ添加した。更に延展剤としてl−デ
シル−2−(3−イソペンチル)サクシネート−2スル
ホン酸ナトリウム塩1%水溶液を40vaQ、硬膜剤と
してグリオキザールの4%水溶液45+(l加えて全量
IQとした。このゼラチン含有水溶液をポリエチレンテ
レフタレートフィルム支持体上にゼラチン付量が3.2
g/+”になるように塗布した。
方、下記処方により、塩臭化銀乳剤を調製した。
(乳剤層用塗布液の調製) 溶液A 水                        
      980mQ塩化ナトリウム       
   2.0gゼラチン             2
0gヘキザクロロイリジウム酸 カリウム塩の0.10%水溶液     2.8rna
ヘキザブロモロジウム酸 カリウム塩の0.001%水溶液    2.5mff
溶液B 溶液                       
    380mI2塩化ナトリウム        
   38g臭化カリウム            4
2g溶液溶 液                        
   380tsQ硝酸銀             
 170g40°Cに保温された上記溶液中に、pHを
3、I)Agを7,7に保ちながら上記溶液B及び溶液
Cを同時に関数的に80分間に互って加え、更に5分間
攪拌し続けた後、炭酸ナトリウム水溶液でptiを5,
6に調整し、通常の脱塩、水洗工程を経て、500v2
の水と30gのゼラチンを加えて、50°Cで30分間
分散させる。
これによって塩化銀62モル%、臭化銀38モル%、平
均粒径0.26μ重、立方晶粒子の乳剤を得た。この乳
剤にクエン酸と臭化カリウムを加えpH5,4、pAg
7゜6に調整し55°Cで金増感及びイオウ増感したの
ち、ハロゲン化銀1モル当り4−ヒドロキシ−6メヂル
川、3.3a、7−チトラザインデンを1.5g1−フ
ェニル−5−メルカプトテトラゾールを0,2g添加し
分割し、50°Cに温度をさけ表1に示す増感色素の0
.1%メタノール溶液をハロゲン化銀1モル当り5Qm
(l加え60分間停滞させたのち36°Cにして、カブ
リ防止剤として)・イドロキノンの10%メタノール溶
液を501、延展剤として20%サポニン水溶液を19
mc、増粘剤としてスチレン−マレイン酸共重合体の4
%水溶液を5QmQ、アクリル酸エチルの高分子ポリマ
ーラテックスを30g添加し、硬膜剤として1−ヒドロ
キン−3,5−ジクロロトリアジンナトリウム塩1%水
溶液20m4とホルマリン4%水溶液101IQを加え
て撹拌し、前記フィルム上のゼラチン塗布面とは反対の
面に塗設した。更にその上に保護層として、ゼラチンと
1−デシル−2−(3−インペンチル)サケ;ネート−
2−スルホン酸ナトリウム塩ヲ含む水溶液を塗布した。
このように作製したフィルムは、下記の処理を行った。
111!■液処方 純水(イオン交換水)     約 800m+2亜硫
酸カリウム           60gエチレンジア
ミン四酢酸二ナトリウム塩 2水酸化カリウム    
       10.5g5−メチルベンゾトリアゾー
ル    300mgジエチレングリコール     
   25g1−フェニル−4,4−ジメチル− 3−ピラゾリジノン          300rtr
gl−フェニル−5−メルカプトテトラ ゾール               60mg臭化カ
リウム            3.5gハイドロキノ
ン           20g炭酸カリウム    
        15g純水(イオン交換水)を加えて
l 、 000mαに仕上げる。現像液のpHは約l0
18であった。
定着液処方 (組成A) チオ硫酸アンモニウム(72,5%V/V水溶液)24
011IQ 亜硫酸ナトリウム          17g酢酸ナト
リウム・3水塩      6.5g硼    酸  
                     6gクエ
ン酸ナトリウム・2水塩2g 酢  酸(90%v/v水溶液)     13.6m
12(組成り) 純  水(イオン交換水)      17sQ酢  
酸(50%w/v水溶液)      4.7g硫酸ア
ルミニウム (A(1203換算含量が8.1%WOWの水溶液)2
6.5g 使用時に水500ma中に上記組成A1組成りの順に溶
かし、IQに仕上げて用いた。この定着液のp Hは約
4.3であった。
比較色素 以下余白 比較染料 上記処理を行ない写真特性を評価した。ただし、経時安
定性の評価は以下の方法によつI:。すなわち、二分し
た一半を23°C相対湿度48%で調湿後、ポリ酢酸ビ
ニル(厚さ100un+)でラミネート加工した防湿材
で密封包装し、55°C相対湿度50%の恒温器で72
時間加熱処理した。即日および経時劣化試料を光学クサ
ビ及び680no+の干渉フィルターを通してキセノン
フラッシュで10− ’秒の閃光露光した後、自動現像
機としてコニカオートマチックブロセ7サーGR−26
(コニカ株式会社製)、現像液として前記の現像液と定
着液を用いて現像処理を行い、評価した。また、残色評
価用として、未露光の試料も同様に処理した。なお処理
条件は、現像が38°020秒、定着が約38℃20秒
、水洗は常温で2Ω秒、乾燥温度が約40°Cであった
結果を表1に示す。ただし写真感度は試料lを100と
した時の相対感度で示した。また、露光をかけずに処理
をした試料については、残色を目視評価し、5段階評価
を行い「5」は無色、「lJは強い青色系の残色を示し
た。「3」を下回る残色は、−船釣な使用に耐えないレ
ベルである。
以下余白 表1に示すように、本発明の試料は感度、残色ともに良
好で、かつ経時での性能の劣化が少ないことがわかる。
実施例2 実施例1と同様にして、塩臭化銀乳剤(臭化銀35モル
%、塩化銀65モル%、平均粒径0.27μmの立方体
粒子)を得た。
クエン酸1%の水溶液を19m12、塩化ナトリウム5
%の水溶液を10111ff加えて、pH5,5、pA
g7に調整した乳剤に、千オ硫酸ナトリウムO1%の水
溶液を10mQ及び0.2%の塩化金酸水溶液7mQを
加えて57°Cで熟成して最高感度にする。
上記乳剤を分割して、それぞれに表2に示す本発明およ
び比較の増感色素の0.1%メタノール溶液をハロゲン
化銀1モル当り50m12加え、それぞれにカブリ防止
剤としてl−フェニル−5−メルカプトテトラゾールの
045%溶液を25mQ、安定剤として4ヒドロキン−
6−メチル1,3.3a、7−チトラザインデンの1%
溶液180iC1及びゼラチンの10%水溶液300n
lを加え熟成を停止させた。これらに塗布助剤として、
10%のトリー1−プロピルナフタレンスルホン酸ナト
リウム塩水溶液を150171、増粘剤としてスチレン
−マレイン酸共重合体の4%水溶液を50+oL アク
リル酸ブチルの高分子ポリマーラテックスを30g1安
定剤としてハイドロキノンの20%水溶液を20!11
2、臭化カリウムの10%水溶液を2011IQ添加攪
拌し、硬膜剤としてテトラキス(ビニルスルホニルメチ
ル)メタンとタウリンカリウム塩の1 : 0.25モ
ル反応生成物をゼラチンIg当り50mg添加し、下記
に示す乳化分散物を蛍光増白剤付量として15mg/m
”になるように添加し、クエン酸でpH−5,6に調整
して、乳剤層用塗布液を調整した。
(ハレーション防止層用塗布液の調製)ゼラチン40g
の水溶液に、表2記載の染料を付量が200+og/n
+”になるように加え、更に下記に示す乳化分散物を蛍
光増白剤付量として15Ll1g/l112になるよう
に添加し、増粘剤としてスチレン−マレイン酸共重合体
の4%水溶液を15m(2加えて、ハレーション防止層
用塗布液を調製した。
(油溶性蛍光増白剤乳化分散物の調製)下記油溶性蛍光
増白剤(F)5.0gをタレジルフェニルホスフェート
I00m(lと酢酸エチル100m7Nの混合溶液に溶
解し、この溶液全量をトリプロピルナフタレンスルホン
酸ナトリウム塩を3g含む12%ゼラチン水溶液150
0m4と混合し、超音波分散により乳化分散した後、ア
クリル酸プチルボリマーラテノブスを固型分として10
g加えて油溶性蛍光増白剤の乳化分散物を調製した。
蛍光増白剤(F) (ff11層用塗重用塗布液) ゼラチン水溶液中に、塗布助剤として2−スルホコハタ
酸ヒス(2−エチルヘキンル)エステルナトリ・”2ム
塩を3On+g/m2、マット剤として平均粒径4μm
のポリ、メチルメタクリレ−1・を40mg/m”、含
弗素界;fii活性剤として下記(S)の化合物を30
mg/m2、!+f!V IIとしてホルマリンをゼラ
チンIg当り10a+gL’、+′:] シ、 、 (
ス護層用塗布液を調製した。
含弗素界面活性剤(S) CHzCOOCHz(CF2)sH NaOnS CHCOOCt(z(CF2)J(試料の
調製及び評価) このようにして調製されたハレーション防止層用塗布液
、乳剤層用塗布液、及び保護層用塗布液を、親水性コロ
イドバッキング層と下塗層を有し、二酸化チタンを15
vt%含存する厚さ110μmのポリエチレンコート紙
上に同時3層塗布した。得られた試料の塗布銀量は1.
4g/m”、ゼラチン塗布量はハレーション防止層が1
.4g/m2、乳剤層がL4g/m2、保護層が0.9
g/m2であった。
得られた試料を、それぞれ二分し、−半はそのまま、他
の一半は経時安定性をみるため、ポリエチレン製の袋に
入れ、更に紙製の袋で包装した後、55°C相対湿度5
0%の恒温器で72時間加熱処理した。
残色は、実施例1と同様にして評価した。
得られた結果を表2に示す。なお感度は、濃度1.0を
与えるのに必要な露光量の逆数で、試料lを100とし
た相対値である。
表2の結果より明らかなように、本発明に属する試料は
感度、残色とも良好で、かつ経時での性能の劣化が少な
いことがわかる。
〔発明の効果〕
上記実施例により詳細に説明した通り、本発明により、
高感度で残色が少なく、しかも保存期間中における性能
の劣化が極めて少ない赤色増感されたハロゲン化銀写真
感光材料を提供することが出来た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上に、少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤
    層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該乳剤
    層が下記一般式〔 I 〕から選ばれる少なくとも1種の
    増感色素により分光増感され、かつ下記一般式〔II〕で
    表される染料を少なくとも1種含有した親水性コロイド
    層を少なくとも1層含有することを特徴とするハロゲン
    化銀写真感光材料。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中Y_1およびY_2は各々5員環および/又は6
    員環の含窒素複素環を形成するに必要な非金属原子群を
    表す。R_1及びR_2は各々飽和または不飽和脂肪酸
    基を表す。Q_1とQ_2は4−チアゾリジノン、4−
    オキサゾリジノン、4−イミダゾリジノン、5−チアゾ
    リジノン、5−オキサゾリジノン、あるいは5−イミダ
    ゾリジノン環を形成するに必要な非金属原子群を表す。 L_1、L_2及びL_3はメチン基、置換メチン基、
    (▲数式、化学式、表等があります▼ここにR_3はエ
    チル基、メチル基、エトキシ基またはアリール基を示す
    )を表す。X_1はアニオンを表す。 n_1、n_2は0〜3の整数を表す。〕 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Qは脂肪族基、または芳香族基を表し、Rは水
    素原子、脂肪族基、または芳香族基を表し、Mは陽イオ
    ン、Lはメチン基を表し、nは0、1または2であり、
    pは1または2である。〕
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