JPH0322270B2 - - Google Patents

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JPH0322270B2
JPH0322270B2 JP17239786A JP17239786A JPH0322270B2 JP H0322270 B2 JPH0322270 B2 JP H0322270B2 JP 17239786 A JP17239786 A JP 17239786A JP 17239786 A JP17239786 A JP 17239786A JP H0322270 B2 JPH0322270 B2 JP H0322270B2
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JP
Japan
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titanium
less
welding
strip
steel
Prior art date
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Expired
Application number
JP17239786A
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English (en)
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JPS6330184A (ja
Inventor
Taiji Hase
Tadao Ogawa
Masayoshi Kondo
Seiichi Soeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP17239786A priority Critical patent/JPS6330184A/ja
Publication of JPS6330184A publication Critical patent/JPS6330184A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、チタン帯と鋼帯との接合方法に係わ
り、詳しくはチタンのホツトコイルの加工工程に
おける、ホツトコイル端部への鋼帯の重ね抵抗溶
接方法に関するものである。 (従来の技術) 一般に鋼帯の製造工程において、例えば冷延鋼
帯を順々に接合してその後に引き続く連続熱処理
等の後続工程に供することが、生産性を向上させ
る上で有利な手段であることは知られているとお
りである。 一方、チタンコイルの加工では、従来の鋼の製
造ラインを使用し、鋼コイルから連続してチタン
コイルを切替る際に、チタン/鋼の異種金属の接
合が必要となり連続工程のために高能率接合が要
求される。 その接合の手段の一つとして特開昭56−39107
号公報には第3図、第4図で示されている如く、
ステンレス鋼帯とチタン帯にドリルで穴をあけリ
ベツトで接合しその接合部材の一方のチタン板と
チタンのホツトコイルをまたステンレス鋼板とス
テンレス鋼サービステールの接続方法が開示され
ている。 また、特開昭56−80381号公報にはチタン板と
ステンレス鋼板の間に、銅または銅合金のインサ
ート材を挿入し、金属間化合物が生成しないよう
に細く絞つた電子ビームあるいはレーザービーム
を照射して重ね溶接する方法が示されている。 (発明が解決しようとする問題点) リベツト接合方法では、第3図、第4図に示す
ようにステンレス鋼帯3とチタン帯1にドリルで
穴をあけリベツト2で接合するために、その接続
部がロール等に接触したり、穴をあけた部分より
切断し、ひどい時には、製造ラインを止めて補修
接合する必要がある等の欠点がある。 また電子ビーム溶接あるいはレーザー溶接方法
での接合は可能だが、設備が大がかりな上に設備
費がかさむわりには溶接条件範囲が狭く、溶け込
みを充分に出そうとすると溶接部に非常に脆い金
属間化合物が生成し、多数の亀裂を発生したりし
て、機械的強度の強い溶接部が得られない。 また、チタンとステンレス鋼の接合方法とし
て、ろう付け法が知られているがろう付けをする
ときには、チタンが酸化しないようにするために
真空炉内を1×10-4Torrより高い真空度に保た
なければならない。したがつて、高真空度を保つ
ためには多大な設備費を要することになるととも
に、ろう付け法のために機械的強度の強い溶接部
が得られない等の欠点がある。 また、従来より冷延鋼板ラインでは後に続く連
続熱処理へ供するための接合方法として抵抗溶接
法が用いられているが、上記ラインではローラ曲
げ、張力が付加されるので、チタンと鋼との接合
で出来た非常に脆い金属間化合物が生成するため
にライン上での切断等が発生するために採用され
ない。 本発明は従来のチタン帯と炭素鋼、またはステ
ンレス鋼帯の溶接における上記のような問題点を
解決するためになされたもので、比較的簡便な設
備でもつて、金属間化合物生成による脆化が生じ
ない機械的性質の優れた継手が得られるチタン鋼
帯と炭素鋼、ステンレス鋼帯との抵抗溶接法を提
供するものである。 (問題点を解決するための手段) 即ち本発明の要旨は、チタン帯の端部と鋼帯の
端部との間に組成がC:0.1%以下、Si:0.02%以
下、Mn:0.4%以下、P:0.015%以下、S:
0.015%以下、Al:0.04%以下、Ti:0.15%以下
で、且つ、表面にCrを被覆した低炭素鋼をイン
サート材として挿入して抵抗溶接を行なうことを
特徴とするチタン帯と鋼帯の端部接合方法にあ
る。以下に本発明を詳細に説明する。 (作 用) 第1図には本発明のチタン帯と炭素鋼、および
ステンレス鋼帯の溶接方法による一態様例を示
す。 まず同図において、接合部はチタン帯1と鋼帯
3、インサート材7から構成されている。ここで
チタン帯1と鋼帯3、の間にインサート材7を挿
入したのは、チタン帯1と鋼帯3、との直接接合
では溶接部に非常に脆い金属間化合物成分を生成
し機械的強度の強い溶接部が得られないので、チ
タン、鋼のそれぞれに対して金属間化合物を生成
しないCrを被覆したインサート材を挿入し、機
械的強度の強い良好な溶接部6を得ることができ
るものである。 インサート材7の組成の限定理由を説明する。 C:0.1%以下としたのは、0.1%超となると
TiCおよびTiCrCが多くなつて硬くて脆くなり、
加工性が悪くなり、またC量が増すと溶接部の硬
度が上昇し、ナゲツト内破断になりやすいからで
ある。Si:0.02%以下としたのは、SiもCと同様
にSiの量が0.02%を越すと溶接部の硬度が上昇し
割れやすくなるからである。Mn:0.4%以下とし
たのは、P、Sの粒界偏析による割れを防ぐため
にはある程度は必要であるが0.4%超となると溶
接部の硬度が上昇し割れやすくなるからである。 またP:0.015%以下、S:0.015%以下、とし
たのは、これらが多くなると硬くて脆くなり、加
工性が悪くなるとともにスポツト溶接性が悪くな
るからであり、Al:0.04%以下、Ti:0.15%以下
を添加するのは、加工性を向上させるためであ
る。Al、TiはフリーのC、Nを固定するために、
材質が軟らかくなり、絞り性が向上する。しかし
Al:0.04%超、Ti:0.15%超になると硬くて脆く
なり、加工性が悪くなる。 表面にCrを被覆したのは、溶融溶接時に金属
間化合物を生成しないようにしたためである。な
お、Crの被覆厚が0.1μm未満では非常に脆い金属
間化合物を生成するために好ましくない。また
Crの被覆厚が100μm超になると硬くて脆くなり
加工性が悪くなるために被覆厚さは0.1μm〜
100μmにするのが好ましい。 鋼帯としては炭素鋼、ステンレス鋼などが適用
できる。またインサート材の厚さは抵抗溶接機の
容量によつて決定されるがスポツト溶接、シーム
溶接機を使用するために通常は2mm以下を用いれ
ばよい。 実施例 1 供試材としては第3表に示す厚さ0.5mmのTi帯
(JIS H 4600 TP35C)と0.8mmのステンレス鋼
帯JIS G 4300−77 SUS304)を用いて本発明
法のCrを被覆したインサート材(SPB−MR)を
挿入し異種金属のスポツト溶接(条件:第1表、
要領:第1図)またはシーム溶接(条件:第2
表、要領:第2図)を行つた。 また比較のために同じく第3表に示す厚さ0.5
mmのTi帯(JIS H 4600 TP35C)と0.8mmのス
テンレス鋼帯(JIS G 4300−77 SUS304)を
用いてインサート材を挿入しない従来の溶接法の
スポツト溶接またはシーム溶接を第1表と第2表
に示すそれぞれの条件で実施した。 第1表と第2表からも明らかな如く、従来の溶
接法に比較して本発明の溶接法は継手強度が良好
で健全な溶接部を得ることができた。 これに対して従来の溶接法では、せん断強度と
荷重曲げ試験では伸びがなく良好な結果は得られ
なかつた。これは溶接部に非常に脆い金属間化合
物が生成し、多数の亀裂を発生したり、機械的強
度の強い溶接部が得られないからである。 実施例 2 供試材としては、第3表に示す厚さ0.5mmのTi
帯(JIS H 4600 TP35C)と0.8mmの鋼帯(JIS
G 3141−SPCC、SPCD、およびSPCE)を用
いて本発明に従いCrを被覆したインサート材
(SPB−MR)を挿入し異種金属のスポツト溶接
(条件:第1表)またはシーム抵抗溶接(条件:
第2表)を行つた。また比較のため同じく第3表
に示す厚さ0.8mmTi帯(JIS H 4600 TP35C)
と0.8mmの鋼帯(JIS G3141−SPCC、SPCD、お
よびSPCE)を用いて従来の溶接法のスポツト溶
接またはシーム溶接により第1表と第2表に示す
それぞれの条件で実施した。 第1表と第2表からも明らかな如く、従来の溶
接法に比較して本発明の溶接法は継手強度が良好
で健全な溶接部を得ることができた。 これに対して従来の溶接法では、せん断強度と
荷重曲げ試験では伸びがなく良好な結果は得られ
なかつた。これは溶接部に非常に脆い金属間化合
物が生成し、多数の亀裂を発生したりして、機械
的強度の強い溶接部が得られないからである。 (発明の効果) 本発明は、このようにしてインサート材を挿入
するために溶接部に非常に脆い金属間化合物が生
成し、多数の亀裂を発生したりすることなく、機
械的強度のすぐれた良好な溶接部を高能率で得る
ことができるものである。
【表】
【表】 ○:良好
×:不良
Ti:JIS H 4600TP35C、SUS304〓JIS G 4300〓77
、SPCC、SPCD、SPCE〓JIS G 3141、SPB〓MR〓JIS G
3303
【表】
【表】 ○〓良好
×〓不良
Ti〓JIS H 4600 TP35C、SUS304〓JIS G 4300
〓77、SPCC、SPCD、SPCE〓JIS G 3141、SPB〓MR〓JIS

G 3303
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスポツト溶接法による接続部
の一実施例の斜視図、第2図は本発明のシーム溶
接法による接続部の一実施例の斜視図、第3図は
チタン帯とステンレス鋼帯との従来法の接続方法
を示す斜視図、第4図は第3図の縦断面図であ
る。 1…チタン板、2…リベツト、3…ステンレス
鋼板、4…チタンホツトコイル、5…ステンレス
鋼サービステール、6…溶接部、7…インサート
材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 チタン帯の端部と鋼帯の端部との間に、組成
    が重量%でC:0.1%以下、Si:0.02%以下、
    Mn:0.4%以下、P:0.015%以下、S:0.015%
    以下、Al:0.04%以下、Ti:0.15%以下で、且
    つ、表面にCrを被覆した低炭素鋼をインサート
    材として挿入して抵抗溶接を行なうことを特徴と
    するチタン帯と鋼帯の端部接合方法。
JP17239786A 1986-07-22 1986-07-22 チタン帯と鋼帯の端部接合方法 Granted JPS6330184A (ja)

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JPS6330184A JPS6330184A (ja) 1988-02-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6448681A (en) * 1987-08-18 1989-02-23 Nippon Steel Corp Manufacture of titanium clad steel

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JPS6330184A (ja) 1988-02-08

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