JPH0322205Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0322205Y2
JPH0322205Y2 JP2009583U JP2009583U JPH0322205Y2 JP H0322205 Y2 JPH0322205 Y2 JP H0322205Y2 JP 2009583 U JP2009583 U JP 2009583U JP 2009583 U JP2009583 U JP 2009583U JP H0322205 Y2 JPH0322205 Y2 JP H0322205Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fly
winding
yarn
package
flies
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2009583U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59127068U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2009583U priority Critical patent/JPS59127068U/ja
Publication of JPS59127068U publication Critical patent/JPS59127068U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0322205Y2 publication Critical patent/JPH0322205Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、フライキヤツチヤーを備えた糸条巻
取装置に関する。
連続した糸条を巻取機に巻取り、パツケージが
規定巻量に達した時点で糸条をボビンに移し替え
る方法として、糸掛け具やサクシヨンガンが広く
使われている。また、糸条を糸掛け具やサクシヨ
ンガンに中継せず連続してボビンに巻取る装置も
最近では使われている。
しかしながら、このような巻取機、特にレボル
ビング型巻取機において、巻取速度が2500m/
minを越えると、糸条をボビンに移し替える際
に、糸条が引きち切られ、緒糸として舞い上るい
わゆるフライの量が急激に増加する。舞い上つた
フライは、巻取中のパツケージ内に飛び込み、毛
羽糸の発生や飛び込みによる糸立ちが原因でパツ
ケージ内層の品質を低下させる。
第1図は、この舞い上つたフライを抑える従来
のレボルビング型巻取機を示す斜視図であり、糸
条2は、第2ゴデツトローラ1を通つてトラバー
スガイド3によりトラバースされながら、パツケ
ージ4として巻取られる。5はボビンであり、糸
切り替え時に備えて待機位置で待機しており、パ
ツケージ4が所定の量巻上げられると回転されて
巻取位置に移動される。6は、フライ防止棒であ
り、7はフライ防止壁である。
このフライ防止棒6は、パツケージ4の近傍に
位置して設けられており、パツケージ4の糸切断
端が該フライ防止棒6と接触することによつて、
それ以上切断端がパツケージから解舒されないよ
うにしたものである。しかしながら、フライ防止
棒6は、棒の太さや取付け位置によつてフライ発
生量が異なり、またフライ防止棒の材質あるいは
表面加工方法によつても同様に発生量が異なり、
フライを十分に抑えることは困難とされている。
一方、フライ防止壁7は、複数の隣接巻取機間
に設けたセパレート板であり、フライ防止棒とは
異なり、舞い上つたフライを捕獲し、隣接巻取機
および隣接巻取装置へフライを移行させないため
に設けたものである。
しかし、この防止壁7を設けると、隣接巻取機
等へのフライ移行は削減されるものの、別の欠点
が生じる。
すなわち、捲取機はフライ防止壁7で囲まれて
いるため、定常巻取り時には、フライはパツケー
ジ4による髄伴気流に沿つて吹き飛ばされ、一応
防止壁7に付着する。しかし、糸切り替え時に
は、巻取中のパツケージ4による髄伴気流に、ボ
ビン5の回転開始による髄伴気流が加わり、ま
た、パツケージ4ボビン5との位置の入れ替わり
による髄伴気流発生源の移動で、フライ防止壁7
内に攪乱気流が発生し、その攪乱気流によつて一
旦防止壁7に付着し静止したフライは再度舞い上
り浮遊する。さらに、この糸切り替え時に発生し
たフライも攪乱気流中に浮遊する。このようにレ
ボルビング型倦取機では防止壁7を設けると逆に
フライが浮遊し易くなり、巻取中のパツケージへ
のフライの飛び込み発生率が多くなるという欠点
を生ずる。
本考案の目的は、上記従来技術の欠点を除去
し、糸切り替え時の攪乱気流の発生を防止すると
共に糸切り替えで発生したフライを捕獲し、パツ
ケージ内へのフライの飛び込みや、隣接巻取機お
よび隣接巻取装置へのフライ移行を防止し、ま
た、巻取中に生じる糸切れ時のフライも捕獲する
ことのできるレボルビング型の糸条巻取装置を提
供せんとするものである。
上記目的を達成する本考案巻取位置の糸条巻取
ボビンと待機位置の空ボビンとを入替え糸条切替
えを行なうレボルビング型巻取機が複数台配列さ
れ、該巻取機の間および上面に隔壁が設けられた
糸条巻取装置において、前記隔壁が通気性を有す
る部材にて形成されていることを特徴とする糸条
巻取装置である。
本考案において隔壁は、例えば金網やネツトな
どの通気性を有する部材で形成されたものであ
り、該通気性部材のまわりをさらに金枠で補強し
たものでもよい。また、本考案の巻取機は、自動
糸切り替え装置を併用した、いわゆるレボルビン
グ型で、2500m/min以上の高速化された巻取機
において好適である。さらに、前記したフライ防
止棒と併用することもできる。
以下、図面に基づいて本考案の構成、作用を説
明する。
第2図は、本考案に係る巻取装置の1実施態様
を示す斜視図である。図において、糸条2は第2
ゴデツトローラ1からトラバースガイド3を経て
巻取パツケージ4として巻取られる。巻取られた
パツケージ4は規定巻量に達した時点で、ボビン
5が作動し回転を始め、正規回転となつた後にレ
ボルビングを始め、レボルビング終了後にパツケ
ージ4とボビン5が入れ替る。糸条2は入れ替つ
たボビン5に巻取られるが、この際に糸条が引き
ち切られ、緒糸がフライとなつて舞い上る。8は
通気性を有する隔壁であり、隣接する糸条巻取機
との間および巻取機の上面に位置して設けられて
いる。舞い上つたフライは該通気性を有する隔壁
8によつて捕獲されるのである。
第3図は、本考案の通気性を有する隔壁の1実
施態様を示す斜視図でああり、金網またはネツト
9を金枠10で補強した例を示し、巻取機への取
付け、取り外しは止めビス11で容易にできるよ
うにしてある。
本考案における通気性を有する隔壁は、第2図
の如く隣接する巻取機の間および巻取機の上面の
両方に配置するものである。
以上説明したように、本考案は、上記の如き構
成、作用を有するため、次のような効果を奏す
る。
すなわち、糸切り替え時には、巻取中のパツケ
ージ4による髄伴気流にボビン5の回転開始によ
る髄伴気流が加わり、また、パツケージ4とボビ
ン5との位置の入れ替わりでその髄伴気流発生源
は移動するが、捲取機を囲む隔壁、すなわち、捲
取機間および捲取機上面の両隔壁8を共に通気性
を有する部材としたので、髄伴気流は隔壁8を容
易に通過し攪乱気流が生じない。
したがつて、一旦隔壁8で捕獲されたフライが
再度舞い上ることは極めて少なくなり、また、糸
切り替え時に生じたフライや、巻取中に生じた糸
切れによるフライは、気流が隔壁8を通過する際
にその隔壁8に捕獲されるので、巻取中のパツケ
ージへのフライの飛び込み発生率が大幅に低下さ
れると共に、隣接巻取機および隣接巻取装置への
フライの移行も防止される。
また、フライの飛び込みがなくなるので、毛羽
発生の解消、糸立ちの減少にも役立ち延伸工程で
の解舒性向上に効果がある。一方、隔壁の巻取装
置への装着は極めて簡単なため、取り外しての清
掃、洗浄、取替えも短時間にでき、能率的に作業
が進められる。
実施例 第2図に示す本考案の巻取装置において、通気
性を有する隔壁の取付け前と取付け後の、巻取工
程でのパツケージへのフライ飛び込み発生率を比
較測定した結果は、次の通りであつた。
取付け前 17.2% 取付け後 2.5% ただし、糸条の巻取速度は、3000m/minであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の糸条巻取装置の斜視図、第2
図は、本考案に係る糸条巻取装置の1実施態様を
示す斜視図、第3図は、本考案に適用する通気性
を有する隔壁の1実施態様を示す斜視図である。 符号の説明、1……第2ゴテツトローラ、2…
…糸条、3……トラバースガイド、4……巻取パ
ツケージ、5……ボビン、6……フライ防止棒、
7……フライ防止壁、8……通気性の隔壁、9…
…金網又はネツト、10……金枠、11……止め
ビス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻取位置の糸条巻取ボビンと待機位置の空ボビ
    ンとを入替え糸条切替えを行なうレボルビング型
    巻取機が複数台配列され、該巻取機の間および該
    巻取機の上面に隔壁が設けられた糸条巻取装置に
    おいて、前記隔壁が通気性を有する部材にて形成
    されていることを特徴とする糸条巻取装置。
JP2009583U 1983-02-16 1983-02-16 糸条巻取装置 Granted JPS59127068U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009583U JPS59127068U (ja) 1983-02-16 1983-02-16 糸条巻取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009583U JPS59127068U (ja) 1983-02-16 1983-02-16 糸条巻取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59127068U JPS59127068U (ja) 1984-08-27
JPH0322205Y2 true JPH0322205Y2 (ja) 1991-05-15

Family

ID=30151228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009583U Granted JPS59127068U (ja) 1983-02-16 1983-02-16 糸条巻取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59127068U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100676616B1 (ko) 2003-12-30 2007-01-30 주식회사 효성 탄성사의 권취장치 및 권취방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59127068U (ja) 1984-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3198446A (en) Device for preventing double threads in automatic coil winding machines
JP2022019663A (ja) トレイ式ワインダ及びチーズ巻き生産方法
US2373513A (en) Tension and bloom control device
JPH0322205Y2 (ja)
CN110171746A (zh) 一种自动络筒机
CH714064B1 (de) Vorrichtung zur Ausreinigung von Garnfehlern aus einem Garn.
US3136495A (en) Yarn-guiding device for coil-winding machines
US5090635A (en) Machine for producing cross-wound bobbins or cheeses
JPH03211171A (ja) 毛羽抑制装置
JP4505890B2 (ja) 合成繊維の巻取り方法及び装置
US3718296A (en) Balloon breaker for thread winders
JPH0729097Y2 (ja) ワインダにおける風綿飛散防止装置
JP2585541Y2 (ja) 糸条の切替巻取機に搭載された糸端処理装置
JP2746230B2 (ja) 紡糸巻取機及びその糸端処理方法
JPH054453B2 (ja)
JPS5916378Y2 (ja) 自動切替ワインダ−の糸端処理装置
JPH0236502B2 (ja)
JPS6127883Y2 (ja)
JP3430631B2 (ja) 自動ワインダー
JPS609261Y2 (ja) 多重燃糸機における糸繰出阻止装置
JPS56303A (en) Method of winding up silk yarn
JPH05213532A (ja) テール付チューブの巻取方法
JPS5815414Y2 (ja) 巻取機
JPH11180646A (ja) 弾性糸巻取装置および弾性糸巻取方法
JPH0122195B2 (ja)