JPH03221997A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH03221997A
JPH03221997A JP2016152A JP1615290A JPH03221997A JP H03221997 A JPH03221997 A JP H03221997A JP 2016152 A JP2016152 A JP 2016152A JP 1615290 A JP1615290 A JP 1615290A JP H03221997 A JPH03221997 A JP H03221997A
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JP
Japan
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filter
musical sound
data
interpolation
filter coefficients
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Application number
JP2016152A
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English (en)
Inventor
Yutaka Washiyama
鷲山 豊
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えはシンセサイザ、電子ピアノ、電子オル
カン等の電子楽器に関し、特に音色、音域、タッチに応
j、て所望の時間変化する楽音波形を発生するデジタル
フィルタを有する電子楽器に関する。
(従来の技術) 一般的に、電子楽器には音色、音域、タッチ等より演奏
者による感情表現を行うという使命がある。これを実現
するために音色等を時間的に変化させるデジタルフィル
タを採用した電子楽器か考えられている。このデジタル
フィルタては、フィルタ係数を時間的に切り換えること
により音色等を時間的に変化させるようになっている。
このようなデジタルフィルタの種類として、大別すると
FIR,形フィルタどIIR形フィルタとがある。
FIR形フィルタは、時間的にカットオフやフィルタ形
状を制御することが困難であるという性質を有している
が位相特性が良好であるという利点がある。そこで、音
色回路としてFIR形のデンタルフィルタを用いたもの
が多い。
これに対し、IIR,形フィルタは位相特性は良好とは
いえず演算精度も低いが、フィルタ係数が少ないので時
間的な制御が容易であるという性質を有している。そこ
で、IIR形フィルタを用いて音色回路を構成すること
が考えられる。
しかしながら、上記音色、音域、タッチ等を正確に表現
するためには、大容量のメモリを必要とするとともに回
路構成が複雑になり、また、デジタルフィルタにはデジ
タルフィルタ特有の粗さくノイズ)があり、楽音の滑ら
かさが損なわれるという欠点がある。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、上記したようにIIR形のデジタルフィル
タで音色等の制御を行うものは、音色、音域、タッチ等
を正確に表現するために大容量のメモリを必要とすると
ともに回路構成が複雑になり、また、デジタルフィルタ
特有の粗さ(ノイズ)があり、楽器の滑らかさが損なわ
れるという欠点を解消するためになされたもので、小容
量のメモリで簡単な回路構成のデジタルフィルタである
にも拘わらず高性能で滑らかな楽音を発生することので
きる電子楽器を提供することを目的とする。
[発明の構成] く課題を解決するための手段) この発明の電子楽器は、ピッチ及び音色に対応しtコ楽
音波形を発生ずる波形発生手段と、フィルタ係数を記憶
する記憶手段と、この記憶手段に記憶されたフィルタ係
数を補間する補間手段ど、前記波形発生手段で発生され
た楽音波形を前記補間手段で補間されノこフィルタ係数
に応じて動的にフィルタリングするフィルタ手段と、こ
のフィルタ手段でフィルタリングされた楽音波形を発音
する発音手段とを具備し、音色、音域、タッチのうち少
なくとも1つ以上に対応した楽音波形を発生することを
特徴とする。
また、前記記憶手段は仮数部と指数部とから成る浮動小
数点形式でフィルタ係数を記憶していることをセ徴とす
る。
まy2、前記記憶手段は指数部を共通どし、仮数部に有
効値及び差分有効値を有する浮動小数点形式でフィルタ
係数を記憶していることを特徴とする。
さらに、ピッチ及び音色に対応した楽音波形を発生ずる
波形発生手段と、ハイパス用及びローパス用の共通フィ
ルタ係数と各別のフィルタ係数とをそれぞれ記憶する記
憶手段と、この記憶手段に記憶されブご前記格別のフィ
ルタ係数を選択する選択手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた共通のフィルタ係数及び前記選択手段で選択された
各別のフィルタ係数を補間する補間手段と、前記波形発
生手段て発生された楽音波形を前記補間手段で補間され
たフィルタ係数に応じて動的にフィルタリングするフィ
ルタ手段と、このフィルタ手段でフィルタリングされた
楽音波形を発音する発音手段とを具備し、音色、音域、
タッチのうち少なくとも1つ以上に対応した楽音波形を
発生することを特徴とする。
(作用) 本発明は、記憶手段に記憶されたフィルタ係数に補間を
施した係数を用いてフィルタ手段を制御することにより
波形発生手段で発生された楽音波形をフィルタリングし
、このフィルタリングされた楽音波形により発音するよ
うにL r、:ものである。これにより滑らかな楽音を
発生できるものとなっている。
また、フィルタ係数を記憶手段に記憶する際は浮動小数
点形式で記憶することによりレンジの広いフィルタ係数
を表現できるようになっている。
また、フィルタ係数は指数部を共通とし、仮数部に有効
値及び差分有効値を有する浮動小数点形式で記憶するこ
とにより差分有効値の演算を省略できるので、演算量が
減少して高性能を発揮できるものとなっている。
さらに、ローパスフィルタとして用いる場合どハイパス
フィルタとして用いる場合とで共通なフィルタ係数と固
有のフィルタ係数とに分離して記憶し、固有のフィルタ
係数は選択手段で選択して用いるようにしたので、フィ
ルタ係数を記憶する記憶手段の記憶容量を小さくできる
ものとなっている。
(実施例) 第1図は、本発明に係る電子楽器の電気回路の全体的な
槽底を示す概略ブロック図である。
図において、1はキーボードであり、鍵盤と各錘の押下
の状態〈押鍵速度検知を含む)を検知するためのキース
キャン回路とを含むものである。
2はパネルスイッチであって、電源スィッチ、モード指
定スイッチ、メロディ選択スイッチ、リズム選択スイッ
チ、その他種々のスイッチを備えている。各スイッチの
状態は上記キーボード1と同様に、内部に設けられたキ
ースキャン回路によって検知されるようになっている。
3は中央処理装置(CPLI)であり、続出専用記憶装
置(ROM)4の図示しないプログラムメモリ部に記憶
されたプログラムに従って当該電子楽器の各部を制御す
るものである。上記ROM4は、CPU3を動作させる
プログラムの他、音色データ、その他の種々の固定デー
タを含んでいる。
5は書換え可能記憶装置(RAM)であり、CPU3の
制御の下に、ROM 4から楽音データを受は取って記
憶する楽音データ記憶領域、キーボード1、パネルスイ
ッチ2の各錘及びスイッチの状態に対応する放音に必要
なデータがセットされる複数のレジスタ等から成るワー
キングR,A Mを含んでいる。
6はデジタルコンドロールドオシレータ(以下、rDc
Ojと略する。)であり、CP U 3の制御の下に、
ピッチ及び音色に対応した波形を生成する周知のもので
ある。このDCG6の出力は、後述する1)CF8に供
給されるようになっている。
7はこの発明の特徴の1つであるところのデジタルコエ
フィシェントジェネレータ(以下、「DCG、と略する
。)であり、CPU3の制御の下に、デジタルフィルタ
係数を発生するものである。
このDCG7の出力は後述するDCF8に供給されるよ
うになっている。このDCG7については後に詳細に説
明する。
8もこの発明の特徴の1つであるところのデジタルコン
ドロールドフィルタ(以下、rDcFJと略する。)で
あり、これにより発音される音色を制御するようになっ
ている。このDCF8の出力は後述するDCAIOに供
給されるようになっている。このDCF8の詳細につい
ても後に説明する。
9はデジタルエンベロープジェネレータ(以下、rDE
G、と略する。)であり、CPU3の制御の下に、DC
F8から出力された楽音データにエンベロープを付加す
るべくエンベロープデータを生成するものである。この
DEG9の出力は後述するDCAloに供給されるよう
になっている。
10はデジタルコントロールアンプ(以下、「DAC」
と略する。)であり、DCF8から出力さ1 れる楽音デ′−夕とDEG9から出力されるエンベロー
プデータとを演算することによりエンベロープを付加し
、さらに増幅して出力するものである。
このDCAloの出力はD/A変換器11に供給される
ようになっている。上記DCO6、DCG7、DCF8
、DEG9及びDCAIOにより楽音発生回路を構成し
ている。
上記D/A変換器11は、DCA]、Oから出力される
デジタル楽音信号をアナログ楽音信号に変換するもので
ある。そして、D/A変換されt:アナログ楽音信号は
アンプ12で更に増幅され、スピーカあるいはヘッドホ
ン13に供給されることにより発音されるようになって
いる。
上記キーボード1、パネルスイッチ2、CPU3、RO
M4、R,A、 M 5、DCO6、DCG7及びDE
G9は、システムバス14を介して相互に接続されてい
る。
第2図は、D CG 7のブロック図を示すもので=1
2 あり、デジタルフィルタ係数メモリ20、補間回路21
及びカットオフ制御回路22から構成されている。デジ
タルフィルタ係数メモリ20は、フィルタ係数を記憶す
るものである。このデジタルフィルタ係数メモリ20に
記憶されているフィルタ係数は、カットオフ制御回路2
2からの整数データSIをアドレスとして読出され、補
間口B21に供給されるようになっている。補間回路2
1は、デジタルフィルタ係数メモリ20から読出された
フィルタ係数に対し、カットオフ制御回路22からの小
数データSFに応じて所定の補間処理を施し、デジタル
フィルタ係数として出力するものて゛ある。このデジタ
ルフィルタ係数は、上述したようにDCF8に供給され
るようになっている。
また、カットオフ制御回路22は、上述したようにデジ
タルフィルタ係数メモリ20及び補間回路2]を制御す
るものである。このカットオフ制御口’d822には、
CPtJ3からフィルタ形状、ステップデータ、目標カ
ッ1〜オフ値が供給されるようになっている。これらの
情報は、キーボードlやパネルスイッチ2から入力され
た音色、音域あるいはタッチに応じてCPtJ3により
生成されるものである。そして、カットオフ制御回路2
2で生成された整数データSIは、デジタルフィルタ係
数メモリ20へ供給されてフィルタ係数を選択するとと
もに、その一部はハイパス又はローパスを選択するH/
L信号としてDCF8に供給されるようになっている。
さらに、カットオフ制御回路22で生成された小数デー
タSFは、補間回路21へ供給され、補間処理に用いら
れるようになっている。
第3図は上記カットオフ制御回路22の詳細なブロック
図を示す。図において、形状レジスタ30は、CPU3
から供給されるフィルタ形状のデータを一時記憶するも
ので、この形状レジスタ30の出力は、整数データSI
の上位アト〕/スとしてそのまま出力されるようになっ
ている。この上位71ヘレスには、ハイパス/ローパス
を選択する情報及びレゾナンスQを決める情報とが含ま
れている。ステップレジスタ31は、CPU3から供給
される変化速度を規定するステップデータΔを一時記憶
するものである。また、目標値レジスタ32は、CPt
J3から供給される目標カットオフ値を一時記憶するも
のである。
上記ステップl/ジメタ31の出力は排他的論理和回路
33に供給されるようになっている。排他的論理和回路
33は、比較器34の出力信号に従ってステップレジス
タ31の出力データをそのまま通過させるか反転させて
出力するかを制御するものである。、二の排他的論理和
回路33の出力は加算器35の一方の入力に供給される
ようになっている。加算器35の他方の入力には現在値
レジスタ36の出力が供給されるようになっている。そ
して、この加算器て加算された値が現在値レジス5 り36にセラ1へされるようになっている。上記現在値
レジスタ36は、各演算周期で計算されるカットオフ値
を一時的に記憶するものである。また、比較器34は、
目標値レジスタ32に記憶している目標カットオフ値(
A端子入力)と現在値レジスタ36に記憶している現在
のカットオフ値(B端子入力)とを比較し、現在値レジ
スタ36の値が大きければ有意信号く例えば高レベル信
号)をA<B端子に出力するものである。この比較器3
4の出力は排他的論理和回路33に供給されてステップ
データΔをそのまま通過させるか反転させて出力するか
を制御する信号として用いられるとともに、加算器35
のキャリー入力端子に供給され、排他的論理和回路33
による反転動作と相俟ってステップデータΔの2の補数
を取るために用いられる。
上記現在値レジスタ36にセラI・されたデータの整数
部が、整数データSIの一部としての下位6 アドレスとしてデジタルフィルタ係数メモリ20に供給
される。この下位アドレスにはキーナンバの情報が含ま
れる。また、現在値レジスタ36にセットされた小数部
は小数データSFとして補間回路2]に供給されるよう
になっている。
次に、上記カットオフ制御回路22の動作について説明
する。第4図は、カットオフ値の目標値cfoが現在値
cfnより大きい場合の動作状態を説明するための図で
ある。この場合は、現在値cfnを目標値cfoに近付
けるべく演算周期毎に現在のカッ1ヘオフ値cfnにス
テップデータΔを加算する処理を行うことになる。すな
わち、比較器34の出力は、rcfn <cfo 」で
あるため有意信号は出力されず、排他的論理和回路33
はステップデータΔをそのまま通過させる。また、加算
器35のキャリー人力はゼロとなる。したがって、現在
値レジスタ36の内容とステップデータΔとが加算され
新しい現在値cfrulになる。
第5図は、カットオフ値の目標値cfoが現在値cfn
よつ小さい場合の動作状態を説明するための図である。
この場合は、現在値cfnを目標値cfOに近付けるべ
く演算周期毎に現在のカットオフ値cfnからステップ
データΔを減算する処理を行うことになる。すなわち、
比較器34の出力は、rcfn >cfo 」であるた
め有意信号が出力され、排他的論理和回路33はステッ
プデータΔを反転して出力する。また、加算器35のキ
ャリー人力に有意データが供給され、キャリーの加算が
行われる。したがって、現在値レジスタ36の内容とス
テップデータΔの2の補数とが加算され、つまりカット
オフ値の現在値cfnからステップデータΔが減算され
、新しい現在値cfn+1になる。
以上のようにして、演算周期にしたがって下位アドレス
、小数データを生威し、カットオフ値を制御するように
なっている。
第6図は上記カットオフ制御回路22の他の実線側を示
すものである。第3図に示すカットオフ制御回路22は
、第4図及び第5図に示すように、ステップデータΔが
一定値であるため、目標値cfoに対して上がり過ぎ又
は下がり過ぎのカッI・オフ値になる場合が生じ、これ
を次の演算周期で補正するという動作を繰り返すためカ
ットオフ値が目標値で一定にならないという状態が生じ
る。
この状態を除去するようにしたものが第6図に示すカッ
トオフ制御回路である。なお、第3図と同一部分には同
一符号を付して説明を省略する。
図において、比較器40は目標値レジスタ32の出力と
加算器35の出力とを比較し、加算器35の出力が大き
い場合に有意信号く例えば高レベルの信号)を出力する
ものである。この比較器40の出力は排他的論理和ゲー
ト41の一方の入力に供給されるようになっている。こ
の排他的論理和ゲート41の他方の入力には比較器34
の出力が供給されるようになっている。そしてこの排9 他的論理和ゲート41の出力はセレクタ42に供給され
、選択信号として用いられるようになっている。セ1/
クタ42は、加算器35の出力を一方の入力(A入力)
とし、目標値レジスタ32の出力を他方の入力(B入力
)とし、上記排他的論理和ゲート41の出力を選択信号
としてへ入力又はB入力のいずれかを選択して現在値レ
ジスタ36に供給するものである。
次に、この第6図に示すカットオフ制御回路の動作につ
いて説明する。
第7図は、カットオフ値の目標値cfoが現在値cfn
より大きい場合の動作状態を説明するための図である。
この場合は、現在値cfnを目標値cf。
に近付けるべく演算周期毎に現在のカッI・オフ値cf
nにステップデータΔを加算する処理を行うことになる
。すなわち、比較器34の出力は、rcfn <cfo
 Jであるt:め有意信号は出力されずに低レベル信号
が出力され、排他的論理和回路20 33はステップデータΔをそのまま通過させる。
また、加算器35のキャリー人力はゼロとなる。
したがって、加算器35は、現在値レジスタ36の内容
とステップデータΔとを加算して出力する。この際、比
較器40の出力はrcfn+1. <cf。
」であるため低レベルの信号を出力し、したがって排他
的論理和ゲート41の出力が低レベルになる。これによ
りセレクタ42はA入力側が選択され、加算器35の出
力が現在値レジスタ36にセットされることになる。こ
のような状態で推移し、現在値が目標値を越える演算周
期の演算になると比較器40の出力は高レベルになる。
したがって排他的論理和ゲート41の出力は高レベルに
なる。
これによりセレクタ42はB入力側が選択され、目標値
レジスタ32の出力が現在値レジスタ36にセットされ
る。このことは、換言すればカットオフ値が目標値を越
えることはなく、カットオフ値が目標値に到達した以降
は目標値そのものがカッI・オフ値どして出力されるこ
とを意味する。
第8図は、カットオフ値の目標値cfoが現在値cfn
より小さい場合の動作状態を説明するための図である。
この場合は、現在値cfn  を目標値cfoに近付け
るべく演算周期毎に現在のカットオフ値cfnからステ
ップデータΔを減算する処理を行うことになる。すなわ
ち、比較器34の出力は、rcfn >cfo Jであ
るため有意信号(高レベル信号)が出力され、排他的論
理和回路33はステップデータΔを反転して出力する。
また、加算器35のキャリー人力に有意データが供給さ
れ、キャリーの加算が行われる。したがって、加算器3
5は現在値レジスタ36の内容とステップデータΔの2
の補数との加算、つまりカットオフ値の現在値cfnか
らステップデータΔを減算して出力する。
この際、比較器40の出力はrcfn+1 >cfo 
Jであるため高レベルの信号を出力し、したがって排他
的論理和ゲート41の出力が低レベルになる。
これによりセレクタ42はA入力側が選択され、加算器
35の出力が現在値レジスタ36にセラI・されること
になる。このような状態で推移し、現在値が目標値を下
回る演算周期の演算になると比較器40の出力は低レベ
ルになる。したがって排他的論理和ゲート4]の出力は
高レベルになる。
これによりセレクタ42はB入力側が選択され、目標値
レジスタ32の出力が現在値1/ジスタ36にセットさ
れる。このことは、換言すればカットオフ値が目標値を
下回ることはなく、カットオフ値が目標値に到達した以
降は目標値そのものがカットオフ値として出力されるこ
とを意味する。
以上のようにして、演算周期にj7たがって下位アドレ
ス、小数データを生成し、カッ1へオフ値を制御するよ
うになっている。
次に、補間回路21の詳細な構成について説明する。ま
ず、補間処理の概念について説明する。
補間処理は、上記カッ1〜オフ値がデジタル的に決3 定されるためフィルタ特性が離散的になりノイズ発生の
原因どなることを防止するために行われるもので、フィ
ルタ特性を滑らかにしてノイズが除去された奇麗な楽音
を発生することを目的としている。第9図は係数βにつ
いての補間処理の動作を説明するものである。ずなわち
、係数β。と係数β。。1の差は、差分値Δβ、として
「β、。1−β、1」により求められる。したがって小
数データをf(0≦f〈1)とし、この小数データfに
対応する係数をβ、、とすると、係数β。1は次式によ
り求められる。
β0□=β。十(βn+1−β、)×fβ、+Δβ。×
f・・・・・・・・・・・・(1)上記機能を実現する
補間回路21は、例えば第10図に示すように構成され
る。図はデジタルフィルタ係数βの補間回路についての
み示しである。
デジタルフィルタ係数α及びSの補間回路も同様の槽底
であるので、以下では説明を省略する。
4 上述したデジタルフィルタ係数メモリ20に記憶される
データは、仮数部と指数部とがら戊る浮動小数点形式で
記憶されている。これは浮動小数点形式が数値の表現範
囲を大きくどることができるからである。カットオフ制
御回路22から与えられる上位アドレスはそのままデジ
タルフィルタ係数メモリ20に供給される。また、下位
アドレスはインクリメンタ50を介してデジタルフィル
タ係数メモリ20に供給されるようになっている。
このインクリメンタ50は、補間回路内部で発生される
タイミングT1に同期して下位アドレスをインクリメン
トしてデジタルフィルタ係数メモリ20に与えるもので
ある。
デジタルフィルタ係数メモリ20から読出されたデータ
は、浮動小数点−固定小数点変換回路(以下、rFLX
Jと略称する。)51に供給される。
このFLX5]は、浮動小数点形式の数値を固定小数点
形式の数値に変換するものである。このFLX51の出
力は、ラッチ52及び減算器53の加算端子に供給され
るようになっている。上記ラッチ52は、タイミングT
1をインバータ54で反転した信号により、FLX51
の出力信号をラッチするもので、このラッチ52の出力
は減算器53の減算端子に供給されるようになっている
そして減算器53で減算された結果は、固定小数点−浮
動小数点変換回路(以下、rFXLJと略称する。)5
5に供給される。このFXL55は、固定小数点形式の
数値を浮動小数点形式の数値に変換するものである。こ
のF X L 55の出力は、乗算器56の一方の入力
端子に供給されるようになっている。一方、乗算器56
の他方の入力端子にはカットオフ制御回路33から出力
される小数データSFが供給される。そして、乗算器5
6で乗算された結果はFLX57により再び固定小数点
データに変換され加算器58の一方の入力に供給される
ようになっている。この加算器58の他方の入力には上
記ラッチ52の出力が供給されるようになっている。そ
して加算器58による加算結果はFXL59により再び
浮動小数点形式のデータに変換されデジタルフィルタ係
数βとしてDCF8に供給されるようになっている。
第11図は補間回路の他の実施例である。第10図に示
す補間回路は、固定小数点データと浮動小数点データと
の変換回路51.55.5759及び減算器53が必要
であり多大のハードウェアを必要とするとともに変換に
時間がかかるので性能が良い補間回路とはいえない。そ
こで、デジタルフィルタ係数メモリ20に記憶する情報
として、指数部と仮数部とから戒るデータの外に指数部
を同一にした差分仮数部のデータをも記憶しておき、こ
れによって第10図に示す構成で必要とした固定小数点
データと浮動小数点データとの変換回路51,55.5
7.59及び減算器53を省略できるようになる。すな
わち、整数データ27 SIである上位アドレスと下位アドレスとがデジタルフ
ィルタ係数メモリ20に与えられると、開店する指数部
と、仮数部及び差分仮数部とを一度に読出し、差分仮数
部から読出されたデータとカットオフ制御回路22から
供給される小数データSFとを乗算器60で乗算して加
算器61に供給する。乗算器60での乗算結果は加算器
61の一方の入力端子に供給される。この加算器61の
他方の入力端子にはデジタルフィルタ係数メモリ20に
記憶されている仮数部データが供給される。そして、加
算器61の加算によりデジタルフィルタ係数βの仮数部
データとして出力される。一方、デジタルフィルタ係数
βの指数部データは、デジタルフィルタ係数メモリ20
の指数部データがそのまま使用される。以上の構成によ
り、より簡単かつ高性能な補間回路を実現できる。なお
、上記説明はデジタルフィルタ係数βの補間回路につい
てのみ行ったが、デジタルフィルタ係数α及びS9只 の補間回路も同様の構成であるので説明を省略する。
第12図は補間回路のさらに他の実施例である。
第11図に示す補間回路は、ハイパス用及びローパス用
を各別に持つ必要がある。しかしながら、デジタルフィ
ルタ係数α及びβは、ハイパス用及びローパス用を共用
することができるものであり、デジタルフィルタ係数S
のみを各別に用意すれば良いものである。かかる点に着
目し、デジタルフィルタ係数Sのみをハイパス用係数s
h及びローパス用係数SNの2種類を用意し、これらを
セレクタ62で選択して用いるようにすることができる
すなわち、カットオフ制御回路22から供給されるH/
L信号がローパスを示している時はセレクタ62のA側
を選択して係数81をデジタルフィルタ係数Sとして出
力し、ハイパスを示している時はセレクタ62のB側を
選択して係数S hをデジタルフィルタ係数Sとして出
力する。ががる構成とすることにより、さらにデジタル
フィルタ係数メモリ20の記憶容量を節約し、またハー
ドウェア構成及び量を簡単にできる。
以上α、β、Sの係数の補間演算をパラレル回路で行う
ように構成しているが、これらの演算をシリアル回路で
時分割で行うように構成することは容易であり、また、
sh、spのセI/クタ62も時分割演算処理では、ア
ドレス信号のセレクトとなることは容易に理解できるで
あろう。
次に、DCF8の詳細な構成について説明する。
第13図はIIR形デジタルフィルタの基本構造を示す
ものである。図において、W、は入力信号であり浮動小
数点形式のデータどして供給されるものである。一方、
出力信号W0は固定小数点形式のデータとして出力され
るようになっている。
図において、70a〜70eは浮動小数点乗算を行う乗
算器であり、乗算器70a及び70cにはデジタルフィ
ルタ係数Sが、乗算器701)には口一パス時にr+2
sJ 、ハイパス時にr−2SJが供給されるようにな
っている。まプこ、乗算器70dにはデジタルフィルタ
係数αが、乗算器70eにはデジタルフィルタ係数βが
それぞれ供給されるようになっている。71a〜71.
 eは第10図で説明したと同様に、浮動小数点データ
を固定小数点データに変換する変換器である。
72a〜72cは加算器である。また、73a及び73
1)は、1時刻の遅延を行う遅延回路である。
まノ≧、74は第10図て説明したと同様に、固定小数
点データを浮動小数点データに変換する変換器である。
以上の要素が図示するように接続され、IIR形のデジ
タルフィルタを実現している。
第14図は本発明に係るDCF8の構成を示すブロック
図である。このデジタルフィルタは、第13図に示すI
IR形フィルタの基本構造を簡略化し、ハードウェア量
を削減したものである。すなわち、入力信号W1は上記
と同様に、DC○61 から供給される浮動小数点形式のデータである。
そして、出力信号W0は固定小数点形式のデータであり
、D CA 1.0に供給されるようになっている。図
において、80aは浮動小数点乗算を行う乗算器であり
、補間回路21がらデジタルフィルタ係数Sが供給され
るようになっている。
81a〜81cは第10図で説明したと同様の、浮動小
数点データを固定小数点データに変換する変換器である
。82a〜82cは加算器である。
また、83a及び831〕は、1時刻の遅延を行う遅延
回路である。また、84は第10図で説明17たと同様
の、固定小数点データを浮動小数点データに変換する変
換器である。さらに、85はシフト&補数回路である。
このシフト&補数回路85は、ハイパス又はローパスを
示すH/ L信号に応じて2倍又は−2倍するものであ
る。すなわち、H/L信号がローパスを示している時は
シフト動作を行うことにより入力データを「+2倍」し
、2 ハイパスを示しているときは2の補数をとってシフトす
ることにより「−2倍」を可能にしている。
以上の要素が図示するように接続され、IIR形のデジ
タルフィルタを実現している。かかる構成とすることに
より、乗算器及びFLXの数を削減でき、構成が簡単に
なりハードウェアの量を小さくできるものとなっている
第15図はDCF8に供給されるデジタルフィルタ係数
値の関数例を示すものである。図において、縦軸は係数
値を示し、横軸はキーナンバを示している。このキーナ
ンバはキーボード1の鍵に付される番号であり、このキ
ーナンバに応じて使用するデジタルフィルタ係数が変化
するようになっている。同図(a)はデジタルフィルタ
係数αの関数例を、同図(b)はデジタルフィルタ係数
βの関数例を、同図(c)はローパス時のデジタルフィ
ルタ係数Sの関数例をそれぞれ示している。
デジタルフィルタ係数メモリ20に記憶されるデジタル
フィルタ係数及び補間回路21で補間されて発生される
デジタルフィルタ係数は上記関数になるように制御され
る。
なお、上記実施例ではカッ1〜オノ値を時間的に変化さ
せて補間を行うように構成したが、Q値を時間的に変化
させて補間するように構成しても良い。すなわち、カッ
トオフ値とQ値とを入れ換えて構成しても良い。さらに
、若干の回路を追加してカットオフ値およびQ値の双方
を補間するように構成しても良い。
また、各演算処理を時分割演算で実現しても良いことは
言うまでもない。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば小容量のメモリ
で簡単な回路構成のデジタルフィルタであるにも拘わら
ず高性能で滑らかな楽音を発生することのできる電子楽
器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は電気回路
の全体の構成を示す概略ブロック図、第2図はDCGの
概略構成を示すブロック図、第3図はカットオフ制御回
路の一実施例の構成を示すブロック図、第4図及び第5
図は第3図に示すカットオフ制御回路の動作を説明する
ための図、第6図はカッ)−オフ制御回路の他の実施例
の構成を示すブロック図、第7図及び第8図は第6図に
示すカットオフ制御回路の動作を説明するための図、第
9図は補間処理の動作を説明するための図、第10図は
補間回路の一例の構成を示すブロック図、第11図は補
間回路の他の実施例の構成を示すブロック図、第12図
は補間回路の更に他の実施例を示すブロック図、第13
図はDCFの一実施例の基本構造を示すブロック図、第
14図はDCFの他の実施例の構造を示すブロック図、
第15図はデジタルフィルタ係数の関数例を示す図であ
る。 1・・・キーボード、2 ・パネルスイッチ、3・・C
P U、4・・・ROM、5− Ff、 A M、6・
・・デシタルコン1〜ロールドオシレータ(DCO1波
形発生手段)、7・デジタルコエフィシェントジェネレ
ータ(DCG) 、8・・・デジタルコンドロールドフ
ィルタ(DCF、フィルタ手段)、9・・デジタルエン
ベロープジェネレータ(DEG)、10・・・デジタル
コントロールアンプ(DCA)、11、−D/A変換器
(楽音発生手段)、12・・アンプ(楽音発生手段)、 13・スピーカ〈楽音発生手段〉、 20 ・デジタルフィルタ係数メモリ(記憶手段〉、2
1・・・補間回路(補間手段)、22・・カットオフ制
御回路、62・・・セレクタ(選択手段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ピッチ及び音色に対応した楽音波形を発生する波
    形発生手段と、 フィルタ係数を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されたフィルタ係数を補間する補間
    手段と、 前記波形発生手段で発生された楽音波形を前記補間手段
    で補間されたフィルタ係数に応じて動的にフィルタリン
    グするフィルタ手段と、 このフィルタ手段でフィルタリングされた楽音波形を発
    音する発音手段と を具備し、音色、音域、タッチのうち少なくとも1つ以
    上に対応した楽音波形を発生することを特徴とする電子
    楽器。
  2. (2)前記記憶手段は仮数部と指数部とから成る浮動小
    数点形式でフィルタ係数を記憶していることを特徴とす
    る請求項(1)記載の電子楽器。
  3. (3)前記記憶手段は指数部を共通とし、仮数部に有効
    値及び差分有効値を有する浮動小数点形式でフィルタ係
    数を記憶していることを特徴とする請求項(1)記載の
    電子楽器。(4)ピッチ及び音色に対応した楽音波形を
    発生する波形発生手段と、 ハイパス用及びローパス用の共通フィルタ係数と各別の
    フィルタ係数とをそれぞれ記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された前記格別のフィルタ係数を選
    択する選択手段と、 前記記憶手段に記憶された共通のフィルタ係数及び前記
    選択手段で選択された各別のフィルタ係数を補間する補
    間手段と、 前記波形発生手段で発生された楽音波形を前記補間手段
    で補間されたフィルタ係数に応じて動的にフィルタリン
    グするフィルタ手段と、 このフィルタ手段でフィルタリングされた楽音波形を発
    音する発音手段と を具備し、音色、音域、タッチのうち少なくとも1つ以
    上に対応した楽音波形を発生することを特徴とする電子
    楽器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0667674A (ja) * 1992-08-20 1994-03-11 Yamaha Corp 楽音合成装置

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JPS63168695A (ja) * 1986-12-30 1988-07-12 ヤマハ株式会社 楽音信号発生装置
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