JPH03221597A - すべり軸受用潤滑油 - Google Patents

すべり軸受用潤滑油

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JPH03221597A
JPH03221597A JP1720090A JP1720090A JPH03221597A JP H03221597 A JPH03221597 A JP H03221597A JP 1720090 A JP1720090 A JP 1720090A JP 1720090 A JP1720090 A JP 1720090A JP H03221597 A JPH03221597 A JP H03221597A
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JP
Japan
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oil
lubricating oil
friction
ester
weight
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Pending
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JP1720090A
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English (en)
Inventor
Kohei Matsuo
浩平 松尾
Chika Saeki
親 佐伯
Seiji Yamamoto
山本 征司
Hiroyuki Doi
宏幸 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIYOUSEKI SEIHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
Nippon Steel Corp
Original Assignee
KIYOUSEKI SEIHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 企粟上夏秋且光立 本発明は、各種の産業用機器、装置に使用されるすべり
軸受用潤滑油に関し、特には、摩擦係数を大幅に低下さ
せたすべり軸受用潤滑油に関する。
丈来型技班 従来、すべり軸受用潤滑油としては、基油に酸化防止剤
、錆止め剤を添加したタービン油やさらにジチオリン酸
亜鉛を添加した作動油等が広く用いられている。しかし
、昨今地球規模での環境汚染問題への認識が高まり、特
にオゾン層破壊の対策とともに排出CO□の削減が急務
となっている。
これらの問題に対して国際的な協力のもとに種々の方策
が検討されているが、CO□の削減については、より一
層の省資源、省エネルギーが図られる必要がある。この
ような状況下で、本発明者らは、潤滑の観点からエネル
ギー利用効率を向上させ、省エネルギー、省電力を図れ
る潤滑油の検討を行った。
従来の潤滑油の検討は、熱、酸化安定性の向上による油
の長寿命化や耐摩耗性の向上による機器の長寿命化が主
であり、省エネルギーに関しては、油の低粘度化が挙げ
られるのみである。しかし、油の低粘度化は一方では油
膜厚さの減少による機器の摩耗、焼き付きの危険性を含
み、充分に達成されていない。
B <”しよ゛と る1 本発明者らは、上述の状況下で、油の低粘度化を特にし
なくても省エネルギー、省電力を図れる潤滑油について
検討を行い本発明を完成するに至った。すなわち、本発
明の課題は、従来のすべり軸受用潤滑油と同し程度の粘
度であっても摩擦係数が大幅に低い、省エネルギー、ひ
いては省電力を図れるすべり軸受用の潤滑油を提供する
ことにある。
i   ”  るための 本発明者らは、パラフィン系、ナフテン系の基油ならび
にエステル油、ポリエーテル等の合成油基油に種々のポ
リマーならびに油性剤を配合した種々の潤滑油の摩擦挙
動について検討を行い、基油に特定のポリマーと油性剤
を配合することにより、従来と同し粘度を有しながら、
従来の油より大幅に摩擦係数の低い潤滑油が得られるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、40°Cにおける動粘度が10〜1,000
cStの鉱油及び/又は合成油からなる基油に、分子量
10.000〜200,000のポリメタクリレート及
び/又はオレフィンコポリマーを0.2〜10重量%、
及びリン酸エステル、亜リン酸エステル、脂肪酸エステ
ル及び酸性リン酸エステルアミン塩から成る群から選択
される1種又は2種以上を0.3〜5.0重量%配合し
てなるすべり軸受用潤滑油である。
本発明に用いるポリメタクリレート又はオレフィンコポ
リマーは、それぞれ分子量が10.000未満では、摩
擦係数低下の効果がみられず、200,000を超える
と、ポリメタクリレート又はオレフィンコポリマー自体
が剪断されて、潤滑油の粘度低下を起こすため、io、
ooo〜200 、000のものを使用する。また、こ
れらポリマーの基油に対する配合量が0.2重量%未満
では、摩擦係数低下の効果が見られず、10重量%を超
えてもその効果は増加したほど変わらず、反面、ポリメ
タクリレート又はオレフィンコポリマーの剪断の危険性
をはらみ、かつ経済的ではない。
リン酸エステル、亜リン酸エステル、脂肪酸エステル及
び酸性リン酸エステルアミン塩については、1種のみで
使用しても、2種以上所望の割合で混合して使用するこ
とができる。いずれの場合にも、配合量は合計で0.3
〜5.0重量%の範囲で用いる。これらのエステル類の
配合量は合計で0.3重量%未満では前記ポリマーと同
様にやはり摩擦係数を低下する効果がなく、また、5.
0重量%を超えても効果は変わらず、かえって潤滑油の
熱及び酸化安定性の低下が懸念されることになる。
本発明において用いることのできるリン酸エステルとし
ては、トリクレジルフォスフニー)  (Tcp)、ト
リフェニルフォスフェート(T P P )などが挙げ
られ、亜リン酸エステルとしては、ジラウリルハイドロ
ゲンホスファイト(DLHP)など、脂肪酸エステルと
しては、ミリスチン酸ブチル、トリメチロールプロパン
(TMP)のカプリン酸エステルなど、また、酸性リン
酸エステルアミン塩としては、アルキルリン酸エステル
の2エチ゛ルヘキシルアミン塩、アンモニウムホスフェ
=1などが挙げられる。
本発明において用いる基油は、潤滑油に通常用いられる
ものであれば特に問題はなく使用できるが、40°Cに
おける動粘度が10〜1,000cStの範囲にする必
要がある。このような鉱油は石油精製の一般的な潤滑油
の製造プロセスから得られた鉱油系の基油材料を適宜混
合して製造されるものであり、また、合成油としては、
ポリ−α−オレフィン、アルキル芳香族、エステル油、
ポリエーテルなどが挙げられ、これらは、単独でもある
いは2種以上を混合して用いることもできる。また、前
記鉱油と合成油とを混合して用いることもできる。
上述のようにして、基油に特定の高分子(ポリマー)及
び特定のエステル類を配合して得た本発明の軸受用潤滑
油は、種々の条件でのすべり軸受は試験において、従来
の軸受用潤滑油よりも大幅に低い摩擦係数を示す。よっ
て、すべり軸受に好通に使用され、該軸受での摩擦によ
るエネルギーロスを削減し、省電力、省エネルギーに有
効な潤滑油である。
なお、本発明に係わる潤滑油には、従来、潤滑油に使用
されているフェノール系、アミン系等の酸化防止剤やコ
ハク酸、ベンゾトリアゾール、ジメチルシリコーン等の
防錆剤、腐食防止剤、消泡剤等の添加剤を適宜添加し得
ることは勿論のことである。
以下実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
実」0外 ここで実施例及び比較例に用いた潤滑油は、第1表に示
す物性の基油原料を用いて先ず基油をそれぞれ第2表及
び第3表に示す容量割合で混合して調整し、次いで、ま
たそれぞれ各表に示すような種々の添加剤を基油100
に対する重量割合で添加して試作した。また、参考例と
して、第4表に示す実用中の代表的な潤滑油についても
評価テストを行った。評価試験に供した潤滑油(新油)
の動粘度は、実施例、比較例及び参考例のいずれもl5
OVG32の規格を満足するものである。
基油原料の鉱油は、石油精製の潤滑油製造における一般
的な公知の方法で製造された150ニユートラル及び5
00ニユートラルのものを用い、合成油としては、第1
表に示す物性のポリ−α−オレフィンを用いた。また、
n−パラフィンは、炭素数14.15を主成分とするも
のを用いた。
添加剤としては、トリクレジルフォスフェート(TCP
)、平均分子量20万、lO万、及び7.5万のポリメ
タクリレート (PMA) 、アルキル(CIりリン酸
エステルの2エチルへキジルアξン塩、トリメチロール
プロパン(TMP)のカプリン酸エステル、平均分子量
4.4万のオレフィンコポリマ(OCP)、硫黄分44
重量%の硫化オレフィン、ジベンジルジスルフィド(D
 B D S ) 、Pr1−ZnDT P ((、)
、5ec−ZnD T P (Cs)、門0を20重量
%含有するMoDTC,Moを8.7重量%含有するM
oDTP、市販のS−P系極圧剤(ルブリゾール社製、
Anglanal 99)、ジラウリルハイドロゲンホ
スファイト(DLHP)及びミリスチン酸ブチルを用い
た。
第4表(参考例の潤滑油) すべり軸受における潤滑油の性能は、第1図に示す循環
給油式(油量11、油温60’C)のすべり軸受試験機
を用いて、第2表の実施例1〜実施例5、第3表の比較
例1〜比較例11及び第4表の参考例1〜参考例3の潤
滑油それぞれについて、流体潤滑下及び境界潤滑下にお
ける摩擦係数を求めて評価した。
なお、第1図において試験軸受は、回転軸2(345C
)、軸受ホルダー4に固定された軸受メタル3(ホワイ
トメタルWJ−2)からなり、この軸受には加圧ピスト
ン5を押す油圧によって荷重がかかるようになっている
。試料油は、軸受ホルダー4、軸受メタル3が浸るよう
に油槽1に充填され、さらに外部のオイルポンプ(図示
せず)で、熱交換器(図示せず)によって温度を60°
Cに保ちながら摺動部に循環供給されている。油槽1は
、その底部に設けられた、静圧軸受(図示せず)によっ
て浮上しており、回転軸2が回転すると、油槽系全体が
回転軸2につられて回転する。この回転の力(トルク)
は、油槽1の外壁に設けられた計測用突出片9がロード
セル10を押すことから測定されるようになっている。
摩擦係数は、計測された力(トルク値)を加圧ピストン
5によって軸受に加えた力(軸受荷重)で除して求める
ことができる。なお、本試験は、軸受荷重100kgf
/cd、回転数1100Orp又は20Orpmの条件
下に行い、回転数1000rp■で流体潤滑下における
摩擦係数を、200rpmで境界潤滑下における摩擦係
数を得た。
このようにして得られた摩擦係数の測定結果を第5表に
総括して示す。
第5表(各潤滑油の評価結果) 第5表にみられるように、比較例10.11は本発明と
同し油性剤を用いているので、境界潤滑下における摩擦
係数は、本発明の潤滑油と同程度であり、良好な性能を
示すが、流体潤滑下におけるF!!擦係数は、本発明と
異なりポリマーを用いていないため、本発明より大きな
値を示している。
また、この他の比較例及び参考例の潤滑油の摩擦係数を
本発明と比較すると、いずれも本発明の摩擦係数より大
きい。結局、特定のポリマーと油性剤を特定量配合した
実施例1〜5の本発明の潤滑油の摩擦係数は、比較例あ
るいは参考例のものよりも小さく良好な潤滑性能を示し
ていることが分かる。
発m爽果 本発明は、鉱油又は合成油の基油に特定のポリマーとリ
ン酸エステル系化合物等を特定量配合したことにより、
摩擦係数を大幅に低下させたすべり軸受用潤滑油であり
、この潤滑油を用いることによって、*Sによるエネル
ギーの損失を減少し、エネルギー利用効率の向上、ひい
ては省エネルギ、省電力に格段の効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、摩擦係数の測定に用いたすべり軸受試験機の
要部の構造を示すものである。 図中、 1−一一一一・−油槽 2−・−−−−一回転軸、 3−−−−−−一軸受メタル 4−−一軸受ホルダ 5−−−−一加圧ピストン部 6−−−−−−加圧ピストン 7−一−−−作動油管 8−−−−一平衡錘 9−−−−−一計測用突出片 10−−−一ロードセル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 40℃における動粘度が10〜1,000cStの鉱油
    及び/又は合成油からなる基油に、分子量10,000
    〜200,000のポリメタクリレート及び/又はオレ
    フィンコポリマーを0.2〜10重量%、及びリン酸エ
    ステル、亜リン酸エステル、脂肪酸エステル及び酸性リ
    ン酸エステルアミン塩から成る群から選択される1種又
    は2種以上を0.3〜5.0重量%配合することを特徴
    とするすべり軸受用潤滑油。
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