JPH0322097Y2 - - Google Patents

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JPH0322097Y2
JPH0322097Y2 JP3177986U JP3177986U JPH0322097Y2 JP H0322097 Y2 JPH0322097 Y2 JP H0322097Y2 JP 3177986 U JP3177986 U JP 3177986U JP 3177986 U JP3177986 U JP 3177986U JP H0322097 Y2 JPH0322097 Y2 JP H0322097Y2
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container
circumferential surface
bonded
lining
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、パン生地、クツキーおよびケーキ
等のお菓子の生地などを入れる容器に用いられる
円筒胴に関する。
従来技術とその問題点 従来、上記容器用円筒胴としては、らせん状に
巻かれた帯状紙からなる筒状芯体と、芯体の外周
面にらせん状に巻かれて外周面全体を覆いかつ芯
体外周面に接着された外張とを備えており、芯体
外周面と外張との間に所定幅を有する連続したら
せん状の非接着部が存在するものが用いられてい
た。そして、胴の両端に金属蓋が取付けられて容
器として用いられていた。上記非接着部における
芯体外面および外張の内面には、内容物であるパ
ン生地等の調理方法や、容器の開封方法を示す文
言等が印刷されており、外張を剥がした後、上記
説明を読んで容器を開封したり、内容物を調理す
るようになつている。
しかしながら、上記胴においては、芯体の外周
面から所定深さの部分まで接着剤が浸み込んでい
るので、外張を剥がしたさいに、芯体を構成する
繊維の表面寄りの部分、すなわち芯体の表面層が
剥離して外張内面に付着することは避け得ず、接
着部と非接着部とにまたがつた繊維の接着部側に
存在する部分が外張内面に付着して剥離すると、
この繊維の非接着部側に存在する部分も剥離し、
芯体に印刷された文言等が消えるというおそれが
あつた。
この考案の目的は、上記問題を解決した容器用
円筒胴を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この考案による円筒胴は、らせん状に巻かれた
帯状紙からなる筒状芯体と、芯体の外周面にらせ
ん状に巻かれて外周面全体を覆いかつ芯体外周面
に接着された外張とを備えており、芯体外周面と
外張との間に所定幅を有する連続したらせん状の
非接着部が存在する容器用円筒胴において、芯体
外周面における上記非接着部の両側縁とほぼ一致
する位置またはこれよりも内側に、それぞれ表面
から所定深さに至る切込み線が非接着部の全長に
わたつて設けらたものである。
上記において、芯体は、たとえば板紙、紙管原
紙等の強度の大きな紙によつて形成されている。
外張は、たとえばアルミニウム箔と、アルミニウ
ム箔の胴内面側にラミネートされたクラフト紙と
よりなるものが用いられる。アルミニウム箔の外
面には内容物を示す図柄や文言が印刷されて、ラ
ベルの役割を果たす。また、芯体の内周面は、内
張によつて覆われている。内張の材質は、この胴
を用いた容器に入れられる内容物の種類、コスト
等を考慮して決められるが、たとえばアルミニウ
ム箔とこれの胴外面側にラミネートされた普通紙
とよりなるものや、あるいはアルミニウム箔と、
アルミニウム箔の胴内面側にラミネートされたプ
ラスチツクフイルムと、アルミニウム箔の胴外面
側にラミネートされた普通紙とよりなるものが用
いられる。しかしながら、芯体、外張および内張
は上記のものに限られず、この種容器用円筒胴と
して公知のものの芯体、外張および内張として用
いられているものもすべて適用可能である。
このような円筒胴は、マンドレルのまわりに、
帯状の内張、芯体構成帯状紙および帯状の外張
を、上記順序でかつ相互に接着剤を介在させてら
せん状に巻付けて長尺の円筒材を形成し、これを
所定長さに切断する公知の方法によつて製造され
る。この製造のさいに、芯体と外張との間に非接
着部が形成されるように、芯体構成帯状紙と外張
との間に、接着剤が存在しない部分を連続してつ
くつておく。
芯体の外周面に形成される表面から所定深さに
至る切込線の深さは、外張を剥がすさいに、外張
に付着する芯体表面層よりも深く、すなわち接着
剤の浸透深さよりも深くしておくのがよい。
この容器用円筒胴を備えた容器の開封は、たと
えば外張を剥がした後、芯体の帯状紙の側縁どう
しのらせん状継目に、スプーン等を押し付けた
り、この部分をテーブルの角に打ちつけたりする
ことによつて衝撃を加えて継目を分離させた後、
芯体を、帯状紙の巻付け方向と反対方向に捩るこ
とにより行なわれる。また、芯体に全周にわたる
環状切目を形成しておき、ここから芯体を切断す
ることによつて容器を開封するようにしてもよ
い。しかしながら、容器の開封方法は上記のもの
に限られず、すべての公知の方法を適用できる。
作 用 この考案の容器用円筒胴によれば、芯体外周面
の表面層における非接着部と接着部とにまたがつ
て存在する繊維が切込み線によつて切断されてい
るので、外張を剥がした場合にも非接着部におけ
る芯体表面層の繊維が剥離するのが防止される。
実施例 以下、この考案の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。図面は、この考案による円筒胴を用
いた容器を示す。
容器1は、円筒胴2と、円筒胴2の上下両端開
口を閉鎖する金属製頂蓋3および同底蓋4とより
なる。
円筒胴2は、らせん状に巻かれた帯状紙10か
らなる筒状芯体11と、らせん状に巻かれて芯体
11の内周面全体を覆いかつ芯体11内周面に接
着剤21で接着された内張り12と、芯体11の
外周面にらせん状に巻かれて外周面全体を覆いか
つ芯体11外周面に接着剤22で接着された外張
13とを備えている。芯体11外周面と外張13
との間には、所定幅を有する連続したらせん状の
非接着部14を有する。非接着部14は、帯状紙
10の幅の中央部に設けられている。芯体11外
周面における上記非接着部14の両側縁寄りの部
分には、それぞれ表面から所定深さに至る互いに
平行な切込み線15が非接着部14の全長にわた
つて入れられている。そして芯体11外周面の非
接着部14における2つの切込み線15の間の部
分には、容器1の開封方法および内容物の調理方
法等を示した文言16が印刷されている。
外張13における容器1の上端寄りの部分に
は、全周にわたる環状の切目17が形成されてい
る。そして、切目17の下方における外張13の
外側どうしのらせん状継目18と切目17とに挟
まれた部分が外張剥離用タブ19となつている。
外張13内面における非接着部14にも容器1の
開封方法や内容物の調理方法等を示す文言20が
印刷されている。
このような構成において、容器1を開封するに
は、まずタブ19を摘んで外張13を剥がす。こ
のとき、接着部における芯体11外周面の表面層
を構成する繊維は外張13内面に付着する(付着
した表面層を第3図に23で示す)。また、芯体
11外周面の表面層には、接着部と非接着部14
とにまたがる繊維が存在するので、非接着部14
における切込み線15よりも外側の部分の表面層
も剥がれる(この部分を23aで示す)。しかし
ながら、切込み線15の存在により、非接着部1
4における芯体11の表面層の繊維が剥離して外
張13内面に付着することはない。ついで芯体1
1の外周面における2本の切込み線15の間の部
分に印刷された開封方法を示す文言16にしたが
つて芯体11および内張12を破つて容器1を開
封する。この開封方法は、芯体11の帯状紙10
の側縁どうしのらせん状継目24の上端寄りの部
分をスプーン等外側から強く押して破り、その後
芯体11を帯状紙10の巻付け方向と反対方向
(第3図に矢印Aで示す方向)に捩ることにより
行なう(第4図参照)。
考案の効果 この考案の容器用円筒胴は、芯体11外周面に
おける上記非接着部14の両側縁とほぼ一致する
位置またはこれよりも内側に、それぞれ表面から
所定深さに至る切込み線15が非接着部14の全
長にわたつて設けられたものであるから、芯体1
1外周面の表面層における非接着部14と接着部
とにまたがつて存在する繊維が切込み線15によ
つて切断され、外張13を剥がした場合にも非接
着部14における芯体11表面層の繊維が剥離す
るのが防止される。したがつて、非接着部14に
印刷されている容器の開封方法や内容物の調理方
法等を示す文言が消えることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による円筒胴を用いた容器の
斜視図、第2図は第1図の−線にそう拡大断
面図、第3図は外張を剥がした状態を示す容器の
斜視図、第4図は容器の開封状態を示す斜視図で
ある。 10……帯状紙、11……芯体、13……外
張、14……非接着部、15……切込み線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. らせん状に巻かれた帯状紙10からなる筒状芯
    体11と、芯体11の外周面にらせん状に巻かれ
    て外周面全体を覆いかつ芯体11外周面に接着さ
    れた外張13とを備えており、芯体11外周面と
    外張13との間に所定幅を有する連続したらせん
    状の非接着部14が存在する容器用円筒胴におい
    て、芯体11外周面における上記非接着部14の
    両側縁とほぼ一致する位置またはこれよりも内側
    に、それぞれ表面から所定深さに至る切込み線1
    5が非接着部14の全長にわたつて設けられた容
    器用円筒胴。
JP3177986U 1986-03-04 1986-03-04 Expired JPH0322097Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3177986U JPH0322097Y2 (ja) 1986-03-04 1986-03-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3177986U JPH0322097Y2 (ja) 1986-03-04 1986-03-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62143611U JPS62143611U (ja) 1987-09-10
JPH0322097Y2 true JPH0322097Y2 (ja) 1991-05-14

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ID=30837825

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JP3177986U Expired JPH0322097Y2 (ja) 1986-03-04 1986-03-04

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