JPH0322097A - 自動取引装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、金融機関等に設置される現金自動出金機等の
自動取引装置に関する。

（従来の技術） 従来の取引装置においては、取引の結果、差出された貨
幣を顧客が取り忘れた場合、これを回収するようにして
いる。

第２図は、従来の自動取引装置の外観を示す斜視図であ
る。

図示の装置は、表示部ｌと、通帳挿入口２と、カード挿
入口３と、硬貨人出金口４と、タッチパネル付ＣＲＴデ
ィスプレイ５と、紙幣人出金口６とを備えている。

表示部１は、入金、出金、記帳、振込、振替、照会等の
複数の業務の取扱いを表示する。

通帳挿入口２は、顧客が通帳に記帳を行なう場合に、自
動取引装置内に通帳を挿入するためのものである。

カード挿入口３は、顧客が出金等を行なう場合に、自動
取引装置内にカードを挿入するためのものである。

硬貨人出金口４は、硬貨の入金及び出金を行なうための
ものである。

タッチパネル付ディスプレイ５は、ＣＲＴ等から成るデ
ィスプレイ装置と、このディスプレイ装置上に設けられ
たタッチパネル等とから成る。

タッチパネルは、透明電極対から成るスイッチであり、
顧客が自動取引装置を操作するためのものである。

紙幣人出金口６は、紙幣の人出金を行なうためのもので
ある。

第３図は、従来の自動取引装置の内部構成の説明図であ
る。

紙幣人出金口６には、貨幣差出手段１４が設けられてい
る。この貨幣差出手段１４には、搬送路１１ａ−ｌｉｅ
を介して千円券金庫７及び万円券金庫８に格納された千
円券及び万円券が供給される。

出金時は、千円券金庫７及び万円券金庫８からそれぞれ
所定の枚数の千円券及び万円券を取出し、搬送路１１ａ
及びｌｌｂを通じて貨幣認識手段１２に送る。貨幣認識
手段１２では、各千円券及び万円券を認識し、枚数を確
認し、搬送路１１ｃを介して貨幣差出手段１４に送り出
す。貨幣認識手段１２で認識できなかった紙幣、例えば
、損傷した紙幣等は、顧客に差出される紙幣に含められ
ず、搬送路ｌｉｄを介してリジェクトボックス９に格納
される。貨幣差出手段１４は、紙幣人出金口６において
、所定時間に亘って紙幣を差出す。この所定時間が経過
しても、顧客が紙幣を受取らない場合、顧客が紙幣を取
り忘れたものと見なして取り忘れボックスｌ３に紙幣を
取込む． また、入金時は、顧客によって紙幣人出金口６に入れら
れた紙幣を、搬送路１１ｅを介して貨幣認識手段１２に
送る。貨幣認識手段１２では、送られた紙幣が万円券ま
たは千円券であることを認識し、これらを分別し、それ
ぞれ万円券金庫８または千円券金庫７に格納する。貨幣
認識手段１２で認識できなかった紙幣、例えば、損傷し
た紙幣等は、搬送路１１ｃを介して紙幣人出金口６に戻
され、顧客に返却される。

（発明が解決しようとする課題） ところが、以上の構成の自動取引装置には、次のような
問題点があった。

即ち、取り忘れボックス１３は、容量の限られた小さい
ものであったので、現金を取り忘れる顧客が多い場合に
は、対応しきれなくなることがあった。つまり、取り忘
れボックス１３が満杯になってしまうことにより、自動
取引装置は、使用不可能な状態となってしまうという問
題があった。また、現金の取り忘れが複数の顧客によっ
て行なわれた場合、前の取り忘れ紙幣との区切りを付け
るために、間仕切りとして取り忘れ票を挿入する必要が
あり、このための機構が複雑になるという問題があった
。また、顧客が差出された紙幣の一部のみを取り忘れた
場合には、顧客が紙幣を何枚取ったかを計数しているわ
けではないので、取り忘れ枚数がわからなくなるという
問題があった。

また、顧客が紙幣を取り忘れたことに気付いて、後で取
りに来たときに、実際に取り忘れが生じているかを確認
し、取り忘れた紙幣を取出す作業が煩雑となるという問
題があった。

本発明は以上の点に着目してなされたもので、取り忘れ
が多数発生してもこれに対応でき、顧客の貨幣の取り忘
れを容易に確認でき、取り忘れた貨幣を容易に取出すこ
とができるようにした自動取引装置を提供することを目
的とするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明の自動取引装置は、取引の結果として顧客に差出
す貨幣を、当該貨幣の種類ごとに格納する格納手段と、
当該格納手段に格納された貨幣を、取引金額分取出して
所定時間に亘って顧客に差出す差出手段とを備えた自動
取引装置において、前記差出手段により貨幣が所定時間
差し出された後、顧客が受取らなかった貨幣を１枚ずつ
分離して当該各貨幣の種類を認識して分別する貨幣認識
手段と、当該貨幣認識手段により分別された貨幣を種類
ごとに計数する貨幣計数手段と、取引を行なった貨幣を
特定する顧客特定情報及び前記貨幣計数手段により計数
された貨幣の数を記憶する記憶手段と、当該記憶手段に
記憶された取引ごとの取り忘れ情報を表示する表示手段
と、当該表示手段に表示された取引ごとの取り忘れ情報
を選択する選択手段と、取り忘れ金額を貨幣放出口へ放
出する手段とを具備し、当該選択手段により選択された
取り忘れ貨幣を取出したとき、当該取り忘れ情報を前記
記憶手段から取り除くようにしたことを特徴とするもの
である。

（作用） 以上の装置においては、出金時に顧客が取り忘れた貨幣
は、貨幣認識手段により１枚ずつ分離され、出金される
貨幣を格納した格納手段に再格納される。これにより、
取り忘れが多数回発生しても、これらに対応することが
できる。顧客が取り忘れた分の貨幣の数は、取り忘れ情
報として記憶手段に記憶される。゛記憶手段に記憶され
た取り忘れ情報は、表示手段に表示することができる。

この取り忘れ情報により、係員は、取り忘れが実際に発
生しているか否かを容易に知ることができる。また、係
員は、選択手段により、取り忘れ貨幣を容易に取出すこ
とができる。取り忘れ貨幣を取出した場合には、記憶手
段から取り忘れ情報が取り除かれるので、取り忘れ貨幣
が２重に取出されることが防がれる。

（実施例） 第１図は、本発明の自動取引装置の内部構戊の説明図で
ある。この図に示す装置の外観は、第２図に示す従来の
ものと同様であるので、重複する説明を省略する。

紙幣人出金口６には、従来と同様に、貨幣差出手段ｌ４
が設けられている。貨幣差出手段１４には、千円券金庫
７及び万円券金庫８から千円券及び万円券がそれぞれ供
給される。千円券金庫７及び万円券金庫８は、それぞれ
千円券及び万円券を格納する格納手段である。これら゛
は、貨幣人出金機２２を構成するものであり、この貨幣
人出金機２２は、メインコントロール２３により制御さ
れる。

図示の装置は、貨幣認識手段１２と、貨幣計数手段１５
と、記憶手段２４等を備えている。また、表示手段及び
選択手段は、前述したタッチパネル付ディスプレイによ
り構成される。

貨幣認識手段１２は、千円券金庫７及び万円券金庫８と
、差出手段１４との間で人出金される千円券及び万円券
をｌ枚ずつ認識するためのものである。

貨幣計数手段１５は、貨幣認識手段１２により１枚ずつ
認識された千円券及び万円券を別個に計数するためのも
のである。

記憶手段２４は、顧客が貨幣を取り忘れた場合に、カー
ドリーダｌ８により読取られた顧客の口座番号等及び貨
幣計数手段ｌ５により計数される取り忘れ貨幣の数を記
憶するためのものである。

また、そのほかに、図示の装置には、カードリーダ１８
、通帳記帳機１９、係員操作部２０等が設けられている
。

カードリーダ１８は、顧客が取引で使用するカードを取
込み、口座番号等を読取るためのものである。

通帳記帳機ｌ９は、顧客の通帳を取込み、取引結果を記
帳するためのものである。

係員操作部２０は、自動取引装置の背部に設けられてお
り、係員が障害発生時等の操作やその他各種の操作を行
なうためのものである。

これらのカードリーダｌ８、通帳記帳機１９、係員操作
部２０は、メインコントロールユニット２３により制御
される。

第４図は、取り忘れ情報のディスプレイ表示例を示す図
である。

図示の例では、取り忘れの発生日時、銀行コード、口座
番号、取引種別、支払金額、取り忘れ金額、及び顧客引
渡し状況が表示される。

発生日時、取引種別、支払金額、及び取り忘れ情報は、
顧客が取り忘れた貨幣を取りに来たときに、その顧客に
貨幣を取り忘れた時刻や取引の内容を尋ねることにより
、その顧客が貨幣を取り忘れたことを確認するために利
用される。

銀行コード及び口座番号は、顧客を特定するための情報
として用いられる。

これらの取り忘れ情報は、タッチキー５ａ、５ｂ、５ｃ
、５ｄ、５ｅを係員が指で押すことにより、選択するこ
とができる。

第５図は、顧客が取り忘れ貨幣を取りに来たときに、引
き渡す金額を入力するための画面を示すものである。

図示の例では、出金の場合と同様の数字キー等から成る
。

次に、上述した装置の概略的な動作を説明する。

出金時は、千円券金庫７及び万円券金庫８からそれぞれ
所定の枚数の千円券及び万円券が取出され、搬送路１１
ａ及びｌｌｂを通じて貨幣認識手段ｌ２に送られる。貨
幣認識手段ｌ２では、各千円券及び万円券を認識し、枚
数を確認し、搬送路１１ｃを介して紙幣人出金口６に送
り出す。貨幣認識手段１２で認識できなかった紙幣、例
えば、損傷した紙幣等は、顧客に差出される紙幣に含め
られず、搬送路ｌｉｄを介してリジェクトボックス９に
格納される。紙幣人出金口６では、所定時間に亘って紙
幣を差出す。この所定時間が経過しても、顧客が紙幣を
受取らない場合、顧客が紙幣を取り忘れたものと見なし
て、これらの紙幣を貨幣認識手段ｌ２に送る。貨幣認識
手段１２では、送られた紙幣が一万円券または千円券で
あることを認識し、これらを分別し、それぞれ万円券金
庫８または千円券金庫７に格納する。貨幣認識手段ｌ２
で認識できなかった紙幣、例えば、損傷した紙幣等は、
搬送路ｌｉｄを介してリジェクトボックス９に格納され
る。

また、入金時は、顧客によって紙幣人出金口６に入れら
れた紙幣を、搬送路１１ｅを介して貨幣認識手段ｌ２に
送る。貨幣認識手段１２では、送られた紙幣が一万円券
または千円券であることを認識し、これらを分別し、そ
れぞれ万円券金庫８または千円券金庫７に格納する。貨
幣認識手段１２で認識できなかった紙幣、例えば、損傷
した紙幣等は、搬送路１１ｃを介して紙幣人出金口６に
戻され、顧客に返却される。

次に、上述した装置における貨幣の取り忘れ発生時の動
作を説明する。

第６図は、第１図の自動取引装置において、貨幣の取り
忘れが発生した場合の処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。

ステップ８１〜Ｓ１２は、出金時の正常な処理手順を示
す。ステップＳｌ２で、顧客に紙幣が差出された後、ス
テップ３１３で、受取りタイマがスタートされる。そし
て、次のステップＳ１４で、受取りタイマがタイムアウ
トしたか否かを判別する。この答が肯定（　Ｙ　ｅｓ）
のときは、一定時間経過しても顧客が紙幣を受取らない
状態であり、この場合、自動取引装置は、顧客がその場
にいないと判断し、他の顧客にその紙幣が取られないよ
う、紙幣人出金口６のシャッタを閉じる。

紙幣人出金口６にある紙幣は、通常の入金手順と同様に
、搬送路１１ｅを介して貨幣認識手段ｌ２に送られる。

貨幣認識手段ｌ２では、万円券と千円券とを識別して計
数する（ステップＳ１６）。そして、これらの万円券と
千円券とをそれぞれ万円券金庫８及び千円券金庫７に格
納する（ステップＳ１７）　　また、顧客が受取らなか
った支払明細及び損傷した紙幣は、リジェクトボックス
９に格納される。

これと同時に時計回路１７が示す時刻が読出され、取り
忘れが発生した時刻が記憶手段２４に記憶される。また
、この記憶手段２４には、顧客の金融機関コード、口座
番号、取引種別、取引金額が記憶され、万円券の取り忘
れ枚数及び千円券の取り忘れ枚数がそれぞれ記憶される
。この後、正常な処理に戻る。

第７図は、顧客が取り忘れた貨幣を取りに来たときに、
係員がその取り忘れ貨幣を取出す場合の自動取引装置の
処理手順を示すフローチャートである。

係員は、自動取引装置の所定箇所に設けられたキーシリ
ンダに係員用のキーを挿入すると、タッチパネル付ディ
スプレイ５に所定のユーティリティ画面（図示省略）が
表示される（ステップＳ３１）。そして、係員が“カー
ド確認”のためのキーを押すと、カードを挿入すべき旨
が指示される（ステップＳ３２、Ｓ３３）。係員がカー
ドを挿入すると、当該カードに記録された銀行コード及
び口座番号が表示される（ステップＳ３４）　そして、
係員が戻りキーを押すと、カードが戻ってくる（ステッ
プＳ３５）。

次に、係員が“取り忘れ確認”のキーを押すと、第４図
に示す取り忘れ明細の一覧が表示される。図示の例では
、３月２５日と３月２７日に発生した取り忘れに対して
は、既に顧客が受取りに現われており、引渡しが完了し
ている。そして、今回、取り忘れ貨幣を受取りに来た顧
客は、３月２６日の取り忘れ貨幣を取りに来たものとす
る。

ここで、係員は、銀行コード及び口座番号によりその顧
客が貨幣を取り忘れていることの確認を行なう。そして
、取り忘れた時刻及び取り忘れた金額が顧客の申告内容
と一致しているか否かをチェックする（ステップ８３８
）。

そして、引渡しが可能であれば、第５図に示す金額入力
画面が表示される。今回の場合は、係員により５万３千
円が入力される（ステップＳ４０）。係員が確認ボタン
を押すと、紙幣人出金口６から５万３千円分の紙幣が差
出される（ステップＳ４１）。係員は、この紙幣を取出
し、顧客に手渡す（ステップＳ４２）。このとき、時計
回路ｌ７が読まれ、引き渡したときの時刻及び弓き渡し
た金額が記憶手段２４に記憶される（ステップＳ４３、
Ｓ４４）。これにより、引渡しの済んだ取り忘れ情報を
取り除き、２重に引渡しが行なわれることを防止する。

以上のようにして、顧客への引渡し時の操作を迅速に行
なうことができる。

本発明の自動取引装置は、以上の実施例に限定されない
。

即ち、上述した実施例においては、取り忘れ情報に引渡
しの済んだ旨を示す引渡し情報を付加することにより、
引渡しの終わった取り忘れ情報を取り除くようにしたが
、これに限らず、引渡しの済んだ取り忘れ情報は、すべ
て消去するようにしても差し支えない。

（発明の効果） 以上の構戊の本発明の自動取引装置は、取り忘れ貨幣を
出金用の格納手段に再格納し、取り忘れが発生した旨の
情報を記憶し、顧客が取り忘れた貨幣を取りに来たとき
に、これを表示手段に表示して選択し、取出せるように
したので、取り忘れ貨幣を回収する回数が制限されない
ようにできるとともに、顧客への貨幣の引渡しを容易に
行なうことができる。従って、金融機関における業務を
円滑に行なうようにすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の自動取引装置の内部構成を示すブロッ
ク図、第２図は従来の自動取引装置の外観を示す斜視図
、第３図は従来の自動取引装置の内部構成を示すブロッ
ク図、第４図は取り忘れ情報のディスプレイ表示例を示
す図、第５図は引渡し金額の入力画面の例を示す図、第
６図は本発明の自動取引装置の貨幣の取り忘れの発生時
の処理手順の一例のフローチャート、第７図は取り忘れ
貨幣の顧客への引渡し時の処理手順を示すフローチャー
トである。 ５・・・タッチパネル付ディスプレイ （表示手段、選択手段）、 １２・・・貨幣認識手段、１４・・・差出手段、１５・
・・貨幣計数手段、１７・・・時計回路、２４・・・記
憶手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 取引の結果として顧客に差出す貨幣を、当該貨幣の種類
   ごとに格納する格納手段と、当該格納手段に格納された
   貨幣を、取引金額分取出して所定時間に亘って顧客に差
   出す差出手段とを備えた自動取引装置において、 前記差出手段により貨幣が所定時間差し出された後、顧
   客が受取らなかった貨幣を１枚ずつ分離して当該各貨幣
   の種類を認識して分別する貨幣認識手段と、 当該貨幣認識手段により分別された貨幣を種類ごとに計
   数する貨幣計数手段と、 取引を行なった貨幣を特定する顧客特定情報及び前記貨
   幣計数手段により計数された貨幣の数を記憶する記憶手
   段と、 当該記憶手段に記憶された取引ごとの取り忘れ情報を表
   示する表示手段と、 当該表示手段に表示された取引ごとの取り忘れ情報を選
   択する選択手段と、取り忘れ金額を貨幣放出口へ放出す
   る手段とを具備し、 当該選択手段により選択された取り忘れ貨幣を取出した
   とき、当該取り忘れ情報を前記記憶手段から取り除くよ
   うにしたことを特徴とする自動取引装置。