JPH03220135A - α―オレフィンの製造方法 - Google Patents

α―オレフィンの製造方法

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JPH03220135A
JPH03220135A JP1263490A JP1263490A JPH03220135A JP H03220135 A JPH03220135 A JP H03220135A JP 1263490 A JP1263490 A JP 1263490A JP 1263490 A JP1263490 A JP 1263490A JP H03220135 A JPH03220135 A JP H03220135A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はα−オレフィンの製造方法に関し、詳しくは高
分子重合体、可塑剤、界面活性剤などの原料として有用
なa−オレフィンの製造において、副生するポリマーを
系外に取り出すことなく、また、配管、弁、熱交換器、
ポンプなどの装置の詰まりやそれに起因するトラブルの
ない安定した運転を可能とし、さらに触媒失活時におけ
る有機ハロゲン化合物の副生を可及的に抑制することの
できるα−オレフィンの製造方法に関するものである。
[従来の技術] a−オレフィンは、オレフィン系重合体ノ七ツマ−とし
て、また各種高分子重合体のコモノマーとして、さらに
は可塑剤や界面活性剤などの原料として広く用いられて
いる有用な物質である。
このa−オレフィンは通常、エチレンを原料としてチー
グラー系触媒を用いて重合し製造されている。この製造
プロセスは一般に大別して、重合反応系、未反応エチレ
ン回収系、触媒の失活および脱灰系、溶媒およびσ−オ
レフィンの分留系から成っている。
これら各プロセスにおいて、最も重要な技術課題のひと
つは、副生ずるポリマーの取り扱いにある。
すなわち、副生じたポリマーは、未反応エチレンの回収
部や、触媒の失活、脱灰などの後処理部の配管、弁、熱
交換機、ポンプなど装置各部における詰まりの原因とな
り、安定した運転を防げるなどの不都合を招来すること
が多かった。
そこで、従来はフィルターなどを用いてこの副生ポリマ
ーを系外へ除去する方法が採られていt二 。
しかしながら、このような方法においては、副生ポリマ
ーを除去するに要する新たな設置を取り付けなければな
らず、その費用や用役コストが増大するのは免れず、そ
の上、そのポリマーのFM粟に時間と労力を要するとい
う問題があった。さらに、触媒失活工程で有機ハロゲン
化合物の副生量が増大傾向を示すという欠点もあった。
これを解消する方法として、a−オレフィン後処理部に
おいて副生ポリマーを系外に取出すことなく、未反応エ
チレンを断熱フラッシュさせて回収するとともに、副生
ポリマーを析出させ、次いで、析出ポリマーの破砕、触
媒の失活および脱灰処理を行い、さらにこの反応生成液
を加熱してa−オレフィンを分離回収する方法が知られ
ている(特開平1−161002号公報)。
このa−オレフィンの製造方法は安定した運転を可能と
するが、副生ポリマーの析出と破砕に新たな設備が必要
であり、それらの運転をよく管理する必要があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、副生するポリマーを系外に取り出すこ
となく、また、配管、弁、熱交換器、ポンプなどの装置
の詰まりゃそれに起因するトラブルのない安定した運転
を可能とし、さらに触媒失活時における有機ハロゲン化
合物の副生を可及的に抑制することのできる一層効果的
なσ−オレフィンの製造方法を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記目的を達成するために、失活工程を
含む反応生成液の後処理について種々検討を重ねた結果
、重合反応終了後、反応生成液を特定の温度以上に保持
し、次いで特定の圧力以上とし、塩基性窒素化合物を特
定量導入して触媒を失活させることによって、副生ポリ
マーの析出と破砕を行う工程を採用せずとも前記目的を
達成しうろことを見い出し、この知見に基づいて本発明
を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、チーグラー系触媒の存在下
、エチレンを重合してα−オレフィンを製造するに当た
り、重合反応終了後、反応生成液を90℃以上の温度に
保持し、次いで、処理系を3kg/CjI!・0以上の
圧力として、チーグラー系触媒の有するハロゲンの含有
量に対して30モル倍以上の塩基性窒素化合物を、その
濃度を10重量%以上の溶液として導入し触媒を失活さ
せる工程を含むことを特徴とするa−オレフィンの製造
方法が提供される。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明においては、a−オレフィンはチーグラー系触媒
の存在下、エチレンを重合させることによって得られる
。このチーグラー系触媒は、第1図のフローチャート図
に示すように、(A)遷移金属成分、(B)有機金属成
分および所望に応じて用いられる(C)第三成分の組み
合わせから成っており、(A)遷移金属成分としては、
一般式 %式%() (式中の2はジルコニウムまたはチタン原子、X及びA
は塩素、臭素またはヨウ素原子であり、それらは同一で
あってもよいし、たがいに異なっていてもよく、aは0
〜4の整数である)で表される化合物が用いられる。こ
のような化合物の具体例としては、Z r Cff14
 、Z r B r 4、Zr I、、ZrBrCl3
 、ZrBr、C12、TiCl4、TiBr、、Ti
lいTiBrCJLs、TiBr2C11,などを挙げ
ることができる。
(B)有機金属成分としては、一般式 %式%() (式中のRは炭素数1〜20のアルキル基、Qは塩素、
臭素またはヨウ素原子、bは0〜3の整数である) で表される化合物、および/または一般式%式%() (式中のR゛は炭素数1〜20のアルキル基、Q′は塩
素、臭素またはヨウ素原子である)で表される化合物を
挙げることができる。
前記一般式(n)で表される化合物としては、例えば、 A (ICCHs)z、A M(Cx Hl)3、p、
 1k(C、H、)3、A 1(i S o −C3H
7)3、Alc C4HI ) s、A(i s o 
−C4Hs)s、AICCsHII)3、A Icc 
aHti)z、A 11cc aH17)S、 A f
f1(C2H%)2Cl。
A11(CzHs)zB r、 A41(C2Hs)x
isAl(C、Hs)C12、A It(CzH、)B
 r 、、A lcc 2HI) I x などが挙げられ、前記一般式(II)で表される化合物
としては、例えば、 A A2(CHshc A3、A IL2(CH3)3
 B r s、A hcc :HI)3CQs、A l
1z(CzH&)3B r 3、A 1t(CxHs)
s I s、A ff1z(CxH5)zB r C1
x−A 1xcc sHy)sc Is、A ltc 
i S O−CsHy)sCassAat(c −HI
)3Ctin、A A2(i s o −C4H@)I
C1ssA 12(CIH11)3Cus、A M!(
Ca Hl ?)3 Cas、A 1z(C2HS)!
(CHsac asなどが挙げられる。
さらに、所望に応じて用いられる第三成分としては、イ
オウ化合物、リン化合物および窒素化合物の中から選ば
れた少なくとも1種の化合物が挙げられる。この第三成
分は、製品であるσ−オレフィンの純度向上に寄与する
ものと思われる。
イオウ化合物としては、有機イオウ化合物であればよく
、特に制限はないが、通常例えば、硫化ジメチル、硫化
ジエチル、硫化ジプロピル、硫化ジヘキシル、硫化ジシ
クロヘキシル、ジフェニルチオエーテルなどのチオエー
テル類二二硫化ジメチル、二硫化ジエチル、二硫化ジプ
ロピル、二硫化ジブチル、二硫化ジヘキシル、二硫化ジ
シクロヘキシル、二硫化エチルメチルなどの二硫化ジア
ルキル化合物;チオフェン、2−メチルチオフェン、3
−メチルチオフェン、2,3−ジメチルチオフェン、2
−エチルチオフェン、ベンツチオフェンなどのチオフェ
ン類やテトラヒドロチオフェン、チオピランなどのへテ
ロ環イオウ化合物ニジフェニルイオウ、二硫化ジフェニ
ル、二硫化メチルフェニル、メチルフェニルイオウなど
の芳香族イオウ化合物:チオ尿素;メチルスルフィド、
エチルスルフィド、ブチルスルフィドなどのスルフィド
類などが好ましく用いられる。
リン化合物としては、有機リン化合物であればよく特に
制限はないが、通常例えば、トリ7エ二ルホスフイン、
トリエチルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリプ
ロピルホスフィン、トリオクチルホスフィン、トリシク
ロヘキシルホ・スフィンなどのホスフィン類が好ましく
用いられる。
また、窒素化合物としては、有機窒素化合物であればよ
く、特に制限はないが、通常例えば、メチルアミン、エ
チルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペンチル
アミン、ヘキシルアミン、シクロヘキシルアミン、オク
チルアミン、デシルアミン、アニリン、ベンジルアミン
、ナフチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、
ジブチルアミン、ジフェニルアミン、メチルフェニルア
ミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチ
ルアミン、トリフェニルアミン、ピリジン、ピコリンな
どの有機アミン類が好ましく用いられる。
前記様々のイオウ化合物、リン化合物、窒素化合物の中
でも、例えば、二硫化ジメチル、チオフェン、チオ尿素
、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン、ト
リオクチルホスフィン、アニリンなどから選ばれた1種
または2種以上の化合物を特に好適に使用することがで
きる。
このエチレンの重合反応は、通常有機溶媒中において行
われる。この有機溶媒としては、例えば、シクロヘキサ
ンやデカリンなどのす7テン系パラフイン類、ベンゼン
、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、エチルベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、クロロトルエンなどの芳香族炭
化水素やそのハロゲン置換体、ペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、ノナン、デカンなどの脂肪族パラフ
ィン類、ジクロロエタン、ジクロロブタンなどのハロア
ルカン類などが挙げられる。
本発明における、前記(A)成分、(B)成分、(C)
成分および前記溶媒の配合割合は、前記溶媒250 m
Q 嘉タリ、通常、(A)成分を0.01−5ミリモル
、好ましくは、0.03〜1ミリモル、(B)成分を通
常、0.05〜15ミリモル、好ましくは0.06〜3
ミリモル、(C)成分を通常、0.05〜20ミリモル
、好ましくは(C)成分として前記イオウ化合物を用い
る場合には、(ml−10ミリモル、(C)成分として
窒素化合物またはリン化合物を用いる場合には0.05
〜5ミリモルである。また、前記(A)成分と(B)成
分との配合比に関しては、AIl/Zr(モル比)を1
〜15の範囲に設定することによって、さらに好ましい
結果を得ることができる。
本発明におけるエチレンの重合反応は、通常100〜1
30℃の温度において、30〜70kW/crx2・G
の加圧下で行われる。また反応時間は、温度や圧力によ
って左右され一律に決めることができないが、通常10
分ないし60分程度で十分である。
本発明においては、このようにしてエチレンを重合して
得られた反応生成液を、先ず、90℃以上に保持し、続
いて未反応エチレンの回収、触媒の失活および脱灰処理
を行う。
ここにおいて、重合反応終了後の反応生成液を90℃以
上に保持することが必要である。
90 ’C以上であれば特に制限はないが、通常は90
〜150℃、好ましくはZoo−130℃である。過度
に高温にすると製品純度の低下を招くことがあるので好
ましくない。
この重合反応によって副生ずるポリマーの量は反応条件
によって一律ではないが、通常は300−500 p 
pmであり、反応生成液を90℃以上に保持することに
よって溶解し、安定した運転を続行することができる。
なお、重合反応に使用する有機溶媒の種類が異なったと
しても、安定した運転を行うことができる。
本発明においては、次いで処理系を4kg/crt+2
・Gの圧力として塩基性窒素化合物を導入して、触媒の
失活処理に行う。
この際、用いる塩基性窒素化合物としては、例えば、ア
ンモニアまたはメチルアミン、エチルアミン、プロピル
アミン、ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミ
ン、シクロヘキシルアミン、オクチルアミン、デシルア
ミン、アニリン、ベンジルアミン、ナフチルアミン、ジ
メチルアミン、ジエチルアミン、ジブチルアミン、ジフ
ェニルアミン、メチルフェニルアミン トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリフェニルア
ミン、ピリジン、ピコリンなどのアミン類を挙げること
ができる。
本発明においては、この塩基性窒素化合物の使用量を、
重合触媒として用いるチーグラー系触媒の有するハロゲ
ンの含有量に対し、30モル倍以上とすることが必要で
ある。30モル倍以上であれば特に制限はないが、通常
は50〜150モル倍の範囲が好ましい。
そして、この塩基性窒素化合物を溶液として用い、その
溶液の濃度を10重量%以上とすることが必要である。
この溶液の溶媒としては種々のものが用いられるが、水
が最も好ましい。
10重量%未満の濃度の塩基性窒素化合物溶液を用いた
場合、有機ハロゲン化合物の副生量が多くなり、好まし
くない。
この触媒失活処理工程においては、前記の使用量と濃度
の塩基性窒素化合物を使用する限り、他の通常用いられ
る失活剤、例えば、水、アルコール、カルボン酸、フェ
ノール類などを併用しても差し支えない。
このようにして触媒失活処理を行うこきにより有機ハロ
ゲン化合物の副生を可及的に抑制することができる。
従来、通常用いられる失活剤により触媒の失活処理を行
うと、製品であるσーオレフィンにハロゲンが付加し、
有機ハロゲン化合物が比較的多量に副生ずるという欠点
があった。
この副生有機ハロゲン化合物は、製品の純度の低下をも
たらし、製品の品質に重大な支障となっていた。
本発明においては、アンモニアやアミンのような塩基性
窒素化合物を導入することによって、触媒失活時に発生
するハロゲン化水素のa−オレフィンと塩基性窒素化合
物とへの競争反応が生起し、塩基性窒素化合物との反応
が促進されて、σ−オレフィンと反応して副生ずる有機
ハロゲン化合物がほとんど無くなるものと思われ、前記
のような製品純度の低下、製品の品質劣化を回避するこ
とができることとなった。
本発明においては、このように重合反応終了後の反応生
成液を90℃以上の温度に保持したまま、未反応エチレ
ンを回収し、次いで、処理系を3kg/cm2・6以上
の圧力として、特定量の塩基性窒素化合物を特定濃度の
溶液として用い、触媒の失活処理を行う。その後、脱灰
処理を行い、溶媒およびσ−オレフィンを蒸留によって
分離回収する。
回収された未反応エチレンおよび溶媒は重合反応系にリ
サイクルされる。
α−オレフィンはエチレンの重合反応により、炭素数4
以上の各種α−オレフィンの混合物として生成する。こ
の混合生成物は多数形式の蒸留処理によって、所望の各
種a−オレフィンを得ることができ、また、反応条件を
適宜選択することによって、所望の炭素数のα−オレフ
ィンをより多量に取得することもできる。
次に、本発明の好適な1例を添付図面に従って説明する
第2図は、本発明を実施するための工程図の1例であっ
て、反応i!lにおいて得られた、チーグラー系触媒、
溶媒、未反応エチレンおよびσ−才しフィンを含有する
反応生成液は、制御弁2を介して1段目フラッシュ槽3
へ、さらに制御弁5を介して2段目フラッシュ槽6へ供
給される。
なお、1段目フラッシュ後の生成液は90℃以上に保つ
ために2段目フラッシャ−に供給される前に熱交換器4
で加熱される。
これらの7ラツシユ槽において、反応生成液中に溶存し
ている未反応エチレンが回収される。
次に、この反応生成液は、失活機8に送られ、失活剤1
3により触媒が失活される。また回収エチレン中に僅か
に同伴する軽質α−オレフィンはポットlOで回収され
失活機8に送られる。
次に、脱灰機9に送られ、洗浄水14により洗浄後、分
離槽15に送られる。この分離槽15において油層と水
層とに分離され、水層は排水16として系外に廃棄され
ると共に、油層は熱交換器17およびポンプ18を備え
た溶解槽19に送られ、加熱されて、その中のポリマー
が再び完全に溶解されたのち蒸留系に送られ、溶媒およ
びα−オレフィンが分留される。
最後に触媒の失活工程について、第3図にしたがいさら
に説明する。
触媒を含む溶媒をポット24からポンプ27を介して容
量1にの反応器1(撹拌500rpm)に供給する。圧
力制御弁22により反応器1の圧力が一定に維持される
ように原料ガスのエチレンを供給する。
反応器内の液位はレベル制御弁20によって調整しなが
ら、容量11.バックル付きの失活槽25(撹拌70O
rpm、液位500cc)に供給する。
失活槽25にはポンプ28を介してアンモニア水などの
失活剤をタンク26から供給する。失活槽の圧力は圧力
制御弁23により調整し、失活槽内の液位はレベル制御
弁21で調整する。
失活槽25の液相とガス相は、気液分離器29に送って
気液分離する。温度は反応器1と失活槽25に装備して
いるジャケットに、温度制御した熱媒を流通させること
によって制御する。
[実施例] 以下、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳し
く説明する。
〔触媒の調製例〕
500m11の撹拌機付フラスコにアルゴン雰囲気下で
25ミリモルの無水四塩化ジルコニウムと乾燥しt;シ
クロヘキサン250社を導入し、10分間室温で撹拌し
た。
これにトリエチルアルミニウム[(C*Hs)sA1]
を添加し、次いでエチルアルミニウムセスキクロライト
[(C2H5)3A 112c 113]を添加した。
トリエチルアルミニウムとエチルアルミニウムセスキク
ロライドの量は、(Cz Hs ) s A 1 /(
C、H、)、Al12CII、= 3.5 (モル比)
、[(CtHs)xAlzcL3+ (CtHs)xA
Il]/ Z r C114= 7(モル比)になるよ
うにしt;。
全て加え終わったらアルゴン雰囲気下で70℃12時間
加熱、撹拌し、錯体を形成させ触媒液を調製しt;。
〔重合反応例〕
反応は完全混合槽タイプ(内容ff 11)反応器を用
いて連続的に行った。
触媒液は前記触媒液とアルゴン雰囲気下で乾燥しt;シ
クロヘキサンを混合し、四塩化ジルコニウムの濃度を0
.08ミリモル/l−シクロヘキサンに調整し、さらに
チオフェンを四塩化ジルコニウムに対して3倍モルにな
るように添加したものを反応器に一定量(700cc/
時間)供給した。
反応器のレベルは500ccとして滞留時間は溶媒基準
で約43分とした。
反応は120℃,65kg/crt+” ・Gで行い、
500rpmの撹拌回転数とした。
また、高純度のエチレンガスを反応圧力65kg/c!
Iz−Gに維持するように連続的に供給し を二 。
条件と結果を第1表に示す。
(以下余白) 第1表 1)供給シクロヘキサン700ccで生成a−オレフィ
ン量が2259  C282cc)となるので実質滞留
時間は、実施例1〜5および比較例1〜3 重合反応例で得られた反応生成液をシクロヘキサン54
6g/時間(700cc/時間)、α−オレフィン22
5 g/待時間合計量771g/時間で、連続的に失活
槽に供給し、第2表に示す条件で触媒の失活処理を行っ
た。失活槽は700rpmで撹拌した。
このときの装置図を第3図に示す。
失活処理後の生成液は、ろ紙でワックス分をろ別した。
ろ液は2倍量のイオン交換水で2回洗浄し、次いで無水
炭酸カリウムで乾燥した。
このようにして得られた無色透明の反応生成液をガスク
ロマトグラフィーで分析し、製品σ−オレフィンの分布
と純度を求めた。
製品分布は操作上の損失から、C10以上のガスクロマ
トグラフィーの分析結果から5chultz−F10r
y分布より計算により求めた。
となる。
[発明の効果] 本発明によると、チーグラー系触媒を用い、エチレンを
重合してa−オレフィンを製造するに際し、副生するポ
リマーを系外に取り出すことなく、まI;、配管、弁、
熱交換器、ポンプなどの装置の詰まりゃそれに起因する
トラブルのない安定した長時間運転を可能とするa−オ
レフィンの製造方法が提供される。
さらに、触媒失活時における有機ハロゲン化合物の副生
を可及的に抑制することができ、オレフィン系重合体の
七ツマ−や各種高分子重合体のコモノマーとして、また
、可塑剤や界面活性剤などの原料として重要なσ−オレ
フィンの工業的製造方法としてきわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いるチーグラー系触媒のフローチャ
ート図、第2図は本発明を実施するための工程図の1例
、第3図は本発明における触媒の失活旭理を行う装置図
の1例である。 第2図および第3図の符号は、l:反応器、2.5.2
0,21,22,23 、制御弁、3.6:フラッシュ
槽、4,7,11.1 g、27.28 ;ポンプ、8
:失活機、9;脱灰機、10,24;ボット、17;熱
交換器、19;溶解槽、25;失活槽、26:アンモニ
ア水槽を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 チーグラー系触媒の存在下、エチレンを重合してα
    −オレフィンを製造するに当たり、重合反応終了後、反
    応生成液を90℃以上の温度に保持し、次いで、処理系
    を3kg/cm^2・G以上の圧力として、チーグラー
    系触媒の有するハロゲンの含有量に対して30モル倍以
    上の塩基性窒素化合物を、その濃度を10重量%以上の
    溶液として導入し触媒を失活させる工程を含むことを特
    徴とするα−オレフィンの製造方法。
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