JPH03219855A - 高圧処理方法 - Google Patents

高圧処理方法

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JPH03219855A
JPH03219855A JP2013130A JP1313090A JPH03219855A JP H03219855 A JPH03219855 A JP H03219855A JP 2013130 A JP2013130 A JP 2013130A JP 1313090 A JP1313090 A JP 1313090A JP H03219855 A JPH03219855 A JP H03219855A
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JP
Japan
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paper
pressure treatment
pressure
liquid
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP2013130A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Nakagawa
善博 中川
Shinya Ochiai
信哉 落合
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は高圧処理方法に関する。
更に詳しくは、紙を使用した包装体内に充填密封された
内容物を1000気圧以上の液体圧で処理する方法に関
する。
〈従来の技術〉 1000気圧以上の液体圧により、生体系が様々な影響
を受けることは、「食品と加工」Vol、22.NO7
等に指摘されている。
例えば、たんばく質は共有結合を維持したまま、イオン
結合、水素結合、疎水結合等の弱い結合が切断される。
このため、例えば卵白は4000〜6000気圧でゲル
化し、卵黄はより低圧力でゲル化する。
また、細菌類はその種類に応じ、2000〜15000
気圧で数分〜数時間の間に死滅する。この時、加熱殺菌
と異なり、ビタミン類を壊すことなく維持することが可
能である。また加熱殺菌と異なり、熱伝導速度を考慮す
る必要がない。急速に加圧すれば圧力は被処理物の内部
まで均一に急速に加圧され、また減圧する時も急速に減
圧できる。
かかる高圧処理方法により、食品又は袋やチューブ容器
内に収容された食品を殺菌する方法は、特開昭62−6
9969号公報、特開昭63−82667号公報、特開
昭59−210873号公報、特開昭63−17129
7号公報、特開昭64−51040号公報等に記載され
ている。
また、本件出願人の出願に係る平成元年特許願第164
548号、平成元年特許願第164549号等の明細書
及び図面には、トレー等の成形容器に食品を収納し、封
入して高圧処理する方法が記載されている。
一方、紙の両面にプラスチックフィルムやアルミニウム
箔を積層した包装材料を屈曲して、内容物を密封した容
器は従来から良く知られており、安価であること、廃棄
が容易であること、包装材料が扱い易く、屈曲部分に割
れが生しないこと、保形性に優れること等の理由から、
飲料用の容器として広く用いられている。
このような紙製容器に高圧処理を施すと、この高圧によ
って紙が潰れて厚みが減少し、紙質内部に含まれる空気
が押し出される。押し出された空気は紙とプラスチック
フィルム又はアルミニウム箔の間にたまり、容器表面に
不規則な凹凸を形成して外観を損ねる結果となった。
また、空気が紙とプラスチックフィルム又はアルミニウ
ム箔の間にたまることにより、両者の接着強度が低下し
、層間剥離が生しることがある。
更にまた、高圧処理に伴って紙が長さ方向に収縮し、包
装体の変形、体積減少による胴ふくれが生しることもあ
った。
〈発明が解決しようとする課題〉 そこで、本発明は高圧処理によっても外観の劣化、眉間
剥離、容器の収縮や体積減少を生じない紙容器の高圧処
理方法を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 この目的を達成するため、本発明は、ゴム系ラテックス
あるいは樹脂系ラテックスを含浸した紙の片面又は両面
に液体不透過性皮膜を形成して成る包装材料により、内
容物を密封して成る包装体を、1000気圧以上の液体
圧で処理することを特徴とする高圧処理方法を提供する
本発明に係るゴム系ラテックスあるいは樹脂系ラテック
スは、紙白部の空気と置換して、空気を除去するもので
ある。この結果、高圧処理時に紙質から空気が押し出さ
れることがなく、包装体表面の外観を損ねることがない
。また、高圧処理時に押し出される空気が存在しないこ
とから、紙が潰れず、紙の収縮も生じず、変形、体積減
少も生じない。
本発明に係るゴム系ラテックスとしては、スチレン・ブ
タジェンラテックス、アクリロニトリル・ブタジェンラ
テックス、クロロプレンラテックス、メチルメタアクリ
レート・ブタジェンラテックス、ポリウレタンラテック
ス等が使用でき、樹脂系ラテックスとしては、アクリレ
ートラテンクス、[Fビニルラテックス、エチレン・酢
酸ビニルラテックス、塩化ビニルラテックス、塩化ビニ
ルデンラテックス等が使用できる。ラテックスを含浸さ
せた紙を以下、含浸紙という。
含浸紙に用いる紙としては200〜500g/n(の板
紙が屈曲による成形性、容器の形状保持等の点から望ま
しいが、他の紙も使用可能であり、含浸紙として厚みが
0.2〜0.7amの範囲にあればよい。
含浸紙は、その片面又は両面に液体不透過性皮膜を形成
して包装材料とすることが必要である。
高圧処理時に、圧力媒体である液体の含浸紙又は内容物
への浸入を防ぐためである。
好ましくは、含浸紙の両面に液体不透過性皮膜を形成す
る。外側の皮膜は圧力媒体である液体の浸入を防止し、
内側の皮膜は内容物が紙に接触することを防止するため
である。また、包装材料の最内面は、密封時の便のため
熱融着性を有することが望ましい。包装体形状に応じて
、包装材料の最内面と最外面を熱融着することがあるか
ら、この場合には最内面と最外面には同種の皮膜を設け
ることが望ましい。
熱融着可能な液体不透過性皮膜としては、ポリエチレン
、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ア
イオノマー エチレン又はプロピレンとマレイン酸等の
不飽和カルボン酸のランダム又はグラフト共重合体、低
結晶性ポリエステル等がある。
また、熱融着性を持たない液体不透過性皮膜としては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト等の結晶性ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリアミド等のプラスチックフィルム、あ
るいはアルミニウム箔等の金属箔が使用できる。含浸紙
の内面にがかる熱融着性を持たない液体不透過性皮膜を
介して、熱融着可能な皮膜を設けても良い。
包装体は、かかる包装材料を屈曲、熱融着して内容物を
密封して成る。
本発明に係る内容物としては、食品類が好適である。食
品類は、液状、ペースト状、固体状、ゲル状、あるいは
これらの混合物であって良い。液状であっても、too
oo気圧程度の流体圧ではほとんど収縮せず、包装体が
破壊されることはない。
液状食品としては、ジュース、牛乳、豆乳、コーヒー 
ココア、日本酒、しょうゆ、ソース等が例示できる。
包装体は任意の形状で良い。包装体の例は、第2図A及
びBに示されている。第2図Aは直方体(レンガ形)容
器(21)、第211fflBは屋根形容器(22)の
例であり、いずれも周知の容器である。また積層材料を
筒状に丸め、一端を潰してシールし、他端に排出口を設
けたチューブ容器、あるいは厚手の紙を筒状に丸め、両
端に金属製プルトップ蓋と金属製底板を巻締めた円筒形
容器としても良い。いずれの場合も、容器内部には内容
物を充填して、ヘッドスペース(空気の残存する体積)
を内容積の30%以下とすることが望ましい。
ヘッドスペースが内容積の30%を越えると、加圧に伴
なって包装体が損傷し、あるいは破裂することがあるか
らである。ヘッドスペースを窒素や二酸化炭素等の非酸
化性ガスで置換することも可能である。
高圧処理は液体圧で行う。圧力媒である液体は、水、あ
るいはヘキサン等の有機溶剤を使用することができるが
、衛生性、あるいは簡便性の点から、水が好適に用いら
れる。
高圧処理は包装体を液体中に浸漬し、液体に高圧をかけ
ることによって行うことができる。
第1図は、この高圧処理に使用する装置の説明図である
すなわち、第1図において(11)は耐圧容器であり、
円筒状をしており、必要な耐圧性を得るため、加圧処理
層(2)の内径に応じた厚さのステンレススチールで製
造されている。包装体を加圧処理槽(2)に収納し、そ
の後加圧処理槽(2)に圧力を伝える媒体となる液体(
通常は水を使用する)を満たし、蓋(16)を閉じて密
閉する。IE(16)も処理圧力に耐える構造となって
いる。
加圧処理槽(2)下部には加圧用のピストン(12)が
挿入さており、ピストン(12)下部の油圧室(13)
にオイルの導出入路(15)を通して、ポンプによりオ
イルを送人出することによりピストン(12)を上下さ
せる。油圧室(13)の断面積は加圧処理槽(2)の断
面積より大きく作られているため、油圧室(13)の圧
力に比べ、高い圧力を加圧処理槽(2)に加えることが
できる。つまり、油圧室(13)にオイルを導入し、ピ
ストン(12)を上昇させるとき、例えば油圧室(13
)と加圧処理槽(2)の断面積比が10=1であれば油
圧の10倍の圧力が加圧処理槽(2)に加わることにな
る。
通常の処理においては、加圧処理槽(2)の圧力は10
00〜toooo気圧であれば良い。また処理時間は、
目的によって異なるがほとんどの場合、2時間以内であ
る。
さらに温度管理が必要な場合は耐圧容器(11)の外に
設けたジャケット(17)に(14)を示す経路により
、恒温水を循環させることにより一定温度に保持するこ
とができる。
〈実施例1〉 (a)含浸紙。
坪量350 g/nlの紙に、ステンレス・ブタジェン
ラテックスを含浸したもの。
ら)包装材料。
(内面)ポリエチレン/含浸紙/ポリエチレン(外面) (C)包装体。
・25ma+X40国×601の直方体容器(第2図A
)。
内容物は水。
ヘッドスペースは30%。
(d)高圧処理。
第1図の装置を用い、圧力媒体として水を使用し、常温
、4000気圧、10分間の条件で行った。
〈比較例1〉 含浸紙の代わりに、ラテックスを含浸しない祇を用いた
外は実施例1と同様に実験を行った。
〈実施例2〉 (a)含浸紙。
坪量350 g/rrfの紙に、エチレン・酢酸ビニル
ラテックスを含浸したもの。
(b)包装材料。
(内面)ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート/
アルミニウム箔/含浸紙/ポリエチレン(外面)。
(C)包装体。
・25腫×40閣×60閣の直方体容器(第2図A)。
・内容物は水。
・ヘッドスペースは30%。
(d)高圧処理。
実施例1と同じ。
〈比較例2〉 含浸紙の代わりに、ラテックスを含浸しない紙を用いた
外は実施例2と同様に実験を行った。
く結果〉 実施例1及び2では、包装体表面の凹凸、包装体の変形
、胴ふくれはいずれも生しなかった。
比較例1及び2では、包装体表面に微細かつランダムな
凹凸が生じ、柑橘果実の肌触りに似た感触となった。ま
た、部分的に剥離が生じており、わずかな胴ふくれが認
められた。
〈発明の効果〉 以上のように、本発明によれば、外観の劣化、層間剥離
、容器の変形や胴ふくれを生じることなく、紙製包装体
を高圧処理することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は高圧処理装置の説明図、第2図A及びBは包装
体の斜視図。 (2)・・・加圧処理室 (11)・・・耐圧容器 (12)・・・加圧用ピストン 特  許  出  願  人 凸版印刷株式会社 代表者 鈴木和夫 2 第2図へ 第2図B 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゴム系ラテックスあるいは樹脂系ラテックスを含
    浸した紙の片面又は両面に液体不透過性皮膜を形成して
    成る包装材料により、内容物を密封して成る包装体を、
    1000気圧以上の液体圧で処理することを特徴とする
    高圧処理方法。
JP2013130A 1990-01-23 1990-01-23 高圧処理方法 Pending JPH03219855A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006250535A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガスセンサ
JP2017226473A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 大日本印刷株式会社 飲料製品の製造方法

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