JPH03219142A - 多種形状の気泡発生浴槽への敷設防振板構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、多種形状の気泡発生浴槽への敷設防振板構
造に関するものである。

（ロ）従来の技術 従来、浴槽の備付けの構造としては、例えば、特開昭４
８−６８３６０や特開昭５１−７００６９や特開昭５２
−１２５０６５等のように、浴槽の底部や浴室床面等に
工夫をこらし、埋め込み式としたり、備付は作業を簡略
化する構造としており、その目的はもっばら保温効果の
増大をはかりあるいは防水性、耐震性を高めることであ
り、最終的には燃費の節約を行えるようにしている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 従って、特に、気泡発生浴槽のように泡と共に噴流を浴
湯中に噴出するものにおいては、従来の技術の浴槽据え
付は構造をそのまま適用することができない欠点があっ
た。

なぜならば、第１５図に示すように、集合住宅１０１に
設けた気泡発生浴槽１０２は、モータポンプ１０３によ
り高噴出圧の噴流を浴槽内に行うものであるために、高
圧の噴流が浴湯に入る時に大きな騒音を生起し、しかも
、かかる騒音は浴槽自体の共振を生起し、騒音を増幅す
ることになる。

かかる騒音、振動は、集合住宅１０１において、側壁１
０４を介して階下に不快な騒音振動として伝わり、また
深夜での操作は近所に多大な迷惑をかけるおそれがあっ
た。

このように、気泡発生浴槽では、保温や燃費節約等の要
求よりも如何に噴流に伴う騒音からの振動を防止するか
ということが浴槽備付けの構造において要求される。

従来の上記技術では、かかる特殊な騒音振動を生起する
気泡発生浴槽には適用できず、その防振効果を有益に得
ることができない欠点があった。

（ニ）課題を解決するための手段 この発明は、浴槽本体の前後壁及び側壁に設けた噴流ノ
ズルより気泡混じりの浴湯を噴出可能に構成した気泡発
生浴槽において、多種形状の浴槽本体の外底面の四隅部
に敷設できるべく構成した防振板を浴槽本体の下方に敷
設してなると共に、同防振板をセメント系パネルと、そ
の下面に設けたゴム等からなる多数の弾性脚部材とより
構成してなる多種形状の気泡発生浴槽への敷設防振板構
造と、防振板は、４個の分割片にて構成してなる多種形
状の気泡発生浴槽への敷設防振板構造を提供せんとする
ものである。

（ホ）作用・効果 この発明では、所定のモータポンプによって浴槽内の浴
湯を循環させながら、浴槽本体の前後壁及び側壁に設け
た噴流ノズルより気泡混じりの浴湯を噴出することによ
り、噴流圧による人体への指圧効果或いは気泡による超
音波作用によって人体の疲労を解消し、あるいは人体の
汚れを除去することができるものであり、かかる気泡発
生浴槽の作動によって生じる騒音は浴槽本体の振動を生
起し、浴槽本体と建物との直接的な接触個所である浴槽
底部と浴室床面とに振動が伝わらんとする。

ここにおいて、浴槽本体の下方には、防振板が敷設され
ており、しかも同防振板は浴槽本体の四隅部に位置して
配設されているので、浴槽本体に生した振動は、この防
振板のセメント系パネルと弾性脚部材とにより遮断され
ることになり、浴室の床面には伝わらないものである 更には、浴槽本体の種類により、例えば、鋳物にて製作
された浴槽本体では、浴槽本体を支持するべく外底面に
丸型の脚部が四隅に突設されており、またＦＲＰ素材或
いは人工大理石風の素材で製作された浴槽本体では、外
底面に左右二本の突条を突設し、同突条間を補強突縁で
結合した形状としており、かかる浴槽本体の種類にもが
かわらず、外底面の脚部材は突条の四隅部に防振板が位
置するように配設しうるちのである。

このように、防振板は浴槽本体の四隅部を載置できる一
枚或いは多数枚の板状のもので形成できるので、いづれ
の種類の浴槽本体にも兼用でき、据え付けの現場に合わ
せた多種類の防振板を準備する必要がなく、経済的でも
ある。

更には、特に、４分割の防振板とすることにより、浴槽
本体の四隅に簡単に敷設することができ、施工する場合
にも各分別片を床面の土台となるモルタル塗り上に載置
するだけでよく、また段差があっても分割片の下方にレ
ヘル合わせの土台を設けることにより、何ら支障な（浴
槽本体の下方に防振板を敷設することができる。

（へ）実施例 この発明の実施例を図面に基づき詳説すれば次の通りで
ある。

即ち、第１図は気泡発生浴槽Ａの全体図を示しているも
のであり、浴室Ｒ中には、浴槽本体１が設置されており
、同浴槽本体１の前後壁には費用噴流ノズル２、足用噴
流ノズル３がそれぞれ２個づつ設けられており、又側壁
には膝用噴流ノズル４が左右１個ずつ設けられている。

各噴流ノズル２．３．４には浴槽本体１を囲繞した噴流
パイプ５が連通連設されており、同噴流パイプ５はポン
プ部６に接続されている。

また、浴槽本体１の側壁下部には吸水孔７が設けられて
おり、吸水孔７とポンプ部６との吸入側との間には吸水
パイプ８が介設されている。ポンプ部６はモータ９によ
り作動されるように構成されており、かかるポンプ部６
、モータ９の周辺には制御部１０が配設されている。

また、浴槽本体１の縁部１１の所要個所には、空気取り
込み機構を内蔵した操作盤１２が設けられており、同空
気取り込み機構は浴槽本体の外周を囲繞した空気吸入パ
イプ１３に連通連設されており、空気吸入パイプ１３か
らは、更に、各噴流ノズルの一部に空気送りのための技
パイプ１４が延設されており、ポンプからノズルを介し
ての浴湯の噴出に伴うエゼクト効果により、空気がノズ
ルに吸入されるように構成されている。

このように、浴槽本体１は気泡噴流のための機構が設け
られており、特にモータ９はインバータ１５により回転
数の制御が行われてポンプ部６の吐出圧が自由に変えら
れ、制御部１０との組合せにより各種噴流形態の気泡発
生浴槽を提供できるように構成されているものであり、
具体的には、浴槽本体１内に貯留された浴湯はインバー
タ１５により制御されたモータ９によりポンプ部６に吸
水パイプ８を介して吸入され、噴流パイプ５を介して各
噴流ノズル２，３．４より噴出されることにより、浴槽
本体１内とポンプ部６とを循環するように構成されてい
る。

そして、かかる浴湯の噴流に伴い、空気は空気吸入パイ
プ１３よりノズル２に引き込まれて気泡となり、浴湯と
共に浴槽本体１内へ噴出されていくものである。

かかる機能を果たす気泡発生浴槽Ａでは、浴室Ｒ内に！
！買置定されていると共にモータ９、ポンプ部６、制御
部１０等は屋外装置ａとして浴室Ｒ外に設置されている
。従って、浴室Ｒと屋外Ｈとの間に設置された外壁Ｗに
は、浴槽本体１と屋外装置ａとの間に介設した噴流バイ
ブ５及び吸水バイブ８が挿貫されている。

このように構成された気泡発生浴槽Ａの浴槽本体１は、
鋳物で製作される場合とＦＲＰ素材或いは人工大理石風
素材で製作される場合とがある。

鋳物で製作される場合には、外底面１６の四隅部に脚部
ｍを突設しており、またＦＲＰ素材で製作する場合には
、外底面１６の左右に左右突条ｍ゛を突役し、その間に
補強突縁を介在させている。

そして、これらの外底面１６の下方には、防振板Ｍが配
設されるものであり、同防振板Ｍは一枚の場合、２分割
、４分割の場合と種々のものが考えられる。

一枚の場合には、脚部ｍ及び左右突条ｍ′のいづれもが
載置される大きさの方形状に構成されており、２分割、
４分割の場合には、それぞれの分割片が脚部ｍ及び左右
突条ｍ゛を支持できる大きさに分割されている。

防振板Ｍは、セメント系パネルト１の下面に一体にゴム
等からなる複数の弾性脚部材ト２を設けて構成したもの
である。

セメント系パネルト１は、例えば、コンクリートパネル
や繊維強化セメントパネル等があげられ、気泡発生浴槽
Ａの重量や振動に耐えられる圧縮強度を保持しているも
のであり、モルタルとの固着性を良好にし、浴槽本体１
の脚部ｍを強固に固定でき、しかも、排水による腐食を
防止し、また重量による変形も少なく、荷重を均一に分
散できるようにしている。

その組成は、セメ７１００重量部に対して、砂等の骨材
を１００乃至１５０重量部、更にゴム等からなる弾性粒
３０重量部、水５０重量部等を混練して構成している。

弾性脚部材ト２は浴槽本体１の微振動及び横揺れ振動を
前記のセメント系パネルト１を介して吸収するものであ
り、例えば天然生ゴム、ブチルゴム、ＥＰＴ、ＳＢＲ等
を主成分とするゴム系弾性体を使用でき、ゴム硬度４０
乃至６０度を使用する。

その形状は第７図に示すように、略正方形のセメント系
バネルト１の下面に細帯状の弾性脚部材ト２を放射状に
多数固設したり、或いは円盤状の弾性脚部材ト２をセメ
ント系パネルト１の下面に・一定間隔で基盤の目状に設
けたり、或いは帯状と円盤状の各弾性脚部材ト２を適当
に組み合わせて設けたり、その他種々の構成の仕方が考
えられる。

また、セメント系パネルＭ−１には所要の溝或いは孔が
設けられており、かかる溝或いは孔は上面に向かって開
口した形状に構成している。

以上のように構成された防振板阿は、第８図〜第１１図
に示すように、浴槽本体１の脚部ｍの下方に敷設されて
、浴室Ｒの床面ｒ上に気泡発生浴槽Ａを配設することが
できるようにしている。

即ち、防振板Ｍは脚部ｍの幅員Ｗよりもやや広めの略方
形状に構成されて各脚部ｍの各端部に位置するように床
面ｒ上に敷設され、その上に浴槽本体１を載置し、脚部
ｍの両端部を防振板Ｍが支持する状態とすることにより
、浴槽本体１の据え付けが完了するようにしている。

また、防振板Ｍの上面、例えば、セメント系パ茅ルＭ−
１の両面には必要に応じて脚部ｍの幅員が嵌まるだけの
凹部を設けておくことも可能であり、このように構成す
ることによって、浴槽本体１の載置安定化を計ることが
可能となる共に、浴槽本体１の備付は作業が容易となる
。

また必要によっては、防振板Ｍと脚部ｍとの間或いはそ
のコーナ一部分にモルタル等を介設することにより脚部
ｍと防振板Ｍとの固着を強固にすることができる。

以上のように、防振板Ｍは、−枚の大きさ（第１０．１
１図参照）或いは、多数の分割片に分割されており、鋳
物の浴槽本体ｌでも、ＦＲＰ素材の浴槽本体１でも使用
できるように構成されている。

そして、例えば、第３．４図に示す様に４分割片にて使
用する場合につき説明すると、各分割片Ｍ−ａ　、　Ｍ
−ｂ　、　Ｍ−ｃ　、　Ｍ−ｄは鋳物の浴槽本体１の脚
部ｍの下、或いは、ＦＲＰ素材の浴槽本体１の左右突条
ｍ゛の端部下方に敷設される。

各分割片Ｍ−ａ、Ｍ−ｂ、Ｍ−ｃ、Ｍ−ｄは、鋳物の浴
槽本体ｌに使用する場合には、第５図に示すように、中
央に孔ト３を形成して開孔ト３中に脚部ｍを挿入するこ
とにより、分割片を脚部ｍ下方に敷設するものであり、
またＦＲＰ素材の浴槽本体１に使用する場合には、第６
図に示すように、中央に一部切欠の溝肩゛−３を形成し
、間溝Ｍ″−３中に、左右突条１の端部を嵌入し、分割
片を突条ｍ゛下方敷設するものである。

なお、第８．９．１２．１３図は、２分割片とした場合
の説明図を示している。

このように、分割片とした場合には、搬送に便利であり
、しかもいづれのタイプの浴槽本体にも使用できること
になり、現場での敷設作業をより簡便にする。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明構造の気泡発生浴槽の斜視図、第２図
は、同要部の断面側面図、第３図は、４分割の防振板を
使用した浴槽本体の底面を示す説明図、第４図は、同地
の例を示す説明図、第５図、第６図は、防振板の斜視図
、第７図は、同底面図、第８図は、２分割の防振板を使
用した浴槽本体の底面を示す説明図、第９図は、同地の
例を示す説明図、第１０図は、−枚の防振板を使用した
浴槽本体の底面を示す説明図、第１１図は、同地の例を
示す説明図、第１２図、第１３図は、２分割の防振板の
斜視図、第１４図は、全体側面図、第１！５図は、集合
住宅における気泡発生浴槽からの振動を示す説明図。 図面中、 Ａ：気泡発生浴槽 Ｒ：浴室 Ｗ：外壁 １：浴槽本体 ａ：屋外装置 Ｈ：屋外 ２：費用噴流ノズル ３：足用噴流ノズル ５：噴流パイプ ７：吸水孔 ９：モータ １１：縁部 １３：空気吸入パイプ １５：インバータ ｍ：脚部 Ｍ：防振板 ト２二弾性脚部材 Ｗ：幅員 ４：膝用噴流ノズル ６：ポンプ部 ８：吸水パイプ １０：制御部 １２：操作盤 １４：枝パイプ １６：外底面 ｒ：床面 Ｍ−１：パネル ト３：孔 ｍｌ：突条

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、浴槽本体の前後壁及び側壁に設けた噴流ノズルより
   気泡混じりの浴湯を噴出可能に構成した気泡発生浴槽に
   おいて、多種形状の浴槽本体の外底面の四隅部に敷設で
   きるべく構成した防振板を浴槽本体の下方に敷設してな
   ると共に、同防振板をセメント系パネルと、その下面に
   設けたゴム等からなる多数の弾性脚部材とより構成して
   なる多種形状の気泡発生浴槽への敷設防振板構造。 ２、防振板は、４個の分割片にて構成してなる特許請求
   の範囲第１項記載の多種形状の気泡発生浴槽への敷設防
   振板構造。