JPH03218429A - 密封容器内の真空度検査方法 - Google Patents

密封容器内の真空度検査方法

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JPH03218429A
JPH03218429A JP30175790A JP30175790A JPH03218429A JP H03218429 A JPH03218429 A JP H03218429A JP 30175790 A JP30175790 A JP 30175790A JP 30175790 A JP30175790 A JP 30175790A JP H03218429 A JPH03218429 A JP H03218429A
Authority
JP
Japan
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container
vacuum
cap
degree
state
Prior art date
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Pending
Application number
JP30175790A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Kuroda
良一 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamamura Glass KK
Original Assignee
Yamamura Glass KK
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Publication date
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Publication of JPH03218429A publication Critical patent/JPH03218429A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、密封容器内の真空度検査方法に関す〔従来の
技術〕 例えばびん詰め食品やびん入り飲料は、密封した容器内
に所定の真空度(例えば−300■Hg程度)で収容さ
れている.これは、容器内のへンドスペース部分に酸素
が残存していると、内容物の保存性に悪影響が及ぼされ
るところから、それらの内容物を容器内に高温で充填し
たり、前記ヘッドスペース部分を蒸気で置換した後キャ
ッピングするなどして容器内が所定の真空度になるよう
にしているのである. ところで、このような容器においては、容器内部が所定
の真空度になると、容器の口部に被着されるキャップは
、その外面側に作用する圧力が内面側に作用する圧力よ
りも大きいので、差圧分に応じてその中央部が内面側に
やや突出して外面側がやや凹んだ凹面状態となる.そし
て、内部が所定の真空度にされた密封状態の容器におい
ては、容器やキャップあるいはこれらの間に介装される
シール部材に不具合があると、容器の密封状態が破れて
真空モレが生し、容器内の真空度が低下して所定の真空
度を維持できなくなる。このように容器に真空モレが生
した商品は所謂不良品として除去する必要がある。
そして、密封状態の容器の口部に被看されているキャッ
プは、容器内が所定の真空度を維持している限り、その
中央が内面側に落ち込んで所定の凹面状態を維持してい
るが、容器に真空モレが生した場合には、容器内外の差
圧が小さくなり、これによって落ち込み量が小さくなっ
て凹面の度合いが小さくなり、ときによっては殆ど平板
に近い状態ないしは凸状のキャップの打栓前の初期状態
になる. このように、容器内部の真空度の低下によってキャップ
の凹面状態が変化することを利用して、容器内の真空度
を検査する手法の一つに光学的検査方法があり、従来よ
り広く用いられている.すなわち、この光学的検査方法
は、レーザ光をキャップの外面に複数箇所照射してキャ
ップの凹面における落ち込み量を測定し、この測定され
た値と基準値とを比較して、例えば測定値が基準値以下
であれば容器内部の真空實が低下しているものと判断す
るのである。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記キャップがアルミニウムのような材
料よりなる場合、容器内の真空度によってキャノプが望
性変形を起こしやすく、特にレトルト殺菌を行う製品の
場合、殺菌時の高温下での容器内圧力上昇や、冷却時の
カウンターブレノシャー(容器内圧力上昇によるキャッ
プの密封性劣化を防止する為に殺菌室内に付与される圧
力)のかけ過ぎによりアルミニウムの永久変形を起こす
ことがある。このような場合、容器の密封状態が破れて
真空モレが生じて容器内の真空度が低下しても、当初の
凹面状態を維持し外見的に良品と区別できないことがあ
る。このような容器を上述の光学的検査方法によって検
査した場合、これを良品として判断してしまい、検査ミ
スが生ずる。つまり、従来の光学的検査方法だけでは、
似而非良品を正確に判別することができないことがあっ
た。
本発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その
目的とするところは、真空度検査をよりfiflNに行
わせるための密封容器内の真空度検査方法(以下、単に
検査方法と云う)を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本願の検査方法は、内部が
所定の真空度になるように密封された容器の口部に外面
側が凹んだ状態で被着されているキャップに対してその
外面側から被覆部材を密着させることによって前記キャ
ップと被覆部材とによって囲まれた密閉状態のチャンバ
ーを形成し、このチャンバー内を、前記被覆部材に形成
した吸引孔を介して真空引きし、前記キャップの凹み状
態を検出するようにした点に特徴がある。
そしてチャンバー内の真空引き及び前記キャップの凹み
状態の検出を行うには次の二つが考えられる. 一つは、前記チャンバー内を所定の真空度よりやや低い
真空度になるように真空引きし、キャノプの凹み状態が
変化するかどうかを検出する方法であり、もう一つは、
キャノプの凹み状態の変化を検出するまで真空引きを行
い、そのときのチャンバー内の負圧を測定する方法であ
る。
(作用〕 上記特徴的構成よりなる本発明方法によれば、キャノプ
と被覆部材とによって囲まれた密閉状態のチャンバー内
を、容器内の所定の真空度よりやや低い真空度になるよ
うに真空引きした場合、容器に真空モレが生じてないと
きは、チャンバー内の真空度が容器内の真空度よりも低
いため、キャップの凹面状態に大きな変化が生ずること
はないが、容器に真空モレが生じているにも拘わらず、
永久変形のためにキャノプが外見上当初の凹面状態を維
持している容器においては、そのヘッドスペース部分に
空気が侵入して容器内の真空度が低下しているため、容
器内外圧の差が逆転し容器内の圧の方が高くなる為、前
記真空引きによってキャノブは、その凹面の度合いが小
さ《なる、ないしは凸状になるように変形する。従って
、前記キャ7フ(7)凹み状態を検出することによって
、容易に前者は良品として判定され、後者は不良品と判
定され、正確に真空度検査を行うことができる。
又、キャノブの凹み状態の変化を検出するまで真空引き
を行い、キャノプの凹面が変形したときのチャンバー内
の圧力を測定する場合も、それによって容器内の真空度
を知ることができ、正確な真空度検査を行うことができ
る。
〔寞施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図において、1は例えばガラス製の容器で、その内
部には内容物2が収容されている。3は容器1の口部4
に被着され、容器内部を密封するためのキャップで、例
えばアルミニウムよりなる。
5はキャップ3の内面側に設けられる適宜のシール部材
である.6はヘノドスペース部分である。
そして、容器1はその内部が所定の真空度、例えば−3
00■Hg程度とした状態で、内容物を充填、密封され
ている。従って、この状態ではキャノブ3は外面側が凹
んだ凹面状態となっている。
7はキャップ3に対してその外面側から密着するように
当接し、キャップ3との間に密閉状態のチャンハ−8を
形成する被覆部材で、適宜のプラスチノクよりなる.こ
の被覆部材7はその下面側(キャップ3との当接面側)
はフラットに形成してあり、特に、キャップ3の上面部
周縁と当接する部分には、適宜の弾性とシール性を有す
る部材よりなる密閉部9が形成してある。また、被覆部
材7には下面側に開口した吸引孔10が形成してあって
、この吸引孔lOは適宜の配管(図外)によって吸引ポ
ンプ(図外)に接続してある. 而して、上記装置によって検査を行うには、内部が所定
の真空度になるように密封された容器lの口部4に被看
されているキャップ3に対してその外面側から被覆部材
7を密着させることによってキャップ3と被覆部材7と
によって囲まれた密閉状態のチャンバー8を形成する.
そして、その状態でチャンバー8内を、容器1内の真空
度よりやや低い真空度、例えば製品の真空度の規格値が
400mHg 〜− 200mHgの場合、 230n
v+Hg程度になるように真空引きするのである。
このようにしてチャンバー8内を真空引きした場合、容
器lに真空モレが生してないときは、チャンハ−8内の
真空度が容器1内の真空度よりも低いため、第2図(A
)に示すように、キャップ3の凹面状態に大きな変化が
生ずることはないが、容器1に真空モレが生しているに
も拘わらず、塑性変形のためにキャノブ3が外見上当初
の凹面状態を維持している容器1においては、ヘノドス
ペース部分6に空気11が侵入して容器1内の真空度が
低下しているため、前記真空引きによってキャノブ3は
、第2図(B)に示すように、その凹面の度合いが小さ
くなるように変形する. 従って、これらの容器lのキャップの凹み状態をたとえ
ば光学的検出手段(図外)によって検出した場合、第2
図(A)に示す容器lは良品として判定され、第2図(
B)に示す容器lは不良品と判定され、正確に真空度検
査を行うことができる。
前記キャップの凹み状態を検出する手段としては、前記
した光学的なもののほかに、近接スイノチ、シリンダ式
のタンチセンサー、変位計等、種々のものを単独又は複
数組み合わせて用いることができる. 次に、キャップの凹み状態の変化を検出するまで真空引
きを行い、そのときのチャンバー内の負圧を測定する場
合の実施例を第3図に基づいて説明する. 第3図において、12は被覆部材7の下面のほぼ中央に
設けられた近接スイッチで、キャップ3の最も凹んだ部
分(通常はキャップ3の中心)3Aに対応するように設
けられている。13は近接スイッチl2を中心として被
覆部材7の下面に設けられる複数の孔で、これらの孔1
3は吸引孔IOに連通している. 尚、前記実施例と同一の構成部材には同一の番号を付し
てその説明を省略する.そして、この装置によって検査
を行うには、前記実施例と同様、キャップ3に対してそ
の外面側から被覆部材7を密着させることによってキャ
ップ3と被覆部材7とによって囲まれた密閉状態のチャ
ンバー8を形成する.そして、その状態でチャンバー8
内を真空引きし、キャップ3の凹み状態が変化(たとえ
ば凹から凸状に変化)するときのチャンバー8内の負圧
を測定し、それによって容器l内の真空度を知ることが
できる. 本発明者の実験によれば、キャップ3の凹み状態が変化
するときの容器外負圧(チャンバー8内の負圧)と容器
内真空度(後で破壊試験により測定したもの)との関係
は、第4図に示す通りであり、両者間には高い相関性が
あり、この方法によって容器1内の真空度を正確に知り
うろことが明らかである. 尚、この装置において、チャンバー8内の負圧値を徐々
に上げていき、検出器から信号が得られた時点の負圧値
から検量線により容器内真空度を読むことで、非破壊測
定器としても使用できる.なお、上記各実施例において
、被覆部材7は適宜の昇降装置によって上下動または左
右方向の変位が自在なようにしてある. 4. 【発明の効果〕 以上説明したように、本発明方法によれば、前記密閉状
態のチャンバー内を真空引きして外圧を減し、キャップ
の凹み状態を検出するので、容器の内圧以外の要因によ
るキャップの変形、キャノブ成形上のばらつき等の諸々
のノイズの影響をうけることなく容器内の真空度検査を
正確に行うことができる.
【図面の簡単な説明】
第1、2図は本発明の第1実施例を示し、第1図は要部
断面図、第2図はチャンバー内の真空引きを行った後の
容器内およびキャップの状態を示す図で、同図(A)は
容器が真空モレしていないときの図、同1m(B)は容
器が真空モレしているときの図である。 第3図は本発明の第2実施例を示す要部断面図、第4図
は容器内真空度と容器外負圧との関係を示すグラフであ
る。 1・・・容器、3・・・キャップ、4・・・口部、7・
・・被覆部材、8・・・チャンバー、10・・・吸引孔
、12・・・近接スイッチ. 出 順 人 山村硝子株式会社 代 理 人

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部が所定の真空度になるように密封された容器
    の口部に外面側が凹んだ状態で被着されているキャップ
    に対してその外面側から被覆部材を密着させることによ
    って前記キャップと被覆部材とによって囲まれた密閉状
    態のチャンバーを形成し、このチャンバー内を、前記被
    覆部材に形成した吸引孔を介して真空引きし、前記キャ
    ップの凹み状態を検出するようにしたことを特徴とする
    密封容器内の真空度検査方法。
  2. (2)前記キャップの凹み状態を検出する手段として、
    前記被覆部材の下面に取り付けた近接スイッチを用いる
    ことを特徴とする請求項(1)に記載の密封容器内の真
    空度検査方法。
JP30175790A 1989-11-07 1990-11-06 密封容器内の真空度検査方法 Pending JPH03218429A (ja)

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JP1-289100 1989-11-07
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06500338A (ja) * 1991-03-19 1994-01-13 ブーシャラ エス.アー. 新規なフルオロキノロンと、その製造方法と、それを含む医薬組成物
CN110220648A (zh) * 2019-06-19 2019-09-10 上海普丽盛包装股份有限公司 一种新型罐口密封性能检测方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06500338A (ja) * 1991-03-19 1994-01-13 ブーシャラ エス.アー. 新規なフルオロキノロンと、その製造方法と、それを含む医薬組成物
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