JPH0321834A - 耐火物侵食位置計測装置 - Google Patents
耐火物侵食位置計測装置Info
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- JPH0321834A JPH0321834A JP15559489A JP15559489A JPH0321834A JP H0321834 A JPH0321834 A JP H0321834A JP 15559489 A JP15559489 A JP 15559489A JP 15559489 A JP15559489 A JP 15559489A JP H0321834 A JPH0321834 A JP H0321834A
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Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、燃焼炉,反応炉などの高温炉や、高温溶融物
を運搬・収容する耐火物容器(溶銑鍋,溶鋼鍋,転炉,
混銑車等)や、高温溶融物の樋(製鉄業の高炉主樋,溶
銑樋等)、あるいは、各種窯業分野(ガラス,セメント
等)の連続式溶融炉などにおける内張耐火物の広域温度
計測,侵食監視に用いられる耐火物侵食位置計測装置に
関する。
を運搬・収容する耐火物容器(溶銑鍋,溶鋼鍋,転炉,
混銑車等)や、高温溶融物の樋(製鉄業の高炉主樋,溶
銑樋等)、あるいは、各種窯業分野(ガラス,セメント
等)の連続式溶融炉などにおける内張耐火物の広域温度
計測,侵食監視に用いられる耐火物侵食位置計測装置に
関する。
[従来の技術]
このような高温炉,耐火物容器,樋等の内張耐火物の温
度状況を正確,迅速に検知することは、炉等の安全操業
や製品の品質管理の上から極めて重要なポイントである
。このため、従来より,耐火物の温度,侵食状況を監視
するために各種の侵食監視装置が提案されている。
度状況を正確,迅速に検知することは、炉等の安全操業
や製品の品質管理の上から極めて重要なポイントである
。このため、従来より,耐火物の温度,侵食状況を監視
するために各種の侵食監視装置が提案されている。
■特開昭53−122608号公報に記載された溶銑樋
監視方法では、溶銑樋でその樋材の損耗の激しい個所(
樋材継目,溶銑面レベル)に、温度変化を電気抵抗変化
として検出しうるセンサを設置している.このセンサに
は、常時、定電流を流し、センサから取り出される抵抗
を計測する.湯もれや樋材の損耗があると、樋外壁部分
の温度が上昇し、これによりセンサの電気抵抗も変化す
る。この変化を検知することで,湯もれや樋侵食損耗に
よる事故が未然に防止される。
監視方法では、溶銑樋でその樋材の損耗の激しい個所(
樋材継目,溶銑面レベル)に、温度変化を電気抵抗変化
として検出しうるセンサを設置している.このセンサに
は、常時、定電流を流し、センサから取り出される抵抗
を計測する.湯もれや樋材の損耗があると、樋外壁部分
の温度が上昇し、これによりセンサの電気抵抗も変化す
る。この変化を検知することで,湯もれや樋侵食損耗に
よる事故が未然に防止される。
■実公昭5 7−4 6 3 5 5号公報に記載され
た溶銑樋監視装置では、溶銑樋の侵食や亀裂の生じやす
い部位の樋材中に、センサが埋設されている。
た溶銑樋監視装置では、溶銑樋の侵食や亀裂の生じやす
い部位の樋材中に、センサが埋設されている。
このセンサは、筒状の導体と、その中心を貫き且つ導体
内に充填された絶縁物にて保持された線状の導体とから
構成されている。そして、溶銑樋の耐火物に侵食,亀裂
等の損傷が発生すると、上記センサが溶銑に触れ、セン
サ内の絶縁物が溶損し、筒状の導体と線状の導体とが導
通状態になる。この導通状態を電気的に検知することに
より、湯もれ等による事故を防止できる。
内に充填された絶縁物にて保持された線状の導体とから
構成されている。そして、溶銑樋の耐火物に侵食,亀裂
等の損傷が発生すると、上記センサが溶銑に触れ、セン
サ内の絶縁物が溶損し、筒状の導体と線状の導体とが導
通状態になる。この導通状態を電気的に検知することに
より、湯もれ等による事故を防止できる。
[発明が解決しようとする課題コ
しかしながら、上述した従来の各種の侵食監視手段では
、それぞれ下記のような課題がある。
、それぞれ下記のような課題がある。
前記項目■の監視方法では、異常侵食を検知するために
は、1200〜1500℃程度での抵抗変化を検出しな
ければならないが、この温度範囲では導体の抵抗変化は
少なく検出が困難である。
は、1200〜1500℃程度での抵抗変化を検出しな
ければならないが、この温度範囲では導体の抵抗変化は
少なく検出が困難である。
また、広い範囲で侵食を監視する場合、侵食位置の特定
を行なえない. 前記項目■の監視装置では、センサの溶損により侵食を
検知するため、センサの再利用や連続使用ができないほ
か、センサが溶損するまで侵食に対する情報が得られな
い。また、項目のと同様に,広い範囲で侵食を監視する
場合、侵食位置の特定を行なえない。
を行なえない. 前記項目■の監視装置では、センサの溶損により侵食を
検知するため、センサの再利用や連続使用ができないほ
か、センサが溶損するまで侵食に対する情報が得られな
い。また、項目のと同様に,広い範囲で侵食を監視する
場合、侵食位置の特定を行なえない。
本発明は、上述のような課題を解消するためになされた
もので、広範囲の連続的検知や侵食位置の特定を可能に
するとともに、再利用,連続使用や、センサの破損等の
検知もできる、コンパクトで安価な耐火物侵食位置計測
装置を得ることを目的とする. [課題を解決するための手段] 上記目的を達或するために、本発明の耐火物侵食位置計
測装置は、 ■一定間隔をあけて個々に独立配設された複数の金属体
と、これら金属体の相互間に充填され高温状態になると
絶縁抵抗の低下する絶縁物とからなるセンサを、耐火物
の監視範囲に沿ってそなえるとともに、 (■前記センサにおける前記の各金属体の相互間の絶縁
抵抗を測定する抵抗測定手段と、 ■該抵抗測定手段からの測定結果に基づき前記耐火物の
侵食量およびその侵食発生位置を判定する判定手段と、 ■前記耐火物の監視範囲に亘り連続して前記センサ内に
配設されるセンサ異常検知用金属体と、■該センサ異常
検知用金属体の両端間の抵抗に基づき前記センサの異常
を検知するセンサ異常検知手段とをそなえたことを特徴
としている。
もので、広範囲の連続的検知や侵食位置の特定を可能に
するとともに、再利用,連続使用や、センサの破損等の
検知もできる、コンパクトで安価な耐火物侵食位置計測
装置を得ることを目的とする. [課題を解決するための手段] 上記目的を達或するために、本発明の耐火物侵食位置計
測装置は、 ■一定間隔をあけて個々に独立配設された複数の金属体
と、これら金属体の相互間に充填され高温状態になると
絶縁抵抗の低下する絶縁物とからなるセンサを、耐火物
の監視範囲に沿ってそなえるとともに、 (■前記センサにおける前記の各金属体の相互間の絶縁
抵抗を測定する抵抗測定手段と、 ■該抵抗測定手段からの測定結果に基づき前記耐火物の
侵食量およびその侵食発生位置を判定する判定手段と、 ■前記耐火物の監視範囲に亘り連続して前記センサ内に
配設されるセンサ異常検知用金属体と、■該センサ異常
検知用金属体の両端間の抵抗に基づき前記センサの異常
を検知するセンサ異常検知手段とをそなえたことを特徴
としている。
[作 用]
上述した本発明の耐火物侵食位置計測装置では、耐火物
の侵食状況が、センサ白体の溶損ではなく、侵食により
高温になることに起因する絶縁物の絶縁抵抗変化(シャ
ント抵抗の発生)により検知される。つまり、抵抗測定
手段により,複数の金属体の相互間の絶縁抵抗が測定さ
れ、その測定結果に基づき、判定手段において、絶縁抵
抗の変化から侵食量が求められるとともに、どの金属体
間で抵抗変化が生じたかを判定することにより、侵食発
生位置を特定することができる。
の侵食状況が、センサ白体の溶損ではなく、侵食により
高温になることに起因する絶縁物の絶縁抵抗変化(シャ
ント抵抗の発生)により検知される。つまり、抵抗測定
手段により,複数の金属体の相互間の絶縁抵抗が測定さ
れ、その測定結果に基づき、判定手段において、絶縁抵
抗の変化から侵食量が求められるとともに、どの金属体
間で抵抗変化が生じたかを判定することにより、侵食発
生位置を特定することができる。
また、耐火物の監視範囲に亘り連続して配設されたセン
サ異常検知用金属体の両端間の抵抗は、通常、センサ白
体に異常がなければ低い値となっている.一方、例えば
熱応力等によりセンサ内のいずれかの個所で断線が発生
したとすると、センサ異常検知用金属体でも耐火物の監
視範囲内の対応する個所で断線が発生することになる。
サ異常検知用金属体の両端間の抵抗は、通常、センサ白
体に異常がなければ低い値となっている.一方、例えば
熱応力等によりセンサ内のいずれかの個所で断線が発生
したとすると、センサ異常検知用金属体でも耐火物の監
視範囲内の対応する個所で断線が発生することになる。
このとき、センサ異常検知用金属体の両端間は導通しな
くなるので、その抵抗はほぼ無限大になる。従って、セ
ンサ異常検知用金属体の両端間の抵抗をセンサ異常検知
手段にて監視することにより、センサにおける断線等の
異常を検知することができる。
くなるので、その抵抗はほぼ無限大になる。従って、セ
ンサ異常検知用金属体の両端間の抵抗をセンサ異常検知
手段にて監視することにより、センサにおける断線等の
異常を検知することができる。
[発明の実施例]
以下、図面により本発明の一実施例としての耐火物侵食
位置計測装置について説明すると、第1図はその全体構
或図、第2図(a)はそのセンサを示す縦展開断面図、
第2図(.b)は第2図(a)の■b−nb断面図であ
る。
位置計測装置について説明すると、第1図はその全体構
或図、第2図(a)はそのセンサを示す縦展開断面図、
第2図(.b)は第2図(a)の■b−nb断面図であ
る。
第1図および第2図(a),(b)に示すように,本実
施例では、一定間隔をあけて平行に対向配設された一対
の導線(金属体;例えばカンタル線,クロメル線,イン
コネル線等)1−1〜1−6が、同芯円状に3組そなえ
られている。ここで、導線1−1と1−2、1−3と1
−4.1−5とl−6が対になっており、各組ごとの導
,[1−1〜1−6が、それぞれ耐火物9の監視範囲内
においてずらして個々に独立配設されている。本実施例
では、導線1−1.1−2が最も長く、ついで導線1−
3.1−4、導線1−5.1−6が最も短くなっている
.これらの導線1−1〜1−6はすべて保護管(例えば
SUS,インコネル,カンタル等)2内に収納され、こ
の保護管2内において、各導線1−1〜1−6相互間に
は、高温状態になると絶縁抵抗の低下する絶縁物(絶縁
耐火物)3が充填されている。そして、導線1−1〜1
−6,保護管2および絶縁物3からセンサSが構威され
、このセンサSが、耐火物9の監視範囲に沿ってそなえ
られる。
施例では、一定間隔をあけて平行に対向配設された一対
の導線(金属体;例えばカンタル線,クロメル線,イン
コネル線等)1−1〜1−6が、同芯円状に3組そなえ
られている。ここで、導線1−1と1−2、1−3と1
−4.1−5とl−6が対になっており、各組ごとの導
,[1−1〜1−6が、それぞれ耐火物9の監視範囲内
においてずらして個々に独立配設されている。本実施例
では、導線1−1.1−2が最も長く、ついで導線1−
3.1−4、導線1−5.1−6が最も短くなっている
.これらの導線1−1〜1−6はすべて保護管(例えば
SUS,インコネル,カンタル等)2内に収納され、こ
の保護管2内において、各導線1−1〜1−6相互間に
は、高温状態になると絶縁抵抗の低下する絶縁物(絶縁
耐火物)3が充填されている。そして、導線1−1〜1
−6,保護管2および絶縁物3からセンサSが構威され
、このセンサSが、耐火物9の監視範囲に沿ってそなえ
られる。
ここで、センサSを構戊する絶縁物3は、第3図に示す
ように、高温状態になると絶縁抵抗の低下する(シャン
ト抵抗が生じる)もので、高低の温度変化を繰り返し受
けても常に同一の特性を示す物質にて構成される.この
ような絶縁物3としては,例えば、特に高温領域(1
3 0 0℃)にて有効な高純度のMgO(純度99.
8%)、あるいはアルミナなどが用いられる.なお,第
3図には.センサS外径3.0mm、金属線1,2径Q
. 5 mm、絶縁物4としてMgOを用い、均熱〜
300mmの電気炉を使用して行なった実験結果が示さ
れている。
ように、高温状態になると絶縁抵抗の低下する(シャン
ト抵抗が生じる)もので、高低の温度変化を繰り返し受
けても常に同一の特性を示す物質にて構成される.この
ような絶縁物3としては,例えば、特に高温領域(1
3 0 0℃)にて有効な高純度のMgO(純度99.
8%)、あるいはアルミナなどが用いられる.なお,第
3図には.センサS外径3.0mm、金属線1,2径Q
. 5 mm、絶縁物4としてMgOを用い、均熱〜
300mmの電気炉を使用して行なった実験結果が示さ
れている。
この第3図から明らかなように、MgOの場合、100
0℃以上の高温になるとログスケールで絶縁抵抗の減少
が発生する。
0℃以上の高温になるとログスケールで絶縁抵抗の減少
が発生する。
また、本実施例では,センサS内には、導線1−1.1
−2と同じ長さの導線1−7が、導線エー1と平行に保
護管2のほぼ中心線上に配設され、?線1−1と1−7
との先端同士が接点IAにて接続されている。これらの
導線1−1および■−7により、耐火物9の監視範囲に
亘り連続してセンサS内に配設されるセンサ異常検知用
金属体が構成されている。
−2と同じ長さの導線1−7が、導線エー1と平行に保
護管2のほぼ中心線上に配設され、?線1−1と1−7
との先端同士が接点IAにて接続されている。これらの
導線1−1および■−7により、耐火物9の監視範囲に
亘り連続してセンサS内に配設されるセンサ異常検知用
金属体が構成されている。
さらに、図中、4はそれぞれ導線1−1−1−7に接続
されたリード線であり、各リード線4を介して,センサ
Sが後述する検出回路系(符号5,7参照)に接続され
ている。
されたリード線であり、各リード線4を介して,センサ
Sが後述する検出回路系(符号5,7参照)に接続され
ている。
そして、5はリード線4を介し対になっている各導線1
−1〜1−6間の各絶縁抵抗R12, R,。
−1〜1−6間の各絶縁抵抗R12, R,。
R,Gを測定する絶縁抵抗測定装置(抵抗測定手段)、
6は絶縁抵抗測定装置5からの絶縁抵抗Ri2jR,。
6は絶縁抵抗測定装置5からの絶縁抵抗Ri2jR,。
R■に基づいて耐火物9の侵食量とその侵食発生個所と
を判定する耐火物侵食量・侵食位置検出装置(判定手段
)、7はセンサ異常検知用金属体を構戒する導線1−1
および1−7の両端間の抵抗R■7を測定しその結果に
基づきセンサSの断線等の異常を検知する断線検出装置
(センサ異常検知手段)、8は断線検出装置8によりセ
ンサS?おける断線が検出された場合にその異常をオペ
レータ等に知らしめるためのセンサ異常警報器である. なお、第1図において、符号9aは耐火物9の初期耐火
物面、9bは耐火物8の実稼動面.9cは耐火物9にお
ける侵食部である。
を判定する耐火物侵食量・侵食位置検出装置(判定手段
)、7はセンサ異常検知用金属体を構戒する導線1−1
および1−7の両端間の抵抗R■7を測定しその結果に
基づきセンサSの断線等の異常を検知する断線検出装置
(センサ異常検知手段)、8は断線検出装置8によりセ
ンサS?おける断線が検出された場合にその異常をオペ
レータ等に知らしめるためのセンサ異常警報器である. なお、第1図において、符号9aは耐火物9の初期耐火
物面、9bは耐火物8の実稼動面.9cは耐火物9にお
ける侵食部である。
本発明の一実施例としての耐火物侵食位置計測装置は上
述のごとく構威されているので、次のように動作する. 常時、導線1−1と1−2間の絶縁抵抗R1■,導線1
−3と1−4間の絶縁抵抗R,。導線1−5と1−6間
の絶縁抵抗R■が、絶縁抵抗測定装置5により測定され
ている.センサSを耐火物9に設置した当初には、耐火
物9の厚さも侵食されておらず十分にあり、センサ設置
部の温度も低いので、絶縁抵抗測定装[5にて測定され
た絶縁抵抗R,,, R,。R■はほぼ無限大となって
いる。
述のごとく構威されているので、次のように動作する. 常時、導線1−1と1−2間の絶縁抵抗R1■,導線1
−3と1−4間の絶縁抵抗R,。導線1−5と1−6間
の絶縁抵抗R■が、絶縁抵抗測定装置5により測定され
ている.センサSを耐火物9に設置した当初には、耐火
物9の厚さも侵食されておらず十分にあり、センサ設置
部の温度も低いので、絶縁抵抗測定装[5にて測定され
た絶縁抵抗R,,, R,。R■はほぼ無限大となって
いる。
このような状態から、もし、第l図中の部分■内で異常
侵食が発生すると,この部分■にあるセンサ部つまり導
線1−1.1−2付近の温度が上?するため,各絶縁抵
抗R1■, Rff,, R5,は、第4図(a)に示
すように推移する。従って、部分lのみで耐火物9の侵
食が発生すると、絶縁抵抗Rエ2のみが低下し部分Iで
侵食が進んでいることが判明する。
侵食が発生すると,この部分■にあるセンサ部つまり導
線1−1.1−2付近の温度が上?するため,各絶縁抵
抗R1■, Rff,, R5,は、第4図(a)に示
すように推移する。従って、部分lのみで耐火物9の侵
食が発生すると、絶縁抵抗Rエ2のみが低下し部分Iで
侵食が進んでいることが判明する。
また、同様に、部分■内で異常侵食が発生した場合には
、第4図(b)に示すように、各絶縁抵抗R■2tR3
4が低下し、部分■内で異常侵食が発生した場合には,
第4図(c)に示すように、絶縁抵抗R1,, R3■
Roがすべて低下する。
、第4図(b)に示すように、各絶縁抵抗R■2tR3
4が低下し、部分■内で異常侵食が発生した場合には,
第4図(c)に示すように、絶縁抵抗R1,, R3■
Roがすべて低下する。
このような絶縁抵抗R■29 R34t RGGの推移
に基づいて、耐火物侵食量・侵食位置検出装置6により
、監視範囲内のいずれの部分I〜■で異常侵食が発生し
たのかを判定することができる。
に基づいて、耐火物侵食量・侵食位置検出装置6により
、監視範囲内のいずれの部分I〜■で異常侵食が発生し
たのかを判定することができる。
さらに、当然のことながら,測定装置5により測定され
た絶縁抵抗R1■, R,4, R,,の大きさは、各
部分!,II.Hの侵食の程度を示すことになる。
た絶縁抵抗R1■, R,4, R,,の大きさは、各
部分!,II.Hの侵食の程度を示すことになる。
即ち、第3図からも明らかなように、抵抗値が大きい場
合には温度が低く侵食量は少ない。一方、抵抗値が小さ
い場合には温度が高く侵食が進んで?ると判断できる。
合には温度が低く侵食量は少ない。一方、抵抗値が小さ
い場合には温度が高く侵食が進んで?ると判断できる。
このような判断を耐火物侵食量・侵食位置検出装置6に
合せて行なわせ、侵食の程度も判定する。
合せて行なわせ、侵食の程度も判定する。
一方、本実施例では、常時、導線1−1と1−7間の抵
抗R27が、断線検出装置7により測定されている。セ
ンサSに途中で断線等の異常がなく健全であれば、抵抗
R1■は数Ω〜数十Ω程度の低い値となっている。とこ
ろが、例えば、第5図に示すように、熱応力等によりセ
ンサS内の部分■の個所Pで導線1−1〜1−4.1−
7に断線が発生したとすると,当然、センサ異常検知用
金属体である導線1−1.1−7の両端間は導通しなく
なるので、第6図に示すように、抵抗Rエ7はほぼ無限
大になる。
抗R27が、断線検出装置7により測定されている。セ
ンサSに途中で断線等の異常がなく健全であれば、抵抗
R1■は数Ω〜数十Ω程度の低い値となっている。とこ
ろが、例えば、第5図に示すように、熱応力等によりセ
ンサS内の部分■の個所Pで導線1−1〜1−4.1−
7に断線が発生したとすると,当然、センサ異常検知用
金属体である導線1−1.1−7の両端間は導通しなく
なるので、第6図に示すように、抵抗Rエ7はほぼ無限
大になる。
従って、断線検出装W7により抵抗R■7を監視するこ
とで,センサSにおける熱応力等による断線や溶損の異
常が検知され、その検知結果に基づきセンサ異常警報器
8を動作させることができる。
とで,センサSにおける熱応力等による断線や溶損の異
常が検知され、その検知結果に基づきセンサ異常警報器
8を動作させることができる。
これにより、センサSの信頼性の判断やセンサSの取替
時期の判定が可能になる。
時期の判定が可能になる。
このように、本実施例の装置によれば、高温溶融物の流
れや熱応力等によって生じる耐火物の局部侵食の状況(
通常、位置の特定のできない小範囲で生じる)が,セン
サS自体の溶損ではなく、侵食により高温になることに
起因する絶縁物3の絶縁抵抗変化により検知されるので
、センサSの再利用,連続使用が可能になるほか、監視
範囲全域の任意位置において温度センシングを行なうこ
とのできる、コンパクトで安価なものが得られる.また
、本実施例の装置を、溶銑樋の耐火物や、その他高温炉
,耐火物容器等の耐火物に適用した場合には、検出装W
6により侵食量およびその侵食発生位置を確実に検知す
ることができ、耐火物の吹付補修,取替時期の判断や吹
付補修,取替位置の特定が確実に行なわれ、溶銑洩れに
よる大事故を未然に防止できるのみならず、補修を短時
間で完了できるなどの利点もある. さらに、本実施例の装置では、断線検出装置7により、
センサSにおける熱応力等による断線や溶損の異常が検
知されるので、センサSの信頼性の判断やセンサSの取
替時期の判定が可能になって、装置自体の信頼性が飛躍
的に向上する。
れや熱応力等によって生じる耐火物の局部侵食の状況(
通常、位置の特定のできない小範囲で生じる)が,セン
サS自体の溶損ではなく、侵食により高温になることに
起因する絶縁物3の絶縁抵抗変化により検知されるので
、センサSの再利用,連続使用が可能になるほか、監視
範囲全域の任意位置において温度センシングを行なうこ
とのできる、コンパクトで安価なものが得られる.また
、本実施例の装置を、溶銑樋の耐火物や、その他高温炉
,耐火物容器等の耐火物に適用した場合には、検出装W
6により侵食量およびその侵食発生位置を確実に検知す
ることができ、耐火物の吹付補修,取替時期の判断や吹
付補修,取替位置の特定が確実に行なわれ、溶銑洩れに
よる大事故を未然に防止できるのみならず、補修を短時
間で完了できるなどの利点もある. さらに、本実施例の装置では、断線検出装置7により、
センサSにおける熱応力等による断線や溶損の異常が検
知されるので、センサSの信頼性の判断やセンサSの取
替時期の判定が可能になって、装置自体の信頼性が飛躍
的に向上する。
なお、上記実施例では、導線1−1と1−7との先端同
士を接点1Aにて接続しセンサ異常検知用金属体を構成
しているが、例えば、第7図に示すように、導線1−2
にも接点1Bを介して導線1−8を接続してセンサ異常
検知用金属体を構成してもよい。この場合、導線間の絶
縁抵抗Rエ2は、導線1−1と1−2、又は、1−7と
1−8、又は、1−1と1−8、又は、1−7と1−2
の間で測定する一方、導線1−1と1−7、および、1
−2と1−8の導通状態により各導線の異常を判定する
.この第7図には、導線1−1.1−2に導線1−7.
1−8を付加した場合について示しているが、第1,2
図に示したセンサSの導線1−1〜1−6のそれぞれに
上述と同様にして導線を付加することにより,すべての
導線についての断線の検出が行なえ、より信頼性が向上
する。
士を接点1Aにて接続しセンサ異常検知用金属体を構成
しているが、例えば、第7図に示すように、導線1−2
にも接点1Bを介して導線1−8を接続してセンサ異常
検知用金属体を構成してもよい。この場合、導線間の絶
縁抵抗Rエ2は、導線1−1と1−2、又は、1−7と
1−8、又は、1−1と1−8、又は、1−7と1−2
の間で測定する一方、導線1−1と1−7、および、1
−2と1−8の導通状態により各導線の異常を判定する
.この第7図には、導線1−1.1−2に導線1−7.
1−8を付加した場合について示しているが、第1,2
図に示したセンサSの導線1−1〜1−6のそれぞれに
上述と同様にして導線を付加することにより,すべての
導線についての断線の検出が行なえ、より信頼性が向上
する。
また、上記実施例では,侵食判定用の導線が6本の場合
について説明しているが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
について説明しているが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
さらに、上記実施例では、導線1−1.1−7を同種材
質のものとしているが、異種金属で構或すれば、先端部
での温度に比例した熱起電力が得られ,温度情報を得る
ことも可能になる.また、上記実施例では、一対の導線
1−1〜1−6を3組そなえそれぞれをずらして配設し
てなるセンサSを用いた場合について説明したが、本発
明は、他のセンサ、例えば第8図に示すようなセンサS
1にも同様に適用できる。このセンサSiでは、保護管
2内での2本の導線がそれぞれ異なる長手方向位置で切
断され、導線1a,lbと導線1c,ldとに分断され
ている。そして、これらの導線1a,lb,2a,2b
のうち任意の2つの間の絶縁抵抗、即ち、金属線1a,
lc間の絶縁抵抗値Rac、金属線1c,lb間の絶縁
抵抗値Rbc、金属線1b,ld間の絶縁抵抗値Rbd
、以上の3種類の抵抗を、絶縁抵抗測定装置5により測
定し、その測定結果に基づいて耐火物9の侵食量および
その侵食発生位置を耐火物侵食量・侵食位置検出装W6
により判定するようになっている.さらに、センサSエ
内には、耐火物の監視範囲に亘り連続してセンサ異常検
知用金属体としての導線10が配設されており、この導
線10両端間の抵抗を断線検出装置7により監視するこ
とで、前述した実施例と同様に、センサSエの異常を検
知することができる。
質のものとしているが、異種金属で構或すれば、先端部
での温度に比例した熱起電力が得られ,温度情報を得る
ことも可能になる.また、上記実施例では、一対の導線
1−1〜1−6を3組そなえそれぞれをずらして配設し
てなるセンサSを用いた場合について説明したが、本発
明は、他のセンサ、例えば第8図に示すようなセンサS
1にも同様に適用できる。このセンサSiでは、保護管
2内での2本の導線がそれぞれ異なる長手方向位置で切
断され、導線1a,lbと導線1c,ldとに分断され
ている。そして、これらの導線1a,lb,2a,2b
のうち任意の2つの間の絶縁抵抗、即ち、金属線1a,
lc間の絶縁抵抗値Rac、金属線1c,lb間の絶縁
抵抗値Rbc、金属線1b,ld間の絶縁抵抗値Rbd
、以上の3種類の抵抗を、絶縁抵抗測定装置5により測
定し、その測定結果に基づいて耐火物9の侵食量および
その侵食発生位置を耐火物侵食量・侵食位置検出装W6
により判定するようになっている.さらに、センサSエ
内には、耐火物の監視範囲に亘り連続してセンサ異常検
知用金属体としての導線10が配設されており、この導
線10両端間の抵抗を断線検出装置7により監視するこ
とで、前述した実施例と同様に、センサSエの異常を検
知することができる。
また、第2図に示したものと同様の効果を素線数(導線
数)を減らして実現するために、第9図(a),(b)
に示すようなセンサS2も利用できる。
数)を減らして実現するために、第9図(a),(b)
に示すようなセンサS2も利用できる。
即ち、導線1−11.1−15によりセンサ異常検知用
金属体を構威し、これらの導体1−11,l−15間で
センサSの断線等の異常を検知するとともに、導線1−
11.1−12間、導線l−12.1−13間、導線1
−13.1−14間で絶縁抵抗を測定すれば、3領域で
の異常を検出することができる. [発明の効果] 以上詳述したように、本発明の耐火物侵食位置計測装置
によれば、耐火物の侵食状況を絶縁物の絶縁抵抗変化(
シャント抵抗の発生)により検知すべく、抵抗測定手段
を用いてセンサ内における複数の金属体の相互間の抵抗
測定結果に基づき、判定手段にて侵食量およびその侵食
発生位置を判定するとともに、センサ異常検知用金属体
の両端間の抵抗に基づき,センサ異常検知手段にてセン
サの異常を検知する構成としたので、センサ自体が破損
することはなく再利用,連続使用が可能になるほか、一
対の金属体を配設した範囲全域において温度センシング
を行なえるとともに、コンパクトかつ安価な構或で高精
度の監視を実現できる.従って、耐火物の吹付補修,取
替時期の判断や吹付補修,取替位置の特定を確実に行な
え,溶銑洩れによる大事故が確実に防止される効果があ
る。
金属体を構威し、これらの導体1−11,l−15間で
センサSの断線等の異常を検知するとともに、導線1−
11.1−12間、導線l−12.1−13間、導線1
−13.1−14間で絶縁抵抗を測定すれば、3領域で
の異常を検出することができる. [発明の効果] 以上詳述したように、本発明の耐火物侵食位置計測装置
によれば、耐火物の侵食状況を絶縁物の絶縁抵抗変化(
シャント抵抗の発生)により検知すべく、抵抗測定手段
を用いてセンサ内における複数の金属体の相互間の抵抗
測定結果に基づき、判定手段にて侵食量およびその侵食
発生位置を判定するとともに、センサ異常検知用金属体
の両端間の抵抗に基づき,センサ異常検知手段にてセン
サの異常を検知する構成としたので、センサ自体が破損
することはなく再利用,連続使用が可能になるほか、一
対の金属体を配設した範囲全域において温度センシング
を行なえるとともに、コンパクトかつ安価な構或で高精
度の監視を実現できる.従って、耐火物の吹付補修,取
替時期の判断や吹付補修,取替位置の特定を確実に行な
え,溶銑洩れによる大事故が確実に防止される効果があ
る。
また、センサにおける断線や溶損等の異常が検知される
ので、センサの信頼性の判断やセンサ取替時期の判定が
可能になって、装置自体の信頼性の飛躍的な゜向上を実
現できる効果もある。
ので、センサの信頼性の判断やセンサ取替時期の判定が
可能になって、装置自体の信頼性の飛躍的な゜向上を実
現できる効果もある。
第1〜6図は本発明の一実施例としての耐火物侵食位置
計測装置を示すもので、第1図はその全体構成図、第2
図(a)はそのセンサを示す縦展開断面図、第2図(b
)は第2図(a)のnb−mb断面図,第3図はその絶
縁物の特性を示すグラフ、第4図(a)〜(c)はその
動作を説明するためのグラフ、第5図はそのセンサ全体
の断線状態を示す縦展開断面図、第6図はその断線検知
時の動作を説明するためのグラフであり、第7図(a)
はセンサ異常検知用金属体の配置変形例を示すセジサの
縦展開断面図、第7図(b)は第7図(a)の■b−■
b断面図、第8図はセンサの変形例を示す縦展開断面図
、第9図(a),(b)はセンサの他の変形例を示すも
ので、第9図(a)はその縦展開断面図、第9図(b)
は第9図(a)の■b−■b断面図である. 図において、1−1〜1−6.1−11〜1−14,l
a〜1d一導S(金属体)、1−7.1−8.1−17
一導線(センサ異常検知用金属体)、2一保護管、3一
絶縁物、4−リード線、5一絶縁抵抗測定装置(抵抗測
定手段)、6・一耐大物侵食?・侵食位置検出装置(判
定手段)、7・・一断線検出装置(センサ異常検知手段
)、8・−センサ異常警報器、9一耐火物、9a一初期
耐火物面、9b・一実稼動面、9c−侵食部、10一導
線(センサ異常検知用金属体)、S,S■tSz−セン
サ。
計測装置を示すもので、第1図はその全体構成図、第2
図(a)はそのセンサを示す縦展開断面図、第2図(b
)は第2図(a)のnb−mb断面図,第3図はその絶
縁物の特性を示すグラフ、第4図(a)〜(c)はその
動作を説明するためのグラフ、第5図はそのセンサ全体
の断線状態を示す縦展開断面図、第6図はその断線検知
時の動作を説明するためのグラフであり、第7図(a)
はセンサ異常検知用金属体の配置変形例を示すセジサの
縦展開断面図、第7図(b)は第7図(a)の■b−■
b断面図、第8図はセンサの変形例を示す縦展開断面図
、第9図(a),(b)はセンサの他の変形例を示すも
ので、第9図(a)はその縦展開断面図、第9図(b)
は第9図(a)の■b−■b断面図である. 図において、1−1〜1−6.1−11〜1−14,l
a〜1d一導S(金属体)、1−7.1−8.1−17
一導線(センサ異常検知用金属体)、2一保護管、3一
絶縁物、4−リード線、5一絶縁抵抗測定装置(抵抗測
定手段)、6・一耐大物侵食?・侵食位置検出装置(判
定手段)、7・・一断線検出装置(センサ異常検知手段
)、8・−センサ異常警報器、9一耐火物、9a一初期
耐火物面、9b・一実稼動面、9c−侵食部、10一導
線(センサ異常検知用金属体)、S,S■tSz−セン
サ。
Claims (1)
- 一定間隔をあけて個々に独立配設された複数の金属体
と、前記複数の金属体の相互間に充填され高温状態にな
ると絶縁抵抗の低下する絶縁物とからなるセンサが、耐
火物の監視範囲に沿ってそなえられ、前記センサにおけ
る前記の各金属体の相互間の絶縁抵抗を測定する抵抗測
定手段と、該抵抗測定手段からの測定結果に基づいて前
記耐火物の侵食量およびその侵食発生位置を判定する判
定手段とがそなえられるとともに、前記耐火物の監視範
囲に亘り連続して前記センサ内に配設されるセンサ異常
検知用金属体と、該センサ異常検知用金属体の両端間の
抵抗に基づいて前記センサの異常を検知するセンサ異常
検知手段とがそなえられたことを特徴とする耐火物侵食
位置計測装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15559489A JPH0743283B2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 耐火物侵食位置計測装置 |
AU56105/90A AU616845B2 (en) | 1989-05-31 | 1990-05-30 | Refractory monitoring temperature sensor and refractory erosion location measuring device |
US07/744,833 US5158366A (en) | 1989-05-31 | 1991-08-13 | Refractory monitoring temperature sensor and refractory erosion location measuring device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15559489A JPH0743283B2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 耐火物侵食位置計測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0321834A true JPH0321834A (ja) | 1991-01-30 |
JPH0743283B2 JPH0743283B2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=15609443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15559489A Expired - Lifetime JPH0743283B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-06-20 | 耐火物侵食位置計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743283B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230120295A (ko) * | 2022-02-09 | 2023-08-17 | 엑셀로 주식회사 | 내화물 마모 감지 센서 및 시스템 |
-
1989
- 1989-06-20 JP JP15559489A patent/JPH0743283B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0743283B2 (ja) | 1995-05-15 |
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