JPH03218291A - 誘導電動機の制御装置 - Google Patents
誘導電動機の制御装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
。
07巻2号P161 『大容量誘導電動機の高性能制御
法』に示された従来のベクトル制御装置よりトルク分電
流指令、iq*と励磁分電流指令id9との発生過程ま
でを抜粋して示した誘導電動機の制御装置の構成を示す
ブロック図であり、図において、1は速度コントロール
手段、2は磁束設定手段としての磁束設定器、3は磁束
コントロール手段である。
差ΔNを速度コントローラ1によって増幅し、誘導電動
機の必要な発生トルクに相当するトルク分電流指令iq
*を発生する。また、磁束設定器2によって誘導電動機
内部に発生させる磁束の磁束指令値φ2′が出力され、
演算によって求められた内部磁束指定値φ2とつき合わ
されその磁束偏差Δφ2を磁束コントロール手段3によ
って増幅することにより誘導電動機の励磁電流に相当す
る励磁分電流指令id9が出力される。第4図はベクト
ル制御構成図を簡単化して示しているために記載してい
ないが、上記トルク分電流指令iq8と励磁分電流指令
id9とにより、誘導電動機の1次電流ベクトルlIの
振幅1乙1 1と位相θとが決定され、結果的に直流機
の他励システムと同等のベクトル制御が実現される。
ているので、ベクトル制御の軽負荷時においても励磁分
電流指令id゜が一定であるため力率が悪《、また、一
次電流振幅が太き《、運転効率が悪いという課題があっ
た。
もので、軽負荷時においても、同一トルクを出力する時
には銅損、鉄損共に従来の制御装置に比較して少な《か
つ、一次電流振幅幅が最小となるように電流ベクトルを
制御して高効率の運転が可能な誘導電動機の制御装置を
得ることを目的とする。
ール手段の入力として所定の時定数をもって変化する信
号を出力する積分手段と、前記積分手段の入力として一
定速度を検出する一定速度検出手段と、前記トルク分電
流指令iq3と励磁分電流指令id0との比が1となる
ように励磁分電流を調節する励磁分電流調節手段と、前
記一定速度検出手段と励磁分電流調節手段の出力を取込
み、結果を前記積分手段に与える乗算手段とをもって構
成したものである。
令iq9と励磁分電流指令id゛との比がIiq” /
id” l=1となるように励磁分電流idの指令値
を変更してフィードハック制御し、同一トルクを得るの
に一次電流振幅が最小の電流ベクトルとなるように動作
する。
、第4図と同一の部分は同一の符号をもって図示した第
1図において、4は速度偏差ΔNにより一定速度を検出
する一定速度検出手段としてのヒステリシス・コンパレ
ータ(以下、コンパレータ)、5はi q* / i
d *の比を求める除算手段としての除算器、6は除算
器5の結果がiq”/id”l>1の時に負出力、また
、iq”/id”l<1の時に正出力を発生する2値の
ヒステリシス・コンパレータ(以下、コンパレータ)、
7は乗算手段としての乗算器、8はある時定数を有する
積分手段としての積分器である。9は磁束指令値φ2′
の上下Il!リミッタである。
である。第2図は、同一トルク( T = const
=k−iq−id)を発生するiq/idの関係を示し
た説明図で誘導電動機の一次電流振幅i,l(=ノiq
2+id2)は同図C点で示すようにiq,’ict=
iのπ/4の場合が最小となることがわかる。ここで、
除算器5、コンパレータ6及び係数10を総称して励磁
分電流調節手段と呼ぶ。
と励磁分電流idとの相関関数を示す図である。
ンバレータ4にて、速度指令N1と実検出速度Nとの速
度偏差 ΔNがある範囲内に入っている場合には、定常
運転状態であると判断して除算器5によりトルク分電流
指令iq゜と係数Mを含んだ励磁分電流指令L d”
(=M−i d” )との比iq”/id’”を演算
して上、下限2値のコンバレータ6で以下の判定を行う
。すなわち、iq” /id” l<1の時には第2
図に示すように一次電流振幅1i,IはB点にあり、コ
ンレ 7F△ク6からは正が出力されて、乗算器7によってコ
ンパ1/一夕4の出力と乗算し正の出力を積分器8に出
力する。積分器8ではこの入力を積算しその後で正出力
を磁束設定器2の出力である磁束指令値φ2゜から減算
する。この演算制御は磁束コン1・ローラ3から見ると
、第3図に示すように内部磁束指定値φ,が減少したこ
とに等しく、結果としてその出力である励磁分電流指令
id゛ぱ減少する。こうして、l i q” / i
d”lは増加しその値が1にほぼ等しくなった状態でコ
ンバレータ6の出力が反転し、負出力を発生し、励磁電
流指令id9のそれ以」二の減少を抑える。また、iq
”/id’這〉1の時には、第2図に示すように、一次
電流振幅1i,lはA点にあり、逆の動作となる。また
、積分器8の時定数が、誘導電動機の2次回路時定数T
2より小であると磁束コントロール手段3の出力にフォ
ーシング項が過大に現われ、安定動作しないために積分
器8の時定数は2次回路時定数T2より十分太き《設定
される。このようにして除算器5の結果がliq’/i
d”l==F1に制御されると軽負荷時においては第2
図に示すように、一次電流振幅1j1 1がiqc=i
dcの同一トルク出力時において最小(C点)となるた
め、銅損も最小となる。また、定格の励磁分電流idよ
りも更に減少すると内部磁束も減少するため鉄損等も減
少方向となり高効率運転が可能となる。上下限リミッタ
9は、最終段の磁束基準に対し、上限は磁束設定器2の
出力となり実検出速度Nによる可変リミッタとして作用
し、誘導電動機の過励磁を防止する。又、下限値は不足
励磁による脱調を防止するための制限値として作用する
。
タンス係数Mは、以上のように作用し、出力トルクTは
鉄心の磁気飽和が無い場合、1・ルク電流iqと励磁分
電流jdの積に比例して、i q / i d = 1
の時にli.lが最小となるが、磁気飽和が一般的には
存在し、その影響を補償するため、第3図に示すような
相互インダクタンスの係数Mが設けられている。この理
由は、出力1〜ルクT oc i q・φ2で定常状態
においてφ2M−i dとなり、磁気飽和がなく係数M
が一定なら、上記説明(Tociq−id)が成立する
。又磁気飽和が存在し、該相互インダクタンスの係数M
が一定でなければ第3図に示すような係数Mの変化を励
磁分電流指令id1に乗じM−id”=id0゜とし、
第1図のid”とすることにより、該相互インダクタン
スの係数Mの変化の影響を補償して、Iiq” /id
”l=1とすることにより1111を最小とすることが
可能となる。
、加減速時のような大きな出力トルクが必要な場合には
、第1図に示すコンパレータ4の出力が零となり、積分
器8の電荷をある時定数(誘導電動機の2次回路時定数
T2より十分長い)で放電することにより、最終的には
、磁束設定器2の出力で磁束を発生するよう動作し、十
分な出力1〜ルクが得られることになる。
,6を用いた例について説明したが、これと同等の動作
をする機能素子であれば他の手段であってもよく、上記
実施例と同様の効果を奏する。また、コンパレター6は
人力の絶対値をとって片側のコンバレータとしても良い
。
ついて説明したが、ソフトウエア的にCPUの演算によ
って実行するように構成しても良《、上記実施例と同様
の効果を奏する。
の入力としての積分手段と、その積分手段としての一定
速度検出手段と、前記トルク分電流指令と励磁分電流指
令との比が1となるように励磁分電流を調節する励磁分
電流調節手段と、前記一定速度検出m手段と励磁分電流
調節手段の出力を乗算して結果を積分手段に入力する乗
算手段とをもって制御装置を構成したので、定常時にお
ける一定遠軽負荷時の高効率運転が可能となる他、加減
速時の過渡時にも自動的に磁束が強まり、十分な出力ト
ルクを得ることができる効果がある。
装置の一部ブロック構成図、第2図は同一トルク発生時
の電流ベクトル説明図、第3図は励磁分電流idと相互
インダクタンスMの相関図,第4図は従来の誘導電動機
の制御装置の一部ブロック図である。 図において、1は速度コントローラ(速度コントロール
手段)、2は磁束設定器(磁束設定手段)、3は磁束コ
ントローラ(磁束コントロール手段、4はコンパレータ
(一定速度検出手段)、7は乗算器(乗算手段)、8は
積分器(積分手段).5,6.10は励磁分電流調節手
段である.なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分
を示す。
Claims (1)
- 指示された速度と実検出速度との偏差として速度コント
ロール手段により増幅され出力される当該誘導電動機の
必要な発生トルクに相当するトルク分電流指令と、磁束
設定手段により設定された設定値との偏差として磁束コ
ントロール手段で増幅され出力される当該誘導電動機の
励磁電流に相当する励磁分電流指令とを夫々独立にベク
トル制御する誘導電動機の制御装置において、前記磁束
コントロール手段の入力として所定の時定数をもって変
化する信号を出力する積分手段と前記積分手段の入力と
して一定速度を検出する一定速度検出手段と、前記トル
ク分電流指令と励磁分電流指令との比が1となるように
励磁分電流を調節する励磁分電流調節手段と、前記一定
速度検出手段と励磁分電流調節手段との出力を乗算し、
該乗算結果を前記積分手段に入力する乗算手段とを備え
たことを特徴とする誘導電動機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013947A JPH07118960B2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | 誘導電動機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JPH07118960B2 JPH07118960B2 (ja) | 1995-12-18 |
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ID=11847402
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013947A Expired - Fee Related JPH07118960B2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | 誘導電動機の制御装置 |
Country Status (1)
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-
1990
- 1990-01-24 JP JP2013947A patent/JPH07118960B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113302832B (zh) * | 2019-06-25 | 2023-09-12 | 株式会社日立产机系统 | 电力转换装置 |
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