JPH0321663B2 - - Google Patents

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JPH0321663B2
JPH0321663B2 JP58081508A JP8150883A JPH0321663B2 JP H0321663 B2 JPH0321663 B2 JP H0321663B2 JP 58081508 A JP58081508 A JP 58081508A JP 8150883 A JP8150883 A JP 8150883A JP H0321663 B2 JPH0321663 B2 JP H0321663B2
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JP
Japan
Prior art keywords
fibers
metal fiber
gas flow
nonwoven fabric
metal
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58081508A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59211646A (ja
Inventor
Hisanori Shoji
Masao Kataoka
Shigehiro Oochi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP58081508A priority Critical patent/JPS59211646A/ja
Publication of JPS59211646A publication Critical patent/JPS59211646A/ja
Publication of JPH0321663B2 publication Critical patent/JPH0321663B2/ja
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、金属繊維糸条を気体流によつて良好
に開繊させ得る点に特徴を有する金属繊維不織布
の製造方法に関する。
[従来技術] 従来、有機高分子物質からなる繊維糸条の開繊
方法に関しては、多くの方法が提案されている。
たとえば、高速圧縮流体を利用してフイラメン
ト群を衝突板に衝突させながら衝突する位置の背
後より噴出する補助噴出流によつて開繊する方法
や、繊維を帯電させて電気的に反発させて開繊す
る方法などがある。
しかしがら、金属繊維の場合は、有機高分子物
質繊維と比重、導電性の点で著しく相違するもの
であつて、前者の方法では移動しにくく、さらに
衝突によつて繊維が交絡するという欠点があり、
また、後者の方法では開繊させることは不可能で
ある。
かかる欠点は、鉛繊維のような高比重でかつ柔
らかい繊維の場合には特に顕著に発生する。
また、金属流束に側面から流体をあてることに
よりウエツプを製造する方法もあるが、かかる方
法には次の〜のような欠点がある。
開放系で行なうために外乱の影響を受けやす
く開繊が不安定である。
繊維の落下速度が速い場合には、繊維束が全
体として一方向に移動するだけで単繊維間の間
隔拡大による開繊はできない。
流体の速度を大きくすると気流の乱れが激し
く、開繊が不安定である。
このような開繊の技術上の問題があつて、金属
繊維糸条よりなるムラのない均斉な不織布は得ら
れなかつたのが実状である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上述のような点に鑑み、溶融紡糸さ
れる金属繊維糸条を良好に開繊させ、ムラのない
均一な金属繊維不織布を製造することを可能にす
る金属繊維不織布の製造方法を提供せんとするも
のである。
[課題を解決するための手段] かかる目的は、金属繊維を筒中に導く工程、該
筒中に気体流を積極的に供給する工程、該筒中か
ら気体流を該金属繊維糸条に対して対称方向に吸
引し筒外に排出して該金属繊維糸条を開繊する工
程、および該金属繊維糸条を補集する工程とから
なる金属繊維不織布の製造方法とすることによつ
て達成される。
[作用] 本発明において、金属繊維とは、溶融紡糸、切
削方式などの方法で得られる金属製の長繊維、短
繊維をいう。特に長繊維状物に本発明の方法は効
果的である。
該金属繊維を構成する素材としては、鉛、アル
ミニウム、亜鉛、錫、鉄、銅などの上記紡糸が可
能なもの並びにこれら金属どうしあるいは他の金
属との合金、たとえば合金鋼などを挙げることが
できる。
次に、本発明の不織布の製造方法において特に
採用する金属繊維の開繊方法を図面により説明す
る。
すなわち、第1図において、ノズルより紡出さ
れた金属繊維糸条1を筒中に導き、気体流供給装
置2にて気体流を積極的に供給する。気体流供給
装置2の上部円周から下方に向つて気体流が噴出
されており、気体流と金属繊維糸条1との混合流
れが形成される。気体流供給装置2に連続して気
体流を金属繊維糸条1に対して対称方向に吸引す
る吸引装置3が設置されている。4は糸道ダクト
である。ここで、対称方向とは金属繊維糸条を中
心として該糸条の流れ方向に直交する円板上の
180゜反対方向の2つの向きを意味する。
この気体流供給装置2の出口から吸引装置3の
吸引面に向つて対称な気流が発生する。この流れ
に伴つて金属繊維糸条の単糸移動が発生、すなわ
ち吸引面に近い単糸は、より大きく移動するため
に全体として開繊することになる。
つまり、開繊機構上、気体流を金属繊維糸条1
とともに対称方向に吸引せしめることが必要条件
であるから、本発明は、気体流供給装置2と吸引
装置3の両者が作用して初めて効果を発揮するも
のであり、いずれか一方だけでは効果は得られな
い。
さらに所期の作用効果を惹起せしめるために、
気体流供給装置2出口での風速と、特に吸引装置
3の吸引面での吸引風速度を適正に選ぶ必要があ
る。吸引風速は、繊維の落下速度や繊度によつて
変更し、気流の乱れを起すことなく安定に開繊す
るように調整する。たとえば、繊維径が30〜40μ
の場合、落下速度が約7〜8m/秒の場合には吸
引風速を4〜6m/秒程度に選ぶことが望まし
い。
筒形状としては、中心に対して全対称な円筒状
にするのが装置の設計上も容易であり、また等方
的に吸引することも可能であるから特に好まし
い。吸引装置3の多孔板孔径の設計は、位置によ
る吸引風速の変動がなく、所望の風速が得られれ
ば特に問題ないが、孔径の小さい方が位置による
変動が少なくなるので1.5〜5mmが好ましい。
本発明の方法に用いられる上述の開繊装置は、
固化した繊維が自由落下する過程で空気抵抗によ
つて互いに絡みあつたりしない位置に設置するの
がより効果的であり、ノズル下30〜100cmの位置
に設けられるのが好ましい。
本発明の方法では一連の筒中で開繊が行なわれ
るので外乱の影響を受け難いという利点がある。
さらに、衝突板との衝突による開繊法ではないの
で、鉛繊維のように柔軟な金属繊維の場合に適用
しても、繊維が折りたたまれ絡み合うことがなく
良好に開繊できるという特徴を有する。
こうして開繊された金属繊維は、ネツト上等に
シート状に捕集された後、接着剤の付与等の従来
から不織布の製造法として知られている手法によ
つて不織布化されるものである。
[発明の効果] 以上述べた通りの本発明によれば、ムラの極め
て少ない金属繊維不織布が得られる。
本発明の方法によつて製造される不織布は、繊
維束が良好に開繊せしめられて得られていること
により、不織布形成時の繊維どうしの重なり回数
が多くなり、極めて密度が高い上に均一性に非常
に優れたシートとなる。
[実施例] 実施例 電気鉛を340℃で溶融し、孔数300のノズルより
N2ガス加圧下で大気中に紡出し、第1図の気体
流供給装置2、吸引装置3に導いた。このときの
糸の落下速度は約8m/秒であつた。気体流供給
装置2には圧空を約200/分供給し、吸引装置
3の吸引面において中央部の風速が約6m/秒に
なるように全面から等方的に吸引することによつ
て、鉛繊維糸条は良好に開繊した。
ノズル下部30cm、気体流供給装置2の入口での
繊維束の拡がりは直径約6cmであつたが、吸引装
置3を通過後、ノズル下2.5mでは直径約20cmに
まで広がつた。
次に、この繊維束を不織布化装置に導き、面密
度5Kg/m2の不織布を製造した。こうして得られ
た幅60cm、長さ100cmの不織布につき光透過法に
よりムラの状態を観察した。
第2図に、その観察結果をモデル図にして示
す。同図において光を通す薄い部分を斜線で示し
た。
第3図には、鉛繊維糸条を開繊させない場合
の、同様の観察結果を比較例としてモデル図にて
示した。
これらを比較して明らかなように、本発明の実
施例のものでは薄い部分の面積も小さくかつ数も
非常に少なく、不織布の均一性が大幅に向上して
いることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の金属繊維不織布の製造方法に
おいて使用される開繊機構の1例を示した斜視
図、第2図は本発明方法により得られた不織布の
透光状態をモデル的に示した図、第3図は比較例
により得られた不織布における透光状態をモデル
的に示した図である。 1:金属繊維糸条、2:気体流供給装置、3:
吸引装置、4:糸道ダクト、5:透光部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属繊維を筒中に導く工程、該筒中に気体流
    を積極的に供給する工程、該筒中から気体流を該
    金属繊維糸条に対して対称方向に吸引し筒外に排
    出して該金属繊維糸条を開繊する工程、および該
    金属繊維糸条を補集する工程とからなることを特
    徴とする金属繊維不織布の製造方法。
JP58081508A 1983-05-10 1983-05-10 金属繊維糸条の開繊方法 Granted JPS59211646A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58081508A JPS59211646A (ja) 1983-05-10 1983-05-10 金属繊維糸条の開繊方法

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JP58081508A JPS59211646A (ja) 1983-05-10 1983-05-10 金属繊維糸条の開繊方法

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Publication Number Publication Date
JPS59211646A JPS59211646A (ja) 1984-11-30
JPH0321663B2 true JPH0321663B2 (ja) 1991-03-25

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ID=13748294

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JP58081508A Granted JPS59211646A (ja) 1983-05-10 1983-05-10 金属繊維糸条の開繊方法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100540819B1 (ko) * 2001-07-18 2006-01-10 가부시끼가이샤유닉스 금속섬유 부직포 제조장치, 그 제조방법 및 적층알루미늄재의 제조방법
US8474115B2 (en) * 2009-08-28 2013-07-02 Ocv Intellectual Capital, Llc Apparatus and method for making low tangle texturized roving

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5620631A (en) * 1979-07-27 1981-02-26 Daicel Ltd Opening pretreating apparatus of continuous crimped fiber bundle
JPS5766139A (en) * 1980-10-03 1982-04-22 Teijin Ltd Yarn opening nozzle

Patent Citations (2)

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