JPS6218661B2 - - Google Patents

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JPS6218661B2
JPS6218661B2 JP53007066A JP706678A JPS6218661B2 JP S6218661 B2 JPS6218661 B2 JP S6218661B2 JP 53007066 A JP53007066 A JP 53007066A JP 706678 A JP706678 A JP 706678A JP S6218661 B2 JPS6218661 B2 JP S6218661B2
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JP
Japan
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air
jet
outlet
auxiliary
air suction
Prior art date
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Expired
Application number
JP53007066A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54101982A (en
Inventor
Setsu Akyama
Haruhiro Tanaka
Katsuhiro Tani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP706678A priority Critical patent/JPS54101982A/ja
Publication of JPS54101982A publication Critical patent/JPS54101982A/ja
Publication of JPS6218661B2 publication Critical patent/JPS6218661B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は溶融紡糸可能な高分子から直接法によ
つて目付の均斉な不織布を製造する方法に関す
る。 ポリエステル、ポリアミドなどの溶融紡糸可能
な高分子から溶融紡出されたフイラメント群をエ
ア・サツカーによつて牽引し、移動する捕集面上
に分散堆積するいわゆる直接法不織布の製造は以
前より提案され公知である。しかしながら、一般
に局所的な目付のバラツキが大きく、得られる不
織布の用途範囲も著しく限定されているのが実状
である。 直接法不織布における局所的な目付のバラツキ
はフイラメント群を牽引、搬送する高速噴流が失
速し、揺らぐことに原因があるものと考えられて
いる。すなわち、エア・サツカーから噴出した高
速噴流は捕集面上に至る間に、流れの巾を拡大す
ると共に減速(失速)し、それに伴つて噴流方向
と直角方向に乱れが増大する。したがつて、噴流
に乗つて運ばれたフイラメント群はこれらの乱れ
を遂次受けながら捕集面上に堆積されるため生成
するウエブはこの乱れと同じ程度の大きさ(通常
直径15〜50mm程度の円形)の単位での目付のバ
ラツキを生じることになる。 従来、目付の均斉なウエブを得る方法の一つと
して、噴流を一定のパターンで揺動して堆積のバ
ラツキを平均化しようとする試みもある。しか
し、このような方法は有効な方法ではあるが、機
械的な制約から揺動速度を高速にすることができ
ず、したがつて捕集面移動速度(コンベアー速
度)を高速にできない短所を有している。(一定
目付のウエブを得るためには揺動速度とコンベア
ー速度とは比例させなければならない)。このよ
うなことから高生産性を維持するためには非揺動
の製造方式望ましい。 従来、エア・サツカー以降で高速噴流の失速を
防止し不織布の均斉度を向上しようとする試みも
幾つか知られている。すなわち、エア・サツカー
のフイラメント案内路捕集面近く迄延長する方法
(特公昭42―27599号公報)、エア・サツカーと捕
集面の中間に更にもう1個のエア・サツカーを設
ける方法(特開昭51―35773号公報)等である。
前者は高精度を必要とするフイラメント案内路を
大型にしなければならないことから多大の設備投
資を必要とするばかりか捕集面上に形成されたウ
エブを乱し易い欠点を有する。また後者は高速噴
流の失速は減少できるものの追加したエア・サツ
カー入口付近での乱れの発生やエア・サツカー内
での噴流の合流による乱れの発生が加わることな
どからウエブの均斉度向上の効果が小さく、満足
するべき方法は未だ開発されていない。 本発明は生産性を低下することなく噴流の失速
を防止し、均斉度の優れた不織布を得る方法を提
供するものである。 一般に高速噴流を適用するときは、静圧が負と
なるために噴流は雰囲気を多量に吸い込み、風量
を増大しながら減速していくが、吹い込まれる雰
囲気の流れに乱れがあると、主噴流の乱れもそれ
ぞれ増加する。したがつて、このような乱れを防
止するためには噴流周囲はできるだけ自由空間と
しておき雰囲気の流れを妨害するような障害物は
できるだけなくする方が望ましい。たとえば噴流
強制的に壁面で囲み込み流れの拡大を押え失速を
防止しようとすると、そのために設けた種々のガ
イド等が雰囲気の流れを乱し、その結果ウエブの
均斉度の向上効果は減殺される。また、エア・サ
ツカー以降をできるだけ自由空間として、かつ噴
流の失速を防ぐ方法として、エア・サツカーの空
気量を増加する方法も考えられるが、高圧の圧搾
空気を用いなければならないことから製造コスト
が高くなることおよび空気量を増加することでフ
イラメントの牽引速度が速くなるために紡糸の糸
切が増すこと等工業化における大きな欠点を生ず
る。 本発明者等は上述の問題点を解決して均斉度の
優れた不織布を得るべく鋭意研究の結果、本発明
の方法に到達した。すなわち、本発明は溶融紡出
されたフイラメント群をエア・サツカーによつて
牽引し、移動する捕集面上に分散堆積する不織布
の製造において、エア・サツカー出口に近接して
実質的にエア・サツカー出口を囲む吹出口から補
助噴流を付加することを特徴とする。 本発明の方法によるときはエア・サツカーの出
口に近接した吹出ノズルから補助噴流を噴出され
ることにより糸切れ等のトラブルを伴うことな
く、かつ簡単な装置により高生産性でもつて局所
的な目付のバラツキの小さいしかも単糸分散の優
れた不織布を得ることができる。また、目付の均
斉度が優れることから電気絶縁材、濾材等に使用
して高強力かつ安定した性能を発揮することがで
きる。 以下、図面により本発明を説明する。第1図は
本発明の方法に使用する装置の1例を示す略図的
斜視図であり、第2図はエア・サツカー出口近辺
を拡大した縦断面説明図である。第1図におい
て、紡糸ノズル1から溶融紡出されたフイラメン
ト群2はエア・サツカー3で牽引、細化され、カ
ーテン状の高速なフイラメント群5となつて移動
する捕集面(コンベアーネツト)6上に堆積、捕
集され、ウエブ7を形成する。その際、本発明に
おいてはダクト4を経て導入された気流をエア・
サツカーの出口9に隣接して設けた補助噴流吹出
口8から補助噴流として噴出させるのである。 本発明は溶融紡糸可能な熱可塑性樹脂たとえば
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレ
フタレート・イソフタレート、ポリエチレンテレ
フタレート・ブチレンテレフタレート、ポリオキ
シエトキシベンゾエートのようなポリエステル、
ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリε―カプロ
ラクタムのようなポリアミド、ポリプロピレンの
ようなポリオレフイン等の他熱可塑性樹脂を2種
以上配合した樹脂等からの不織布製造に適用され
る。 エア・サツカーのフイラメント案内路の断面形
状は長方形でもまた円形であつてもよい。長方形
の場合は長辺の2辺に沿つて補助噴流を付加(噴
出)する。その際補助噴流は両辺から均等に噴出
するのが好ましい。円形の場合は円周全域に亘つ
て噴出するのが望ましい。なお、円形のフイラメ
ント案内路を用いる装置の1例を示したのが第3
図であり、3―a図は側断面図、3―b図は吹出
口の平断面図である。エア・サツカー3の出口9
からは通常1200〜18000m/分の噴流が噴出さ
れ、フイラメントの走行速度は1000〜6000m/分
に達する。エア・サツカーを出た噴流で牽引され
たフイラメント群は次第に減速しながら捕集面上
に堆積され、その際捕集面の走行速度を適当に調
節することによつて所定の目付のウエブを得るこ
とができる。 本発明における補助噴流の流速V2は流量等と
も関係するが通常エア・サツカーからの主噴流の
流速V1と同速以下であることが必要である。 V2がV1より大きくなると補助噴流が主噴流を
乱して目付の均斉度向上を得ることが困難とな
る。 特に好ましくは1/20V1<V2<2/3V1である。ま
た、補助噴流の流量Q2(フイラメント案内路が
長方形の場合は長辺2辺に沿つた補助噴流吹出口
から噴出される補助噴流の合計量)は吹出口の大
きさ、流速等とも関係するが通常エア・サツカー
からの主噴流の流量Q1の8倍以下であることが
好ましい。Q2が大きすぎるとエア・サツカーか
らの主噴流を乱して目付の均斉度向上を得ること
が困難となる。特に好ましくは1/3Q1<Q2<5Q1
である。 また、補助噴流の吹出口はエア・サツカー出口
に近接していなければならない。すなわち、第2
図において、0≦a≦30、0≦b≦50とするのが
望ましい。なお、エア・サツカーからの主噴流と
補助噴流とは平行であることが望ましいが、主噴
流の進行方向に対し補助噴流が30゜以内で交叉し
てもよい。この角度が大きいと合流点での乱れが
大きくなつてウエブ均斉度の向上は実現困難とな
る。 本発明における発明の思想は要するに主噴流
の失速を避けるために主噴流と同一方向に流れの
エネルギーを供給すること、主噴流自体が雰囲
気を吹い込む力に見合う量の整流された流れを供
給することにある。したがつて、過剰の供給は却
つて主噴流の乱れを生じることから望ましくな
い。 以下、実施例により本発明を説明する。なお、
目付のバラツキは次のようにして測定した。直径
20mmの試料100点をランダムに抜き取り各試料の
重量を実測して100点の目付バラツキをCV%で表
現した。 実施例 1 第1図と同様の装置を用い、下記製造条件にお
いて補助噴流の吹出ノズル、風速および風量を
種々変化させ、ポリエチレンテレフタレートから
巾200mm、目付100g/m2のウエブを形成し、次い
でエンボスカレンダー処理を行つて不織布を製造
した。その結果得られた不織布の目付バラツキを
表−1に示した。 製造条件 紡糸口金:80mm×200mm、300ホール 吐出量:300g/分 エア・サツカーのフイラメント案内路断面 :5mm×220mm エア・サツカー出口での主噴流速度:120m/
秒 エア・サツカー出口での主噴流流量:7.92m2
分 エア・サツカーと捕集面(コンベアネツト)間
の距離 :800mm コンベア速度:15m/分 補助噴流ノズル位置 :第2図においてa=0,b=0
【表】
【表】 その結果、補助噴流を噴出させた本発明の方法
により目付の均斉度が改善され、均一かつ優れた
物性を有する不織布が得られた。 実施例 2 第3図に示した円形断面のフイラメント案内路
を有するエア・サツカーを用い、ポリε―カプロ
ラクタムから下記条件により不織布を製造した。
なお、コンベア上に捕集してからエンボスカレン
ダーで処理し、幅約10cmの不織布とした。 製造条件 紡糸口金:直径80mm、100ホール 吐出量:100g/分 エア・サツカーフイラメント案内路断面 φ10mm エア・サツカー出口主噴流速度 150m/秒 エア・サツカー主噴流風量 1.2m3/分 補助噴流吹出口:外径φ26mm 内径φ16mm 補助噴流吹出口の補助噴流速度:50m/秒 補助噴量風量:1.6m3/分 エア・サツカーと捕集面間の距離:800mm 得られた不織布の目付のバルツキは6.3%であ
り、均斉度の優れた不織布であつた。一方、補助
噴流を噴出しない比較例は目付のバラツキが8.9
%であり、本発明の方法による目付の均斉度向上
効果は明らかであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する装置の1例を
示す略図的斜視図であり、第2図は第1図におけ
るエア・サツカー出口近辺を拡大した縦断面説明
図である。また、第3図は本発明の方法を実施す
る円形のフイラメント案内路を有する装置の1例
を示したものであり、3―a図は側断面図、3―
b図は吹出口の平断面図である。 1:紡糸ノズル、2:フイラメント群、3:エ
ア・サツカー、4:ダクト、6:捕集面(コンベ
アーネツト)、7:ウエブ、8:補助噴流吹出
口、9:エア・サツカー出口、10:気流送入
口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶融紡出されたフイラメント群をエア・サツ
    カーによつて牽引し、移動する捕集面上に分散堆
    積する不織布の製造において、エア・サツカー出
    口に近接して実質的にエア・サツカー出口を囲む
    吹出口から補助噴流を付加することを特徴とする
    不織布の製造方法。 2 補助噴流が下記(1)および(2)の条件を満足する
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 V2≦V1 (1) Q2≦8Q1 (2) 但し、V1:エア・サツカー出口の主噴流流速 V2:吹出口の補助噴流流速 Q1:エア・サツカー出口の主噴流流量 Q2:吹出口の補助噴流流量
JP706678A 1978-01-24 1978-01-24 Nonwoven fabric production Granted JPS54101982A (en)

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JPS54101982A JPS54101982A (en) 1979-08-10
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WO2021132411A1 (ja) * 2019-12-23 2021-07-01 東レ株式会社 スパンボンド不織布、フィルター積層濾材、プリーツフィルター用濾材およびプリーツフィルター

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US4340563A (en) * 1980-05-05 1982-07-20 Kimberly-Clark Corporation Method for forming nonwoven webs
JP5238394B2 (ja) * 2008-07-31 2013-07-17 ユニ・チャーム株式会社 吸収体の製造装置及び製造方法
JP5386123B2 (ja) * 2008-07-31 2014-01-15 ユニ・チャーム株式会社 吸収体の製造装置及び製造方法

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