JPH0321496B2 - - Google Patents

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JPH0321496B2
JPH0321496B2 JP56207453A JP20745381A JPH0321496B2 JP H0321496 B2 JPH0321496 B2 JP H0321496B2 JP 56207453 A JP56207453 A JP 56207453A JP 20745381 A JP20745381 A JP 20745381A JP H0321496 B2 JPH0321496 B2 JP H0321496B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
clinker
dedicated
air supply
blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP56207453A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58110453A (ja
Inventor
Kyoichi Shibuya
Toshihiro Naka
Takeshi Ogawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Cement Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Cement Co Ltd filed Critical Sumitomo Cement Co Ltd
Priority to JP20745381A priority Critical patent/JPS58110453A/ja
Publication of JPS58110453A publication Critical patent/JPS58110453A/ja
Publication of JPH0321496B2 publication Critical patent/JPH0321496B2/ja
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、セメント製造に用いられるグレー
ト式エアクエンチングクーラに関する。
従来より、第1図に示されるグレート式エアク
エンチングクーラ(以下、AQCと略称する)が
知られている。このAQCは、ロータリキルン1
から排出される高温のセメントクリンカーを固定
格子板2…と進退運動する可動格子板3…とによ
つて排出ホツパ4へ移送するとともに、格子板
2,3の下方の送気室5…から、格子板2,3に
穿設された通気孔(図示せず)を通してクリンカ
ーに空気を吹きつけ、冷却するものである。そし
て、前記送気室5…はクリンカーの移送方向に対
して直角に複数の仕切板6…で仕切られ、この仕
切られた複数の送気室5…にそれぞれ適当量の空
気をブロア7…で送給し、クリンカーを適切な冷
却速度で冷却するように構成されている。
ところで、このように構成されたAQCでは、
ロータリキルン1から排出され、格子板2,3上
に堆積されるクリンカーに粒度の差異が生ずる。
すなわち、第2図に示すように、キルン1が時計
方向廻りに回転しつつ、クリンカーAを格子板
2,3上に落すため、格子板2,3のキルン1回
転方向側には細粒のクリンカーAが堆積し、反対
側には粗粒のクリンカーAが堆積し、格子板2,
3上のクリーンカーAにはAQCの巾方向に粗密
の差が生ずる。また、堆積されるクリンカーAの
層厚にもバラツキが生ずる。このように、格子板
2,3上に均一にクリンカーAが堆積されないた
め、各送気室5…より適切量の空気を送給して
も、粗粒のクリンカーAが堆積した格子板2,3
や堆積量の少ない格子板2,3に空気が集中して
流れ、クリンカーAが均一に冷却されなくなる。
このため、時として赤熱状態のクリンカーAが排
出ホツパ4まで移送されることがあつた。また、
クリンカーAの流動化の状態にもばらつきがあ
り、移送効率が悪くなることもあつた。さらに、
冷却の遅いクリンカーAを移送する格子板2,3
は、格子板自体の焼損が激しいなどの不都合もあ
つた。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、
格子板上に不均一に堆積されたクリンカーを均一
に効率よく冷却することのできるAQCを提供す
ることを目的とし、固定格子板にそれぞれ専用送
気室を付設し、それぞれの固定格子板毎に適当な
風量を送給できるようにしたことを特徴とするも
のである。
以下、図面を参照してこの考案を詳しく説明す
る。
第3図ないし第5図はこの発明のAQCの一実
施例を示すもので、第1図および第2図と同一構
成部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。
この例のAQCでは、それぞれの固定格子板2
…の下方に、これと一体に専用送気室8…が付設
されている。そして、この専用送気室8…には、
専用送気室8…用の一基のブロア9(送風機)か
らの空気を一本のヘツダ10(主送気管)を介し
て専用送気室8…に導く送気パイプ11…と、固
定格子板2…の通気孔(図示せず)から落下する
クリンカーダストを排出するクリンカダスト排出
パイプ12…が接続されている。また、送気パイ
プ11…には、専用送気室8…に送る空気の風量
を調節する弁13…(後述する電動弁15…と同
一のもの)が設けられ、クリンカーダスト排出パ
イプ12…には、送気パイプ11…からの空気の
漏れを防止し、かつクリンカーダストを自動的に
排出する開閉自在のダンパ14…が設けられてい
る。そして、可動格子板3…は、従来のAQCと
同様に送気室5…と連通されていて、送気室5…
からの空気がクリンカーAに吹きつけられるよう
になつている。
また、第5図に示すように送気パイプ11…に
は、送気パイプ11の送気量を調節する電動弁1
5…(第3図および第4図に示した弁13と同一
のもの)…が設けられ、さらに、固定格子板2…
の温度を測定する測温センサ16…と専用送気室
8…内の空気圧を測定する圧力センサ17…とこ
れら温度センサ16…、圧力センサ17…の温度
信号および圧力信号により電動弁15…の開度を
調節する制御回路18…とが設けられている。
このような構成のもとにこのAQCでは、固定
格子板2…上のクリンカーAの温度が測温センサ
16…で測定され、専用送気室8…内の空気圧が
圧力センサ17…で測定され固定格子板2…上の
クリンカーAの粗密および層厚が求められ、これ
ら温度と空気圧の信号は制御回路18…に送られ
る。制御回路18…では、これら信号に基づいて
電動弁15…の開度を制御する制御信号が発信さ
れ、これを電動弁15…に送り、電動弁15…の
開度を制御する。したがつてこのAQCにあつて
は、固定格子板2…に堆積したクリンカーAの温
度、粗密、層厚等によつて、それぞれの専用送気
室8…に送給する空気量を電磁弁15…(弁13
…)の開度の制御により自動的に調節し、それぞ
れの固定格子板2…に適した空気量を固定格子板
2…からクリンカーAに吹き付けることができる
ので、クリンカーAの移送方向における各所にお
いて不均一に堆積したクリンカーAを、適切な冷
却速度でしかも自動調節により均一に冷却するこ
とができる。
また、第6図に示すように、専用送気室8…内
の圧力PS2を送気室5…内の圧力PS1より大きく
すれば、同図aに示したように可動格子板3…と
固定格子板2…との重なりが小さい時に固定格子
2…からの高圧PS2の空気が多量に吹きつけら
れ、クリンカーAの冷却が促され、同図bに示し
た可動格子板3…と固定格子板2…の重なりが大
きい時には、重り合う格子板2,3によつて空気
量が減少し、クリンカーAの冷却が少なくなる。
この繰り返しによつて、クリンカーAの冷却効率
が上がるとともにクリンカーAの流動化が促進さ
れ、クリンカーAの移送効率も向上する。
以上説明したようにこの発明のAQCは、クリ
ンカーの移送方向に配列された複数または全部の
固定格子板に専用送気室をそれぞれ配設し、しか
も専用送気室への空気の送給量をクリンカーの状
態に応じて自動的に制御し得る機構を設けたもの
であるので、供給されるあるいは移送されるクリ
ンカーの状態に応じて、各所における専用送気室
において空気の送給量をそれぞれ適切に調節する
ことができ、したがつてクリンカーの流動化を促
進してクリンカーの移送効率を向上することがで
きる。また、このように専用空気室各所において
適切な空気量を送給できることから、送風機から
送給する全体としての空気量を少なくすることが
でき、よつて消費エネルギーの効率化を図ること
ができる。また、格子板の焼損を防止して格子板
の耐用時間を延長することができ、さらに無人化
運転にも十分対応することができるものとなる。
また、専用送気室の全てに送風を行うための送
風機を一基設け、かつ該送風機からの風を上記専
用送機室に導くための主送気管を一本設けて、該
主送気管より枝分かれしてなる複数の送気パイプ
を介して全ての専用送気室に上記送風機からの空
気を送給するようにしたので、例えば工場などに
おいてこのエアクエンチングクーラを並列して設
置する場合に、単一の送風機および主送気管を用
いていることから設置面積を小さくすることがで
きる。
さらに、送風機および主送気管が単一であるこ
とから、これらをエアクエンチングクーラの遠く
に配置することが可能であり、例えばエアクエン
チングクーラを設置した部屋と別の部屋に配置す
ることも十分可能である。そして、このように送
風機および主送気管をエアクエンチングクーラの
遠くに配置することにより、これらがエアクエン
チングクーラによつて加熱されることが防止さ
れ、例えば夏場などエアクエンチングクーラの近
傍が50〜70℃程度の高温環境になるにもかかわら
ず、これら高温環境の空気を取り入れることな
く、通常の環境における25〜30℃程度の空気を取
り入れて専用空気室に送給することができる。し
たがつて本願発明のエアクエンチングクーラによ
れば、特に夏場でも設置環境に影響されることが
少なく、これにより冷風を安定して専用送気室に
送給することができ、よつて冷却効果を高めて製
造するクリンカーの品質を安定させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のAQCの概略構成
を示す縦断面図および横断面図、第3図ないし第
5図はこの発明のAQCの一実施例を示す図であ
つて、第3図は縦断面図、第4図は横断面図、第
5図は要部断面図、第6図はこの発明のAQCの
冷却状態を示す説明図である。 2……固定格子板、3……可動格子板、8……
専用送気室、9……ブロア、10……ヘツダ、1
1……送気パイプ、13……弁、15……電動
弁、A……クリンカー、16……測温センサ、1
7……圧力センサ、18……制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 固定格子板、可動格子板、送気室を有し、高
    温のクリンカーを移送しつつ冷却するグレート式
    エアクエンチングクーラにおいて、複数または全
    部の固定格子板にそれぞれ専用送気室を付設し、
    これら専用送気室の全てに送風を行うための送風
    機を一基設け、該送風機からの風を上記専用送気
    室に導くための主送気管を一本設け、該専用送気
    室への送気風量を調節する弁を設け、さらに、こ
    れら専用送気室の空気圧を検出する圧力検出器
    と、上記固定格子板の温度を検出する温度検出器
    と、これら圧力および温度によつて上記弁の開度
    を制御する制御回路とを設けたことを特徴とする
    グレート式エアクエンチングクーラ。
JP20745381A 1981-12-22 1981-12-22 グレ−ト式エアクエンチングク−ラ Granted JPS58110453A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20745381A JPS58110453A (ja) 1981-12-22 1981-12-22 グレ−ト式エアクエンチングク−ラ

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JPS58110453A JPS58110453A (ja) 1983-07-01
JPH0321496B2 true JPH0321496B2 (ja) 1991-03-22

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